2010年7月21日水曜日

Google Chromeのチームが使っているエクステンション19―Google Chrome OS はどうなってしまったの?

Google Chromeのチームが使っているエクステンション19(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)

http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/07/21/googler-chrome-extensions-19/index.html


Google Chrome OS はどうなってしまったの?

上のエクステンションのうち、私が使っているのは、Google Dictionary、Google Docs/PDF Viewe、Chromed Birdです。なかなか使い勝手が良いです。上の19のうちまだ使っていないものありますので、日本で使えるものをピックアップして使ってみたいです。

このGoogle Chrome 私も使っていますが、とにかく他のブラザと比較すると、サクサクと動きが速いので一度こちらを使うと他のものは使えません。本日は、珍しくGoogle Chrom のことが掲載されていたので本日はこの話題にさせていただきました。

ここ最近、話題といえば、アップルばかりですね。矢継ぎ早に、iPad、OS4、iPhoneを出しましたからね。スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は声明で「すべてにおいてわれわれの予想を上回る驚くべき4半期だった」と自賛。「年内に登場するすごい新製品がまだある」と市場を驚かす新商品をさらに投入する考えを示唆しましたね。次の製品は、iPod Touchの新型でしょうか?基本的に、電話以外はiPhoneと同じような機能を持っていて、それにプラスアルフアが付いているとか?そんな気がします。
 iPhone4、私は持っていませんが、持っている人に見せてもらいましたが、確かに画面が美しいです、これは解像度が上がったというだけではなく、見せ方そのものか変わったという感じです。私自身は、iPhone3GSを持っています。最近、OS4に入れ替えましたから、まあ、あまり遜色なく使えますので、購入する予定はありません。しかし、今買うとすれば、アンテナ問題などありましたが、やはり、iPhone4でしょうね。他のスマートフォンもいろいろ出ていますが、使いがって良さ、画面の美しさ見やすさなどからやっぱりiPhone4でしょう。

それに比較すると、Google最近あまりパットした話題がありませんね。少し前だと、Google Earthなどど矢継ぎ早にいろいろと導入してる時期がありましたね。早々と導入して、使ってみて、ブログにその内容を掲載したり、次の日の朝会社での話題にしたものです。

最近は、何やら、Googleの話題も少なくなってきて、PCそのもののが時代遅れのような感じすらするようになってきました。

しかし、一つ忘れてはならないことがあります。それは、例のGoogle Chrome OSです。今年後半には必ず出るはずです。いつになるかは、まだ具体的な報道されていませんが、わかりません。

このOSかなり革新的なものになるはずです。これと、やはり、iPadのようにSSDを搭載した、iPadのような製品間もなく出てくるはずです。おそらく、動作などiPadよりも早くなるかもしれません。おそらく、HTML5が普通につかえるようになっているでしょう。しかし、iPadや、iPhoneには搭載されていない、FLASHも搭載されていることでしょう。

さらに、Google Chrome OSは、要望するメーカーには無料で配布されるそうです。そうなると、従来と比較するとその分廉価でハードを提供できることになります。

こうしたことを考え合わせると、様々なメーカーからいろいろなタイプの、製品が発売されることが考えられます。思ってもみなかったような製品が出てくる可能性だってあります。

iPadや、iPhoneなどは、ご存じのようにApple一社が提供しているものです。しかし、Google Chrome OSを搭載した機器は、様々なメーカーから提供されるはずです。今からどんな製品がでてくるか楽しみです。

iPad私は、昨年ネットブックを購入したばかりなので、まだ購入は考えていません。今年の後半に、Google Chorme OSの正規版が提供されるようになったら、まずはネットブックに搭載してみようと思います。そうして、その機能などじっくりみてみようと思います。そうして、このOSを搭載した、新製品や、iPadなど比較して購入するかどうか決定したいと思っています。

【関連記事】

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米Microsoft、Office / SharePoint Server / Visioなどの2010 β版を公開-最近家では、使わなくなりましたが・・・・・?!

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2010年7月20日火曜日

アマゾン、Kindle本の販売数がハードカバーを上回る―目立つ日本の立ち遅れ?!

アマゾン、Kindle本の販売数がハードカバーを上回る(この内容すでにご存知のかたは、この項は読み飛ばしてください)


kindleで読書する女性

売上自慢はアップルのプレゼンでお馴染みの光景ですが、アマゾンも得意なものです。19日、同社は電子ブックブランド Kindle の売れ行きについてプレスリリースを発表しました。いわく、Kindle本の売行きはハードカバー本を冊数ベースで凌駕したとのこと。具体的に言えば、過去3か月ではハードカバー本が100冊売れるあいだにKindle本は143冊売れ、この1か月では100対180とその差がさらに広がっています。また2010年上半期におけるKindle本の売行きは、2009年上半期の3倍に拡大。五人の作家(Charlaine Harris、Stieg Larsson、Stephenie Meyer、James Patterson、Nora Roberts)については、50万冊以上のKindle本を売り上げたとアピールしています。

