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2010年7月31日土曜日

宮内庁 皇室伝来の文書・出土品を公開…9月18日から―経営学の大家ドラッカー氏ですら語ることのない日本の真の強みとは?

宮内庁 皇室伝来の文書・出土品を公開…9月18日から(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)

宮内庁が公開する坂本龍馬自筆の薩長同盟裏書=宮内庁提供

宮内庁は30日、これまで研究者らに限定的にしか開示してこなかった皇室伝来の文書や天皇陵などからの出土品を、9月18日から皇居内の三の丸尚蔵館で一般公開すると発表した。初めての試みで、反響をみて今後も継続するか検討する。同庁は貴重な歴史的資料40万点以上を所蔵しており、歴史ブームの中、話題になりそうだ。

◇龍馬直筆「薩長同盟裏書」も出品
「皇室の文庫(ふみくら) 書陵部の名品」展と銘打った展示会では、宮内庁書陵部が保管する文書類や出土品計41件を公開する。いずれも、手続きを経た研究者に同部内で閲覧させていたほかは、一部が博物館などに貸し出されたことがあるだけだった。

展示品の中には、平安時代から鎌倉時代にかけての「日本書紀」の写本(北畠本)や、百舌鳥陵墓参考地(堺市)から出土した5世紀の「囲形(かこいがた)・家形埴輪(はにわ)」など、門外不出だった27件の資料も含まれている。

このほか、尾形光琳作の「後水尾天皇御画像」や、坂本龍馬が薩長同盟6カ条の文書の裏に赤字で同盟を保証する旨を書いた「薩長同盟裏書」(1866年)も出品。仁徳天皇陵の馬や犬の形をした埴輪なども展示される。

10月17日までで入場無料。休館日など問い合わせは宮内庁図書課(03・3213・1111内線3447)。

経営学の大家ドラッカー氏ですら語ることのない日本の真の強みとは?

この公開、参院選を終わった時期に実施すると、最初から予定が組まれていたのだと思います。まさに、絶妙のタイミングだと思います。

この公開は始めての試みだといいますが、まさに、民主党が惨敗した後の現在絶妙のタイミングです。もし、民主党が大勝していたとしても、本当に良いタイミングであったと思います。

なぜかといえば、現在民主党が政権をになっていること、自民党も保守政党というには、あまりにも力量不足である現在、やはり、多くの国民に対して、日本の歴史や、天皇について、再度考えたり、振り返ったりする機会が必要であるとの判断があったからだと思います。これは、大反響になると思います。

民主党の両院総会関連の記事、昨日、一昨日と結果として二回も掲載してしまいましたが、この中で、選挙敗因のすべてをあげてはいません。

その中で、大きなものとして、日本国解体三法案があります。これは以下のものです。


永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案、


選択的夫婦別姓を可能にする民法改正案、


人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)


3法案は「日本解体を目指している」(自民党の義家弘介参院議員)と保守勢力の反発が根強いものです。いずれも家族、地域社会、伝統、文化など日本社会を根底から変容させてしまうからです。これに関してはあの読売新聞ですら「日本解体法案」と記載しています。

このブログでも過去の記事で何回もこの危険性について掲載してきました。そうして、私はこれには絶対に反対であることを掲載してきました。

日本は、朝廷を要として、すでに2670年の歴史があります。天皇がこれほど昔から、日本の要となられていることを私たちは、もう一度真摯に見直すべきです。多くの人が、この大切さや、重要性について忘れています。

天皇は、日本が国民国家として一つの国なる以前から、日本の国の要であられました。私たちは、戦国時代のずっと以前から、国はわかれていても、日本国の民としての統一意識をもつことができました。歴史上これだけの間、ひとつの国の仕組みが長続きしたことは、空前絶後であり、他国ではどの国でもありません。それは、先進国はいうにおよばず、小さな国や古い伝統のある国でも、そのようなことはありません。

今の日本人は、このあたりがはっきりしていないから、優柔不断であり、何事にも及び腰で、勇気を持って事を進めたり、自信を持つことが出来ません。もうすでに、ソビエト連邦崩壊や、その後に続いた東西ドイツ統一、その後の東ヨーロッパの政変、共産中国の実質的に国家資本主義への変質などによって、とっくに、マルクス・レーニン主義、共産主義など時代遅れであり、それを蒸し返すことは噴飯ものであるにもかかわらず、左翼政権民主党は、この蒸し返しをしようとしています。

