2008年2月24日日曜日

オーストラリアが捕鯨に反対する理由(3)-政権交代によるもの

労働党が大勝政権交代 豪総選挙 イラク戦闘部隊撤収へ

2007年11月25日

24日、オーストラリアのブリスベーンで総選挙の勝利宣言をする労働党のラッド党首(左)=ロイター

写真

【シドニー】オーストラリア総選挙は昨年十一月二十四日投開票が行われ、イラクからの戦闘部隊撤収を公約にしていたケビン・ラッド党首(50)率 いる野党・労働党が下院(定数一五〇)で躍進を果たし、十一年八カ月ぶりの政権交代を確実にした。与党・保守連合(自由党、国民党など)は大敗し、長期政 権を担ってブッシュ米大統領の「盟友」とされたジョン・ハワード首相(68)は敗北宣言をした。 

ラッド氏は同日夜「私がすべてのオーストラリア人のための首相になる」と勝利宣言。今後、イラクからの部分的撤退のほか、気候変動問題で公約とした京都議定書の批准など、政策変更が進められる。

ハワード政権の「米国追随路線」とは一線を画すだけに、米国の外交政策にも影を落としそうだ。

労働党は、一昨年十二月にラッド氏が党首に就任後、支持率が急上昇。総選挙は首相選択の側面が強く、歴代二位の長さのハワード政権に対する倦怠(けんたい)感も広がって、ラッド氏の「世代交代」の訴えかけも、有権者に浸透した。

保守連合は好調な経済を背景に政権の継続を訴えたが、生活面に焦点をあてた労働党への巻き返しはならなかった。

ラッド氏は元外交官で、北京の大使館勤務などの経験があり、中国通として知られる。

11年ぶりの政権奪取した労働党は、世論調査での支持率も優勢で意気も上がり、日本の捕鯨への風当たりも強くなり日本政府に捕鯨中止を訴え、強硬措置すら辞さない構えであり、これはオーストラリア国民に対する公約でもある。この強硬措置に関しては、ここで詳細は述べないが、最近の報道で皆さんも良くご存知だと思う。この政権が続く限り、捕鯨への風あたりは強くなりこそすれ弱まりはしない。

 
さて、これに対して日本は、どう対処すべきだろう。前ハワード政権は、日本との友好関係を重要視し、捕鯨問題に関しても、どちらかというと国民をなだめて、押さえてきたという過去がある。特に経済政策で失敗したということない。

保守党は、新人を次期選挙に擁立することは間違いないと、考えられる。日本として、保守党との友好関係を保ち、現政権に対しては、厳しい注文をつきつけるなどハード路線を歩むべきだ。前政権は失政で破れたわけではなく、イラク戦にまつわる厭世感、長期政権に対する有権者の飽きによるものであり、おそらく、労働党はいずれ近いうちに、能力の低さ、さらには捕鯨問題では、国民の真のニーズには応えられないことから、破綻するものと思われる。保守党が返り咲くまで、日本側として、これからも保守層に対して働きかけを熱心に行いオーストラリアの保守層の地盤を増やし、親日派を拡大していくことに専念すべきである。

この記事との関連記事

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(1)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)

■反捕鯨の背景

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2008年2月23日土曜日

オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)-第二次世界大戦中には、日本のために国自体がパニックというより悪夢に襲われたこと

本日は、昨日に続いて、オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)を掲載します。今回は、第二次世界大戦中の日本とオーストラリアの関係について掲載します。日本と、オーストラリアはかつて敵国同士であったことは、日本人として知っておくべきものであるものと思います。

Sinking of Prince of Wales and Repulse (マレー沖海戦)

上は、第二次世界大戦中マレー沖会戦で、日本の爆撃機がイギリスの戦艦プリンス・オブ・ウェールズと、レパルスを撃沈する模様の動画。この会戦によって、不沈戦艦、大鑑巨砲主義の神話は打ち砕かれ航空戦力の優位性が確立された。

プリンス・オブ・ウェールズはチャーチル首相のお気に入りであり、就役直後は「世界最強」と彼に言わせた戦艦でした。

太平洋戦争開戦直後の1941年12月10日、日本軍の上陸を阻止するため出撃したプリンス・オブ・ウェールズは日本海軍航空機(九六式陸攻一式陸攻)の雷撃及び爆撃により、僚艦レパルスと共にマレー沖にて沈没しました(マレー沖海戦)。

これ以前のタラント真珠湾で は「停泊中」の戦艦が航空攻撃により沈められたが、港に停泊中を奇襲され充分な対応ができないうちに被害を受けた結果でした。しかし、マレー沖では充分 な装備を持ち、万全の準備を行っていた「行動中」の戦艦が航空機の攻撃だけで撃沈されました。対空砲多数を装備した新式戦艦でも、航空機の攻撃には勝てない事 が明らかになりました。この戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズの王子)」は、イギリスの皇太子の名称を持ち、イギリスの力を誇示する象徴的な戦艦でした。その戦艦がやすやすと撃沈されてしまったのですから、そのショックは大きかったでしょう。

この撃沈の報告を聞いた首相チャーチルは、「あの艦が!」と絶句し、「戦争全体で(その報告以外、)私に直接的な衝撃を与えたことはなかった」と著書の第二次世界大戦回顧録で語っています。

