2009年9月26日土曜日

鳩山首相「G8なくすべきではない」 日本の埋没を懸念-G8は当然必要でしょう!!

鳩山首相「G8なくすべきではない」 日本の埋没を懸念(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

ピッツバーグ・サミットにて、鳩山夫妻と、オバマ夫妻

 鳩山由紀夫首相は25日午後(日本時間26日朝)、ピッツバーグで記者会見し、経済問題を話し合う最上位の会合とされた20カ国・地域(G20)の会合について「大人数で結論を出していくようなテーマは限られてしまう」と役割が大きくなりすぎることに懸念を表明。「G8(主要国8カ国)はなくすべきではない」とも語り、G8の会合がなお重要との考えを示した。

 G8では日本がアジアで唯一の参加国だが、G20には中国やインドなどの新興国も参加している。首相の発言の背景には、G8の役割が弱まれば、日本が埋没しかねないとの危機感があるとみられる。

 鳩山氏は「政治指導者が20人から25人集まって議論して、一つの結論を見いだすことは至難の業だ。官僚が事前に様々な調整をすることになりかねない。G20でいい結論を出そうとすればするほど、逆に官僚の思いが前に出てくるような中身になってしまうのではないか」と指摘。「G8なら政治家同士で議論が活発に行われる。先進国の首脳が集まる政治的な意味はこれからもある」と述べた。

 また、新たなアフガニスタン支援策については「オバマ大統領にとって内政の医療保険改革と外交におけるアフガン支援の二つが大きなテーマだ。そういう意味で優先したい」と述べ、在日米軍再編や日米地位協定の見直しなど、政権公約で掲げた他の日米間の懸案に先行して取り組んでいく考えを示した。

 ただ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については「沖縄県民の心情を考えたときに一刻も猶予がない話だ。ある一定の時間のなかで結論を見いだしていく必要がある」と語った。

G8は当然必要でしょう!!
G8は当然これからも必要だと思います。なぜかといえば、いわゆる先進国は、他の国と比較すると、経済でも社会でも政治でもこれからの課題がいわゆる、新興国とは随分異なるからです。新興国に関しては、先進国が過去に歩んできた道をものすごい勢いで走っているに過ぎません。その速度の速さに、多くの人が目を奪われています。

先進国といってもいろいろタイプはありますが、日本などを除くと、100年以上もかけてゆっくりと経済的に恵まれた国になったところがほとんどであり、新興国のように20~30年で経済が急速に伸びたわけではありません。長い時間をかけた分だけ、いろいろな積み重ねがあります。特に、最近いわれているソーシャルキャピタルの蓄積など先進国のそれは、新興国には及ぶべくもないと思います。

それに、中国などの国に対しては、もっと等身大に見ていく必要があるものと思います。いくら、中国のGDPの伸び率が高いとはいっても、中国の人口は13億もあります。これは、日本の10倍以上です。人口から考えれば、たとえば、中国のGDPが日本と同等になったとしても、人口あたりに換算すれば、1/10以下ということです。

さらに個人あたりの、資産でいえば、アメリカは2000万、日本は1000万超、イギリスなどは500万超というところです、中国は、そのような統計資料を見たことも、あるのかもわからないのですが、おそらく、比較の対象にならないと思います。

2年ほど前の資生堂の調査(中国当局の統計よりも余程信用ができる)によれば、年収が100万円を超えた人が、はじめて1000万人を超えたということでした。だから、日本でいう中国の富裕層の台頭はかな疑問符がつきます。

日本でも、もし、中国の富裕層向けのビジネスを本格的に実施したとしたら、あっという間に行きづまるかもしれません。まあ、そんな心配はしなくても良いのかもしれません。日本の産業界も賢いですから、日本の対中国直接投資は減り、今年の7月からはインドに対する直接投資のほうが増えています。富裕層ビジネスなどとのたまう、企業は中国の実体を知らないだけかもしれません。それに、中国では、未だ、政治と経済の分離、民主化、法治国家化という基本的なことが実現されておらず、社会的には、先進国のそれと比較すると著しく遅れています。このような社会を持つ国は、とても、先進国とはいえません。

さて、私の言いたいことは、もうお分かりだと思います。やはり、新興国と、先進国とでは、これからの課題が全く異なります。先進国の課題としては、もはや、旧来のようには、これから大きく成長するとみられる産業(バイオ、ナノ、素材産業、宇宙産業、社会事業、大規模海洋牧場など)が、直近では大規模に稼動できないことです。

それと、先進国は、先進国なりに高度な社会モデルをつくりあげてきましたが、現状では、20世紀末から完全に変質してしまった社会に未だ十分対応していません。変質した社会とは、高度に情報化した社会であり、高度の知識社会であり、およびこれらの台頭による、社会的変化です。これに対して、新興国は、良い悪いは別にして、先進国が過去に築いてきた社会に、ものすごい勢いで追いつこうとしているところです。いわゆる、お手本や雛形があるのです。

しかし、先進国には、雛形、お手本はありません。おそらく、各国が自分の国の諸事情に合わせて、独自に開発していくしかありません。そうして、その中かから、いくつかの先進モデルが出来上がるのだと思います。できあがらなければ、いずれ新興国に追い抜かれることになるでしょう。しかし、新興国も追い抜いたとたんに、先進国と同じ課題を突きつけられることになります。前世紀にEU諸国を経済的に追い越した今日の日本の姿はまさにこれです。

このブログでは、以前から述べたきたように、やはり特に日本は、すっかり変わってしまった社会に対応できるインフラを整備するのが、緊急の課題だと思います。そんなときに、残念ながら、新興国の事例は全く役に立ちません。新興国でも、こうした先進国の自分たちからみれば、進んだ社会の問題など、聞かれても返答に困るでしょうし、大方の人は想像もつかないと思います。

私は、昔アメリカの本などを読んでいて、いろいろな社会問題について書かれてあったのですが、全くピンとこないことが良くありました。その当時は、私は中学生か高校生で、その頃にはアメリカでフリーターをやっているほうが、日本でサラリーマンをやっているより年収が良いというような時代でした。そんな時代には、日本ではほとんど意味を持たないようなことや、問題にもならないことがアメリカでは大きな社会問題になっていたのだと思います。

