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2012年3月12日月曜日

アップルが先導する「ポストPC」革命の意味―【私の論評】現実は、もっと凄まじいことになる。日本のメーカーは覚醒せよ!!



ポストPCとはいったいどんなことを意味するのか。とりわけiPadがシンプルなメディアプレーヤーから、ますます新しい種類の携帯型コンピューターのようになりつつあるなかで、これは何を意味するのだろうか。(写真上は、私の会社のデスク、バソコンにたてかけてあるのは、iPad、手前のキーボードは、Apple純正のワヤレス・キーボード)

 

【私の論評】現実は、もっと凄まじいことになる。日本のメーカーは覚醒せよ!!

 

 

さて詳細は、上記の記事を読んでいただくものとして、結論部分のみを以下に掲載させていただきます。

Schadler氏によると、企業が私物のiPadを職場に持ち込む幹部のサポートに追われていたのはつい2年前のことだが、いまではまったく逆の状況になっており、iPadを支給した社員に対して「どうしても必要なら自分のノートパソコンを使ってくれ」と言うような場合も増えているという。
これこそ、ポストPC時代が意味するもの──つまり、さまざまなクラウド・サービスや盛況なアプリ市場のおかげで、ノートパソコンやデスクトップのように動作する携帯端末の上でしか動作しない必要不可欠なアプリケーションの数がどんどん少なくなっている。
さらに、特定のマシン上で動かす必要のあるアプリはもっと少なくなっており、反対にどの端末でも、あるいは離れた場所にある端末からでも利用できるものの割合が増えている。コンピュータをつかう時間はスマートフォンやタブレット、さらにはテレビの画面などにシフトしている。そして従来のパソコンは特定の作業に特化した端末になってしまっている。
その結果、フォームファクターの違いや企業についての従来の前提はもはや実情にあてはまらなくなっている。「AppleはポストPC時代にしっかりとした足場を築いている。この流れはわれわれに有利に働いている。われわれはポストPC時代の端末やサービスを提供するのが大好きだ」とTim Cook氏は語っていた。そしていまのところ、Appleはほかの誰よりもうまくポストPCの世界で戦っている。

 

このことは、私の以前のブログに掲載したことがあります。ただし、現実はこれよりももっと凄まじいことになります。Apple側としては、長期戦略もかかわってくるので、詳細は述べずにお茶を濁したというところでしょうか?

 

 

現実は、もっと凄まじいことになります。それに関しては、以前このブログにもAppleがXserverから撤退したときに以下のように掲載ました。

そんなことよりも、私たちが、ここで参照すべきは、ITの世界がここ数年で、激変するということです。今日のアップルのXserverからの撤退は、それを意味するべき象徴的出来事と理解すべきです。上の記事にも「iPadとiPhoneの法人向け営業が強化されているというニュースもたびたび伝わってきており、同社は次のフロンティアとしてMacを使った企業システムの売り込みではなく、より大きな台数の需要が見込めるモバイルデバイスを考えているようだ」としています。いよいよ「所有から利用」への流れが加速されるということです。

 

この撤退の意味するところは、次の時代には、いわゆるクラウド・デバイスの時代がやってくるということです。iPhoneや、iPadはデバイスの一形式にすぎず、クラウドを背景にして、ありとあらゆるデバイスが開発されて、運用されていく時代への突入を意味しているということです。

 

この流れを理解しない企業はいずれ、競争力を失い、陳腐な企業群の中に埋没していくことでしょう。こうした、クラウド・デバイスをめぐる、戦いは先進国で火蓋をきっておとされました。これは、IT関連の企業だけの話ではなくすべての産業をひっくるめて、これから、10年間にわたって大攻防戦が繰り返されるわけです。こんなときに、グローバル企業などといって、新興国の遅れた社会にあわせた製品開発をやっているだけの企業は遅れをとることでしょう。これから、テレビは無論のこと、車、時計、電気・水道・ガス、炊飯器、オーブン、体重計、医療機器、ゲーム機器、インターフォン、メガネ、湯沸かし器、冷蔵庫などありとあらゆるもの、がスマート化され、クラウド・デバイス化されるのです。もう、パソコンや、iPhone、iPadの世界だけのことではなくなるのです!!


