2008年10月30日木曜日

サザン33曲ドラマ化「the 波乗りレストラン」 大泉洋が主演-確実に景気刺激になる?

ピザ開発バトルでピザテンフォーの本社にも来たことがある北海道のローカル番組「ハナタレナックス」+αの面々。中央は大泉洋。

サザン33曲ドラマ化 大泉洋が主演(この内容ご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)

 俳優の大泉洋(35)が、サザンオールスターズの33曲をモチーフにした日テレ系ショートドラマ「サザン30th×日テレ55th×アミューズ30th  the 波乗りレストラン」に主演することが21日、分かった。1話約10分、全33話を11月1~9日まで連日放送するもので、第1話は「ズームイ ン!!サタデー」(土曜・前5時59分)の中でオンエア。2話目以降は、どの時間帯に放送するか分からないという斬新な企画だ。

 サザンの「33」の名曲が、ドラマ化される。主役の座を射止めた大のサザン・フリークの大泉。喜びもひとしおだが、本人のテンションをさらにアップさせ たのが企画内容だった。「8月の日産スタジアムのコンサートを見に行って、その後に(ドラマ出演の)話をいただき、やたら興奮しました。それに、この企 画。だじゃれもきいているし、放送もランダムとは…」

 来年以降の無期限活動休止を発表したサザンと所属事務所のアミューズは設立30周年、日テレは開局55年を迎え、いずれも節目の年。お互い「何かできな いか」と模索していたところ、サザンの名曲をモチーフにしたショートドラマの制作を企画。サザンということで全33話、放送期間もサザンで9日間に決定。 1話1主題歌で33曲はまだ決定していないが、「いとしのエリー」「真夏の果実」などを題材に制作される模様だ。

 第1話は11月1日の「ズームイン!!サタデー」の中でスタート。が、視聴者には2回目以降の放送時間は分からない。同9日までの間にランダムに配置される宝探しのような企画となっている。

 中学時代は北海道の自宅でステレオのボリュームを最大限に上げ「oh!クラウディア」を熱唱していたという大泉。サザンの魅力について「30年間ずっと ボクらと一緒にいてくれて、喜ばせる曲を提供し続けてくれた。どの曲を聴いてもすぐにその時代にタイムスリップできる。何であんなにいい曲ばかり作れるの だろう」と話はつきない。

 ドラマでは、茅ケ崎の休業レストランのマスターを演じる。「名曲が33曲かかるドラマなので、みなさんの思い出がたくさんあるものばかり。曲のイメージをこわさないように、そして、いい意味でちょっと裏切れるドラマにしたい」と、思い入れたっぷりに話した。

 ◆the 波乗りレストラン レストランを開業しようと茅ケ崎にやってきたマスターの小波健司(大泉)だが、営業するかと思いきや、看板は常に準備中。 「これじゃ、このレストランは休業中じゃない」と、看板も勝手に休業中に書き換えられてしまう。そんな中、不思議なことに“何かを休業”した人たちが各地 から訪れ、さまざまな人間模様を織りなす。脚本・総合演出は大宮エリー氏。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080921-00000309-sph-ent


サザンオールスターズ「Oh!クラウディア」

TBS はなまる マーケット



サザンオールスターズ 「日本レコード大賞受賞」 ? TSUNAMI

確実に景気刺激になる?
さて、このような催しどんどん実施して欲しいです。実体経済の停滞もこうした催しがたくさんあれば、景気刺激にもなって良いと思います。それにしても、サザンオールスターズとは良いところに目をつけたと思います。彼らの活動は息がながく、今年で確か結成30周年だったと思います。50歳代以下の人はすすべてといってもいいほど彼らの曲はなんらかの思い出に残っていると思います。

アメリカでも、有名なミュージカル映画「オズの魔法使い」が封切られたのが、ちょうど金融恐慌の最中した。皆さんこのミュージカルの中の「虹の彼方へ」という曲はよくご存知だと思います。この映画も今みると普通の映画ですが、なにしろカラーで、特撮も入っており、当時としては画期的なものだったと思います。この映画興行成績もかなり良かったと記憶しています。

株価低迷などといって縮んでいては何もかも駄目になりますね。麻生さんが飲食をすることに変に反対する人もいましたが、とんでもないことですね。麻生さんのような人が縮こまってしまって、皆が消費をしなくなったら大変なことです。できる人は、なお一層回数を増やしていただきたいです。

上記のような企画がだされて、テレビなどでたくさん放映されれば、CDの販売が増えるでしようし、オンライン音楽配信も活気づくでしょうし、その他関連グッズも売れるようになるでしょう。私はミュージカルファンなのですが、このような景気の悪い時期にミュージカルなどの大作など公演すれば、大当たりになるかもしれないと思います。

各界でこのような催しを実施すれば、不景気なんて怖くないかもしれません。それに好況時には、みむきもされなかった、文学作品、芸術作品もみなおされるかもしれません。金融危機の影響で株価が暴落していますが、ごく最近「カブドット・コム」の入会者がかなり増えているそうです。何でも最近では日に500もの新規入会者があるそうな。株価が暴落しているときこそ、将来を見通して買い時と考える、個人投資家も多いのだと思います。

それに、マスコミはいつものように、「オンボロ、最低、非道、やさぐれ、破廉恥国家日本」を華やかに喜び勇んで喧伝しているようですが、これをアメリカ側からみると、今日本は光輝いて見えているようです。三菱UFJなどが、アメリカの金融機関に対して投資したことなど、日本ではほとんど報道していないようですが、日本がアメリカを救ってくれたとして、かなりの好感を持って評価されています。円高もドル安傾向のアメリカからみれば、うらやましい限りのようです。アメリカはどのような手を打っても、しばらく低迷するのは目に見えいますが、日本は全く違い、日本が世界経済の救世主になるのではないかと、大きな期待を持たれているようです。

それから最後に大泉洋さんをはじめとする、北海道の俳優(北海道では、ハナタレナックスというローカル番組があり、彼らの活躍を毎週みています)さんたちが活躍するというのが、北海道民としては、楽しみでもあり、これからの展開も予想され、良かったと思います。

このようないろいろな取り組みにより、内需が拡大すると思います。今こそ知恵の絞り時なのだと思います。
【関連記事】
私はミュージカルが好きなので、その関連の記事で過去にこのブログに掲載したものをご紹介させていただきます。下の反転文字列をクリックしていたたければ、当該記事に飛ぶことができます。

■Funny Face

■The Band Wagon

■Singing In The Rain

■Springtime for Hitler and Germany


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ピザテンフォー今年の10月4日に生誕20年!!

今年の成人を迎えた方々には、もうお知らせしましたが、ピザテンフォー今年の10月4日をもちまして、創業20周年(こちらで、スマイルズ・ザ・プライスのプロモーションビデオを是非ご覧なってください)を迎えることができました。これも皆様のおかげです。

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2008年10月29日水曜日

ダイエーの全国駅弁イベント-お弁当のイノベーションはできないものか?

