小沢メール問題は、テレビではほとんど報道されていませんでした。新聞ではごく一部が小さくしか扱っていません。しかし、これは、現在の民主党政権が行っている予算編成のための折衝などよりももっと重要で危険でさえあります。実は、最近、民主党全議員に小沢氏が、「議員立法禁止と、その理由など」に関して、メールを発信したというのです。とにかく、以下の動画をご覧になっていただきたい。報道番組「アンカー」での青山氏の小沢メール問題に関する報道内容です。
09.10.14 青山繁晴がズバリ! 小沢メール問題 1
09.10.14 青山繁晴がズバリ! 小沢メール問題 2
09.10.14 青山繁晴がズバリ! 小沢メール問題 3
09.10.14 青山繁晴がズバリ! 小沢メール問題 2
09.10.14 青山繁晴がズバリ! 小沢メール問題 3
民主党の挙動こちらのほうがよほど重要で危険だ!!
政権与党となった、民主党の動きに関しては、このブログでも掲載してきました。しかし、その動きは、あくまで、政権与党としての鳩山さんを中心とした動きであり、実質的な支配者である小沢さんに関しては、掲載してきませんでした。表のことだけ見ていて、裏は見ていなかったと反省させられました。
小沢さんに関しては、代表を退いてからあまり表に出てきませんでしたが、この小沢メール問題でも明らかなように、彼は、着々と権力の座を得るために意図して、意識して準備をしてきていたのです。その現れが、今回の小沢メール問題です。小沢さんは、表に出ずに、着々と小沢シフトとでも呼ぶべき、堅固な独裁体制を築いていたのであり、さらに強固にしつつあり、とどまるところがありません。やはり、小沢さんは、政界の裏のフィクサーともいわれた、正統派金丸チルドレンだったのです!!
民主党は先月18日、政府・与党の二元的意思決定を一元化するため、議員立法は原則禁止し、法案提出は原則、政府提案に限ることを決め、同党所属の全国会議員に通知していました。これに関しては、政策決定がスムーズになり、族議員の誕生を防ぐといった効果が期待されますが、政治主導が不完全なままでは従来の政府見解にとらわれて自由な立法活動が阻害される可能性もあると私のブログでも掲載しました。
今回の小沢メールは、この通知をさらに徹底したものです。しかし、これを徹底することにより、超党派の立法など完全に不可能になり、立法権に関しては、党内でも、党外でも実質的に完全に小沢氏の思い通りになります。これで、小沢氏の思った法律はほとんど何の抵抗にもあわず、成立可能になります。
この動き、完全に今の国政を小沢独裁とするための布石としか思えません。いや、それどころか、立法と行政を小沢氏に一極集中させる動きとみるべきです。いや、それだけにとどまりません。小沢さん、自民党政権の時代に、献金問題に関して検察が査察に入った直後に「国策調査」などと、麻生政権を非難していました。
しかし、このブログにも先に述べたように、そのような動きなどはあり得ません。実際官邸による国策調査が可能だとしたら、他の独裁国家のアジアの国々と同じように、民主党の幹部、特に小沢さんはもとより、他の幹部や、自民党に都合の悪い報道をする報道機関の幹部などとっくに逮捕されて、刑務所に拘留されていたであろうことなど述べました。
しかし、逆に、小沢氏が「国策捜査」であると指弾するということは、逆にとれば、民主党が政権をとれば、国策捜査もあり得ることを暗に示しているということもこのブログで述べました。そうして、それに関連した動きが実際あったことも掲載しました。
こうなると、小沢氏、検察側を我が物のように動かせる体制をも築きつつあり、ゆくゆくは、司法そのものも狙っているのではないでしょうか。立法、行政、司法の三権分立などお構いなしに、小沢一極の権力体制を着々と築いているのではないでしょうか?
いや、それだけではありません。小沢さん、最近、いわゆる「小沢チルドレン」に対して教育・訓練をしたそうですが、1年生議員として、最も重要なことは、次の選挙への備えだということを強調したといいます。これは、別な見方をすれば、「この1年間自分の言うことを聴かない奴は、次の選挙では面倒はみないぞ」と恫喝しているのと同じことです。
であれば、少なくと「小沢チルドレン」は、小沢さんに反旗を翻すことはないでしょう。そうして、もともと、民主党は選挙に勝つためだけに、思想・信条の違う人々が集まっている集団です。だから、多数の小沢チルドレンを傘下におさめている小沢さんに対して真っ向から挑戦するものなど、誰もいないでしょう。
小沢シフトともいえるこの体制、まだあります。それは、マスコミが民主党には相当協力的であるということです。他のアジアの独裁国家ではマスコミ関係の幹部や記者など、なんらかの理由をつけて、長期間拘留されているのが普通です。でも、ごく一部を除くマスコミは民主党に対しては、非常に甘く、小沢シフトに対して支援することはあっても、たてつくことはないので、小沢さんも検察権力など濫用して、これらを駆逐するなどという荒業をしなくともすみそうです。
まさに、小沢シフト幾重にも堀をめぐらしたような、鉄壁の構えです。深謀遠慮の見本のようなやり方です。
この動き表にほとんど出ないだけに、多くの国民も、報道機関ですらあまり気付いていないようですが、現在の民主党の子供手当てがどうのこうのとか、予算がどうで、赤字国債がどうなどということは本当は、上っ面をなでるようなことで、小沢メールをめぐる動きのほうが、はるかに重要で危険かもしれません。
なにやら、ヒトラーのやり方を思い出してしまいます。ヒトラーは国民から支持を受けて、最初は、ドイツの首相になりました。そうして、経済を立て直し目覚しい成果をあげました。しかし、実は、ヒトラーは最初から独裁者の道をもくろみ、その路線を突っ走りました。その結果がどうなったか、皆さんもうご存知でしよう。
私たちとしては、この動きを注意深く追跡してできうる限り、小沢独裁への道を防いでいく道を歩むべきです。日本は、民主国家であるべきであり、いかなる理由があろうと、一人の人間に権力が集中するようなことは避けるべきです。民主党の良心派の人々、何とかこの動きを封じて欲しいです。その意味で、私は旧社会党は嫌いですが、上の動画で見てもわかるように、旧北海道知事でもある旧社会党で現衆議院議長横道さんは、正しい対応をしたと思います。立法府の長でもある、衆議院議長として当然のことだと思います。横道さんには、北海道知事時代には、直接お目にかかったことも何度かあり、懐かしいです。
しかし、やられた!!という感じですね。小沢さん、きっと、われわれの想像の範囲を超えて、これからの政界の変化を予測して、今も深謀遠慮を図っているに違いありません。ありと、あらゆる事態に対して、対処法を思い巡らしているに違いありません。ひょっとしたら、私たちは、なんらかの形で小沢氏が失脚することでもない限り、後戻りができない道を選択したり、許容してしまったのかもしれません。ここまでして、小沢さんが追い求める理想とは一体何なのか?知りたいです。小沢氏の動向については、今後も注意深く追跡し、何かあれば、このブログに掲載していきます。
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