サミットでも、G20だけということになると、社会的にも経済的にも、もう先進国では旧型になったモデルに関してのみ論議されるということになり、先進国における次世代モデルなどは話題にならないと思います。これは、新興国にとっては良いことだし、G20の場は、先行の失敗や成功事例を多く学ぶ機会ともなります。しかし、先進国にとっては、ほとんど参考にならないことになるどころか、旧型の社会・経済モデルからなかなか抜けられないということになりかねません。

企業経営においては、現在と将来のバランスをはかっていくことが重要です。将来のことを考えて、現在は効率が悪くても今からやっておくべきことがあります。逆に、将来のことばかり考えすぎると、現在がおろそかになってしまいます。バランスが必要です。それと同じよに、サミットも、現在の問題・課題、将来の問題と課題の両方を論じていくことが肝要です。そうなると、おのずと、G8では将来のこと、G20では現在のことなどと役割分担ができるのではないかと思います。

現在では日本は、社会がある程度豊かになってからの歴史の長いEU諸国や、アメリカなどのソーシャルキャピタルの蓄積などについて、真摯に学んで、日本にも取り入れてく必要があります。さらに、特に現代にマッチした日本の伝統・文化の良さも取り入れて社会の新たなモデルを構築し、それを他の先進国に伝えていべきだと思います。そのためにも、G8は必要だし、これからますます重要性を増していくと思います。

ただし、過去の延長線上でだけものを考え、先のことといえば、数ヶ月先しか考えないような先進国の政治屋さんには、確かにG8は必要ないかもしれません。20年、30年先までのことを視野に入れている、政治家なら絶対に必要だと考えることでしょう。さて、鳩山さんはどっちのタイプなのでしょうか?

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2009年9月25日金曜日

NECパソコン、海外から完全撤退-パソコンはもう先進国の製造すべきものではないのか!?

NECパソコン、海外から完全撤退(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

懐かしいNECのvmシリーズ。この頃は、国内のパソコンはNECの独壇場だった

NECが東南アジアやオーストラリアで展開しているパソコン事業について、2009年7月をめどに生産・販売を中止します(NEC Computers Asia Pacificのプレスリリース)。

NECの国内外でのパソコン販売は年間300万台程度で、このうち海外市場が50万台程度とのこと。海外では低価格化の波に抗えず、2006年にはパッカードベルの株式をeMachinesへ売却しており、これに続く完全撤退の模様です。

かつてのNECは、今は亡きPC-98シリーズで国内市場を独占支配するなど、海外PCと比べて2倍近い高価格設定でも安定した高いシェアを保つ超優良企業でした。現在、海外メーカーの安価なネットブック攻勢に負けじと実売価格3万円台で「Lavie Light」を販売しているのを見ると「隔世の感」があります。

NECは、今年2月に欧州市場からの撤退の意向も明らかにしており、今後は国内PC市場に投資資源を集中させるとのこと。

パソコンはもう先進国の製造すべきものではないのか?
こういう話を聴くと、もうパソコンは先進国が製造すべきものではないのか、という気がします。昔は三種の神器などともてはやされたテレビや、冷蔵庫、洗濯機などは、本当にそんな感じです。

テレビなど、ヨーロッパなどでは、"SUMSUNG(サムソン)"のほうが、日本のものより幅を利かせています。それに負けじと、日本のメーカーは3Dのテレビを販売し始めています。しかし、これもいずれSUMSUNGの独壇場になるのかもしれません。もうパソコンも、テレビや、冷蔵庫、洗濯機なみの家電になったということかもしれません。

しかし、先進国でもまだ、挑戦の余地はあると思うのですが、NECは撤退ですか。今、NECが力を入れているのは、いわゆるサーバーのグリーン化ですね。要するに、サーバーの運用電力を減らすシステムに力を入れています。これは、テレビでもCMが流されているのでご存知の方も多いでしょう。

うちの会社のシステムは、三菱がつくったものです。基本は随分前で、10年以上前に導入しました。そのときでさえ、開発の人は、「もうパソコンでは全く儲けがなくなってしまいました」と語っていました。その頃は、今ほどではないですが、今はなき、COMPAQなどが日本に上陸してきていてパソコンは従来と比較するとかなり安くなっていました。

そのうち、IBMがパソコンハードの分野から完全に撤退し、パソコンハードは中国のLENOVOが引き継ぐというニュースが飛び込んできました。その頃は、ある程度驚きましたが、いまとなっては、当然のことだったと思います。

もはや、その頃から単なるパソコン・ハードだけではあまり利益を生まないことは明らかでした。いくら、いろいろな会社が工夫をしたとしても、CPUはインテルなどが主流になりましたし、OSもマイクロソフトの独壇場で、ほとんどすべてのパソコンにWindowsが搭載されるようになりました。Windowsももはや、その多くがインド人がつくっています。パソコン・ハードの製造は、こうした、ものを単に組み立てるものというふうになり、各メーカーの独自性などほとんど発揮できなくなりました。

最近では、さらにネットブックがでてきて、価格的にどうしても、さらに安くしなければ、パソコンハードも売れなくなりました。これでは、もはや、パソコンは先進国の製造するものではないということになってしまいます。

ただし、私は、まだまだ、先進国なりの行き方はあると思います。たとえば、製造自体は、インドやマレーシャなどに任せてしまうようなやり方です。ただ、これだけではあまり旨みのない商売です。しかし、最近では新たな動きが出てきています。

現在のパソコンは、インターネットがあることを前提として作られています。ある意味インターネットができて、有名サイトが提供するサービスが受けられれば、パソコンハード自体はどうでも良いという考え方が主流になりつつあります。そうなると、インターネットのサービスを受けやすくすれば、ハードやソフトなど使い勝手が良いとか特徴があれば、良いということになります。私自身も、最近どのような場面でパソコンを使うかというと、ほとんどがインターネットを介しているというのがほとんどです。いまや、誰でも、パソコンに搭載してあるソフトを使うというよりは、インターネットを介しているというのが実体だと思います。

実際にその動きが出てきています。たとえば、LENOVOが従来とはまったく異なる、CPUやOSを搭載したスマートブックを発売しようとしています。また、Googleは、来年には、新たなネットブック用のChromeOSを開発して、そのOSを搭載したネットブックが来年発売の予定です。