民主党は、巧妙にこれを隠蔽しています。そうして、なにやら、あの自民党ともあまり変わらないかの如く装っています。しかし、現実には、上記三法案を通すことにより、マルクス・レーニン主義による、世界市民国家日本(多くの民族からなる、連邦国家)を樹立しようともくろんでいます。

しかし、実際には、こんなことは、世界のどこの国でも失敗して、今は、国民国家が主流になっていることは歴史が証明しています。これも、このブログに掲載しました。他民族の複合国家は、現在は国民国家ごとに分裂したり、分裂しようとしています。コソボなどその良い例です。それに、最近ではあのヨシフ・スターリンの生まれ故郷である、小国のグルジアが、独立して、強国ロシアに戦争を挑むというようなことまで起きている時代です。今の時代に、世界市民による複合国家を信奉するなどは、時代遅れであり、愚かとしかいいようがありません。

民主党の実施しようとしてる、日本国解体は、単なる妄想にすぎないです。妄想を実現しても、時を経れば、結局はもとの日本国国民国家に戻るだけです。ただし、一度世界市民国家になった国をもとの国民国家に戻そうとする場合、旧ユーゴスラビアでも明らかになったように、とてつもない流血の、内乱、内戦、民族浄化運動などが起こることでしょう。日本人はもとより、外国人にも大きな犠牲がでることになります。それこそ、コソボや、アフガンや、イラクなど他人事ではなくなります。

私は、これを断固として、阻止したいのです。だからこそ、日本国解体三法案に大反対しているのです。上で述べたように最悪シミレーションが現実のものとなったとき、今の民主党の面々ただではすまないでしょう。多数のものが死刑になったり、あるいは長期間監獄入りになることでしょう。彼らは、歴史を学ばないから、過去、特に現代史で何が起こったかなど、頓着がないのだと思います。自分たちがやろうとしていることが、将来どのようなことを招くのか、シミレーションもできないのだと思います。

これを推進し、上記で述べたような最悪の事態がおこれば、彼らは永遠に売国奴の汚名を着せられることになります。太平洋戦争終結時の戦犯に対するよりも、はるかに厳しいことになるでしょう。なぜなら、現代のように、経済発展して、平和な日本をそのままにしておけば良いのに、わざわざ、頭の軽い妄想で破壊したことになるからです。

ほとんどの国民が望んでもいないのに、積極的に努力して、破壊したことになるからです。それは、日本国民に対するだけではなく、人類に対する犯罪という位置づけになるでしょう。国際裁判所で死刑の判決を受ける、民主党幹部の顔が頭に浮かぶくらいです。民主党の連中はそんなことまで、頭が回らないのでしょう。何も、わざわざ、無用な摩擦どころか、無用な内乱・動乱を招く必要はありません。

民主党、あまりにも多くのことがちぐはぐです。もし、私など民主党の立場にたつなら、日本の伝統文化に直結する歌舞伎など大相撲と同じであり、潰しにかかるのが本筋だと思います。にもかかわらず、前原大臣が、会議をすっぽかしてまで、たかが、歌舞伎役者の結婚披露宴に嬉々としてでかけるとか、自分たちが何をしようとしてのか全く自覚がないようです。

民主党の閣僚は、すべてがこの調子です。いつも、直近のことしか考えておらず、自分が今日行った行動が結局何を招くのかのシミレーションが全くできないようです。そうして、これが、民主党政治の本質です。普天間基地がそうでした。東アジア共同体がそうでした。消費税増税論議がそうでした。小さなことをあげれば、まだまだあります。あげればきりがないくらいです。

日本国の国民国家を破壊して、個人主義をさらに助長するようなことになれば、何が起こるのかもシミレーションができていません。そうなれば、離婚は増えるし、先日このブログで掲載した、アメリカのリベラリストらが推進したライフスタイルによる夫婦別姓の大失敗のようなことがおこることは目に見えています。アメリカでの、離婚率は現在50%以上です、今日結婚したカップルの実に半数以上が確実に離婚します。これにより、おびただしい数の子供たちが犠牲になっています。虐待、ネグレクトはもとより、かなり深刻な事態に陥っています。こうしたことの反省に立ち、ある調査によれば今のアメリカの女性は、85%以上が仕事よりも家庭のほうが大事だと考えるにいたっています。

