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2011年2月21日月曜日

マクドナルドが絶対に発売しないハンバーガー―【私の論評】観察力の鋭い人ならすぐにわかるはず!!日本マクドナルドが絶対に販売しないのは、中華バーガーと韓流バーガー!!

マクドナルドが絶対に発売しないハンバーガー


マクドナルドの目玉商品といえば、ビッグアメリカシリーズだ。テキサスバーガー、ニューヨークバーガー、ハワイアンバーガー、カリフォルニアバーガー、アイダホバーガー、マイアミバーガーなど、アメリカの州をモチーフとしたハンバーガーである(マイアミだけ都市の名前)。

しかし! マクドナルドが絶対に出さない州がある。きっと、この州のハンバーガーは絶対に出さないはずだ。それはどこの州のハンバーガーか? 

ケンタッキー州のケンタッキーバーガーである。

とにかく名称がヤバイ。このケンタッキー州をモチーフとしたハンバーガーは、決してマクドナルドから発売されないだろう。ケンタッキー州は馬、牛、乳製品、豚、大豆、トウモロコシが特産品となっているが、やはりケンタッキー・フライドチキンのイメージが強いうえ、ケンタッキー・フライドチキンの本社もケンタッキー州にある。

そもそも、他社を宣伝するかのようなハンバーガーは出せない。

しかしだ! もしマクドナルドがケンタッキーバーガーを作ったならば、企業の考えとは逆に「マクドナルドすげえなあ!」という声があがるのは間違いなく、そのマクドナルドの勇気に敬意を表する人が多くなるだろう。……まあ、出ないと思うけど。


【私の論評】観察力の鋭い人ならすぐにわかるはず!!日本マクドナルドが絶対に販売しないのは、中華バーガーと韓流バーガー!!
さて、上の記事、がっかりですね。ケンタッキーバーガーは、確かに出さないでしょうが、これは、競争相手を想起させるので、あまりにも当たり前といえば、当たり前と思います。というよりも、何よりも、マクドナルドが出さないハンバーガーという言い方もおかしいと思います。もともと、ビッグアメリカシリーズは、日本でしか販売されていないものです。それに、このキャンペーン、日本人向けのものであり、日本人の特性を知り抜いて実施したキャンペーンであることは、このブログにも以前掲載しました。だから、本来は日本マクドナルドが絶対に販売しないバーガーなどと銘打つべきだったでしょう。しかし、これくらいのことしかいえないのであれば、ギャグとしても、あまり意味がないですし、芸人だったら、これでは笑いは取れないでしょう。

それよりも、何よりも、上の文章を書いた人、観察力がなさすぎると思います。今まで、絶対に出さなかったメニュー、これからも出しそうもないメニューがあります。

それは、他のハンバーガー屋であれば、少なくとも、それを想起させるような商品を販売しているところもありますが、日本マクドナルドでは出していなメニューです。それは、日本、アメリカ以外の国を素材としたものです。たとえば、中華バーガー、韓国風バーガーあるいは、タイ風バーガーなどのエスニック系バーガーなど、あっても良さそうなのに、一切ないですね。

和風と、アメリカンは出しても、その他の国のものや、それを想起させるものは一切だしていません。

これは、何でなんでしょう。考え方としては、理解しやすいです。やはり商品が消費者の意識から、外れるというか、訴求力が弱まるということを懸念としての事だと思います。

もともと、ハンバーガーは、アメリカのものです。しかも、日本に上陸したのは、他の食品などから比較すれば、本当にごく最近のことです。ちなみに、日本マクドナルドの一号店は、1971年(昭和46年)7月20日、銀座三越内にオープンされました。

ハンバーガーなど、日本人はほとんど馴染みがなかったものです。だからこそ、アメリカというイメージを大切にし、定着させていったのだと思います。しかし、そけだけだと、商品に幅もでないし、顧客にも飽きられてしまうので、後から、和風もだしてみたところ、あたったので、定番メニュー化したというのが真相だと思います。

しかし、ただでさえ、外国起源の食べ物で、馴染みが少なく、そこで、さらに、カレー味とか、キムチ味とかのものを出してしまえば、顧客の意識の中で、ハンバーガーそのものが希薄化するのは必定だと思います。だからこそ、過去にもだしていなかったし、これからも出さないことでしょう。日本人には、日本人特有の食生活があります。もともとのハンバーガーという食習慣ですら、根付けるのに長時間かかりました。それを、さらにに変えるということは、多くの人が思っている以上に難しいことなのだと思います。食習慣の殻を破るということは、それほど難しいことなのだと思います。

カレーライスなどは、日本では、海軍に取り入れられ、毎週土曜日がカレーの日とされ、すべての将兵が食べていた時期があります。この規模で、取り入れられれば、外国起源のものでも、急速に普及するでしょうが、一民間企業では、なかなか難しいことなのだと思います。

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