当時のイギリスは、オーストラリアの旧宗主国であり、かなり近い関係にありました。イギリス軍とともに、オーストラリアも参戦しており、このチャーチルに大打撃を与えた、大ショックは、オーストラリアにとっても、さらに大きな衝撃だったでしょう。マレー沖というと、イギリスからははるかに遠くですから、オーストラリアからは眼と鼻の先です。かなりの脅威だったと思います。


ポートダーウィン空襲


上は、ポートダーウィンの爆撃を伝える当時のドイツのニュース映画の動画。

日豪両国は第一次世界大戦中は共に連合国側で参戦しました。日本海軍の船、イブキはオーストラリアの軍隊をエジプトまで護衛しました。しかし、1941年末からの第二次大戦では敵対関係に入り、アジアやニューギニアのジャングルで3年半に及ぶ交戦状態が続きました。

マレーシア全土に進撃した日本軍は、1942年にシンガポールの英国軍基地を攻略し、13万人以上を捕虜にしました。このうちの1万5000人はオーストラリア兵で、ほとんどが東南アジア地域の日本軍収容所へ移送されました。収容所での捕虜に対する扱いはひどく、第二次大戦中を通して日本軍に捕らえられたオーストラリア人2万2000人のうち、3分の1は日本軍の捕虜収容所で死亡しました。この他に3095人のオーストラリア人兵が、不成功に終わったシンガポール防衛作戦中に戦死、あるいは負傷しました。さらに、このシンガポールでの戦闘直後、日本軍は北部準州(ノーザンテリトリー)のダーウィンと、西オーストラリア州のブルームで空爆を始めました。

それから1年半の間に渡り、ダーウィンには64回の空襲があり、54機の爆撃機が襲来したこともありました。また、オーストラリアの東海岸は、日本軍の潜水艦による攻撃を受け、シドニー湾に小型潜航艇(せんこうてい)が来襲、ニューカッスル沖で、医療船のセントールが撃沈されるなどの事件がありました。オーストラリアの本土を爆撃したのは、今に至るまで日本だけです。ここでは、本筋ではないので詳細は述べませんが、オーストラリア側では、日本人を不当に捕虜収容所で拘禁するなどのことを行いました。この空襲もオーストラリアにとっては、かなりの脅威だったでしょう。さらに、日本軍によるオーストラリア本土上陸、侵攻も予想され、国中にパニックが起こりました。

オーストラリアにとっては、当時は後進国であるはずの日本が、強大な軍事力で間近に迫っているという事実は受け入れがたいものだったと思います。また、実際に地上戦では、オーストラリア本土ではない外国の土地ですが、砲火を交えて、被害者も多数出しています。もし、ガダルカナルで日本が大敗しなければ、日本は間違いなくオーストラリアに侵攻したものと思います。

こうしたことから、オーストラリアでも70歳以上の人々には、この脅威についての記憶があり、中年層の人々にも語り継がれていると思います。ある日気がついたら、良くわからない、富士山と浮世絵の日本が、旧宗主国イギリスよりもはるかに強大な軍事力を蓄え、自分の国に迫りつつあるなどということは、本当に脅威どころか悪夢だったと思います。中高年層以上の人達にとって、日本の脅威に関しては、顕在的にせよ潜在的にしろぬぐい去れない影響を及ぼしているものと思います。だから、こそ反捕鯨のキャンペーンにものりやすいということも言えると思います。

こうしたことに対処するには、もうオーストラリアと日本とは、二度と戦争をすることは考えられないし、貿易などを通じてかなり大きな交流をしていることから、過去のいきさつは別にして、お互いのために友好な関係を築いてく旨を訴えれば、十分理解してもらえると思います。まずは、両国の過去の歴史を知っているということが、友好親善の第一歩になるものと思います。

オーストラリアが捕鯨に反対する理由に関しては、昨日の『「捕鯨反対」落書き? 旭川のカムイスキーリンクスゴンドラの半数以上』の後半部分からの続きです。これから数回にわたって連載する予定です。特に商売上などでオーストラリアの人と会ったり、話をする人は、背景として知っておくと良いと思います。

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2008年2月22日金曜日

「捕鯨反対」落書き? 旭川のカムイスキーリンクス ゴンドラの半数以上(02/22 08:00)

捕鯨反対のメッセージと受け取れる落書きが書かれたゴンドラ

捕鯨反対のメッセージと受け取れる落書きが書かれたゴンドラ

【旭川】旭川市神居町西丘の民間スキー場「カムイスキーリンクス」のゴンドラリフト内で、捕鯨反対のメッセージと受け取れる落書きが多数見つかっ ている。クジラの絵とローマ字で「TABENAIDE(食べないで)」と書かれ、“被害”は百三台あるゴンドラ(四人乗り)のうち、六十二台に上る。海外 では調査捕鯨反対論が強まっており、海外から訪れたスキーヤーらがゴンドラ利用中に書いたとみられ、同スキー場は対応に苦慮している。

ゴンドラは全長約二千四百メートル。落書きはオーストラリア政府や米国の反捕鯨団体による調査捕鯨への反対の動きが道内でも報道された 一月から増加。黒や緑色のマジックで書かれたらしく、漫画風に描かれたクジラが「食べないで」と訴えている。こうした行為は器物損壊罪などに当たるが、今 のところ、誰が書いたかは特定できていない。同スキー場は三月下旬の営業終了後にすべて消す方針。

