2010年11月16日火曜日

もしや謎の新発表はこれか? iPadをApple TVに変えてしまう「Lowtide」に超期待...―アップルTVは既存のテレビを消滅させる??

もしや謎の新発表はこれか? iPadをApple TVに変えてしまう「Lowtide」に超期待...

iPadの大進化が噂されてます...

いよいよの提供が予想される「iOS 4.2」では、iPadがググンと生まれ変わる可能性大ですけど、どうやら思わぬ伏兵も登場してくるかもしれませんよ。まるでiPadがスクリーン付きのApple TVになっちゃう感じでしょうかね。

そもそもApple TVにはiOSが搭載されていて、そこには「Lowtide」なる新機能の存在が判明してましたけど、どうやらApple TV上で独自のメニューインターフェースなどを提供しているLowtideが、iOSのアップデート提供と同時にiPadにもやって来そうなんです。ちなみにLowtideは、Apple RemoteをMacで使う時に表示されていた「Front Row」ベースのインターフェースみたいですね。普段はiPadでは見えないんだけど、いざ動画関連のアプリを立ち上げた瞬間に、Lowtideがオンになって、Apple TVの全機能をiPad上でも利用可能になってしまうんだとか。

Lowtide対応のApple TVからiPadへコンテンツをストリーミングして、同じくLowtide対応にアップグレードしたiPhoneでもモバイルシーンで続きが見られる...みたいな、「AirPlay」機能を進化させた利用シーンの実現なんかが期待されちゃってますよ。なにはともあれ、これは今晩のアップルの特別発表が非常に気になりますね~

【私の予測】テレビをプラットフォームにせよ!!アップルTVは既存のテレビを消滅させる?
アップルから、いよいよ謎の発表が明日行われます。いろいろな、噂がとびかっています。ビートルズの曲がiTuneで配信されることの発表だというまことしやかな噂もありましたが、これについてはすでに発表されたのではずれです。


さて、いろいろ考えて以下のことを考えたのですが、これを書いているうちに、結局前に言われていたことを思い出しました。そうです。いわゆる定額制です。iTuneは、現在は、曲を購入するというかたちだけですが、以前日本でもナップスターが提供していたようなサービスを提供するのだと思います。

実は、私は、ナップスターを利用していましたが、ことしの5月でそのサービスは停止しました。全く残念でした。要するに3000円くらいで、オン・ディマンドできき放題になるというサービスと、5000円くらいで、ダウンロードし放題になるというものです。ただし、ダウンロードしても、パソコンかナップスター対応の、携帯電話や、ミュージックプレイヤーでないと聞けませんでした。アップルでも、パソコン、iPod,iPhone,iPadで似たようなサービスを実施するのだと思います。

結局そうだと思います。

実は、その前に、以下の予測をたてていたのですが、書いているうちに上のナップスターのことをおもいだしましたし、以前どこかでいずれiTuneがこれをやるということが書かれていたのを思い出しました。絶対にこれだと思います。

しかし、以下の予測もアップルの戦略にからむので、せっかく書いたので残しておきます。

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第一、ビートルズの曲の配信など、単なるコンテンツの一つであって、さほど重要でもないし、新機軸でもないです。私は、上のニュースが明日の発表の真打ではないかと考えています。



いずれにせよ、PM12時前に書かないと、予測の意味がなくなるので、取り急ぎ書きました。



なぜなら、上のニュースや、最近発表されて、私も購入した(まだ届いていません)AppleTVなどは、実はとてつもない新たなビジネス・モデルに化ける可能性が高く、それこそ、大きな社会変革になる可能性が大だからです。アップルに限らず、現在成功している特に、IT関連企業では、いわゆるビジネス・プラットフォームを築いています。

大前研一氏は、ブレークスルー大学院のブログの中で、ビジネス・プラットフォームに関して以下のように述べています。

アップルやグーグルの戦略は自社としてはプラットフォームだけを提供し、その上で動作するアプリケーションを開放して、どんどん外部の力を借りて作ってもらう点にある。
私は拙著「新・資本論」の中で「21世紀の富はプラットフォームから生まれる」と述べたことがあるが、アップルが発売した話題のiPadを取り巻くビジネス環境を知る上でも、この考え方は非常に重要だと改めて感じている。
プラットフォームビジネスにおいては、トラフィック(アクセス数)が最も重要な要素であり、そこに集まる人が増えることで商流や情報流が発生して富が生まれる。
プラットフォームビジネスという概念は今後ますます重要になってくると思う。
http://blog.goo.ne.jp/ohmaelive/e/c283ad984d4c358bd192f0c485cfa846 

現在のテレビのシステムも旧来のアナログも、地デジを含めて、ビジネス・プラットフォームであることにはかわりがありません。しかし、いまとなっては、不十分なプラットフォームです。そうして、テレビを放映するためには、インターネットによる配信に比較すれば、多くの人と、資金を要します。それに、特に日本では電波法などの厳しい規制があります。他国でも、日本よりは厳しくはないですが、それでも、一定の規制があります。

アップルは、こうした既存のテレビではなく、インターネットを介した全く新しい、テレビのビジネスモデルを構築しようとしているのだと思います。だからこそ、敢えて、iPhoneや、iPadに普通のテレビを見られる機能を自らは付加しなかったのだと思います。既存のテレビでは、主に一方的に画像を流すだけで、ユーザーとインターラクディブな双方向のやりとりは制限されています。

さらに、おおかたのTVのCMは、一方的に流すだけであり、ユーザーがCMで見て気に入った製・商品をインターネットですぐに購入することはできません。アップルは、こうしたことを可能にすることを考えているのだと思います。それも、今までのテレビとは異なる、アップル独自のやり方でやるのだと思います。