加えてKindle端末は値下げの効果もあって、売行きが三倍に増加。Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。

売上自慢はアップルのプレゼンでお馴染みの光景ですが、アマゾンも得意なものです。19日、同社は電子ブックブランド Kindle の売れ行きについてプレスリリースを発表しました。いわく、Kindle本の売行きはハードカバー本を冊数ベースで凌駕したとのこと。具体的に言えば、過去3か月ではハードカバー本が100冊売れるあいだにKindle本は143冊売れ、この1か月では100対180とその差がさらに広がっています。また2010年上半期におけるKindle本の売行きは、2009年上半期の3倍に拡大。五人の作家(Charlaine Harris、Stieg Larsson、Stephenie Meyer、James Patterson、Nora Roberts)については、50万冊以上のKindle本を売り上げたとアピールしています。

加えてKindle端末は値下げの効果もあって、売行きが三倍に増加。Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。

目立つ日本の立ち遅れ?!
kindle本の売上、もちろん、PC向け、iPhone向け、iPad向けのものも含んだ数字だと思います。それにしても、以前にもこのブログに書いたように、iPhoneでの読書はなかなか快適だし、無論"Kindle for iPhone"もなかなかのものです。Kindle for PCよりははるかに使いやすいです。Amazon KindleでiPhone用のもので、ドラッカーの著作を購入したことは以前にもこのブログに掲載しました。


上の写真は、iPhoneとKindleの比較をしてみたものです。やはり、Kindleのほうが、画面が大きく読みやすいといえば、読みやすいのですが、iPhoneの場合は、電話をはじめてとして、他の機能も豊富で、なにしろ毎日持ち歩くものですから、便利この上ないです。

PC用のものも、購入はしませんでしたが、サンプルがダウンロードできるので、やってみました。これも、iPhoneよりは使い勝手は、良くはありませんが、それなりに使えます。最近の、電子書籍、iPadや、iPhone向けばかりがクローズアップされていて、PC用はあまりないようですが、やはり、現状ではiPad、iPhoneよりもPCのほうがはるかに多いわけですから、やはりPC用もあったほうが良いと思います。

それにしても、アメリカではKindle本が売れているのに、日本では売れているどころか、日本の出版しやのものは一冊もありません。どうなっているのでしょうか?やはり、著作権などの問題なのだと思います。日本も、さっさとしないとどんどんおいてきぼりをくってしまうと思います。

せっかく、書籍が売れるチャンスが到来したというのに、いまのままでは、このチャンスを利用できません。とにかく、iBookでも、Kindleでも一冊も日本の出版書の書籍はありません。これは異常事態だと思います。

うえの記事で、
Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。
というくだりがありましたが、もし、アメリカのKindleが多言語化して、日本語にも対応して、まずは、アメリカの出版社が持っている日本語の著作などの書籍を電子書籍かした場合、日本の作家や、著作権保持者など、紙にこだわる日本の出版社などスルーして、Amazon.comあたりで、出版するようにしたら良いのではないでしょうか?

そうなると、どんどんAmazon.comで日本語の本が売られて、日本の出版業界もあわてて、対応するようになるのではないかと思います。まさに、Amazonはそれを狙っているのかもしれませんね。でも、考えて見れば、電子書籍ですから、同じようなことはどこの国でも、どの言葉でやってもできるわけですから、この動きどんどん加速化して、他の国でも実施して欲しいものです。そうして、日本語の本の電子化を推し進めて欲しいです。

日本ではあまりにも電子出版化が遅れているため、個人で自分の紙の書籍をスキャナーで読み込んで電子書籍化する人も大勢(?)いるそうです。私も、少しやってみましたが、そのあまりに無意味な作業にうんざりして今はやっていません。スキャンするくらいなら、その場で片端から読んでしまってほうが速いような気がして、バカバカしくなってきます。書籍をスキャンする人って、きっと、読むのが遅い人なのだと思います。そうでなければ、あの作業はバカバカしくてやっていられません。

まあ、せいぜいやるとすれば、書類レベルだと思います。これなら、すぐにスキャンできますし、かさばる沢山の書類を持ってあるかなくてもすみます。ところが、最近これを専門に請け負う業者がでてきたそうです。そうです。本・スキャン代行サービスです。日本の出版社ではこれも著作権法違反だとして、さわいでいるそうですが、代行業者のほうは、お客さんが所有してる書籍をスキャンしてそのお客だけが読むのが何が悪いと居直っているそうです。

電子書籍なら、紙の本のようにあまりうれなくても出版できるのではないかと思います。そうなれば、絶版になった本などまた日の目をみる書籍がたくさん出てくるのではないかと思います。それに、そういう書籍がでてきたら本当に面白いことになるのではないかと思います。

