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2008年7月25日金曜日

【ストーカー判事初公判(10)完】メールやめるタイミング逸し、焦った-「身の丈」を知り自らの「序列」の位置づけを知らない人が増えてきた?

【ストーカー判事初公判(10)完】メールやめるタイミング逸し、焦った(12:05~12:20)(産経ニュース)(内容をご存知の方は読み飛ばしてください)
2008.7.25 14:43
左は、下山芳晴被告の写真。

《現職の裁判官がなぜストーカーという犯罪を犯したのか。最終弁論で弁護人は、罪になるとわかっていながら身動きが取れなくなっていった下山被告の様子を明らかにしていく》

「被害者がストーカーメールを相談してきたことは、下山被告にとってプライドをくすぐるもので、メールをやめることができなくなった。それが犯罪に該当することがわかっていて、いつやめるか悩んでいた。被害者はストーカーメールを相談しつつも発信者ではないかと疑い、直接、下山被告に尋ねた。下山被告は今やめれば自分だとわかってしまうとやめるタイミングを失い、焦りの中で身動きが取れなくなった」

「頼れる支部長でありたいとの思いから、警告メールを送り、無言電話を警察に相談するよう言うなど、『(犯人は)怖じ気づいてやめた』と言えるようにした。そして、終わらせる宣言とも取れる最後のメールを送った。この時点でメールを送り続けるつもりはなかった」

「下山被告がストーカー規制法に基づく警告を受けなかったのは、今後、ストーカーメールを送る危険がないと思われたから。自らの意志でストーカーメールをやめたのも事実だ。相談に乗って味方を装ったことで、被害者が味わった人間不信の思いは察するに余りあるが、自らメールを終息させ、無言電話は関知していない」

《弁護人はさらに、被害者が県警に告訴する前に、下山被告が自分の犯行であると打ち明けた行為が自首に当たると主張した》

「告訴前の4月8日には被害者に犯行を告白し、謝罪した。同日、県警本部の担当にも打ち明けようと電話をしたが、不在。翌日、『週末に時間を取ってくれないか』と言ったが連絡が来ず、翌々日に再度電話したが事情聴取の申し出は断られた。被告は当初よりメールを発信した事実を認めていて、これは自首に当たる。被害者に『つかまりますよ?』と言われたときも、『覚悟している』と答えている」

《逮捕されてから、「恋愛感情ではなかった」と否認していたと伝えられた下山被告だが、弁護人は取り調べの中で、徐々に下山被告が自分の気持ちに向き合うようになったと主張した》

「恋愛感情についても、当初は否定していたが、拘束中に弁護人との面会を重ね、自分の生きざまが問われていると言われ、被害者への恋愛感情を認め、率直に反省している。また、メールの送信場所なども、自発的に申告している」

《弁護人は最後に、下山被告が裁判官を辞める意向でいることを明らかにし、反省の態度を前面に出した》

「裁判官の職についても、4月10日に宇都宮地裁所長に、5月に東京高裁事務局長に口頭で辞職の意を伝えている。被害者にも、告訴前に自らのストーカー行 為を伝え謝罪しているほか、告訴後は弁護人を介し謝罪文を渡し、再三示談の申し入れをしている。実弟や妻も謝罪の手紙を出しており、示談の準備を整えてい る。かつての勤務地、都留支部にも被害者を気づかってほしいと手紙を送っている。約2カ月、身柄拘束され、刑罰を事実上受けている」

「下 山被告は努力家で、困っている人を助けたいと裁判官になった。裁判中の居眠りも、睡眠障害という病気が原因だ。以上のように、下山被告は約2カ月の身柄拘 束で、形だけのプライドを捨て、反省を深めた。示談は成立していないとはいえ、慰謝に応じる姿勢はあり、厳しい社会的制裁を受けており、弾劾裁判も控えて いる。執行猶予付き判決が相当と考える」

《弁護人が読み上げを終えると、渡辺康裁判長が下山被告に「最後に何か言いたいことはないですか」と声を掛けた。下山被告は立ち上がり、証言台でかつて自分が座っていた席をまっすぐ見つめ、反省の気持ちを口にした》

「被害者に申し訳ないことをしました。また司法に対する国民の信頼を損ね、私を育ててくれた裁判所を裏切り、申し訳ありませんでした。以上です」

《抑揚のない小さな声。法の番人は、自ら犯した罪を認め、謝罪した。審理は初公判のこの日結審した。判決公判は8月8日午前10時に開廷する》

《初公判を終えた下山被告は、午後1時前に甲府地裁から出ると、報道陣に囲まれ、もみくちゃにされた。うつむき加減で口を固く閉ざし、「自分が裁かれる立 場になったことをどう思うか」などの報道陣の問いかけには一切答えず、弁護人が用意した車の後部座席に乗り込むと、乱暴にドアを閉めた》

