焼肉ほど、心がワクワクする料理はない。ジューシィーな赤身のカルビ、軽くあぶって食べるロース、ジュワッと肉汁があふれ出す絶妙食感の牛タン、そのすべてが最高のご馳走である。
・上カルビを注文しない男はモテない
そんな焼肉屋だが、彼女や彼女候補とデートする場合は、注文するメニューに注意したい。なぜなら、「上カルビ」や「上ロース」を注文しない男は、モテない可能性があるからだ。
焼肉屋で男子の行動を鋭く観察していると話すのは、東京都足立区在住の女子大生、加賀屋鈴美さん(21歳)。彼女はウェブデザイナーを目指し、高知から上京した意識が高い系の女子。鈴美さんは、以下のような恋愛感を語っている。
・帰り道にLINE削除
「付き合ってもいいかな? と思っていた男子と焼肉屋に行ったのですが、注文するのは一番安いカルビとかロースばかり。貧乏人かよ! 周囲を見ても、上カルビを注文してないのは私のテーブルだけ。最悪だと思って、帰り道にLINE削除してすぐに縁を切りました」。
・ろくなヤツがいなかった
今まで複数の男性と交際してきたが、焼肉屋で上カルビや上ロースを注文しない男子は「ろくなヤツがいなかった」という。何をするにも貧乏ったらしく、一緒にいてもまったく良い思い出がなかったそうだ。
・自尊心が深く傷つく
そういう経験から、鈴美さんは「焼肉屋に行って上カルビと上ロースを注文しない男とは絶対に付き合わない」と決めているのだそうだ。なにより、他の客が上カルビ食べているのに、自分だけ激安焼肉を食べているかと思うと、自尊心が深く傷つくのだという。
「恥をかかされた私からすれば、あの男子の行為は私に対する私刑です」とも話していた。その男子は、支払い時にスマホで店員にクーポンを見せて10%割引にしていたそうで、その点についても鈴美さんは「おごれば女子にモテると勘違いしてるんだよね。クーポン使った時点でアウト。本当にみっともない。恥ずかしいから先に店を出た」と話していた。
・女子からすれば「将来性のない貧乏男子」
普通のカルビやロースだって十分美味しいと思うのだが、女子からすれば「上ロースも注文できない将来性のない貧乏男子」なのかもしれない。ちなみに、記者は焼肉屋に行っても絶対に上カルビは注文しない。金がないからだ。
【私の論評】デフレ脳から抜け出すことができない人、そこからすぐに抜けてインフレ脳に転身できる人との間では、ここ10年くらいでとんでもない差がつくことになる(゚д゚)!
この記事を読んで思い出したのは、倉山満氏の以下のツイートです。
学生の就職相談。喫茶店に入り私はシュークリームを頼んだんですが学生達は遠慮して何も頼まないんです。財布に手を伸ばして欲しいならあげるよって言ったのにその場にいた3人の学生は目の前の私の1個のシュークリームを4頭分しようと考えてたんですwびっくりしましたwこれがデフレ脳ってやつです
— 倉山満bot (@kurayamabot) 2013, 4月 14
財務省は、現在ある税収などを分割することばかり考えていて、新たな財源などほんとうはいくらでもあるのに、それをしないことを批判していました。財務省もデフレ脳で凝り固まっています。だから、まともな考え方ができなくなっています。
そうして、財務省や似非識者にかぎらず、若者にもデフレ脳におかされた人が大勢存在するということです。
焼き肉の注文でみすかされる男の本性? |
やはりこの「上カルビ」「上ロース」を一切注文しないというのも、デフレ脳というやつです。若い男性の行動にも過去のデフレがかなり影響を及ぼしてきたのだと思います。
焼き肉を食べるにしもて、すべて「上ロース」「上カロリー」を食べたいなどと、上の女性もそのようなことは思っていないと思います。低価格の焼き肉をたくさん食べると、飽きてきますから、そこですくなくとも「上カロリー」「上ロース」を注文してたとえ一皿づつでも、変化をつけるというような配慮が欲しかったのだと思います。
にもかかわらず、この男どもは、さらに安い肉を注文して、ただでさえ、満腹の女性たちをしらけサせたのだと思います。
おそらく、これが2~3年前のデフレスパイラルのまっただ中であれば、安い肉ばかり注文する男性もそんなに、若い女性から非難されることもなかったと思います。
シュークリームの例は極端すぎるにしもて、焼き肉にしても、やはりデフレがかなり影響していると思います。「上カルビー」「上ロース」を全く注文しない人は、長い間節約ばかりするとい習慣が心底身についてしまったのだと思います。
このデフレ脳についてはこのブログでも何度か掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
消える若者市場 消費に背を向ける若者を追うな、中高年に“若さ”を売れ―【私の論評】今年から徐々にインフレ傾向になり、若者の欲望に火がつくようになり、草食系は小数派になりAKB48は廃れる? デフレ脳では、市場は開拓できない! 開拓するのは、インフレ脳だ(゚д゚)!
