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2012年7月10日火曜日

福島県のFacebookページ、開設から3週間で1万以上の「いいね!」を獲得―【私の論評】日本でもスペンドシフトが加速か!!

福島県のFacebookページ、開設から3週間で1万以上の「いいね!」を獲得:


福島県広報課は7月9日、福島県の公式Facebookページ「ふくしまから はじめよう。」が、1万以上の「いいね!」を獲得したことを発表した。同ページの開設は6月18日で、公開後約3週間の7月6日に「いいね!」獲得数が1万を突破した。

この記事の詳細はこちらから!!


【私の論評】日本でもスペンドシフトが加速か!!
上の記事を御覧になって皆さんは、同考えられましたか?当然、あの震災があったことによる、同情ということもあるでしょうが、私はそれだけではないと思います。最近、多くの企業がFacebookページを活用して、様々なキャンペーンなど繰り返しているようですが、資金を注ぎ込んでもこのようにユーザーのエンゲージメントがこれだけ短期間にこれだけの高まりを見せることはなかなかないと思います。

私は、早速このページ「いいね!」ボタンを押しました。まだ御覧になったことのない方は、以下のURLから御覧になれます。是非御覧になってください。

http://www.facebook.com/FutureFromFukushima

さて、福島県のページ、震災地であるからということで、同情によるエンゲージメントだけだと、こんなに凄いことにはならないと思います。やはり、それ以外の要素があるはずです。それは、一体何なのでしょうか?

さて、福島県のページ、震災地であるからということで、同情によるエンゲージメントだけだと、こんなに凄いことにはならないと思います。やはり、それ以外の要素があるはずです。それは、一体何なのでしょうか?

そういった意味では、このページは、福島県という自治体によるものですが、民間企業でも参考にできる点が多々あると思います。このエンゲージメント(エンゲージメント率 = 反応数 / ファンの数)の高さ、やはり、最近の消費動向の変化などと大きな関わり合いがあると思います。



最近の消費動向の変化とは、このブログにも以前掲載した、スペンドシフトというものです。

以下にもう一度、スペンドシフトについて、掲載します。
自分を飾るより ⇒ 自分を賢くするためにお金を使う。
ただ安く買うより ⇒ 地域が潤うようにお金を使う。
モノを手に入れるより ⇒ 絆を強めるためにお金を使う。
有名企業でなくても ⇒ 信頼できる企業から買う。
消費するだけでなく ⇒ 自ら創造する人になる。
さて、上記の潮流がなぜ、この「ふくしまからはじめよう」のページと関係してくるのか、それを説明するため、まずは「ふくしまからはじめよう」のページから一つのコメントを以下に掲載します。
ふくしまから はじめよう。
7月2日
こんにちは。広報課の小島です。
「福島を盛り上げるために、まずは福島のおいしい“食”を全国に発信していこう!」…チームで話し合った結果、そんな企画が持ち上がりました。題して「ふくしまから“んめぇもん”はじめよう。」
というわけで、本日よりこの「ふくしまから はじめよう。」のページで、みなさんが考える「全国に伝えたい、ふくしまの自慢の食材」の投稿を募集します。桃やトマトなど、これから旬を迎える夏のフルーツ・野菜や、福島ならではの食材をぜひ投稿してみてください。写真や、おすすめポイントを一緒に投稿していただけると嬉しいです。このページのタイムラインを福島のおいしいものでいっぱいにして、全国の皆さんに見てもらいたいです!
そして、みなさんからいただいた投稿を参考にしながら、チーム「ふくしまから はじめよう。」でオリジナルメニューを考案します!スペシャルサポーターとして、野菜スイーツなどで知られる人気パティシエの柿沢安耶さんにご協力いただき、今までにないメニューを作りたいと思います!さらに、今回はナビゲーターとして、早くから「食」をテーマとした被災地支援を企画されていた“食を伝えるプロ”である雑誌「dancyu」の編集長町田成一さんからもアドバイスをいただく予定です。
どんなメニューができあがるのか、私たちも今から楽しみです。出来上がったメニューをたくさんの人に知ってもらえるよう、引き続きチームで作戦を練りたいと思います。