ダイエーの全国駅弁イベント
最近、近所の(自宅より歩いて3分)のところで「全国駅弁イベント(正式名称は失念)」がありましたので、ためし、二つお弁当を購入してみました。その写真が下の2枚です。両方とも神戸のお弁当です。左は、「トーマスランチ」のお弁当です。右は、「牛塩タン弁当」です。価格は両方とも1,100円です。

さて、「牛塩タン弁当」のほうは、まずは、お弁当の前の方についている紐を目いっぱい、引っ張ります。そうすると、お弁当容器の下の方にはいっているカイロのような発熱装置が発熱してお弁当全体が温まります。

4~5分待つってから、お召し上がりということで、下の写真は約5分待ってからお弁当の蓋を開けたところです。中のプラスチックの容器の蓋にコショウ、塩が乗っています。お弁当を食べるときに、これらを牛タンに振り掛けます。お新香もほんの少しついています。なお、コショウはあら引きで香りの非常に良いものでした。
以下は、紙の箱から取り出して、プラスチック容器の蓋をあけたところです。

さて肝心の味はというと。私自身は、仙台にも数年いたことがあり、仙台は牛タンを幾度も食べたことがあるので。まあ、普通という感じでした。しかし、こちら函館にきてからは、なかなか美味しい牛タンに出会ったことはなかったので、地元の人とか、牛タンの本場で食べたことのない人は美味しいと思うのではないかと思いました。ただし、この牛タン弁当、もし温めることが出来ないとすれば、味は相当落ちると思うので駅弁としては売れなかったでしょう。でも、セブンイレブンなどのお弁当を食べていると、量やおかずなど少し物足りない気がします。やはり、容器代にお金がかるので、中身は多少落とさざるを得ないのだと思います。

さて、次は「トーマス・ランチ」です。これ、トーマスの顔のあたる部分は、小物入れ(おそらく、マヨネーズやソース、おしょうゆを入れる)になっています。中身は空だったので、これは明らかにお弁当を食べた後、再利用をすることを意識して作っているのだと思います。
これは、お弁当箱をあけて、すぐそのままいただきます。特に何の仕掛けもありません。さて肝心の中身は、チキンライス、玉子焼き、ウィンナー、ハンバーグなど、小さいものが入っています。まさに、お子様のランチという感覚で、特に美味しくも、まずくもありませんでした。味を売り物にするというよりは、お子様に人気のキャラクターで容器を売り物にしているのだと思います。

小学校低学年くらいまでのお子様なら、きっとこのお弁当箱くらいで十分おなかがいっぱいになるのだと思います。大人では少ないと思います。このお弁当箱、きっとお子様が幼稚園や学校にもっていくのに使われたり、あるいは遠足のときなどに使われるのだと思います。

お弁当のイノベーションはできないものか?
さて、上はセブンイレブンの「がっつり炭火焼ステーキ弁当」です。このお弁当に限らず、セブンイレブンの炭焼きシリーズは本当に炭火焼をしているそうで、やはり他のお弁当とは一味違います。特にこのステーキ弁当は660円とお値段もお手ごろで大満足です。
さて、上はデパ地下で購入した比較的高い(1800円くらい?)中華のお弁当です。デパ地下ではいろいろな種類のものが売られていて、これよりもはるかに高いものも今では珍しくありません。

さて、ここで三種類のお弁当の種類をあげたと思います。もう一度整理すると。

1.セブンイレブンなどのコンビニの低価格お弁当で、味を追求するもの
この炭焼きのように、低価格の中でもなんらかの形で味を追及するもの。電子レンジで暖めることを前提としている。

2.駅弁に何らかの付加価値をつけたもの
牛タン弁当のように、温められたり、容器を再利用できるなどの付加価値をつけたもの。列車内では、暖めることができないので、冷めたまま食べるか、なんらかの工夫ので暖める。

3.デパ地下、ホテイチなどで販売する高級お弁当
価格が1,500円以上のお弁当。味を追求しているが、お弁当ということで、冷めることを意識して作っていると思われる。和風のお弁当だと、冷めたまま食べることを前提としているものもあるが、たいていは結局電子レンジなどで暖める。

さて、1~3などのお弁当、ここ10年くらいいろいろと方法・素材など研究されてきました。それなりにお客様の満足に応えてきたと思います。しかし、もうそろそろ限界で何かイノベーションが欲しいところです。しかも、最近は社会も変わってきていて、まずは、アメリカ型自由主義経済の破綻により、アメリカでも個人の消費をあおるような考え方はだんだん影を潜めてきています。日本国内でも実感なき経済成長などということがいわれ、最近では金融危機にともない個人使用費などがさらに消費が低迷しそうです。

そんな中にあって、家庭が見直される、家庭の団欒などが見直されるという社会の変化があると思います。ここにイノベーションの種があると思います。

ここしばらく私は金融危機に関連して、金融危機後には「変わってしまった異質な社会」に対応する、インフラ革新、システム革新が必要だと述べてきました。そうして、具体的なことは特に何も書いてはきませんでした。社会に対応というと、皆さんの中には大仰なことを考えるかもしれません。しかし、上記のような新たなお弁当の開発ができれば、立派なシステム革新になると思います。ただし、基本的なものでもあるので、実際に実行するとすれば、かなり大きなシステム革新であり、市場もかなり大きいと思います。


■セブンイレブン:弁当の包装簡易化でコスト削減-コスト削減につながらないものは環境問題に寄与しない?

セブンイレブンでは、昨年から簡易包装に取り組んでいます。その内容を掲載してあります。

■あつエコ宅配 ―ピザ・テンフォーが世に問う環境対策とは?
ピザテンフォーでは、磁器のお皿でピザを宅配しています。そのため、味も格段に上昇しました。その内容を記載しています。

■オーブン調理の参入障壁の高さ

■オーブン料理が普及する欧米 (1 )炎の料理!?

■オーブン料理が普及する欧米(2)オーブンをあまり使わない日本の家庭

■オーブン料理が普及する欧米(3)-日本でのオーブン向け商品の少なさ

■オーブン調理が普及する欧米(4)ホーム関連市場の最後のフロンティア?!

■ファスト・カジュアルって?!テンフォーは?

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2008年10月28日火曜日

元日本赤軍:ダッカ事件被告、2審も無期懲役 東京高裁 -かつて日本は共産主義国家だった!!

赤軍派 国際根拠地論 - 1970

元日本赤軍:ダッカ事件被告、2審も無期懲役 東京高裁
 74年にオランダ・ハーグの仏大使館が占拠されたハーグ事件や77年にインド上空で日航機が乗っ取られたダッカ事件で、殺人未遂罪などに問われた元日本赤軍メンバー、西川純被告(58)の控訴審判決が28日、東京高裁であった。阿部文洋裁判長は「政治的主張を実現するためには暴力的手段もいとわない独善的で反社会的な犯行」と述べ、無期懲役とした1審を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 西川被告はハーグ事件での共謀や殺意を否認、ダッカ事件でアリバイを主張したが、判決はいずれも退けた。

 判決によると、西川被告は他のメンバーらと共謀し、人質をとって身柄拘束中の仲間を奪還するため(1)74年9月、オランダ・ハーグの仏大使館を占拠して警察官2人に発砲し負傷させた(2)77年9月、パリ発羽田行きの日航機を乗っ取り、バングラデシュのダッカ空港に強制着陸させた。

 西川被告は、日本赤軍がマレーシアの米大使館を占拠したクアラルンプール事件(75年)を受けた「超法規的措置」で釈放され、1審公判が中断。97年にボリビアで身柄を拘束され98年に公判が再開された。【伊藤一郎】

かつて日本は共産主義国家だった?
この日本赤軍と称する人たちが犯罪を重ねた、1970年代は日本は歴史上まれに見るほどの共産主義国家でした。などというと、「何を馬鹿な日本はずっと自由主義陣営」の国だったではないかと言われるかもしれません。しかし、当時の日本は、様々な規制が網の目のように張り巡らされ、銀行も護送船団方式などといわれ、今とは違い絶対につぶれないようにされていました。さらに、平等主義も行き届き、賃金など世界で最も格差のない安定した社会を実現していました。貿易などにも保護政策が行き届き、さらに中小企業や組合に対する保護政策も行き届きすぎていて、まさに資本主義の国アメリカなどからみれば、日本は国が主導で動いている日本株式会社であると称され、これは実体は共産主義国家だが自由主義陣営に属していたため、こうい呼称がつけられたのだと思います。