インフレ傾向になればAKB48は廃れる? |
過去にも似たようなこと(経済が移り変わったときの人々の反応が鈍いこと)がありました。これは、インフレ脳からデフレ脳への転換の例ですが、これもかなり難しかったのです。
あのバブル時代の象徴ともいわれるジュリアナ東京が設立されたのは、バブル崩壊後です。あの狂乱に何の疑問もなく、酔いしれた人々は、これからデフレになるにもかかわらず、インフレ脳のままでした。
ジュリアナ東京の熱狂は何だったのか? |
株や、土地で直接大損した人以外は、あの大変化になかなか気付きませんでした。インフレ脳の人々が、デフレ脳になったのは、バブル崩壊してからしばらくして、98年に日本が完璧に統計的見てもデフレに突入してからでした。
このように、経済の大きな大変化には、多くの人が気づかないものです。気づかないから、考えたを変えることもかなり難しいのでしす。しかし、将来の変化に気付き、それに対して準備をした人のみが、何事にも成功することができます。
将来の変化は、はっきりしています。現在では、デフレ脳であり続けては失敗するだけです。これから、インフレ脳が勝利することになります。
ブログ冒頭のような記事にまどわされることなく、多くの人々がデフレ脳からインフレ脳に転換すべきと思います。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?過去においては、インフレからデフレに移行したときにそれに気付かないで、インフレのときの行動パターンをそのまま維持している人が大勢いたという事例です。
現在はこの逆のパターンで、長い間デフレが続きましたが、今の日本はまだまだ、過去のデフレの負の遺産がかなりあるものの、厳密な意味では最早、デフレではありません。そうして日銀の追加金融緩和の効き目がさらに現れるようになれば、インフレ傾向になるのは目に見えています。
そうした中で、シュークリームを4つに分割しようとしたり、焼き肉屋で安い肉ばかり注文するような行動パターンから全く抜け出ることのできない男には、確かに将来見込みがないと思います。
おそらく、世の中がインフレになれば、様々なビジネスチャンスが発生してくるのは、はっきりしているのですが、デフレ脳におかされた若い男性も、デフレの最中に増税を叫ぶ、財務省や似非識者どもと同じで、デフレにすっかり染まってしまっいて、行動バターンや、考え方を変えられないと思います。
上の記事では、女性の視点から若い男性の行動を見た内容を掲載しています。この文章を書いた男性自身も気づいていなようですが、この女性の視点は、これから時代が大きく変わっていく潮目の変化を表しているのだと思います。
デフレ・スパイラルのど真ん中にあったときと、同じような行動・思考パターンから抜け出すことができない人、インフレ傾向であることに気付き、そこから考え方や行動パターンをすぐに変えインフレ脳に変身できる人との間では、ここ10年くらいで、とんでもない差がつくことになると思います。おそらく、モテる、モテないという程度の差ではないと思います。そうして、無論インフレ脳によって、少子化問題も随分と緩和されるようになると思います。
そういう意味では、上の女性の視点、的確だと思います。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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