2009.4.18 17:55(産経ニュース)
「ふるさとに はや桜満(み)つ ゆゑ問へば 冬の寒さに 耐へてこそあれ」-。
麻生太郎首相は18日に都内の新宿御苑で開いた首相主催の「桜を見る会」であいさつし、満開の八重桜を前に自作の短歌を披露した。
地元・福岡県の桜が全国で最も早く開花したことを指摘した首相が不況脱出に向けた決意を示したといえ、首相は「冬の時代にずっと仕込んでいた政策の花が開くのはこれからだ。春と同時に開花していくように、今後も頑張りたい」と語った。
この日は政財界やアキバ発の人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーら芸能界などから約1万1000人の招待客が出席した。首相は記念撮影や握手にきさくに応じるなど終始ご機嫌の様子。支持率も回復傾向にあり、その表情からは政権運営にかける自信を取り戻しつつあることをうかがわせた。
麻生総理の経済対策はまともなものだったのだが・・・?!
麻生総理の経済対策、確かにもう少しで効果を表すと思います。この対策は出鼻をくじかれたため、遅れただけであり、日本の経済は実体はマスゴミが報道するほどには悪くはなく、おそらく多くの人が思っているより早めに目に見えて効果が見えてくると思います。
私は、昨年の10月あたりのこのブログで「日本の外需依存度や日本の借金「国債発行残高」の内訳およびそれと対比すべき資産の額などを考えると、今必要な内需拡大のために減税や財政出動を行う。麻生内閣の政策の方向性はどう考えてもセオリーどおりの定石で間違っていないと思います。他に方法があれば教えていただき、納得させていただきたいです。」と掲載しました。まさしく、この通りで、信用収縮が起こったときには、あまり将来のことを考えるというよりは、早めの対策が必要だったはずです。
下手に構造改革などに早めに手をつけてしまうと、時間がかかってしまいます。時間がかかっているうちに経済は疲弊してしまいます。それよりも、1~2年くらいに限って、あまり酷いばら撒きはしないまでも、多少逆行して、一見経済的に不合理なに見えるようなことがあったとしても、早めの対策が一番です。実際アメリカでは、GMなどに資本をつぎ込んでいます。しかし、これが思ったほど早く実行されなかったため、日本の経済の現状です。
これが、アメリカやヨーロッパ、中国なら大変ことでした。この程度の遅れが、とんでもない結果を生んでしまったかもしれません。後戻りのできない大破綻をもたらしたかもしれません。
マスゴミは、国民の立場に立つなら、本来野党などが出鼻を思いっきりくじいたことを痛烈に批判すべきものと思います。野党は、アメリカやヨーロッパのように、麻生総理の対策に対して賛成して、さっさと実行するべきでした。しかし、政局を考え、麻生叩きのために、対策を遅らせてしまいました。全く罪深いことです。誰も責任は取らないんでしょうね。
しかし、日本の場合、経済が諸外国に比べて実体経済のほうは痛んでいなので、たとえ、対策が遅れたとしても、さほど大きな影響はないと思います。私の考えでは、もう日本の経済は底をうちつつあり、7月くらいからは薄明かりが確実に見えてくると思います。
そうして、経済の状況が落ち着いたら、次の段階では、いろいろと考えて将来の重要なことに資源を使っていくことが重要になってくると思います。それには、まずは、社会不安を取り除くために、社会改革が必要です。だからこそ麻生首相は安心社会実現会議設置を表明したのだと思います。これは、現在の日本でもっとも重要なことです。本当に「安心社会」というものができなければ、あるいは、すぐにできないまでも、いずれは将来の社会は今の社会よりも格段に良くなると大多数の国民が納得できるようでなければ、今の日本は、なかなか経済は良くならないでしょう。
そのためにも、今から準備しておく必要があると思います。そのため、安心社会実現会議においては、本当に真摯に社会改革にとりくんでいただきたいです。政局とか、党利党略とかとは無縁のものにしていただきたいです。20年後、30年後の国民が、あの会議があったから今日の日本があるなどと言ってもらえるようなものにしていただきたいです。
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■現在の金融危機は2003年当時からすでに予測されていた!!―真の原因は誤った個人主義であり、いまこそ社会変革が必要だ!
今 日の金融危機は、2003年あたりからすでに予測されていました。私のブログでは2003年のNHKスペシャル「個人破産―アメリカ経済が おかしい―」の動画を掲載しました。この動画をご覧になると、今日の金融危機すでに十分懸念されていたことが分かります。今日、その懸念はアメリカ金融機 関の崩壊という形で現実のものとなりました。この動画では、消費者に無理に消費を強いることにより今日の事態を招いたことがはっきりと示されています。現 在、ITバブル崩壊、株価低迷、消費者の旺盛な消費もなくなり、次の時代に何をすれば良いかが見えない時代になっています。しかし、私は、今こそ真剣に社 会変革に取り組む時期に来ていると思います。これが、アメリカの実体経済をも良くする唯一の道だと思っています。