1980年代に入ると、こうした日本の共産主義体制もその弊害が目立つようになってきましたが、1970年代は日本的共産主義がその頂点を迎えた時期で、共産主義のもとにまさしく最後の繁栄と安定を謳歌していた時代です。

90年年代に入りかけた、崩壊間近の旧ソ連のある経済学者が、この頃に論文を残しています。『われわれの共産主義は失敗した。私たちの本来目指した共産主義はこのようなものではなかったはずだ。私は、世界中の共産主義国家の成功事例を探し見た。そうしたところ、一国だけ成功を収めただけでなく、繁栄を極めた共産主義国家が存在した。それは日本である』との主旨の内容でした。(これは記憶にはっきり残っていますが、この学者が誰で、内容など詳しくは読んでいません。どなたか、この内容をご存知の方は、是非このブログのコメント欄に書いていただくか、メールでお知らせしていただければ幸いです。ロシア語は読めないため、英語の参考資料が掲載されているサイトをもしくは資料入手先をご紹介いただければ幸いです)。

そんな共産主義日本の真っ只中にいて、日本に共産主義革命が明日にも起こると考えて行動していた、赤軍派とはいったいどういう人たちのなのでしょうか。まさに、集団妄想にかかった狂信的な人たちといわざるをえないでしょう。

私たちは、この人々だけを特殊な人々と捕らえるわけには行かないと思います。たとえば、かつてサリン事件を起したオウム真理教の人々なども、信じるものが違うだけで、本質的に同じようなものです。秋葉原の殺人事件を起した犯人も集団ではなかっただけで同じようなものかもしれません。

さて、日本が「共産主義」ということに関して、あのホリエモンが語っていたことを思い出してしまいす。その頃の記事を掲載してみます。
ホリエモン(堀江貴文 氏) 1/3

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【ロンドン/英国 2006年12月15日 AFP】英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙は15日(2006年12月)、ライブドアグループの証券取引法違反罪で公判中の同社前社長、堀江貴文被告(34)とのインタビュー記事を掲載した。堀江被告はインタビューのなかで、日本は「共産主義国家だ」と述べ、自身が逮捕されたのは、嫉妬深い官僚と、メディアという名の「マインドコントローラー」の恨みを買ったためだと主張した。

 2月に証券取引法違反の容疑で起訴された堀江被告は、起訴事実を否認している。今回のインタビューでは、逮捕劇は「世間の風潮のせいだ」と指摘した。

 「日本は共産主義国家だ。人によっては、日本は世界で最も共産主義的な国だと言うのではないか。表面的には平等な社会が成り立っているように見えるが、実際はそうではない。日本は、共産主義国家が陥りがちな落とし穴にはまってしまったのだと思う。つまり、エリート官僚が、国民にとって正しいこと、最も重要なことを決める国になってしまった」(堀江被告)

 日本の最高学府とされる東京大学を中退した堀江被告は、日本ならではの年功序列モデルに従って生きる人々から恨みを買ったことが自身の逮捕につながったと考えているようだ。「年功序列主義のエリート官僚や、メディアという名の“マインドコントローラー”は、私のように実力で戦おうとする人間を憎んでいるのだと思う」

 全盛期の堀江被告は2005年9月、当時の小泉純一郎首相の支援を受け、衆議院選挙に出馬(結果は落選)したこともある。

 だが、かつてフジテレビの買収に失敗した苦い経験も持つ同被告は、日本ではテレビの影響力は首相のそれを上回る、日本社会はテレビに毒されていると嘆いた。

 「私は、国民の意識をコントロールしようとするメディアや、政府よりも強大な権力を持つ官僚を敵にまわしてしまった。そのせいで、現在のような立場に追いやられたのだと思う」
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さて、彼がこの発言をしていたころ、日本は最早かつての「共産主義国家」ではなかったと思います。先ほど述べたように、80年代に入ってから日本の共産主義政策はいろいろな弊害を生むようになってきました。特に日本国内でも対外的にも競争にさらされなかった金融機関の弱体化が顕著になってきました。他の産業でも似たり寄ったりのところがありました。

その当時の日本の銀行を指して、経営学の大家であるドラッカー氏は「日本の銀行は非常に遅れている。西欧の銀行と比較すると60年くらいは遅れている。西欧の銀行が大人だとすると、日本の銀行は赤子のようだ」と語っていたほど弱体化していました。

こままでは、日本の国際競争力は低下してしまい大変なことになると考えた当時の橋本総理大臣は、金融の自由化を含む様々な規制撤廃、自由化を実施するいわゆる日本版「ビッグバン」を実行しました。

この頃には、何もかも自由主義的にすること、特にアメリカ流自由主義がすべて正しいわけではなく日本風の規制撤廃・自由化を行うべきだという議論が日本中にまきおこりました。しかし、いずれにせよ、その頃の世界のデファクトスタンダードに近い形でビッグバンは実施されまた。

だから、堀江氏が発言していた時代には、もう日本は「共産主義国家」ではなかったと思います。堀江氏が語ったのは、まさに1980年代までの日本のことだったと思います。その意味では、堀江氏も暴力、殺人まではしなかったものの、日本赤軍の「共産主義国家にいながら、彼ら独自の共産主義革命を信奉する」とは全く真逆の「最早にはは共産主義国家ではないにも関わらず、日本は共産主義にあり、彼独自の自由主義を信奉する」という間違いを犯した狂信的な人物だったといえると思います。

現在の金融危機の最中、日本赤軍の連中はもう老い先も短くほとんど存在価値もないですが、アメリカの中でも規制論が幅を利かせ始めた最中、堀江氏やそのシンパたちは今頃どのようにこの事態をみているのでしょうか?

会社という組織、いや、この世界に存在している組織というものはすべてその組織が属している社会ものです。これを忘れると、今回のような金融危機という破壊的な事態も招いてしまいます。

私のブログでは、ここしばらく社会の重要性を語ってきました。日本赤軍も、ホリエモンも日本という社会を真摯に見つめることをしていれば、足を踏み外すこともなかったと思います。

日本は、80年代まで日本では社会ばかりを重んじすぎて、いわゆる日本版共産主義を実施し、ある程度の成功を収めた後、機能不全に陥り、ビッグバンに踏み切り、今度は「金融・経済」を重んじすぎて、今回の金融危機がおこるまでは、たとえ経済成長をしても「実態なき経済成長」といわれるような、成長しかできませんでした。これらのバランスをとることのできる、健全な社会を作り出していく必要があります。今回の金融危機によって日本もここしばらくは不況になると思います。特にGDPはここ2~3年ゼロ成長が続くと思います。

しかし、私はここで産業界、政府、そうしてNPOなどの組織も、日本の「社会」をもう一度見直す良い機会だと思います。現在の日本はすでに2000年に入りかけた頃から、それまでとは違った異質な社会に入っています。この事に関して、以前にこのブログでも記載しましたので、ここでは本筋ではないのでかきませんが、とにかく異質な社会に対するインフラ、システムが整備されていないことは確かです。

これら、インフラ革新、システム革新をする必要があります。また、これを実施すれば、実体経済もかなりよくなります。しかし、これらを実施するためには、かつての日本赤軍や、堀江氏がはまった罠に陥ることなく、今私たちが存在している「社会」を真摯に見直す必要があります。

社会の変化の中で、「人口動態」など変えられないものに関しては、それに対応するためのインフラ改革、変えられる可能性のある「年金問題」「高齢者医療」「医療そのもの」などは、システムの改革などを実現していく必要があります。さらに上記のように誰もが見て分かるものとは別に、神経を研ぎ澄まさないとなかなか分からないような社会の変化に着目し、それに対するインフラ改革、システム改革をすることが、営利・非営利を問わず、あらゆる組織にとってイノベーションのきっかけとなると思います。

【関連記事】
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■[主張]ライブドア判決の意味するもの・・堀江は楠正成か?-時代の転換はもう始まっている!

