2010年12月6日月曜日

菅首相 ネットで対戦する囲碁ゲームに朝まで没頭することも―【私の論評】自らの身の丈を知らない人が増加しているのでは?

菅首相 ネットで対戦する囲碁ゲームに朝まで没頭することも


総理大臣の覚悟とは、自分ですべて決断し、すべて責任を負うことである。何も国のトップに限ったことではなく、企業の社長、一家の家長であってもリーダーの役割は同じである。菅直人・首相が国民から見捨てられているのは、その覚悟が見えないからだ。政策は官僚任せ、政治判断は官房長官のいうがまま。しかも最近では「奇行」が目立ってきたという。

菅首相は最近、怖くて夜も眠れないという。公邸の様子を知るごく親しい人物が明かしたところによると、夜中、伸子夫人が目を覚ますと、菅氏がベッドにいないことが増えているのだという。慌てて夫人が探すと、菅氏は書斎でデスクに向かって座っている。

「ああ、読書でもしているのね」と思って近づくと、没頭しているのはネットで対戦する囲碁ゲーム。公務で分刻みのスケジュールをこなす立場なのに、明け方までそうやって起きている夜が少なくないという。

囲碁は戦略性に富むゲームであり、古くは戦国大名、現代では政治家やエリート官僚に愛好家が多い。政界では、与謝野馨・たちあがれ日本共同代表と小沢一郎・民主党元代表が東西の横綱。菅氏も最近かなり腕を上げたと評判だが、「小沢氏との対局に負けてからネット碁にハマった」といわれ、実力はずっと下になる。

総理大臣が碁盤を前に政局の行方を読んで黙考している―というなら、ドラマのワンシーンとしても絵になるが、夜中に起きてパソコンに向かい、失礼ながら素人の横好きレベルの碁を打っている姿は、現実逃避の引きこもり青年を想起させる。(NEWSポストセブンより)

【私の論評】自らの身の丈を知らない人が増加しているのでは?
上の記事、実際に菅さんが囲碁ゲームをしているところを見た人などいないと思うので、事実かどうかは定かではないと思います。しかし、囲碁ゲームは前から好きなようですから、確かに明け方まで熱中することもあるのかもしれません。

しかし、菅さんの最近の様子からみれば、確かにありそうな話で、だからこそ、このような記事が週刊誌に取り上げられているのだと思います。

上の記事に、いろいろ菅さんに対する批判めいたことが書いてありますが、何も、普通に仕事ができているなら、囲碁ゲームで多少夜更かしをしたからといって、誰に文句をいわれる筋合いなどないと思います。

しかし、最近では確かに、重要人物と挨拶するのにメモを読みながらなどという奇行も目立つようになりました。それに、全く方針を示さないとか、かつてイラ菅と言われたのに今では、そのような素振りは全く見えません。どこかで、完璧に変わってしまったのは間違いありません。

私は、かつて、秋葉原大量殺人事件の犯人の心理など分析して、どうして彼があのようになったかを掲載したことがあります。それは、結局あの犯人が「自分の身の丈をしらかなった」ということで結論づけました。
人間の身の丈は、その時々できちんと把握しておく必要があると思います。勿論、身の丈が一生そのままというわけではありません。努力すれば、伸びることもあります。
人間の身長と違って、ここでいうところの「人の身の丈」は年をとってからでも本人の努力によりかなり伸びる余地があります。特に得意分野に関してはそうだと思います。しかし、自分の得意な分野であろうとなんであろうと、その時々で自分の身の丈を把握しておくことは重要なことだと思います。
これは、簡単なようでいて難しいことです。不当に高く評価してもいけませんし、不当に低く評価してもいけません。それに、身の丈を図る評価軸はなるべくたくさん持っておいたほうが良いと思います。
たくさんある評価軸で評価して総合したものが「身の丈」というものだと思います。そのためには、ある程度世間を知らなくてはなりません。自分ひとりだけで考えていたとしても、評価はできません。いろいろな人とコミュニケーションを図ったり、情報を集めることも必要になると思います。
さて、ここでいう「身の丈」という言葉、最近ではほとんどいわれなくなったものですが、昔は良く言われたものです。「身の丈」とともに、良く思い出すのは、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉です。

ここで、いうところの、「身の丈」とは結局どういうことかといえば、序列という事だと思います。
序列とは、大辞泉に出ている定義によれば、以下のようなものです。

じょ‐れつ 【序列】

1 順序をつけて並べること。また、順に並ぶこと。
2 一定の基準に従って並べた順序。きまった順序。「―をつける」「年功―」

ここで、いう序列は、無論、2の意味での序列です。現在は、価値観が多様化しているため、序列はなかなか認識しにくくなっていることも事実です。ただし、多様な価値観とはいいながら、その各々の価値観に照らして、ゆるい、きつい、公的、そうではないものはあるものの、厳然として存在するものです。

一番分かりやすいのは、企業などの特定の組織での序列でしょう。企業の中での序列を理解したり、認識できなければ、いずれ企業には居続けることはできなくなることはお分かりでょう。いや、企業に限らず、一見それとは対局的とみられる、労働組合にだって一定の序列は存在します。民主党の中にも、社民党の中にも、序列はあります。

序列は、ある意味で普遍的なものです。たとえ、無人島に数人の人間が、流れ着いて、そこである程度の期間を過ごすということになれば、いつの間にか非公式ながら序列ができあがってしまいます。ただし、そこでの序列は、たとえば、島に流れつく前の社会的地位が高いからといって、必ずしも序列が高くるとは限らないでしょう。ましてや、学歴・経歴などほとんど関係ないでしょう。

おそらく、その島で長く健康で生き続けられる術、知恵を持った人の序列が最も高くなることになると思います。このように、序列は人間社会につきものです。

序列にも、組織の公的な序列と、非公式な序列もあります。公的な序列と、非公式な序列が著しくずれてしまえば、問題が生じます。たとえば、非公式の序列が低い、公式の序列は高いなどということはままあります。これは、中途半端で愚かな人が、会社などで比較的高い地位についた場合におこります。誰からも尊敬されていないが、公的な序列だけが高くいだけで、威張りちらしているが、依拠するは公的序列だけである場合などです。こういう人は、権威主義的であるといわれます。

昔は、権威主義やら、何やらがあっても、多くの人が序列を強く意識してきました。しかし、現在では時に序列を全く無視するとか、わからない人も多くなりました。しかし、序列が全くなくなれば、社会は無秩序状態になります。たとえば、これから、船が沈没といった場合には、船で最も序列の高い、船長に他の乗員乗客はしたがわなければなりません。もし、船が沈没するタイミングで、議論などしていれば、とんでもないことになります。

どの社会にも、それを構成するコミュニティーにもきつい、ゆるいはあるものの、必ず序列があります。これを無視したり、気づくことができなければ、その特定のコミュニティーには属することはできません。たとえ、形式的に属していたとしても、かなり違和感があったり、結局長い間には問題が生じてきます。

そうして、多様な価値観とはいっても、その価値を共有するコミュニティー中には、必ず序列がありますから、かなり多くの価値観の中で序列の高い人は、相対的に全体的に他の人から見れば、序列が高くなります。これが社会的地位というものです。序列が似たり、寄ったりという人同士は区別がつきませんが、相対的にかなり低い人と、かなり高い人との間には序列にかなりの差がついてしまいます。

秋葉原の例の殺人犯は、この序列を理解できていなかったと思います。しかも、さらにこの犯人は、まだ若いですから、それなりに努力すれば、上のほうの序列に移行できる可能性もあるということを理解してなかったようです。

この序列に関しては、精神科の医師もこの秋葉原の犯人に関して、社会的な序列などを理解していなかったのではと、論評していました。序列を意識出来ない人は、精神にも異常をきたす場合や、他人とうまくつきあっていけなくなることがあると語っていました。

