2008年6月13日金曜日

Invitation For Jazz-Andrea Sabatino

今のところ、日本で販売されているCDは上の"Pure Soul"だけみたいです。アマゾンドット・コムでは販売されていないようです。日本では、まだまだ認識されていないようです。そのうち、いろいろと出すと思います。日本国内でもどんどん売れていくと思います。注目してください。
一部視聴はこちらで!!


プロフィール

エンリコ・ラヴァ,パオロ・フレス,そしてファブリツィオ・ボッソと,数々の素晴らしトランペッターを輩出さ せてきたイタリアから,また1人,才能豊かな若き新星が登場しました。1995年発足のイタリアの新興レーベル,DODICILUNEからデビューした, その名は Andrea Sabatino (アンドレア・サバティーノ)。3曲だけですがファブリツィオ・ボッソがゲスト参加しているということにつられて買ったのですが,これがボッソなどいなく ても十分素晴らしい作品でした。ボッソとの競演では流石にボッソに軍配が上がりますが,Blue Note 4000番台はじめの頃のフレディー・ハバードやドナルド・バードを髣髴させるファンキーで哀愁感の漂うフレーズは,ボッソには決して出せない魅力ではな いでしょうか。これからおそらくは知名度を上げてくるトランペッターだと確信しましたが,なにしろネットで検索をかけても全く彼の情報がありません。とい うことで,唯一のイタリアン・ジャズの情報源であった Jazzitalia から,彼のBiography を紹介したいと思います。

アンドレア・サバティーノは1981年11月5日,イタリアのガラティーナで生まれました。彼は5歳の時にトランペットのトレーニングを始めたという早熟 ぶりで,9歳の時に父親の奨めでレッチェにあるティート・シェッパ音楽学校に進み,ピエトロ・ディ・ミティスに師事しました。

17歳を目前にした1999年に,トランペット科を主席で卒業し,その後,数々のコンテストに参加,クラシック・トランペットのソリストとして,国内外の 批評家から絶賛されました。一方で,アメリカ人トランペッターであるマイケル・アップルバウムのレッスンも時々受けていました。

ところが,雑誌「MUSIC JAZZ」において2000年の優秀トランペッターに選ばれた-あの有名なファブリツィオ・ボッソに2000年に出会い,サバティーノはジャズに目覚め, クラシックの世界に別れを告げることになったのでした。ジャズへの愛により彼は別の人生を歩むことになったのです。

「 2001年ウンブリア・ジャズ祭 」の夏季セミナーに参加し,そこで賞賛され,更にはイタリアのラジオ局 Radio Capital の協力のもと,『 Quintetto Jazz 』のヴィデオ収録にも参加しました。(ウェブ・サイトwww.umbriajazz.com で観れます。)

2002年夏の「 シエーナ・ジャズ祭 」では,パオロ・フレス,ブルーノ・トマソ,ジョヴァンニ・トマソ,マッシモ・マンジ,その他と競演し,豊かな才能を披露しました。

2003年には「 国際マッシモ・ウルバニ賞 」にノミネートされ,最終選考まで勝ち残り,「 ヌーオロ・ジャズ2003 」の奨学金を獲得しています。

2003年の夏には,トランペッター,パオロ・フレスが設立したヌーオロのセミナーに参加。「セミナー参加の最優秀学生6人から結成されたグループ」に選ばれました。

2004年には(クラシック・トランペットを学んだ)ティート・シェッパ音楽学校のジャズ科を卒業しています。

そして,その頃から有名なジャズ・ミュージシャン達と共演する機会が増えました。例えば,ファブリツィオ・ボッソ,パオロ・ディ・サバティーノ,ジュゼッ ペ・バッシ,サルヴァトーレ・ボナフェデ,ダニエル・スカナピエコ,などなどです。一方では,「サンレモ・オスカー・TV 」のようなイタリア国営放送局(RAI)の番組のオーケストラでの仕事もこなしていました。

2005年には,マルコ・レンジが指揮を務める「 イタリアン・ビック・バンド 」に参加し,ソリストを務めました。

2006年5月には,ついに Dodicilune Records からデビュー・アルバム 『 Pure Soul 』を発表しました。そのアルバムには偉大なる教師であり,また親友でもあるファブリツィオ・ボッソもゲスト参加しています。

彼の最新録音は2006年の夏の,セルジオ・カンマリエーレ(vo)の新作『 Il pana, il vino e la visione 』への参加です。

ふー,疲れた。どうですか。吃驚仰天ですね。25歳という年齢にも驚きますが,ジャズをはじめてまだ6年足らずというから驚きです。いくらクラシックの基 礎ができていたからとはいえ,そんな短期間にどうしてあれほど巧くジャズを語れるのでしょうかね。しかもファンキー路線の作曲能力も素晴らしいし。この作 品,絶対のお薦めです。本当に最近のイタリアジャズ元気です。


過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■DAVID BENOIT-デビッド・ベノア
■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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