さて、このような動き、日本でも高まれば面白くなってくると思います。考えれば、ここ10年くらい、パソコンの世界も標準化、平準化ばかりが進んでつまらないものになっていました。ここで、インターネットをプラットフォームとして、これを最大限に活用できるかたちで、新たなパソコンハードやソフトが生まれてくることを期待します。それに、先進国にはそれなりにモデルがあります。Appleの行き方は、その典型例です。iPod nanoにビデオがつきました、これ、アップルだから売れるのであって、他メーカがやってもなかなか売れないと思います。なぜ、アップルだと売れるのかというと、アップルが独自の戦略を明快に打ち出しその中でハードの位置づけをはっきりさせて、戦略とともに顧客に強力にアピールしているからです。

そうなると、他社でも戦略が重要になってきますね。このブログには以前、もはや、ITメーカの売り物は、パソコンやソフト自体ではなく、戦略だということを掲載しました。まさに、その通りです。日本のメーカーも今後のIT産業などの将来を見通し、戦略を立案して、その中でハードも開発していくという具合にするとともに、戦略立案以外の部分は、なるべく人件費の安いインドなどに移していくということで、十分これからもパソコンハードの開発は可能ではないかと思います。そうして、そのほうが、消費者にとっても、インターネットを共通のプラット・フォームをとしながらも、いろいろと特徴のあるハードの選択の幅が広まり面白くなると思います。どこのメーカでもいいですから、何か今までとは全く異なるコンセプトで、既存の技術の組み合わせでも何でも良いですから、予想もつかないようなすごいモノをつくってくれればと思います。それって、昔はソニーがやっていたような気がしますが・・・・。

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2009年9月24日木曜日

エルニーニョ現象で暖冬か 気象庁が「寒候期予報」-景気の回復が期待できない今天気を最大限に利用しよう!

エルニーニョ現象で暖冬か 気象庁が「寒候期予報」(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

北海道では、エルニーニョの影響か、日照時間も少
なく不稔米も多く米の収穫が8割程度のところも多い

 気象庁は24日、1年で最も気温が低い期間「寒候期」(12月から来年2月)の予報を発表した。異常気象の原因となる「エルニーニョ現象」などの影響で、全国的に暖冬傾向になりそうだ。

 同庁によると、エルニーニョ発生時の冬は北日本(北海道、東北)を除き気温が高い傾向がある。今夏、各地に日照不足をもたらしたエルニーニョ現象が冬も持続する可能性が高いことや近年の高温傾向から、今季も暖冬と予想。特に沖縄・奄美は、気温が平年より高い確率を60%とみている。

 冬型の気圧配置は北日本中心と予測。関東以西は季節風が平年より弱く、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿―九州)の太平洋側や沖縄・奄美は低気圧の影響を受けやすいため、平年より冬晴れの日が少ない見込み。

 また気象庁がこの日発表した、10~12月の3カ月予報は次の通り。

 ▽10月 天気はほぼ全国的に数日周期で変わる。沖縄・奄美は平年より曇りや雨の日が多い。

 ▽11月 数日周期で変わる。北日本の日本海側は平年より晴れる日が多い。

 ▽12月 太平洋側で晴れの日が、北・東日本の日本海側は曇りや雪、雨の日が多い。

景気の回復が期待できない今天気を最大限に利用しよう!
今年の暖冬は、夏くらいから予測されていました。無論、エルニーニョ現象による影響によるものです。エルニーニョ現象については、ここでは特に説明しないので、ご存知のない方は、Wikipediaなどでご覧ください。。

今年の冬は、経済はおそらく振るわないことが今から予想されています。それは、政権交代により、補正予算の執行が一時的にとめられているからです。無論、いずれ、違った形で執行されるのは明らかなのですが、しばらく執行止めになるため、今年の年末はその影響を受けそうです。

そうなると、事業をなされている方は、特に年末年始の業績が心配です。こんなときこそ、普段はやらないような年末・年始対策をしなければならないと思います。

事業によって、いろいろな方法があるとは思いますが、まずは、せっかく先ほどのように、今年の天候がどうなるか大体わかっているので、それを最大限活用されてはいかがでしょうか?

事業によっては、天候など全く関係ないものもあるでしょうが、まずほとんどの事業が天候の影響を受けることは明らかです。たとえは、ピザの宅配なども、かなり影響を受けます。

特に一昨年の8月は、かなり厚い日が続いたので、家庭の主婦が外出したり、家の中で火を使って料理をすることを避けたのが主な原因で、ピザの宅配はどこでも大忙しでした。特に本州方面では、35度以上の日が何日も続きました。そのため、ピザの全国宅配チェーンは、どこも売上げが昨年対比で10%前後伸びたそうです。それに続く、昨年も、変わらず暑い日が続いてたので、売上げは前年と変わらず好調だったそうです。

特に一昨年は、売上げが急に伸びたため、各チェーンでも、人を増員するなどの対策に追われたようです。各チェーンとも大急ぎで実施したそうなので、まずまずの業績を上げることができたようです。

さて、今年の冬ということになると、暖冬ですから、おそらく人が外に出る機会が多くなりますから、通常のやり方をしていれば、売上げは減ることになると思います。ただし、景気がよくないということもあるので、お客様がどのように動くかは判りにくいところです。

しかし、ピザの宅配であれば、外食するかわりに、自分の家や、他の家族の家でパーティーを仕向けるようにすれば、うまくいくかもしれません。外食であれば、たとえば、レストランなどで3人以上に人数でいくと、お値打ち感がでるサービスをしてみても良いかもしれません。何かこうして、暖かい冬そのものに備えていく必要があると思います。

さらに、以前このブログにも掲載しましたが、人間の心理とは不思議なもので、、涼しい日が続き、ある日とつぜん温度があがると、さほど暑くもないのに、アイスリームなどの冷たいものを多くの人が購入します。その反対に、暖かい日が続き、突然数度温度が下がると、そんなに寒くなくても、急に多くの人が鍋物など暖かいを欲しがるものです。

今年の冬は暖冬ですが、それにしても、寒い日が必ずあるはずです、そうしたときにすかさず、暖かいものを用意するなどで、売上げをかなり上げられる可能性があります。日々の天気は要注意ですね。

私の場合は、ピザの宅配とか、小売の世界のことなどしか思いつきませんが、それぞれの商売には、それぞれの考え方などがあり、おそらく、暖冬をチャンスにできる商売や、日々の温度の変化で儲けられるところがたくさんあるのではないかと思います。

今年の冬は、おそらく景気が上向かないということははっきりしています。しかし、いくら不況でも、そうして不況業種であっても、業績を伸ばしているところはあります。そうして、暖冬になることはあらかじめ、はっきり判っています。自分が商売をしている地区での天候はどうなるかを良く調べて、今から準備して、今年の冬は、この暖冬を最大限に活用し業績を上げようではありませんか!!