さて、なぜ、このような序列を意識しない人間が増えてきたかといえば、やはり、戦後の誤った個人主義教育や、平等主義教育だったと思います。こうした誤った教育などによって、現在は序列意識が希薄になってきているのだと思います。

だからこそ、先日のように、皇族に「はやく座れよ」などとヤジを飛ばず議員もでてきたほどです。これは、議員だけのことではありません。作家などでも、序列がはっきりせず、間違った言葉を遣う人も多く驚くことがあります。今朝も、作家の落合恵子さんが、歌舞伎役者の海老蔵さんの話の中で、「歌舞伎役者のような人々はいわゆるノーブル・オブリゲーションの精神を発揮すべき」などという趣旨の発言をしていました。

ノーブル・オブリゲーションという言葉は、もともとメイン・ストリームのカルチャーに属する人々に対して遣う言葉であって、オペラの歌手や、芸術家に遣う言葉ではありません。ましてや、もともと、サブ・カルチャーもしくはカウンター・カルチャーである歌舞伎役者などに対して遣うことはありえません。

歌舞伎役者に対して、この言葉を遣うということは、言葉の元来の意味からいって完全に間違いです。しかし、現在ではそれ相当の中堅的な立場の作家ですら、こうした言葉遣いを誤るのは、戦後の誤った個人主義教育や、平等主義の悪影響により、序列意識の希薄化がかなり浸透していることの査証だと思います。

そうして、菅さんは、こうした誤った個人主義や、平等主義教育を推進する立場の人だったのだと思います。おそらく、序列を意識し、理解している人であれば、誰でも、左翼系の社会運動家など、たとえ、政治家になれたとしても、政治家の中での序列はかなり低く、中心的な存在にはなりえないことを自覚できたと思います。もう立場が異なってしまったのですから、本来ならば、そのような立場からは完全に決別すべきだったのです。

人は、己の「身の丈」を良く知り、自分の身の丈にあった人生を歩むべきです。それを忘れた人で、どうしようもなくなった人が、精神を病んで、秋葉原の殺人犯のようになったり、ストーカーなどになってしまうのだと思います。さらに、これは後で述べますが、もっと悲惨な状況を生み出す場合だってありえるのです。

菅さんも、己の「身の丈」を知らずして、権力欲が強く、総理大臣になってしまったのだと思います。政治家でも、企業経営者でも、まずは、国民や従業員に対して、ビジョンを提示したり、夢を語ることができなければなりません。それも、根拠のないものでは、尊敬を受けるどころか軽蔑されます。根拠のあるものを提示するには、以前このブログで述べたように、論理的思考、水平的思考だけでは不可能です。やはり、統合的思考方法が必要になります。(この思考方法については、ここでは詳細を掲載することはしません。下の【関連記事】のところで、URLを貼付けておきますので、まだご覧になっていない方は、是非ご覧になってください)

統合的な思考ができる人は、政治家や、経営者に向いていると思います。それができる人は、残念ながら多くはいません。会社でいえば、まずは、企業人としてし論理的思考ができなくてはなりません。そこからもっと上の人は、水平的な思考ができなくては勤まらないでしょう。そこから、上の経営者クラスになれば、統合的思考ができなければ勤まりません。政治の世界でいえば、役人までなら、水平的思考でも何とかなりますし、ほとんどの役人は日々論理的思考で終始しています。しかし、政治家ともなれば、統合的思考ができなければ勤まりません。

これが出来ない人は、政治家や、経営者になれても、残念ながら、序列は高くは成り得ません。世の中には、テレビにでている政治家などみて、自分も簡単にできると思い込む愚かな人もいます。こうした人も、自分の「身の丈」を理解していないと思います。ましてや、統合的思考も、政治家や経営者に要求される一部の能力でしかありません。しかし、欠いてはならない能力です。

序列というと、序列が低い人が高い人に比較して不平等ではないかと受け取られがちであり、このことにだけ焦点があてられがちと思います。戦後の誤った個人主義、平等主義は、これに焦点をあて、序列を緩めたり、破壊することばかりに専念してきました。序列を緩めることにはある程度の意味も会ったと思いますが、破壊することには意義があるどころか、社会の混乱、混迷を助長するだけでした。

しかし、今日では、本来序列の高い人がそれに相応しい役割を演じることができないということにも問題があります。人は、序列が高くなれば、自分ではできないとは思っても、その役割を演じなければなりません。今日では、それができない人が増えてきています。親は、親らしく、先生は先生らしく、上司は、上司らしく、総理大臣は、総理大臣らしく振舞わなくてはなりません。そうでなければ、コミュニティーが混乱しますし、多くのコミュニティーから成り立つ社会が混乱します。

菅さんは、社会運動家、弁理士などをしていれば、いきいきといて、今でも元気で働いていたのではないかと思います。「身の丈」を知ることは、本当に重要な事だと思います。

本日TweetBuzzをみていたら、日本人はなぜ自殺するのか?というタイトルの刺激的なサイトが紹介されていました。

このサイトの作者は次のように主張しています。
日本では、毎年3万人を超えるひとたちが自らの意思で死を選んでいる。これは、「市場原理主義」による改革により、日本人の安心が奪われてしまったからだと説明される。
だが国際的な自殺率の比較を見ると、日本の自殺率(10万人あたりの自殺者数)が24.4なのに対し、市場原理主義の国アメリカの自殺率は11.0、イギリスにいたっては6.4だ。この統計を素直に解釈すれば、日本をアングロサクソン型の市場原理主義国家にすれば、年間1~2万人のひとが自殺から救われることになる。市場原理と改革を声高に批判するひとたちは、これをどのように説明するのだろう。
空理空論では現実は変わらない。日本的雇用を礼賛するひとたちは、この事実を直視したほうがいい。
もっともなことです。しかし、サイトの作者は、では、日本人の自殺が多い理由を仮説レベルでもあげてはいません。

さて、皆さんは、私の言いたいことはもうお分かりになると思います。そうです、現在特に、日本では、上でいうところの「序列」を意識できない人が増えてきています。平たくいえば、自らの「身の丈」を測ることができない人が増えてきているということです。一国の総理大臣が測りかねているわけですから、無理もありません。

しかし、この状況は是正されなければならないはずです。個人的にも、社会的にも・・・・。もし、個人レベルで是正しないで長い期間が経過すれば、秋葉原の殺人犯に対して精神科医が指摘していたように、いずれ精神が崩壊し、最終的には人を殺すか、自分を殺すことになるのではないかと思います。そこまでいかなくても、無気力になるとか、無能になるとかの症状が現れてくるのだと思います。社会的レベルでは、規範も何もない、混乱した社会を招いてしまうことになります。そうして、現実に個人レベルでも、社会レベルでも崩壊し始めているのが今日の日本なのだと思います。だからこそ、自殺者の数が世界的にみても多いのだと思います。

これほど崩壊しているのは、先進国では日本以外にありません。アングロサクソン系の国でも、国旗を掲げることや、国家を歌うことに対して、意義を唱えるものはほとんどいません。イギリスでも、女王や女王の親族に対して、公の席でヤジを飛ばす馬鹿な議員など存在しません。

多くの人が、自らのその時々や、場面においての「身の丈」を知ることができれば、人は、もっと幸せになることができ、正しい努力をすることができるようになるのではないかと思います。先ほど、掲載したように、特に、若いうちは、努力次第で自分の「身の丈」をまだ伸ばすことができます。突っ張って、いつも背伸びをしていれば、それがいつの間にか「身の丈」になってしまいます。