たとえば、会田雄次さんもう、随分前にお亡くなりになりました、未だに書籍は売れています。これらの書籍紙で手に入るのですが、あまり購入する気になれません。しかし、電子書籍化されれば、購入したいです。なぜかといえば、そんなに複雑な理由ではなく、やはり、紙の本だと、新刊の本なら買いたいですが、古い本だとそんな気になれないからです。特に、書籍は、重いですし、場所をとるものですから、いざ買おうとおもうとなかなか気が進まなくなります。こんなとき、電子書籍で安くでもしていただければ、結構購入するような気がします。

特に今の時代、このブログにも掲載していますが、極左政権が政権を担うという状況になってますから、知らず知らずのうちに、考え方が左側に偏っている人がたくさんいると思います。そんなときに、会田さんの書籍では、鋭い洞察と、歴史にもとづいた厳しい意見で、一見正しいような考えをズバズバと斬っていくあの語り口、なんともいえず爽やかで今なら大部分の人がかなり新鮮な感じを受けるのではないかと思います。今の若い世代の人たちに是非読んでいただきたいです。

アメリカの大学などでは、Kindleをすべての学生に与えて、書籍は全部のkindleで安く配布するようにしているところもあるそうです。日本も、はやく電子書籍化して、このようなことをどんどん実施して欲しいです。専門書など、低価格で、だまっていても、内容が最新のものに更新されるようになれば、これは、絶対に紙の書籍よりも良いと思います。

いずれにせよ、これからしばらくは、洋書ばかり買うことになりそうです。そうです、これも簡単な理由からです。電子書籍が和書にはほとんどなく、洋書は豊富だからです。もうすでにに、私のiPhoneは、8冊くらい購入した洋書が入っています。和書は一冊のみです。日本の出版社の皆さん、皆さんがあまり著作権にこだわってると、このようなことになるかもしれないですよ!

最近、シャープが電子書籍に本格的に参入する旨報道されていました。どこまで、やるつもりなのかは詳しくはわかりませんが、とにかく、日本国内でもアメリカなみに日本語の書籍が読めるように、はやくしていただきたいものです。このままでは、日本、文化的にも遅れをとってしまいます。



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2010年7月19日月曜日

海兵隊不要論/米議会で高まる機運 好機生かし普天間返還を―海兵隊不要論は設立以来何回もあったこと、学ぶとすれば自己変革力だ!!

海兵隊不要論/米議会で高まる機運 好機生かし普天間返還を(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)

普天間基地の地図
大きな地図で見る

米国内で、在沖海兵隊の不要論が急浮上している。

米下院民主党の有力議員バーニー・フランク氏が「米国が世界の警察だという見解は冷戦の遺物で時代遅れだ。沖縄に海兵隊がいる必要はない」と主張し、大きな波紋を広げている。
米国内での不要論の広がりは沖縄にとって好機到来である。日本側から在沖海兵隊の撤退や普天間飛行場の県内移設なき返還を要求すれば、許容する米国内の空気が醸成される可能性が出てきた。

軍事費と覇権に異議


過重な基地負担の連鎖を断つことを求める沖縄の民意を反映することは民主主義の王道だ。海兵隊撤退の流れが米国内で強まることを期待したい。

これまで、米上下院議員の中で在沖米軍基地の大幅縮小を求める議員はいたものの、下院歳出委員長を務めるフランク氏の影響力は別格だ。連邦議員を30年務め、政策立案能力が高く評価されている。

オバマ大統領が最重要懸案の一つと位置付ける米金融規制改革法案が上院で歴史的可決に至ったが、上下両院の一本化作業を担った。その重鎮が放った海兵隊不要論は、瞬く間に主要メディアがこぞって取り上げる事態となった。

同氏の主張は二点で注目される。一点目は、米国の厳しい財政赤字を踏まえて膨張の一途にある軍事費に果敢にメスを入れる考えを示し、二点目は米国の覇権主義と決別すべきだと唱えている。
フランク氏は共和党下院議員と共同で、オンライン政治誌に論文を寄せ、国防費削減を提唱した。大きな反響を呼び、大手メディアの番組に相次いで出演した際、真っ先に閉鎖すべき基地として普天間飛行場を挙げ、こう語った。

「海兵隊がいまだに沖縄にいる意味が分からない。台湾と対じする中国を野放しにしたくはないが、沖縄にいる1万5千人の海兵隊員が何百万人もの中国軍と戦うなどとだれも思わない。海兵隊は65年前にあった戦争の遺物だ。沖縄の海兵隊は要らない。将来的にも活用する機会はない」

軍事費を増大させる中国と核開発を進める北朝鮮をにらみ、日米両政府は、沖縄の地理的優位性や疑問だらけの抑止力を振りかざし、沖縄に海兵隊を置く根拠にしてきた。フランク氏の問題提起はその矛盾を端的に突いている。

米政府は6月に「軍事費を2012会計年度から5年間で1兆ドル削減する」という方針を出した。イラク、アフガンの戦争で膨らんだ戦費を大幅削減しないと、財政が立ちいかなくなっていることを示す。
軍事による平和構築には限界があり、国家財政を破たんさせかねないことを自覚した対処方針であり、海外で大規模展開する米軍基地を縮小する流れは、押しとどめることはできないだろう。

