【大紀元日本1月8日】中国当局は自己の実力を過大評価している可能性がある。そして、小さな事件を衝突に拡大させ、地域の安定を脅かす可能性がある。ウィキリークスが最近公開した米外交公電にこう記されていた。
同外交公電は、豪州の情報機関の戦略評価報告書の内容を引用して、中国2006年度の軍事支出は700億ドルに達し、当局の公表数値の倍であると指摘した。
豪州の最有力紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は7日、ウィキリークスから入手したという同米外交公電の内容を公表した。
豪州国家評価機関、国防情報機関、国防省および外務省が共同で制作した同戦略評価報告書は、中国当局の軍事力拡張の動きは、台湾を対象とする国防戦略の域を超えている、と指摘した。
同報告書は一部の見方として、中国は地域内の関連国家に軍事的な脅威をもたらしていると記し、中国軍の近代化に伴い、その軍事力は地域にとってさらなる巨大な不安要素になると指摘した。
また、中国の軍事力の拡張や、その軍事計画の不透明性は、アジアの勢力バランスを変えつつあり、不安定を引き起こす可能性がある、と同報告書は記している。
中国の軍事力は、持続的に強化されているが、実戦経験が乏しい。一方、民族主義が日々強まり、国の国際地位の上昇へ国民の期待感が高まっている。これらの状況にいる中国当局は、自身の軍事力を過大評価して衝突を起こしかねない、と同報告書は分析している。
「このような勘違いは誤った判断を引き起こしたり、危機をもたらしかねない。そして、本来ならばささやかな事件を大きくしてしまう」と同報告書は記している。
【私の論評】中国の海軍力は日本にとっては、でくのぼう水準だが・・・・・!!
中国潜水艦 |
このブログには、以前日本の軍事能力(軍事力とすると総合的になるのでここでは、能力とした)について掲載したことがあります。これは、結論からいえば、日本の潜水艦の対潜能力、さらに、P3C対潜哨戒機の並外れた能力からいって、中国の海軍力はいまのところ日本にとっては、無きに等しいものというものでした。
その詳細は、以下の記事をご覧いただくものとして、本日は、このような日本の自衛隊の装備が、いざというとに役にたたないこともありうること、それに対する対処方法など掲載します。
自衛隊「最新装備」実は世界最高レベルで中国軍丸裸にできる―【私の論評】いろいろな意味で中国幻想は捨て去ろう!!
さて、実際に戦争や、戦闘になりそうになった場合などに関連する自衛隊法をかかげておきます。
第82条 には、 「領空侵犯に対する措置」
というのがあり、防衛大臣が必要な処置をとることができると、定めています。これは簡単に言ってしまえば、自衛隊の判断でスクランブル発進して警告しなさいということです。
ところが、実は、自衛隊法には肝心の「領海侵犯に対する措置」、「領土侵犯に対する措置」といものが存在しません。
「領海」に関するものがありますが、それは以下のようなものです。
第82条 にある 「海上における警備行動」
これには、「内閣総理大臣の承認を得て」とあって、防衛大臣の判断だけではできないことになっています。ひらたくいいますと、とても長い手続きを経ないとできないし、「手遅れ」ということにも十分なる、ということなのです。だからこそ、北朝鮮不審船撃沈のときまで、一度も発動されなかったのです。
今のままでは、中国が日本領海内で何か事をおこしても、せっかくの優秀な装備が活かされず、手遅れということになってしまいかねません。
第82条の2 に新設された 「海賊対処行動」
というのがあり、一見、防衛大臣の判断で動けそうだが、関連法「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」をよく読むと、
第7条 には 「内閣総理大臣の承認を得て」
とあり、そこからひたすら長い手続きが延々と書かれています。やはり、肝心要のときには「間にあわない」ということになりかねません。
これでは、せっかくの優秀な自衛隊の哨戒能力や、潜水艦の対潜能力が活かされないということになりかねません。
私の考えでは、憲法改正などということになれば、時間がかかってどうしようもありませんから、それは、それで進めて、現行の憲法の範囲内で、領海内で有事の際には、はっきりと定義をして、その定義内であれば、現場の指揮官でも程度に応じて威嚇・攻撃・反撃できるように法律を改めるべきと思います。
そんなことをしたら、戦争になるなどと考える人もいるかもしれませんが、他国が領海と宣言している海域に入って、他国のいうこともきかずに行動した場合には、撃沈されてもやむなしというのは世界の常識であり、そうなったからといって、それだけで戦争になるということはありません。日本においても、過去に北朝鮮の工作船を結果として撃沈したこともありましたが、あれで戦争になったでしょうか?あるいは、なりそうな気配があったでしょうか?
