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2010年3月8日月曜日

イルカ漁 アカデミー部門賞受賞…太地町「極めて残念」―"The Cove"アカデミー賞受の背景に注目しよう!!

イルカ漁 アカデミー部門賞受賞…太地町「極めて残念」(この内容、すでにご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)


The Cove 予告編

映画界最大の祭典、第82回米アカデミー賞の発表・授賞式が7日夜(日本時間8日午前)、ロサンゼルスのコダックシアターで行われ、和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米国の「ザ・コーヴ」が長編ドキュメンタリー賞を受賞した。受賞により、イルカ漁への批判がさらに高まる恐れがある。同作品は、初夏に日本公開予定。

「ザ・コーヴ」の受賞に、地元では困惑の声が上がった。太地町の三軒一高(さんげんかずたか)町長は「ドキュメンタリーなら事実を伝える必要があるのに、まずシナリオありきで作為がある。伝統を無視した映画が受賞したのは極めて残念だ」と批判。町漁業協同組合の杉森宮人参事は「受賞が反捕鯨運動に利用されるのが心配だ。腹立たしいが抗議のしようもない」と憤った。

洋司町教育長は「受賞は西洋人の非寛容さを物語るもので、常識を疑う。根底には宗教文化の違いがあると思う」と言う。町漁協代理人の石田省三郎弁護士は「これ以上騒ぎを大きくしたくないのに遺憾。配給会社には既に上映中止を申し入れており、漁協と協議して今後の対応を決めたい」としている。

一方、日本で配給する「アンプラグド」の加藤武史代表は「作品として完成度が高く、見応えがあった点が評価されたのだろう。米ジャーナリストたちのイルカ漁への関心の表れでもある」と話した。また、ルイ・シホヨス監督は同社を通じ、「私にとって、イルカ漁がなくなり、この入り江が本来の国立公園として日本の人々の手に戻った時が、本当の受賞の日だと思う」とコメントを発表した。

(2010年3月8日  読売新聞)

太地町とは
太地町(たいじちょう)は和歌山県東牟婁郡の町です。昔から捕鯨で全国的に知られた町であり、日本の古式捕鯨発祥の地といわれています。この町は周辺の町村が合併を繰り返す中、1889年(明治22年)に太地村と森浦村が合併した当時のまま残っているため面積が和歌山県で一番小さく、その全域が海と那智勝浦町に囲まれています。そのため、「南紀の小さな漁村」といった雰囲気があります。

太地の歴史は鯨なしには語ることができません。太地の捕鯨は和田家一族の和田頼元という人物が外来の漁師などと共に原始的な捕鯨技術の開発を行い太地浦を拠点として捕鯨を行ったのが始まりで、和田一族を中心として5つの刺手組という捕鯨団体のようなものが形成されていましたた。その後1675年(延宝3年)に太地の和田頼治という者が鯨を網に追い込んでとる網捕法という方法を発明すると今度は和田一族統制の下太地村一村で大きな鯨方を形成するに至り、これが200年近く続いたがついに1878年(明治11年)に捕鯨中の事故により百名以上の死者を出すという惨事が起こったためこの鯨方も崩壊してしまいました。

太地が再び捕鯨の町となるのは日露戦争後のことで近代的な大資本による遠洋捕鯨の基地として多くの船で賑わい、鯨体の処理場や鯨を缶詰にする工場もできたため太地は再び捕鯨に依存するようになりました。しかし近年とみに日本の捕鯨に対する風当たりが強くなりつつあり(捕鯨問題)、1988年(昭和63年)には国際捕鯨委員会の取り決めに従いついに太地でも商業捕鯨が中断されるに至りました。

昭和40年代には太地町立くじらの博物館などの建設も進み、商業捕鯨こそ中断されてはいるもののこの町は今でも「くじらの町」を称しまた鯨を目玉とした観光の振興への取り組みが見られます。

"The Cove"アカデミー賞受の背景に注目しよう!!
上記のような平和な太地町に数年前から、海外のいわゆる環境保護団体の連中が幾度となく入り込んでいました。その、連中が立ち入り禁止の場所に何回も出はいりして、イルカの捕獲などの模様を無断で撮影していました。一部は、テレビなどにも報道されていました。

今回のこのドキュメンタリー映画は、こうしたものをまとめて編集し直したものです。このように、作成過程からして、全く無断、作成者の意図のままで、被写体に対しては全く注意を払っていません。

町民でこの記録映画を見た人もいますが、明らかに太地町でもなく、住民でない人も写っており、非常に心外だとしていました。被写体の人物に対して、一切了解をとらないのですから、こういうことがあっても不思議はありません。