道内では近年、オーストラリアなどからの外国人スキー客が急増。同スキー場も誘致に力を入れる中、国際交流に水を差しかねない落書きに「これ以上の迷惑行為はやめてほしい」と困惑顔だ。

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以上は、北海道新聞からの引用である。誰が書いたかはまだ特定できないが、オーストラリア人が書いた可能性もある。

なぜ、オーストラリア人の疑いが出るのかといえば、ご存知オーストラリアという国そのものの最近の日本の調査捕鯨に対する対応によるものである。

今までいろいろ、ブログなどを見てきたが、なぜオーストラリアがこうも捕鯨に対して反対するのか、体系的にかかれたものはない。そこで今夜はこれについて書こうと思います。そうして、その各々に対して、外交的な見地からの対応案も掲載します。


主な理由は、以下5点に集約されます。

1.オーストラリアがオージービーフの産地であること。

2.第二次世界大戦中には、日本のために国自体がパニックというより悪夢に襲われたこと

3.政権交代によるもの

4.元々白豪主義と呼ばれたお国がらであること

5.鯨はオーストラリアの大きな観光資源であること

この5つの理由のうち、本日は1.に関して述べます。

1.オーストラリアはオージービーフの産地であること
このことについては、すでにこのブログでも反捕鯨の背景として掲載しています。その部分をそのまま以下に引用します。
『現在、原油が値上がりし、バイオエタノールの問題などで、穀物相場も上がっています。テンフォーなどのピザ宅配業に関わりの深いチーズの相場も上がっています。また、牛肉などの肉の相場も上がっています。これらが、私たちの生活に直接影響を及ぼしつつあります。

こ の中で、特に牛肉に焦点をあててみます。牛肉は、特にオーストラリアや、アメリカにおいては巨大な輸出産業に育っています。もし、ここで捕鯨などが全面的 に解禁になり、かなりの量の鯨肉が日本やロシア、中国、韓国、その他の国々になだれこんだとしたらどうなるでしょう。特に、日本はオーストラリアからの最 大の輸入国です。これらの畜産農家は大打撃を受けるに違いありません。だからこそ、これらの国々や、畜産で成り立つ国々はおいそれと捕鯨反対の立場を崩す ことはできないのです。』

私がこれを書いたときは、無論日本の立場から書いています。オーストラリア人の立場からは、書いていません。ただし、オーストラリア人の立場から考えれば、鯨など食べないで、もっとオーストラリアの牛肉を
輸入して沢山食べてもらいたいと思うのが当たり前だと思います。オーストラリアにとって日本は大きな輸出国ですから、やはりクジラ肉は食べてもらいたくないというのが本音ではないでしようか?

オーストラリア人の中には、本当に日本人は商業捕鯨を再開したら、かなり鯨を食べるようになって、牛肉には見向きもしないのではと思い込んでいる人もも多いようです。事実オーストラリアのブログなど見ているとそのような趣旨で書いている人も大勢います。

これに対する日本側の対応策としては、いまや日本では食事のライフスタイルが洋風化しているため、牛肉の消費が大幅に減ることはありえず、それどころか、和食の中にもスキヤキや、肉じゃがなど牛肉を使う料理があり、しかも日本国内ではアメリカのBSE問題などがあり、オーストラリアの牛肉への信頼感が高まっていることを強調することで一定の理解が得られるものと思います。

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2008年2月21日木曜日

痛いニュースより-店員にありがとうと言う人が大嫌い。可笑しいでしょうかの質問で大炎上

アメリカでは、女性が満面の笑みを浮かべて「Thank you」というのは、当たり前のことだ。当たり前がいいすぎというのなら、少なくとも理想である。無論男性も。この笑顔のために、多くのティーンエージャーは歯医者で歯を矯正する。中には、矯正具を口にいれている子もいる。笑顔の躾けも厳しい。日本では、どうしてみんなが今のように無愛想になってしまったのか?それには、意外な背景がある。

【Yahoo知恵袋】「店員にありがとうと言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか」の質問で大炎上

1 名前: 絢香(大阪府) 投稿日:2008/02/20(水) 02:46:41.64 ID:7Y5V7xOq0 ?PLT
店員に「ありがとう」と言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか。。。
さっき別の方が、店員に「ご馳走様」「ありがとう」と言う人を見ると惚れそうになる、と書いていて、あまりにびっくりしたので質問してしまいました。

私の周りにも何人かそういう人がいて、料理が運ばれてくるたびに「ありがとう」と言ったり、買い物してお釣りをもらうときに「ありがとう」と言ったりしてました。

見ててイラッとします。会釈ならいいんです。私もするし、感じいいです。でもなんで声に出す?
知り合いでも何でもないのに、馴れ馴れしくない?と思います。
そういう人に限って、何かあったときにねちねちクレームつけたりする。

私自身、コンビニでバイトしてたときに、「ありがとう」と言われたことあります(関西の発音の人が多かったような。。。)正直、内心で「友達でもないのに何様?」と思ってました。別にお礼言われるようなことしてないし、と。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114818296
以下、2ちゃんねるの反応


以上、痛いニュースからでした。これと似たようなことは、前にもどこかでみたことがあります。
前に和食・洋食・中華のマナーを掲載したことがあります。レストランでのマナーとしては、接客してくれた、サービスの人に「有難う」などと感謝の気持ちを示すのが正式なマナーです。