Ustreamも、YouTubeもあるではないかと考えられる人もいますが、アップルTVの目指しているのは、こうしたものとは一線を画しているのだと思います。Ustreaや、YouTubeなどは、ほとんどが、個人が作成したものや、個人が勝手に、テレビの内容をコピーしたものなどを配信しています。これは、これで、素晴らしいことであり、まさに、こうしたものがあったからこそ、良い、悪いは別にして、先日の尖閣問題のビデオが流出され世界中に広まるというような出来事が起こったのだと思います。

しかし、インターネットでも、普通のテレビで放映されているような、プロが取材や編集をした番組そのようなものを見たいという人々のニーズは強いと思います。実際それに、近いものをケーブルテレビや、インターネットで放映したりしていますが、これは、一定の費用がかかります。

アップルTVでは、これをほとんど無料として、テレビを放映するだと思います。その先鞭をつけた、iTUneでの映画コンテンツのようなものは、有料で配信するのだと思います。しかし、無料のコンテンツにしても、その内容は、既存のテレビなどでは考えられないほど、高度化するととも、アップルらしく、新しい方式で実施するのだと思います。そうして、これらには、無論iAdを流すようにして、まさに、テレビを今風のビジネス・プラットフォームにしてしまうのだと思います。

ただし、アップルはポルノなどはおそらく、放映しないと思います。最近でも、アップルは、iTuneストアから、講談社の「妄撮」というアイドル・グラビア誌の電子書籍の配信を差し止めています。こうした方針は、アップルの目指す新機軸のテレビにも継承されると思います。おそらく、アップル独自の放映基準などを定めて、そこから外れるものは放映しないでしょう。

ただし、この基準も良くわかりません、ちなみに、下がその問題の妄撮のグラビアですが、ネットに流れているものを見た限りでは、すべてこの程度のもののようです。しかし、iTuneストアでは、もっときわどいものも販売されていたと思いますが、やはり、性的な妄想を刺激するものは判断基準から外されるということでしょうか?

iTuneストアで配信を差し止められた「妄撮」に掲載されているたグラビア
さて、明日の発表どうなるのか、今から楽しみです。明日の発表では、上の記事のようなことに加えて、アップルのこうした長期戦略も発表するのではないかと推測しています。しかし、これが、当たる当たらないは別にして、アップルの長期戦略の中には当然こうしたものも含まれているものと思います。

後で追加→なんか、この予測私の妄撮ならぬ、妄想になりそうです(笑)。



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BOOK REVIEW 『これからの思考の教科書』- ビジネススキルとしての思考法を順を追って学べる良書―【私の論評】常に革新的であるために、一つの思考方法に凝り固まるな!!アインシュタインと菅総理大臣から真摯に学ぼう!!


これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~

【私の論評】常に革新的であるために、一つの思考方法に凝り固まるな!!アインシュタインと菅総理大臣から真摯に学ぼう!!
アインシュタインと菅総理
思考法については、前から考えていたことがありますので、本日は上の書評の記事を題材としながら、それについて掲載していこうと思います。ちなみに、私は、上の書籍は読んだことはありません。上の書籍と矛盾するようなことを書いてしまったら、御免なさい。そうして、この書籍は購入して、読んでみようと思います。

皆さん、アイディアが出ないとか、イノベーションができないなどと悩まれることがあるのではないかと思います。そんなときは、思い切って思考方法を変えてみましょう。思考法を変えるといっても、すぐにはできないという方もいらっしゃるかもしれません。確かにそうです。しかし、それに関するツールにに関しては、大昔からいろいろ考えられていて、様々な手法が確立されています。

わざわざ、思考方法そのものを考えなくても、先人がいろいろ考えてくれています。それを活用すれば良いのです。それに、つい最近考案された新しいものもあります。一番良くないことは、一つの思考方法に凝り固まることです!!特に、昔はこうだった、前はこうだったは、今の移り変わりの速い時代には禁句です!!しかし、このような思考方法をするにしても、それなりの前提条件があることを、アインシュタインと、菅総理大臣を例にあげて解説します。

ところで、上の記事の、三種類の思考方法について、簡単にまとめておきます。

ロジカル・シンキング(理論的思考)
物事を広く深く考え、分析し、相手にわかりやすく伝えるために、問題を構造化する思考法のこと。これは、ビジネスの基本です。最低限、この思考法ができない人は、ビジネス・マンとはいえません。特に、新人では、こうした思考法ができない人が多いです。 しかし、こうした思考方法ばかりして、そこから、一歩もはみ出さない人は、発展性がないですし、人間的魅力も感じられませんね。
しかし、まずは、こうした思考法を身につけるべきです。また、ロジカル・シンキングは、より上位の思考法である、水平思考や、統合思考の基礎なるものです。これができない人に、より上の思考をすることはできません。
ラテラル・シンキング(水平的思考)
ある問題に対し、今まで行われてきた理論や枠にとらわれずに、全く異なった角度から新しいアイデアを生もうとする思考法のこと。英国のデボノが1967年ころ唱えた。ロジカル・シンキングだけでは、出てくるアイディアは、確実にできるものではあるものの、どうしても月並みなものになってしまいがちです。 
そんなときに、全く見方を変えて、新たなアィデアを出すのがこの考え方です。会社であれば、部長までのクラスの人は、この考え方ができなければ、今の時代は務まりません。
インテグレーティブ・シンキング(統合的思考)
相克するアイデアや問題事項の対立点を解消することにより、より高次の第三の解答を見つけ出す思考法のこと。さて、理論的思考や、水平思考によって、いろいろなアイディアが浮かんできます。ただし、アイディアがたくさんあるだけでは、実行に移すことはできません。 
それどころか、混乱するだけです。ここで、数多くのアイデアを取捨選択、統合するとともに、実施すべき順番を考える必要があります。また、数多くのアイデアを束ねるだけではなく、一言で言い表したりして、誰にも理解できるようにして、さらに高次元にする必要があります。それが、統合思考です。経営者クラスはここまでできなければなりません。
普段の仕事を継続的に改善していくだけであれば、理論的思考だけで、十分です。しかし、新たな手法を編み出したり、イノベーションを実施するのには、こうした思考法だけでは不十分です。水平的思考が必要になります。