本来、このように「身の丈」を伸ばせる社会は良い社会だったと思います。しかし、身の丈を伸ばせることだけが強調されたばかりに、今日の悲劇を招いているのだと思います。

インドでは、あの悪名高いカスト制がいまだ息づいています。生れ落ちたとたん、社会における序列が決められてしまい、その後自分の努力で変えることはほとんどできません。日本人の私たちは、カスト制の骨格を知っているだけであって、その詳細までは知りません。実際には、細分化されていて、職業の内容まで細かく規定されています。あるカストは、お金を扱っても良いが、他のカストでは金銭を扱ってはいけないとかの細かい決まりがあります。

こうした社会では、序列が理解できなくて、それで精神を病むということはありません。もともと、最初から序列が強制的に決められているわけですから、社会的地位の低い人たちも、自分の身分が低いことや、貧乏であることに対して、精神的を病む人はいません。なぜなら、それは、自分の責任ではないからです。しかし、これも少しずつではありますが、改善の兆しがあります。

こうした身分制度が根付いていては、社会の発展もありえないからです。しかし、かといって、日本のように序列意識があまりに希薄になれば、精神を病む人も増えてくるのではないかと思います。

人は、ある程度年齢がいってしまったり、あまりにも高望みすれば、いくら背伸びをしようにも届きません。無理に無理を重ねれば、精神が病んでくるのも当然ですし。また、何の努力もしないで、「身の丈」の低さをなげいてばかりいても、いずれ精神に変調をきたします。

また、序列が高い地位についてしまったにもかかわらず、それなりの役割を演じることの出来ない人も、いずれ精神に変調をきたすことになります。これに関しては、自覚症状が顕著ではないので、精神が崩壊するまでは、自分でも他の人も気づきにくいのだと思います。それが、あるとき、許容範囲を超えたときに、自殺などの悲劇的な結果を招くのだと思います。

菅さん、私は、あなたは、もともとは、きっとそんなに悪い人ではないと思います。しかし、どこかで道を間違ったり、勘違いしてしまったようです。やはり、自分らしく生きるためにも、もう、他の道を選んでみてはいかがですか?あなたの間違いや、勘違いを是正し、自分の身の丈にあった道に進めば、あなたは、もっとこの世の中に大きな貢献して人々の信頼と尊敬を勝ちえることができるでしょう!!

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2010年12月5日日曜日

日米演習 中国外務省、中国けん制への言及回避 専門家「冷戦前の情勢」―【私の論評】未だにビデオを公開しないし、弱腰中国に強い姿勢を見せられない菅内閣にアメリカも業を煮やした?!

日米演習 中国外務省、中国けん制への言及回避 専門家「冷戦前の情勢」

軍事演習「キンソード
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【大紀元日本12月5日】日本の自衛隊と米軍は12月3日から、共同軍事演習「キーンソード(鋭い剣)」を実施した。日本の防衛省によると、自衛隊員3万4千人と米軍兵士1万人余りが参加。米韓共同軍事演習を先日終えたばかりの米原子力空母「ジョージ・ワシントン」を含め、艦艇60隻、航空機400機が投入される。演習は日本各地の自衛隊基地や周辺海域で行われ、その規模は先日の米韓共同軍事演習の6倍で、戦後最大となる。

これまで日米共同軍事演習への参加を避けてきた韓国も、オブサーバーとして参加している。朝鮮半島の情勢を意識して、日米韓の連携を強化する狙いがあるとみられる。

8日間の日程で沖縄東方や四国南方、九州西方の海域などで展開する同演習は、北朝鮮の脅威の抑止に加えて、海洋権益を強硬に主張し、東シナ海や南シナ海で軍事活動を活発化させる中国をけん制する狙いがあると日本国内のメディアが報道している。

一方、今回の日米共同演習に対し、中国外務省は従来のような強硬な態度を見せていない。中国国営の新華社の報道によると、中国外務省による2日の定例記者会見で、記者から日米演習に尖閣諸島周辺の海域も含まれていることについての感想を聞かれた姜瑜・報道官は、「朝鮮半島問題の唯一の解決方法は対話であり、武力の誇示は問題解決にならない」と述べて、今回の日米演習の標的は朝鮮半島問題であるような発言をした。また姜報道官は「釣魚島(尖閣諸島)の問題において、我々の立場は明確で一貫している。関連国間の軍事同盟は、中国を含む第三国の利益を損なってはならない」と述べるに止め、中国国内では数カ月前からすでに同軍事演習は尖閣諸島を標的としたもので中国を仮想敵国としていると報道されていたものの、同会見では中国けん制狙いに対する言及を避けた形となった。

更に、中国外務省のホームページに掲載されている同記者会見についての発表では、質問や答えに入っていた「釣魚島」の文字は削除されている。

新華社も、今回の演習に関する報道では、「特定の国を対象としていない」という日本の北沢俊美防衛相のコメントを強調し、日本メディアに報道された「中国けん制狙い」などについては全く報道していない。演習がおこなわれる海域について、尖閣諸島に関する言及も避けている。

一方、中国共産党機関紙「人民日報」系列の「環球網」は、今回の演習は「中国を仮想敵」とし、「釣魚島を標的」にしていると明確に報道。3日には「独善的な米国、手当たり次第に中国を懲らしめる」と題する記事を掲載して、「(米国は)いらいらしている母親のように、毎日どうやって中国を懲らしめるかをばかり考えている」と米の対中政策を批判した。

中国の政府系メディアの論調に温度差が見られるほか、ネットユーザーの反応にも9月の中国漁船衝突事件の際に見られたような激しい反日感情は表れておらず、むしろ、政府の弱腰外交に対する批判の言葉が多くなっている。

今回の日米共同軍事演習に対する中国政府の姿勢に、中国の
ネットユーザーは弱腰外交と批判。人気掲示板MOPには、「米
国が侵略してきたら門を開け、米兵を案内してあげよう」などと皮
肉った発言が多く見られるとともに、「CCP(中国共産党の略称)
を打倒して人民が国の主人公となる」といった共産党批判の発言
も見られる(ネットスクリーンショット)。クリックすると拡大します。
中国国内の人気掲示板MOPに掲載された今回の軍事演習の報道に対して、「米国が侵略してきたら門を開け、米兵を案内してあげよう」「八カ国連合軍が北京に迫ってきたら、私はようこそ北京へと歓迎の歌を歌ってあげる」などと皮肉った発言が多く見られる一方、「CCP(中国共産党の略称)を打倒して人民が国の主人公となる」と中国共産党批判の発言さえ見られる。

一方、中国国内の国際情勢専門家は、今回の日米共同軍事演習に韓国のオブザーバーが参加している点に注目。領土問題による摩擦で今まで軍事面において手を結ぶことのなかった日韓両国だが、今回の両国関係の接近により、東アジアの情勢は自由主義と共産主義が対峙した冷戦時代に戻ったようだ、と見ている。中国国際関係学院の楊伯江教授は、「日米韓の関係が強化されつつあるこの情勢を憂慮すべきだ」と国内メディアのインタビューで述べた。

【私の論評】未だにビデオを公開しないし、弱腰中国に強い姿勢を見せられない菅内閣にアメリカも業を煮やした?!