こんにちは。この件に関して私のブログではまず産経新聞のニュースを掲載してみましたが、見方があまりに皮相的すぎると思いました。私自身は、この判決の 意味するものは、時代の転換点がすでに始まっていることだと思います。我々は確実に今までとは異質な時代に、少し前からすでに入っています。そうした意味 で堀江は過去のモニュメント的な存在になると思います。さらに、一見あまり関係ないような、通り魔事件や、ストーカー判事のような事例は、大きな時代の転 換点にありがちな混乱や不安の現れであり、時代の徒花に過ぎないと考えます。私達はもっと大きな本質的な時代の転換点にいることを認識すべきと思います。 こには、長くコメントできません。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

■P.F.ドラッカーの『ネクスト・ソサエティー』―ポスト金融危機を生き抜く知恵
私のブログでは、金融危機後「健全な社会」を作り出すことが、健全な実体経済を取り戻す最短の道であることを訴えてきました。しかし、多くの人 の頭の中「経済・金融」というキーワードで埋め尽くされ、「社会」など何も関係のないことと思っているかのようです。そんなことはありません。私だけの訴 えでは多くの人は振り向いていただけないようなので、私のブログでは自らを社会生態学者であると称したドラッカーの著書「ネクスト・ソサエティー」につい て取り上げてみました。また、一方ではあまり関係ないように見える、今回ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏のここ数年の辛らつな「ブッ シュ批判」は、形こそ違え結局は「健全な社会」を作くるどころか壊してきたことに対する批判だったと思います。結局は、クルーグマン氏も「健全な社会」を 作りだすべきことを主張していたのだと思います。ポスト金融危機には、すでに過去とは違う社会に突入した先進国の「異質な社会」に対するインフラ革新、シ ステム革新が必要不可欠だと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

■現在の金融危機は2003年当時からすでに予測されていた!!―真の原因は誤った個人主義であり、いまこそ社会変革が必要だ!
今日の金融危機は、2003年あたりからすでに予測されていました。私のブログでは2003年のNHKスペシャル「個人破産―アメリカ経済が おかしい―」の動画を掲載しました。この動画をご覧になると、今日の金融危機すでに十分懸念されていたことが分かります。今日、その懸念はアメリカ金融機 関の崩壊という形で現実のものとなりました。この動画では、消費者に無理に消費を強いることにより今日の事態を招いたことがはっきりと示されています。現 在、ITバブル崩壊、株価低迷、消費者の旺盛な消費もなくなり、次の時代に何をすれば良いかが見えない時代になっています。しかし、私は、今こそ真剣に社 会変革に取り組む時期に来ていると思います。これが、アメリカの実体経済をも良くする唯一の道だと思っています。詳細は是非私のブログをご覧になってくだ さい。

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2008年10月27日月曜日

生キャラメルからメラミン、人気の「花畑牧場」製偽り販売-北海道ブランドに傷をつけかけない行為、断じて許せません!!

花畑牧場 生キャラメル CM


生キャラメルからメラミン、人気の「花畑牧場」製偽り販売(すでにご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)
 埼玉県警は24日、スーパー運営会社「ショッピングひまわり」久喜本町店(埼玉県久喜市)で8月23日に販売された生キャラメル(一袋10粒入り)から、有害物質メラミンが検出されたと発表した。

 0・5ppmと微量で、少量なら食べても被害はないという。

 生キャラメルは、タレントの田中義剛さんが経営する「花畑牧場」(北海道中札内村)製と偽って販売していた疑いがあり、県警は、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で同社の埼玉県の5店と茨城県の1店を捜索している。

 県警などによると、同社は8月、さいたま市の食品市場で大量に仕入れた生キャラメルを小分けにし、「はなばたけ牧場」の紙ラベルを張って1袋598円で販売した疑い。

 捜査幹部によると、同社は店頭で「花畑牧場から直接仕入れています」「コストを抑えるために独自の包装をしています」と説明して販売していたという。

 同社の山崎輝光社長は、「付き合いの深い問屋から正規のものだと報告を受けたので信頼して販売した」としている。
(2008年10月25日02時03分 読売新聞)

■偽生キャラメル「悪いのは誰?」 ベタベタしたなすり合い

ひまわり伊奈中央店で売られていた生キャラメル

 スーパー運営会社「ショッピングひまわり」(本部・鷲宮町)が、タレント田中義剛さん経営の「花畑牧場」(北海道中札内村)製と偽って生キャラメ ルを販売したとされる不正競争防止法違反容疑事件で、「ひまわり」に商品を納入した卸会社(本社・東京都練馬区)の常務(43)が25日、読売新聞の取材 に応じ、「仕入れ担当から『取引先に花畑牧場製とは言っていない』と聞いている」と話した。一方、「ひまわり」の山崎輝光社長(49)は「卸会社から『正 式な商品』と紹介された」と話しており、言い分が食い違っている。

 常務によると、問題の生キャラメルは7月上旬、東京都内の仲買業者から初めて仕入れ、「生クリームキャラメル」として取引先に宣伝。ひまわりなど8~9社に計約140~150キロを納めたという。

 また、ひまわりで販売された商品の一部から有害物質メラミンが検出されたことについては、「保健所から『人的被害はなく、現段階で納入先の社名を 発表する必要はない』と言われた。納入先にはメラミンが検出されたと報告してある」とした。商品の製造元は、「仲介業者から北海道小樽市と聞いている」と いう。

 一方、ひまわりは25日、県内外の全6店舗で、商品を購入した客に代金の全額返却を始めた。同社によると、問題の商品は7~10月、全店で計820袋(1袋10個入り)を販売した。

 伊奈町の30歳代の女性は今夏、伊奈中央店で1袋を598円で購入。袋には「花畑枚じょうの生キヤラメル」と紛らわしい紙ラベルが張られていた が、女性は「ラベルに『花畑』とあり、商品の入ったかごにも『今、テレビで話題の生キャラメルが入荷しました』と説明書きがあったので、半信半疑だった が、つい買ってしまった」という。

 この事件で、県警に不正競争防止法違反容疑で告訴した花畑牧場の田中義剛さんは「『ショッピングひまわり』に生キャラメルを販売したことはなく、当社製品からメラミンが検出されたことはない。大変遺憾」と文書でコメントした。

北海道ブランドに傷をつけかけない行為、断じて許せません!!
このメラミン混入事件、初めて聞いたとき「花畑牧場」のキャラメルにメラミン混入というように報道していたと思います。ありえないと思いました。なぜなら、このキャラメルは手づくりのものであり、しかも牧場で搾乳していたものを使っているということを知っていたからです。

しばらくしてから、正しく報道されるようになりましたが。私は、この卸と小売も悪いのですが、報道する側にも問題があると思います。やはり、事実を良く確認してから報道すべきだったと思います。

特に「花畑牧場生キャラメル」は人気商品で、楽天でもちょうど何かの部門で売れ筋ランキングが1位になっていた、そのときにこのようなことが報道されてしまいました。

このような事態を招いたこの卸、小売もそうですが、誤った、あるいは誤りを誘発するような報道をしてしまった一部のマスコミにも責任があると思います。本人たちはどう思っているかわかりませんが、ある意味では食品テロを起している事と同じことです。本人たちも、一部マスコミもこのことに気づいていないようです。この点は断じて許すことができません!!