この話など読んでいると、アメリカと日本の逆転現象を感じてしまいます。まるで今の日本人は、一昔前の間抜けなアメリカ人のようで、今のアメリカ人はだんだん日本的になってきているということです。決定的な違いはコミュニティーに関する考え方です。コミュニティーという考え方が欠落した社会では、この知恵袋への質問者のような女性も当たり前で、普通なのだと思います。

今から10年以上前のアメリカでは、効率一点張りで、コミュニティーなど省みもせず、個人主義的で自分さえよければそれでいいというような感じでした。Yappyはその典型です。でも、結局それでは全くうまくいかないということに気がついたアメリカの知識層は、コミュニティー、コミュニティーの大儀、西洋型個人主義ではうまくいかないなどと言い出しました。そうして、現在では、この考えをリーダーシップ論とか、マネジメント論にまで適用しています。少し前の経営学では、コミュニケーションが重要視されていましたが、今はコミュニティーです。前にある若年層へのアンケートで象徴的なのを見ました、アメリカでは、「上司が引っ越すときに手伝うか」と問わせてほとんどの人が、手伝うという応えて いたにも関わらず、日本では逆に手伝いに行くという人が少数派でした。いろいろな面で、コミュニティー意識は日本から薄れ、アメリカでは強調されつつあり ます。企業組織≠コミュニティーという考え方は、現代日本の特徴かもしれません。しかし、企業というより、組織図に掲載されている組織と、その中の構成員のよる生身の人間による組織=コミュニティーという側面があります。

コミュニティーで判りやすいのは、病院でいうと「医局」です。「医局」とは、まさにコミュニティーです。事務、外科、内科・・・、などという正式な組織図に掲載されるような組織ではありません。ところが、少し前までは、国立大学の付属病院などには、必ず医局が存在していて絶大な権力を保持していました。医者として、一人前になり、将来を約束されるためには、医局に所属し医局のために努力をしなければならないのが普通でした。医局は、新米の医師を育てたり、医者同士が研鑽したり、地方の病院に医師を派遣したりするという役目を担ってきました。しかし、映画やテレビのように「白い巨頭」のように、悪い側面もあったことは否めません。まあ、ここでは詳しくはに述べませんが、企業の中もいわゆる「派閥」とあうものがあり、悪い側面もあったのですが、良い側面もありました。

しかし、現在この医局の力が衰えています。悪い面ばかり強調された結果でしょうか北海道では、札幌医大においては、完全に医局という組織をなくしてしまいました。そのために何が起こっているかというと、北見をはじめとする、地方の病院に行く医師がいなくなりました。権力絶大な医局があった時代には、若い医師は修行のためなどに、一定期間は医局のためにという趣旨で地方の病院にも行きました。

そうして、医師不足などは何とか解消されていたのですが、現在はそんなことはなくなり、地方では医師不足に悩まされるようになりました。やはり、医局のような非公式な組織は、必要なのかもしれません。ただし、昔の医局のように権力争いなど悪い面が強調されるのではなく、医師としての共通の理念を大儀としたものが必要なのではないでしょうか。

随分話が脱線したのですが、企業であろうと役所であろうと、本来は生身の人間の組織であるコミュニティーは高い理想を追い続けるという大儀を持ち、構成員共通の理念を持つべきだと思います。私たちは、この質問をした女性を責めることは出来ないと思います。しっかりしたコミュニティーがあり、その中で育った人は、おそらく店などに行って「ありがとう」は自然に出てくるし、自然にそうするようになると思います。現在のコミュニティー色が失せた、無味乾燥な企業、学校、役所などをつくりあげてきた側にも責任があると思います。

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2008年2月20日水曜日

声優のガラスの神経?!-ブログを「無期限の休止」


上は、「らき☆すた」の動画。

■■■■■■■あるブログからの引用■■
■■■■■■■■■■■■■■
テレビアニメ「らき☆すた」の人気キャラ、小早川ゆたか役で知られる声優の長谷川静香さんが、2008年2月 16日にブログを「無期限の休止」にし、過去の日記を全て削除した。インタビュー掲載雑誌の号をブログで間違え、それを非難するコメントが書き込まれ、ショックを受けようだ。

「特定の一人の為に購入した人にとっては、可哀想な事になりました。恐らく静香さんのファンは、貴女と同い年かそれ以下の筈。金銭的には安くないはずです」

このコメントの約5時間後に、長谷川さんは「無期限の休止」をブログで宣言。過去の記事を全て削除した。ただし、この記事のコメント欄は残されていて、長谷川さんが突然ブログを休止した背景について議論が白熱する。きっかけは、厳しいコメントを書いた人物からの再投稿だった。

「どうもお灸が効き過ぎたようです。人を叱ると言うは本当に難しい。この責任の一端は私にも有るでしょうし、何かしら責任を果たさないといけないでしょう」

そして、有名な女性声優の名前をあげ、かつて彼女の文章上の問題を指摘し「矯正」させたことがあるとし、長谷川さんも矯正してあげてもいいとカキコんだ。

「その代わり私は厳しいですけれど。教わりたいと言う旨のメールを貴女から届き次第、時間を割き課題とか考えて返信します」

ファンたちはこのコメントにカチンときたようで、カキコんだ人物に対するバッシングが始まり、コメント欄は混乱した。
以上yahoo記事より一部抜粋

注)後にブログで一ヶ月ほどしたら再開する、と書いてます。
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最近、ある声優さんのブログが上のような経緯で、ブログを無期限休止にするそうですが、なんて、最近の若者は神経が細いのかと思います。私がこの声優と同じ立場であったとても、特にあまりショックなど感じないと思います。気に食わなかったら、コメント削除というより、最初から掲載しないでそれでおしまいだと思います。ブログは、オープンな不特定のユーザーが使用するものですから、最初から多少頭のおかしい人もアクセスする可能性があるだろうし、そんなものがアクセスしてきたとして、まともに相手にしても仕方ないと思わなければならないと思います。しかも、ブログ特有の一般社会には全く通用しない、匿名で偉そうなことをいう者など、まともに相手にする必要もありません。もっと気を強く持ってもらいたいと思います。

