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2011年4月14日木曜日

携帯電話メーカー各社、焦点をアプリからコンテンツに―【私の論評】確かに、アプリでは、差別化はできない、なら画面の差別化はどうだろう?

携帯電話メーカー各社、焦点をアプリからコンテンツに

「HTCセンセーション4G」について説明するHTCのセイシュ氏(11日、ロンドン)
スマートフォン(高機能携帯電話)メーカー各社は長年、どれだけ多くのアプリケーションを利用できるかを主なセールスポイントとして売り込んできた。しかしその戦略を変え、コンテンツやサービスの統合に焦点を置くメーカーが出てきた。これは携帯端末戦争の次の戦場になるとみられている。

台湾の携帯電話機メーカー、宏達國際電子(HTC)は12日、独自の動画配信サービスが使える同社初のスマートフォン(高機能携帯電話)「HTCセンセーション4G」を発表した。この動画配信サービスは最近のコンテンツ配信企業買収の結果、提供が可能になった。このサービスを使うと、携帯電話を通じて600本以上の映画やテレビ番組のレンタルや購入が可能になる。


米グーグルやアップルは多数のアプリが使えることを誇りにしているが、HTCなどは、スマートフォンにたくさんのアイテムを詰め込みすぎると消費者を混乱させると主張している。 

また、アナリストらは、大部分の消費者が同じアプリを求めていると指摘する。調査会社ニールセンが10年6月に行った調査によると、アップル製、グーグルの基本ソフト(OS)アンドロイド搭載端末など、すべてのスマートフォンにおいて人気のアプリ上位5つのうち4つは同じものだった。 

アンドロイドの独占により、HTC、モトローラ・モビリティ・ホールデングス、それにソニー・エリクソンといった携帯電話機メーカーは製品を差別化する方法を探らざるを得ない状況になっている。 

マイクロソフトのモバイルコミュニケーション事業の責任者、アーロン・ウッドマン氏は、メーカー各社はアプリだけでは製品を差別化できなくなるだろうと述べている。

同氏は、「アプリは端末を差別化する競争における一つの波だったが、サービスは次世代の波の一つだと思う」と語った。同社はXbox Liveや無料のインターネット上のストレージサービスのスカイドライブといったゲームやパソコン分野のサービスを強化し、スマートフォン分野の競争で立場を好転させようとしている。 

他のメーカーも端末の差別化のためにコンテンツやサービスの充実に努めている。HTCの動画配信サービスは、今年2月にコンテンツ配信を手掛ける英サフロン・デジタルを4860万ドル(約41億円)で買収したことで実現した。ソニー・エリクソンは今月、初のプレイステーション携帯となる「エクスペリア・プレイ」を発売した。

またグーグルはアップルの音楽配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」のライブラリーをアップル以外の携帯に移行するサービスを提供するカナダのプッシュライフを買収した。

(WSJ要約)

【私の論評】確かに、アプリでは、差別化はできない、なら画面の差別化はどうだろう?
確かに、iPhoneや、iPadなどのアプリは本当に、コモデティー化してしまいました。無料のものでも、量的にも質的にもかなりのものがありますし、2000円などのものは、かなり価格が高いというイメージがあります。私が、最近購入したものは、すべて、数百円台だったと思います。

コモディティー化してしまったせいでしょうか、アプリを作成しても、ほとんど儲けにならないようです。これに関しては、過去のブログにも掲載したことがあります。

もうはや、アプリは当たり前ということになったと思います。所詮、iPhoneや、iPadなら、iOS4、アンドロイド端末なら、Android3.0などのOSで動くものであり、しかも、デバイスも似たり寄ったりという、制約の中で作成するわけですから、結局はアプリも似たり寄ったりのものになってしまうという事だと思います。iPhoneを買ったばかりのときは、どんなアプリがあるのかとか、新しいアプリなどかなり興味を持ちましたが、最近は、そうでもありません。

やはり、スマートフォンの世界も、コンテンツが勝負ということですね。まずは、新聞や、雑誌などで、独自のもので、役立つものをつくって頂きたいものだと思います。

それから、スマートフォンなどのデバイスは、音などは、最近のヘッドフォンなどかなり音が良くなっているので、不満はないのですが、ただし、画面に関しては、小さくて不満です。この小ささでは、テレビなどには太刀打ち出来ないと思います。いくら、美しい画面を提供しようにも難しいとい思います。しかし、だからといって、デバイスを大きくして、20インチや、30インチの画面を接続してしまえば、モバイルデバイスではなくなってしまいます。

そこで、提案なのですが、スマートフォン用の、ヘッド・ビジョンというか、正式名称を知らないのですが、ゴーグルのようなものではなく、軽量のサングラスのようなもので、それを身につけると、大きな画面で見られるようなものを開発してはいかがでしょうか?こういう、機器があれば、スマートフォンや、タブレットPCのようなデバイスでも、十分大きな画面で見られて、かなり良質なコンテンツを提供できると思うのですが。皆さんは、どう思われますか?


上記は、数年前に、オリンパスから発売された、Mobile Eye Treck というものですが、なんでも、数メートル先に50インチの画面が見えるようになっているそうです。ただし、これだと、完璧に視界が塞がれてしまうので、サングラスのような形にして、背景も見えるようにするとか、あるいは、調整できるようにして、背景もみえるし画像もみえるとか、背景のみみえるとか、画像だけ見えるようにするなど工夫すると良いと思います。

しかし、これって、なかなか普及しませんね。やはり、価格がまだ高めということもありますし、目が疲れやすいという欠点があるのだと思います。ヘッドフォンも昔は高価でしたが、今では、かなり安くても音質の良いものがでてくるようになりました。やはり、量産効果だと思います。

このようなデバイスが、スマートフォンに接続できるようにして、低価格で販売することができれば、かなり普及するのではないかと思います。それに、最近の新技術の3Dも加えればベストだと思います。それこそ、アップルなどに先鞭をつけてもらいたいです。

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