北海道では、少し前は雪印の問題、ミートホープ、白い恋人の偽装問題が発覚して、北海道の食品に対するイメージが崩れるのではないかと危惧していましたが、そのようなこともなく経過していました。北海道商品は全国的に人気があります。そのときにこの出来事です。

私たちも、北海道函館発祥のピザ宅配業(商標:ピザ・テンフォー)ということで、全国に展開(北は北海道から南は鹿児島まで)していますが、商品にも北海道産小麦を100%使用するなど、当然北海道の食材も使っていますので、このような出来事とても他人事とは思えません。

それとこの事件、結局メラミンの出所はどこなのか、さっぽり報道されていません。この点が非常に重要なのではないでしょぅか?そうでないと、この種の事件再発の恐れがあります。

最後に「花畑牧場」のサイトをみたところ、以下のような今回の出来事に関する声明が掲載されていので、ここに掲載させていただきます。
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■ 「ショッピングひまわりの生キャラメル」の報道について
平成20年10月24日、「ショッピングひまわり」幸手香日向店において販売していた生キャラメルからメラミン0.5ppmが検出されたとの報道がありましたが、当社は、「ショッピングひまわり」に対して生キャラメルを販売したことはなく、また、「ショッピングひまわり」が販売していた生キャラメルは当社製品のものではありません。
なお、「ショッピングひまわり」が販売していた生キャラメルについては、消費者のみなさまに、当社の商品であると誤認するような広告、販売がなされていたことから、不正競争防止法違反により刑事告訴しています。

また、当社の製品につきましては、メラミンが混入されていると疑われる材料はまったく用いておらず、当社製品からメラミンが検出されることはありませんので、消費者のみなさまにおかれましても、ご心配なくお召し上がり頂けます。

花畑牧場では、素材にこだわり、ひとつひとつ丁寧に、『手造り』しています。したがって、今回の報道を受け、たいへん遺憾に感じております。

当社といたしましては、より一層の製品の品質管理に努め、今後とも花畑牧場の製品をみなさまにお届けできるよう日々精進して参ります。

引き続きのご愛顧を頂きますよう、お願い申し上げます。

      平成20年10月24日

花畑牧場 牧場長 田中義剛
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「花畑牧場」の「生キャラメル」楽天市場でもお求めいただくことができます。楽天市場に入るには、下のバナーをクリックしてください!!


【関連記事】
以下反転記事をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。
■中国メラミン混入牛乳によるニュージーランド労働党及び国民党及びフォンテラ社の中国悪夢― 繰り返される「ダーウィンの悪夢」、中国人と日本人は鯨以下・・・・?!
現在中国のメラミン混入牛乳に関して、中国の乳業会社の株式を大量に保有するニュージーランドのフォンテラ社が国内で槍玉にあがっています。 しかし、私はこの問題はもっと大きなものであり、背景には、反捕鯨運動にも共通する人種偏見などもあると思います。いずれにせよ、私はニュージーランド全 国民に言いたい!!反捕鯨などにうつつをぬかすくらいなら、こうしたもっと大きな問題に目を向けるべきだし、映画「ダーウィンの悪夢」にも見るように経済 至上主義が招く惨禍にも目を向けて、このような問題が二度と起きないように努力すべきです。フォンテラ社は当初から中国では安定した牛乳(安全面、基準 面)を製造できないことを知っていました。

■小麦もチーズも燃料費もアップ 「三十苦にあえぐ「宅配ピザ業者」-アギェンストの風も背中に受ければ追い風になる?
最近は何でも値上げで、ピザ宅配業界も大変です。しかし、商売は見方を変えれは、このような窮地のときにも、何とかする方法はいくらでもある と思います。逆にこういう時代に生き残れれば、足腰も鍛えられ体力がつきます。そうして、次の時代を切り開くイノベーターになれるのだと思います。私は、 今のこの時代見方によっては躍進のチャンスでさえあると思います。

■ピザの原材料に微量メラミン サイゼリヤで594店舗―"麦チェン"などに見られる国内、それも北海道産が注目される今日!?
サイゼリヤでもメラミンが検出されたのには驚きです。同業者(ピザ・テンフォー:北海道函館発祥のピザ宅配チェーンです)として他山の石とした いところです。ところで、こうした事件が相次ぐためか、食の安全性にも注目が集まっているようで、北海道では「麦チェン」などとして、ビザ、うどん、パン など小麦製品を北海道産に切り替える動きがでてきました。やはり、食は「安全」が第一番だと思います。私のブログでは、こうした動きに関して掲載しまし た。

■紙のピザボックス廃止でco2削減年間680トン!!
私達は、紙のピザボックスをなくす運動を展開しています。昨年秋より函館地区で試行 していましたが、今年の4月1日より全店で「あつエコ宅配」といい、紙のピザボックスを使わない方式で宅配を開始しました。この宅配により、ピザがアツア ツで以前より美味しくなりました。詳しくは、私のブログをご覧ください。ピザテンフォー全店で、紙のピザボックスを廃止すると、年間で 680トンのco2削減効果があります。
これは、この秋から予定しているNHKの停波による年間のco2削減効果が約315トンですから、それをはるかに上回ります。

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ピザテンフォー今年の10月4日に生誕20年!!

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2008年10月26日日曜日

ミスタードーナツで11月から一部商品値下げ・サイズ小型化や新商品展開で-各社様々な金融危機後の経済に対応、イノベーションはなるか?

ミスタードーナツで11月から一部商品値下げ・サイズ小型化や新商品展開で (この内容ご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)

ドーナツイメージ【ダスキン(4665)】は10月24日、傘下のドーナツチェーン店ミスタードーナツにおいて11月1日から一部商品を値下げすると発表した。既存のドーナツやパイのサイズを1割~3割強小さくし、価格を値下げする。さらに同日から低価格の商品を発売し、安さをアピールする狙いがあるようだ(【発表リリース】)。

ミスタードーナツ側では「お手軽・お手頃、フレンドリー」をテーマに商品を展開。消費者側の低価格・予算限定志向に対応するため、単価を切り下げて 多くの商品を手にとってもらう狙いがある。以下の10商品の規格を変更した上で価格を切り下げ、さらにドーナツ・パイ・マフィンの商品平均単価をこれまで の125円から119円に切り下げる。

価格・規格改定対象商品一覧
価格・規格改定対象商品一覧

一方公式ページには11月1日から新展開するドーナツたちの一覧が【掲載されている】

新展開のドーナツたち(赤い星印は上記一覧にある、サイズを小さくして価格を値下げしたもの)
新展開のドーナツたち(赤い星印は上記一覧にある、サイズを小さくして価格を値下げしたもの)

ミスタードーナツ側では【ミスド、ドーナツ価格を来年2月から平均8%値上げ】で も触れたように、小麦粉などの原材料高騰に伴い価格を値上げしている。しかし消費者の消費抑制傾向は想定をはるかに超えたものだったようだ。そのため、今 回一部サイズを縮小することなどで単価を下げ、「小さいアイテムを盛りだくさん選んでもらう」という「薄利多売」にややシフトチェンジして対応したものと 思われる。

各社様々な金融危機後の経済に対応、イノベーションはなるか?