企業で、新人を迎えてきた体験から、最近の若い人達(この言い方は昔からあり嫌いなのですが、特にここ10年はそれ以前よりかなり変わっていると思います)の神経の細さが気になります。研修などでもちょっと大声を張り上げたり、竹刀で机をたたいたりすると、ビビリまくっています。このビビリまくりは尋常ではないと思いました。

厳しく、怒られたり、叱られたり、場合によって殴られたりなどしないで育ってきたようです。さらに悪いことには、個性重視などいって、規律の重要さを教えられなかったということもあるのかもしれません。若いうちから個性重視などといっていては、ろくな人間にはなりません。やはり、徹底的に悪いところは嬌声されるのが当たり前という環境の中で育てていくべきだと思います。そうでないと、ガラスの神経の人間が増えてしまい。本人にとっても良くはない(会社に入っても半年以内で辞めてしまう)し、それを受け入れる社会にとっても損失だと思います。

ただし、もうそろそろ、これらの下の世代が入ってきますが、これらの人達は、厳しい環境(不景気、リストラの真っ只中)で育ってきたので、プレッシャー世代とも呼ばれ、もう少しタフな連中のようです。
ブログの炎上といのは、どういうことなのかと思っていましたが、結局はほとんどがこういうことなのだと思います。

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2008年2月19日火曜日

アメリカで最大規模の牛肉リコール-大問題を小さく扱う不思議?



USDA(米農務省)が、カリフォルニアにあるホールマーク/ウエストランド社が生産した牛肉を、2006年1月に遡ってリコールしました。その対象は1億4千万ポンドと、畜肉のリコールとしては過去最大級です。もっとも、大半はすでに消費済みとみられています。何と学校給食にも使われていたようです。

この発端となったビデオがYouTubeに上がってます。そのビデオが上のビデオです。

これは、米国の人権団体が告発したものです。この畜肉会社では、自力で立てなくなった"downer" cattleを、蹴りつけたり、フォークリフトで押したり、足に鎖をつけて引きずったりして無理やり屠殺場まで連れてゆき、畜肉にしていたというものです。

「Downer Cattle」は、日本でBSE問題が大きく取り上げられた時に話題になった、いわゆる「へたり牛」です。普通の病気以外に、BSE感染の疑いがあることから、食肉にすることは日本では禁止されています。もちろん、カリフォルニアでも「へたり牛」は、廃棄処分にすることに決まっているのですが、これを食肉にしていたというのはちょっとショッキングな事実です。ビデオでも紹介されていますが、USDAの食肉検査官は、毎日2回、決まった時間に来て牛を眺めるだけなのだそうで、これに見つからないよう、へたり牛の処理は隠れて行われていたようです。

「だから、アメリカの牛肉は危ない!──北米精肉産業、恐怖の実態」でも扱われたが、アメリカの「スローターハウス」は、劣悪な環境の元、効率だけが重視され、賃金の安い移民を使い、次々と生きて動く生物を食肉という商品に変えてゆく過酷な現場です。政府の規則よりも現場の命令が優先され、このような事が行われていても何も不思議ではありません。とにかく、動画で見ている限りでは、食べものを扱うという様子ではありません。まるで、工業用品を扱うという感じて、食べ物である牛に対する感謝の念など微塵も感じさせません。

ただ、疑問に思うのは、このリコールが「クラスII」という、大きな健康被害が想定されない種のものであり、メディアでの報道でも、BSE感染の問題というより、「E. Coli」すなわち、大腸菌による汚染などのほうが問題という論調で語られていることです。もちろん、このウエストランドの「へたり牛」については、BSE検査などされていません。日本人が狂牛病に対してあまりにもヒステリックなのかもしれないですが、欧州での対応に比しても、アメリカのそれにしろBSE問題への認識はあまりにも低い気がします。

そもそも、このビデオを紹介したのは、アメリカの人権団体で、問題が大きくなったのも、「病気の牛がひどい扱いをうけている」という、動物愛護の観点からの非難が主になっています。BSE問題は、最初からあまり焦点となっていません。動物愛護よりも何よりも食の安全という点からもう少し大騒ぎになっても良い気がします。BSEの牛が数頭でも混じっていて、子供たちに将来健康被害が生じたらどうするのでしょうか?

