2011年6月16日木曜日

<中国人が見た日本>日本への義援金、なぜ台湾が世界で最も多かったのか―【私の論評】もともと台湾に住んでいた本省人にとって日本は理想の国!!真の友好国はどこなのか?

<中国人が見た日本>日本への義援金、なぜ台湾が世界で最も多かったのか 
王錦思氏(左)
2011年6月16日、中国のジャーナリスト、王錦思(ワン・ジンスー)氏はブログに「台湾はなぜ日本の震災への義援金が世界一多かったのか?」と題した記事を掲載した。以下はその内容。

未曽有の大震災に見舞われた日本に、中国を始めとする国際社会が次々と支援の手を差し伸べ、気前よく懐のカネを出した。だが、多くの中国人にとって想定外だったのは、台湾からの義援金が140億円にも達し、世界で最も多かったことだ。5月初め、筆者は東京で台湾の友人数人と会い、この件について聞いてみた。彼らは率直に「中国本土の文化と比べ、台湾は日本文化に近いからだ」と答えた。すべては心からの行動なのだという。

なぜそこまで日本に対する気持ちが強いのか?それは、李登輝元総統など日本植民地時代の教育を受けたお年寄りがまだ多数活躍していること。それから、馬英九総統は日本が植民地時代に台湾農工業に与えた「功績」を認めているが、これは多くの台湾市民の心の声を代弁しているという。これに対し、植民地支配が与えた苦痛は気にしていないようだ。多くの台湾市民は中国ではなく日本こそが東方文明国家の手本だと考えているらしい。

台湾の人々は日本が大好きだ。行きたい国のトップももちろん日本。綺麗でオシャレだというのが1番の理由という。これを聞いた中国人は「自分の祖先を忘れたのか!」と罵るだろう。だが、台湾の民衆も本土の人々は「理不尽で横暴」だと思っている。良いと思うものはほとんどなく、流行に取り入れたいと思える文化もない。

要するに日本のことが心から好きだという気持ちが、募金額に現れたのだろう。中国本土では歴史的なわだかまりから、台湾のような大々的な募金活動は行われなかった。だが、中国人がどんなに日本を恨み、震災で被った損害をどんなに喜んでも、台湾の人々の日本に対する思いは抑えられない。

いつまでも台湾の人々を「祖先を忘れた」「敵と味方を取り違えた」と罵っているだけでは何も変わらない。それよりも、自分たちの社会を少しでも台湾の人々に好きになってもらえるよう努力する方が先ではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

●王錦思(ワン・ジンスー)
吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大学でメディア学を専攻。日中歴史問題や抗日戦争史を研究課題としている。著書に「日本行、中国更行」。

残念ながら、このブログの原文は、消去されている。消去された、原文の記事が掲載されていた記事はは以下のURLです。以下のURLにアクセスすると消去されたことが確認できます。
私の論評】もともと台湾に住んでいた本省人にとって日本は理想の国!!


王錦思なる人物私は、知らなかったのですが、最近中国の中では、日本との関係において注目を浴びているようです。上のブログの記事は、すでに消去されているようですが、やはり、中国当局によるものなのでしょうか?

王錦思氏については、日刊ベリタに興味深い記事が掲載されていたので、是非以下のURLで覧になってください。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200712061017444

いずれにせよ、台湾がの義援金が他のどの国よりも多いということの理由は、王錦思氏が上で掲載しているより以上のものがあるので本日はそのことについて掲載します。

まずは、台湾には、本省人と外省人が存在します。これを理解しないと、台湾のことは出来ないので、まずは、台湾における本省人の意味を以下にwikipediaからコピペしておきます。
台湾での本省人とは、1945年(昭和20年)に日本が太平洋戦争(大東亜戦争)に敗れ、中華民国へ台湾が帰属(光復)する以前から台湾に住んでいた漢民族と客家、高砂族やタイヤル族等の台湾原住民との混血の子孫で閩南語を話す人達を指すことが多い。ここでの本省とは台湾省を指している。そのため、字義どおりには本省人という言葉には原住民(台湾で言う原住民とは、福建人の更に以前から住んでいるオーストロネシア系の諸民族のこと)が包含される。だが、日常的には原住民を意識せず用いられることが多い。 
なお、台湾本土派や独立派の中には、この言葉が台湾が中国の一省であることを前提した表現であることを忌避し、台湾人とか在来系台湾人などの語を使用するべきだと主張する人もいる。また、「光復」後に台湾へ移住してきた中華民国公民は台湾省以外に本籍を持っているため、外省人と呼ばれる。同じ理由から、彼らを「(在台)中国人」と呼ぶ人もいる。 
漢民族の本省人は福建省南部の言葉である閩南語、もしくは客家語を母語とするグループに分かれる。閩南語は福佬(鶴佬、ホーロー)語とも呼ばれそれを母語とする閩南人が多数派を占める。 
ただし、閩南人も元々は、さらに泉州(今日のアモイも含む)人と漳州人に分かれていた。しかし、日本統治時代に、泉州方言の中でもアモイ方言を話す者が多いことから、これを基礎とした台湾語が形成されていった。そして、泉州人と漳州人の区別も、徐々に解消され、今日ではほとんど残っていない。 
しかし、広東省が移民を禁止していたことから、客家人は泉州人や漳州人よりも遅く台湾への移住したので少数派である。また、台湾語のような客家人の共通語もないため、台湾の北部と南部では語彙や発音の一部が異なるとも言われている。今日、客家人が多い地域としては、桃園、新竹、苗栗などがある。 
清朝時代の移民初期には女性の渡航が禁止されたので、男女比が偏り平埔族との通婚が行われた。
ここでは、台湾に大東亜戦争前まで住んでいた人々と考えていただければ良いと思います。さて、上記で王錦思は『植民地支配が与えた苦痛』ということで、日本が台湾統治をしたときに、本省人に対して苦痛を与えたかのような記載をしていますが、これは、全く間違いです。

