2007年10月3日水曜日

次世代DVDの規格戦争はあと1年しか続かない


上は、ブルーレイの説明をするコンパニオンの動画
松下電器の津賀一宏氏は10月2日より開催されている技術展示会「CEATEC JAPAN 2007」で記者会見し、Blu-ray Disc支持の製造業者らは2007年の年末商戦で値下げ攻勢に踏みきり、大々的な宣伝活動を展開すると述べました。津賀氏は松下電器でデジタルネットワーク ソフトウェア技術や一部のホームエレクトロニクス技術を担当し、海外研究所の責任者なども務めています。

年末商戦の終盤か、第1四半期の終わり頃には勝敗のあらかたが見えるだろう。本格的な規格戦争は、あと1年くらいしか続かないだろうと、同氏は予測しています。


BDの勝利になるのでしょうか?
HD DVD陣営(MSとIntelと東芝)の顔ぶれを見ると一筋縄ではいかない気がするのですが。

CNET Japanの記事

私は、この両者とも長い目でみると敗北すると思っています。時代は、ネットワークです。音楽によるネット配信が当たり前になったように、いずれハイビジョンのネットワーク配信も普及するからです。近いうちに、音楽も動画も、ユーザーの記憶媒体に記録したものを再生するのではなく、すべてがオンディマンドで再生される時代がやってきます。そのときには、わざわざ記憶装置を必要としないため、両者とも、初期の開発費用を回収できずに敗北するのではないかと思っています。

2007年10月2日火曜日

東国原知事の誤算、中国の誤算!?


宮崎県でこんなことに・・・・ 上は、偽装が発覚した瞬間の動画。

「地下水で育てていますから柔らかくておいしい。ビタミンDもたっぷりです」。東国原知事が、宣伝に努めた宮崎県産のウナギに台湾産ウナギを故意に紛れ込ませていた疑惑が浮上している。このウナギの産地偽装疑惑は今年6月、テレ朝の追跡取材が奏功し、発覚したスクープ。これまで分かったのは、宮崎県下の2養鰻業者が台湾から輸入したウナギが加工業者を経由する段階で国内産に偽装され、かば焼きなどで販売されていた疑い。

農水省がこのほど、九州4県と合同で、10数業者に立ち入り検査を行った。現在も調べが続いているが、業者は偽装を認めているという。 国産ウナギと台湾産ウナギでは、流通段階で1キロ当たり300円から400円の価格差があり、「国産」と偽装するだけで大きな利益を得る。とくに宮崎県は、"東国原効果"もあってか、国産ウナギの産地として急成長しており、全国3位に浮上している。

そうしたなかで、台湾産ウナギの加工品に、東国原知事のイラストが描かれた「宮崎県産シール」を張って売られている疑惑も出ている。このシールは3万円出せば1年間誰でも自由に使えるもので、知事のお墨付きであるシールが「産地偽装ロンダリング」の道具に使われた疑いがあるというものだ。
当の東国原知事は「偽装があるかどうか、まだはっきりしない。事実なら国と連携し対応を取りたい」と以前の勢いはどこへやら。

もし事実なら、偽物を本物と偽って利益を得ている日本の養鰻業者は悪質だが、中国の業者も本物のメーカーから言わせれば悪質極まりないはず。


上は「ハインツの歴史的瞬間」というCMの動画

さて、話は変わって、近代ブランドの話にします。私からいわせると、東国原知事、中国(ここでは、特に中華人民共和国)当局者も著しい勉強不足だということです。

まさに、歴史は繰り返しているのであって、最近の偽装疑惑のようなものは大昔から存在しました。
あまり、詳細と正確にではありませんが、大雑把にでも、近代ブランドの発祥の歴史を紐解けば、判ることです。特に欧米では、産業革命以前は、食料品はほとんどすへで、自分の家の近所から購入していました。牛乳は酪農家に分けてもらうとか、野菜は農家から買うなどしていました。市場があったとしても非常に規模が小さいもので、生産者の顔がわかる範囲のものでした。