大紀元では、上記の記事掲載前に、以下のような記事も掲載しています。非常に興味深い記事なので、これもそのままコピペします。
 【大紀元日本11月25日】北朝鮮による韓国の延坪島(ヨンピョンド)への砲撃事件で、民間人が死傷するなど両国間の緊張が一気に高まった。朝鮮戦争休戦後初めての砲撃事件で、無謀ともいえる今回の挑発行為がなぜこの時期に起きたのか。北朝鮮の次期後継者である金正恩(キム・ジョンウン)が軍での権力を強化させるために出た行動との分析が大半を占める中、最大支援国である中国が外交上や国内危機の苦境から逃れるための一手であるとの見解も示されている。
 事件後、米ホワイトハウスは北朝鮮を「強く非難」し、「好戦的な行動」の停止と朝鮮戦争休戦協定の順守を要求した。イギリス、EU、ドイツも相次いで北朝鮮の挑発行為を非難するコメントを発表し、国連安保理も近々、北朝鮮への制裁案を検討すると伝えられた。一方、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国は、砲撃事件が伝えられた直後、韓国と北朝鮮双方に冷静な対応を呼び掛け、北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議の再開が不可欠との認識を示した。
 朝鮮半島の緊張により、東京の訪問を終えて中国に向かったボスワース米政府特別代表(北朝鮮担当)の中国訪問への関心が高まった。北朝鮮が遠心分離機の存在を明らかにした後、急きょアジアに派遣された同代表は22日、ソウルでの記者会見で、米朝直接対話の可能性について、「北朝鮮が誠意を持って対話や討論の方向に転換しているという態度を示さなければならない」とした上で、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議再開問題について、「それを再びよみがえらせることを希望する」と語った。
 今回の砲撃事件で、関連各国は6カ国協議再開における中国の仲介役への期待が一層高まる。それをカードとして中国側が米国に対して人民元切り上げへの圧力を緩和させ、国際問題での中国の影響力を高めようとする中国の意図がうかがえるとの専門家の見解が伝えられている。
 中国問題専門家で、元・北京師範大学の孫延軍教授は、インタビューで今回の砲撃事件について、「北朝鮮が単独で軍事行動に出た可能性は低い」とし、「中国と北朝鮮は現在、いずれも国内外の厳しい危機に直面している。何らかの問題を引き起こすことによって、国際社会から最大限の譲歩を引き出すための行動ではないか」との見方を示している。
 同氏の分析では、中国国内では、社会格差やインフレ問題など当局はさまざまな難題を抱えており、まさに一触即発の状態。国外では、米国による人民元切り上げへの圧力が高まる一方である。尖閣諸島問題後、中国の強硬な外交姿勢に周辺国は警戒感を示し、日本との関係が急速に悪化し、日米同盟が強化されるなど国内外においての八方ふさがり状態に中国当局は焦燥感を募らせている。
 局面打開のため、毎年多額の援助を行ってきた北朝鮮は中国にとって格好の道具となった。「北朝鮮が事件を起こせば、米国は国際社会の秩序を守るため、中国に北朝鮮を説得するよう要請するだろうと中国は見込んでいる。その見返りとして、人民元切り上げを要求しないよう米政府に注文をつけ、それによって国内の経済危機を乗り切ろうと計算している」と同氏は見ている。
 一方、北朝鮮が最近遠心分離機を擁する大型ウラン濃縮施設を公開した件についても、中国の支援なしに最新設備を持つ核施設の建設は不可能との見解で、各国の専門家は一致している。
上記では、「北朝鮮の次期後継者である金正恩(キム・ジョンウン)が軍での権力を強化させるために出た行動との分析が大半を占める中」としていますが、まさしく、私も砲撃の直後ではそのような見解をブログに掲載しました。

北朝鮮と関係が深い中国は、以前米韓が黄海で合同軍事演習をした際には、米空母の参加に「断固反対」を表明した。眼前の海域では、米軍に自由な行動は取らせない、という意思表示をしました。

今回の黄海での米韓軍事演習も26日夜、外務省副報道局長が「中国の排他的経済水域(EEZ)では、どの国であれ、許可なく軍事行動をとることに反対する」と、反発しました。

中国は、圧力をかけて北朝鮮に核廃棄を迫ろうとする日米韓には同調せず、むしろ経済支援の強化によって3代世襲体制を支える立場です。隣国の北朝鮮で体制が崩壊すれば、中国の安定も損なわれるという計算があるのでしょう。

しかし、地域の平和と安定を脅かしているのは、北朝鮮です。中国が甘やかしてきたことが、ここまで増長させたのではありませんか。

北朝鮮の現状を黙認するなら、地域情勢は不安定さを増すばかりです。時限爆弾を抱える現実を、中国は認識しなければならないはずです。

もし、今回の砲撃事件が、大紀元日本11月25日の記事にあるように、中国が背後にいるとすれば、これは大問題です。その可能性は十分にあります。中国の北朝鮮に対する煮え切らない態度をみていれば、この記事のように直接中国が関与しなかったとしても、この事件を何らかの取引の材料に使うことなどは考えたかもしれません。

しかし、その目論見は完全に読み間違えにしかすぎなかったことが明らかになったと思います。その結果、ここしばらくなかった、日米韓の合同による今回の大規模な軍事演習である「キン・ソード」です。

今回の、「キン・ソード」に対する中国の各メディアの報道は、本日の大紀元の報道にもみられるように、いろいろあるようですが、及び腰の論調が多いようで、それに対してネットユーザーが怒りをぶちまけているというところです。

それから、上の記事で、『中国国内の国際情勢専門家は、今回の演習によって、「東アジアの情勢は自由主義と共産主義が対峙した冷戦時代に戻ったようだ」と見ている。中国国際関係学院の楊伯江教授は、「日米韓の関係が強化されつつあるこの情勢を憂慮すべきだ」と国内メディアのインタビューで述べた』としていますが、この見方は完全に偏っていて、一方的です。

現実は、ソ連崩壊によって、冷戦構造はなくなり、ロシアや東欧諸国は、まがりなりにも、形だけでも民主的になりましたが、残念ながら、アジア、特に中国と北朝鮮は、冷戦前の構造がそのまま残ってしまい、いまでも世界の安定に脅威をもたらしています。さらには、そもそも最初から不可能であるにもかかわらず、アメリカが一極支配を目論んでいるため、さらに世界は不安定な構造となっています。

これに対して、結局日本も何もしてこなかったというのが実体であり、本来これに対しても何かすべきものだったものをまだ、多数の積み残しがあるというのが実体です。上記のような見方しかできない中国国内の国際情勢専門家は、能力が著しく低いし、だからこそ、今回の中国の読み間違いも発生したものと推測します。

この、大規模な軍事共同訓練に関しては、おそらく菅内閣、民主党など完全に蚊帳の外だったのだと思います。第一、尖閣での中国漁船体当たり事件の処理の仕方をみていても、どうしようもないくらいに、及び腰ですし、事前に軍事演習に関して、アメリカ側から申し入れがあっても、特に断る理由もないし、それに判断すらできないですから、黙っていた、その結果、申し入れに従って、制服組などが、演習の準備をして実現したというところが、関の山でしょう。

民主党の中の左翼連中も、この軍事演習を断るだけの判断材料をあげることも、その勇気もなかったのだと思います。菅さんも、北沢も、岡崎トミ子も、中国さまのご機嫌を損ねることには反対すべきその他の閣僚も出来なかったのだと思います。

中国が今回の演習に対して特に目立った抗議もしない、というよりできないのは、もともと、中国は、ベトナムやフィリピンのような、大国の後ろ盾もないとか、後ろ盾の弱い国に対しては強い態度にでるのですが、アメリカや、ロシアなどの軍事大国に対しては、昔から一環して弱腰だったからです。

特に、中国がロシアに対して昔から一環して弱腰外交であったことは、以前のブログにも述べたことです。

日本は大国であるのは間違いないのですが、なにしろ、政権が左翼の甘露煮頭です。今回の、尖閣の問題は、こうした甘露煮頭の弱体政権に対して、どこまでやれるか試しにやってみたところ、あのアメリカを怒らせて、今回のような軍事演習をさせてしまったということで、全くの失敗に終わったわけです。愚かなリ中国というところです!!完全に、各国の意図を読み誤っています。