日本国内でも最近では幼児虐待が頻繁におこっていますが、最近では、母親が二人の幼子の育児を放棄し、二人の幼子が犠牲になったということがありましたが、このようなことも助長すことになります。私は、このようなことが最近頻繁におこるのは、戦後の誤った民主主義教育による個人主義的な風潮がこうしたことを助長していることは否めないと思います。日本国解体を推進すれば、さらに誤った個人主義というより、本質的には、利己主義が助長され、こうしたことをさらに推進することになります。こうしたことによる、損害・実害はとても、数字に表すこともできないことも含めて、甚大なものになることでしょう。

誰も信じて疑わなかった朝廷があったからこそ、あの偉大な無血革命であり、それまでの東洋史、西洋史を世界史にまで変える原動力となった明治維新のきっかけでもある薩長同盟を坂本龍馬が成就させることができたということを、多くの日本国民に再認識してもらうためにも、本当に、時宜を得た公開だと思います。

これほど、良い、プロモーションはないのではないかと思います。特に、経済が振るわないときには、歴史が見直されるといいます。事実現在は、歴史ブームの最中にあります。こうしたことが、日本国民に刺激を与え、次のステップになればと期待しています。ドラッカー氏は、語っています。日本人は、改革などなかなか進まないようにみえるが、一度国内でコンセンサスがとれると、信じられないほどの速さで、一夜にして大改革を成し遂げるとしています。その良い例が、明治維新であるということも語っています。そうして、ドラッカー氏ですら語らないことがあります。

ドラッカー氏が語らないこととは、日本にはもともとというか、キリスト生誕前から、理念としては朝廷を要とした国民国家意識が醸成されていたということです。だからこそ、明治維新など短期間に行うことができたのです。これに関しては、ドラッカー氏自身が、旧オーストラリア・ハンガリー帝国の出身(現在は存在しないが、ドラッカー氏が生まれたのは、ここである)であり、この古い国でさえ、そのようなもまはなく、その後、米国にわたりましたが、この米国にもみられない日本にだけ固有のものです。ドラッカー氏は、日本の美術などに関しても、造詣があり、日本のことは良く知っています。なのに、特に朝廷に一切触れないということは、やはり、西欧出身の経営学者としての限界なのだと思います。

最近、アメリカなどでは、経営学の大きな動きとして、ドラッカー財団を含めて、特に、コミュニケーションや文化・伝統の重要性が認識されています。さらに、MBAでは、いわゆる過去にやったような、いわゆる経分析・技能のようなものはあまり教えずに、そんことは当たり前の前提として、経営という切り口からコミュニケーションや、世界各国の文化や伝統に関して教えるといいます。私たちが日本という国をありのままにみれば、古から、朝廷があり、朝廷を要とした国民国家意識が醸成され続けているという強みがあります。(何と、2670年です)。

さらに、文化・伝統といった場合、日本のように古くから継承され続けている国は他にありません。こうしたことから、ドラッカー氏の潜在意識の中には、この強い日本というものへの西欧人としての脅威や、警戒心があったのではないかと思います。いずれ、日本を頂点として、アジアを中心とした世界がやってくることを予感していたに違いありません。だからこそ、朝廷についてあまり著書・論文で述べなかったに違いありません。やはり、自らは自覚しつつも、米国の日本弱体化政策については、直接組しなくても、西欧人の立場からすれば、敢えて反論はしなかったということがあったのではないかと思います。

だからといって、ドラッカー氏の素晴らしさは、少しも損なわれることはありませんし、私自身もドラッカー氏は敬愛しています。彼の立場にたてば、日本の真の強みの源泉をはっきりいわないということは理解できます。しかし、日本人としての私は、ドラッカー氏の限界も知った上で、彼の著書を読み、良いところを受け入れているというところです。明治の言葉でいえば、「和魂洋才」というところです。

このような、世界最強の伝統文化を誇る日本をもう一度思い起こす機会を提供する、皇室伝来の文書や天皇陵などからの出土品の公開は、まさに時宜を得ているし、素晴らしいことだと思います。日本国解体なんてことにならないように、皆さん今一度、日本の歴史の中における朝廷について、真摯に考えるべきときと思います。宮内庁頑張れ!!

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