もっとも、今頃になって、実はアメリカにもBSE感染した牛がたくさんいました。「へたり牛」のほとんどは、学校給食やハンバーガーに加工されて、既に消費されてしまいました。などと発表しようものなら、大変な規模の訴訟などが発生して、恐ろしいことになるに違いないのですが。臭いものには蓋。そんな印象さえ感じるリコール問題です。

この問題日本でもあまり報道されないようですが、由々しき問題だと思います。まあ、今回リコールされた商品は日本には輸入されてはいないということもあるのでしょうが・・・。以前「反捕鯨の背景」にも書いたように、穀物や、牛肉はアメリカの戦略物資でもあります。これらの物資に少しでも傷がつかないようにとの配慮なのでしょうか?アメリカの畜産では、コーンや大豆などの穀物を牛に大量に与えるため、穀物の高騰を招き安いです、さらにはバイオエタノールの問題もあり、穀物相場は上がる一方です。しかし、アメリカにはアメリカ式畜産の信奉者が多いとみえて、疑問視する声はあまり聞こえてきません。

穀物相場が上がることは、アメリカの一部の勢力にとっては非常に都合の良いことなのかもしれません。だからこそ、こうした問題が起こっても、あまり大げさに騒ぎたてないのかもしれません。騒ぎたてれば、国益(一部の人の利益?)に反することが判っているからかもしれません。

でも、こうしたことにより健康被害や、食糧危機などが起こったらどうなるのでしょうか。こうした、危険極まりない事件に関してアメリカや、日本のマスコミでも、あまりさわぎたてないようです。本来であれば、朝から晩まで報道されても良いような事件だと思います。

ところが、アメリカでも日本でも、捕鯨問題や、他環境問題など騒ぎたてたり、穀物相場の高騰、ガソリン高騰などに関して大げさに騒ぎ立てます。そうして、お先真っ暗の将来像ばかり提示してみせています。まるで、将来には何もないかのような報道ぶりです。何か人為的なものを感じます。

人類には、実は最後のフロンティアが待っています。それは、まだほとんど手付かずの海洋資源です。その中には、当然鯨もふくまれます。西洋人でもそのように考えている人がいます。経営学の大家故ドラッカーは、海洋牧場による海洋資源開発が人類最後のフロンティアであることを著書の中で述べています。アーサー.C.クラークは、「海底牧場」というSF小説を書いています。その中では、21世紀中葉には、全世界の食料の10%が鯨を含む海洋資源を海底牧場でまかなっているという想定になっています。フランスの海洋学者のクストーの冒険などに興味を持って海洋資源関係の業務に就かれた方も多いのではないでしょうか。ところが、最近のマスコミなど、地球温暖化などで水位が上昇するようなインチキは報道しても、海洋開発に関しては、まるで報道しません。まるで、人類にとって海はなきがごとき最近の状況です。
上は、クストーの1970年代の写真。クストーの冒険などをテレビで見て、血沸き、肉踊る思いをした人も多いはずだ。

このような明るい未来を伏せて、穀物、穀物をもとに育てるアメリカ流工場式牧畜、さらには、バイオエタノール、もっと遡れば原油の高騰など、さらには、アル・ゴア氏のような災厄ばかりクローズアップする環境問題の指摘・・・・・。島が沈む、海水面が上がる、大勢の人が死ぬなどありとあらゆる、災厄の連続ばかり連綿と報道するマスコミ。あげればきりがないほどですが、これに関して皆さんはどう思われますか?やはり、以前反捕鯨の背景の中で述べた「巨万の富を生み出すシステム」そのものや、それを操る人々の影が見え隠れします。私たちは、このような操作に左右されてはいけないと思います。無論お金をもらって信条を捨てること、無意識に支配されることなどたくさんあると思いますが、自らの考えを持ち、自らの主人公になるべきだと思います。こうした人々が増えることにより、人類は明るい明日を迎えることができると信じます。

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2008年2月18日月曜日

もんじろう-言葉をいろいに変換してくれるサイトで武士語が人気!


「もんじろう」は文章を入力すると、大阪弁や博多弁などの「方言」やお笑い系の「面白語」に一発変換。さらに、利用者の投稿によって言葉を収集し、それを変換に活用するため、利用が増えるほどに変換精度が上がるという。変換可能な方言は、沖縄弁、博多弁、広島弁、京都弁、大阪弁、津軽弁。面白語は、2ちゃん風語、死語、ギャル語、よしお語、練馬ザ語。最近武士語も加わった。最近は、「もんじろう」は、モバイル版ブログパーツしても、言葉変換機能を無料提供する。

「なんと面妖な」「これは異なことを」。ちょっと堅苦しいはずの「侍言葉」が若い世代で静かな人気を呼んでいる。メールの文章を面白言葉に変換するサイトでは「武士語」にアクセスが殺到し、時代小説に登場する武士の日本語を集めた本がヒットする。遊び感覚ではあるが、失われがちな品格も感じさせてくれる。

上は七人の侍の予告編。黒澤明監督によるこの作品は、スピルバーグ、コッポラはもとより、世界中の映画関係者に影響をおよぼしている。
トランスメディアGPが運営する文章変換サイト「もんじろう」は先月、ユーザーの要望を受けて「武士語」変換を追加した。「あなた→お主」「平社員→平侍」をはじめ「デモ→一揆」「クッキー→南蛮風せんべい」など、投稿で集めた「ちょっとゆるい」約1500語を収める。累計変換数は5万回を超え、タレントのルー大柴さんが英語交じりで語る「ルー語」などに大きな差をつけて変換数のトップを快走する。