しかし、産業革命以後分業化が進み、生産者の顔が見えなくなってきました。その頃、さまざまな偽装がおこりました。品質、数量、生産地、その他ありとあらゆる偽装が起こり、消費者は恐慌状態に陥りました。そのころ、いわゆる食品ブランドがおこりました。ハインツ、マギー、クノール・・・・・・、その他、いわゆる食品の有名ブランドが誕生し、消費者に対して、品質を保証する食品を提供しはじめしました。

消費者は、ブランド商品であれば、品質に問題はないという安心感が得られ、メーカーはその信頼を失わないように努力するという良い関係が構築されました。これは、日本ではいわゆる「暖簾(のれん)」ということです。

暖簾やブランドは、もともとそうしたものです。日本国内では、古くから暖簾という考え方が発展していたので、近代ブランドという意味では、明治からということになりますが、暖簾という考え方であれば、欧米諸国よりずっと古くから、同じような考え方を持っています。


現代、経営学などでブランドに関して、小難しい理論などをあげていますが、その基本的考え方は日本に古からある暖簾とほぼ同じです。ただし、ブランド戦略などといって、たとえば、従業員に対して「あなたは何のために働いているんですか」と問われて、「ブランドを守るため」と自発的にこたえさせるように教育するなどは、最近では欧米の方が日本企業より優れているかもしれません。現在の日本企業は暖簾の考え方を忘れているのかもしれません。


近代ブランドの考えたにせよ、暖簾の考えかたにせよ、東国原知事も、中国も酷い勉強不足かもしれません。もし、東国原知事が自分の似顔絵まで、印刷されてた「宮崎産シール」を、こうしたブランドや「暖簾」と同等に考えていたら、業者の善意だけに頼るなどということはしたでしょうか?近代ブランドを持つ会社は、他の会社が生産したものに自社ブランドをつけて、販売することにでもなれば、信頼性は必ずチェックするはずです。老舗の日本のお店(たな)でも、暖簾分けということになれば、長年自分の手許で働いてきた、信頼のおける者にしか分け与えなかったはずです。


中国にいたっては、食品ブランドという考え方が欠如しているのではないかと思います。中国といっても、大きな国で各県が一つの国のようでもあります。全部の県の食品が全部だめなのでしょうか?いや、同じ県でも、地区によって、あるいは、企業によって、あるい同じ企業の中でも生産工場によって違うのではないでしょうか。今、中国製品の対して、日本国内では、ちょうど欧米の近代ブランドが発祥したときと同じような、恐慌と混乱が起きています。中国でもキチンと近代ブランドを構築し、そのブランドであれば、安全性に問題はないとの、認識を日本の消費者にも植え付け、まっとうな商売をする時期になっていると思います。


2007年10月1日月曜日

イトーヨーカドーのネットスーパー・オープン!!


お店で重たい買い物をしたときってうんざりしませんか?重い米を買って、かさばるトイレットペーパーを買ったらもう身動きとれません。毎回必ず買うような、決まり物を買うときって、何にも楽しくありませんね。こういうときは、なるべく楽をしたいものです。こういう時はインターネットショッピングが強い味方です。
インターネットショッピングは イトーヨーカドーが便利です。1500円以上で送料無料だそうですよ。セブンイレブンなら金額にかかわらず送料無料だから自分で都合がよいほうが選べるのです。
私がネットだから買いたいものと言えば絶対にお米です。重量5キロの物を持ったら他のものはほとんど買えませんもん。ってことで注文したいと思うのはこれです。無洗米 金芽米 ベストセレクト 5kg
これからは重たい物、かさばるものを買う時にはネットスーパーを活用して生活の効率化を考えようと思います。

重たい、かさばる、決まり物に便利なインターネットショッピングはイトーヨーカドーです。

2007年9月30日日曜日

来月(10月)は、ピザ10.4の誕生祭


19年前の10月4日、ピザテンフォーの1号店は、函館の中道1丁目にオープンしました。皆で準備して、あと少しで、オープンというときの「本当にお客様に来ていただけるのだろうか?まだ、見落としていることはないのか?」という、不安な気持ちでむかえた、その時を忘れないようようにするため、オープンの日付を商号としました。
来月の10月1日~31日までを、ピザテンフォーの「誕生際」とさせていただいて、Mサイズピザ、全品20%引きで提供させていただきます。
ピザテンフォー、ご利用いただいている方には、感謝の気持ちを、初めての方には、お試しで、是非この誕生祭期間中にご用命ください。
ピザテンフォーURL