日本政府が提起を

東アジアを見ると、米国と中国の経済的結び付きがどんどん深まっている。

2009年の米側統計によると、米中間の貿易額は約3660億ドルとなり、日米間の約1470億ドルの2・5倍となった。昨年来日した米国人は70万人だが、訪中した米国人は171万人だった。
米中間の緊密さが日米よりずっと強まる中、日米同盟と在沖米軍の抑止力によって、中国ににらみを利かす軍事優先的な思考はもはや時代にそぐわなくなっている。
米国の安全保障政策が大きな分岐点を迎える中、日本との関係で考えると警戒が必要な面がある。

米軍の駐留経費を「思いやり予算」の名目で、世界一気前よく負担しているのが日本である。米軍の駐留経費の約7割も負担しているのは日本だけで、ドイツや韓国などに比べその突出ぶりが際立っている。

財政に窮する米国にとってみれば、日本に基地を置き続けることほど楽なことはないだろう。
海外の米軍基地縮小の必要性と一線を画し、在日米軍基地だけは維持する選択をしかねないだけに、日本側の姿勢が問われる。

普天間飛行場の県内移設は、沖縄の大多数の反対世論と先の参議院選の民主党惨敗で、菅政権の“推進力”が乏しくなった。

過重負担にあえぐ沖縄がとげとなり、日米安保が不安定化することを避けたいのであれば、日本政府は戦略的に米国と向き合い、県内移設なき在沖海兵隊の撤収を堂々と提起すべきである。(琉球新聞より)

海兵隊不要論は設立以来何回もあったこと、学ぶとすれば自己変革力だ!!
さて上の記事では、米下院民主党の有力議員バーニー・フランク氏が「米国が世界の警察だという見解は冷戦の遺物で時代遅れだ。沖縄に海兵隊がいる必要はない」と主張したことをあげている。そうして、それを論拠として、普天間基地の変換させるべきことを説いている。

ことの是非は、ここでは述べないが、琉球新聞が掲載しない事実を掲載しておきます。そもそも、海兵隊不要論は、アメリカではいままでも、数えきれないほど言われてきたことです。これに、関してはアメリカ海兵隊の創立の頃からの歴史を振り返ってみる必要があります。

1775年に英国を模して創設されたアメリカ合衆国海兵隊は、独立戦争以来、2度の世界大戦、朝鮮・ベトナム・湾岸戦争などで重要な任務を遂行し、遂にはアメリカの国家意志を示威するエリート集団へと成長しまた。はじめは海軍内でとるに足りなかったならず者たちが自らの存立を懸けて新たな戦術を考案し、組織の自己革新をなしとげたのです。

海兵隊は設立当初は、海軍艦艇の警護を行っていました。艦艇の警護というと、不思議な感じをうけますが、当時は、今と違って、艦艇には軍隊とともに、金で雇われている水夫が多数乗艦していました。当時の水夫というと、いわゆる荒くれ者の集まりで、しかも、金で雇われているということから忠誠心も低く、長い航海などで反乱をおこすものも現れるということもあったくらいです。だから、海兵隊がこの警備を一手にひきうけていたわけです。

この設立のときの役割だけを担うだけだったら、海兵隊などとっくに姿を消していたことでしょう。海兵隊に関しては、無論設立の頃から、毎年のように不要論がいわていました。海兵隊は、設立の当初から存立の危機にさらされ続けていたのです。


アメリカ海兵隊といえば、我々にとっては「太平洋戦争当時にガダルカナルや硫黄島で日本軍と激闘を交えた米軍の水陸両用戦部隊」というイメージが強いです。でも太平洋戦争開始前に米海兵隊がどういった存在なのか。彼らがどのような歴史的経緯を経て現在の姿になったのか。それらについては意外と知られていません。

先程述べたように、艦上における警察官としての役割からその歴史が始まった米海兵隊は、やがて前進基地防御という新しい任務を獲得し、さらに日本の脅威が顕在化してくると「水陸両用作戦」という新しい任務を創出していきました。そして太平洋戦争における日本軍との激闘は、その概念をより発展させることになりました。 アメリカ海兵隊は、南の島で、日本と一回交戦するたびに、その内容を反省し、現場にフィードバックをしたり、武器の改良・改善を行いました。特に上陸用舟艇の改変は特筆すべきものがあります。興味のあるかたは、調べてみてください。

当時の米国に関しては、日本では物量ばかり強調され、こうした地道な活動など顧みられるはありません。しかし、1回交戦するごとに、日本軍を研究し、組織や武器、軍事オペレーションを改善したため、そんなことをしない日本軍とは、戦争末期には圧倒的な差異となり、完璧な勝利という形になりました。

