2011年6月2日木曜日

グーグルの「+1」ボタン、ウェブサイトで実装可能に--ソーシャルに対する新たな試み―【私の論評】Googleは、ソーシャルも制するか?

グーグルの「+1」ボタン、ウェブサイトで実装可能に--ソーシャルに対する新たな試み


Googleは米国時間6月1日、「+1」ボタンをウェブ全体に公開した。「Buzz」ではFacebookやTwitterを上回ることができなかった同社だが、今度は自社が提供するウェブサービスにソーシャルネットワーク機能を構築するという、より堅実な戦略に出た。

+1ボタンは、あるウェブサイトについて、ユーザーが自分のソーシャルサークルに推薦する機能である。ウェブサイト運営者は今回、自分のサイトに+1ボタンを追加できるようになった。Googleで+1担当プログラマーを務めるEvan Gilbert氏はブログ投稿で、Googleに加えて、Washington Post、O'Reilly、Best Buyといったパートナー企業がすでにこの機能を追加していると述べた。

「1回クリックするだけで、レインコートやニュース記事、お気に入りのSF映画を、友人や知人や世界中の人々に勧めることができる。あなたとつながりのある人が次に検索するときには、あなたの+1が直接その人の検索結果に表示され、その人は最も必要なときにあなたのおすすめ情報を得ることができる」とGilbert氏は述べている。

+1ボタンを使用するGoogleサイトは、Android Market、Blogger、Product Search、YouTubeなどであると同社は述べた。また同社は、+1ボタンをページに追加するためのウェブデベロッパーツールも提供している。

このボタンはGoogleにとっては新しいものかもしれないが、インターネットにおいては新しいものではない。Facebookの「いいね!」ボタンが既に定番として存在する。

しかし+1ボタンは、Googleの検索結果と連動する。それが、ウェブ開発者らにこのボタンの追加を促す強力な要因になるかもしれない。+1ボタンのクリック回数が多いサイトは、検索結果で高く評価される可能性がある。また、仮にユーザーが実際にわざわざ自分のソーシャルネットワークをGoogleサービスで特定できるようにするとすれば、+1ボタンは友人らの検索結果に影響を与える可能性がある。

【私の論評】Googleは、ソーシャルも制するか?


いままで、ソーシャル分野で遅れをとってきたGoogle、いよいよ、「+1」で巻き返しというところでしょうか?

以下のページから簡単にコードを生成できます。
Google +1 をウェブサイトに公開
実際に、私もまずは、設定してみましたが、その結果などみていません。それに関しては、いずれこのブログに掲載します。

Facebookは、昨年の段階で、トラフィック数としては、Googleを上回りました。ソーシャル・メディア恐るべしというところです。しかし、なぜか日本では今のところ、あまり人気があるとはいえません。やはり、まだ日本では、実名を公表するのは抵抗があるのかもしれません。

ここにきて、Googleのプラス1です。Googleは、検索エンジンとしては今でも世界一ですし、Facebookと明らかに異なるのは、やはり、検索エンジンとの連動でしょう。Facebooの場合、検索エンジンではないですし、やはり、ソーシャル・メディアの一つであることには違いないので、何もかもFacebookで済ましてしまうということはできないと思います。

このブログはBloggerで作成していますが、このブログにも「+1」を搭載することができるようになるということです。現在このブログには、この記事の内容をツイートできけるように、ブログパーツを貼り付けてあります。

これは、クリックすれば、このブログのタイトルと、URLが自動的にツイートできるようになっています。「+1}の場合は、buzzや、フレンドコネクトに反映され、ユーザーがGoogleを検索すれば、その検索結果にも表示されるということになるということです。これは、検索エンジンのソーシャル化でもあり、これによって、トラフイックがさらに増すことが考えられ、Googleとしては、最も堅実なやり方と考えられます。

現在、世界規模で、facebookのトラフイック数のほうが、Googleをうわまわっているのですが、まだ、拮抗している状況なので、Googleが「+1」を導入すれば、また、Googleのほうが上回るようになるのではないかと思います。

日本で、facebookがあまり使われない理由に関しては、先ほどあげたように実名を使用するということに抵抗があることも考えられますが、そのほかに、facebookはいろいろ高機能化してしまったがために、使いかたが難しくなったという面もあると思います。

これに関しては、Googleが以前、Googlewaveというソーシャル・サービスを実施しましたが、やはり、高機能のためでしょうか、結局はほとんど使われていないということで、確か、このサービスは実質上取りやめられたようです。人との付き合いは、あまり深くまで入り込んでしまうと、うっとうしいなどということもあります。それと同じように、ソーシャル・メディアもあまり、複雑になると敬遠されるという面があるのかもしれません。

私は、実はfacebookを使用しているのですが、あまり使っていません。それは、ブログを書いたり、いろいろするとfacebookなどにかかわっている時間がなくなるからです。ただし、現状では、私がブログを公開すれば、自動的にtwitterにその内容がfacebookやbuzzに公開されたり、あるいは、YouTubeで動画をみていて好みの動画を見ていて、それを、お気に入りに登録すると、それが、自動的にtwitter、facebook、buzzに公開されるようになっています。

「+1」は、こうしたことの延長線上にあるものと位置づけられると思っています。確かに、ソーシャル・メディアなどを活用して、いろいろい書き込むというより、ブログの場合は、アクセスしてくれる人すべてが対象ということで、範囲が広いですし、それだけだと今度は身内の人ととはあまりかかわりがないということになりますが、「+1」は、これを橋渡しし、さらに多くの人に広範囲に情報を提供できるメディアになる可能性が高いです。

それを考慮すると、意外と将来的には、「+1」のほうが伸びていくかもしれません。いずれにせよ、この機能がどのような展開をしていくのか、まだ、予想することは難しいです。今後、こちらの話題も追いかけて、何か変化があれば、このブログに掲載します。

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