同社は、「KY(空気読めない)」などの新しい略語を投稿してランキング形式で紹介する「新☆略語辞典」もリリースしている。

この変換面白いが、武士語の格式の高さなども感じられ感心させられる。

ここで変換例を見てみよう。原文は、以前ブログに掲載した「反捕鯨の背景」の一番最後の結論部分を使ってみます。

■■原文■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
日本は、国 家戦略として調査捕鯨は続けるべぎですし、今世紀最後のフロンティアとしての海洋資源を最大限に活かしつつも、持続可能なエネルギーと食糧の生産の獲得を 目指した、鯨を 含む海洋資源の養殖事業、海洋植物のエネルギーへの転用などを目指すべきと考えます。日本にはそれだけの力と知恵があります。今でも日本は省エネに関して はトップクラスの力を持っています。しかし、省エネだけでは限界があります。海洋資源の開発は私たにとって緊急の課題であると考えます。

また、日本は国民全体、いや世界のために貢献するという姿勢が求められると思います。一部の人達の富製造システム、アメリカ流自由主義経済に飲み込まれることなく、世界を救う真のリーダーとしてリーダーシップを発揮していくべきと考えます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■変換後■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ひのもとは、幕府家戦略として調査捕鯨は続けるべぎでござるし、今世紀最後のふろんてぃあとしての海洋資源を最大限に活かしつつも、持続可能なえねるぎーと食糧の生産の獲得を目指したでござる、鯨を含む海洋資源の養殖事業、海洋植物のえねるぎーへの転用などを目指すべきと考ゑます。ひのもとにはそれだけの力と知恵があります。今なれどひのもとは省えねに関してはとっぷくらすの力を持っているでござる。なれど、省えねだけしからば限界があります。海洋資源の開発はそれがしたにとって緊急の由々しき事態なりと考ゑます。

また、ひのもとは幕府民全体、ゐや天下のために貢献するでござると申す姿勢が求められるでござると思いるでござる。一部の人達の富製造しすてむ、あめりか流自由主義経済に飲み込まれることなく、天下を救う真のりーだーとしてりーだーしっぷを発揮して参上するべきと考ゑます。
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2008年2月17日日曜日

SymmetryS-ヘッドフォン・オペラの新境地を聴いてみよう!!


SymmetryS

シンメトリーズ

知的かつ高度な笑いを生むコントで絶大なる人気を博し、アップルのCMでも話題となっているユニット「ラーメンズ」の小林賢太郎と、DJ/プロデューサー として国内外で活躍し、最近ではユニクロ「ユニクロック」音楽制作やNIKEプロジェクト「NIKE+」への参加、ルイ・ヴィトン/アルマーニなどのセレ ブ・パーティーでのDJなどでも話題となっている「Fantastic Plastic Machine」田中知之による、スーパーユニット=SymmetryS(シンメトリーズ)による第一弾作品。
小林が作り出すアカデミックなコントと、田中が作り出すエクレクティックな音楽が一体となった、ヘッドフォンで楽しむ新しい歌劇(オペラ)=「ヘッドフォン・オペラ」が誕生!

小林賢太郎 from RAHMENS(ラーメンズ)

脚本家/演出家/俳優。テレビメディアに出演することはほとんどなく、舞台を中心にコント作品を発表。
3万人規模で行われる全国ツアーのチケットは数分でソールドアウトする程の絶大な人気を集めている。
演劇プロジェクト「KKP」も注目を集め、最新公演「TAKEOFF/ライト3兄弟」の動員数はラーメンズを大きく上回った。
さらにソロコント公演「Potsunen」や、小島淳二との映像製作ユニット「NAMIKIBASHI」など、幅広い活動をしている。
http://www.rahmens.net/

田中知之 from Fantastic Plastic Machine

DJ/プロデューサーとして国内外で活躍。
ダンスミュージックに自身のルーツを散りばめた、独自の音楽スタイルがワールドワイドに支持されている。
海外からのDJオファーも多く、現在までに約50都市でプレイしている。
5枚のオリジナルアルバムのリリースの他、待望の2枚組ベストアルバム『FPMB』がavexより発売中。
TOKYO FM「Melody Dining」(毎週金曜日20:00~20:55)のレギュラー・パーソナリティも務める。
http://www.fpmnet.com/
http://www.myspace.com/fantasticplasticmachine

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2008年2月16日土曜日

食べ物を噛んで待つチャナ-ジャーマンシェパードの頭の良さと、忠実さを示す査証か?


皆さん、ジャーマン・シェパードは飼い主に忠実で、頭も良く忍耐強いという話を聴かれたことがあると思います。上の動画を見てください。本当に、その通りです。

ジャーマンシェパードは今でこそ、盲導犬に使われていませんが、昔は良く使われていました。自分の前片足を失ってまでも、ご主人を守ろうとした「サーブ」の話は有名です。軍用犬には今でも使われています。前の、湾岸戦争では、退去するように命じられたにもかかわらず、負傷した兵士の襟を引っ張って見方の陣地まで連れ帰ったものもいます。

チャナは、この動画のように、口に食べ物を入れても「噛んで待て」と命じられた場合は、我慢して食べません。よだれをたらしながらも、我慢して許しが出るまで待ちます。素晴らしい忍耐力だと思いませんか?