2007年9月29日土曜日

Google Analyticsによるこのブログの分析


上は、このブログに都市別で最も多くアクセスする、渋谷の街頭の動画

■都市別セッション順位
1.渋谷13.53% 2.札幌9.28% 3.不明8.20% 4.新宿6.89% 5.東京4.97%
6.函館4.31% 7.千代田3.77% 8.大阪2.04% 9.幸町1.68% 10.名古屋1.62%

今回の分析では、相変わらず、渋谷からのアクセスが一番でした。函館は6位です。函館はほんの一時、渋谷をはるかしのいで1位になったのですが、あっという間に下降し、現在では6位です。函館市民の熱しやすくて、冷めやすい正確が如実に出た形となりました。実際函館市民は、新しい店ができるとし、大挙してでかけるが、その後はほとんど行かないという傾向が顕著です。2位にじりじりと伸ばし続けていた札幌がはじめて入りました。10位以内には、東京、千代田、幸町が入っており、このブログは圧倒的に東京からのアクセスが多いことがわかります。まあ、東京の人口が一番多いわけですから、全国から万遍なく見られていることの査証かもしれません。

■利用ネットワーク別順位
1.japan network information center (日本ネットワーク・インフォメーション・センター)33.37%
2.ntt communication corporation(NTTコミュニケーションズ株式会社)16.02%
3.new media co.ltd(ニューメディア総研 株式会社)5.82%
4. japan nation-wide network of softbank bb corp.(ソフトバンクbb 株式会社)4.89%
5. kddi corporation(kddi 株式会社)4.02%


1位は、別として、2位~5位まで、完全に社内ネットワークであり、このブログのユーザーは法人が多いことが判ります。


渋谷からのアクセスが多いということは、このブログが先進的流行を発信していることを意味しているわけではないと思います。なぜなら、渋谷からアクセスする人は、渋谷に集まる先進的な若者というわけではなく、渋谷区に住んでいる人、もしくは、勤務先が渋谷であるということです。前から、渋谷からのアクセスが一番多いということは気になっていました。このブログにアクセスしていただいている方で、渋谷にお住まいの方、もしくは勤務先のある方、是非コメントなど入れていただきたいと思います。





2007年9月28日金曜日

Au提供のDoogleとは?

auでは、明日から大規模なキャンペーンに入るようです。その全貌はまだわかりません。実は上にauのブログパーツを貼り付けてあるのですが、本日の段階では表示されません。上のDoogleの画面から黒犬の行方を捜すと、金の骨があたったりするようです。また、ブログパーツは、自分のブログの文書の内容を犬モードで表示できるようです。ヤフーの犬し白犬ですが、auの犬は黒犬です。
DoogleのURLは以下です。

なお、下はauの黒犬のイラストです。一体どのようなキャンペーンが展開されるのか、ヤフーの白犬より面白いのか、詳細は不明ですが、今から楽しみです。

2007年9月27日木曜日

うそこメーカー-麻生さんも知っている脳内メーカー

麻生さんが総理大臣候補として、大阪で演説をしていたとき「えっ!」と思ったことがありました。それは、麻生さんが、「脳内メーカー知っている人!」と言ったことです。脳内メーカーとは、あるブログで提供していて、人の名前を入れると、その人の脳内がどうなっているかを示すイラストが表示されるものです。
これを聞いて、麻生さんあたりから、そろそろITの洗礼を受けている人が、政治家になっているのだという、実感を持ちました。既存のメディアばかり見ている人にはなかなか言えない台詞だと思いました。

このような台詞は良い悪いは別にして、福田さんには言えない、台詞だと思います。時代が変わっても、本当重要なことは変わらずITは道具に過ぎないことは十分わかっています。しかし、たかが道具、されど道具ということもあります。やはり、現在のITがどの程度の能力があり、今後どのうように変わっていくのかを判るひとでなければ、今後の政治家も経営者も勤まらないと思います。