次に、大イノベーションである、ビジネスモデルの変更とか、革新となった場合には、水平的思考だけでは混乱するばかりです。ここで、はじめて統合的思考が必要になります。

さて、このような思考法ですが、実際にどのようなものがあるのか、以下に掲載します。


クリックすると拡大画像でご覧になれます

世の中に流布している、ありとあらゆる、思考法をあげてみました。そうして、それらを、上の思考法のパターンで分類したものです。中には、かなり強引に分類してしまったものもありますが、だいたい大筋ではこのようなものだと思います。細かな内容は、クリックして拡大していただいてご覧になっていただくものとして、上の各クラウドがどの思考法に関するものなのか、説明します。

まず、水色のクラドは、論理的思考法のクラウドで、ピンクは、水平的思考のクラウドです。黄緑色は、統合的思考方法です。そうして、色がついていないくクラウドは、これらの思考タイプにあてはめようにも、当てはまらないものです。

ご覧になっていると、おわかりになると思いますが、まずは、水平的思考方法が一番多いですね。これは、無論世の中で最も必要とされているからでしょう。とにかく、色々な、アイディアを出すには、水平的思考方法が一番ですから。それに、論理的思考は、論理的にさえ考えれば、ツールなどあまり必要ありません。

統合的思考に関しては、世間でいろいろ流布している思考方法のうち最も少なく、このマインドマップではわすがに一つです。私は、最近流行りのピクト図解を唯一の統合的思考としましたが、これには異論のある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ピクト図解はビジネスモデルを思考するのにもってこいの思考です。

統合的思考方法は、最早、ツールに依存するものではなく、会社であれば、その会社の経営者の個性であり、もっといってしまえば、それは技法などという枠を超えたアートなのかもしれません。アートに便利なツールなどありません。どんなに、高価な絵筆や、キャンバスなどを購入したからといって、一流の画家になることはできません。

ビジネスモデルは、いくつも事柄を一つにまとめ上げて統合しなければなりません。ただし、使う目的によって、経営者目線、プロジェクト・マネジャー目線、現場目線で使い分けするものでもあります。ピクト図解は、経営者目線の思考法にも役立つツールです。そのため、敢えて統合的思考のツールの範疇の中に含めました。

上の記事の中の"詰め込み式と思われがちな「知識」と「自由な発想」という2つは真反対にあるように思えるが、発想のためには知識が必要とは興味深い"下りについて若干触れておきます。

ここで、気をつけなければならないのは、知識という言葉です。21世紀に入って以来、知識社会に入ったといわれます。それとともに、知識という言葉の意味も変わりました。一昔前は、知識というと、百科事典や、本の中に書かれている内容、それに今なら、インターネットで検索した結果や、その他の画像や、動画のようなものと思われていました。それこそが知識で、それらを沢山、読んだり、見たりしてきた人間のことを知識人、知識のある人間とみなしています。

だから、昔有名大卒の新卒が現場などに入ってくると、いまだと全く考えられないですが、「知識ばかりあって企画はできるが、仕事ができない」などと揶揄されていました。

現代では、昔言われていた、本に書いてある内容など、知識とはいいません。今では情報という言い方をします。知識は何かといえば、そうした情報を取捨選択、統合して、実際に仕事に適用する能力をいます。

ただし、知識を得るためには、かなり膨大な情報を予め頭の中にインプットしておく必要があります。いまなら、情報化が進んでいますから、情報は昔と比較すれば、かなり容易に、しかも迅速に入るようになっています。しかし、とはいっても、ある程度の情報、特に基本的な情報がある程度頭の中にインプットされていなければ、調べるだけでも、膨大になってしまい、そこから知識を生み出すことはできなくなくなります。

このような真の意味での、知識のない人は、いまでは、仕事ができません。そうして、知識を得るためにこそ、膨大な情報を必要とします。

このことを端的に示しているのが、アインシュタインです。アインシュタインといえば、あの相対性理論で有名です。特にその中でも、「E=MC2」という式は、統合的思考の産物です。わずか、この一行の式の持つ意味はまるで、広大な宇宙のようです。

こうした、アインシュタイン自身が自分の業績について語った言葉が印象的です。「私の理論は、すでに先人がそのほとんどすべてを開拓したものです。私が付け加えたのは最後のほんの1%程度くらいにすぎません」。これは、かなり、謙遜した言葉と受け取られるかもしれません。しかし、真実です。

アインシュタインは、先人が開拓した物理の理論を情報として、徹底的に、頭の中にインプットしたのだと思います。そうして、そこから、様々な知識を生み出し、その過程で、無論、論理的思考と、水平的思考を駆使し、最後の最後で、統合的思考方法を適用して、壮大な理論を「E=MC2」という、単純な公式としてまとめあげたのです。わずか、!%といいながら、その1%は、偉大であり、人類の金字塔となったのです。

もう、何を言いたいかはおわかりでしょう。要するに、情報も知識も、頭の中にある程度蓄積していない人は、どんな思考方法を駆使しても、まともな思考はできないということです。その典型例がありますね。そうです、最近「空き缶」などと揶揄される菅総理です。