その後朝鮮、ベトナムの戦いを経た米海兵隊は「海兵・空・陸機動部隊」(MAGTF)という概念を生み出し、それを具現化するためにV/STOL攻撃機、海上事前集積艦(MPS)、揚陸戦強襲艦(LHA)等を開発していきました。そして今日、米海兵隊は緊急展開部隊の中核として、戦場に真っ先に投入されて敵と戦う役割を担っています。

海兵隊の中核的能力は、独自の集中的な機能配置という考え方に象徴されます。これは、武器や軍隊を組織の使命の遂行にもっとも適合するようにすべての機能が相互に影響しあって全体として統一体のように行動できる関係を構築する配置であり、その際、あらゆる要素を平等に扱うのではなく、中心的機能を明確にして、ダイナミックな集中が生れるように有機的な関係を形成するという考え方です。

海兵隊の中心機能は歩兵(ライフルマン)です。海兵隊の全ての機能は「歩兵」を支援することに徹しています。

たとえば、海兵隊の航空パイロットは飛行任務に志願できるまでの2年間、陸上士官として陸上部隊について働きながら学びます。その後も現役期間を通じ、陸上勤務者と同じ技術学校で学ぶことになります。歩兵の動きがわかるから、どこに爆弾を投下すれば味方が傷つかないかもわかるのです。

また、海兵隊員の中核技能(コアスキル)である「ワン ショット・ワン キル(一発一殺)」の射撃技術を「訓練で汗を流せば、それだけ戦場で流す血が少なくてすむ」という哲学にしたがって、みっちりたたき込まれます。11週間にわたる新兵訓練「ブーツ・キャンプ」は、厳しい訓練だからこそ海兵隊の中核価値と中核技能が何かを徹底的に体感でき、しかも同期生同士あるいは全隊員が共有できる経験なのです。経理だろうとパイロットだろうと、皆が「ブーツ・キャンプ」など厳しい歩兵訓練を共体験した仲間となります。また、海兵隊では、どんなに戦況が厳しかろうと、仲間を置き去りするということはしません。多少の犠牲は厭わず、救出することが慣例となっています。たとえ、死亡したとしても、遺体でも、原則として必ず回収して、遺族のもとに届けます。

こうしたことが、強い今日の強い海兵隊を築く基となっているのです。

さて、こうしたアメリカ海兵隊が、さしたる理由もなく、沖縄に基地を配置するでしょうか、鳩山さんや、菅さんなどは思いつきで基地を配置するかもしれませんが、海兵隊、特に自己変革、組織変革を推進してきた上層部は絶対にそんなことはありません。


上の記事では、フランク氏は「沖縄にいる1万5千人の海兵隊員が何百万人もの中国軍と戦うなどとだれも思わない」などとしていますが、私もそう思います。ただし、フランク氏や上の記事を書いた、琉球新聞の思っているような意味においてではないと思います。

彼らは、海兵隊の任務が何であるかをすっかり忘れています。海兵隊の主要な任務は、もともと敵の軍隊と本格的に戦ったり戦線を長期間にわたって維持することではありません。それであれば、わずか1万5千人の軍隊では何の役にもたちません。しかし、その任務は、太平洋戦争の頃から変わらず、橋頭堡をつくり、それを陸軍などに引き継ぐことです。橋頭堡を築くということであれば、何も、膨大な数の軍隊は必要ありません。それよりも、少数精鋭のほうが役にたちます。

敵の手の届かぬところ、弱いところに集中的に短期的に攻めこみ、制圧し、後続部隊を待つというのであれば、かえって、大部隊ではやりずらいです。そうして、まさにこのために海兵隊が沖縄に駐屯しているのです。地図で沖縄の位置を良くみていただきたいものです。南北を入れ替えてみると、わかると思いますが、沖縄は地政学的にいって絶好の位置にあることがはつきりみてとれます。

沖縄がなければ、中国は何の障壁もなく、太平洋に出てくることがありますが、その前に、沖縄列島が立ちはだかっています。さらに、コンパスを持っている方、沖縄にコンパスの針をおいて、いくつかの円を描いてみてください。台湾にも近いし、いざというときには、中国本土にもヘリコプターで橋頭堡を築くことができることに気づくに違いありません。ちなみにヘリコプターの航続距離は、長いもので1000km程度です。生き帰りも想定すると、500kmくらいです。これを知って良く地図をみれば、沖縄なら何とかなりますが、社民党などか提唱しているテニアンでは到底無理なことがわかります。

それと、中国とアメリカの関係最近必ずしも良好とはいえませんね、それから、最近非常に気になることがあります。それは、尖閣列島の危機です。

来年6月17日に中国人(在外華僑)が100隻余の漁船で大挙して尖閣諸島侵略を計画している模様です。そのための決起集会とも考えられる 「2010年9月18日ロサンゼルス全世界華人釣魚台回復旗揚げ大会」 をアメリカで挙行するそうです。同時に尖閣を自国のものとアピールするための文化宣伝活動の一環としてドキュメンタリー映画を作成し全世界に配信するそうです。

