今年も中国でチャイナ・ファッション・ウイーク開催
【3月28日 AFP】中国・北京で3月25日から31日まで、08/09年秋冬中国ファッションウィーク(China Fashion Week)が開かれました。26日には、Chen Juanhongが手掛ける「ジュディ・ギャラクシー(Judy Galaxy)」が新作を発表しました。(c)AFP
最近は、中国の話題にしても、「中国分裂の筋書」など硬いものばかり、多かったので、本日は中国ねたでも、少し話題としては古くなりましが、軽いものをあげます。あまり説明してもしょうがないと思いますが、北京で開催しているため、やはり中国人のモデルが多いこと、パンダをモチーフとしたような中国らしいもの、オリンピックを意識したものなど、いろいろバラエティーがあることに気がつかれると思います。
中国ファッションウィークとは、北京で行われるファッションイベントです。国内外の ブランドとデザイナーがトレンドやアイデアを発表する総合的なファッション情報発信源となっています。中国国際青年デザイナーコンテスト「漢帛賞」なども 有名です。08~09秋冬コレクションは、2008年3月25日~3月31 日まで行われました。デザイナーのJudy Galaxy(ジュディ・ギャラクシー)やスーパーモデルのチェン・ジュエンホン(陳娟紅=Chen Junghong)なども参加しました。
http://j.fj1.jp/?eid=749400
http://www.fashion-j.com/r/collection.html
「チャイナ・ファッション・ウイーク」には中国の代表的なブランドやデザイナーが参加。「中国ファッション」を世界に発信しています。北京市は2008年の北京五輪までに北京を世界有数のファッション都市に発展させる構想を打ち出しています。
中国に押し寄せる情報洪水
でも、すべての情報に関して制御することは不可能でしょう。たとえば、先月2日、BBCは世界34カ国の1万7000人余りを対象に行ったイメージ調査の結果を発表しまた。特定国について「世界に良い影響を及ぼすか」を 尋ねてみたところ、ドイツと日本がそれぞれ56%を占め、同率1位となりました。この調査では無論中国の評価もしていますが、低いほうの部類に入ります。このような情報などは、直接中央政府を批判するものではないため、特にカットしたりはしないでしょう。でも、確実に中国に浸透しつつあります。
ファッションの本質を理解するには、そのファッションが生み出された国の現状や、文化などを熟知していなければ不可能だと思います。日本のファッションを見ても、どうしてこれが生まれたのかを知るためには、やはり日本のことを知る必要があると思います。
そうした場合中国の人たちも、自らの頭や行動でいろいろな国の文化を吸収したり、他国の現状を知る必要があります。また、そうしたなくると思います。日本を知ろうとしたら、日本の歴史を知ろうとすでしょう。日本の歴史を知れば、近代史の負の部分もあることは事実ですが、第二次世界大戦後の驚異的な経済発展、現代中国人民よりもはるかに高い生活の質、驚異の社会変革を成し遂げた明治維新、その後の西欧列強の植民地にならず自主独立の道を貫いたという事実などを知ることになります。中国共産党が教える日本の歴史とは矛盾するところが多々あるものと思います。
これ以上説明しても、あまり意味がないと思いますので、百聞は一見に如かずといいます。ゆっくりご覧になってください。この規模といい、期間といいパリや東京で開催されるものと、レベルも変わりないと思います。このようなイベントが催されるのが、アジアの共産党が率いている国であるとは、とても思えません。
下は、ランジェリーのショーですが、提灯やら、ショール、髪飾りやら中国風の色を出しています。
近年頻繁に開催されるようになった中国のファッションショー
中国ではこのようなファッションショーが矢継ぎ早に開かれています。やはり、ファッション界もこれからも、拡大し続ける中国の旺盛な消費市場を少しでも多く開拓したいという目論みがあるのでしょう。
「上海国際ファッションフェスティバル2005」は上海新国際博覧中心の約4万5000平方メートルを使って開催される大規模なファッション展示会で す。内外のデザイナーによるコレクションが発表されます。フランスのファッション番組「FTV」と共同でのモデル選考会は今回が初めての試みです。 2004年秋の「2004年上海国際ファッションウィーク」には「ジョルジオ・アルマーニ」「ジャンポール・ゴルチエ」「エトロ」など、欧州の有力10ブ ランドが初参加しました。