アメリカは、本来は弱腰外交の中国に、オバマ大統領が一時、融和的態度でのぞんだことから、中国を増長させてしまったのだと思います。その意味では、まだ、アンチ知性派のブッシュ政権のほうが、中国に対する正しい対応をしていたといえるかもしれません。オバマ氏としては、今回の中間選挙でも負けていますから、この機会に国民に対して、中国に対しても強い意思表示をする必要があったものと思います。生来の外交べたの中国は、今回はすっかりいろいろなシナリオを読み違えたのだと思います。

アメリカと中国の間には、共通点もありますが、はっきりと利害が相反するところもあります。共通点に関しては、両方とも日本の弱体化を狙っているということです。アメリカは、日本を韓国のようにアメリカの経済植民地にすることを望んでいます。これは、半分成功しかけていますが、日本は意外としぶとくて、まだまだ程遠い状況にあります。利害が相反するところとは、日本が中国の覇権の中に取り込まれることを中国は無論、大賛成ですが、アメリカは絶対に許容しないということです。

さて、民主党政権は今回の一連の出来事から何を学んだことでしょうか?おそらく、ほとんど学んでいないと思います。ただ、流されるまま漂流していたというのが実体でしょう。もう、漂流政権、漂流政党に国政を任せておくことはできないということを、大多数の国民が学んだことでしょう。

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2010年12月4日土曜日

マクドナルドが24時間宅配 「巣ごもり消費」掘り起こし 来夏以降に全国展開へ―【私の論評】日本でも伸びる可能性はあるか?

マクドナルドが24時間宅配 「巣ごもり消費」掘り起こし  来夏以降に全国展開へ


日本マクドナルドホールディングスはハンバーガーの配達サービスに乗り出す。原則24時間、注文を受けて店舗から自宅などへ届ける。来夏以降に全国展開を目指す。少子高齢化などで外食の店舗販売は縮小傾向。来店機会の限られる高齢者や、子育てに忙しい主婦など新しい顧客層を開拓する。


20日に東京・世田谷の店で始め、2011年4月までに都内の約10店で実施。その後住宅・オフィス街近くの店を中心に全国に広げる。

【私の論評】日本でも伸びる可能性はあるか?

韓国のマクドナルトの宅配スクーター
実は、マクドナルドの宅配は日本ではまだでしたが、海外ではかなり普及しています。2007年当時に以下のような記事がビジネス・ウィーク誌に掲載されていました。
車や人でごった返す発展途上国の約25都市で、マクドナルドのスクーターを使った宅配サービスが順調だ。マクドナルドはさらに上海、ベイルート(レバノン)、リヤド(サウジアラビア)など約6都市でも、近くこのサービスを始めるという。最近、台北でも宅配サービスが開始され、1,000人のドライバーが市内を走り回っている。
注文品の間違いやミルクシェイクが温まっているなど利用者の不満の声も聞かれるが、特にインドでは、このサービスによってマクドナルドの収益は上向きだ。1995年、他に先駆けてこのビジネスが開始されたエジプトでは、現在、宅配がマクドナルドの全収益の27%を占め、店舗によっては80%にも及んでいる。 
同社によると、宅配サービスによる売り上げは、全世界で、2007年には前年の総額9千万ドルから1億1千万ドル以上になる見込みだという。年間総売上216億ドルと比べれば大した額ではないが、このビジネスは年間20~30%の伸びを見せており、チェーン全体の3倍以上の成長を果たしている。
ただし、この宅配サービスは、現在までのところやはり、発展途上国の事例がほとんどです。やはり、アメリカやヨーロッパではないようです。私は、その原因は人件費にあるのではないかと思います。発展途上国では、賃金が低いので、宅配をしても十分利益があげられますが、先進国では、人件費が相対的に高いためおそらく、宅配ではほとんど利益がでないのだと思います。なにしろ、日本などでは、時給でも特に都市部では800円以上ですから、難しいと思います。

マクドナルドの商品では、あまり高い料理はありません。一人あたりでは、いくら高くても、1,000円を超えることは滅多にないことでしょう。おそらく、個々人に対して宅配していては、まともに利益をあげることはできないでしょう。

上の記事では、あまりに情報が少ないので、実際どのようになるかは、わかりませんが、こうした人件費の高さに対処するため、日本のように人件費の高いところで宅配をするとなると、たとえば、「○○円以上から配達する」とか、個別注文だと、無論100円マックなどはなくて、セットものもないか限られた種類しかないですが、注文が大口になれば割引するし、バリエーションも増えるようにするなど工夫して、なるべく注文が大口になるように誘導するのだと思います。

そうして、顧客としては、たとえば、複数人数で注文していただける、オフィスとか、大人数の家族構成のファミリーを狙うのだと思います。そうして、実際に営業をしてみて、様子をみて、チラシの配布の方法などを設定するのだと思います。

それに、あくまでもイートインを中心として、宅配はそれを補完することとして、たとえば、宅配が売上の半分以上を超えるような店にはしないと思います。ある程度宅配をして、イートインを補完することと、宅配スクーターが行き交うことや、実際にお客様のお宅にドライバーがうかがうことにより、それ自体が販売促進につながり、イートインの売上もあげることを狙っているものと思います。実際、宅配ピザの宅配車が走っているのを見て、ピザを注文する人も、結構いらっしゃいます。宅配専門の店はつくらないというより、つくれないと思います。

ピザ宅配のように、売上のほとんどを宅配によるものとするならば、おそらく、かなり高い価格設定にしないとやっていけないと思います。実際、ほとんどのピザ宅配は、一部をのぞけば諸外国など比較すれば、かなり割高です。そうして、その割高である背景は人件費が高いということです。

これは、既存の寿司屋、蕎麦屋なども、イートインが売上のほとんどを占めていることを見ても、理解できます。最近では、宅配専門の寿司屋もでてきてはいますが、宅配専門の蕎麦屋はないですし、寿司屋も、宅配ピザのように普及しないのをみれば、理解できます。おそらく、あまり利益のでる商売ではないのだと思います。蕎麦では、そもそも宅配専門は成り立たないのだと思います。

ところで、マクドナルドは、ドライブスルーの店もかなり展開する予定があります。こちら函館でも、最新の店舗はドライブスルー型でした。宅配を行う店舗は、土地が高くてドライブスルー用のスペース確保が困難で、宅配要員の人件費が相対的に低い過密都市部を狙って事業展開をしていくのだと思います。都市部においても、少し中心を離れると、もともとドライブスルー用の土地を確保するのは困難ですが、人件費は相対的に低いところもあります。既存のマクドナルドは、東京などの都市部では意外とこういうところに立地している店が多いのだと思います。

さて、マクドナルドの宅配ということで、既存のピザ宅配は戦々恐々としているかもしれません。しかし、それならそれで、ピザ宅配もハンバーガーをつくって配達するとか、イートインとか、他のことを考えるべきでしょうね。この場合も、宅配を補完したり、販売促進として実施するという方式にすべきと思います。まさか、売上の半分以上をハンバーガーであれば、成り立たないでしょう。ちなみに、ピザテンフォーでは、過去にはホットドッグを宅配していたこともありました。

上の記事は情報が少ないので、何ともいえませんが、私のこの当て推量、いずれ宅配マックが実際に営業を開始すれば、その詳細もわかるものと思います。そのときには、また掲載して、私の当て推量が当たっていたかどうか掲載しようと思います。

いずれにせよ、こうした工夫などから、いずれ全く新しい業態もでてくるかもしれません。それが、21世紀の新たな業態になるかもしれません。ただし、従来の延長線上で考えていては無理でしょうね。

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2010年12月3日金曜日

民主党調査会、夫婦別姓容認の提言を強行提出 保守系議員の反発を「無視」―【私の論評】民主党最終倫理崩壊警報が発令されました!!

