約1か月前に公言していた通り、Apple は6日に『Mac App Store』をオープンし、ネット上では熱狂的な歓迎をもって迎えられた。
Apple は7日付の声明で、オープン初日のダウンロード数が100万件を超えたと発表した。この新オンライン ストアはすでに1000本以上の有料または無料アプリケーションを取り揃えているという。
ところがオープンから数時間のうちに、ある論争が表面化した。一部の観測筋が、Mac App Store の海賊行為対策は不十分だと指摘したのだ。
『Pastebin.com』や『Daring Fireball』などいくつかの Blog サイトは、一部の有料アプリにおけるレシートの有効性確認を回避するテクニックについて論じている。
ただし、Daring Fireball の創設者 John Gruber 氏は同 Blog において、海賊行為を許しかねない問題については、開発者の側に少なくとも一部の責任があるとして、次のように述べている。
「App Store が発行するレシートの確認について Apple の勧告に従っているアプリでは、この単純なテクニックは通用しない。しかし残念ながら、多くのアプリはそもそも何の確認も行なっていないか、正しい確認を行なっていないかのどちらかだ」
Apple の広報担当者は、海賊行為に関する問題についてコメントを拒否した。
【私の論評】実は、Google Web Storeもすでに開店していた!!これからのアプリ提供はこの方式が定番となる!!
Chrome Web Store |
Mac App Storeでは、すでに百万本以上のアプリがダウンロードされたそうですが、すごいですね。やはり、ユーザーの立場からすると、この方式が使い勝手がいろいろな面で良いという事なのだと思います。上記のような海賊行為の懸念があったとしても、この流れは止められないでしょう。
実は、私自身は、オープンしてからしばらくしてから、気がついて使い始めたのですが、Googleでも、Chrome Web storeを先月の8日より開店して、Appなどの提供を始めています。しかし、これに関しては、まだ英語版しかないためもあり、日本では゛ほとんど話題になりませんでした。
Chrome Web Store が扱うのはウェブアプリに加えてChromeで動くエクステンション、テーマなど。有料アプリの場合は Google の決済手段を提供することで、「有料であることよりも、よく分からない会社や個人に支払い情報を教えたり改めて会員登録するのがイヤ」というジレンマを解決することも意義のひとつです。販売されているアプリはウェブアプリだけあって別のブラウザで動く(ものもある)はずですが、利用ライセンスは Google のログインと連動します。
ストアのトップはアプリ / エクステンション / テーマに分かれたジャンル分類や特集アプリ、おすすめ、売れ筋ランキングなど、一般的なオンラインストアの構成です。アプリは有名どころの Twitter クライアントやSNS、メッセンジャー、 Amazon、New York Times や NPR、ゲーム、音楽、プロダクティビティ系や画像編集などひととおりのジャンルが揃っており、ちょうど iPad の App Store をキーボード・マウス対応版にしたような感覚。購入して「インストール」したアプリは Chrome の「新しいタブ」ページに、最近閉じたタブやよく開くページなどと並んでアイコンで表示されます。
ウェブアプリストアが用意された理由のひとつは、HTML5のローカルデータベースやドラッグ&ドロップ、リッチメディア対応といったウェブ技術のおかげでネイティブ同様の本格的なアプリが実現できるようになり、またサービスとアプリがますます融合しているなかで、ユーザーにとっては必要なアプリを見つけやすく、開発者にとってはウェブをプラットフォームに商売をしやすくするため。もちろん来るべき Chrome OS で動くアプリを整備するという意味もあります。
私のパソコンは、残念ながらアップルではないので、Mac App Storeは利用したことがないですし、これかも利用することはないと思います。しかし、iPhoneを持ってるので、iPhone用のアプリはよく利用します。有料のものもいくつか購入しています。
これに慣れてしまったので、ブラウザで使用できるアプリなど探すのが面倒でしたし、今までは、有料のものは購入したことはありません。しかし、Google Web Storeが充実してくれば、有料のものでも、自分にとって良いものがあれば、購入する可能性もあると思います。やはり、この方式だと安心して購入できるからです。
考えてみると、ここ5年くらい、パソコンに関しては、ソフトウェアなど購入したことがありません。最初からパソコンにバンドルしているもののみとか、表計算なども、バンドルされていないほうが、パソコンの価格自体が安いので、購入してから、後から、Open officeを入れました。最近では、Open Officeもあまり利用していません。大抵は、Google Docs & SpreadSheetで済ましてしまいます。
たまに、なにかソフトが欲しいと思うときもあるのですが、探すのが面倒ですし、わざわざ、そのためにパソコンショップに足を運ぶのも面倒なので、購入していません。そういわれてみれば、最近では、パソコン自体も、3台ともすべてネットで購入しています。