彼は、歴史、経済、社会、政治、安全保障等に関する基本的な情報や、知識に欠けています。しかし、本来、会社でいえば、経営者とか、政治家などは、仕事を遂行する上で、膨大な情報や知識などは必要としません。

なぜなら、これらの人々は、本来は、統合的思考が必要なのであって、情報集めや、知識の開発などは、部下にやられば良いことだからです。平たくいえば、自分もアイディアを出しますが、それで不足であれば、部下に論理的思考や、水平的思考をさせて、いろいろアイディアを出させて、それを選ぶだけではなく、自らの統合的思考によって、一段高い次元に高めることが、仕事の本質だからです。

しかし、そうはいってもある程度の情報や、知識など頭になければ、統合的思考など最初から無理です。たとえば、会社の経営者なら、おそらく、ドラッカーの著書などに書かれてあるようなことは、その著書を読む、読まないは別として、情報として、ある程度頭に入っていて、それだけでは駄目で、その情報を仕事に適用できる術としての知識を蓄えていることが必須だと思います。

菅総理が、まともに政治ができないのは、こうした情報や知識が決定的に欠けていることが理由で、本来国政に最も重要な、統合的思考ができないからです。おそらく、野党であれば、理論的思考方法と、水平的思考方法だけでも何とかなったのだと思います。特に水平的思考で、様々な新奇で、革新的に見えるアイディアをたくさんだすだけですんだのだと思います。しかし、国政を実際に司ることになれば、やはり、統合的思考方法が必要不可欠です。

テレビのバラエティー番組に出ている政治家などみて、簡単に政治家の仕事ができるなどと思ったら大間違いです。中には、こういう番組を見て、政治家など簡単にできると思い込む人もいるようですが、そういう人は、統合的思考方法とはどのようなものか、皆目見当もつかない愚かな人と言って良いと思います。

そうして、菅さんをはじめとする、民主党の特に閣僚の面々も、似たようなもので、自民党のやることをみていて、論理的思考と、水平思考だけで、政治主導でも何でも簡単にできるし、自民党はバカだと思っていたに違いありません。しかし、実際には国政には統合的思考が必要不可欠です。無論、自民党がこうした統合的思考に長けていたとはいいません。どちらかといえば、稚拙だったと思います。しかし、民主党の面々は、統合的思考ができないどころか、そういう思考様式があることさえ理解できていないようです。愚かです。


私たちは、上の二人から何を学ぶべきでしょうか?やはり、アインシュタイン考え方をお手本とすべきでしょう。しかし、菅さんからも学べることがあります。それは、無論、反面教師としてです。菅さんは、総理大臣になるべきでもなかったし、するべきでもなかったと思います。というより、もはや、菅さん自身もかわいそうです。それに、このような総理大臣のいる日本国民も・・・・・・・。トホホ(笑)。

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2010年11月14日日曜日

中日・落合監督:長男・福嗣さんが「スカイプ婚」―【私の論評】スカイプは愛情や友情を育むのに使うべきだ!!

中日・落合監督:長男・福嗣さんが「スカイプ婚」

先月18日に結婚したことを発表した落合福嗣さん
中日の落合博満監督の長男・福嗣さん(23)が13日、ネットテレビ「ustream」で、先月18日に山口県萩市出身の花織さん(23)と結婚したことを発表した。お互いに東京と山口在住で“距離の壁”もあったが、ネット電話「スカイプ」を使って愛を育んだ「スカイプ婚」となった。

出会ってわずか4カ月でのスピード婚だ。お相手は、山口県萩市出身の一般女性・花織さん。身長1メートル66のスレンダー美女。友人の紹介でインターネット電話「スカイプ」を通して知り合い、福嗣さんがひと目ぼれならぬ“ひと声ぼれ”した。

6月18日に交際を開始し、10月18日、東京・世田谷区役所に2人で婚姻届を提出。妊娠はしていない。すでに同区にある落合監督の自宅そばのマンションで新婚生活をスタートさせている。

福嗣さんは「父ちゃんも母ちゃんも大賛成してくれています。授かり婚ではないけれど、父ちゃんも早く孫の顔が見たいと言っている」と喜びを語った。

交際は、週1回のペースで片道5時間かけて福嗣さんが山口に通う遠距離恋愛。東京と山口の中間地点である神戸でデートすることもあったという。会えない時にはスカイプで連絡を取り合い、愛をはぐくんでいった。

花織さんは野球にうとく、3冠王の意味も知らなかったという。福嗣さんには、そこが良かったようで「監督の息子としてではなく、人間・落合福嗣に興味を持ってもらった」と結婚を決意した。

6日にナゴヤドームで行われた日本シリーズ第6戦にも夫婦で観戦に訪れるなど花織さんもすっかり落合家の一員。福嗣さんによると、監督も息子の結婚に大喜びで、花織さんと電話する時はずっと笑顔で「望んでた以上の人」と話しているという。

◆落合 福嗣(おちあい・ふくし)1987年(昭62)8月20日、名古屋市生まれの23歳。国士舘中学入学後に、軟式野球チーム「世田谷ウイングス」に入団。内野手として活躍した。国士舘高卒業後、国士舘大に進学。ロシア語専攻。現在は雑誌への寄稿、CDを出すなどマルチに活躍。

▽スカイプ インターネット回線を利用した電話ソフト。スカイプ利用しているパソコン同士なら距離や時間を問わず無料通話ができるほか、音声がクリアなため、遠距離恋愛カップルなどに人気(スポニチ)