このミスタードーナツの対応、今の主流だと思います。小売業界でも、イオングループが平均20%の値下げ、ヨーカドーグループが、最大50%の値上げをして来年2月くらいまで実施するそうです。ミスタードーナツは昨年リッチ・ドーナツを売り出しました。リッチ・ドーナツ専門店もオープンしました。その後、小麦などの値上がりがあって、この作戦は周りの状況にぴったりだったと思います。

そうして、イトーヨーカドーやイオングループなどでは、原油高等や穀物相場の高騰で値上げせざるを得なく、値上げをしてきたというのが実情でした。最近では値下げを決定する前から、売り場でNB(ナショナルブランド:メーカのブランド)が急激に減少し、スーパー各社のPB(プライベートブランド:スーパー各社のブランド)が増えていました。これもPBであれば、NBよりも価格を低く抑えることができるためです。

しかし、これもすっかり金融危機の影響により、円高や原油減などにより状況が変わってきました。おそらく、消費者心理はこれからしばらくは冷え込むことがあったとしても、消費意欲が旺盛になるということは考えられません。

これらの対応として、スーパーや飲食店でもすばやく対応しているということだと思います。まさに、変化への対応が小売業などの宿命です。

しかし、私自身は、この経済が停滞する時代において、イノベーションが起こることを期待しています。このことについては、この不況に突入最中にアメリカでのウォルマートでは新業態を計画し、サブプイム・ローン問題が確実になりつつある10月4日に、その新業態「マーケットサイド」をオープンしたことを私のブログに書きました。

そうして、現在のすべてのスーパーの原型になった業態ができたのは、まさしく、1920年代の金融恐慌の時期であったこと、さらに、1970年代第2次オイルショックの最中にウォルマートが今日のエブリディ・ロープライスを走らせたことも掲載しました。日本でのコンビニエンスストアの成り立ちもまさに、社会に対応していました。だからこそ、急激に伸びることが可能だったのです。セブンイレブンも成立当初から、そうして今に至るまで社会の変化に対応する姿勢を維持してきたからこそ、大発展することが出来たのです。

ウォルマートは、最初は、牛乳・卵などの数点からエブリディロープライスを開始して、だんだん拡大していき、今日に至っています。

私のブログでは、以前不況の時代にこそ新たなイノベーションがあると書きましたが、正確には、不況とは、実は大きな社会の変化が起こっているにもかかわらず、それを無視して従来のインフラやシステムのまま行政、民間会社や非営利組織などが動き続けているうちに、実社会とインフラやシステムとの間に乖離ができてしまい、それを埋めきれずに金融危機や経済の停滞が起こるのだと思います。最近次号のニューズ・ウィーク誌にノーベル賞を受賞したポールクルーグマン氏が『理想社会のモデル』という論考を掲載するそうです。まだ、内容は読んでいませんが、世界第一級の経済学者が「理想社会のモデル」として、社会に重きを置いているというのは、まさに我意を得たりという感じでした。これについては、この記事を読んだらまた論評したいと思います。

今回の金融危機もまさにそういうことだと思います。社会が変わったら、それに対するインフラや、システム改革をするのには、それ相当の投資が必要です。それに投資して、変わった社会に対応していれば、実態経済もさほど悪くならず、今回の金融危機も起こらなかったかもしれません。これについても、誤った個人主義が今回の金融危機の真の要因であるということをこのブログに書いたので、ここでは本筋からそれるので書きません。

最後に私のいいたいことは、上記の日本のスーパーや飲食業の実施した事柄は変化への対応であっても、社会的イノベーションではないということです。不況にいたりそうないまこそ、大きな社会の変化への対応ができていないことの矛盾が一気に吹きでてきて、私たちは本格的対応に迫られます。そうして、上記のような変化の対応だけで済ませるのではなく、真正面から取り組みイノベーションを実行する人、会社が次世代の覇者になるのだと思います。そうして、国家としてこの対応ができたところが、次の時代の覇者になると思います。そうして、日本は基本に立ち返ることができればその可能性の高い国だと思います。

【関連記事】

以下に関連記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただくと、当該記事に飛ぶことができます。

■東証急騰、終値1171円高 過去最高の上昇率―今はビジネスチャンスが溢れている?!(ウォルマートの新業態についても掲載してあります)
日本国内ではインフレターゲット理論ばかり強調されるクルーグマン氏ですが、氏がかつて著書の中で「ローカル化する先進国の経済」について語っ ていました。まさしく実体経済はそうだと思います。昨日は、東証も過去最高の上昇率を記録しました。しかし、私はあまり近視眼的な株価の上昇、下落には関 心がありません。株価は、しょせんディラーの直近の心理状態を現すだけのものだと思っています。当面この金融危機に関しては、信用不安だけ解消されれば十 分だと思っています。それよりも、この金融危機の本当の意味を捉えることが重要だと思います。先進諸国ではすでに20世紀の後半部の時点で、それまでとは 全く違う「異質な社会」に突入しています。この異質な社会に対応する新しいインフラ作り、システム(制度、IT含む)開発が必要不可欠ですが、今までは不 十分でした。そのため、先進国ではいたるところに、ビジネスチャンスが溢れていると思います。このチャンスをいかすことにより、各所でイノベーションがお これば、先進国の社会は飛躍的に良くなり、ひいては実体経済も大躍進すると思います。それにしても、この理屈、口で言うのは簡単ですが、楽ではありません ね。特に「似非経済・金融」で頭が凝り固まっている人々には語っても何も理解できないと思います

■これが時の人?北海道新聞長谷川綾様-日本の政治家の良さもあげてみて?
北海道新聞もやってくれますね。かつてドラッカー氏が著書の中で「偉大な人物の召使ほどかわいそうなものはない、その人物を偉大たらしめてい る、属性とは全く関係のない他の属性を毎日みせつけられるのだから」と語っていました。この新聞記者も麻生さんの召使なのでしょうか?まあ、麻生さんま だ、偉人といわれるほどの業績を残しているとはいえないとおもいますので、あてはまらないかもしれません。しかし、私は、もともとの日本の政治家や官僚の 良さというものをもう一度見直してみる必要があると思います。それは、彼らが、「社会」を最優先としてきたことだと思います

■09年、日米欧はゼロ成長 IMF世界経済見通し 世界も7年ぶり低水準-シュムペーターの創造的破壊を思い起こす時!
現在金融危機の真っ最中ですが、私はこの危機背景として、特にアメリカではノーベル賞科学者のポール・クルーグマン氏がここ数年ブッシュ政権を 激しく非難してきたように、結果として健全な社会づくりではなく、壊したきたということがあると思います。金融経済はまた別の次元として、アメリカでも本 当は金融経済の興隆の陰にかくれていたものの、実態経済は悪化していたのです。実体経済と金融経済の乖離があまりも激しくなったことが今回の金融危機の真 の原因です。さて、金融危機関して何とか乗り切れると思います。しかし、実体経済を良くするには、壊れた社会をあるべき姿にしていく必要があります。その ためは、いまこそ経済学者のシュムペーターのいう創造的破壊を思い起こすべきだと思います。しかも、現代風に実践する必要があると思います。

■P.F.ドラッカーの『ネクスト・ソサエティー』―ポスト金融危機を生き抜く知恵
私のブログでは、金融危機後「健全な社会」を作り出すことが、健全な実体経済を取り戻す最短の道であることを訴えてきました。しかし、多くの 人の頭の中「経済・金融」というキーワードで埋め尽くされ、「社会」など何も関係のないことと思っているかのようです。そんなことはありません。私のブロ グではドラッカーの「ネクスト・ソサエティー」について取り上げてみました。この中でドラッカー氏は、すでに先進諸国の「社会」はそれまでの社会とは全く 違う「異質な社会」に突入していることを強調しています。一方ではあまり関係ない ように見える、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏のここ数年の辛らつな「ブッシュ批判」は、形こそ違え結局は「健全な社会」を作くるどこ ろか、壊してきたことに対する批判だったと思います。結局は、クルーグマン氏も「健全な社会」を作りだすべきことを主張していたのだと思います。もう「金 融・経済」だけでは、何もかもが八方塞になってしまいます。いまこそ、異質な社会に対応するためのインフラ革新と、システム革新が必要不可欠です。詳細は 是 非私のブログをご覧になってください。

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今年の成人を迎えた方々には、もうお知らせしましたが、ピザテンフォー今年の10月4日をもちまして、創業20周年(こちらで、スマイルズ・ザ・プライスのプロモーションビデオを是非ご覧なってください)を迎えることができました。これも皆様のおかげです。

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ピザテンフォー昨年の楽天デリバリーの「ファミリーへのおすすめ」部門で、堂々の2位となりました。ますます、便利になったテンフォーを是非ご利用ください。

YUTAKARLSON、USA 市長からのお願い

ランキングは、ありきたりのは面白くないので、私の街に是非投票してください。この私の街は、サイバー上のアメリカ国内に設置してあります。街の名前は、YUTAKARLSONと いいます。この街は、皆さんからのアクセスがあれば、アクセス数が街の住民数となり発展していきます。職場整備、交通の整備などはひと段落していますので、今度は人口を増やす必要があります。せびポチッと一つお願いいたします。


2008年10月25日土曜日

これが時の人?北海道新聞長谷川綾様-日本の政治家の良さもあげてみて?