民主党調査会、夫婦別姓容認の提言を強行提出 保守系議員の反発を「無視」


子ども・男女共同参画調査会 会長・神本美恵子参院議員
子ども・男女共同参画調査会事務局長 林久美子参議員議員
民主党の子ども・男女共同参画調査会(会長・神本美恵子参院議員)は2日、党政調役員会に対して、選択的夫婦別姓制度の導入を事実上容認する提言を提出し了承された。政府の第3次男女共同参画基本計画案への党提言の原案に当たるものだが、同日の調査会で保守系議員らが「世論を踏まえておらず拙速だ」などと反発し、議論が紛糾したにもかかわらず、提出を強行した形だ。

提言は「男女共同参画会議の答申を最大限尊重して第3次基本計画を策定すること」と明記した。

政府の男女共同参画会議は7月、「選択的夫婦別姓制度を含む民法改正が必要」とした「基本的な考え方」をまとめ、菅直人首相に答申。政府は年内に第3次計画を閣議決定するが、答申を「最大限尊重」することは、選択的夫婦別姓制度の導入を容認することを意味する。

2日朝の調査会では保守系議員から「世論の動向を踏まえるべきだ」「社会の仕組みの根本にかかわる問題だ」「夫婦別姓の長所、短所をちゃんと検討しているのか」などの反対の声が相次いだが、調査会役員は「世論にばかり左右されるものではない」として、神本氏への一任をとりつけ、提出を強行した。

【私の論評】民主党最終倫理崩壊警報が発令されました!!
さて、ここで、子ども・男女共同参画調査会の会長である、神本美恵子衆院議員と、副会長である、事務局長林久美子参議員議員の経歴など掲載してみましょう。

■神本美恵子衆院議員経歴
参議院議員 神本 美恵子
生年月日1948年1月22日(62歳)
出身地福岡県朝倉郡
出身校福岡教育大学教育学部卒業
学位・資格教育学士
前職労働組合役員
所属委員会参・内閣委員会委員
参・決算委員会委員
世襲
選出選挙区比例区
当選回数2回
所属党派民主党(横路グループ)
党役職次の内閣子ども・男女共同参画担当大臣
男女共同参画推進本部事務局次長
参議院比例区第31総支部代表
会館部屋番号参・議員会館421号室
ウェブサイト参議院議員 神本美恵子


福岡教育大学教育学部卒業後、小学校教諭を経て1991年6月福岡県教職員組合組織部執行委員・女性部長就任。同時期より連合福岡女性委員会副委員長を兼任し1995年まで連合福岡女性委員会で活躍。

その後、1996年から2001年まで日本教職員組合(日教組)中央執行委員で活躍。2001年7月第19回参議院議員通常選挙において民主党より比例区に立候補し初当選。民主党に所属する他、日本民主教育政治連盟(日政連)に所属する。民主党における位置付けとしては旧社会党の流れを汲む横路グループに分類される。

参議院において文教科学委員会、少子高齢社会に関する調査会、教育基本法に関する特別委員会の委員を務めた。現在も内閣委員会、決算委員会の委員を務める。民主党においては民主党男女共同参画推進本部事務局次長、民主党参議院比例区第31総支部代表を務める。地元は福岡であるが民主党福岡県連(民主党福岡県総支部連合会)には所属していない。第21回参議院議員通常選挙でも比例区日政連候補として出馬し、2選目を果たした。

●所属議員連盟 
日本民主教育政治連盟(日政連)
2004年12月3日、「被害者とともに『戦時性的強制被害者問題解決促進法案』の早期成立を求める集い」に参加。

2005年2月28日、戦時性的強制被害者問題解決促進法の提出後の記者会見に参加。慰安婦を称する女性たちが高齢化している現状を指摘し、内閣委員会での一刻も早い積極的な審議を求めた。[2]* 2008年1月、在日韓国人等に参政権を付与することを目的とする「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」に参加

2009年5月6日、1932年に中国で起きた平頂山事件について日本政府に公式謝罪を求める議員団に参加
党議違反 

2003年6月13日に武力攻撃事態対処関連三法の採択では、民主党が「賛成」の党議拘束を出したにも関わらず、大橋巨泉と一緒に参議院で「反対」の票を投じたため、党から「厳重注意」を受けた。
教育問題

2006年10月11日に出身地である福岡県朝倉郡筑前町で神本は支持母体日教組の集会では「子どもたちのしあわせな未来のために、子どものための教育を、国家のための教育へ変えさせない!」と安倍内閣が推進した教育基本法の改正阻止の意義を説いた。ただし、同時期に神本の選挙区である筑前町立三輪中学校でいじめを苦にした自殺事件が起こっており、日教組出身にも関わらず、事件に全く触れようとしない態度に、ネットなどを中心に反発が起きた。

従軍慰安婦問題 
2010年4月21日、姜日出を招いた「戦時性的強制被害者問題解決促進法案提出」提出十周年記念集会に参加し、戦時性的強制被害者問題解決促進法案の成立を目指す強い思いを語った。
アメリカ合衆国下院121号決議 

2008年1月にマイク・ホンダが来日したとき、江田五月、水岡俊一らと一緒に参議院で、ホンダがアメリカ合衆国下院121号決議を成立させたことに謝意を表明した。

2008年8月11日、福岡で開催された集会「アメリカ議会決議1周年を迎えて『慰安婦』問題の解決へ向けいま私たちができること」に参加し、「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」への賛同を訴えた。

■林久美子参議員議員経歴
日本の政治家
林 久美子
はやし くみこ
生年月日1972年9月7日(38歳)
出生地滋賀県
出身校早稲田大学第一文学部哲学科
前職キャスター
現職参議院議員
所属政党民主党
公式サイト公式サイト

選挙区滋賀県選挙区
当選回数2回
任期2004年7月 -
議員会館参議院議員会館639号室

日本の政治家。民主党の参議院議員。元びわ湖放送キャスター。
略歴 [編集]

1991年 - 滋賀県立彦根東高等学校 卒業
1995年 - 早稲田大学第一文学部哲学科 卒業
1995年 - びわ湖放送 入社
2002年 - びわ湖放送 退社
2003年 - 湖東コミュニティネットワーク キャスター
2004年 - 第20回参議院議員通常選挙に滋賀県選挙区から民主党公認で出馬し初当選。
2006年 - 民主党「次の内閣」で小沢一郎代表の下、子ども・男女共同参画担当大臣に就任。
2010年 - 第22回参議院議員通常選挙に滋賀県選挙区から民主党公認で出馬し、再選を果たす。
現在、党滋賀県連副代表、党参議院選挙区第1区総支部長。

この二人、まずは、民主党員であり、女性であること、さらに、ニュースキャスターであったという点で共通点があります。 神本 美恵子のほうは、筋金入の左翼のようです。それも、日教組幹部ということで、筋金入りです。


林久美子のほうは、前原誠司氏と不倫の噂がありました。写真は、数年前の年初めに開かれた国会のときの写真ですが、議員というよりは、どこかのスナックのママみたいですね。


この二人が、会長と、事務方トップの事務局長である、組織って一体どんなものなんでしょう。このような人物が推進する組織であれば、最初か夫婦別姓は、推進するべきものという考えで運営されているとしか思えません。


民主党もう、すでに最終倫理崩壊に向かってひた走りに走っています。このブログでも、以前掲載したことがありますが、「ゆとりの教育」に関しては、もうすでに誰もが失敗を認めていると思います。あの中曽根さんも、何かの機会に、自分も「ゆとりの教育」に関わったことを認め、「あれは間違いだった」とはっきり言っています。いさぎの良いことだと思います。間違いは間違いだったと真摯に表明する態度には敬服しました。


日本で「ゆとりの教育」が検討され始めた頃、アメリカではすでに10年以上にわたって、いわゆる「ゆとりの教育」が行われていて、もうすでに大失敗していて、もう、これはやめて、「若いうちに知識を詰め込める詰める」教育に転換しようとしているときでした。