このページまだ、運営されてから、そんなに日にちがたっていないので、そんなにコメントがあるわけではないのですが、県庁のいくつかの課の方が、課の立場から様々な福島を活性化させる方法など述べています。

facebookのページには、当然のことながら、タイムラインがあります。そうして、過去のにさかのぼって記事を作成できます。しかし、このページ昨年の3.11やその直後の地震や、津波による被害など全く掲載されていません。一番古いタイムラインではも、今年の6月からです。もし、これが掲載されていたら、こんなにエンゲージメントは増えていなかったかもしれません。

福島の悲劇
このような情報であれば、何もわざわざ「ふくしまからはじめよう」のページを見なくても、他の過去のサイトにこ、れでもか、これでもかと、執拗なくらい掲載されています。それに、多くの人々は、震災直後からこの手の被災状況は、いやになるほど見せつけられています。辟易としている人も多いのではないでしょうか。中には、被災地でもないのに、毎日のように震災の画像をテレビでみせられて、PSD(心身症)になったり、なりかけた人も大勢います。


だから、被災の画面を全く掲載しないということは良い決断だったと思います。それよりも、このページに登場する人たちが、明るく前向きなのが良いです。先のスペンドシフトは、アメリカで出版された書籍で、アメリカで、9.11頃から明らかになりつつあり、リーマンショック以後から、顕著になった消費の潮流であり、その書籍を読んでいると、登場人物は、長年務めていた会社を解雇されたりして、新たに自営業や、他の事業に取り組んでいる人が多いのですが、とにかく楽天的で、それを通り越してタフでさえあるという人々が多いです。そうして、多くの人たちがが自信に満ち溢れています。そうして、書籍でも、こういう人々がアメリカの良き伝統を呼び起こしたり、新たな潮流を生み出していることを強調しています。これらの、人々は、明らかに地域のコミュニティーを通じて社会参画をしたり、社会変革に挑戦をしています。


考えてみると、このページも、そうです。登場する人たちは、すべて固有名詞で登場し、明るいだけではなく、前向きで、自分たちちに与えられた課題を自分たちの立場から解消しようとか、解決しようと努力しています。そうして、自信に満ち溢れています。そうして、明らかに社会参画をして、社会を変革しようとしています。そうした気持ちを県内外の人たちに知ってもらいたいとの趣旨から、このページを開設しているということです。

そうでなければ、このようなエンゲージメントは、生まれないはずです。このページに「いいね!」を押したり、コメントを寄せた人々は、こうした趣旨に賛同しているというです。いくら、企業がページを作成しても、企業をとりまく社会を無視していては、ファンもあまりできないですし、ファンのエンゲージメントも増えることはありません。なぜなら、民間営利企業だって、社会の機関だからです。

福島民放の女子アナ小野美希さん
県庁だって、民間営利企業だって、社会の機関です。いわゆる組織というものは、すべて社会の機関です。社会のが認めてくれるからこそ、存続できます。特に、民間企業など、社会に存続が許されているからこそ、存立できます。そうでなければ、あっという間に淘汰されます。県庁だって、本来は、そうです。しかし、そうではないような官僚もいるようです。だから、役所が非難されたりします。

福島県では、最近の震災によって、今まであまりにも当たり前で、意識すらされなかった、県庁が社会の機関であることが、クローズアップされ、そうして、震災直後から県庁の職員が、普段ではあり得ないことに遭遇して、自分たちの役割を認識し、社会のために努力しています。だからこそ、評価が高まり、今日のこのページのエンゲージメントの高さにつながっているのだと思います。


今後、せっかくこのような潮流が勃興してきたことから、この流れを止めるないように、福島県庁の方々にも努力していただきたいと思います。今のところは、うまくいっているようですが、将来的には、役所だけで完結するのだけでなく、地域のコミュニティーの中に含まれる組織である、民間営利企業、非営利企業などとも連携していくべきと思います。無論、今でも、そのようになっていますが、その流れをさらに強め、大きな力となっていくようにして欲しいものです。そのためには、福島から国に向かって、様々な法規制の撤廃や、新たな法律の制定なども働きかけていくべきものと思います。

