2014年6月12日木曜日

財務次官に香川氏、主計局長には田中主税局長―【私の論評】とうとう10%増税の地ならしがはじまった。黙っていれば、奴らに増税の空気を醸成され今年中に決定されてしまう! そんなことで本当に皆さん良いのですか?

財務次官に香川氏、主計局長には田中主税局長

政府は11日、財務省の幹部人事を固めた。

木下康司次官は退任し、香川俊介主計局長が後任に昇格する。

予算編成を担う主計局長には、税制を担当している田中一穂主税局長が就く。主税局長が主計局長に回るのは異例だ。田中氏の後任には主税局経験が長い佐藤慎一官房長を起用し、2015年10月に予定する消費税率の10%への引き上げを見据えた布陣を敷く。7月上旬に発令される見通しだ。

木下氏、香川氏、田中氏はいずれも1979年入省で、同期が続けて財務次官に就任するのは2009年に杉本和行氏から丹呉泰健やすたけ氏に交代して以来となる。

▽財務次官

香川俊介氏(かがわ・しゅんすけ)79年東大法。主計局長。東京都出身。57歳。

木下康司氏(左)と、香川俊介氏(右)


▽主計局長

田中一穂氏(たなか・かずほ)79年東大法。主税局長。東京都出身。58歳。


▽主税局長

佐藤慎一氏(さとう・しんいち)80年東大経。官房長。大阪府出身。57歳。

【私の論評】とうとう10%増税の地ならしがはじまった。黙っていれば、奴らに増税の空気を醸成され今年中に決定されてしまう! そんなことで本当に皆さん良いのですか?

倉山満氏

上記の人事に関して、憲政史研究科の倉山氏は以下のように本日、プログに書かれていました。
 財務省人事、内示。 偉大なる民族の太陽、百戦百勝の鋼鉄の霊将、史上最強の事務次官、木下康司様、予定通り退官。 ジーク!カイザー!木下康司!P> 後任は予定通り、香川俊介主計局長。 ジーク!木下!
 週刊現代だけは報じていたけど、まさかの人事。 後任の主計局長には、田中一穂主税局長 背中に、汗、汗、汗
 この意味、わかるか? 昭和54年組から、木下、香川、田中と三人の次官を出すことになる。 史上初。 『増税と政局』は、木下康司が史上最強の財務次官である、という本だが、まさかここまでとは。 あの本を出した後も、年末恒例道路工事をやらせないとかすぎことあったけど、まさかここまでやるとは。。。 では国民にとって一番関係があることを言うと? この人事は、 
 消費税10%なんか決まったことなんだよ! 安倍内閣が支持率高くて続くうちに、 消費税15%やらしてもらうから!!!です。 去年の10月1日以来、この流れをつくられたね。 私がなぜあの時にあそこまで狂ったように戦ったか、これから思い知ることになる。 

日本では、日米開戦のときも、いわゆる開戦すべきという空気が醸成されて、その空気によって、本当に開戦してしまったということを倉山氏はその著書で述べていました。

そうして、それは現在も変わっていません。まともな識者、経済学者などにいわせれば、デフレ時期の増税はどの方向から検討してみても、間違いです。世界中のまともな経済学者、識者に聴けば、デフレの最中に増税せよなどという馬鹿なことは誰もいいません。

しかし、日本では、財務省摺動のキャンペーンにより、増税の空気が見事に醸成されて、新聞社も、政治家もこの空気に浸り、ひたすら増税への道を突っ走り、本当に今年4月に増税されてしまいました。

本当は、今からでも、8%増税を中止にする方法はあります。しかし、まともな議論もされず、空気に流された政治家は、今更そんなことはできないし、増税は決まったことだからと、思考停止ないしは認知症に至り、やってはならない増税に踏み切ってしまいました。

そうして、上の人事はまさに、10%増税に向けての布石です。今回も、昨年のように財務省は死に物狂いで、増税キャンペーンを盛り上げ、10%増税は致し方なしという空気を醸成しようとしています。

前回の増税では、増税してから本格的に経済が落ち込むまで、1年くらいかかっています。今年も、増税してからすぐに景気は落ち込まないという可能性が大です。

そうなると、財務省の悪たちは、増税しても影響なしというキャンペーンをはって、また、白痴政治家たちをたぶらかし、増税の空気を醸成すると思います。

上の記事で、倉山氏は述べてはいませんが、やはり、今回の増税だけは阻止しなければなりません。来年増税することを決めた場合、来年の4月あたりに、今年の増税の悪影響がはっきりしてきます。

そうして、来年4月の増税の影響は、1年後の平成16年ありたりに顕著になり、その悪影響は計り知れないほどの甚大なものとなることでしょう。

自殺者がまた増え、若者の就職先はなくなり、ブラック企業が跋扈するようになることでしょう。

生贄の羊

皆さん、こんなことで本当に良いのでしょうか。私は真っ平ご免です。増税反対派は、力を結集し、何が何でも10%増税は阻止すべきです。子羊のように何もせず、黙っておとなしく殺されるのを待つのはご免です。これは、イスラエル人の合言葉にもなっています。ヘブライ語の発音では、カッツオンレテバです。この精神で何が何でも阻止です。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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