こうした、先例に学ぶことなく日本では、「ゆとりの教育」が導入され、私も含めて、多くの人が失敗するだろうとみていましたが、ものの見事に大失敗したわけです。


夫婦別姓に関しても、以前この「ゆとりの教育」関して書いたブログで、これも、アメリカで大失敗していることを掲載しました。しかも、アメリカでは、特に法制化されてはおらず、いわゆるリベラリス派の中でもフェミニストと呼ばれる連中がライフスタイルとしての夫婦別姓を強力に推進したのですが、それでも悪影響は図りしることができないほど甚大でした。


アメリカでは、夫婦別姓ライフスタイルを体現した、Yappyというライフスタイルはすでに死語となっていて、若い世代は知らない人が多いです。これは、ヤング(Young)、アーバン(Urban)、プロフェッショナル(Professional)から引き出された造語です。1980年代に流行となりました。ヤッピーは30代で社会経済的に高水準を目指すライフスタイルをもつ人々で、BMW車やフィラ(Filaスポーツウェア)のような広告者にとってのターゲット・グループになりました。


この言葉が出始めたときは、先進のライフスタイルとしてもてはやされましたが、しばらくたつと、ヤッピーという言葉は、特にある特定個人に対して使われた際には侮蔑的な意味合いをもつようにすらなりました。それから20年以上経て、Yappyは死語となりましたが、今でもその悪影響はつづいており、アメリカの離婚率は50%を超えています。これに対する反省もあってか、今日、働く女性に「仕事と家庭のどちらが大事か」というアンケートをとると、80%以上が「家庭」と答えるそうです。


夫婦別姓で、女性は旧姓を名乗って、格好良くキャリアウーマンをするというライフスタイルは大失敗したということです。その格好の良いキャリアウーマンの末路は、離婚であり、家庭がうまく行かなければ、結局仕事もダメで、短期には成功しても、長期的にみれば人生に失敗した人が多数です。


現在、アメリカでは、家庭も大事にする人こそが、仕事もできるという見方に変わってきています。現在もし、若い世代の人が、自分はYappy目指すなどといえば、こうした背景から、まわりからただの「うすのろの馬鹿者」としか受け取られないでしょう。日本で夫婦別姓を導入する、それも法制化するなどとアメリカの識者に話をすれば、一般にこのような反応を示されることでしょう。


アメリカでは、「ゆとり教育」の失敗の場合は、大学で高校の勉強をしなおすなどのことで何とかなったようですが、夫婦別姓による悪影響は、ネグレクト、虐待などの形で子供にまで類が及びその被害はとりかえしのつかないものも多数ありしまた。これをライフスタイルどころか、日本では法制化するというのですから、異常としかいいようがありません。


とはいいつつもアメリカでの「ゆとり教育」は目に見えない形で、悪影響を与えているかもしれません。特に、冷戦が終わった今日、いわゆる競争相手を失ったアメリカは、アメリカ一極支配を目論んでいます。しかし、このようなこと、最初から不可能なことはわかりきっています。


これには、アメリカの「ゆとり教育」が悪影響を与えている可能性も大きいかもしれません。日本では「ゆとり教育」の悪影響が本格的にでてくるのは、これからですが、アメリカではとうの昔から出ています。特に、現在外交の実務をしている人々は、「ゆとり教育」世代です。彼らの中には、基本的な世界史も知らずに外交をしている可能性があります。


過去の歴史を振り返れば、アメリカ一極支配など不可能であることがわかるはすです。特に、1600年代のウエストファリァ条約が結ばれた背景やその後の世界がどう変わっていったかを理解していなければ、特に西欧先進国の外交などできません。私は、アメリカの現在の外交べたはここに源があるのではないかと思っています。


アメリカでは、こうした良かれと思って導入した法律や制度が大失敗し後々まで悪影響をおよぼしたなどという例は他にもあります。その最大のものは、「禁酒法」です。これは悪法の典型です。結局、この法律は、アル中をさらに増やし、ギャングを超え太らせただけです。これに関しても、過去のブログで掲載したので、ここでは掲載しません。下の【関連記事】のところに、そのURLを貼り付けておきますので、関心のある方は是非御覧になってください。


こうした、過去の事例が他国にあるのに、それらを満足に検討することもなく、「ゆとりの教育」は大失敗しました。日本の「ゆとりの教育」も、アメリカの失敗事例を省みることなく、実施され、多くの識者などによる当初の予想通り、大失敗しました。


「夫婦別姓」も結局大失敗するのは、目に見えています。これに関する詳細は、以前のブログでみていただくこととして、ここで再び掲載はしません。詳細を知りたい方は、下にその記事のURLを貼りつけておきますので、是非そちらをご覧になってください。


それにしても、民主党は、こうしたアメリカの大失敗の例は全くあげません。これは、いわゆる情報封鎖ではないでしょうか?


似たようなことで、情報封鎖があります。それは、祝日の分散取得です。これも、以前ブログにも掲載しましたが、世界中でどこの国でも、祝日を分散化して取得している国はありません。これをあたかも、民主党は、フランスやドイツが分散化して取得しているように偽って発表しています。


こんなことは、インターネットでも少し調べれば、誰にでもすぐに分かることです。ドイツやフランスでは、確かに長いバカンスを取得します。特にフランス昔から長いバカンスを取得することで有名ですね。普通の人は、2週間くらい休みます。


そうして、フランスでは確かに、従来は、多くの人が、子供の夏休みにあわせて、ほとんどの人が一時にシ集中して取得していました。しかし、これだと、渋滞などの問題が起こったため、子供の休暇も地域によって、分散化させ、休暇を取得するようにしました。


しかし、フランスでも、休暇を分散化することはしていますが、祝日を分散化して取得するなどということはしていません。休暇と、祝日は関係ありません。予定している休暇の中にたまたま祝日があれば、それも含めて休暇を取得するだけのことです。もし、休暇を分散化して取得するということになれば、これは、日本だけということになります。


アンケートをとってみても、祝日の分散化についてメリットを感じている人はほとんどいません。にも、かかわにず、これも強力にすすめようとしています。しかも、フランス、ドイツ、いや世界の実体を知らせることなく、推進しようとしています。これは、なぜかといえば、無論、祝日を分散化するこによって、日本国という統一性や、国民意識を希薄化するためです。


夫婦別姓も、外国人参政権、人権擁護法案なども、似たようなものです。ほとんど、外国の事例など公表せずに推進しています。


外国で失敗したものや、どこの国でも導入していないような制度は、日本でも、失敗する確率が非常に高いです。しかし、このような事実を隠蔽しながら、事をすすめるということは倫理的に許されるものではないと思います。消費税などに関して、スウェーデン等の税制を、例にあげるようなことはするのに、こうした情報を開示しないということは、完全に背後に隠れた意図があり、それを隠蔽しているということです。


保守系議員らが「世論を踏まえておらず拙速だ」などと反発し、議論が紛糾したにもかかわらず、提出を強行したのは、もう、民主党には先がないことがわかっているため、自分たちが政権をになっているうちに、国民の意見・意図など無視して、自分たちが良いと思っている法案は通過させてしまえという意図の表れであり、完璧に民主党の倫理崩壊が始まったことを示すものだと思います。


地震でも、地震警報というものがあります。この民主党倫理崩壊に関しても、警報を発する必要があります。

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2010年12月2日木曜日

mixiがメアド検索実装で騒動勃発!! 自動的に検索ONで人間関係崩壊の危機―【私の論評】尖閣問題やwikileaksで情報開示される時代に意識が変わっていない人は、時代遅れ?