福島県の保健所で保護されたバロン君。今は栃木で福島に帰る時を待っている
それにしても、このページをみていてわかることは、民間営利企業で、facebookページなど作成し、エンゲージメントを増したい場合には、ただ、目先のことを考えるだけではなく、強く社会を意識して、社会に貢献(ここでいう、社会貢献とは、CSR (corporate social responsibility)だけなどを意味するものではありません。そもそも、民間営利企業が、社会で活動し、存続しているということ自体が社会貢献です)する趣旨のもとに、ベージを公開しなくてはならないということです。さらに、上のスペンドシフトの潮流にうまくのらなければいけないということです。そうして、ユーザーにそれを認識していただき、ファンになっていただき、エンゲージメントを増やしていただければ、一見遠回りのように見えても、いずれ必ず利益にもつながっていくのだと思います。最初から、売らんかなの構えで、ステマなどしても、うまくはいかないと思います。皆さんは、どう思われますか?

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2012年4月24日火曜日

【調査結果】facebookタイムライン化によりファンからのエンゲージメントが平均46%増加!―【私の論評】もしドラッカーが生きていたら「タイムラインでライフログを残せ!!」と薦めたに違いない?

【調査結果】facebookタイムライン化によりファンからのエンゲージメントが平均46%増加!:

0412_societa01 

Facebook社は、3月末から全てのFacebookページをタイムライン化しました。このことにより、企業は今までよりもさらにオリジナリティー溢れるブランディングが可能になったと言えます。

しかし、実際にタイムライン化で企業のFacebookを使ったマーケティングの効果はどのように変化したのでしょうか。

先月、調査会社Simply Measuredは、タイムライン化が企業のFacebookページにどれ程のインパクトを与えたかというレポートを発表しました。このレポートによるとタイムライン化に伴う宣伝効果の伸びは目覚ましく、Facebookを活用したブランディングに新しい光を差し込んだということです。

調査の対象となったのは、いち早くタイムラインを導入した米トヨタコカ・コーラなどの15社。調査の方法は、ユーザーによる各ブランドの投稿へのエンゲージメントをタイムライン導入の前後で比較するというものです。

ここでのエンゲージメントとは、ユーザーがある情報に積極的に携わるということで、具体的には各Facebookページ上の「リンク」「写真」「動画」「近況」への「いいね!」「コメント」「共有」といったユーザーからのリアクションのことを指しています。

0412_societa02 


以上が今回の調査対象となった15社ですが、大半の企業がタイムライン導入後にエンゲージメントを上げていることがわかります。最も伸びが著しかったLivestrong米トヨタにいたってはそれぞれ161%、156%増となっています。

0412_societa03 


上のグラフは、もともとブランドを「いいね!」していないユーザー(左)と「いいね!」しているユーザー(右)のエンゲージメントを比較したものです。数字は15社の平均をとったものですが、どちらにも増加がみられます。特にもともと「いいね」を押していなかったユーザーのエンゲージメントは46%も伸びています。

0412_societa04 


次にコンテンツ別でのユーザーの「エンゲージメント」の変化を見てみましょう。コンテンツはグラフ左から「リンク」「写真」「動画」「近況」と分類されています。「写真」と「動画」に対する反応の増加が著しい一方、「近況」への反応が少なくなっていることが分かります。

まとめ

タイムラインの導入によって、ブランド・ページのコンテンツへのエンゲージメントは平均で46%も増加したという結果が見られました。特に「写真」、「動画」の増加率はそれぞれ52%、49%増となっていて、これはタイムラインがビジュアル・コンテンツを以前より効果的に引き立てるデザインになっているからだと考えられます。

今後もFacebookの新しいタイムラインの特性を活かして、効果的なブランディングをする企業が増えていくことは間違いないでしょう。

【私の論評】もしドラッカーが生きていたら「タイムラインでライフログを残せ!!」と薦めたに違いない?