最近の子供は切れやすかったしたり、簡単に殺人などの重犯罪を犯したりする若者もいます。そんな、人間たちに見習わせたいです。

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2008年2月15日金曜日

Chakra(チャクラ)-閑静な文教地区にある喫茶店


エントランスは、渋めの仕様。

中は落ち着いたつくり。

メニューはかなりリーズナブル。私は、ハンバーグを食べましたが、700円でワンプレートにハンバーグの他、目玉焼きと野菜がたっぷりでした。お腹がいっぱいになりました。コーヒーつきです。




この喫茶店の魅力何といっても、遺愛高校のすぐそばで、静かなこと。静かなところで、ゆっくりしたいと思ったときにはお勧めです。


営業時間:月曜から土曜日 am10:00~PM22:00
日曜日      am12:00~PM18:00

住所:函館市杉並町23-25
   TEL:FAX(0138)56-3566
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2008年2月14日木曜日

IWC総会反捕鯨国の偽善-昨年のニューズ・ウィークの記事(昨年6月13日号)


上は、昨年のIWC総会の結果に関するニューズウィークの記事に関する動画です。
昨年アンカレッジで開かれた国際捕鯨委員会では、日本に対し調査捕鯨を中止する決議が圧倒的多数で成立しました。さらに、日本が求める日本近海の捕鯨も認められませんでした。

今回の総会で日本が最も失望したのは、調査捕鯨一部自粛という異例の「譲歩」提案が受け入れられなかったことです。この譲歩と引き換えに日本の要求は、唯一つ、和歌山県太地などの4地域で今後5年間ミンク鯨の小規模捕鯨を認めて欲しいというものでした。

日本側はこれらの地域の漁師をアンカレッジに連れてきて、何百年も続いてきた伝統捕鯨であることを強調しました。生存のための捕鯨が認められているアラスカやグリーンランドなどの先住民族の捕鯨と同じ扱いを求めました。ところが、反捕鯨国は、鯨肉が商業取引される限り、「生存のため」の捕鯨とはみなされず、先住民捕鯨になを借りた商業捕鯨だと決めつけました。

一方、沿岸捕鯨が認められないという場合は、今年のザトウクジラの調査捕鯨を計画通り行う。とする、日本側の言い分にニュージーランドとオーストラリアは猛反発・・・!というのも、ザトウクジラはこの2国に大きな観光収入もたらすホエールウォッチングの主役だからです!もっとも今回の総会には、反捕鯨国団体も満足しているわけではありません。

まず、非難決議は拘束力を持たないため、日本は調査捕鯨を続行することができます。また、今回グリーンランドには先住民族枠として新たにミンク鯨25頭などの捕鯨が認められ、アラスカとロシアの先住民は、今後5年間に計280頭の北極鯨(筆者注釈:北極鯨は絶滅が危惧されている種)の捕獲を認められました。先住民の捕獲枠拡大は、反捕鯨国の偽善と二重基準を浮き彫りにしました。

日本の沿岸捕鯨は小規模でも「商業的」だから認められないというが、アンカレッジの土産物店では、先住民捕鯨の副産物である鯨の骨の工芸品が売られている。IWCの米国代表は、これに対し鯨の骨は何世紀にもわたって利用されてきたから問題ないと弁明しています。また、年間1050頭の捕獲枠を独自に設けているノルウェーの商業捕鯨を、近隣国の英国は黙認しています。これは、なぜでしょうか?英国の反捕鯨団体キャンペーン・ホエールのメンバーは「英国とってノルウェーは大切な貿易相手国であり、天然ガス輸入で契約を結んだばかりだからだ」と語っています。

今回の総会で唯一明るい話題は、暴力反対で両陣営が一致したことです。日本と反捕鯨国のニュージーランドが、調査捕鯨船に対する妨害行為を規制する決議案を共同で提出し、全会一致で採択されたものです。

今年2月(現時点では昨年2月、今年の1月の妨害とは別物)南極海で妨害した反捕鯨団体シー・シェパードの代表は、総会の会議場にもぐりこもうとしたが、警官につかまってつまみ出された。決議の採択を妨害できませんでした。

日本は、本当にIWCを脱退するのか?総会に出席した日本の漁業交渉官は、忍耐にも限界があると語ったが。脱退すれば、国際的な孤立は避けられない。不満はあってもとどまるだろうと見る向きが多いようです。

以上が、昨年のニューズウィーク誌に掲載された内容です。要約はしてありますが、私の意見や注釈、他者のそれを付け加えてはいません。

日本よりとみられるむきもあるかもしれませんが、このニューズウィーク誌の見方は正当な見方だと思います。各国は、感情的になっているのか、なぜこのように子供じみた真似をし続けるのか?人種問題や、感情の問題だけで片付ける向きもあるようだが、私は、捕鯨がどうのこうのというより、その裏にはもっとはるかに大きいものがあるのだと結論づけています。わずか数十年まえまでは、西欧人でも世界の食糧難がもっと深刻になり、鯨も貴重な資源としても用いられる時代がきてもおかしくないと思っていた時期もあるようです。おそらく、多くの人達は、冷静さを失い理不尽な行動に走るように眼の見えない巨大な力に操られているのだと思います。これについては、以前私のブログに掲載してありますので、是非ご覧になってください。

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沈むハリウッド、日米コンテンツ産業逆転の理由 ―【私の論評】ポリティカル・コレクトネスに蝕まれたハリウッド映画の衰退と日本のコンテンツ産業の躍進

沈むハリウッド、日米産業逆転の理由 ■ Forbs Japan日本編集部 まとめ 日本のコンテンツ産業、特にアニメが国際的に人気を博しており、非英語番組の需要が増加中。 米国のZ世代は日本のアニメを好み、動画配信やゲームの普及がブームを加速させている。 日本のコンテンツ全体が注目...