「男なら男らしくしろ」「女房、子どもを泣かすのか」。東京のある教師は、卒業式の「君が代」斉唱時に立てと強いる校長から、何度も脅されました。
胸中をかけ巡る怒り、無力感。ついに起き上がれなくなって入院しますが、医師にも迫られます。起立するか。辞めるか。相談にかけこんだ先が、精神科医の野田正彰さんです。野田さんのもとに、同様の相談が相次ぎました。
「君が代」の伴奏を強いられた音楽教師は、ストレスのあまり胃から出血し緊急入院。動脈の8カ所で止血を施すほどの重症でした。良心の自由と強制の間で苦しむ心の危機を、「君が代症候群」とよぶ野田さん。大阪の教育基本条例案に反対するアピールの、よびかけ人でもあります。
条例案は、橋下知事が求める「独裁」の教育版です。翻訳家の池田香代子さんは当初、条例案を「ばかばかしい」とみなしていたそうです。が、心のどこかにおりのようにひっかかる。とある機会に全文を読み、正体を知ります。
条例の7割を「問題教師」の排除に割く。上意下達と監視の義務づけ。首長や議会は民意の代表だからと、政治が教育に乗り出す…。ドイツとかかわりの深い池田さんは、省みます。かつて多くの人が“あんなばかばかしい連中が政権などとれるはずがない”と高をくくり、ナチスの政権とりを助けた。同じく自分も条例案を軽くみていた、と。
昨年春から、橋下流のやり方を「ハシズム」とよんでいた池田さん。もちろん、アピールのよびかけ人です。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-20/2011112001_06_0.html
【私の論評】何を血迷っているのかさっぱり理解できないこの潮流?!!ネット上ではお笑いネタに過ぎない、この感性?
上の内容は、『今日の潮流』という共産党のサイトに掲載されていたエッセイです。私は、共産党のサイトに掲載されているものは、客観的なデータ以外はこのブログでも、掲載したことがありませんが、本日は思わず、掲載してしまいました。
そうして、この話私自身どう考えても、まともではないし、お笑い種にしかならないと思ってしまいました。いまどき、こんな論調で、納得する化石みないな人なんているんでしょうか?
そう思って、サイトをみてみたら、痛いニュースという2chのまとめサイトにも掲載されていて、2chの内容や、それを読んだ人たちのコメントが掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1678411.html
このサイトでの他の人々の反応も似たようなもので、私の感覚はとくにおかしくもなんともない、当たり前のものだと思いました。
それにしても、「君が代症候群」なんて、こんなの病気といえるのでしょうか?自分の国の国家の伴奏を演奏することが病気の原因なんて、責任転嫁もはなはだしいといわざるをえません。最近、こういう新しいタイプの欝が流行っていることを昨日のNHKのクローズアップでも報道していました。
何でも、会社で些細な当たり前のようなことで、特に厳しくもなく普通に上司にしかられて、欝状態になり、会社に出ずに、何日か家にいるにもかかわらず、夜になると、友人と飲みにいって、ワイワイやるという症状だそうです。
欝病の症状は、一度欝状態になれば、どんな場合でも、欝に陥っている場合は、欝状態が続き、飲みに行って、ワイワイするなどということはあり得ないものでした。しかし、最近は、そうではない新種の鬱病があるそうです。
しかし、私自身は、これは、本当に病気なのかどうか疑わしいと思っています。この番組の中では、この種の患者は、たいてい責任の所在は、自分にない思っており、どんなことでも、人のせいだとするようです。この考え方は、従来の方法なかなか直らなようで、患者同士のグループディスカッションをさせるそうです。そうして、他の患者から自分自身に責任があることを指摘されて、はじめて気付くということが多いそうです。
最近は、親や学校の先生が子供を叱ることが少なくなったったためでしょうか、いわゆるガラスの神経を持った若者が多いといわれています。このガラスの神経を持った若者の、行き着く先が、新種の鬱病なのかもしれません。
「君が代」の伴奏を強いられた音楽教師は、ストレスのあまり胃から出血し緊急入院。動脈の8カ所で止血を施すほどの重症などとして、さらに、良心の自由と強制の間で苦しむ心の危機を、「君が代症候群」などとして、病気扱いするのは完全な間違いであり、異常であり、異様なことだと思います。はっきりいわせていただければ、滑稽でさえあります。
この馬鹿教師の新型鬱病を治療するには、生半可なことではすまないと思います。あの、時計仕掛けのオレンジにでてきた、主人公のアレックスの暴力的な性向を直すための治療を施したらいかがでしょうか?