しかし、この映画、予告編などみているだけでも、一方的に写しているようなので、全くおかしな事だと思います。日本のマスコミなどでも、こうしたことは頻繁にあります。特に、誤報や、偏向など酷いものも結構あります。特に、環境問題などについての報道には虚偽報道が多いです。その内容、画面の一部を切り取ったりとか、撮影した動画の都合の良いところをつなぎあわせたりするなど手口は様々です。

このドキュメンタリー映画に関しては、あきらかに、一方的な描写であり、肖像権も無視されています。それに、何回も、立ち入り禁止区域に無断侵入して撮影しているのは、明らかに犯罪行為です。これは、アメリカ国内でも、日本国内ても犯罪行為であると言わざるをえません。そうしして、このような内容をドキュメンタリー映画として放映することは、犯罪を誘発することにもつながります。

このドキュメンタリー映画には、二つの完全な欠陥があります。まず、一つ目は、上で述べたように、撮影そのものが犯罪だということです。それともう一つは、撮影者の一方的な考え、価値観で作成されていて、被写体となった人々は完全に無視した、偏向報道であることです。

今回のアカデミー賞では、こうした欠陥ドキュメンタリー映画に対して授与したということです。アメリカの良識を疑ってしまいます。この映画の監督は、あの「わんぱくフリッパー」のイルカのトレイナーだった人だそうで、その後イルカ保護に転身し、現在は環境保護活動家として活躍しているそうです。きっと、頭の中身は、「わんぱくフリッパー」の頃と変わらないのだと思います。


きっと、かなり苦しい生活をしてきたのではないかと思います。イルカの保護では、さぞ収入も少なかったと思います。かなり、年配のようですから、大変ですね。でも、晩年にこの映画で一発あてたので、もう老後の心配はありませんね。でも、一個人の老後の資金の材料にされた太地町の人々はたまったものではありませんね。

アメリカ人の中には少なからずこうした性向の持ち主がいるようで、自分たちの価値観を押し付けて、世界中から嫌われています。こうしたアメリカ人の性向が、日本の真珠湾攻撃や、9.11の同時多発テロの遠因ともなっていることはいうまでもありません。火のないところに煙はたたないということです。現在のイラクやアフガンの戦争もそういう側面があります。


上は、2年ほど前に、アメリカで牛肉のリコール問題がもちあがるきっかけになっ動画です。BSEに感染してたつこも満足にできなくなった牛を無理やり追い込み屠殺しようとしているところです。これは、ある環境活動家が隠し撮りをして、テレビ局に提供し、全米で報道されました。こちらのほうが余程残酷だし、社会的にも影響が大きい大犯罪です。そうして、こうしたことを行った環境活動家は立派だと思います。社会的正義の観点から、牛肉解体業者の犯罪を暴いたということです。病気の牛の肉を販売することは、アメリカはもちろんのこと日本でも重大な犯罪です。なお、こうして殺された牛の肉は、リコール問題がもちあがった頃には、なんと子供たちの給食にだされて子供たちの胃の中におさまってしまっていたということです。恐ろしいことです。

一方太地町のイルカ漁は、何も突然最近やりだしたことではなく、かなり昔から実施されている伝統的なものです。それに、人間に対して有害なことは何ありませんし犯罪でもありません。社会的な大問題ということであれば、へたり牛の問題のほうがよほど重要です。きっと、他にもこのような事例はいくらでもあります。そうしたことを取り上げれば良いのでしょうが、それでは、アメリカ国内では受けないのだと思います。やはり、このドキュメンタリー映画は、白人特有の独断と偏見に満ちたものということです。これは、人種差別となんら変わりがありません。アメリカは、大統領ががオバマになっても、昔と何も変わっていないということの査証だと思います。

そうして、これは現在アメリカで大問題となっている、トヨタ車リコール問題の背景の一つにもなっていると思います。これに関しては、以前のブログでアメリカ国内では、トヨタのリコール数のほうが、アメリカ車よりもはるかに少ないことを指摘しました。日本では民主党が政権をとって以来、日米関係は悪化しています。この悪化、単純に考えるべきではありません。悪化そのものが、トヨタリコール問題や、今回のドキュメンタリー映画のアカデミー賞受賞などにも結びついていると考えるべきです。

日米関係が、良好であれば、表に出ないものが、悪化のため表に出るようになってきたということです。民主党が日米関係を良好に保つようにしなければ、これからも、こういうことは起こりえます。トヨタの豊田章男社長の、誤算は、今回のリコール問題が、通常の日米関係ではなく、悪化しているにもかかわらず、通常時の対応ですませようとしたことであることは、以前にも指摘しました。私たちは、こういうことが背景にあることを十分承知の上で、アメリカへの対応をしていかねばならなくなったということです。これは、何も政府レベルの話だけではなく、企業レベルでも、個人レベルで起こりえる話です。皆さんもうっかりしていて、足元をすくわれないようにくれぐれもご注意を!!

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