たとえば、最新のGoogle Appsを使ってどのようなコラボレーション(共同作業)ができるのか、あるいはmindomoなどのwebでマインドマップを使用しながら、どのようなコラボレーションができるのか、自分たちのプロジェクトにどのように、カスタマイズすべきかなどという問題は、少なくとも麻生さんくらいの、技量がないと無理だと思います。これは、低い次元ですが、もっと高い次元で、インフラとしてのITを考えるにしても、やはり麻生さん程度の技量は必要だと思います。人は、残念ながらやはり、ある程度は経験というものが必要です。全く経験したことのない事柄に関して、考えを巡らすようなことは、お釈迦様や、聖徳太子、アインシュタインのような天才でなければ無理です。

だから、こそ日本の将来や企業の将来を考えたとき、そろそろ世代交代が必要で、どんな形でも良いので、一度ITの洗礼を受けた人が、トップになるべき時代にきていると思います。政界に関しては、今は福田さんで良いとは、思いますが、福田さんの政権が長期政権になってはいけないと思います。やはり、中継ぎ政権として、次の政権に対して、安定して改革ができるインフラを提供する役目を果たすべきと考えます。

下のカレンダーは、「脳内メーカー」も含まれている「うそこメーカー」というブログの中にある、「カレンダーメーカー」に、yutakarlsonと入力して結果出てきたカレンダーです。「とある1ヶ月」となっているのが、ミソで確かにこのカレンダーに近いような勤務実態の月もありました。まず、うちの会社では、土日祝日は全員休みということはありません。土日祝日こそ現場は忙しく、そんなときに休む本部は、何の機能も果たせないという趣旨と、誰が休んでも休んだ人が担当の業務は他の誰も知らない(担当者がいなので判りません)ということをなくために、随分前から休みを特定せず、交代で休むようにしています。それと、お客さんが来る予定が入ってしまったり、早めに報告書を読んだり、稟議を検討したりということがあって、休日でも出てこなくてはならないなどということもあり、下のカレンダーのようになったこともあります。


この「うそこメーカー」には、このカレンダーの他、脳内メーカー、その他のメーカーも多数あります。蚊訪れたことのない方は是非訪れてみてください。訪れるには、下のURLをクリックしてください。
http://maker.usoko.net/



2007年9月26日水曜日

ウィン君のブラッシング


上は、ジャーマンシェパードのウィン君をブラッシングしている様子です。 ブラッシングしているのは、私です。左手にカメラを持って撮影しながら、ブラッシングをしました。最初、もっと遠くから誰が別の人に撮影してもらおうかとも、思ったのですが、実際に撮影し画像をみてみたら、犬の表情がわかりやすかったのでそのまま掲載します。

ウィン君は会社で飼っているというお話は前にしたかもれません。会社には、他に社員もいて、いろいろ世話をする人もいるですが、犬の世界は序列がはっきりしているせいでしょうか、社員でも新人だと、首のあたりを撫ぜただけでも、「うーーーー」とものすごい声で唸ります。私には、一度も吼えたり、唸ったりしたことはありません。散歩でも、新人だと気がのらなければ、唸って散歩にでかけません。そういうときは、仕方ないので、私が途中までついて行ったこともあります。

新人の人もそうして、ウィンとつきあっていると、だんだん唸ることもなくなり、散歩にもすぐ出かけるようになります。こうした観点から、おそらくジャーマーンシェパードは、ペットとは呼べないかもしれません。人間と同じように、一つの犬格を持ったパートナーといえるかもしれません。ただし、飼い主には相当忠実です。ウィンはおそらく、私のことは友人くらいに思っているかもしれません。

いつも、上の動画のように、オヤツのおねだりか、遊びに誘いに来ます。そんなときに、良くブラッシングをしてあげます。上の動画、ウィンの表情が良くわかると思います。他の人にはなかなかこのような表情をみせません。リラックスしている様子が良くわかると思います。ずっとブラッシングをしていると、だんだん、気持ちが良くなってきて、それでもずっと続けていると、だんだん眠くなってきます。そうして、最後は寝てしまいます。