これが噂の人?北海道新聞長谷川綾様













長谷川綾様の経歴たまたま、北海道新聞の人事関係のサイトに一部公表されていたので、写真とともに掲載させていただきます。1997年8月入社。本社調査部、根室支局を経て2002年9月から本社編集局。ここから先は書かれていないですが、おそらく2002年あたりから更新されていないのだと思います。最近、東京の支局に行かれたのだと思います。

この方昨日も掲載したように、「高級店、庶民感覚と乖離」として麻生首相に噛み付きました。これに対し、首相は「庶民って いう定義を北海道新聞はよく使われるのですか。あなたは今、高級料亭毎晩みたいな話で 作り替えていますけど、それは違うだろう」と激怒。「たくさんの人と会うときに、ホテルの バーっていうのは、安全で安いところだという意識が僕にはある」などと反論しました。
http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008102228_all.html

このことに関する私の考えは、もうすでに昨日掲載しましたので、私の考えを知りたい方は是非昨日の記事をご覧になってください。私の考えなど、北海道新聞への投書とか、サイトのお問い合わせで北海道新聞に発信すべきかとも思いますが、何でもそういうことをすると他の人々に聞いたところ、わざわざ家まで北海道新聞のどたなかから、お電話がかかってきて、高邁なお説教をしてくださるそうなので、私には、高邁で庶民の立場(庶民で誰ですか?)にたったお説教はいりませんので、自分のブログに掲載するだけにとどめます。

日本の政治家の良さもあげてみて?
かの偉大な、アル・ゴア氏も受賞したノーベル平和賞も狙っているのではないか思われるほど、敏腕な政治記者長谷川様は、日本の政治家の日常生活にご執心なようです。

しかし、かの経営学の大家ドラッカー氏は、「偉大な人物の召使ほどかわいそうなものはない、その人物を偉大たらしめている、属性とは全く関係のない他の属性を毎日みせつけられるのだから」と語っていました。まさしく至言だと思います。

私も、そう思います。そこでいろいろ意見を書いてみたいとは思いますが、長谷川綾さまほど高い見識のない私が書いたとしても説得力に欠けますので、ドラッカー氏の著作「ネクスト・ソサエティー」の中から引用したものを掲載していただき、その後で私の意見も付加させていただきます。

ドラッカー氏は、「ネクストソサエティー」の中で日本の官僚について以下のように述べています。ここでは、官僚と書いてありますが、私は政治家についても十分あてはまると思います。事実他の著書では、散発的にではありますが、日本の政治家や政治について似たようなことを述べています。ここでは、ネクストソサエティーのものが最も充実しているので、そこから引用させていただきます。

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日本の官僚がいかに考え、いかに働き、いかに行動するのかを理解するうえで最も重要なことは、日本にとっての優先順位を知ることである。

アメリカでは、安全保障が脅かされているときを除いて、もっとも重要ものは経済であるされる。しかし、日本にとっては、もっとも重要なものは社会である。しかも、ここで日本が一般的であって、アメリカが例外である。アメリカ以外の先進国では、政治にとって経済は唯一の関心事ではないし、もちろん最大の関心事ではもない。経済は制約条件に過ぎない。社会こそもっとも重要である。

アメリカでさえ、経済が中心的な位置を占めるようになったのは第二次大戦以降のことにすぎない。それまではアメリカも社会を中心に置いていた。大恐慌のさなかにあってさえ、ニューディール政策が目指したのは、景気回復よりも社会改革だった。だから国民も支持した。

社会優先の考え方は、おそらくフランスを除くならば、あらゆる先進国のうち日本がもっとも顕著である。外から見るならば、日本という国は社会的な絆と力強さが際立つ。事実、日本は社会的混乱を避けつつ、他の国が経験したことのない難関を何度か切り抜けてきた。

1860年代には、ペリーの黒船が180度の方向転換を迫った。2世紀にわたっ鎖国してきた世界でもっとも孤立した国が、一夜にして扉を開き、西欧化した。日本は、1954年の敗戦とその後の長い駐留軍支配の後でも、社会的に成功した。

ところが、日本人自身は、自分たちの社会が脆弱であると思い込んでいる。彼らは明治維新や敗戦時に、社会の崩壊と内戦の瀬戸際までいったことを覚えている。社会的絆としての終身雇用性も、ここに由来する。

しかし、日本の社会が強固か脆弱は別の問題である。重要なことは、日本が社会を最重要視することを当然としていることにある。したがって、もしアメリカが、特に苦境にある日本との関係においてこのことを理解するならば、日本の官僚は無用であるとの観念に今日ほど固執する必要もないのではないかと思われる。

もちろん官僚の擁護などは異説である。しかし、異説というものは、通説よりも真実に近いことが少なくないのである。
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この著作が出版されたのが、2002年、ドラッカー氏がなくなったのが2006年でした。官僚に対する批判はずっと昔からありました。ドラッカーしも上の文書だけを見ると、擁護だけてしているように見えますが、同じ著書の中で批判(先送り戦略の成功など=官僚が何もしなかったことによる成功)もしています。日本の官僚の弊害を知り抜いています。また、終身雇用制も現代では成り立たないことも他の著書で述べています。ここでは、日本が社会を最優先したことの事例として、終身雇用制を出したということです。ただし、他に変わるものがないといっているのも事実です。官僚を日本から完全に消し去ったらといってそれで、世の中が薔薇色に変わるなどという単純なことはないと思います。

さらに、政治家、官僚ともに日本の場合社会を最優先課題としてきたことは、それがうまくいったとか、失敗した事とは無関係に間違いのないことだと思います。そうして、それが日本の政治家や、官僚の良さでもありました。吉田茂氏もそのような政治家だったと思います。私が子供の頃を思い出したり、その頃の資料を今読んでみると、確かにそうでした。

しかし、ここ10年アメリカ型の自由主義経済が幅を利かせてきて、アメリカ型金融システムなどがもてはやされたため、経済ばかりに焦点をあてられるようになったのだと思います。私たちが高校・大学のころなど、金融アナリストや経済アナリストなどがテレビにでてその時々の金融経済のことなど解説するなどということはなかったと思います。私自身は、子供頃は株式相場とは賭博師の世界だと思っていました。私の親も、祖父も株式など所有していましたが、それは、滅多に売ったり買ったりをするものではありませんでした。ましてや金儲けの材料でもありませんでした。その当時、株価についても、報道はされていましたが、一般のニュースにまでしょっちゅう顔を出すということはなかったです。

それが、いつのまにか、ここ10年間で株式投資をしたり、FX取引をする人が増えました。まあ、それは、社会が豊になったということの現われでもあるので特に否定はしません。

しかし、政治家・官僚、それに他の経営者や一般の人々の頭の中まで「経済・金融」というキーワードが大きな比重を占めて「社会」というキーワードが希薄になってきたというのが実情ではないでしょうか?

