2016年6月5日日曜日

韓国が共同訓練閉幕式で海自艦の入港拒否 「日本軍国主義の象徴」旭日旗にメディアが猛反発―【私の論評】正しい歴史認識のできない中韓・北朝鮮には嫌われる勇気を持て(゚д゚)!




海上自衛隊や米韓両海軍などが5月25日~6月3日に韓国海域で行った共同訓練で、計画されていた韓国・済州島への各国艦船の入港が韓国側の判断で中止されていたことが4日、分かった。韓国の複数メディアが自衛艦旗である「旭日旗」を掲げる海自艦艇に激しく反発したことから、韓国政府が国内の反日感情に配慮したとみられる。

訓練は韓国海軍主催の「西太平洋潜水艦救難訓練(パシフィック・リーチ)」で、日米韓のほか豪州、シンガポール、マレーシアの各海軍が参加した。海自は潜水艦救難母艦「ちよだ」と練習潜水艦「おやしお」を派遣。5月24日に韓国南部の鎮海海軍基地に入港し、海上訓練などを経て3日に済州島で閉幕式を行う計画だった。

ところが鎮海入港に際し、海自艦艇が旭日旗を掲げていたことに複数の韓国メディアが反発。ハンギョレ新聞(電子版)は「かつての日本軍国主義の象徴だ」と指摘した。

ただ、軍所属の艦艇が他国の港に入る際に国旗や軍艦旗を掲げるのは国際法上の要件で、海自幹部は「掲げない方が問題だ」と指摘。実際、これまで海自艦艇は10回以上も韓国を訪れているが、常に日の丸と旭日旗を掲げてきた。

韓国海軍も旭日旗の掲揚には理解を示しているものの、5月末までに済州島入港の中止を各国に伝達。閉幕式は鎮海で行われた。

海自は「韓国側から『現地の情勢を含む各種要素を考慮した』と計画変更の連絡があった」としている。官邸筋は「慰安婦問題もはらむ済州島に海自が入れば韓国世論がさらに反発する可能性が高い。入港中止は青瓦台(韓国大統領府)の意向では」とみている。

日韓の防衛協力をめぐっては、平成24年6月に「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」を締結する予定だったが、国内世論の反発を受けた韓国政府が署名式直前にキャンセル。昨年12月末には海自と韓国海軍がアフリカのソマリア沖・アデン湾で共同訓練を行ったが、韓国側は国内世論に配慮し実施の公表を控えるよう海自に求めていた。

【私の論評】正しい歴史認識のできない中韓・北朝鮮には嫌われる勇気を持て(゚д゚)!

この出来事、実は先月末にあった海上自衛隊の「独島」乗艦拒否への報復ではないかと思います。それに関する報道を以下に掲載します。
海上自衛隊、共同訓練を指揮する強襲揚陸艦「独島」への乗船拒否

朝日新聞が報道
「2016西太平洋潜水艦救難訓練」(Pacific Reach 2016)で指揮艦の役を担う「独島」
 かつての日本軍国主義の象徴と言える旭日旗を掲げ、最近韓国内に入港し物議をかもした日本の海上自衛隊が、今度は訓練で指揮艦の役を担う強襲揚陸艦「独島」への乗船を拒否したと朝日新聞が27日報じた。
 海上自衛隊が乗船を拒否したのは、独島を「竹島」と呼び領有権を主張する立場から、独島への乗船が韓国の主張を認める印象を与えるという理由からだったと同紙は報じた。また、海上自衛隊がこうした反応を見せると、韓国が譲歩して海上自衛隊が乗船する船を他の艦船に変更したと伝えた。 
 これに先立ち、海上自衛隊は今月24日、「2016西太平洋潜水艦救難訓練」(Pacific Reach 2016)に参加するため、軍艦に旭日昇天旗を掲げて韓国の鎮海(チネ)港に入港した。この訓練は、韓国、米国、オーストラリアなど6カ国が参加する多国籍連合潜水艦救難訓練で、5月25日から6月3日まで鎮海および済州(チェジュ)近海で実施される。 
 この報道に対し韓国海軍は報道資料を出し「今回の訓練で日本側要人の独島艦乗艦計画はなかった。独島は当初の計画どおり訓練に参加中」とし「報道内容は事実ではない」と説明した。 
 しかし、日本の海上自衛隊が当初から韓国側に「独島には乗らない」という意思を明確に伝えたことは事実だと、韓国軍当局者は明らかにした。独島は、今回の訓練を調整・統制する指揮艦の役割を果す。したがって、日本を除く訓練参加国は、連絡将校を独島に送り訓練を進めた。韓国軍当局者は「日本の拒否意思により訓練計画には日本の連絡将校の独島乗艦は当初からなかった」として「日本の自衛隊が独島に乗艦しなくとも訓練の進行に大きな問題はないと理解している」と述べた。
パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
この一件があったため、 青瓦台(韓国大統領府)の意向により、海自艦の入港を拒否したのだと思います。