まず、日本が台湾統治をしたときには、武力などで侵略して統治したわけではなく、日清戦争のおりに、正式に認めれたものです。これに関しても、その経緯など、以下にwikipediaからコピペしておきます。
1885年に清朝が新設した台湾省に属していた地域を指しており、具体的には台湾本島、付属島嶼、及び澎湖諸島から範囲が構成されている。この範囲は、日清戦争で清朝が降伏すると、1895年4月17日の下関条約によって大日本帝国に編入された。しかし、第二次世界大戦で大日本帝国が降伏すると、1945年10月15日にポツダム宣言によってGHQの委託を受けた中華民国軍が進駐し、1945年10月25日の光復式典(外交文書)によって国際法に反して一方的に台湾を中華民国に編入された。 
その後、1949年10月1日の中華人民共和国の成立により、大陸から中国共産党に追われる形で、1949年12月7日に国民党は中華民国の政府機能を台北に移転した。ただし、日本国政府は1952年のサンフランシスコ平和条約(日本国との平和条約)において、権原を含める一切の権利を放棄したが、その帰属を明言しておらず、国際法上は依然として空白地若しくはアメリカ合衆国の暫定占領地区となっている。
この文章でもわかるように、日本が帰属を明らかにしなかったため、いまでも、台湾は、国際法上では、アメリカ自体も領土として主張していないわけですから、空白地というのが正しいと思います。だから、大陸中国が一方的に自らの領土するのも本来的には正しくはありません。

清朝の時代に清国が台湾を統治したといっても、実は何をしたわけでもなく、ただ、版図として自分の領土であるとしただけであって、実質的な今の台湾の基盤をつくったのは、日本です。日本が統治したことにより、はじめて、台湾に近代文明がもたらされました。

今の台湾にある、近代的学校制度、発電所、病院、近代農業、近代鉱工業、金融制度、橋、道路、電気、港、郵便制度、その他もろもろの基盤を整備したのはすべて日本です。日本は、台湾を統治した時代には、当時の日本国内と同様に整備しました。当時のエリート養成するための、帝国大学なども台北帝国大学として設立しました。もちろん、台湾の人々にも入学を許しました。これらの日本の文明的なインフラを当時の台湾の人々は、何ら差別されることなく、日本人として享受することができたのです。

私の父は、医師ですが、その父の同僚にあたるかたで、日本人の方で台北帝大医学部出身の方がいて、その方に子供の頃、臺北帝大の話をうかがったことがあります。その方の話しでは、無論、クラスの中に台湾人の人も何人もいたそうです。その人達は、当時無論台湾で医師をなさっていたそうです。

それまでの未開の地であった、台湾に、日本が、近代文明を持ち込んだのです。そうして、近代的軍隊をも日本がはじめて台湾にもたらしたのです。台湾にもともと、住んでいた人たちの感激と感動は、現在の私たちには、とても想像できないことでしょう。あの金美齢さんも、当時の日本に兵隊さんに、トラックにのせてもらったことの想い出を喜びとともに語っています。当時の日本の軍隊は、当時の台湾の人々にとって、敵国の軍隊だったのではなく、まさしく、自分たちの軍隊であり、そこには、無論、日本人もいましたが、多くの台湾人も日本国内の人々何らの差別もなく、徴兵されていたのです。軍隊に入った人たちも、こうした台湾を守るために入ったのであり、強制されたというわけてはありません。


こうしたことを象徴するのが、旧台湾総督府(たいわんそうとくふ、旧字体:臺灣總督府)の建物です。これは、日清戦争の結果清国から割譲された台湾を統治するために設置された日本の出先官庁でした。

台北市に設置された台湾総督府本庁舎は、現在でも中華民国の総統府として使用されています。総統府といえば、日本でいえば、総理府のようなものです。アメリカでいえば、ホワイト・ハウスのようなものです。これを、旧台湾総督府の建物がになっているということです。