事実世界各地でそのようなことは、過去においてもたくさん事例がありますが、それだけで戦争になったなどという歴史的事実はありません。私はは、要するに世界の常識を日本の常識にしようと言っているだけです。
それから、最近中国のステルス戦闘機が話題を呼んでいますが、おそらくステルス性はかなり低いものと思われます。
実は、アメリカのステルス戦闘機には、日本の塗装技術が用いられています。さらに、機体のカーボン一体成型技術も日本のものが用いられています。これに関して、中国の技術は及ぶべくもありません。中国がステルス機なるものを導入したとしても、あまり、深刻な事態になることはないでしょう。
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4 件のコメント:
お早う御座います^^
中国の言う事、よくよく考えれば、どれもこれも大袈裟な物ばかりですよね;
南京のアレにしたって年々増えてたりしますし;
そういう点からもGDPしかり軍事力しかり信用に値しないかなと
そして、自衛隊の権限、本当に拡大というか、常識レベルまで広げて欲しいですよ><
普通に領海・領空等を侵犯した場合、それが緊急的なものを除く不審な物は攻撃、撃破されてもおかしくない行為なのに日本はそれが出来ないという><
今回上がってる海保の権限の法案も結局は意味の無いものになりそうですし;
日本周辺の諸外国レベルの体制は作って欲しいなと思います
DESTINY様コメン有難うございます。全くおっしゃる通りです。領海、領空圏内ならば、日本国の権限の及ぶところですから、ここくらい、必要なときに武力を行使することは、他国を侵略することにはつながらず、よって、憲法違反にもならないはずです。
いずれ、憲法改正は当然のこととして、それまででも、国内法を整備して有事の際に備えるべきです。
はじめまして^^
コメントいただいて有難うございました^^v
なるほどなるほど。。。
とか思いながら読ませていただきました。
気になるのは、中国の軍事力が低いというところw
確かに、中国の兵器の水準はまだまだ低いと私も思いますwwwwwwww
殲20がF22並みの戦闘機?
写真眺めて。。。エンジンのノズル。。。これステルス性ないでしょwwwwwwww
みたいな感じで大笑いしながら見てましたwwwwwww
空母?えらい古い空母だな。。。
20機発艦するのに、どんだけ時間かかんのよ><;;;w
みたいなwwww
が、重要なのは、張り子のトラでも中国の世界経済の影響力に不用意な手出しができないところ。
中国が技術者を世界中からかき集め世界の工場から技術大国へ変貌しようとしているところ><;;;
しかも、中国に進出した工場は撤退時に、中の機材をすべて置いていくことになってるし、プログラムのソース開示も日本を狙い撃ちで、日本は圧力に屈しそうになってるしで、えらいことです><;;;
一方日本は自衛隊の縮小に熱心で、10年後15年後には、自衛隊の優位性が保たれているかものすごい不安ですよね。。。
さらにいうなら、中国の戦略では、そんなに高機動最新型の兵器はいらないのだぁー
だって、トロイ木馬のように、相手国の内部を制圧しきってから、無抵抗状態の敵地に「治安維持目的」と称して、人民解放軍を送り込み駐留するだけだもの><v
つまり、中国の軍事力を狭義の軍備・軍組織とその運用だけでみると、見誤ってしまうと思うのだぁー
中国の軍事力は広義の国力、人口と中国人の社会影響力で、見ていかないといけないと思う。。。
ようするに、中国の脅威は中国の民族主義も手伝って、圧力なべのふたが飛びそうって感じだと思うwwww
じゃー、どうしろと?って、聞かれると、これがなかなか分からないwwwwwwwww
まずは、害国人参政権はじめ日本崩しの法案かけて阻止!
なんだけど、今私がしてるのは、居酒屋とか行ったときに、何気に話題にして、日本の歴史や中国の「嘘」を、言いまくることですwww
こないだは、私の隣に、店員が腕組みして「静かにしてくれよ」って、顔してましたwwwwwwww
なんにせよ、中国の脅威は増大し、日本の主権力は弱体化しているのは事実!
これにくさびを打ち込むことを、私たちが日常でしていかないとね^^v
そのためには、日常会話で、「話題」にして、周囲にいる人たちの耳に入れ、「話題」にしても、タブーではないんだぁ^^v
って、思わせることだと思うノダァー^^/オー!
超長文になってしまった^^;;;;;w
ではではーー^^/
nukunuku 様 コメント有難うございます。一見傍若無人な中国も、ロシアに対してはかなり低姿勢です。やはり、軍事力の差と、過去の苦い経験があるものと思います。実は、中国は、数年前に、かねてから、中ロ国境紛争の火種となっていたウスリー島付近の領土に関する問題で、かなりの譲歩をしました。この内容は、国民にも十分知られていません。
ロシアに対しては、この体たらくですから、アメリカなどとは戦争はできないでしょう。やったら、一方的なぼろ負けになってしまうことでしょう。今のとろは、日本に挑んだとしても、海軍力の劣勢はどうしようなく、太刀打ちできないでしょう。しかし、この事実を日本人(もしかすると現内閣)があまり知らないということが問題だと思います。
ただし、この状況が永遠に続くわけではないと思います。
日本も、かつては、江戸から明治にかわってから、三十数年で列強と同等程度の軍事力を身につけて、日露戦争に勝利しています。今日明日、どうのということはないにしても、やはり、日本も長いスパンでものを見て、備えていくべきと思います。
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