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2009年9月23日水曜日

【英国ブログ】日本の温室効果ガス削減目標25%に英国の見方は?-宇宙人外交の良い面が出るか?

【英国ブログ】日本の温室効果ガス削減目標25%に英国の見方は?

英国BBCのウェブサイトのブログで伝えられる25%削減に関する内容

  ニューヨークで22日に開かれた国連気候変動首脳会合で鳩山由紀夫首相が演説し、温室効果ガス削減の中期目標として2020年までに25%削減を目指すと表明した。

  英国のテレビ局BBCのウェブサイトでは、記者のRichard Blackが民主党が25%削減を公約として掲げていた時点で、この目標に関する記事をブログに掲載している。

  記事では「グリーンピースなどの各団体は『先進国による初めての温暖化問題に対するリーダーシップの現れ』、『先進国と発展途上国の間で頓挫していた気候変動問題の議論を前へ推し進める大きな一歩』として、日本の新政権による削減目標を高く評価している」と記している。

  続けて「ただし、日本は他の先進国が温暖化に対して同じレベルの目標を掲げることを公約の前提としている」と説明。「つまり温室効果ガスの主要排出国でありながら温暖化対策に消極的な米国に対し、日本が挑戦状を叩きつけたと言ってもいいだろう。この挑戦状に米国がどう応えるか、見守っていく必要がある」と述べている。

宇宙人外交の良い面が出るか?
オバマ大統領は、まずは、鳩山氏の例の論文による東アジア共同体と、それに、今回の25%削減目標によるアメリカへの挑戦ということで、あいかわらず、鳩山氏の真意を測りかねているといのが実体だろう。

私は、このブログに前から、地球温暖化二酸化炭素説ならびに、地球温暖化災厄説は全く信じていない旨を掲載してきました。ただし、限りある化石燃料を節約し、次の代替燃料がでてくるまで大事に使うこと、すなわち省エネに関しては多いに賛成であることを述べてきました。

これだけ、グローバルでネットワーク環境も整ってきた時代において、少なくともオバマ大統領や、新しく総理大臣になった鳩山首相も、地球温暖化に関してさまざまな意見、考え方があり、地球環境の専門家のうち半数以上は、地球温暖化二酸化炭素説や災厄説の信奉者でないことは、知っていると思います。

ただし、現在あたかも、地球温暖化二酸化炭素説を真説のように多くの政府が取り扱うのは、原子力行政や、エネルギー行政、その他の諸情勢、世界各国の思惑などが複雑に絡み合っていて、現状では二酸化炭素説を認めておいたほうが、都合が良いからそうしているという点に関しては、鳩山さんはどの程度理解しているかははなはだ疑問です。

政治の世界に限らず現実世界では、オバマ大統領にせよ、他の各国のリーダーも、国連などの公の場で発言する内容と、実際の戦略などとは異なることも多いものです。これは、現実社会でも同じことです。外国人だろうと、日本人だろうと変わりはありません。

たとえば、オバマ大統領の核廃絶の論議などその典型例だと思います。オバマ大統領の演説を聴いて本気で全部なくそうとしていると額面通り受け取る人は、どこかずれているとしか思えません。現実世界のいろいな背景を知っていれば、その真意は、「これ以上の核拡散はさせたくない。また、これ以上核兵器の維持保存に多大な投資をするのは無駄だ、これは、他国でも同じことであり、各国と協調してこれを削減したい」ということです。オバマ大統領自身も真意をそのまま、述べるわけにはいかないので、「何とか、真意を読み取って欲しい」と思っていることでしょう。

鳩山さんこのあたりのことは本当に読めているのでしょうか?これは、コミュニケーションの基本です。相手が語った言葉をすべて額面どおりに取るというのは、コミュニケーション能力が相当低い人がとる行動です。現代のMBAなどでは、コミュニケーション、チームワーク、各国の伝統・文化を教えることに比重を置いています。

特にコミュニケーションについては、相手の発言のほかにコンテクスト(背景)を読み取ることを強調しています。コンテクストによっては、相手がYESと言っても、NOの場合もあるということです。このような、昔の日本人なら誰でもできたようなことが、現在のアメリカでは、理論的、体系的に取り組まれています。逆に日本人のほうが、こうしたコミュニケーションが苦手になっています。これは、ある意味で末恐ろしいことです。

鳩山さんは、スタンフォードでオペレーションズ・リサーチを学んだ生粋の理工系ですから、このあたり本当に大丈夫なのかと危惧の念を持ってしまいます。アメリカでは、1980年代~1990年代にMBAに対してかなり風当たりが強かった時代があります。MBAを雇うなという、極論を表明する経営者も多数存在しました。

これは、いわゆる、学校の優等生的なMBA出身者が各企業に入って、得意の分析ばかり行いすぎて、いわゆる「分析麻痺」に陥りどうしようもない衰退に陥ったためです。だからこそ、最近では、分析ばかりではやく、コミュニケーション、チームワーク、伝統・文化を教えるようになってきています。こうしたことにより最近では、MBAが忌避されるということもなくなってきました。

鳩山さんは、若い頃は、分析ばかりやってきたということです。鳩山さん、学生時代はもう相当昔で、その後政治の世界に入って、相当国内では揉まれて、小沢さんを仲間に引き入れるなどのことをして、ずいぶん変わったのですが、本当に国際舞台で通用するのかどうかは、まだ未知数です。特に、「政治を科学する」とい発言は気になります。政治はいろいろな事象が複雑に絡み合っています。単純に分析などできるものではないと思います。