要は、アメリカや世界は中国人の行動に干渉するなということでしょう。ちなみに、尖閣の領有権についてアメリカ国防総省のセドニー次官補代理は米は中立の立場をとると言明しているので、安保は発動されない可能性もあります。では、自力でといっても、海保も自衛隊も政治決断がはっきりしなければ動けません。

しかし、その政府は謂わば盗賊の引き込み役そのものですよ。だから、あっという間に尖閣は取られる可能性が大です。そうなると、さすがの日本国国民も覚醒してデモだの何だので全国的規模で騒ぎだすでしょうが、その時は尖閣諸島は中国人だらけになっているはずです。もう遅い。あの北京五輪聖火リレーの長野騒乱以上の大規模なシナ人暴動が待っていたとばかりに一斉に火を噴いて、日本人は排斥されるでしょう。

とは、いいながら、アメリカの海兵隊がすぐ近くの沖縄に常駐しているということは、華人たちにもかなり大きなプレッシャーになっていると考えられます。だからこそ、わざわざアメリカで華人大会など開催してアピールするのだと思います。

アメリカの海兵隊は、戦争だけではなく、反乱などの鎮圧なども実施します。大量に押し寄せてきた、華人など、蹴散らすことはもとより、正規軍との交戦でも、はるかに優位にたつことができるでしょう。

このような、動きから沖縄のアメリカ海兵隊は、鳩山さんのように学ぶまでもなく、ますます、重要になってきているのは明らかです。

【関連記事】

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2010年7月18日日曜日

宮崎駿「iPadは自慰行為そのもの」 「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」―日本解体を頑なに信じる妄想老人の仲間か?

宮崎駿「iPadは自慰行為そのもの」 「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)


宮崎駿監督

   映画監督の宮崎駿さんが、アップルのタブレット型端末iPadにダメ出しをしたとネットで話題になっている。iPadを使っている人は新製品にとびついて得意になっているだけの「自慰行為」そのもので嫌悪感すら覚える。誰もがiPadで入手できる程度の情報はたいしたものじゃない、というのだ。

   宮崎さんのこの発言はスタジオジブリが発行しているフリーマガジン「熱風」(2010年7月発行)の7号に掲載されている。同誌の編集部が宮崎さんにインタビューをし、それを元に宮崎さん自身が新たに書き起こしたものだ。
仕事で使うものは鉛筆と紙で充分

   宮崎さんはインタビューでiPadに何の関心も感動も持てない。人がそれを触っている様は気色悪いだけで嫌悪すら感じる、とし

「その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が増えるんでしょうね」
と話した。質問者がiPadは欲しい情報が居ながらにして手に入るなど、先進技術や利便性を説明すると、

「あのね、誰でも手に入るものは、たいしたものじゃないという事なんです。本当に大切なものは、iナントカじゃ手に入らないんです」

と切り捨てた。宮崎さんは仕事で使うものは鉛筆と紙、わずかな絵具があれば充分だという。

   宮崎さんはiPadで得られない大切な情報として、「安宅(あたけ)型軍船」を挙げた。欲しい情報はこの軍船の漕座の雰囲気や、漕手の生活や心理状態。こうしたことはiPadを使っても探し出すのは不可能。「安宅型軍船」の情報は、様々な記録から自分で推測するしかないし、大切な情報は自分でその場に出かけていって想像力を注ぎ込んで初めて得られるものだという。

説教臭いのは年寄りの特徴?
   iPadをありがたがっている人達は、1960年代に大きなラジカセを買ってどこへ行くのにも誇らしげに持ち歩いた人たちと同じで、新製品を手に入れると得意になるただの消費者だとしている。そして宮崎さんは最後に、
「あなたは消費者になってはいけない。生産するものになりなさい」
という言葉で結んでいる。

   ITジャーナリストの佐々木俊尚さんはこの記事についてツイッターで、宮崎さんの今回のインタビューは強烈な内容で、これを掲載した「熱風」編集部は凄い、とし、「あなたは消費者になってはいけない。生産するものになりなさい」の言葉には共鳴したとつぶやいている。一方で、

「iPadが消費しかできないデバイスかどうかは別問題だけどね」

と疑問を投げ掛けた。ネットの掲示板やブログでも相当な話題になっていて、

「一理ある言葉だがiPadで幸福感に浸っている人にわざわざ言わんでもいいこと。説教臭く口にしてしまうのは年寄りの特徴」

「文明の否定ではなく、生きる事が物主体で道具に使われ、あなた方は死んでいますよ!(精神的な意味で)生き返りなさい、と(宮崎さんに)言われているんだよ」

「(アルプスの少女)ハイジ描くためにわざわざスイスの山に登ってヤギの鈴の音を録音していた人だ。言い分も理解できるさ」
などの書き込みが出ている。

日本解体を頑なに信じる妄想老人の仲間か?
さて、宮崎駿監督、現在69歳です。ギリギリ60歳台ですが、団塊の世代の世代より少しはずれています。しかし、この世代とも共通点があります。それは、大学に入り、大学で学生運動の洗礼をうけたといことです。