また、『台湾の人々を「祖先を忘れた」「敵と味方を取り違えた」と罵っているだけ』これも、間違いです。ただし、これは、全部が間違いというわけではありまんせん。先に、本省人という言葉をあけましたが、本省人にとっては、日本は、近代文明をもたらした存在であるため、当時の清国などからは、そのような恩恵にあずかった覚えはないので、「祖先を忘れた」とか、「敵味方を取り違えた」などという感覚は全くないと思います。

あるとすれば、本省人ではなく、外省人の方だと思います。外省人の言葉の意味も、以下にwikipediaからコピペしておきます。
台湾において外省人とは、在台中国人。1945年の日本敗戦で日本による統治終了後、主に中国(福建省の金門県、馬祖島を含む)から台湾に移住してきた人(大部分は漢民族)とその子孫を指す。本省人と区別する意味で用いられる。両者の結婚も非常に多いが、選挙になると「本省人」・「外省人」と不信感も露に敵対する。
これらの人たちは、本当に日本を恨んでいる可能性が高いです。このことに関連して、毛沢東が面白いことを言っています。

これは、大紀元からコピペします。
陳鉄健氏の引用した中共出版の『毛沢東外交文選』には、毛沢東が1950年代に来訪した日本人に対し、「事実、日本帝国主義は我々にとってよい手本となった。第一に、蒋介石の力を弱めてくれた。第二に、我々の共産党指導の根拠地と軍隊を発展させることになった。抗日戦争前、我々の軍隊は30万人に達していたが、自ら犯した失敗により2万人に減っていたところ、8年間の抗日戦争で、我々の軍隊は120万人に発展した。日本に我々は助けられたのではないか?」と話したとある。
ご存じのように、蒋介石を総統とする中国国民党軍および、その家族などが、台湾に外省人として、多数入ってきたわけです。これが、日本と大陸中国に対して、恨みの感情の持つことは当然といえば、当然です。だから、上の言葉は、内省人ではなく、外省人のみに当てはまるのです。

さて、いろいろと、長々と述べてきましたが、台湾の本省人の人たちで年配の人たちの日本を思う気持ちは、日本人のお年寄りが、日本に対するよりもさらに激しいものがあります。台湾を良くしてくれた、国という熱い思いがあります。

だからこそ、献金額など他の国、特に大陸中国など群を抜いて高額だったのです。上の動画のように、中国の義援金は微々たるものでした。これらを見ると、真の友好国はどこなのかと問いたいです。

それに、王錦思氏のような、知識人で愛国者の中国人も、日本や台湾に対する理解をもっと深めて欲しいです。それよりも、何よりも、現在の大陸中国の共産党政府は、もっと情報を開示すべきです。

私は、今の民主党政権、その中でも菅政権に関しては、本当に無能で情けない政府だと思います。それに、ある意味危険だとさえいえます。しかし、ただ一ついえることは、菅内閣ですら、中国共産党政府よりはましです。日本では、政治対する不信感、閉塞感がうずまいているようですが、中国ではそんなものではありません。全国いたるところで、憤怒のマグマがくすぶっており、いつ大爆発をおこしても不思議ではないです。

日本では、そのように認識はされていませんが、このように政権交代ができるとか、総理大臣がころころ変わるということは、確かに不安と写るかもしれませんが、中国との比較において考えれば、はるかに民主的で強固な政治体制です。中国では、革命でもない限り、現政権が交代するということはありえません。だから、中国の官僚の悪辣ぶりは、日本と比較すれば比べ物になりません。日本の財務省の役人の狡猾さなど、中国の官僚と比較すれば、天使のままごとのようなものです。実際、おびただしい数の官僚が、政府の金をくすねて、海外に家族ともども逃亡しています。

中国では、建国以来選挙が一度も行われていません。だから、中国には厳密な意味では政治家も存在しません。全部官僚のようなものです。台湾でも、総統は選挙で選ばれるようになっています。無論、議員も選挙で選ばれます。なのに、中国はいまでも指名制です。日本では、国民が選挙さえすれば、政権交代もありということです。総理大臣がコロコロ変わっても、政権交代があっても、国体が何とか維持される日本。これほど強いことはないと思います。他国ではこのようなことはないと思います。政権交代や、政権のトップが頻繁に交代すれば、内乱になってしまうと思います。中国の場合は、政権交代など起こるとすれば、中華人民共和国自体の崩壊以外にはありえません。日本のようなわけにはいきません。

もう、民主党には将来はなく、選挙をすれば、必ず負けますが、ただし、社会党の事務方のほとんどが民主党にも横滑りではいりこんでいて、彼らが、良かれと思って実施していることが、日本国解体法案など、日本国解体につながることばかりです。私たち日本の国民は、何が何でも、これらを駆逐しなければならりません。そのことを民主党自体が気づけばよいのですが、それはないようです。であれば、民主党とともに両方とも滅びていただかなければなりません。いずれにしても、この自由な国日本と、日本に友好的な台湾の自由はなにがなんでも守りぬくべきと思います。

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