【私の論評】スカイプは愛情や友情を育むのに使うべきだ!!
落合福嗣さん、スカイプで花織さんと連絡をとりあっていたのですね。スカイプは、音質も良いですし、なにしろ、使用料が無料ということで、この種の連絡にはもってこいですね。離れていても、とことん話たいときなどありますから、これだと本当に安心して話したいだけ話せます。私のまわりにも、遠距離恋愛をしている人でスカイプを活用している人がいます。あまり合うことが出来ないので、スカイプは本当に役にたっているようです。

しかも、結婚発表は、ネットテレビ「ustream」とは、本当に現代的ですね。つい最近は、SENGOKU38さんにより、YouTubeに、海上保安庁の巡視船に対する中国船の体当たりの動画が掲載され物議をかもしましたが、良きにつけ、悪きにつけ、このようなテクノロジー本当に今では、多くの人が自由に使えることを実感しました。

このスカイプは、落合さんたちは、どのように使っていたのでしょうか?パソコン同士だと、使用が限られてしまいます。まずは、ネット環境のないところではできませんから、通話する場所は、限られてしまいす。ところが、iPhoneだと、アプリを入れて、スカイプができるようにして、待ち受けにすることができます。しかも、これは、3G回線を使って、インターネットに常時接続することができます。これだと、本当に電話と何も変わりありません。

変わるところがあるとすれば、通話をする人同士が、iPhoneでスカイプを待ち受けにしている必要があるというだけで、この条件を満たせば、まるで、普通の、そうして、音声品質の抜群に良い、電話といっても良いです。

さて、落合さんたちは、こうしたiPhoneによるスカイプを使っていたのでしょうか?残念ながら、上の記事ではそこまでは明らかにされていないので、残念です。

実は、このスカイプに関しては、過去のこのブログに掲載したことがあります。そうしたところ、そのブログの記事がYahooデイリーニュースにとりあげられたため、何と、そのとたん、しばらく日々のアクセスが2000を超すまでに達しました。達しました。しばらくその効果が続き、何とその月のトータルアクセスは、4万を超えてしまいました。本当に驚きました。その記事の、URLは以下です。興味のある方は、是非ご覧になってください。

http://yutakarlson.blogspot.com/2010/07/iphoneskype.html

このような思い出深い、これからもこのことで、私の記憶に残るiPhoneのスカイプですが、その記事の内容は、技術的に優れていることは、高く評価しているものの、社会的に見るとマイナスの部分も多いことを掲載しました。その部分のみを下に掲載します。
昨日、社員働きがい人気度一番の大阪の会社がテレビで報道されていました。その会社インターネットのメンテナンスサービスなどを実施している会社だそうですが、会社名など詳しいことはわすれましたが、何と会社でメンテサービス用の受け付け電話など一回線もおいていないそうです。
電話だと、不在のときなどに、内容を引き継いで伝えるなどのことで結構時間がかかってしまうそうですが、メールだとそういうことがいっさいないそうで、かなり効率をあげられ、成果もあがっているそうです。そのため、かなりの低コストで、確実にサービスができるそうです。
要するに、働きがいランキング一位の会社では、社員が一切電話に出る必要がないので、ストレスがたまらないのだと思います。それに効率化もなされているということです。しょっちゅう、電話がかかってくれば、本当に効率が落ち、ストレスが高まるということです。

しかし、それに続けて以下のようにも書いています。
まあ、新しいテクノロジーなど、必ず負の側面もあるということです。私は、Skypeは、本当に限定した人たちの間でだけ使おうと思います。それも、本当に肉声で話をする必要があるときにだけ限ろうと思っています。でも、使おうと思えば使えるというのがやはり良いですね。これから、海外の人とも本当に気楽に話ができそうです。以前は、遠隔地や海外の人とは疎遠になりがちでしたが、今後はこういうサービスを用いて、気軽にコミュニケーションができますね。その面では本当に良いことだと思います。
まさに、そうですね。今回の、スカイプ婚の話は、こうした良い面の典型的な面だと思います。私の会社ではもう:結構前から、IP電話を用いています。だから、遠隔地にある滅多に話をできない人とも、十分話ができます。

しかし、良い側面もあるのですが、やはり、どうしても、話が長くなってしまいます。そうすると、人間というものは不思議なもので、長電話をするとどうして、会話の最後のほうが印象に残ってしまうので、肝心要の本題を覚えてくれないということがしばしば起こりました。

この要因としては、長話をすると、用件に関しては、最初に言って、最後のほうはあまり重要ではない世間話ということになってしまうからです。そうすると相手に、肝心の用件は記憶に残らず、さして重要でもない、世間話が記憶に残ってしまうのです。

まさに、ビジネス電話は、短くという言葉の本当の意味がわかりました。会社に入ったばかりのときは、良く上司の人から「長電話は駄目。長くて、5分、できれば、3分以内にすべきだ、5分を超えるような場合は、予め、フアックスなどで要旨を送ってからにしなさい」などと言われました。長電話は、決して電話代というコストの問題だけではなく、ビジネスには良くないということがよくわかりました。

そういわれてみれば、長電話の人に限って、あまり仕事のできない人が多いですね。これは、要点をまとめて話す能力に欠けることもあるでしょうが、相手が肝心要の用事が伝わらないということがあるのだと思います。

だから、私は、IP電話でも、上記の原則は守るように心がけています。どうしても、長くなった場合は、肝心要の用事をもう一度言って確認してから、電話をきるようにしています。

しかし、たとえば、相手に悩みがあって、相談する場合などは、この原則を無視するようにするなど、使い分けも行っています。

こうしたことからも、スカイプで長電話をするのは、ビジネス以外の、事柄に限りますね。たとえば、落合さんのように、結婚する相手とか、あるいは、結婚した後で、もし、遠隔地などに単身赴任をすることにでもなれば、奥さんや、お子さんとの会話、それと、ごく親しい友人に限ります。これなら、愛情や、友情をより一相高めることも可能です。そうして、互いのコミュニケーションを深めることができます。それよりも、何より、いつでも、話そうと思えば、時間の許す限りゆっくり話なせると考えるだけで、リラックスできます。スカイプでは、お酒を飲みながらはなすなんてことも、ままありますね(笑)。

