「新宿駅前で無差別殺人」=ネット書き込み、中3男子逮捕―警視庁
この事件の予告は、予告inという通報サイトにも掲載されていた |
インターネット掲示板にJR新宿駅前での無差別殺人予告を書き込んだとして、警視庁捜査1課は12日までに、威力業務妨害容疑で、横浜市に住む中学3年の男子生徒(15)を逮捕した。
同課によると、容疑を認め、「どのぐらい騒ぐか見たかった」と話しているという。
逮捕容疑は6日午後、携帯型ゲーム機を通じ、ネット掲示板に「2月11日午後9時ピッタリに新宿駅(新南口だったハイウエーバス入り口)で3人組で通り魔を起こす。死にたくない人はゲームに参加しないことだな!! 」などと書き込み、バス会社に対応を協議させるなど業務を妨害した疑い。
同課によると、男子生徒は電器店やスーパーなどでネットに接続。掲示板「2ちゃんねる」に「1人は車で通行人に突っ込み、残りの2人はナイフで通行人を殺す」「間違いなくやるからな」と書き込んでいた。
【私の論評】やっぱりあっという間に捕まりました!!
この事件、このブログでもとりあげ、すぐに逮捕されるだろう、もしかするとすでに取り調べを受けているかもしれないと数日前にとりあげたばかりです。
やはり、そのとおりになりました。おそらく、愉快犯だと思っていましたが、まさにその通りでした。
この、予告は、予告inという通報サイトにも掲載されていしまた。ちなみに、この予告inは、例の秋葉原の事件があったあとに、国で委員会か何かを開催したときに、委員会で予告を通報するようなサイトは、どのくらいの期間でどのくらいの費用でできるのかという国会議員の質問に対して、3億とか、半年とかいっていたのを聞いた人が、何と、2時間で個人でつくってしまったという代物です。
お役人の無駄遣いの代表のようなものだったので、このブログでも、これに対する警鐘を鳴らすいみで、その内容を記載したものです。
また、一つ、インターネットでの書き込みは、すぐに素性が知れることの証明になったと思います。おそらく、どこの誰かをつきとめるには、半日も時間を要することはなかったと思います。そこから、逮捕する為に令状を用意したり、実際に本人に直接遭遇するために多少の時間がかかっただけだと思います。
さて、愉快犯ならびにその予備軍の皆さん、この手の書き込みはすぐに素性がバレます。くだらないことはやめましょう。
ならびに、ネットに平気で、誹謗中傷など書きこむ皆さんも、どこの誰なのかすぐに調べることができます。平気で書き込みをする人は、無防備なただの馬鹿だと思います。
それから、最近で大相撲関係者のメールから、八百長疑惑が露見しましたが、メールに関しても、たとえ、自分の携帯電話のメールを消したからといって、消えたわけではありません。端末自体からも、消したメールを復活させることは可能ですし、さらには、ネット上にも残っています。まあ、パソコンでも、携帯メールでも、完璧に消し去ることなど至難の業です。秋葉原に行けば、消えたメールの履歴を見るような装置も販売しています。
それから、以前にもこのブログに掲載したように、どうしても、自己を偽らないと、SNSなど使えないひと一切使うべきではありません。
昨年は、北海道の札幌の近くの江別市の会社をネットで中傷した、 静岡の塾講師が、信用毀損容疑で書類送検されたという事件がありました。ネットの嘘の情報を信じてアクセス数狙いで、関係のない江別市の不動産業者を「容疑者の親」として、中傷してい捕まりました。男は約千のブログを開設し閲覧数が多いほど広告収入が増える仕組みを利用して月10万~20万円を得ていました。「社会的反響が大きい事件で、閲覧数が増えると思った」と供述したそうです。
この事件の影響はかなりなもので、昨年テレビ局がこの事件の取材に行っているときも、女性から中傷の電話がかかってきており、その内容が北海道のローカルテレビにも流されていました。その女性の会話いきなり、「頭おかぃんじゃないの」から始まって、この不動産業者の人が、それに対して「そういわれましても・・・・」などと受け答えすると「だから、おかしいっていうのよ!!」などと中傷をしてていました。テレビ・ラジオなどの報道機関はそのような内容のものは全く報道しておらず、この女性の情報源もネットからのものだと思います。
この中学生に限らず、ネットの世界には、この事例のようなものも含めてまだ、まだ愚かな人がいるようです。ネットでの情報に関しては、このような無責任なものもあるので、事実としてテレビ・新聞などで報道されていないものは、ネットでも、複数のものを参照して、良く真偽を確かめてから信じるべきだと思います。ましてや、それをネットで発信したり、発言する場合には十二分に調べるべきと思います。
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4 件のコメント:
ネットの発言を例えるならば「仮面舞踏会」なんですね。
一見仮面で自分を隠しているように見えても、主催者が入り口で配っている仮面を身につけているだけ。しかもその仮面には認識番号が付いていて、舞踏会でやんちゃをしたお客は後からわかる仕掛けになっている。
その上、舞踏会での一挙手一投足は全て記録されていて、その記録を突き合わせてみると、その人間の人となりがかなりの精度で再構築可能です。
なので、完全な匿名性を求めるなら仮面舞踏会に参加しない、つまりネットで発言しないのが一番です(笑)
かせっち様 コメント有難うございます。まさに、おっしゃる通りです。完全匿名を期待して、ネットを用いるのは、全くの筋違いというものです。
多くの人がこのことに気付ばいいのですが、愚かな人も多いようです。
今回の件では警察の対応が早くてよかったと
思います。
一昔前なら、特定するのにかなり時間が
掛かったのに、半日で特定されたことに
なります。
犯人の中学生は携帯ゲーム機から
書き込んだらしいですが、きっと街中の
Wifiスポットからなら特定されないと
思ったんでしょうかね?
今後防犯に意味も兼ねて
これからも愉快犯もビシバシ取り締まってほしいです。
ねこまた様 このコメント見過ごしていたようで、対応が遅れてもうしわけありません。しかし、この中学生の兄もおかしくて、ナイフをもって、新宿近辺をうろついていたようです。そうして、結局は殺人はしないで、自ら警察に自主してつかまりました。どうしようもないですね。こういう、やからは厳しい対応をするしかないですね。家庭などに問題もあったようですが、それにしても、こうした行動にでるヤツは許せません!
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