2010年11月12日金曜日

菅内閣支持、急落27%=自民が民主逆転―こんなに短期間で支持率が下がってしまうということは、無責任な有権者が多いということだ!!

菅内閣支持、急落27%=自民が民主逆転
時事通信社が5~8日に実施した11月の世論調査によると、菅内閣の支持率は前月比11.4ポイント減の27.8%に急落、6月の菅内閣発足後最低となった。不支持率は同12.6ポイント増の51.8%だった。政党支持率も、民主党16.2%、自民党16.5%となり、2009年9月の政権交代後、民主党は初めて自民党に逆転された。

内閣や民主党の支持率下落の背景には、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件や、メドベージェフ・ロシア大統領の北方領土訪問をめぐる政府の対応への不満があるとみられる。小沢一郎民主党元代表の国会招致問題で菅直人首相らが指導力を発揮していないことも影響したようだ。

調査は、全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で行った。回収率は65.3%。

内閣を支持する理由は、「他に適当な人がいない」12.2%、「首相を信頼する」6.2%、「だれでも同じ」5.1%などの順。不支持の理由では、「期待が持てない」30.1%が最も多く、「リーダーシップがない」28.7%、「政策が駄目」19.3%が続いた。

【私の論評】こんなに短期間で支持率が下がってしまうということは、無責任な有権者が多いということだ!!
それにしても、菅内閣の支持率の低下は、凄まじいものがありますね。菅内閣、鳩山内閣から変わったばかりですし、それに、つい最近民主党の代表戦をしたばかりではありませんか?それなのに、このざまはどうしたということでしょうか?

このブログにも民主党についてはさんざん批判を書いてきました。それも、政権交代直後から書いてきました。特に、その頃の、かなり手厳しい民主党批判については、かなり奇異に感じたかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、今となっては、私の批判は妥当であったことが、多くの人達にみとめられつつあるという事だと思います。

まず最初に言い出したのは、民主党は何でもやることが拙速すぎるということで批判しました。これは、今なら誰もが納得できることでしょう。政治主導を謳い、国家戦局など設置しましたが、あれはどうなったでしょうか?他にも、いろいろいありましたが、結局何もできていません。それは、そうです、今ですら、政権交代してから1年と少しくらいしかたっていないのですから。

政権交代さえすれば、自民党のやってきたこと、何から何まですぐに変えられると思っていた民主党の面々はっきり言って大馬鹿ですね。頭が軽すぎです。これは、批判されても、誰も二の句を継げないと思います。

第二番目には、主に経済対策についてです。民主党の経済対策はお粗末きわまりますし、酷いマクロ経済音痴であることは、このブログにも再三批判してきました。全く基本がわからないまま、烏合の衆といっても良い有様です。ほとんど、誰もまともなことを言わないし、考えてもいません。特に、あまりに単純な増税論議には、ほとほとあきれ果ててしまいました。

第三番目は、そうです。日本国解体です。上の2点に関しては、政権交代したばかりですから、初めてやることですから、少しは大目に見ることができます。

日本国解体法案に関しては、とうてい許すことはできません。これも、再三にわたって、このブログにいやというほど批判してきました。私たちは、日本国という国民国家の国民です。なのに、そんなことは完全無視で、日本国を解体するなどとんでもありません。世界各国の国家元首と言われる人々の中に、少なくとも国家そのものを解体しようと目論む人は誰もいません。

第四番目は、第三番目とも、大いに関係しますが、特に安全保証に関しては、素人同然だということです。それは、普天間、尖閣列島、竹島、北方領土などの最近の民主党の対応をみれば、一目瞭然です。

そうして、最後ですが、あれだけ、民主党や、鳩山内閣、管内閣を支持しておきながら、たいした時間も経っていないのに、こんなに支持率が下がってしまうということは、どういうことかといえば、最初は支持しておきながら、少し時間がたつと、不支持に回った人が大勢いるということです。

私は、そういう人たちに言いたいです。このようなことでくるくる変化するあなたは菅さんや、鳩山さんと同様無責任です。政党を支持するとか、特定の政権を支持するなどということはそんなに簡単にすべきことではありません。きちんと、自分で情報を集め、自分の頭で考えて実施すべきものと思います。

