2月6日で就任1年を迎える大阪府の橋下徹知事への支持などについて、読売新聞社は府内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。橋下知事 を「支持する」とした回答は82・3%で、「支持しない」の9・5%を大きく上回った。橋下知事が掲げる、大阪市の第3セクタービル「大阪ワールドトレー ドセンタービルディング」(WTC、大阪市住之江区)への府庁舎移転案には、賛成派が54%を占めて反対派の28%を引き離しており、府議会の議論にも影 響が出そうだ。
調査は23~25日、同府内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1627世帯のうち1008人から回答を得た(回答率62%)。
橋下知事の支持率は「無党派知事ブーム」を起こした横山ノック知事の就任1年時点(1996年4月)の支持率(64・4%)を大きく超え、人気の高さを示した。
政党支持別に知事の支持率をみると、全体の4割強を占める無党派層が79%。府議会で知事与党の自民支持層は92%、公明支持層も9割近い。野党も民主支持層が83%で、共産支持層も5割が支持した。
支持理由(複数回答)では「指導力がある」(59%)が最も高く、逆に、不支持は「政策に期待できない」(45%)が1位だった。
また、「府政への関心が高まった」との回答が71%、「テレビ番組に出て府政PRを積極的にやるべきだ」が82%に上るなど、メディアを通じて議論を起こす手法が高い支持率につながっていることもうかがえた。
「職員のおかげ」
橋下知事は26日、「(高い支持率は)ありがたい。僕が決定したことを、確実に府職員が執行してくれているからだと思う」と話した。WTC移転案への反応では「(賛成派54%は)微妙。財源の
人の問題かシステムの問題か?
橋下知事の活躍、マスコミなどで大変話題になりました。そうして、知事の行動については、特に問題はなく、大勢においては評価も高かったと思います。
ただし、私が思うには、根本的な問題は解決されないまま、未だ残っているのではないかと思います。それは、人の問題ではなく、システムの問題が放置さたままになっているということです。
役人の旧態依然とした態度とか、非効率に関して、橋下知事や多くの人々が、人の問題であると捉えているようです。しかし、私はそうはとらえていません。頻繁に似たような不祥事や、腐敗、非効率が起こるとしたら、それは、組織の中の人の問題ではなく、システムの問題だと思います。
橋下知事に限らず、民間から地方自治体などに入った人たちは、なかなか成果をあげられません。成果をあげようとすると、必ずどこかで摩擦や軋轢が生じます。これは、もう人の問題ではなく、システム自体の問題です。
こうした問題を解消するには、最終的にシステムを変更するしかありません。システムといった場合、法律はもとより、運営・運用方法自体を根本から見直す必要があります。
橋下知事と似たような立場で、もっと大きな問題にあたっている、桝添厚生労働大臣も、いまこのことに対して一番苦労されていると思います。きっと、いろいろ改革したい、変えたいと思ってもままならないのでないでしょうか?古いシステムのまま、何かを変えたとしても、人が変わってしまえば、またもとに戻ったり、以前よりも悪くなってしまうことになります。それに、どんな優秀な人でも、非効率な組織に組み込まれてしまえば、大概は非効率な仕事しかできなくなります。逆に、凡庸な人であったとしても、効率的な組織に組み込まれると非凡な仕事をするものです。本来組織とは、そういうものだったはずです。
こうした根本的な問題を解消するのは、会社であれば、取締役以上の人たちの仕事だと思います。日々目の前の仕事に忙殺されている従業員では無理です。政治の世界では、結局は政治家の仕事だと思います。最近の政治家をみていると、小さな問題にばかり拘泥しているうようで、ほとんど成果をあげられないようですが、本来的には、こうしたシステムや構造をかえていくことこそ、彼らの仕事だと思います。新しいシステムな構造の上で動くのは政治家ではなく、役人であり、あるいは、民間営利企業・非営企業なのだと思います。今の政治家、小さなりすぎていて、こうしたシステムや構造の改革はしないで、古いシステムや構造の上にのった物事の処理のことしか考えていないように思えてなりません。もっと、スケールの大きい人が必要です。橋下知事にはもう一皮向けて、スケールの大きい人になってもらいたいです。
現在の道路行政は度々問題にされますが、その基礎を作ったのは故田中角栄氏です。彼が、現在の道路行政のシステムの基盤を形成しました。田中角栄氏の場合は、法律までも自ら手がけています。まさしく、システム、基盤を変更して、その当時の日本にふさわしいものを作り上げたと思います。しかし、今は、その頃から事情も変わっています。にもかかわらず、田中角栄氏がつくりあげた基盤の上でいろいろ、改定などしようとするから、いつまでも根本から変えられないのだと思います。平たくいうと、今の政治家は、小粒で頭が悪いということだと思います。
橋下知事も、人の問題を追求するだけではなく、こうしたシステムの変更に関して、もっと注力を図るべきだと思います。非効率な役人の仕事ぶりについて、それ携わっている人だけを槍玉にあげるだけでは、きっと効果はあげられず、あっと言う間に任期も終わり、何かやっていたようだけれども、結局何も変わらなかったなどということになりかねないと思います。それに、人を槍玉にあげること自体は、簡単で誰でもできることです。ほんとうにしなければならないことは、システムの革新です。
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