いずれにせよ、オバマさんの頭の中では、鳩山さんが、先日死亡した韓国の元大統領「ノムヒョン」のような愚かなリーダーではないことを切に願っていると思います。ノムヒョンは、政局の都合により、中国や北朝鮮よりの政策をとったり、日本を無視しようとしたり、その時々で方針が定まりない、韓国至上最悪の大統領だったと思います。せめて、話の通じる相手であって欲しいと思っていることでしょう。

ただし、以前もこのブログで示したように、アメリカがCO2の排出量が飛びぬけて世界一である事実には変わりがないです。そこに、25%削減目標をちらつかせたわけですから、アメリカに挑戦状を突きつけたことには変わりないと思います。オバマがどのような対応するのか、見ものです。

ちなみに、この数字は以前このブログにも出した少し古いものですが、大勢に影響はないと思いますので再掲載しますが、個人あたりの年間Co2排出量をみてみると。

・米国 20トン
・ドイツ 11トン
・日本 10トン
・世界平均 4トン。
・中国 3.5トン

日本の省エネルギー技術は進んでおり、これ以上の二酸化炭素排出削減は難しいのに対して、アメリカやヨーロッパはまだまだ削減できる余地がたくさんあるということです。それは、GDPあたりの二酸化炭素排出量を出してみれば分かります。

これは、アメリカは日本の3.1倍だそうです。アメリカが一人当たりのGDPに対する二酸化炭素の排出量を日本人と同じにするなら、アメリカの削減だけで直ちに世界の二酸化炭素排出量は3分の1になるそうです。それだけで、世界のCO2排出量削減目標は軽々と達成できるそうです。日本はすでに、相当Co2削減を実施していますし、それに比較するとアメリカはダブダブですね。中国などは、人口が多いから一見co2をかなり出しているようですが、一人あたりに換算すれば、アメリカには及ぶべくもないです。

11月のオバマ大統領来日でまた、いろいろなことが見えてくると思います。

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2009年9月22日火曜日

みのもんた 9年連続200安打のイチローに「セコイ」発言でネット上は批判の嵐-イチローの姿は、元来の日本人のあり方を示している?!

みのもんた 9年連続200安打のイチローに「セコイ」発言でネット上は批判の嵐(この内容、すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

イチロー、米史上初の9年連続200安打達成!


 13日(現地時間)にマリナーズ・イチロー外野手が、9年連続200安打達成という歴史に残る大記録を達成した。メジャーリーグ史上記録更新は実に108年ぶりの偉業で、現地マスコミも賛辞を送っている。

 56試合連続安打をマークしたジョー・ディマジオ(ヤンキース)や球聖タイ・カッブ(タイガースなど)ら過去の名選手とともに歴史に名を残すことになったイチロー。

 ところが、この快挙にテレビ司会者・みのもんたが水を差し、ネット上が紛糾している。みのはイチローが内野ゴロで全力疾走する映像を見て、ひとこと。

「......セコイよ。ちゃんと打たなきゃ」と発したのだ。

 この一言に、ネットではスレッド乱立、みのに対する非難が相次いだ。

「毎晩酒飲んで放送中たまに寝て人のやることにケチつけてりゃいいんだから気楽だよな。多くの人に夢を与えるスポーツ選手にまで難癖付けて。司会は肩書きだけで実際にはクダ巻いてるだけじゃん」と、最近のみののふがいない司会ぶりを指摘する声や、「塁に出るのが仕事の一番バッターだぞ? 何がいかんのよ? 副業の水道屋でボリまくってるお前がセコいんじゃ」と、過去に談合騒ぎを起こした副業について言及する発言、さらには「珍プレー好プレーのナレーションやってた人間とは思えない。普通内野安打がセコイとか言えるか?」などなど、散々な言われよう。

 歴史的瞬間を前にとんだ"エラー"発言を披露してしまったみのに、ネット上の野球ファンの声は届くのだろうか......。

イチローの姿は、元来の日本人のあり方を示している?!
みのもんた、なんでこんなことを言ったのか本当に解せないですね。いずれにせよ、あまりにも皮相的な見方だと思います。

私は、本来の日本人のあり方というのが、一郎に現れていると思います。アメリカとのつきあいかた、そうして、自分の道の歩みかたが実は、現在の政界に対してそうして、現代の私たちにとって非常に示唆的であると思います。

アメリカに渡ったイチローの野球は、アメリカのジャーナリズムからあまり褒められたりはしませんでした。彼は、自分独自の野球のスタイルをほとんど変えませんでした。いわゆる、アメリカン・スタンダードの野球にあわせるなどということをせず、日本の野球を日本の選手として押し通しました。

イチローが活躍する前の大リーグ野球は、ホームランが全盛で、とにかく大きなホームランをガンガン打ったり、高速のストレートの球を豪腕でなげたりする、いわゆる怪力男が頑張るというスタイルでした。そのため、イチローが渡米した9年前から、イチローの短打、内野安打、そうして足で稼ぐ安打などがアメリカ人にとっては、非常に新鮮なものだったのです。

そうして、今やイチローのこのスタイル、これがアメリカ野球に大きな影響を与えています。彼は、いつも自分の野球のスタイルを自分で考えて、その考えに信念を持って実践しました。トレーニングや、自分の振り子打法に関しても、コーチがいうものではなく、自分が考えたものを、自分がやってきたことを信じて、自分の野球人生を考えて、実践してきしまた。それは、さながら、宮元武蔵の言葉の中にもあるような、「わが事において後悔せず」という信念によって、自ら信じる道を歩み、9年独自のスタイルの野球を続けてきました。それこそ、頑固とまでいえるほど、保守的に、自分のトレーニング法を毎日毎日一つずつ、やることを変えないで、繰り返してきました。

そうした流れの中で一郎は、「なぜこんなに、毎年ヒットが量産できるのですか?」と聞かれて、「ヒットを作るためのスタイルを自分の体のものにしている」と答えていました。そのためには、周りから見ても、禁欲的ともいえるような、まるで禅の修行僧のように頑固にまるで、修行のように一つ一つの柔軟体操や、筋トレや、走りを続けてきました。こういうイチローを今の私たちが見ると、私たちが忘れてしまった、かつての日本人の姿、保守的な日本人を見るようです。何か新しいものがあるから気楽にやってみようというのではなく、毎日の精進積み重ねて、その延長線上に今の結果がある、そういう古来の日本人を見る思いがします。だから、こそ、多くのアメリカ人や、日本人に慕われているのだと思います。