特に金融危機が起こるまえ、日本はいわゆる「実体験のない経済成長」ということがいわれてきました。これは、経済・金融が最優先されて、社会がなおざりにされてきたためだと思います。

今ドラッカー氏が生きていたら、「先進国はとにかくもう一度社会を大事にすべきだ。もうすでに既存の社会とは大きく変わった社会にあわせたインフラ改革や、システム改革を急ぐべきだ、それが実体経済を立ち直らせる最短の道」だと語ったことでしょう。そうして日本に対しては、「もう一度原点に戻るべきだ」と警告を発したことでしょう。

私は、金融危機後の日本では「新たな社会」に対応するインフラ改革、システム革新が最も重要になると思います。日本よりはるかに早く、競争社会、豊かな経済を獲得した西欧諸国では、社会的絆が薄く、社会的弱者に対する救いの手などもなく、悲惨な状況が長く続きしまた。これを放置しておいて、社会的危機が生じて実体経済も駄目になったという経験をしてきました。もそのため、NPO(非営利団体)などが構築され、社会問題に体系的に取り組むインフラ・システムが早くから導入されきました。

現在の日本では、社会的絆と力が弱まりつつあり、このまま放置しておけば、社会不安を増長し、実体経済も回復しないと思います。特に、欧米に見られる大きな社会事業を実践する一大セクターである有力なNPOも存在しない日本では、これからますます社会問題がなおざりにされて社会の弱体化を招いていくと思います。私は、金融危機後には、社会を最優先課題としない政治家や官僚など無用の長物だと思います。ましてや、私服を肥やすことだけに奔走する官僚などいりません。

私は、金融危機後の日本には、もうすでに従来のものとは異なった「社会」に対するインフラ・システムの革新こそ最優先課題だと思います。このことは、麻生総理大臣のサイトで行政に対する意見を徴集していましたので、発信しました。

【関連記事】

反転文字列をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。
■麻生総理大臣高級店での会食 野党から批判-こういう話題がマスコミで報道される国民のレベルは?
こ んにちは。このような内容を平然として報道するマスコミはいったいどうなっているんでしょうか?このような事がニュースバリューになると考えるマスコミ は、日本の国民はその程度のものだと完全に見下しているとしか思えません。日本のマスコミの低レベル恥ずかしいです。詳細は是非私のブログをご覧になって ください。

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2008年10月24日金曜日

麻生総理大臣高級店での会食 野党から批判-こういう話題がマスコミで報道される国の国民のレベルは?

麻生総理大臣国際連合総会演説(1/3)(英語版)


麻生総理大臣高級店での会食 野党から批判(この内容ご存知の方は、この項を読み飛ばしてください)
麻生総理大臣は、記者団から夜に高級店での会食が多いのではないかと指摘されたことについて「ホテルを使うことがいちばん多いが、安全で安いという意識がある」と反論しました。これに対して野党側からは国民の感覚とずれていると批判も出ています。

麻生総理大臣は22日、記者団から夜に高級店での会食が多いのではないかと指摘されたことについて「わたしはホテルを使うことがいちばん多く、高級料亭に毎晩行っているように言われることは違う。たくさんの人と会うとき、ホテルのバーは安全で安いという意識がある。一般の店に行くと新聞記者や警備の警察官も多く、営業妨害だと言われる。お金も自分で払っている」と述べ、関係者への配慮もあってホテルを使っていると反論しました。

これに対して野党側は、社民党の福島党首が「ものすごく豪華なところで、毎晩、懇談していることにはビックリした。個人のお金でやっているのなら豪遊であり、庶民感覚から、ものすごくかけ離れている」と批判したほか、民主党の幹部も「スーパーマーケットを視察していたが、うわべだけのパフォーマンスだった」と述べるなど批判も出ています。

これについて、河村官房長官は、記者会見で「皆、生活のスタイルは違うが、国民目線も必要だ。今までのライフスタイルを急に変えるものでもないだろうと思うが、総理大臣というのは国民に注視されており、その視点だけは絶えずもっていただきたい」と述べて苦言を呈しました。一方、鳩山総務大臣は、「麻生総理大臣は、1日の最後にクールダウンで葉巻を吸い、お酒も飲むが、ほんのわずかしか飲まない。

高級料亭で、すごいお金を使うという話ではなく、喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話だ」と述べました。また、与謝野経済財政担当大臣は「麻生総理大臣の持っている小遣いからすれば、『コーヒー代よりはちょっと高いけれど、高くは感じない』というのは、そう皆さんが責めたてることではないのではないか」と述べました。舛添厚生労働大臣は、「散歩しようが一杯飲もうが、本人の自由だ。翌日の公務に差し障りがあるようなら困るが、きちんと国会での対応ができ、公務を遂行できれば問題はない」と述べました。

こういう話題がマスコミで報道される国の国民のレベルは?
日本の国際競争力が従来と比較すると落ちてきているそうです。しかし、このような報道を目にすると、さもありなんという気がします。マスコミも、野党もレベルが低いですね。困ったものです。でも、これが私たち日本の現在のレベルなのだと思います。

ホテルのバーってそんなに高いんですか。初めて知りました。たいていはショトバーでワンショットづつ提供し代金もワンショットづつ徴収しますから、飲んだ分だけというのが相場です。まあ、アルコール中毒のような人で大量に飲む人は別として、普通の人なら本当に高級カフェで珈琲を飲むのと遜色がないくらいです。クラブや高級料亭で飲食するのとは違うと思います。私も若い頃、お金もなかったのですが、ちょっと気分転換をしたときなどに利用させていただきました。社民党の福島党首はそんなことも知らないんでしょうか。だとしたら、問題です逆にもっと社会勉強をすべきですね。福島党首は焼き鳥屋さんで会食するんでしょうか?まあ、この人にはぴったりかもしれませんね。

このようにニュースとなっているのは、取材した記者はいうまでもなく、新聞社などのデスクもニュースバリューがあると判断したということです。そうして、デスクは国民にとって価値ある内容だと判断したということです。まあ、このデスクの判断が正しいかどうかは、分かりませんが、少なくともデスクの頭の中では、日本の国民は低レベルでこのようなくだらないことにニュースバリューありと判断したということです。

冗談ではないですね。マスコミは日本の国民が低レベルだとして見下してるのでしょうか?少なくとも私はそんな低レベルではありません。私のまわりも、低レベルでない人がたくさんいます。もうこんなレベルの話を報道したり、野党もその尻馬にのるような下賎な真似はやめるべきです。

上記の記事の中で舛添厚生労働大臣の声明がもっとも妥当だと思いますが、本人も「なんでこんなことを記者にわざわざ聴かれ言わなければいけいないのか」と義憤を感じたと思います。

まあ、このような内容、日本語で書かれて、大方の外国の人には見られずにすむので良いですが、日本のマスコミの低レベル恥ずかしいです。

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■麻生首相:追加経済対策に改めて意欲―単なるばら撒きに終わらせずに、社会変革を実施せよ!!
首相の追加経済対策、今必要な内需拡大のために減税や財政出動を行うこと、現状にあっては定石だと思います。ただし、私は、この経済対策従来 と同じような手法で、社会資本の整備として、無駄な道路や港湾、空港への多大な投資や、独立行政法人に対して投資して役人や役人OBの無駄遣いの温床とす る事があってはならないと思います。現在の八方ふさがりの状況では、社会変革にも目を向けるべきであると思います。あの経営学の大家ドラッカー氏も、最後 の著書「ネクスト・ソサエティー」の中で、ここ40年から50年は経済の時代だったが、これからしばらくは社会に注目する時代が来ると語っています。そう して、この困難な時期ほど社会変革はやりやすいのではないかと思っています。やり方によっては、偉大な社会改革であった明治維新にも匹敵するような改革が 可能だと思います。現在の多くの人々の頭の中は「経済」というキーワードで埋め尽くされていますが、これでは完全に八方塞になります。「社会」というキー ワードこれから最も先端的なものになる可能性が大です。

■うそこメーカー-麻生さんも知っている脳内メーカー

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