これに関しては、以前のブログ、「日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ―妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!」にも書きました。最近の特に60歳台あたりの老人は昔の老人とはメンタリティーが明らかに異なり、それ以降の70歳台とも、それ以前の50歳台とも明らかに異なることを書きました。この世代のメンタリティーなどについての、詳細は、以前のこの記事をご覧になってください。まあ、簡単にいうと、その当時の平等で政府の規制が網の目のようにめぐらされていて、まるで共産主義の体制の中にあったような日本の中で、今にも共産主義革命がおこるという妄想を信じ込んでいたというメンタリティーです。

さて、宮崎氏のメンタリティーを示す事柄として以下のようなできごとがありました。これは、「ハウルの動く城」のアメリカ興行の直前のインタビューに宮崎氏が答えたものです。

宮崎監督、毛語録引用し若手に助言 MoMAで会見


「若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件だ。そう言ったのは毛沢東です」。宮崎駿監督(64)は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で6日にあった「ハウルの動く城」の北米初上映前、米国の記者に「若いアニメ作家へのアドバイスを」と聞かれ、とにかくいいものを描き続けること、と強調した。

宮崎監督の作品を全部みたというネイサン・カーン君(12)は、ネットに記事を書くように誘われて、記者団の中であこがれの監督と対面した。「米国での監督の作品の興行成績はどうでしょうか」と質問し、監督は「興行的には、米国での成績は日本に比べればとても小さいでしょう」と説明した。
「ハウルの動く城」は10日、米国の一般劇場での公開が始まった。(2005年06月11日asahi.com)

宮崎駿氏と毛沢東を繋ぐ線をご存知ない方は、不思議に思うかもしれませんが、宮崎氏は以前から共産党支持者で、「トトロ」くらいまでは共産党のアピールによく名を連ねていました。ところが「世界のミヤザキ」になるにつれて、取り巻きが押さえたのかだんだん日本共産党と距離を置くようになって、いましたが、この時は、アメリカには取り巻きがどうこうしなかったのかもしれず、思わず本音が出てしまったのだと思います。
宮崎がなぜ共産党支持者になったのかはオタキング岡田斗司夫氏の「オタク学入門」(大田出版→新潮OH文庫)の記事に的確にまとめられている。そこから該当部分を引用します。
●赤旗でマンガ連載開始
宮崎駿の父は、戦争中は戦闘機を作る下請け工場の工場長だった。社長は伯父さんで、つまり彼はお金持ち一家に生まれた坊ちゃんだったのだ。
空襲のさなか、
無一文で空襲を逃れて避難する人たちの中を、宮崎一家は自家用車で移動したというのだから相当なブルジョアだ。その当時の彼は、戦車や飛行機が大好きで、手塚治虫のマンガが大好きだった。勉強もよくするいい子として成長した。
高校生の頃、思春期を迎えた彼は好きだった兵器関係の洋書を庭で燃やした。生まれ育った環境から、何の疑問も持たないままに、大好きだった戦車や戦闘機といったメカを「戦争の道具」として初めて認識し、これではいけないと思った、というのが彼の弁だ。当時盛んになり始めた学生運動の影響で「虐げられた人民が無理矢理行かされる戦争」というイメージも大きかった。
高校卒業後、彼は典型的なおぼっちゃまコース・学習院大学に進学する。ここで彼はマンガ家を志し、マンガの連載を始めた。それも、よりによって赤旗で、だ。『砂漠の民』というSFとマルクス主義を合体したようなマンガだった。しかししばらくして、彼は連載をやめてしまった。どうしても手塚治虫を越えられない、というのが理由だったという。
彼は悩んだ末、あっさりマンガ家を断念してしまう。

●米帝ディズニーに対抗できる人民アニメの拠点
学習院大学卒業後、宮崎駿は東映に入社し、アニメーターとなる。その理由が凄い。
「米帝ディズニーに対抗するアニメの拠点を日本で作る」
というのが、青年・宮崎駿の志望動機だった。
何のことか判らない人も多いだろうと思うので説明する。「米帝」というのはアメリカ帝国主義のことで、つまり植民地主義のことだ。
貧しい国の国民を低賃金で働かせて、アメリカばかりが豊かになるような政策といったような意味。学生運動が盛んだった60年安保の頃にはアメリカ批判としてよく使われた言葉だ。
確かにディズニーはアメリカンな考え方全面肯定の映画ばかり作るし、戦争中は戦意高揚映画もいっぱい作ったりもしている。それにしても「米帝ディズニー」と熟語みたいに言い切るところがスゴい。
その「米帝ディズニー」に対抗する東映で彼は、高畑勲という先輩に出会う。高畑勲は東大仏文科を卒業してヤクザ映画会社東映に入社した、という変わり者だ。仏文科なんか選んでサルトルを読むような奴は、マトモに就職する気なんかなく、もちろん屈折しまくっている。
その高畑勲に、宮崎駿はモロに思想的な影響を受ける。思想の根幹は共産主義だ。裕福な自分の生い立ちに疑問のあった宮崎駿は、そういったことに見識の深い高畑勲にイチコロでまいってしまった。
僕にはなんだか、素直に育ったムーミンが、ひねくれ者のスナフキンに人生の裏を教えられてるイメージを投影してしまう。
(大田出版版「オタク学入門」P.209-210)
先程の毛語録からの引用は、米帝ディズニーに自分の映画を配給させた得意絶頂にあって出た言葉なのでしょうか?

