2011年4月2日土曜日

被災地の流言飛語、悪質デマの事例、日刊紙まで加担!!―【私の論評】少なくとも、殺人、強盗事件は必ず報道されるはず!!やはり、海外の見方が正しかった!

被災地の流言飛語、悪質デマの事例、日刊紙まで加担!!


被災地でのデマが問題になっています。銀行の金庫の扉がの鍵が、効いていなかったようで、そのお金が紛失したなどというニュースはありましたが、殺人とか、強盗、強姦のニュースは流れていません。実際に、私はも、Googleで、殺人・強盗などのキーワードて検索してみましたが、被災地外ではそのような事例も発生していましたが、被災地ではありませんでした。それに、あったにしても、普段よりもかなり少ないような印象を受けました。

しかし、私自身も、仙台に住んでいる人のブログや、その他のツイッターでこの種の話が掲載されているのを目撃したことがあります。この文明国の日本にあって、少なくとも、殺人事件とか、強盗事件、強姦事件があったとすれば、すぐには報道されなくても、いずれは報道されるはずなのに、いつまでも報道されません。これは、本当かどうか非常に疑わしいと思っていましたが、やはり、これらはすべてデマだったようです。

これを否定するニュースとしては、以下のようなものがありました。

震災絡みの悪質デマを公表…警察庁、立件も視野(4月1日読売新聞)

東日本大震災に絡むデマや根拠の不確かな情報が広まっているとして、警察庁は1日、インターネットや口コミで出回っている流言飛語の一部を公表した。

ネット掲示板などに掲載された悪質なデマ28件については、3月31日までに警察からサイト管理者に削除要請を行った。

「仙台市郊外で商品の略奪が横行」。宮城県内の避難所などで同様の風評が広がりネット掲示板でも書き込みが相次いだが、実際には名指しされたショッピングモールに窃盗などの被害はなかった。こうしたデマは口コミやチェーンメールのほか、存在しない新聞社名でネットに書き込まれたりして広がる。具体的な地名や店名を交えているために信用されやすく、警察や県庁に事実確認の問い合わせも複数寄せられている。

被災地の県警ではデマで名指しされた地域を重点的にパトロールし、被災者の安心感の確保に努めている。また、故意に誤情報を流した人物を特定すれば名誉毀損きそんや業務妨害容疑での立件も視野に捜査するという。

【地震】被災地では殺人・強盗事件ゼロ 警察庁(4月1日 ANNニュース)

東日本大震災の被災地で震災後、殺人、強盗、強かんなどの凶悪事件の認知件数がゼロだったことが分かりました。

警察庁によると、震災の主な被災地となった岩手、宮城、福島の3つの県で、震災の発生した先月11日以降、殺人事件や強盗事件が数件確認されていますが、いずれも被災地とは離れた場所での犯行だったということです。インターネットや携帯電話の掲示板などで「被災地では性犯罪や略奪が多発している」などのデマや根拠のない書き込みが相次いでいて、警察庁は、無責任なうわさやチェーンメールなどに惑わされないように注意を呼びかけています。

殺人などをあったとするものでは以下のようなものがありました。

現実から逃亡する菅亡国政権((日刊ゲンダイ2011年3月30日掲載)(文中の太文字は、ブログ管理人が付加)
東北の被災地では、夜な夜な、強盗、窃盗、略奪が横行中――。「まさか」と思う人が多いだろう。NHKも朝日新聞もそんなニュースを報じていない、と。しかし、現実なのである。東北に関する小説が多い作家の相場英雄氏がこんな話をする。

「三陸の港町の知人に、“救援物資は何がいい?”と電話で聞いたら『金属バット』という答えでした。被災地の子どもたちが三角ベース野球でもしたいのかと思ったら、『違う違う、暴漢対策だ』と。びっくりしました。マスコミ報道では伝えられていませんが、治安はかなり悪化していて、殺人事件も起きている。避難所に行くのを遠慮して、半壊した自宅にとどまっているお年寄りは、夜、枕元に出刃包丁を置いて寝ているそうです」

電気も水道もない傾いた自宅で、物資も満足に届かない中、寒さに震え、さらに強盗に怯えて真っ暗な夜を被災民は生きているのだ。宮城県警は、地震後、県内で発生した窃盗事件の被害総額が1億円に達したと発表した。原発のある福島県でも同じことが起きている。