しかし、そうだとすれば、これは青瓦台の勘違いというものです。そもそも、旭日旗は旭日旗(きょくじつき)は、日章と旭光を意匠化した日本の旗。光線(光条)が22.5度で開く16条のもの(十六条旭日旗)がよく知られています。

1870年に大日本帝国陸軍の陸軍御国旗(軍旗)として初めて使用され、1889年に大日本帝国海軍の軍艦旗としても採用されました。現在は、陸上自衛隊で自衛隊旗、海上自衛隊で自衛艦旗として旭日旗が使用されています。

「旭日」の意匠自体は比較的古くから広く親しまれており、その起源は平安時代に遡るといわています。その一部は「日足(ひあし)」と呼称され武家の家紋として用されていました(「日足紋」)。特に九州地方の武家に好んで使用され、例として、肥前の龍造寺氏や筑後の草野氏の「十二日足紋」、肥後の菊池氏の「八つ日足紋」等があります。九州地方に多いのは肥前・肥後が「日(ヒ)の国」と呼称されていたことと関係があるという説があります。

旭日には古来からいくつもの種類があり、光線が四方八方に雲なく広がる意匠はハレを表現し、慶事などの際にめでたさ・景気の良さを強調するために用いられていた意匠でもありました。また、紅白の組み合わせも同じく日本において古くよりハレを意味し、縁起物として多用されていたものでした。

その旭日と紅白を意匠とし、日章旗(#日章旗の設定)を基に白地に太陽(日章)を表す赤系の光線を用いたものが「旭日旗」なのです。

だから、旭日旗をかつての日本軍国主義の象徴などと、非難するのはまさに歴史の修正でさえあるといえます。


ところが、一方海上自衛隊が乗艦拒否をした、強襲揚陸艦「独島」の名前ともなっている独島はこれは間違いなく元々日本領であり、韓国が不法占拠しているものです。これは、歴史上の事実です。

そもそも、韓国政府も、マスコミも歴史を知らなさすぎます。今日韓国や北朝鮮が独立していられるのは、日本が朝鮮半島に関与していたからです。今は、中国の東北地方と言われるかつての満州もそうです。

これは、中国人も忘れているようですが、日露戦争前の満洲は事実上ロシア領になっていました。ロシアはまだ自分の領土であると主張してはいませんでしたが、清国の役人が満洲に入るときには、ロシア官僚の許可を得なければ行けませんでした。だから、事実上ロシア領、少なくともロシアの覇権の及ぶ範囲であったということです。

その満洲を、日本は日露戦争でロシアを追い出して当時の清国、つまり中国に返したのです。そしてロシアが作った鉄道と、南満洲鉄道の権利、それから日清戦争で日本が得た東半島の租借権だけを得たのです。もし、日本が日露戦争で負けていたり、あるいは日路線うをしなかったら、いずれ「満洲リプーブリカ」(「リプーブリカ」は共和国表すロシア語)などという地名になっていたかもしれません。

朝鮮もそうです。朝鮮半島はいまごろ「コリア・リプーブリカ」などと呼ばれ未だロシアの版図に含まれていたことでしょう。

朝鮮人も満洲人(現中国東北地方)も◯◯スキーという名前をつけられていたかもしれません。朴槿恵も、パクスキー・クネなどという名前になっていたかもしれません。

日露戦争の主戦場はほんどが朝鮮半島と現中国東北地方
こんな話をすると、日本にとって都合の良い話ばかりしているかのように思われるかもしれませんが、これは朝鮮戦争のとき、マッカーサーがこの地域の歴史などを調べて、なぜ日本が朝鮮半島や満州にこだわったかを理解し、帰国後の米国内の公聴会で「日本の戦争は防衛戦争だった」と証言もしています。

ただし、日本の対応のまずさもありました。当時の日本は満州以外の中国にもあまりに拘泥し、戦線を広げる一方で、どのような条件を満たしたら、中国での活動をやめるとか、そのようなことを定めることもなく、泥沼状態に陥りいたずらに消耗し、終戦にいたりました。中国の問題を早期に解決していれば、大東亜戦争の様相も随分変わったに違いありません。