ちなみに、私のスカイプでのアドレスは、@yutakarlsonです。私と、友情や愛情を深めたいかた(笑)、そこまでいかなくても、このブログの内容について質問をしたいことでもあれば、是非スカイプで連絡をください。ただし質問に関しては、ブログの内容であれば、少なくとも最新の2週間以内のもの程度ということでお願いします。

それ以外だと、思い出すのに時間がかかり、即答出来ない場合もあると思いますので、できれば、ブログへのコメントか、ながいものならメールでお願いします。その条件を満たしていただければ、私がオンラインになっている場合は、話ができる状況にある受け取っていただいて結構です。よろしくお願いします。


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2010年11月13日土曜日

海上保安官メモ全文起こしが提示するもの―私たちは、情報閉鎖のバーチャル・ワールドに住んでいるのか?

海上保安官メモ全文起こしが提示するもの


上記のメモ、実はその詳細は、全くどこでも報道されていません。どこの報道でも、チラッと移すだけです。しかし、このチラッと写された、このSENGOKU38さんの、メモを静止画像からおこした人がいます。そのかたは、ご自身のブログにそれを公開されています。これは、以下のURLからご覧になることができます。

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid913.html

この方のブログは、「ぼやきくっきり」という名のブログで、私も時々見たり、コメント等もさせてもらっています。詳細は、この方のブログをご覧になっていただくとして、この方がおこしたメモの部分を下に全文コピペさせていただきます。


これを国家機密とするのであれば、時の政府が自身に都合の悪いことは全て国
家機密にしてしまえば、何をやっても許されるのではないでしょうか?
60数年前の日本がそうだったように・・・・・・
あのとき連戦連敗の様子を国民皆が知っていたら、あれほど戦争が長引いたで
しょうか?
今回のビデオは、日本が中国に負けた様子がありありと記録されていた。
 (くっくり注:↑この行、赤いペンで追加)
もしかしたら、広島、長崎の悲劇も無かったかもしれません。
今日における北方領土問題も無かったかもしれません。
やはり時の為政者の意向によらず、国民が真実を知ることは大切なことではな
いでしょうか。
もちろん、国家機密というのも必要であると思います。
例えば日米の密約等、本当にその存在が発覚すれば大きく国益が損なわれるよ
うなものがそれにあたると思います。
今回の件で、我が国の国益は損なわれたのでしょうか?
それは、国民ひとりひとりが判断すれば良いことではないでしょうか?
それを、国民ひとりひとりが考えそして判断し行動してほしい。
 (くっくり注:↑この行、赤いペンで書き直し)
 日本国憲法第15条、国家公務員法第96条
 海上保安庁法第2条第1項
┌刑事訴訟法第196条
│刑法125条第2項、刑法第126条第2項(刑法第128条)
│刑法第193条、刑法第104条、刑法第61条
そもそも捜査資料とされる(捜査資料とは?)ビデオテープも

公開する事が何の違反にあたるのか?

 (くっくり注:↑ここも赤いペンで追加)
 (くっくり注:↓以下全て手書き)
・今回被疑者その他の者の名誉を害したのか

・捜査の妨げとなったのか?

・公開しない理由は?

・捜査は事実上終っているのでは?

総理曰く 今ビデオを公開すれば、流失犯の刑が軽くなる?

一見まともなようだが、目茶くちゃな理屈。

意味もないのに隠せば秘密になるのか?

【【【【【裏面(手書きのみの面)】】】】】
これを機に管理が厳しくなり

本来の仕事に支障をきたすおそれ(間違いない)

組織が1人1人個人を管理する事は不可能である

結局個人の自覚が必要である
管理社会→情報統制
一職員の行動まで大臣・長官が
責任を行わねばならないのか
だとすれば、大阪市長(平松さん例えにしてすいません)
は一年で何回交代するのですか?
連帯責任論は、責任のなすりつけ合い
監視社会も生む

本件を犯罪行為とするならば

ビデオ画像が機密であるとの証明が必要

ではないだろうか

また尖閣は自国の領土と言うのならばなぜ
何人も上陸できないのか?
堂々と上陸しモグラの調査保護を行い
船舶の航行安全のために灯台も設置すべき
ビデオ公開が日中関係に影響をあたえると
言うならばAPECに中国国家主席が来日するのはなぜ?
むしろ日本国民が知るところになったから来日するのでは?

 (くっくり注:↓用紙右上の青い文字)
犯罪者の理屈

に耳を傾むけるな

と言うのなら

推定無罪?
この出来事については、他のいろいろなブログにも掲載されいていろいろな意見が公表されています。

その代表的なものを上げておきます。そのかたのブログは、 「1級身体障害者法律家を目指すブログ」という名称で、『尖閣諸島問題、動画流出問題』――沈黙を破ったのはネット住民達だった!というタイトルで、このことについて掲載しています。特に、現在中国に対する見方の典型例なので、これも、そこの部分のみをコピペして以下に掲載させていただきます。