しかし、なぜこのようになってしまうのかといえば、無論有権者の無責任ということもありますが、マスコミの出鱈目報道も大きな要因となっているものと思います。

たとえば、このブログをテレビを見ながら書いていますが、今WBSで韓国の特集をやっています。韓流パワーなどとして、韓国すごさばかり報道しています。しかし、WBSでは、そうした華やかさばかり報道して真実を報道しません。

韓国って、すごいんですか?私は、そうは思えません。韓国は経済的には非常に特異な位置にあります。最近では、日本の報道では、韓国がアジア通貨危機のときにデフォルをして、一時IMFの管理下に入ったことなど、まるでなかったかのようです。このときの負の側面がいまだ、韓国を蝕んでいることなどまるで、なきがごとくの報道ぶりです。

その時に何が起こったのかが、ほとんど報道されていません。あの時に、韓国が行ったことは、結局韓国銀行の身売りです。アメリカの金融機関に実質上多くの銀行をはじめとする金融機関を身売りしてしまったのです。それで、韓国の金融機関は、救われたのですが、そのため、これらには、今でも、海外特に、米国の金融機関の資本がかなり入っており、韓国企業が儲ければ、儲けるほど、配当などで、米国企業に利益のほとんどがむしりとられ構造になっています。

何のことは、ないこれでは、韓国はアメリカの経済植民地といっても良い程度の状況です。こうしたことから、韓国からは、北朝鮮の脱北者よりも、はるかに多い、約8万人以上もの若者を中心とする人々が、米国や、ヨーロッパに向けて脱南者として脱出しています。こんな国は世界広しといえども、韓国だけです。

こんな韓国の真の姿を報道せずに、日本では、韓国の躍進ばかり報道しています。全くおかしいです。何かの意図があるとしか思えません。

韓国についての記載が長くなってしまいました。しかし、これは、例として出したにすぎません。このように日本の報道は異常に偏っています。

無責任な有権者は、こうした無責任な日本の報道に左右されている面は否めないと思います。だから、私は、こうした無責任な有権者に言いたいです。テレビ、新聞、雑誌などの報道を鵜呑みにすべきではありません。きちんと、自分で情報を集め、自分で物事を考えない限り、いつまでも騙され続けます。そうして、それをそのまま続けていれば、いずれ時がたてば社会の底辺に落ちていかざるを得なく、なります。それは、自己責任ですから、仕方ありませんね。そうならないように、自分でモノを考える習慣をつけるべきです。

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Apple、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始―あまりに凄すぎるので、DVD予約はキャンセルしました!!

Apple、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始

iTunestoreの映画カテゴリーの一つ、Action & Adventure

2010年11月11日、東京、Appleは本日、日本のiTunes® Storeで映画が提供されるようになったことを発表しました。これにより日本のお客様もiPhone®やiPad™、iPod touch®、Mac®そしてWindows PCで、あるいは新しいApple TVを接続したハイビジョンテレビでも、かつてない方法で映画を楽しめるようになります。本日から、20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザース、ユニバーサル・ピクチャーズといった主要なインターナショナルフィルムスタジオ、そしてアスミック・エース エンタテインメント、フジテレビ、角川映画、日活、松竹、東映といった日本のコンテンツ・パートナーからの1,000本以上の映画をHD(ハイデフィニション)またはSD(スタンダードデフィニション)でレンタルまたは購入することができます。続きを読む・・・・・・・


あまりに凄すぎるので、DVDの予約はキャンセルしました!!
昨日は、アマゾンジャパンで、MP3ファイルのダウンロードが可能になったと思った途端、本日は、上のニュースです。


何の前触れもなく、いきなりなのでびっくりしました。昨日も、アップルのiAdについて掲載したばかりなので驚いてしまいました。私が知らなかっただけなのかもしれませんが、公式に報道されたという記憶はないです。昨日は、アップルのビジネスモデルについて、ピクト図法を使って解説したばかりですが、昨日のピクト図に映画コンテツをつけ加えなければならなくなりました。それに、アップルTVについても、またまた、付け加えなければならなくなりました。


GoogleTVも出たようですが、どのようなものかまだわかりません。全く馴染みのない方式で提供されるようになるのではないかと思います。それと比較すると、アップルはまたまた、やってくれましたね。iTuneでいままでと全く同じように映画コンテンツをレンタルできるようにしたり、購入できるようになっています。これなら、本当に簡単です。