        (完)

自分の身の丈を知らない人間が多くなってきた?!
さて、この裁判官どうなっているのでしょうか?このようなことは、あまりにつまらないことなので書きたくありませんが、最近あまりにも自分の「身の丈」を知らない人間が多くなってきたので書いて見たいと思います。

さて、「身の丈」に関しては、私は以前にこのブログにも書きました。そのときに、私は次のように身の丈を定義しています。

「人間の身の丈は、その時々できちんと把握しておく必要があると思います。勿論、身の丈が一生そのままというわけではありません。努力すれば、伸びることも あります。人間の身長と違って、ここでいうところの「人の身の丈」は年をとってからでも本人の努力によりかなり伸びる余地があります。特に得意分野に関し てはそうだと思います。しかし、自分の得意な分野であろうとなんであろうと、その時々で自分の身の丈を把握しておくことは重要なことだと思います。これ は、簡単なようでいて難しいことです。不当に高く評価してもいけませんし、不当に低く評価してもいけません。それに、身の丈を図る評価軸はなるべくたくさ ん持っておいたほうが良いと思います。いくつたくさんある評価軸で評価した、多くのものを総合したものが「身の丈」というものだと思います」。

まさに、この通りです。これに関して私があるブログをみていたら、社会学者のある大学教授が私と似たような考え方で、ただし、「身の丈」ではなく「序列」という言い方をしていました。確かに序列も重要です。現在おおよそ生まれ出てきた人間は、すべて組織に属することになります。たとえ、組織から完全にドロップアップしたと思った人間でさえ、いわゆる仲間をつくれば、そこは社会であり、規範などゆるくても組織であることは変わりありません。

組織といったときに、どんな組織にもおのずから「序列」というものが生じます。よほど特殊な高い能力を身につけて、他人と全く関わらずに何十年でも生きていける人を除いてすべて組織や社会とは無縁で生きていくことはできません。序列に関して辞書で調べると『(1)あるきまりによって並べられたもの。順序。「年功―」「成績の―をつける」(2)順序に従って並ぶこと。また、並べること。「古の仁聖賢人をば―して/史記抄 10」』とあります。あるきまりというところが、判りにくいとは思いますが、結局組織の目標、目的に照らした決まりということができると思います。

社会の多くの人々は多くの組織に属し、個々の組織の中で序列を守り、複数の組織の序列と自分の能力や人柄から「身の丈」を測って、その範囲内で日々の生活を送っているというのが普通だと思います。特定の組織の序列を破る行為をすれば、組織からはじきだされるか、はじきだされるのが嫌であれば、組織の底辺にいることを余儀なくされます。これは、厳然たる事実です。これは、官僚組織だけの問題ではありません。どんな組織にでもあります。学校、企業、近所づきあい、仲間同士に必ず生じてくるものです。それが嫌で、共産党に入ったり、労働組合に入ったとしても、その中での「序列」があります。ヤクザの組織でも同じこと、いや、この世界の「序列」は一般社会よりもはるかに厳しいです。

この辺良く読んで吟味してみて、私は私の言う「身の丈」のほうが「序列」よりも範囲が広範囲だと思います。序列といった場合は、特定の組織にしか通じないからです。ある組織の序列が、他の組織序列ということはありえません。その意味では「身の丈」を知ることのほうが、序列を理解するよりももっと広範で、汎用性があると思います。

さて、定義などはそのままにして、そろそろ本題に入りましょう。

まずこの裁判官については、「自分の身の丈」を理解していなかったのだと思います。司法の番人である裁判官がやっていいことと、やって悪いことの判断もつかなかったということだと思います。自分がある高い身分を獲得したとか、法律で定められた権限もあるが、それなりの責任も持たなければならない地位についたとします。そうすると、「自分の身の丈」がそれに達していなければ、伸ばすしかないです。どうしても伸ばせないというのなら、そういう地位から退かなければなりません。

最近は、この裁判官のように必要な「身の丈」まで、自分自身を伸ばせない人が増えてきたように思います。たとえば、父兄の動向に左右されやすかったり、日の丸掲揚、国歌斉唱など徹底できない「校長」先生などもその例です。