mixiがメアド検索実装で騒動勃発!! 自動的に検索ONで人間関係崩壊の危機

Mixiログイン画面
登録ユーザー数2,190万人、月間ログインユーザー数1,464万人、月間312.4億PVを記録するSNSサイト・mixi。メールアドレスによる登録制サイトで、現在は携帯電話のメアド登録が必須となっている。そんな人気サイトがついにメアドによるユーザーの検索機能を実装し、ネット上で"祭り"が発生している。あるインターネット関連雑誌の記者は次のように明かした。

「このメアド検索は、メールアドレスさえ分かれば検索相手のマイページにアクセスでき、プロフィールや交友関係などがチェックできます。デフォルトでは検索設定は自動的にONとなっているため、OFFにするには自分で設定しなければなりません。日記や入っているコミュを見れば、趣味や嗜好がモロバレですね」

仕事上の知り合いや学校の友人など、メールアドレスしか知らない相手のmixiアカウントが簡単に見つけられるメアド検索機能。早くも大型掲示板では騒動になっているようだ。前出の記者は次のように続ける。

「mixiをやっていることを公言していない場合や、複数のアドレスでアカウントを持つ"複アカ"も、メアドさえ分かれば正体はバレバレで、人間関係を破壊する深刻な問題に発展しかねません。掲示板では、『mixiやってない』と言ってる友人や、兄弟のアカウントを発見したという書き込みが殺到しています。また、男性がネット上で女性のふりをする"ネカマ"だったという事実が発覚したり、通っているキャバ嬢の彼氏のアカウントが見つかって落ち込む人など、悲喜こもごもの騒動は広がっています」

かつて、通販サイト・Amazon.co.jpもメアド検索を実装し、同サイトの「ほしいものリスト」にアダルトグッズがある人物が特定されてしまうなどの騒動が発生した。だが、今回は、それ以上に人間関係をぶち壊す事態に発展する恐れがありそうだ。

ネット上の同じ趣味の人とつながれるmixiだが、やはり便利さの裏にはそれなりのリスクがある。ネットリテラシーについて、改めて考え直さなければならない時代に来ているようだ。

【私の論評】尖閣問題やwikileaksで情報開示される時代に意識が変わっていない人は、時代遅れ?
現在は、尖閣のビデオがYouTubeに公開されたり、wikileakesで政府の情報が掲載されるなど、日本に限らず、世界中の政府が情報を隠蔽しようとしても、それができない時代です。中国でも、何とか、情報統制をしようとしても、それはできません。

何をどうしようとも、情報は漏れてしまいます。それは、個人情報だって例外ではありません。しかし、こんなことは、何も今に始まったことではありません。もうすでに、10年以上前からそんなことは当たり前です。

こんな世の中が続いているのに、そのリスクなど気づかずにソーシャル・メデイアを使っている人は、時代遅れだと思います。

上の記事には、「このメアド検索は、メールアドレスさえ分かれば検索相手のマイページにアクセスでき、プロフィールや交友関係などがチェックできます。デフォルトでは検索設定は自動的にONとなっているため、OFFにするには自分で設定しなければなりません。日記や入っているコミュを見れば、趣味や嗜好がモロバレ」などと書かれていますが、この設定をしなくてはならない人が設定していないというのであれば、それは、その当人が馬鹿であるという以外にないと思います。

それに、どんなにこういう設定をオフにしても、最終的には、インターネットを利用した情報は必ずつきとめることができます。たとえば、メールを発信したとして、そのメールを消去したとしても、そのメールの内容は95%以上確実に後から復活することができます。特に、テキストなら100%近いです。私ですら、自分のブログなどのソーシャルメディアにアクセスした人が、どこからアクセスしているかなど、調べようと思えば調べられます。

また、刑事事件などに発展した場合などは、警察がプロバイダーに依頼して調べれば、ほぼ100%どこの誰であるかを特定することができます。

SENGOKU38氏のように、匿名でYouTubeに送ったとしても、どこから、どのような手段を講じて送ったとしても、必ず痕跡は残ります。この痕跡を残さずにアップロードできる人は、いることは、いますが、そんな人は稀です。だからこそ、SENGOKU38氏も自分がアップロードしたとを明るみに出したのだと思います。2チャンネルや、他のサイトへの書き込みなども同じことです。

犯罪関係で、メールを誰かに配信したり、受けたりすれば、それは100%明るみに出ます。削除しようと何をしようと、それなりの技術のある人が、かなり神経を使って痕跡をすべて消さない限り不可能です。平気で中傷など他人のブログに書きこむ人は、このようなことを知らないただの馬鹿だと思います。

私自身も、いろいろなメディアを使っていますが、このあたりは十分気を付けているというか、そもそも、別に人に知られても良いようなことは、ネットを用いることもありますが、絶対に知られてはならないことは、そもそもネットなど用いません。それは、たとば、会社の気密事項などです。

でも、多くの人が会社の機密事項を知り得る立場にあるとは考えられません。きっと、上で、困るような人は、特殊な例外を除いては、自己を偽っている人などが多いのだと思います。そういう人は、ソーシャルメディアはもともと使うべきではないと思います。そもそも、上記のようなことくらいで、人間関係が崩壊するような関係は、もともと崩壊しているか、人間関係と呼べるようなものではないです。もともと、偽りの人間関係をまともな人間関係と思い込む人の精神が崩壊していると思います。

私自身は、ブログや、あるいは他のブログなどへの書き込みなど、自分自身が思ったことを書きますし、自分の主張しか書かないので、それが、どんなに他の人にみられようが、拡散されようが、何をされてもかまいません。むしろ、自分の本当に思っている主張ですから、なるべく多くの人に拡散してもらいたいくらいです。最近では、グーグルマップでも、ピカサでも、Google docs & spreadsheetでも、公開、非公開ができますが、それは、すべて自分で確認して、公開すべきものは、公開し、そうすべきものでないものは、公開していません。それに、もし、ハッカーなどが、自分の非公開になっている文書などを読んだとしても、別に困ることもありません。

上の記事など、興味本位で扱っているだけであって、多くの人は、携帯メールアドレスで検索されようが、されまいが、何も関係ないと思います。これに対して、騒いだり、危機感を持ったりする人は、特殊な人を除いては、犯罪者か、自己をいつも偽っている人、精神を病んでいる人だと思います。そんな人間多いんですね。特に、いつも自己を偽っている人は、結局何もできないただの馬鹿者だと思います。

最近では、国勢調査や、しっかりとした団体が行う医学統計調査まで、個人情報保護法をたてにとって個人情報を開示しない人もいるそうです。そういう人にははっきりいいたいです。人間は、もともと社会的生物であり、他者との関係がなければ、生活できません。

だから、こうした情報まで拒む人は、まずは、病気になっても病院に行って治療を受けてはいけません。なぜなら、病気というものは、個人情報ですから、こういう人の主張にしたがえば、病院に行って治療を受けるのは、自らの主張に反することだからです。いっさい情報を発信しないというなら、歳をとったら、孤独死しなさい。なぜなら、個人の住所も素性も何もかも、個人情報ですから、それを発信しない開示しないというのなら、結局社会といっさいかかわりを絶って孤独死するしかないからです。

どんな世界でも、それが、現実世界であろうと、バーチャルの世界であろうと、まともな付き合いをするのであれば、自分の素性や、考えや、嗜好など表にださなければ、できない事だと思います。それが、表に出ると困るというのなら、ソーシャルメディアは一切使うべきではありません。人とと関わっていく中で、自分と他の人との考えや趣味・嗜好が異なったり、相反するのは当たり前であって、それを避けて通っていては、もともと人間関係など構築できません。その違いを乗り越えて、妥協点を見出すというのが、人間関係というものです。どうしても、自己を偽らないと他者との付き合いが出来ない人は、すでに自分の精神が崩壊しているとみなすべきです。

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