この動画、私の好きなナット・キング・コールの「unforgetable」をバックグラウンド・ミュージックに使っています。できれば、きちんとしたスピーカーか、ヘッドフォンでご覧ください。ナット・キング・コールの甘い声とともに、ウィンの表情をお楽しみください。YouTubeでもさがしてみたのですが、これほど近くからはっきりジャーマンシェパードの顔を捉えたものはありませんでした。このくらいの距離だと、ウィン君の鼻息がまともに顔に当たるほどです。

このブログには、ジャーマンシェパードの動画を収録した記事が他にもあります。是非下のURLからご覧になってください。

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/googlevideo-sleeping-don-in-my-office.html

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/bloggerf.html

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/youtube.html

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/07/k9.html

http://yutakarlson.blogspot.com/2007/07/blog-post_3290.html

2007年9月25日火曜日

ピザテンフォーの陶器のお皿による配達

上は、ビザテンフォーが実際に陶器のお皿(耐熱陶器)にのせて配達をしているピザの写真です。ピザは「さんあんウインナー」。

私は、ピザテンフォーの本部にいる人間ですが、開発を担当しているわけではないので、普段ピザをたくさん食べるなどということはありません。でも月に1~2回は、自宅に宅配を頼みます。今回は、陶器のお皿で、「さんあんピザ」を頼みました。やはり、通常の紙のピザボックスによるものより、はるかに美味しかったです。熱々でした。結構時間がたった後でも熱く、ゆっくりと食べることができました。


函館地区で陶器のお皿による配達が始まっていますが、陶器のお皿での配達を要望されるなら、注文を受けるオペレーターにはっきり「お皿での配達をお願いします」と申し出てください。そうすると、確実にお皿で配達してくれます。皆さんも是非注文してみてください。

2007年9月24日月曜日

地球寒冷化の危機?-環境問題の落とし穴


上は、映画「デイアフター・トゥモロー」の動画

今日環境問題のことを書いてあるブログの中で、たまたまこの映画のことが掲載されていたので、掲載させていただきます。それから、一番下のほうに、アマゾンの最新のウィジッェトを用いて、環境映画の紹介もさせていただいています。よろしかったらご覧下さい。

デイアフター・トゥモローの主なストーリーは、南極・北極などの氷が地球温暖化の影響により、大量に融け、そのために海水の温度が極度に下がり、それをきっかけに地球は氷河期をむかえるというものです。この映画、全く根拠のないデタラメということもないようです。気象学的な根拠があるようです。

ここで、皆さんに考えていただきたいのです。現在たまたま、今年の夏が異常に暑かったので、多くの人が地球温暖化に結び付けていることです。地球温暖化については、その方向に進みつつあるようですが、それが、1年後2年後にどうこうということではないと思います。

事実ヨーロッパの一部では、もうすでに例年よりはるかに早く大雪が降りました。日本でも来年か、5年後になるかどうかは、判りませんが、大寒波がやってきてもおかしくはありません。巷にいわれている、いわゆる地球温暖化という説が正しかったとしても、この説でも少なくとも来年とか、再来年の話をしているわけではありません。

それに、地球温暖化そのものが絶対に正しいかというと、反証となる事実を大勢の学者があげています。このブログの冒頭に述べたように、地球寒冷化の時代に入るという説もあります。CO2が排出されるから、気温が上がるのではなく、気温が上がったからCO2が増えているのだという説もあります。

実は、環境問題についての説はどれが完璧に正しくて、どれが完全に間違いなのかとなどと白黒はっきりと割り切れるようなやさしい問題ではないようです。なぜなら、環境問題の対象は地球全部という、途方もない大きな領域であり、数え上げればきりがないほど、要素がたくさんあり、複雑なものだからです。

人体も相当複雑ですが、この人体の治すための治療法も10年前は、暖めて、マッサージせよというものが、今日では冷やして、マッサージは絶対にいけいなと言われるものも多数あります。