「無人の地」と化した原発周辺20キロ内の被災民は、自宅に貯金通帳や家財道具を取りに帰りたくても帰れない。盗難多発のウワサが広まり、ついに福島県警が特別のパトロール隊を結成したほどだ。

そのひとつ、福島・双葉町の住民は役場ごとそっくり「さいたまアリーナ」へ移住し、30日からは埼玉・加須市の廃校に再移転させられる。故郷には自宅も財産も農地も残っているが、放射能で近づけない。いつになったら、故郷に帰れるのかも分からない流浪の生活を強いられるのだから、むごい話だ。

強盗、略奪はほんの一面。被災地を苦しめる話はそれだけじゃない。

被災地を取材しているフォトジャーナリストの森住卓氏はこう話す。

「原発から40キロの福島県飯舘村では放射能で土壌が汚染されているため、村から『田畑を耕すな』という指示が出ている。そろそろ米の作付け準備の時期。10日も遅らせられないのに、田んぼに手が付けられない。補償の話もない。土壌汚染だから、今年だけで終わるのか分からない。農家の人は将来が不安で眠れないと言っていました」

巨大地震と津波から20日になろうとしてるのに、被災民に「安全」も「安心」も与えられない。経済大国が聞いて呆れるオソマツ政府だ。

「3日前、岩手県の陸前高田市の小さな避難所に行きましたが、いまも相変わらず1日2食。震災から2週間以上経ったのに食料が足らず、被災者はストレスがどんどんたまっている。家族を失った喪失感も高まる頃で、限界に達してきています」(森住卓氏=前出)

CM解禁に踏み切ったテレビや新聞は、悲惨な映像を控え始め、あえて支援の美談や被災地の卒業式風景を集めて報じている。だが、そのウラでは今も何倍もの不幸が進行中なのだ。

【私の論評】少なくとも、殺人、強盗事件は必ず報道されるはず!!やはり、海外の見方は正しかった!
上の日刊ゲンダイの記事、酷すぎますね。菅政権を批判したければ、上記のような、デマを助長するような内容でなくても、いくらでも、つつきどころがあるというのに、なぜ、正統な糾弾の仕方をせずに、デマなど流用したのでしょうか?どうしようもないです。やはり、伝聞を伝聞としてそのまま、報道してしまったという最悪のパターンなのだと思います。報道人としては、最低の所業だと思います。

それに、他のブログなどで見た、外国人の強盗なども酷いものです。私は、外国人参政法案などには、大反対ですが、日本では、外国人の人権も十分に認められ、外国人擁護法案などいまさら必要がないと思っているくらいです。外国人にも別け隔てなく、救済の手を差し伸べる日本で、何も外国人がわざわざ、震災の時に強盗などするはずがないと思っていました。その他、強姦の話など、本当にまことしやかに書かれています。

これと似たようなことは過去にもありました。

そうです。関東大震災のときです。関東大震災発生後、実際よりも大袈裟な、朝鮮人(厳密には大韓帝国は1910年で消滅、1945年に解放されるまで日本領となっているため、国籍上は日本人であった)による略奪や暴徒化に関する流言がありました。当時は報道手段が新聞や出版程度しかないため(ラジオ放送開始は大正末期の1925年である)一般市民が最新情報を入手しにくく、流言が広がりやすい環境下にあり、またそれ以前から朝鮮半島出身者が治安上の脅威と考えられていたことによります。

その時に流れた主なうわさを以下に示します。

“朝鮮人が井戸に毒をいれた”
“朝鮮人が放火・暴動を起こしている”
“朝鮮人がクーデターを起こすため海軍東京無線電信所を襲う恐れあり”

具体的な情報ではなく、平時ではただの噂で終わるが、震災による極度の混乱と“日頃から「異国人」である朝鮮系に抱いていた恐怖心や憎悪・蔑視”などが重なり虐殺事件へと発展したようです。震災後の混乱に対する自力救済として各地で結成された自警団により、朝鮮人と間違われた日本人や中国人も含む多数が殺害されました。多くの朝鮮人が各地の警察署に保護され難を逃れました。埼玉県本庄町の本庄警察署では、警察署を襲撃した民衆が朝鮮人を殺害した事件が発生しています。

関東大震災後に当時の警視庁が配布した、デマを流すと処罰する旨のビラ。
今のこの時代、インターネットや、ツイッターなど、情報通信が発展している時代に似たようなことが起こるということは残念なことです。