しかし、そうはいっても、ロシアを追い出し、大東亜戦争の末期まで、ロシアが満州に踏み入ることをさせなかったがために、今日の中国東北部や朝鮮半島がロシア領にならなくてもすんだという事実は変えようがありません。

また、この当時に朝鮮半島や、満州に日本軍がいた事自体が侵略だと極端なことをいう人もいますが、今日と当時とは状況があまりに違います。

今日の世界では、国連が国連軍を組織して、紛争地に国連軍などを送ることができますが、日露戦争前後には無論そんな組織はないし、大東亜戦争直前にも、国際連盟はありましたが、その国際連盟には米国は加盟しておらず、また当時の国際連盟には今日の国連軍のような組織を作ることはできませんでした。

現在の国連は、決議に従わない国に対しては、武力による制裁もできますが、当時の国際連盟では決議に従わない国に対しては勧告や経済制裁しか行えませんでした。

だから、紛争地帯などに各国が自国の裁量で当該国の了承などにもとづき軍隊を派遣するのは当たり前のことで、これを侵略とはいいません。だから、朝鮮半島や、満州に当時日本の軍隊がいたからといって、当時の状況ではそれが即侵略とは受け取られることはありませんでした。

もし、日本を侵略国家とするならば、世界のすべての先進国も侵略国家ということになってしまいます。

その日本も、後に国際連盟から脱退し、その後から他国の日本に対する評価は変わってきました。ただし、マッカーサーはこの地域の実情を知り、上記のような証言をしたわけです。これについては本日の話の本題ではないので、その話はまた別の機会に掲載しようと思います。

このような歴史認識がないどころか、日本を一方的に断罪する韓国にはこの先正しい歴史認識を求めても無駄です。旭日旗についての認識も永遠に変えないでしょう。それを変えるとすれば、現在の大韓民国という国が根底から崩れて、新たな体制にでもならないと無理です。

コーンパイプをくわえるダクラス・マッカーサー

こういう国とは、今後なるべく関わりを持たないようにするのが付き合い方の一番良い方法です。国同士のつき合いでも、心理学者アドラー流の考え方を適用できると思います。

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラーですが、彼は「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示しています。

アドラーの心理学を私なりにまとめてしまうと以下のようになります。
人間の悩みはすべて対人関係の悩みで、人と自分を比較するから生まれる。比較し続ける限り、他人の言動や行動が気になり、振り回され、劣等感や嫉妬にとらわれる。 
だから、比較をやめて「自分はこれだけは譲れない」というポイントを明確にし、「人としてこうありたい」と信じる行動をとろう。それだけでありのままに自分らしく生きられるようになる。
アドラー

何やら、人間と人という言葉を「国」という言葉に変えると、これは韓国にあてはまるようでもあります。

だから、日本にはあまり参考にならないかもしれませんが、アドラーは個人があるコミュニティーにどうしても馴染めなければ、他のコミュニティーに 移れば良いとも主張していました。

日本としては、こちらのほうが良くあてはまりそうです。そうです、中国、北朝鮮、韓国と日本という関係にどうしても馴染めなければ、これらの国々以外との関係を強めれば良いということです。

他国では全く問題にならいような、旭日旗ですら、問題にする韓国にはどうしてもなじめないです。中途半端に相手にするのがいけないのだと思います。

いずれかの国がおかしなことを言い出し、別の国がこれに反論して、水掛け論にもっていけば、国際的なルールでは最初にいいだしたほうが負けなのだそうです。とにかく韓国が歴史を無視したようなことをいえば、それには反論して水掛け論に持っていき、それ以外は冠婚葬祭など最低限のつきあいいだけをするということで良いと思います。

ただし、中国の海洋進出や、北朝鮮の核には断固として反対すべきだし、これに対応する準備はしつつ、普段のつきあいは、最低限にするということで良いです。

それが、中国・韓国・北朝鮮との上手なつきあい方だと思います。それによって、中韓北朝鮮に嫌われたとしても、それはそれで良しとしなければなりません。

日本の人の中には、隣国同士は仲良くしなけばならないと考える人も多いですが、そんなことはないです。隣国同士は普通は仲が悪いのが当たり前です。米国とカナダは奇跡的に仲が良いといえる隣国同士です。これは、世界的に見ても稀有なことです。

アドラーは、「自分はこれだけは譲れない」というポイントを明確にし、「人としてこうありたい」と信じる行動をすべきとしています。これを実行するには、人に嫌われる勇気を持たなければなりません。国も同じことです。

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