スマホからGoogle+のアルバムにインスタント・アップロードされた写真、timeline状にならんでいる

タイムライン化かなり効果があったようです。これも、当然といえば、当然かもしれません。人は、タイムラインで情報を並べられるとかなり思い出しやすいというところがあります。しかし、最近、facebookがタイムライン化されたため、何かタイムラインは、facebookの専売特許のような感じがありますが、そんなことはないと思います。本日は、まずは、Timelineの意味など掲載します。

アップル製品のリリースのタイムライン

まずは、英語のタイムラインは、日本語訳では、時間配列表;予定表, 時刻表;年表です。要するに、時系列順にならんだもの全般を含んでいます。TwitterでいわれているTL (タイムライン)とは、文字通り、時系列でTwitterのホームページ上に、様々な人たち(自分がフォローしている人たち)の発言が流れてくるスペースのことを言います。特に求めているものを絞るでもなく、時間だけに任せて人の発言を流していることから、そのように命名したのだと思います。

マイクロソフト元会長のビル・ゲイツ氏のタイムライン

時折、TLのすごさを感じさせる瞬間があります。そのすごさとは、リアルタイムに皆が繋がっていることを感じること、そして、偶然や引き寄せの法則を感じさせるものなど、種類は様々です。感じ取る人によって、それ(すごさ)は大きく変わってくることもあります。

例えば、地元で地震が起きた時、TwitterのTLは、地震の情報で埋め尽くされます。
「揺れてる!」
という発言を筆頭に、次々に地震に対する恐怖心や感想、自分の置かれている状況、気付いたこと、震度の速報などなど、様々な情報が一気に流れ、ただTLを眺めているだけで、その地震に関する情報がかなり入手できます。

LEGOのタイムライン

私が初めてこの経験をしたのは、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本戦の中継があった時でした。テレビを見ていなくても、TLをたまに眺めるだけで、いつ、誰が、何を、どうやって、どのような結果を出したかが手に取るように分かりました。これに似たようなことは他にもいろいろな場面で感じ取ることが出来ます。最近では、複数の国会議員が、国会でツイートしているなんてこともあり、国会の様子がテレビを見なくても良くわかります。

iPhoneのタイムライン

ただ、どのケースでも同じように言えることは、リアルタイムで最新、最先端な情報が詳細な形で、色々な角度から得ることが出来るということです。これほどまでに何もしなくても、詳細な情報が、恐ろしいスピードで、向こうから勝手に集まってくるということは今までになかったことだと思います。だからこそ、しり込みしてしまう人が多いのかもしれません。しかしこれこそが、TLのすごさであり、Twitterのすごさ、大きな可能性を感じさせるものなのです。

さて、facebookのtimelineは、これとは、また異なります。時系列で並んでいることには、違いないのですが、ツイッターのタイムラインのようなウォールもありますが、それに加えて、新しくタイムラインが付け加えられたということです。そうして、それは、一言でいってしまえば、「自分史」です。ここからは、いくつかのfacebookのtimline cover(タイムラインにともに表示される写真)とともに、:掲載していきます。それにしても、アメリカでは、かなりセクシーなカバーがたくさんあることに驚かされます。

Happy New Year! Timeline Cover
自分がFacebook上で投稿した出来事、アップした写真やチェックインしたスポットなどはもちろん、大学の卒業や、結婚といったライフイベント、いままで聞いた音楽や観た映画、作った料理など、自分に関するありとあらゆる事柄がタイムラインに積み重なっていきます。

ヴィクトリア・シークレッツのカバー
いままで自分の過去の投稿を見るには、ひたすらウォールを遡っていかなくてはなりませんでした。しかし、タイムライン上では、過去の出来事にもあっというまにジャンプすることができます。例えば二ヶ月前に自分がランチでどんなものを食べていたのか、一年前にどんなところに旅行に行っていたのか、過去にあなたがシェアした投稿が、タイムラインでは一目瞭然です。


タイムラインのページの一番上には自分のお気に入りの写真を大きく表示させることができます。そして、ページの一番下には「誕生」のイベントがあり、自分が生まれたときの写真を置くことができます。この世に生まれてから現在までの自分に関わる事柄が集まったタイムライン、まさに「自分史」と呼べる新機能です。


これによって、facebookは、いわゆるライフログのような使い方もできるようになったということです。evernoteなどで、写真などを含むlifelogをとり続けてきた私から、lifelogをとることの意味など掲載させていただきます。