ツイッターなど、Googleのリアルタイム検索で調べると、特にITの技術など持たないような私でも、最初に誰が、デマを飛ばしたかなど、調べることができます。ブログでも、いくら内容を消去したとしても、ほとんどはキャッシュが残ります。

こうした、現代の情報通信の特性を活かして、警察は、このようなデマの原因となった人を逮捕して欲しいものです。

これら、流言飛語はそのものが犯罪であるだけではなく、必死に努力したり、我慢したりしている、震災されている方々に非常に失礼なことであると思います。

地震が発生したばかりのころ、このブログでも、外国メディアなどが、日本人の道徳心とか、忍耐力、親切さ、団結心などの素晴らしさを絶賛していたことを掲載したばかりですし、このようなことは非常に残念です。しかし、私たちの国では、災害があったからといって、略奪、強盗、殺人などはないという点では確かに優れているのですが、流言飛語の面では、弱点があるということです。

私たちも、無闇矢鱈と、不確かな情報を信じこまないようにして、新日本の明日の姿を思い描き、伝統文化に基づいた、新日本の創設のため、一層奮励努力していきましょう!!

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10 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

さすがは「日刊ヒュンダイ」、流言飛語はお家芸のようですね。マスゴミの典型を見る思いです。

山田 豊 さんのコメント...

三四郎様 コメント有難うございます。困ったものですね。しかし、このような記事は誰らも分かりやすくて、すぐに真偽がバレてしまうのですが、こと経済などの記事、巧妙に書かれていて、ダマされる人が多いです。これに関しては、個々人で騙されないように気をつけるしかありませんね。これからも、何かありましたら、是非コメントをお願いします。

muttmoore さんのコメント...

こんにちは。
結局、デマを飛ばす方も、デマだと指摘する方も、どちらも震災を体験したことがない方が殆どなのが真実のような気がします。
少なくとも私が体験した阪神淡路大震災では、強盗、強姦は無かったものの、火事場泥棒に傷害事件はけっこうありました。
イメージとはうらはらに神戸及び周辺の市というのは実は差別意識の強いところで、在日朝鮮人、部落の方々との線がきつく区切られており、震災をきっかけにその鬱憤が噴出したこともあったようです。
実際、当時、神戸に仕事場を持っていた私も盗難に遇いましたし、地域住民による自警団もそこそこで作られていました。
北関東から東北にかけての土地柄を考えると強盗や強姦は想像しにくいですが、多かれ少なかれの火事場泥棒程度の事件はあります。実際、Youtubeにもスーパーの倉庫から堂々と食糧を盗んでいく方々を撮った映像がアップされていますし……
という訳で、先ほど、岩手県内で未だ物資が届けられず孤立している村落に住む友人およぴ周辺の方々に、縦割りも甚だしく硬化しているボランティア組織の避難を覚悟で、物資を届けて帰って来たところで、書き込ませていただきました。
尚、被災地の子供たちが求めていたのは、岩手県が公式に求めているオモチャより、お菓子でした。
緊急時にあっても、健康が栄養だと要らぬことを考える大人たちは、子供とは遊びを考え出す天才だということを忘れているようです。

ねこまた さんのコメント...

阪神淡路大震災のときには
報道されていませんでしたが、
被災地域でないホームレスの方の多くが
被災地を訪れ、救援物資を貰っていた事が
ありました。そのため被災者の救援物資が
足りなくなった事がありましたね。

ヤハウエ さんのコメント...

コメント頂きありがとうございます。
『腰痛持ちですが何か問題でも?』の管理人
ヤハウエと申します。
巨大な日章旗でお出迎えとは粋なはからいですね気に入りました。

(御指摘になられた内容は私のブログに記載しておきました。)

今後も時々寄らせてもらってもよろしいでしょうか?

話しは変わりますが犬派ですか?犬は良い!
最近トントテレビを見なくなりまして
最後に見たのは『ハチ』という洋画でした・・。
今回救助された犬、イイ目してましたね、運も強そうですし、
飼い主が現れなければ是非飼いたいと思いましたよ。

山田 豊 さんのコメント...

muttmure様 コメント有難うございます。

ご指摘の、以下の動画さっそく見させていただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=018lyN_sztM&feature=player_embedded

この動画を見て、やはり、日本はつくづく平和だと思いました。これって、壊れた倉庫から失敬しているというだけでしょう?

