小池都知事、週末の外出自粛要請 感染爆発「重大局面」―新たに41人・新型コロナ
緊急記者会見をした小池知事 |
東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認されたと発表した。小池百合子知事は同日夜、緊急記者会見し「感染爆発の重大局面だ」と述べ、今週末の不要不急の外出自粛を都民に要請した。
感染者数、東京都が最多に 北海道抜く―新型コロナ
都の感染者はここ数日急増しており、1日当たりの感染者は3日連続で過去最多を更新。累計で212人となった。
会見で小池知事は、都民に最大限の警戒を呼び掛けた上で、感染拡大を防ぐため、平日の自宅勤務や夜間の外出自粛も要請した。
海外からの帰国者の感染が急増していることを受け、帰国から14日間の外出自粛を順守することも求めた。大阪府などでクラスター(小規模な感染集団)の発生源となったライブハウスの営業自粛も要請する方針を示した。
新たに判明した41人中、11人は台東区の永寿総合病院の関係者だったことから、都は同病院に立ち入り検査に入った。5人は海外渡航歴があった。
【私の論評】あと三週間くらいは不要不急の外出等避け、自宅で過ごすよう心がけよう(゚д゚)!
以下に本日の小池東京都知事の緊急記者会見の模様を収めた動画を掲載します。ご覧になっていない方は、是非ご覧になって下さい。
3月23日、新型コロナウイルスによる感染の拡大防止策として「首都封鎖」の可能性に言及した、東京都の小池百合子知事。ウイルスに対する緊張感の低下も指摘される中、我々(特に都民)はこの発言をどう受け止めるべきなのでしょうか。そうして、本日の緊急記者会見です。
なぜ、小池都知事は、現状を強く心配しているのでしょうか?理由は、「感染源が特定できない感染者が増加していること」です。東京都の新たな感染者数は3月23日、16人でした。これは、それまでで過去最多でした。しかも16人のうち9人は、どこで感染したのかわからない人たちなのです。
政府専門家会議メンバーである館田一博医学部教授は、
これは、非常に危険なサインです。
我々が把握していない大きなクラスター(集団感染)が起きているのではないか
そういうことを放っておくと、これがメガクラスターになって、それがオーバーシュート(感染者の爆発的増加)につながってしまうのではないかと語っておられます。
ところが日本では、3月初めの緊張感がすっかり緩み、花見でにぎわっている状況です。無論さすがに、宴会式の花見は、行われていないようです。遊園地の「としまえん」は、営業を一部再開(屋外のアトラクションだけ)。21日(土)の来園者数は、約6,000人。22日(日)は、約5,000人。これは、例年なみの数だといいます。それでも「屋外」アトラクションなので、「そんなに感染リスクは高くないのではないか」と思えるかもしれません。
「さいたまスーパーアリーナ」で3月22日に開催された【 K1 】はどうでしょうか?観客数は6,500人だったといいます。これで、集団感染が起こらなかったらかなり運が良かったといえるのではないでしょうか。
何がいいたいかというと、安倍総理の休校要請から約1か月が過ぎ、国民の緊張感が薄れているということです。
しかし、小池都知事は「首都封鎖」もあり得ると危機感を露わにしました。そして、「今後3週間、大型イベントへの参加を控えるよう」都民に要請しました。これは、都民だけではなく、全国民も同じだと思います。
中国で感染者数が爆発的に増加していた時、ほとんどの人は、「日本はああならない」と感じていたようです。安倍総理が2月27日、「全校一斉休校」を要請し、結果、日本での感染者増加スピードは、緩やかになりました。
今、イタリアの状況を見て、日本国民の大部分は、「日本は、関係ないね」と感じ、他人事としているようてす。しかし、日本がイタリアのようにならなかったのは、国民が緊張感をもって用心深く、注意深く生活してきたからです。ここでリラックスしすぎると、イタリアのようになる可能性があります。
欧州では、高齢者施設での集団感染が相次いで発覚しています。スペインでは十分な介護を受けず、多数の入居者が施設内で死亡していたことが分かり、検察が捜査を開始しました。
スペインでは今月、消毒作業で高齢者施設を訪れた軍兵士が、感染者や遺体を発見しました。ロブレス国防相は地元テレビで「施設には見捨てられた人たちがいた。自分のベッドで死んでいる人もいた」と証言。検察は23日、捜査着手を発表しました。
同国紙パイスによると、マドリード近郊の施設では17~19人の遺体が見つかり、職員を含めて70人以上が感染していたことが分かりました。職員は予防手段がなく、台所用ゴム手袋を着けて介護をしていたというのです。「感染が疑われる患者が出て救急隊に連絡すると、『対応できない』と言われた」いう証言もあります。
フランスでも東部ボージュ県の施設で23日、約160人の入居者のうち、感染の疑いで20人が死亡していたことが分かりました。パリなどほかの地域でも集団感染が見つかっており、仏保健省高官は記者会見で、高齢者施設への監視を強化する方針を示しました。
医療崩壊という言葉は、かなり普及したようですが、これは社会の崩壊です。社会が崩壊してしまうと、高齢者、子供、貧困な人たち、など弱者といわれる人々から先に社会から見捨てられることになりがちです。
そのようなことにならないように、都民の皆様、そうして全国の皆様、ここしばらく(3週間程度)は、不要不急の外出などは控えるべきと思います。私も、最近では生活必需品の買い物以外では滅多に外出しないようにしています。外出するときには、マスクのほかに、医療用のゴーグルをつけて、目からの感染を防いでいます。
そうして、家ではいままで読めなかった本をじっくり読んだり、これもなかなかできなかった語学学習をしています。また、NeflixやAmazon Videなども視聴しています。特に、一気見には良いです。音楽も、普段はなかなか聞けない、長編のブルックナーの作品などを聴いています。それなりに充実した時間を過ごしています。
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