なぜ、あそこまでされて日本は黙っているのか。民主党政権は対応を渋っているのか。
まず、中国の経済成長が日本のバブル期以上に凄いというのを知っている人は多いと思う。日本は逆に経済的な回復は遅れを取っており、中国や韓国からの観光客などから外貨を得て経済回復を図ろうとしている状態。今、刺激して中国を敵に回すわけにはいなかいのだ。
そして、日本という国はアメリカの後ろ盾があって生活の成り立っている国。だが、アメリカは日本と外交を深めたところで今の日本から取れるものは何も無い。メリットが無いのだ。
アメリカは現在、輸出をメインに外貨を得ようとしている為、円高大歓迎なわけだ。しかし、日本はもともと輸出国、主に車の輸出でなりたっている国だから、円高だと輸出できなくて経済に大打撃。アメリカと日本の方向性がバラバラなのだ。方向性も違い、外交を深めるメリットも無い、当然、アメリカは、日本よりもメリットの高そうな中国を選ぶだろう。
実際、アメリカは、方向性の違う日本は無視して、中国との外交を深めようとしている。今、中国ならば何でも買ってくれる。人口は多いし、金も持っている。輸出先としては最高の条件だ。
日本(円安推奨派)VSアメリカ(円高推奨派)
現在、上記のように力関係が分かれてしまっている。日本は、為替介入を一度行ったにも関わらず円高は止まらなかった。それは、アメリカが円高を望んでいるからだ。輸出で稼ぐために。もちろん、アメリカの輸出先としてのターゲットは中国だろう。
他の国の投資家もこの図を見た場合、どっちにつけば儲かるか。一目瞭然だろう。当然アメリカ側につくために、手持ちの米ドルを売りまくって、日本円を買いまくる。そのように他の国の投資家までもがアメリカ側(円高推奨派)についた為に、為替介入は意味をなさなかったのだ。そして、今のままでは円安へ持っていくのは難しいだろう。
今、中国を敵に回すとアメリカまで敵に回すことになる。北方領土ではロシアが待ち伏せており、日本は現在、八方塞がりなのだ。
しかし、国は沈黙を守っていたが、Sengok38と名乗る人物が尖閣諸島沖で起きた事件に関する動画を流出させた。
この動画を、各種ブログが一斉に取り上げ、日本のネットの海は尖閣一色に染まった。一気に論争に火が付き始めた。
そして、動画を流出させた犯人は自首をした。海上保安庁の主任航海士だった。

私たちは、情報閉鎖のバーチャル・ワールドに住んでいるのか?
さて、私は、上記の海上保安庁の職員の方と、この暴露事件に関する一般の方のブログ記事などをみていると、今の日本社会の歪みがみえてきます。

私は、まずは、この海上保安庁の方の考え、まさに正しいと思います。止むに止まれぬ、道義心から実行したものであり、私ももしこの方と同じ立場や、もっと上の立場でも、同じことをしたと思います。

国民には、知る権利があります。尖閣で何があったかその真実を公表しない民主党には非常に問題があります。しかも、これは、国家機密などに属するものではないと思います。国家機密に関しては、この方が書いておられるように、公表されることによって、国益が大きく損なわれるものは、公表すべきではないと思います。

しかし、今回のビデオについては、公表されないことのほうが、国益を大きく損なわれるものです。それに、ある程度の人は実際に見て、その内容を語って、それがCG化されて、公表されていました。だから、いまさらあの程度のビデオを公表したからといって、重大な国家機密の漏洩にはあたりません。それに、本来のビデオは、2時間あまりあって、その中には、海に落ちた海上保安庁の職員が、中国船の乗組員からモリで突かれそうになっているシーンが写されていたという話もあります。

だから、この方は、結局守秘義務違反程度の軽い罪で済むことになると思います。間違っても、重い罪にしてしまえば、国民の反発をくらって、民主党は大打撃を受けることになります。

それと、この方、海上保安庁の中でも、幹部クラスではありません。この方クラスの人が、公表できるものであれば、本来であれば、マスコミが実施すべき筋のものではないかったでしょうか?

マスコミには、政府が隠そうとしても、この程度の情報であれば、何とかして、それこそ、この海上保安庁の方からでも、入手して、出所は不明にして、テレビなどでどうどうと報道すべきだったと思います。マスコミの方の中には、良くこんな情報を仕入れきたものだと驚くような事実を公表される方もいくらでもいました。私は、マスコミは今からでも、遅くないので、モリで突かれそうになっている職員の姿の写ったものを公表すべきと思います。それが、本来のマスコミの使命であり、存在価値でもあると思います。しかし、そうはしないし、そうできない理由があるのだと思います。

いまでは、ほとんどそんなことがなくなってきています。たとえば、尖閣問題に関して、日本では、10月1日に中国に対する数千人規模の大規模な、デモが行われました。現在では、内容がどうであれ、これほどのデモは、珍しいです。このデモに関しては、アメリカのCNNをはじめ、各国の報道機関が報道しました。あの中国ですら、報道していました。しかし、日本では、どこの報道機関も報道しませんでした。その後も、何度か大規模なデモが挙行されましたが、これもほとんど報道されませんでした。

さすがに、三度目をほどのデモが挙行されたときには、ほんのわずかは報道されましたが、本当に小さな扱いや取り扱いがおかしなものばかりでした。

それから、この海上保安官のビデオの暴露に関してのブログ記事からも、いろいろと日本社会の歪みが浮かび上がってきます。

特に、上の文章のうち「中国の経済成長が日本のバブル期以上に凄いというのを知っている人は多い」などと書かれていますが、これは明らかに間違いです。最近、上海万博が開催されました。日本でも、30年ほど前に、大阪万博が開催されていました。日本の大阪万博開催時前後のGNPの伸びは、20%台で、まさに驚異的といっても良い成長でした。しかし、中国の場合は、十数%ほどに過ぎません。