最初から、ホームランを狙うとか首位打者を狙うということよりも、自分らしい野球、自分の納得できる野球を徹底するということが、実は、今日の快挙につながっているということだと思います。

最近政権交代があったばかりですが、自民党、民主党に限らず、今の政治家を見るとき、はたして、イチローのような世界観を、持った政治家は存在するのだろうかと、思ってしまいます。そうして、過去の、自分が培ってきたものを信じる、そうした中で新しい未来が切り開いていける、こういう感覚を持った政治家が果たしてどれだけいるのでしょうか?鳩山首相は、就任記者会見の中で「歴史を変え、歴史をつくる」と語っていました。しかし、これは、イチローの姿と比べると、あまりに傲慢であり、まともな政治家としては、許されないことだと思います。イチローは決して「野球の歴史を変え、歴史をつくる」とは公言しませんでした。しかし、結果として彼は、歴史を変え、新たな歴史を作っています。

新閣僚からは、「伝統や文化」という言葉が、誰からも一言も出てきませんでした。さらには、会見の中で、鳩山さんのように登壇と退出の両方ともに国旗対して会釈して、経緯を評したのは、鳩山さん以外ではわずか3人でした。こうした、内閣では、新しい日本とはいいながら、日本固有の伝統や文化に根付いた日本ではない、別の日本をつくっていくのでないでしょうか?

一郎の、グローバル・スタンダードに決して染まることなく、自分の信念を貫き、実績を積みか重ねてきた姿をみるときに、日本人の本来の姿、侍の姿を見る思いがします。元来の日本人の価値観・世界観は、自分の信じる一つのことに打ち込み、日々の地味な努力を積み重ね、そうしてその時間を大事にしていく、その時間の集積の後に、やがて大きな結果が生まれるというものです。私たちが今後、どうするべきか、考えるとき、私たちはイチローの姿を思い浮かべるべきではないかと思います。

みのもんたは、こうした見方ができないのだと思います。まったく皮相な見方しかできないのだと思います。私は、このブログでも、HTV(日本の国際宇宙ステーションへの貨物輸送線)の快挙に対して、新政権の誰もがこのまま賛辞を評することがなければ、新政権には、目利きは誰もいないことになると書きました。そうして、その通りになりました。あれだけの、低予算で、あれだけの世界的な大快挙に対してなしのつぶてということは、あまりにも失礼なことであると書きました。

それに、マスコミもまったく同じで、この快挙については、小さな扱いで、その本質を掲載したものはわずかでした。立場や考え方などが違っても、同胞があのような快挙を成し遂げた場合には、賛辞を評する、自分のことに喜ぶというのが本来の日本人のあり方ではないかと思います。

もはや、民主党の閣僚も、自民党も、みのもんたも、日本の大部分のマスコミも、もう日本の武士道の精神を持ったり、それを規範とすることもなく、まったく関係ない、別の世界の人々なのでしょうか?もうそのような人は、日本ではごく一部の少数派になってしまったということでしょうか?しかし、ネットでみのもんたの発言に、多数の人がクレームをつけるということは、まだ、多くの人が、イチローの武士道的な行動を認めているのだと思います。そういう意味では、少し安心しまた。

私は、自らの伝統や文化を失ってしまうということは、自分が自分たる、ゆえんが無くなってしまうということだと思います。自分の背骨(バックボーン)をなくすことだと思います。そういう人は、仕事をしても、スポーツをやっても、政治でも、マスコミでも、おそらく、最後までできずに中途半端で投げだすような人になると思います。どの分野においても、イチローのような偉業は間違っても達成することはできないし、足元にも及ぶことができないと思います。

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2009年9月21日月曜日

鳩山首相、米へ出発…オバマ大統領と会談へ-初の訪米は国旗に会釈できる鳩山さんが適任だった!?

鳩山首相、米へ出発…オバマ大統領と会談へ(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

 鳩山首相は21日夜、羽田空港から政府専用機で米ニューヨークに向け出発した。(写真左:米国に向けて出発する鳩山首相と幸夫人(東京・羽田空港で)=立石紀和撮影)

 首相にとって初の外交舞台となり、国連総会や金融サミット(G20)などに出席する。

 就任からわずか1週間後の23日にはオバマ米大統領との初の首脳会談に臨み、まずは大統領との個人的信頼関係の構築を最優先させ、日米同盟を重視する考えを伝える方針だ。

 訪米は6日間の予定。出発に先立ち、首相は21日夕、首相官邸で「力みすぎないよう、自然体で臨みたい」と記者団に語った。日米首脳会談については「まずは大統領の人柄を理解させていただき、私の人間的な部分を信頼いただける関係になればいい。懸案は信頼関係の中で結論を出していく」と述べ、大統領との個人的関係の構築を最優先させる考えを示した。

 「緊密で対等な日米関係」を掲げる首相は、来年以降のインド洋での給油活動の打ち切りや米軍再編計画を見直す考えを示しているが、今回の会談ではこれらの懸案には具体的に踏み込まない方針。大統領も、初顔合わせで懸案を具体的に取り上げる構えは見せていないとされる。

 日本で本格的な政権交代を果たした鳩山首相には国際的な注目度も高い。100か国以上の首脳らが参加予定の22日の国連気候変動首脳級会合では、開会式で演説を行う予定だ。

 首相は、2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する方針を表明し、日本が地球温暖化対策で国際的に主導的役割を果たす考えを打ち出す。

 首相はまた、核不拡散・核軍縮首脳級会合でも演説し、核廃絶を世界に訴える。さらに、中国の胡錦濤国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領、韓国の李明博(イミョンバク)大統領ら10か国近い首脳との個別会談も行うことにしている。

 一方、岡田外相も21日昼、米国に向け出発した。クリントン米国務長官らと会談する予定だ。

初の訪米は国旗に会釈できる鳩山さんが適任だった!?
鳩山さんとアメリカといえば、まずは、先月のワシントンポストへの投稿で、まずはアメリカ側からは、マイナス評価を得ている事と思います。というより、鳩山さんは、アメリカとの関係をどうするつもりなのか、図りかねているというのが実態だと思います。アメリカと対等の関係を構築するとか、東アジア共同体などを構築するなどの内容がアメリカで物議をかもしています。