 

また、Appleに関しては、以下のように掲載したこともあります。

 

それにしても、iOS4.2によって、アップルTVや、エアスピーカーなどかなり自由に使える環境が整ってきました。これは便利です。いつも、使っていれば、なくてはならない存在になると思います。とにかく、wifiを使っていますから、パソコンとの親和性は高いです。

 

そうなると、いずれ、たとえば、他の製品にも、wifiをつけて制御するようになれば、様々なことができるようになると思います。たとえば、家の電灯なんて、その典型かもしれません。iPhoneで点灯して、明るさ調整までしてしまうとか・・・・・?それに、冷蔵庫なんかもいいですね。冷蔵庫に入っているものを冷蔵庫自身がカメラなどで中を認識して、定期的に購入しなければならないものを教えてくれるとか・・・・。場合によっては、定期宅配便に注文できるとか・・・・・・。ついで、今夜のおかずをサイトでみて、それに必要なものも宅配便で届けてもらえるとか・・・・・。また、食事の内容に関しても、栄養面からアドバイスがもらえるとか・・・。

 

体重計でも、トイレでも、いろいろなセンサーをつけておけば、それが、病院などに配信されて、注意事項とか、アドバイスがiPadで見えるとか・・・・。それに限らず、定期的に購入すべきものは、自動発注され、その内容がiPadでみられるとか、でかけるときは、いつからいつまで、出かけると入力しておけば、きちんとセーブして届けられるとか・・・。こうなると、もうAirPlayではなくて、もう、ホーム・オートメーションですね。wifiが各家庭に普及すれば、こちらのほうが、既存のものよりよほど安くできますね。

 

そうすると、アップルは、今までのように、情報のみでなくて、他の物理的なモノや、食品まで扱えうようになるわけです。wifiはそこまで生かさないと勿体無いような気がします。何か、そのAirPlayの延長線上にそのようなものがみえてくるのは、私だけでしょうか?

 

 

今後ほんどと、すべてのデバイスに従来ICが埋め込まれて制御をしていたように、今後は、すべてのデバイスが従来のコンピュータなみの、機能が付加され、クラウドに組み込まれるようになります。外出中に、iPhoneで、家に帰るころに、湯沸かし器でお湯を沸かすように指示するとか、あるいは、自分の好みの料理ができあがるとか、もっと進めば、何も意識せずに自分の家に近づくだけで、調理器具が判断して、調理をして、家についたら食事ができあがっていて、食べ終わったらコーヒーがでてくるなどことをiPhoneであらかじめ設定できるようになります。このような夢のようなことが可能になる時代がやってくるのも間近です。家電製品などのこれらの情報が統合されれば、より正確な電力需要が予測でき、かなり省電力がすすめられ、結果として、かなり省エネになります。

 

 

そんな時代に、既存メーカーが、既存のコンセプトと同じ家電をより高機能にすることばかりしていれば、時代に乗り遅れることになると思います。それにしても、私も、iPhone、iPad、AppleTVを使うようになってから、自宅ではめっきりパソコンに向かう時間が少なくなってしまいました。考えてみれば、どうしても、パソコンでなければできなことのみです。たとえば、Bloggerでブログの冒頭の写真を変えるときくらいなものです。これだけは、残念ながら、iPad用のblog編集用のBloggsyでも、他のことはほとんどできるのですが、残念ながら、いわゆる、レイアウトの変更などはできません。もし、全部できるようになれば、自宅では、一切パソコンをいじらないようになると思います。動画も、いまでは、AppleTVを用いて、テレビでみています。

 

【私の論評】

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