この倉庫のスタッフの人が、注意の一つでもすれば、やらないのではありませんか?その意味では、このスタッフたち、義務を怠っていますね。アメリカなら、このような行為をして、映像が写され、それを雇い主が見れば、即くびだと思います。

アメリカの暴動の場合、こんなものですみませんから。カテリーナ台風のときも、例外なく暴動は起こりました。無論、多くの店が、倒壊もしていないのに、入り口を壊され、侵入されて、中身は無論全部盗まれました。

しかし、アメリカの場合、1992年のロス暴動がすごかったと思います。韓国系と、黒人の対立がが激化して、暴動にまで発展してしまいました。ある韓国系の商店主など、黒人の略奪から店を守るため、通りの黒人目がけて、銃を乱射していました。

アメリカなどでは、計画停電などできないでしょう。計画停電をするということになれば、そこに、賊が多数押し寄せるからです。もし、やるということになれば、その地域には軍隊が出動するでしょう。

とくにかく、アメリカでは、何かがあれば、すぐに、州兵が治安維持のために出動します。町の要所、要所に戦車を配置しますし、騎馬警官が出るのも当たり前のことです。

日本は、やはり、平和です。だから、この平和のことを諸外国では、たたえているのだと思います。

それに、中国など、震災や、災害に関係なく、年平均で、全国で2万件ほどの暴動が起こっています。

このようなことから、アメリカでは計画停電など、できないでしょう。やるなら、不定期でやるしかないと思います。それに、丸一日以上停電するのなら、都市ででは、州兵を出してからにするでしょう。田舎では、自ら、ショットガンで武装するでしょう。そうでないと、暴動が起こるのは、必定ですから。

私も、実際の暴動の様子は、見たことはありませんが、暴漢に襲われた商店街などは見たことがあります。さらに、要所要所に戦車や、州兵が設置されているのを見たことがあります。もしろん、州兵たちは、完全武装です。

この日本の平和的な状況は、日本に独特なものであり、素直に、誇って良いものだと思います。

山田 豊 さんのコメント...

ねこまた様 コメント有難うございます。そういうことは、あったでしょうね。
最近、桜テレビをみたいたら、震災地のある老人施設では、ボランティアが、午前中にボランティアが、もう水も、食料も当分十分だといっているにもかかわらず、夜のNHKのインタビューには、その施設の経営者が「まだまだ、足りません。よろしくお願いします」と応えていたというようなことが、報道されていました。
また、仙台市内では、「お米はスーパーなどでもあるのですが、高いので、ただでいただけると有り難いのですが」などとも言われたそうです。
でも、日本の場合、悪いことをするといっても、この程度で、やはり、アメリカなど諸外国と比較すれば、スケールが違います。

山田 豊 さんのコメント...

ヤハウエ様 コメント有難うございます。もちろん、これからもお気軽にお立ち寄りください。

あの犬は、良く助かったものですね。食料は、ともかく水はどうしていたのでしょうか?すごい、生命力だと思います。

おそらく、飼い主がなくなっていても、どなたか、引取り手が現れると思います。

なお、写真で掲載しているのは、雄のジャーマンシェパードです。その他、メスのチャナというジャーマンシェパードもいますよ。

なお、日の丸は最近設置したものです。その前は、天皇陛下の被災者向けの動画を掲載していたのですが、リンク切れとなったので、日章旗に差し替えました。

こちらからも、お邪魔させていただきますので、これからもよろしくお願いします!

匿名 さんのコメント...

事実は無数にあり、
証明不可が多いことも
ありますね。

個人が叫ぶ 
メデアが叫ぶ

直接の生身の人間への殺人、強盗
は警察から報道されるでしょうから
それはデマでしょうね

但し 
管制がしかれているところ。
病院での死亡例
泣き寝入りの強姦など。。。
は別の場合
つまり
事実の可能性があることは
否めないのでは。

嫌な事思い出した。

東電OL殺人事件
副業で性を売ってた。
ネパール人に。。
デマでしょうねええ

山田 豊 さんのコメント...

匿名様コメント有難うございます。それにしても、日本はどうみても、他国よりは、あきらかに犯罪が少ないと思います。それは、なぜか?
それには、以下のURLが参考になるかもしれません。

http://goo.gl/hFYw6

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