また、最近岡田外務大臣が、アメリカとの核兵器持込の密約に関して大臣命令を発して、その密約書の行方を捜させています。大臣命令というと、命令に従わなければ懲戒解雇も可能という、ものものしいものです。

それに、岡田外務大臣というと、親族がイオングループのCEOをしています。イオングループというと、現在中国での展開を相当はやめつつあります。中国で事業を展開するとなると、あの国は非常に特殊ですから、共産党幹部などとも、個人的に親しくなり、いろいろつながりを作っておかなければ、できないです。岡田さんは、いくら商売の上での付き合いとはいえ親中派の親族を持っているということです。そのような、親族を持つ岡田さんが、外務大臣になるということは、非常に問題ありです。これをアメリカ側どう思うのでしょうか?鳩山さんのいう、東アジア共同体を推進するための足がかりと見られるかもしれません。

それに、国内でも、民主党議員には、議員立法できないようにしてみたり、国籍法を改正しようとする民主党有志の集まりができたり、いろいろ、不可思議といっても良いようなことがあります。

こんなさなかでの、訪米です。鳩山さん自身が「はじめての訪米とうこともあり、最初から力まないで、まずは自分を理解してもらうことからはじめる」と語っていましたが、まさに、そのとおりだと思います。

私が思うに、前政権などいろいろな密約、不文律、慣行、その他いろいろあるものと思います。ごく最近ですが、毎年アメリカから日本にあてて、発信される要望書のようなものが明るみ出たそうです。過去の要望書を調べてみると、この要望書かなりの部分が実際日本政府が受け入れたいたそうです。このようなことは、ほかにも多数出てくると思います。そうして、そのことについて、前政権が、決して嘘をついているわけではないでしょうが、はっきりとは、次の政権に引き継いでいない部分がかなりあると思います。そうしたことが、明るみでるたび、その意味を良く吟味したうえで、そのときに長期戦略を新たに構築することも重要になってくると思います。特に、外交、安全保障、軍事関連には、そのようなことが多いと思います。

それと、今回初訪米が鳩山さんで本当に良かったと思います。16日の首相官邸で行われた、閣僚全員の記者会見の模様がテレビで報道されていました。ご覧になった方も多いと思います。会場には、演壇の斜め後ろあたりに、国旗が掲揚されていました。鳩山さん自身は、登壇、退出の両方とも国旗に対し会釈して、敬意を評していました。その他閣僚で両方ともしていたのは、前原国交相、平野内閣官房長官、中井国家公安委員会委員長だけでした。国旗に対して会釈するなど、主義、主張を超えて、まともな家に育った人なら当たり前のことだと思います。

しかし、他の閣僚はしていませんでした。岡田さんは、無論していませんでしたし、文部大臣もしていませんでした。しかし、そうしたことにたとえ疎い人であったとても、あるいは、国旗に対して日教組の馬鹿教師と同じような感覚を持っている人であっても、鳩山さんがきちんと、会釈しているのですから、その様子を見て右に倣えで礼をすべきだったと思います。

まあ、この有様ですから、あの日の丸裁断による民主党旗問題も起こってしまうような土壌が最初からあったのだと思います。それにしても、あのような問題があったのなら、党内で国旗に対する取り扱いなど徹底しておくべきだったと思います。

私は、自民党の閣僚クラスの人が、国旗に会釈をしなかったというのを見たことがなかったので、驚きました。民主党ではまるで、しないのが当たり前のようでした。しかし、こうした躾のない人達が海外などに行ったとすれば、外国の国旗に対して無礼を働いたり、社会常識を欠いた珍奇な振る舞いをするのではないかと心配です。やはり、要人としての最初の訪米は鳩山さんが適任だったと思います。岡田さんは、外務大臣としても問題ですが、それよりもなりにりも、まずは躾をきちんとしなければ、人前、特に外国には出せませんね。でも、岡田さんもアメリカに行っているんですよね。観光旅行ならいいでしょうが、無礼なことをしなければよ良いですが・・・・・・・・。

それにしても、情けない~。今回の閣僚の平均年齢は、麻生内閣より年齢が上だったはずですね。いい年をしてとは、まさにこのこと? もう、これくらいの年齢になったら、人にいわれなくても、自分で気をつけてもらいたいものです。

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2009年9月20日日曜日

300人が派遣切りの憂き目に 花畑牧場、札幌工場を一時閉鎖の真相-真相は違うところに・・・・・・・・?

300人が派遣切りの憂き目に 花畑牧場、札幌工場を一時閉鎖の真相(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)

ご存知花畑牧場の生キャラメル

 タレントの田中義剛氏が経営する花畑牧場(十勝管内中札内村)の札幌工場(札幌市中央区)が8月31日で一時閉鎖していたことがわかった。

 同社は「まだ先のことは決まっていない」としつつも、生産体制の効率化を図り、製造する商品や工程などを見直した上で、年内の再開を目指す。札幌工場の製造分は、販売動向を見ながら夕張工場や十勝工場で補い、社員・パート60人は主力の夕張工場や札幌市内直売店へ異動し、派遣社員300人の契約更新はしないという。

 92年に田中氏が牛1頭から始めた花畑牧場。商品の「生キャラメル」のヒットにより、04年3月期に約4億円だった売上高は、09年3月期には約143億円にまで急成長した。雑誌やテレビに田中氏が広告塔として積極的に登場し話題を集めることで、5年で35倍の売上増という驚異的な成長をはたした。当初は生キャラメルが1人5個までしか購入できなかったために、08年7月にはあまりの人気に同商品をめぐり恐喝事件も発生したほどだった。

 しかしブームにはいずれ終わりが訪れるもの。すでに新千歳空港の土産店などでは以前ほどの行列は見られないという。気になるのは現在も花畑牧場は多角化を進め、次々と店舗を開店させていることだ。同じく北海道の銘菓である「白い恋人」などは首都圏では販売を行わずにブランド価値を保っているが、同社は東京だけでも銀座や青山など5店舗の「花畑牧場カフェ」をオープンさせている。マーケティングの専門家は「直営店を急激に増やしすぎるとブランド価値を希釈させかねない」と警鐘を鳴らすが、飲食店も含めると同社の直営店は全国に25店舗まで増加している。