地球環境問題については、人体よりも複雑であり、西洋医学・東洋医学などの歴史と比較すると研究の歴史はかなり短いてす。人類の全英知と、スーパーコンピュータを用いても、台風の進路を正確に予想できない、地震の予測も正確に予想できない人類の科学にとっては、まだまだ未知数のものなのです。

だから、巷に流れている説は、10年たったら、全く翻されるかもしれません。自他ともに認める大科学者が、何らかの説を発表したからといってそれが絶対の真理だとはいいきれません。何かもっと大きな枠組みの中の一部の、ある前提や条件を満たした中で成立する説かもしれません。従来の学問上の延長線上で説を組み立てたとしても、おそらく環境問題を完全に理解することはできないでしょう。ただし、いつの世にかは、環境問題のアインシュタインのような人がでてきて、従来とは全く違った枠組みから考えて環境問題の真相を解いてしまう時代も来るかもしれません。少なくとも現在はそのような世の中になっていません。

こういった背景がある環境問題や地球温暖化の問題ではありますが、私たちは古くからいわれてきた、言い伝えなどのなかで、現在でも廃れていないものか、いわゆる常識を信じるしかないと思います。たとえば、北海道の厚岸町では、現在漁業者の方々が自主的に植林をしているそうです。これは、豊な森林資源があるからこそ、厚岸の近海では、カキをはじめとする豊な水産資源を得ることができるということが、知られるようになってきたからです。

一昔前は、そのようなことは誰も知らず、森林を何も考えずに伐採してきました。その影響が厚岸の水産資源にも影響を与えました。一昔前は、厚岸のカキというと、体長が30cmを超えるものも珍しくないほど、大ぶりだったのですが、最近は小ぶりになってきていました一昔前の常識が非常識となり、近海の豊な水産資源は、豊な森林資源に育まれているということが判ったのです。そのため、漁業者の方も植林をするようになったのです。古の人々はこうしたことを経験則として、知っていたのかもしれません。ある東北の村では、「あそこには家を建てると祟りがあるので絶対に建ててはならない」という言い伝えがあり、村の人は誰も家を建てなかったのですが、都会から引越しをしてきた人がそこに家を建てました。その家、建ててから2~3年後に洪水にあって全部流され、その家の人々は全員命を失ったそうです。言い伝えの中には、迷信もあるが、真理である場合もあるという査証だと思います。

この事例が示すように私たちは、もう一度謙虚になって古の人々が行ってきた自然に対する姿勢を謙虚に学んで実行していく必要があると思います。

下のウィジェットは、環境問題映画を紹介しています。是非ご覧になってください。

2007年9月23日日曜日

病院食について-患者のニーズに応える体制はできているのか?

ある病院の今年の子供の日の病院食、献立は、散らし寿司、筍の煮付、せりの和え物、柏餅。


最近、久しぶりにごく最近病院を退院した人と出会う機会がありました。その人はしばらく、市立函館病院の内科に入院していました。その人と話しているうちに、病院食のことが話題になりました。実は、私も同じ、市立函館病院の整形外科に3ヶ月の長期にわたって入院していました。そのとき、私も感じたのですが、その人が言うには、病院食が非常に不味いということでした。私も、すっかり忘れていたのですが、その人と話していて随分前のことだったのですが、思い出してしまいました。その人は、不味いだけではなく、私の見た限りでは、食材も同じようなものが、3~4日くらいで同じようなものが出てくると、語っていました。函館市立病院の関係者の方は不愉快かもしれませんが、美味しくなかったではなく、不味かったというのが私の率直な感想です。

病院食とは、ウィキペディアによると、

「特に定義はないが、一般的に病院内で供される食事のことを言う。似たような言葉に病人食があるが、病院食とは病院に入院している病人(患者)に供する食事を意味する。
一般の食事と異なり、個々の入院患者の病状や体質など状況に応じて、カロリーや栄養分(高タンパク、低タンパクなど)が処方されており、全体的には味付けの薄いものが多い。
個々の入院患者への対応から、かつては病院内で調理される場合が多かったが、調理法の改善やコストの点から、外部のセントラルキッチンへの移行が進んでいる」。