ライフログをとることは、意図して意識して実施すれば、かなりためになると思います。ただ、自然にまかせて、記録をとるというのではなく、自分が成長したかどうかは、他人と比較するのではなく、過去の自分と比べるのです。そうすることによって、自分自身の変化がみいだせたら、それこそが自分自身の成長です。lifelogによって、自分が成長するために、成長を客観的に確認するためにログを生かすのです。昔なら、これは、メモくらいしかできませんでしたが、今なら、写真や動画も付加できるということです。それに、適当なログをつけておけば、文書だろうが、写真だろうが、動画だろうが、何でも瞬時に時系列に並べてみることができます。これは、メモによる時間記録では不可能なことです。数年にわたる記録の中から、これを行うことはほとんど不可能だったと思います。

ピンクフロイドのカバー
ちなみに、あの経営学の大家のドラッカー氏は、いわゆるできる人は、計画からスタートしないと『経営者の条件』という著書で語っています。いきなり計画からではなく、時間の記録をすることから始めるべきことを語っています。なぜなら、自分の時間がどのように使われているかからスタートしなければ、計画など立案できないからです。しかも、それを習慣化せよと言っています。ドラッカーの時代には、lifelogを簡単にとれるスマホなどありませんでしたから、手帳などでリアルタイムで書くしかありませんでした。そうして、数年に1回は実施することを薦めていました。しかし、今なら、スマホでかなり楽にできます。それどころか、写真や動画まで掲載できます。ドラッカーの薦めに従えば、日々lifelogをとるにしても、数年に一度は、自らの時間の使いかたを知るために、数年に一度は、リアルタイムのログをとるということになるかもしれません。 現在ドラッカー氏が存命されていたら、おそらくご自分でもスマホでlifelogをとったし、多くの人にそれを薦めていたに違いないと私は考えています。

Esther Baxteのカバー

常にログを取り、ログを見返し、ログと格闘し、常に成長を確認するように、人生をより良くすることを考え続けるようにログをとるのです。私は、会社という組織に入ってから、会社の方針もあって、いつも会社の中では、ログをとっていたと思います。端的にいうと、日々の出来事を記録するだけではなく、問題・課題をメモするのです。そうして、それが達成されたら、そのメモに消しこみをします。そうした習慣がついていたので、スマホを手に入れてからは、問題・課題を手帳に書くのはやめて、スマホのエバーノートアプリを用いて、ライフログをとるようにしました。問題・課題に関しても、いくつかに分類して、タグをつけるようにしました。これが成就されれば、終了のタグづけもするようになりました。こうすると、まだ未実施のものと、そうではないものとの区分がはっきりします。そうして、日々がチャレンジの連続となります。おそらく、こうしたlifelogをつけていない人と比較すれば、精神的にもかなり充実した生活を送っているのではないかと思います

ジャネット・ジャクソンカバー

航海日誌の無い船旅はありません。しかし人生という旅ではどうでしょう?スマホでなくても、手帳でも何でも、ログを残している人は、船でいえば、航海日誌を残しているようなものです。長い間ログつけていると、人生の航海日誌がライフログなのだと良くわかります。デジタルかアナログかが重要なのではありません。ごまかしのない、本当の自分の姿を知り、人生をより良い方向へ進める為に、ライフログを残し”続ける”ことこそが重要なのだと思います。

Woman by Window Timeline Cover

ここまで書いて、はたと気づきました。私は、今では、facebookも利用しています。しかし、これは、公開されるものなので、いわゆるライフログをとるには、適していないかもしれません。やはり、両方をやるのが良いのかもしれません。そうして、facebookは、アメリカの人たちがそうであるように、なるべく実際の人間関係に近いものにすると良いと思います。そうすると、人間関係のライフログが自然とできあがるわけです。これに、evernoteのようなライフログを併用すると、これは、もう完璧です。

特にクラウドを活用すれば、スマホからも、タブレットからも、PCからも、カメラからもライフログがとれる

客観的な記録というのはとても残酷な一面がありますから、見返して楽しいことばかりではありません。振り返って再度凹んでしまうことも多々あるはずです。また、逆に過去の成功体験をみて、勇気百倍になるときもあります。それでも、積み重ねた記録は嘘偽りの無い足跡です。足跡は自分を裏切ることはないと私は思います。これらを積み重ねていけば、確かな成長の証となることは、いうまでもありません。皆さんも、facebookのtimelineとともに、evernoteなどのlifelogをつけて、活用してみてはいかがですか!!



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