ただ、氏のご子息である宮﨑 吾朗氏などは別にして、スタジオ・ジブリから
才能ある若手がぜんぜん出て来ないあたり、私は宮崎氏が若手を単なる労働者として搾取しているようにしか見えないのですが、手塚治虫氏などとは対照的だと思います。手塚氏などは、年齢的にもずっと上ですから、メンタリティー的には宮崎氏とは異なるノだと思います。

同世代にあたる、鳩山さんや、菅さん、小沢さんなどが、若い頃の妄想を現在なって、日本国解体法案の導入などによって実現しようとしているのですが、宮崎さんのiPadに対する発言も、これ似たようなもので、思わず本音が出たという事だと思います。

彼らとの違いといえば、宮崎さんは、政界などには入らず、若い頃からの妄想をまったく異なる方面に出すことができたという事だと思います。考えてみると、宮崎駿監督のアニメ作品は、どれも現実世界のことではなく、すべてが妄想といえば妄想です。

妄想が、今日のネガティブな政治家のようにとんでもない方向に出てしまったのとは対照的にせっかく、良い方面である漫画の創造性などで開花したわけですから、iPadに対する発言など慎んでいただきたいものだと思います。

氏のiPadに対する発言等、単純なもので、これが米アップル社から出されているからあのような発言になったのであり、あれが、中国や韓国などで最初に開発されていたものであれば、あのような発言にはならなかったのではないかと思います。


かの経営学の大家ドラッカー氏は、「偉大な人物の召使ほどかわいそうなものはない、その人物を偉大たらしめている、属性とは全く関係のない他の属性を毎日みせつけられるのだから」と語っていました。まさしく至言だと思います。宮崎さん、おしゃべり召使が外部にご主人さまのことをばらすような行為を自分でしてしまったということだと思います。

iPadなど、単なる道具に過ぎないと思います。使うものにとっては、それが、アメリカ発祥であろが、中国発祥であろうが、韓国のものであろうがかまいません。たとえば、カンナは大工の道具です。カンナで電動カンナがでてきたり、あるいはもっとすごいような、ミクロン単位まで制御するようなカンナが出てきたとしても、カンナはカンナに過ぎないと思います。iPadはたまたま、最初に開発して、最初に世の中に出したのが、アップルというアメリカの会社だったというにすぎません。それに対して、使っている人などに説教口調でものを言ってしまっては、ただの老害だといわれても仕方ないと思います。

iPadは、直感的に操作できるので女性にも人気だ

iPadに関しては、すべての旧来メディアはiPadに集まると、News Corpのマードック氏が予言しているように、iPadに限らず、これから販売される他社の似たような製品でも、旧来のメディアが集まるようになるのだと思います。すなわち、従来のテレビ、映画、書籍、漫画など全部集約されるようになるわけです。iPadを否定するということは、旧来メディアをも否定することになると思います。

私は、以前にもこのブログで書いたように、iPhoneでの読書しますが、読書しているときには、あくまで、作家の著作を読んでいるのであって、iPhoneは単なる道具にすぎません。著書へ橋渡ししてくれる便利な道具にすぎません。iPadだって、同じことだと思います。ただし、iPadやスマート・フォンやパソコンなどのデジタル機器は、いろいろ汎用的に使えるので、人によって異なることはいうまでもありません。これは、使う人の能力や個性の問題なのであって、それをとやかく言う必要はないと思います。


それに、書籍など将来的に電子出版でかなり安くそれも、短期間で出版できるようになるとか、ポジティブな面がたくさんあります。これは、たまたま出版の世界のことをいいましたが、これはほんの一例にすぎません。アートの世界でも、変革を起こせるかもしれません。漫画の世界だって、劇場公開などの前に、動画で安くはやく配信できるようになるでしょう。

まあ、宮崎さん、どうせ、社会一般には疎いでしょから、妄想癖をポジティブなほうに使い、漫画の世界で頑張ってください。余計なことに口を出して、自らを貶めるような行為は慎むべきと思います。それに、これからの時代は、もう、宮崎さんたちの妄想世界ではなく、現代の若者たちの新しい世界です。宮崎さんのこの発言は、私にとっては、宮崎さん自身の自慰行為にも等しいようなもので、みにくいとしか受け取れません。このような、メンタリティーの妄想老人には、妄想をやめて現実に立ち返れないというのなら、後進に道を譲り政界からも、漫画の世界からも早く消え去っていただきいと思います。そのほうが世の中のためです。

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