だそうです。

市立函館病院の率直な私の感想は、不味くて、退院間近の1週間は、食べたくなくて、もっぱら外や、病院内のレストランで食べていたことを思い出します。私の感想では、見た目は不味そうではないのですが、食べると、はっきりいって、誰も味見などしていないのではないかと思われるくらい不味かったです。

私の父は、医者でしたが、国の病院(逓信病院)で院長もした経験がありますが、その頃は、会食で病院の大勢の職員の方と月に一度は、病院食を食べていたと思います。私も、子供頃、その病院に短期間入院した覚えがありますが、病院食が不味かったという記憶も、特に美味しかったという記憶もありません。最低限まずくはなかったのだと思います。

病院食も、さまざまで、国立函館病院に糖尿病で入院されたかたは、糖尿病で入院したのにある日、トンカツがでてきたので、間違いだと思い看護婦さんに申し出たところ、「いえ、間違いありません。糖尿食です。脂肪分の少ない肉や、油も工夫してあるので、カロリー的にも問題ありませんので、召し上がってください」といわれて、感激したそうです。その方は、何回か糖尿病で入院したのですが、トンカツが出てきたのは初めてだと語っていました。これは、この病院が独立採算制になる直前のことです。病院の中では、職員全員が独立採算制に向かって勉強会をしていたそうです。糖尿食もその勉強会の成果かもしれません。


長いこと病院に、入院した方はお分かりでしょうが、入院生活も長くなると日々単調で、食事の時間は、楽しみでもあります。これが、美味しいとまではいかなくても、不味くない程度でなければ、生活にはりもでません。これは、病院ではありませんが、老人の福祉施設で、食事を改善する前は、多くの老人が、食事を半分しか食べないとか、1/3しか食べなかったものが、食事を改善したとたん、全部食べるようになり、劇的な効果があったといいます。この改善は、シダックスによるものでした。シダックスでは、配膳用の台車を改善し、保温性のあるものにして、まず暖かい食事とし、その他メニューを大幅改善し、さらには、コストも削減することに成功したそうです。


確かに、病院食は治療の一環だという主張もあるかもしれません。でも、だからといって、病院食を内製にするべきであるとは一概に言えないと思います。たとえば、シダックスのような会社では、栄養士さんも数多く就労していて日々業務にあたっているため、たとえばアレルギーの特殊な事例にいきあたっても、社内ネットワークから正しい情報が入りやすく、対処しやすいとのことです。さらには、シダックスにまかせっきりする必要もありません。シダックスでもアンケートをとっているそうですし、病院から要望を出すとそれに沿って努力してくれるそうです。それに、もしシダックスが気に食わなければ、他者に頼んでもいいのです。当たり前ですが、シダックスは一民間企業です。マネジメントの大家である、ドラッカーは、事業上(福祉事業も含めて)、事業の核とならない業務は外注化したほうが、社会的効率が良くなると語っていました。


その例として、病院の掃除婦の女性の話を例として出していました。ある病院の掃除婦の方が、メンテナンス会社に入り、その会社の副社長になったという話しです。病院の掃除は重要で必要不可欠なことではありますが、病院の中では中核的ではありません。病院の中核的な業務とは、医療であり看護です。こうした、中核的な業務以外は、外注化したほうが社会的にも効率があがるとドラッカーは語っています。

私もそうだと思います。この話の中に出てくる女性は病院の掃除婦をしていたら、永遠にそのままです。昇進することはありません。院長や婦長にも永遠になれません。でもメンテ会社に移ったからこそ、比較的大きな会社の副社長にまでなれたのです。動機付けの観点から言っても間違いないことと思います。この話の女性は、メンテ会社に入ると俄然やる気をだして、さまざまな工夫をしだしたそうです。今普通に見られる、切れ目が、縦の真ん中に入っていて、すばやく取り替えられる毛布のカバーもその人の発明だそうです。

さて、ここまで述べると私のいいたいことは、わかると思います。市立函館病院のように病院食が遅れているとこは、一定の条件(これについては、長くなるので後日記載します)はつけるべきでしょうが、すべからく外注にしたほうが良いということです。さて、皆さんはどう思われますか。

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