実は、10数%台であれば、そのくらい伸びていた国は、いくらでもあります。しかし、20%を超えて、それもしばらくの間伸びていた国は日本しかありません。

それと、もし、中国のGDPが中国政府の言うとおりのものだとしても、人口が十倍以上もあるので、一人にあたりに換算してしまえば、日本の1/10以下に過ぎません。こんな、基礎的なことも日本では、ほとんど報道しません。

それに、このブログでも、過去に示してきたように、中国政府の発表するGDPの統計資料はほとんど出鱈目です。中国では、インフラの整備などがかなり遅れていますので、少なくとも、9%程度の伸びがないと雇用の吸収ができないといわれてます。現在中国ではもう、数年にわたってかなり失業者が多いです。特に、大卒の就職率は日本などと比較しても問題にならないほど低いです。

確かに、少し前に大学生の数を大幅に増やしたということもありますが、それを割り引いて考えても、やはり、就職がほとんどないということは、まともに考えれば、GDPの伸び率は、数年前から、10%を割っていると考えるのが妥当です。そうであれば、中国が日本のGDPを追い越して第二の経済大国になったなどということは、単なる幻想にすぎません。

このようなことは、日本では、ほとんど報道されません。私は、このことは前からいろいろな兆候からつかんでいますが、今年の夏あたりから、OECDは、中国成長は間もなく停止するとの報告書をだしていますし、アメリカのフォーブス誌は、中国が大きな壁にぶち当たっていることなどを報告しています。

日本の資生堂などは、中国に随分前から進出していますが、中国の富裕層に関して興味深い報告を出しています。確かに、中国は過去のように貧乏ではなくなりましたが、何と、中国の人口13億人のうち、年収を100万超えたひとが、はじめて1000万人を超したと、2年まえに発表しています。

中国の富裕層とはいっても、この程度です。いくら物価水準が異なるからといって、まだまだ、この程度にすぎないのです。アメリカの情報機関などは、上記のような事実はことごとく掴んでいる事と思います。それに、当然のこととして、中国共産党の分裂を目論み、虎視眈々とその機会を狙っていることでしょう。

私は、いわゆる先進国が、中国の市場をあてにするなど、正しいあり方ではないと思います。なぜなら、これから、中国で必要される、大量のテレビ、洗濯機、車などは、もう産業としては、20世紀の産物てす。先進国がこれらをあてにするということは、先進国の30年前の、産業構造を温存することにつながります。決して進歩ではありません。後退です。先進国は、本来、次の成長産業を生み出さなければならないのです。

そうして、そのような芽はいくつもあります。たとえば、あのGoogleが、新世代の交通システムを模索していることなどこのブログでも伝えました。30年前の、産業構造や、それを基本とした社会を温存し続けることは、後退です。このようなものをあてにする企業など、先進的ではない時代遅れの企業です。

それに、さらに、輸出のことをはっきりさせておきたいと思います。このブログでも、再三にわたって掲載してきましたが、日本は、過去も、現在でも、輸出大国であったことはありません。実際、現在の日本のGDPに占める輸出の割合は、16%程度に過ぎません。これが、10年ほど、前にはわずか8%くらいです。確かに、10年ほど前から比較すれば、2倍に伸びているといえます。

しかし、だからといって、日本が輸出大国などとはいうことはできません。この比率、ドイツでは、40%以上です。中国もそうです。いや、調べてご覧になればわかりますが、40%を超えている国などいくらでもあります。この割合が日本より低いのは、世界の中で唯一アメリカくらいでしょう。そうでは、日本は、昔も今も内需大国なのです。日本は、中国などと比較すれば、人口は少ないですが、先進国の中では、上位です。ちなみに韓国などは、人口5000万で日本の半分以下です。

日本は、純然たる内需大国です。輸出産業は日本の中で少数派です。それなのに、いつから、日本が輸出大国で、輸出がふるわないと日本は駄目という概念ができあがつたのでしょうか?いつから、日本の代表的産業は輸出産業であるとの概念が出来上がったのでしょうか?

最近、日本の名だたる企業の行動がおかしいとは思いませんか?たとえば、あのソニーはどうしてしまったのでしょうか?今、アップルがやっているような先進的な試みは、昔はソニーがやっていたと思います。私は、先のようにこの10年で輸出が2倍に伸びたということは決して良いことではないと思っています。

日本国内の消費者は、いろいろな面で世界でもトップクラスです。だからこそ、日本の企業も、日本の消費者に製商品を提供して、厳しい目にさらされて、成長してきました。しかし、いつの間にか、輸出にあぐらをかいて、日本のことを忘れてしまったのではないかと思います。

随分長くなってしまいましたが、この話の出だし今回の尖閣のビデオを流出させるべきは、海上保安庁の職員ではなく、本来マスコミであるべきところから出発しています。

それから、日本では規定事実のようになっていることことごとく間違いであることも掲載してきました。

そうです。今の日本のマスコミのあり方が決定的におかしいです。いろいろ、詳しくみていくと、多くのことがマスコミの偏りに結びついてきます。

こんなことは、どうしておこるのでしょか?そうです、マスコミの偏りが酷いのです。それに、恐るべき事実があります。アメリカや、ヨーロツパなどでは、外国資本がマスコミの株式を取得することを制限しています。しかし、日本にはそのような制限はありません。

実際、日本のマスコミには、海外資本、それも特に中国などの資本がかなり入っています。そういうことを考えると、マスコミの偏りも理解できるところがあります。

特に、情報源に偏りがあって、あまり書籍を読まない人、主たる情報源が、日本国内のマスコミの情報だけで、諸外国のものをみたことがない人、これらの人たちは、現実とは全く異なる情報閉鎖のバーチャル・ワールドに住んでいると言っても過言ではないと思います。

そうした事実が、上の二つのブログの内容から垣間見えてきます。恐ろしいことです。


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