そうです。拘束服をつけさせ、椅子に固定して、目も強制的に開けた状態で、目が乾燥しないように、点眼しつつ、君が代の曲を流し、画面には、日章旗がたなびく動画を流し続けるとか・・・・・・・・。
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時計仕掛けのオレンジで治療を受けるアレックス |
新型欝病の高校教師の洗脳にもちいるべき動画?
この映画、ファンもかなり多いようですから、ご覧になった方もいると思います。私は、このアレックスを自分のアバターとして、使用していたこともあるくらいですから、当然この映画は何度もみていますし、DVDもっています。初めて見たときのインパクトはすごかったです。確か、高校生の時分にみたと思います。
詳しくは、この映画をみていただくに限りますが、この映画では、とにかく、乱暴もので暴力は振るうわ、強姦はするはの、アレックスのこの性向を直すための治療が施されます。そうして、いろいろ、経緯はあるものの、最終的にアレックスはもとの性向に戻ってしまうところで、この映画は終わります。
この結論から、映画監督であるスタンリー・キューブリックがいいたかったことは、結局人間は、こうした暴力的な側面などがなければ、人間ではなくなってしまうということだと思います。私自身も、層思います。無論、暴力的側面を悪い方向に使えば、大変なことになってしまいますが、良い方向に使えば、より人間らしく生きられると思います。
上の記事があまりにも馬鹿馬鹿しいので、「時計仕掛けのオレンジ」の例まで出してしまいましたが、ここまで書いて、はたと気付いたことがあります。
そうです、上の音楽教師は、戦後60年間のアメリカによる日本の弱体化政策、さらには、左翼による弱体化政策の一環として、アレックスのように洗脳を受けたのではないかということです。無論、上記のように、映画や音響でではなく、言葉や、文章や、その他で、結果としてアレックスのような洗脳を受けたのだと思います。
そういう意味あいでは、教師も犠牲者なのかもしれません。終戦後が、これだけ時間が経過しているにもかかわらず、本当にバーチャルリアリティーのようなおかしな状態が続いています。このバーチャルから決別した人にとっては、悪影響を受けることも少ないですが、それに浸っている人は、だんだん精神が病んでくるのは当たり前のことかもしれません。しかし、子供なら別として、大人ならば、自分の精神と、肉体はまずは、自分で守るように心がけるべきと思います。
それにしても、左翼の連中は、歴史的事実もゆがめてしまいます。そもそも、歴史を知りません。知ろうともしていません。
橋下さんをヒトラーになぞらえるとは、噴飯ものです。上のコラムを書いた人は、歴史に学ばないから、ヒトラーの本質も判っていないと思います。確かにナチスドイツのヒトラーならびに幹部は、ユダヤ人の大量殺戮をしたということで、犯罪者です。
しかし、ドイツが戦争に突入することに踏み切らせたのは、第一次世界大戦の戦勝国でもあります。これらの国々は、第一次世界大戦で蒙った被害に関して、ドイツに対して法外な賠償金を請求しました。これは、ドイツ人からすれば、第一次世界大戦など、国同士のパワーオブバランスによる争いの一環であるに過ぎないものであり、法外で理不尽なものと写りました。これが、ナチスドイツを台頭させる大きな原因にもなっています。
それに、ヒトラーが権力を獲得するまでの権力闘争は、すざまじいものがあります。それこそ、政敵を葬った
長いナイフの夜とか、有力ユダヤ人を葬った
水晶の夜といわれた、大量虐殺があったことなども知らないのだと思います。こんな人間を橋下さんと比較するなど、とても正気の沙汰とは思えません。これは、橋下さんに対する立派な、侮辱であり、名誉毀損だと思います。
上の高校教師やコラムニストのように、歪んだ頭では、こんなことも理解できず、そうして、日本の歴史も知らず、全く見当違いのことで、ガラスの神経がすぐに壊れてしまうのでしょう。共産党いっとき、派遣問題などの高まりで、プロレタリア作家の小林多喜二の『蟹工船』などが、若者に売れるようになり、多少人気が上向いたこともあったようですが、上のような化石のようなコラムを掲載するようでは、もう、焼きがまわっています。今の若者には、ドン引きされるだけでしよう。
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