 急拡大した経営とブームの衰えのギャップが生み出したものが冒頭で触れた派遣切りだったのだろうか。「こんな時代だからこそ雇用創出に貢献したい」と、かつて雑誌のインタビューで意気込んでいた田中氏だったが、本人の理想とは裏腹に、約1年前に稼動したばかりの札幌工場は閉鎖へ追い込まれ、失業者を生み出してしまった。

 派遣切りにあった従業員300人はどうなってしまうのか。派遣切りにあったある従業員の家族はこう話す。「兄から突然電話が来て、『クビになった』と聞きました。その後は携帯がつながらなくなり、連絡もとれない。無事だといいのですが・・・」。工場に就職できて喜んでいただけに、今回の派遣切りに強いショックを受けていたという。

 小さな町に降って湧いた大量雇用だったが、あっけなく1年で閉鎖となれば、採用された従業員は翻弄された感も否めない。牧場主の田中氏はホームページの経営理念に「つくる人を幸せにする。つくる人が幸せじゃないと本当においしい商品はつくれません」と謳っているが・・・。

真相は違うところに・・・・・・・・?
上記の記事では、田中氏に批判的であすが、真相は、田中氏の経営手腕にあるものと思います。うまく運営して、雇用も確保して、みんなに良かれと思って事業展開していたのだと思います。実は、田中氏前にも、九十九ラーメンという、ラーメン屋のFCもやっていましたが、破綻しています。この店は函館の西部地区(観光地)にありました。この九十九ラーメンの名物は、味噌チーズラーメンです。これは、通常の味噌ラーメンに、粉チーズをたっぷりかけていただくというものです。私自身は、一度食べてみたことがありますが、結構好きな味でした。でも、人によってかなり評価が分かれるところです。

おそらく、田中氏牧場の牛乳やチーズなど大量に使えるような事業を探していたのだと思います。だから、こそ、九十九ラーメンにも加盟して、まず、自分の店に関しては自分のところが作ったチーズを使わせてもらっていたのだと思います。そうして、うまくいけば、九十九ラーメン全店で使ってもらおうと目論んでいたのだと思います。しかし、あえなく失敗し、この話はご破算になったのだと思います。

田中氏は、前にもテレビなどで語ってましたが、北海道の酪農家の振興を図りたいと前々から主張していました。だからこ、中札内村の牧場近くで、いろいろな事業を展開していました。しかし、どれも小規模なものでした。そこに、ふって沸いたような生キャラメルの花畑牧場でした。このブームを利用できるだけ利用したいという気持ちは良くわかります。

北海道の白糠(しらぬか)の酪農家

北海道土産で人気の「生キャラメル」花畑牧場の生キャラメルが有名ですが、道北の興部町にあるノースプレインファームの生キャラメルが有名で、これが元祖だといわれています。しかしながら、生キャラメル自体は新しいものでも何でもありません。通常のキャラメル作成の過程で、出来上がるものです。

実は生キャラメルは、ミルクキャラメル作成の工程の部分から、最後の乾燥の部分を取り除いただけのものです。通常のミルクキャラメルは、水分をかなり取り除き乾燥させて、長期間保存できるようにしますが、生キャラメルは、この乾燥をせずに水分が多量に含まれたまま商品化します。だから、冷蔵などの保管が必要になります。あとは、高級感などだすために、原材料を良いものにする、香料など工夫するというだけです。

実は革新的でも何でもないわけです。しかし、これを市場に大量に投入した試みは立派なものだと思います。しかし、あまりに大量に販売し始めため、今回のような事態になったのだと思います。おそらく、これから、販売が伸びるということはないでしょう。ただし、ブームが過ぎ去っても一定量はこれかも売れ続けると思います。

ヨーロッパにはチーズの老舗などがあり、定番商品としてずっと売れ続けているナチュラル・チーズなどがたくさんあります。ナチュラル・チーズは出来上がったばかりのものは、味にコクも深みもなく、あまりおいしいものではありません。それを短くても5年、長ければ10年以上も時間をかけて熟成させてから販売します。それだけ歴史と伝統にねづいた商品なのです。残念ながら、北海道のナチュラル・チーズなど食べてみると、未だあまり熟成させていないものが多いです。北海道には未だ規模の小さなチーズ工房くらいしかなく、まだ、産業として十分育っておらず、長期間熟成させる余裕がないというのが実体だと思います。

北海道は、規模の大きい牧場もあり酪農王国のように思われているところがありますが、北海道での酪農の歴史はさほど長くはあません。ほとんどが第二次世界大戦後からのことです。人口が北海道と同じくらいの国であるデンマークなどには、およびもつかないほど、歴史も、酪農家や牛の数も少ないです。田中氏は、江別市にある酪農学園大学出身で、そのころから北海道の酪農もただ牛を育てて牛乳を売るだけでなく、酪農家自身によるもっと裾野の広い産業を育てようと考えていたそうです。その結果として現れたのが「花畑牧場の生キャラメル」というわけです。だから、北海道の酪農にはまだまだ、将来性があると思います。

私の感触では、札幌工場の再開はないものと思います。そうして、「花畑牧場 生キャラメル」も今以上に売れることはこれからはないものと思います。

しかし、こうした試みそのものには、敬意を表します。これからも、いくつもこのような新商品を出して、カフェなどで提供する商品の幅を広げていただきたいものです。それから、これからは、どこてでも売るというのではなく、たとえば、直営店のカフェなどでのみで販売ということなどにして、カフェなどどんどん増やすと良いと思います。カフェが増えれば、まずは、札幌の店などで新商品の試作品を投入して、かなり売れるとの感触をつかんだら、今度は自分でつくるのではなく、他の事業者につくってもらうなどのことを考えれば良いと思います。

田中氏、今では、若いとはいえませんが、まだ50歳台です。経営者としては、未だ年寄りとはいいがたい年齢です。今までの失敗を肥やしにして、再度いろいろなことに挑戦していただきたいものです。



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