巨大市場・中国には世界各国が猛烈な売り込み攻勢をかけています。上海では3月25日までファッションショー「第3回韓国ファッション&テキスタ イル」が開催されていました。韓国のトップデザイナー、アンドレ・キム氏らがコレクションを発表しました。2004年には「ジョルジオ・アルマーニ」 「グッチ」などの有力ブランドが相次いで上海に旗艦店を出店しました。
日本のファッション界も中国への売り込みに力を入れ始めました。2004年には日本のアパレルメーカーを一堂に集めた大型展示会「JFFイン上海 2004」を初めて開催し、日本ブランドをアピールしました。オンワード樫山は「ICB」「23区」を展開。ワールドは「オゾック」のファッションショー を開きました。
下は、水着のエキゼビションですが、漢字をモチーフにしてみたり、オリンピックを意識したものもあります。
中国ゼリー層にも大きな影響
現 代中国の経済のレベルは、日本などの一般の認識とは違い、かなり低い状況にあります。そのため、中国は発展途上国という位置づけにありますし、これからも 数十年にわたって、そうあり続けます。中国中央政府が発表する数字を鵜呑みにしてさえ、国民一人あたりのGDPの世界ランキングでは100位前後です。
このような状況であるため、上のような情報洪水も大方の中国人民にとっては、ほとんど意味を持ちません。ただし、80後(はちじゅうご)世代の中でも、ゼリー層(富裕層)に対してはかなり大きな影響があるでしょう。
80後とは、中国の1980年代生まれの世代さします。改革・開放時代に生まれ「1人っ子政策」で育った彼ら は、ひ弱な面がある反面、情報収集力に優れているという評価があります。ただし、私はこれは、あくまで中国人の評価だと思っています。この80後世代は、 私たち日本人から見れば、そのほとんどが非一昔前の中国人と変わりません。私は、インターネットなども使うようになった分、昔の中国人よりは、情報収集能 力に秀でるようになっただけだと思っています。その思考様式、行動様式はほとんど変わっていないと思います。80後世代は、日本から輸入された、ゼリーを 食べて育った世代ということで「ゼリー世代」とも呼 ばれています。この世代は中国全土に2億人存在していると言われています。
しかし、このゼリー世代のうち、経済的に恵まれた少数派の2000万人程度の人々は、それまでの中国人と明らかに違った思考・行動様式を持っていると思い ます。これらを私のブログではゼリー層と呼んでいます。このゼリー層こそ、いずれ中国の新たな文化や、民主化を進めていく上でのリーダーになっていくと 思っています。ゼリー層以外の80後世代はというと、一昔前の中国人とさほど変わりなく、最近テレビなどで頻繁に放映されている、長野や、韓国での聖火リ レーで旗振りをしていたり、中国国内では反日デモをやったり、カルフール不買運動を行う連中です。中央政府の扇動などにすぐにのりやすい、旧タイプの中国 人です。
このゼリー層は、情報洪水の中でも、情報をより分け、何が正確で何が作為によるものかを見分けることができると思います。いろいろな価値判断などができると期待しています。今は目立たなくても、おそらく、これからの中国社会のオピニオン・リーダーになっていくと思います。
この人々に訴えかけることが、ファション界でも、その他の政治や文化などの関係でも、もっとも大きな影響を及ぼすことができると思います。彼らは、現在で は18歳~27歳という若年ですから、現状では目だって大きな変革などできないかもしれませんが、将来は革新の担い手になります。
下の写真は、モデルさんたちの休憩時間の一こまです。携帯で記念撮影をしています。
下は、パンダを意識したエキゼビションです。なかなか、面白い発想だと思います。
以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。
注)上の写真は、ほぼ2008年「チャイナ・ファッション・ウィーク」のものですが、一部2007年のものもあります。
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情
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