これが、一昔前だと、結構パソコンショップなどにも足を運んだこともあり、そんなときにソフトも購入することもありました。しかし、最近ではさっぱりです。大抵の人は私と同じようなものなのではないでしょうか。そうなると、ソフトなども従来から比較すれば、かなり売れなくなっているのだと思います。
そうした、私のような人間が、iPhoneを購入してから、しばらくすると有料のものでもいくつかAppを購入しているわけですから、App Storeは、有力なマーケティング手法でもあるのだと思います。だから、こそ、Mac App Storeもオープンして間もないというのに、100万ダウンロードもあったのだと思います。
それと、最後にApp Storeの弱点も掲載しておきたいと思います。実際に、iPhoneでStoreを使用した経験からいうと、意外と目当てのAppが探しにくいということです。この方式だと、毎日のように世界中から無数のAppが提供されるので、Appは本当に星の数ほどあります。そのためでしょうか、どこかで見たうろおぼえのAppなど探してみてもなかなか見つからない場合が何度かありました。
App Storeでは、無論カテゴリー分けなどしているのですが、目当てのAppがどのカテゴリーに入るのか良くわからない場合もあり、そんな場合には、結局あきらめてしまうこともありました。それと、現在のところ個人使用のものばかりでさして問題はないのですが、将来的に業務用を使うということも考えられますが、業務用のApp専用のStoreもほしいところです。ひょっとしたらもうすでにあるのに、私が気がつかないだけかもしれませんが、今のところ実際にiPhoneのStoreなど見ていても、業務用のカテゴリーなどないようですし、やはり、それ専門の業者さんに頼むしかないのかと思ったりします。
これだけ、Appの数が星の数ほど増えてくると、App Storeだけでは、検索するのが大変です。やはり、それぞれ得意な分野を持ついくつかの提供先があったほうが良いと思います。たとえば、業務用などで特定の分野を探すユーザーにとっては、すべてを網羅するStoreではわずらわしいばかりで、探しにくい事と思います。現在iPhone用のApp StoreのAppの解説は、あっさりしたものです。しかし、業務用ということになれば、もっと詳しい説明が必要だと思います。
以前にテレビコマーシャルで、お客さんがどこかの店で、確かベビーカーを購入しようとしたときに、かなり多くの種類があると戸惑っていたのに、7種類くらいだとあっさり選択できるというコマーシャルがあったように思います。書籍あたりだと、種類が豊富なほうが良いですが、Appだとあまりに種類がありすぎるとわずらわしいです。
それから、立花岳志という方が管理人をなされている、"No Second Life"というブログでは、同Appでも、Mac App Storeで購入したほうが他で購入するよりも、高かったり、安かったりするという、いわゆる価格差問題を指摘していました。
Mac App Storeで買ったほうがお得なアプリ、要は価格が安くなっているアプリと、App Storeで買うと高くて損をしてしまうアプリが混在しているということ。
iPhone/iPad向けApp Storeの場合は、アプリは原則App Store経由でしか販売できないので、購入する場所によって価格が違うという現象は起こらない。
だが、Mac App Storeの場合、もともとApp Storeがない状態で各アプリは自由に販売されていたわけで、App Storeができたからといって、急に他の販売ルートがなくなるわけではないので、このような価格差が生じたりする。http://goo.gl/iVHCp
これなど、いずれ平準化されていくとは思いますが、生みの苦しみというところでしょうか?これに対して、Chrome Web Storeではおそらくこのような価格差はないのではないかと思います。なぜなら、Googleとしては、多少の手数料をとるにしても、Web Storeで儲けるというよりは、以前にもこのブログに掲載したように、いろいろなサービスを提供することにより、集客をして、そこで広告を打って儲けようとしているからです。いわゆる、プラットフォームを構築する一環としてのWeb Storeだからです。いずれにしても、これに関しては、今後調査をして真偽を確かめて見たいと思います。
Google Web Storeでは、実際に無料のものはいくつか購入してみました。無料とも思えないような高機能のものもあります。今のところ、こちらでは、フォルダなど使えないようですが、沢山購入することにでもなれば、やはり、iPhoneなどのようにフォルダが使えると便利だと思います。それに、まだ、日本語化されていないこと、さらには、現状では、せっかくWeb Storeのアイコンが表示されても、それをクリックすると、日本向けのクロムの拡張機能の画面に飛ぶだけなのが残念です。それと、最近設置されたばかりだからでしょうか、iPhone用のApp Storeと比較すれば、まだまだ、Appの数自体が少ないです。もっと充実させて欲しいです。
なお、Google Web Storeには以下のURLから入ることができます。まだ、ご覧になっていない方は、是非お試しください!!
https://chrome.google.com/webstore
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