ラベル 成否 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 成否 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年4月21日火曜日

日米会談の成否「戦時の歴史に誠実に向き合うかどうかにかかっている」 NYタイムズが安倍首相に歴史直視要求―【私の論評】日米主導によるアジアの平和と繁栄が世界を救う(゚д゚)!


昨年の終戦記念日の式典における安倍総理

米紙ニューヨーク・タイムズは20日付社説で、26日からの安倍晋三首相の訪米が成功するかどうかは「戦時の歴史に安倍氏が誠実に向き合うかどうかにかかっている」と指摘し、慰安婦問題を含め中国と朝鮮半島に与えた被害を直視すべきだと要求した。

タイムズ紙はこれまで歴史修正とも取れる安倍氏の発言を再三、批判してきた。日米首脳会談や日本の首相としては今回が初となる上下両院合同会議での演説を前にくぎを刺した。

安倍氏は積極的平和主義を掲げ、世界の平和と安定に貢献する国家を目指すとしている。社説は「過去に対する批判に目をつぶるならば、日本はそうした広範な役割を果たせない」と強調した。

歴史問題については「本来既に和解しているべきだが、主に安倍氏と右派勢力の責任で解決に至っていない」と論じた。

【私の論評】日米主導によるアジアの平和と繁栄が世界を救う(゚д゚)!

米紙ニューヨーク・タイムズの元記事のURLを以下に掲載します。
Shinzo Abe and Japan’s History

それにしても、この記事完全に矛盾しているというか、勝手な言い草です。

ニューヨークタイムズ紙は安倍首相の訪米にかんし、「中国と朝鮮に対する日本の野蛮な占領」への「反省」を求める社説を掲載しました。しかし、中国の指導者が訪米した際、この新聞は過去に一度たとりとも、「チベット、ウィグル、内モンゴル、満州国に対する野蛮な占領」などとして中国を批判したことはありません。

今や最大の全体主義国歌の独裁政権には、甘く戦後70年も平和を維持してきた日本には厳しいというとんでもない矛盾です。

70年以上前の、大東亜戦争だって、西欧列強が現在のアジアのほんどの国を植民地としていたため、これに対処しようという試みであったし、さらにはアジア解放という意味もあった戦争です。

それが、いつの間にかアメリカなどの刷り込みにより、日本が一方的に侵略戦争をしたことになってしまった面は否めません。

中国は建国以来、様々な国々を侵略してきたという事実は、隠しおおせもしない事実です。以下にその証拠を掲載します。


上は、中国の現在の領域ですが、地図上のウイグル、チベット、内モンゴリ、満州はすべて中華人共和国が建国してから後に侵略して、支那の領域に組み込んだものです。この間日本は、一切どこの国をも侵略はしていません。

さて、20日夜のBSフジ「プライムニュース」で安倍首相は国内外で注目されている戦後70年談話について、村山談話の「植民地支配と侵略」や「心からのおわび」などの文言を使うかどうかを聞かれ、「基本的な考え方を引き継ぐと言っている以上、もう一度書く必要はない」と明言しました。また、中国主導で設立が進むアジアインフラ投資銀行(AIIB)に関しては、「悪い高利貸」という言葉を例に出し、組織運営などへの懸念を示しました。


そうして、さらに以下のように続けました。

「私の考え方がどう伝わるかが大切だ。同じことを言うのであれば(新たな)談話を出す必要はない。先の大戦への反省や戦後の平和国家の歩み、地域や世界の平和に貢献する決意、100年後の日本や世界の在り方などを発信したい」

安倍総理は、どうやら未来志向の談話を意識しているようです。私は、未来における中国の野心を強調し、それに対抗してアジアの平和だけではなく、アジアの繁栄を目指していることを中心に談話を出すべきものと思います。

過去の日本がどうだったかよりも、未来のアジア地域における、中国による危機、それに対抗する日米を強調し、アジアの平和と安定は、中国によるのではなく、あくまで日米によることを強調すべきものと思います。日米階段の成否はまさにこれにかかっています。

日米でアジアを何とか、平和と安定に導くことができなければ、世界はまたアジアから暗黒に逆戻りです。いずれとんでもないことになります。

ニューヨーク・タイムズの主張のように、中国を甘やかすようなことをしていれば、アジアの安定はおぼつきません。駄目なものは、駄目、出来ないことは出来ないと思い知らさなければ、とんでもない事態を招くことになります。アジア地域においては、日米が共同で、法の支配のもとに平和を維持しなければ、他国がいくら頑張ってみても中国の敵ではなく、圧力に屈するだけです。

今のロシアは、中国を牽制するだけで精一杯です。オーストラリアも、他のASEAN諸国やインドなども、単独あるいは、これらの国が強力したとしても難しいです。やはり、日米が何とかしなくてはならないです。特に日本が、リーダーシップを発揮しなければなりません。

中国の意のままに任せておいては、いずれアジアの平和は崩れ、それがアジアだけではなく、世界に波及し、世界はまた冷戦時代の悪夢みることになりかねません。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】





麻生財務相の「参加見送り」見解、中国メディアは未練たらたら・・・「日本国内でもAIIB参加すべきの声」と報じる―【私の論評】中国小国化に向け追撃戦に転じた安倍総理(゚д゚)!

【関連図書】

現代日本きって、中国通のお二方による、以下の書籍をご覧いただければ、安倍総理の未来志向の正しさをご理解いただけるものと確信します。

中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!
宮崎 正弘
海竜社
売り上げランキング: 4,742


日本が在日米軍を買収し第七艦隊を吸収・合併する日
宮崎 正弘
ビジネス社
売り上げランキング: 6,218


日本保守党・百田代表「政府の怠慢」「制裁が足りない」初出席の拉致集会で政府批判 「日朝国交正常化推進議連」の解散も要求―【私の論評】日本とイスラエルの拉致被害者扱いの違いと国民国家の責任

日本保守党・百田代表「政府の怠慢」「制裁が足りない」初出席の拉致集会で政府批判 「日朝国交正常化推進議連」の解散も要求 まとめ 百田尚樹代表は、国民大集会で日本政府の北朝鮮による拉致問題への対応を「怠慢」と批判し、経済制裁の強化を求めた。 他の政党や超党派の「日朝国交正常化推進議...