さらに、最近の通り魔事件を起こす犯人なども、この「身の丈」を全く理解できないのだと思います。秋葉原の事件の犯人の場合は、中学までは「身の丈」を不当に高く評価し、社会人となってからは不当に低く評価しているようです。八王子の事件の犯人の場合は、秋葉原の犯人と同じような側面もあるとおもいますが、その他に30歳台という年齢から考えて何でも親や人のせいにするという幼児性が目立ち、どうやら年齢にふさわしい「身の丈」まで自分のことを伸ばせなかったようです。「身の丈」を測れない人間は、序列にもなじめません。個々の組織の序列を守ることができなければ、その組織には属することはできません。この犯人、結局はいろいろな組織からはじきだされ、孤独感・疎外にさいなまされていたのだと思います。その責任の大半は自分にあることが理解できていないようです。


離婚したサルコジ夫妻

さて、この「身の丈」を知らなかったり、「身の丈」による自らの組織における「序列」の位置づけを理解できないのは、この裁判官や、通り魔事件の犯人だけではないようです。一昔前の人間からすると、洋の東西、年齢、経歴、経験も問わず存在するようです。

たとえば、フランスの場合、フランスの人からも「馬鹿サルコジ」といわれているフランスの例があります。フランスなどは、非常に保守的な社会を構成していて、その中の「身の丈」や「序列」は、厳格なものでした。少し前までなら、たとえば、小泉元首相のように宰相の息子が芸能人などをやるとしたら、家から追い出されることは覚悟の上だし、親の方も勘当するのが普通でした。

でも、「馬鹿サルコジ」が出て、まともな夫人とは離婚して、モデル出身の女性と結婚しています。一昔前といっても10年前くらい前であれば、この段階で、サルコジの政治生命は絶たれたと思います。でも、そういう観念は、いわゆるフランスの上流階級にはまだ残っていますから、「フランス至上最低の大統領」とか「馬鹿サルコジ」と揶揄(やゆ:からかうという意味)されるのだと思います。一昔まえなら、それそうとうの地位の人が離婚すれば「まともな家庭も築けない馬鹿者」と認識されるため、「身の丈」が大幅に縮んだとみなされ、それ以降の交渉などうまくいかなくなったのです。そのため、是が非でも離婚しなかっのだと思います。フランスの社会、特に上流はかなり保守的ですから、このような馬鹿大統領はサルコジが最初で、最後かもしれません。

また、日本の政界など、先ほどは小泉元総理大臣の例も述べましたが、テレビなどを見ていると、まるで芸能人のような政治家や、芸能人が政治に口を出すなどのことは珍しくもありません。東国原知事のように芸人から「知事」に転進した人もいるくらいです。ただし、今でも、「身の丈」「序列」を意識している政治家など報道などは別にしていわゆるバラエティー番組のようなものには出ていません。当然といえば、当然だと思います。また、東国原知事も当然各々の組織の「序列」に従って生きています、役所には役所の序列があります。たけし軍団の中にも、それなりに厳しい「序列」が存在します。これを破れば、軍団からはつまはじきにあいます。

さて、フランスや日本の状況を述べてきましたが、確かに組織の規範や序列に関して「序列」や「身の丈」という考え方が緩んできている事実を掲載しました。しかし、忘れてはならないことがあります、昔と比較すると緩んできていたとしても、依然として各組織や社会には「序列」が存在しており、自分が「序列」のどのへんに属しているかは自らの「身の丈」がどの程度であるか測ることができなければ、組織からははじかれるか、組織の底辺にいることを余儀なくされるという事実が毅然として存在しているということです。

これを忘れる人は多いようです。組織に入って「序列」を認識できない人、その組織の中でうまくやっていけないでしょう。自分の「身の丈」を認識できない人はもっと苦労するでしょう。現在の自分の「身の丈」を測ることは誰にとっても難しいことです。しかし、当らずとも外さない程度に認識しておかないと、とんでもないことになります。ずっと認識しないでおいて、行き着く先の先はこの裁判官や、通り魔犯ということにもなりかねません。そこまではいかなくとも、周りの人々とうまくコミュニケーションが図れず、孤独感、疎外感にさいなまされることになるでしょう。

さて、皆さんの「身の丈」は、いかほどのものでしょうか、もし考えたことがない方は、早急に考える必要があります。まあ、60歳を過ぎたような人は、ほとんど変えようがないですから、それでいいと思います。仮に「身の丈」を測ることができなくても、なんとかそれで道を踏み外さず歩いてこれたのですから。それ以下の人は一度深く考えてみる必要があると思います。

あなたが、日々異常に疲れるとか、疎外感にさいなまされるとか、空気が読めないと人言われたとすれば、あなたの「身の丈」の計測がはなはだしくずれているか、「序列」無視の行動をしているのかもしれません。

「身の丈」は自分の目線で測ってはいけません、人の目線で行うべきです。そうして、これは、学校のお勉強や、業務上の技能の能力の向上よりはるかに重要なことだと思います。そうして、これができなければ、学校の勉強も、業務上の能力もいずれ築けなくなっていくと思います。

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