映画の配信は、随分前から言われていて、いつ実施されるのかと待ち遠しかったのですが、とうとう、本日から可能になりました。お値段も悪くないですね。YouTubeなどでも、最近はHDの動画が多くなりましたが、それにしても、無料なのは嬉しいですが、細切れのものがほとんどなので、まとまって見たいと思ったときなどは意外とふべんでした。


価格もなかなかリーズナブルですね。レンタルなら、300円とか、200円ですよ!私は、アメリカ版の南極物語をダウンロードしています。私はwimaxでインターネットをしていますから、最大で7Mの通信速度なので、案の定、ダウンロードには1時間くらいもかかってしまいます。でも、裏ではこうして、ブログも書いておられるので、まあ、時間は良しとします。もっと速ければ良いとは思いますが、まあ、それも仕方ないですね。しかし、さっきからダウンロードの時間を見ながらこのブログを書いていますが、実際は短くなりそうです。これは、後でレポートします。


それにしても、映画のコンテンツをこうしてダウンロードできるというのは、革新的ですね。いつか、このような世の中がくると思っていましたが、とうとう来てしまいました。


これから、このイノベーションがもたらす、変化を予想してみたいと思います。


これは、また、ハイスペックのパソコンなどがまた売れるようになることを予感させます。私のパソコンは、非力でCPUもatomで、1.6ギガしかありません。RAMは2ギガです。そのため、この映画のダウンロードもまずは、HDではないものをダウンロードしています。なぜなら、YouTubeでも、720Pのはいディフィニションだとかくかくして、見づらいときがあるからです。


だから、HDを見るためには、このパソコンではもうギリギリ限界なのだと思います。現在、家庭にHDの地デジテレビが普及をしていることを思えば、だれだって、iTuneでダウンロードした映画をそれでHDでみたくなるのは容易に想像できることです。それに、iTuneでダウンロードできるのは、HDでも、720Pのようですが、いずれ、1000Pを超えるようなものもダウンロードできるようになるのではないかと思ます。そうなれば、まだまだ、ハイスペックなパソコンが必要になってきます。


私も、欲しくなりました。本日は、父親に東芝製のダイナブックを購入し、wimaxの設定をしたばかりです。これだと、よく見えるだろうなと思いながら、セットしました。なにせ、これは、CPUは3ギガ、RAMは4ギガもありますし、ウィンドウズ7ですから。私のは、未だにXPです。iPadならいいかもしれませんね。この映画配信が、ハイスペック・パソコンの需要を牽引するかもしれません。無論、アップルのパソコンも・・・・・・。しかし、そういわれてみれば、アップルTVというものがありますね。あれが、あれば、パソコンは非力でも、関係ないです。wifiが繋がる環境があれば、これも素晴らしい画像で見えるのだと思います。確か、価格8000円くらいだったので、これは買いかな?


それと、13人刺客は、つい最近放映されたばかりですが、これももう、ダウンロードできます。おそらく、これから、新作を見逃した人など、随分ダウンロードして見るようになると思います。なにせ、私も、見逃して、DVDを購入しようと思ったくらいですから、本当はこちらをダウンロードしようと思いましたが、本日は、やはり見逃した映画「南極物語」にしておきました。


これから、見逃した映画でも、レンタルでみるなら、わずか300円くらいですぐにも見られることになります。なにせ、ダウンロードに多少時間がかかるとはいっても、郵送と比較すればはるかに速いです。ツタヤのDVDレンタルサービスもこれでもう、借りる人はほんどいなくなるかもしれません。


これから、DVDや、ブルーレイなど借りる手間が完全にセーブされます。日本のように著作権のうるさい国で、これを実現してしまうアップル、ただものではありませんね。


このようなサービス、確か楽天でもやっていたように思いますが、楽天や、Gayoでもやっていたように思いますが、結局一度もダウンロードしたことがありません。結局、見たい映画がなかったためです。アップルのコンテンツはオープン当初にしては、結構なものだと思います。いずれ、もっと拡充していくのだと思います。


YouTubeは、動画サイトとして先鞭をつけました。すべて、無料というのが素晴らしかったと思います。そうして、これを真似て、かなり多くの動画投稿サイトが生まれました。そうして、かなり多くの動画サイトが淘汰されていきました。まさに、YouTubeの独走になりました。


しかし、プロが作成したものをある程度の画質でみようと思ったとき、意外と選択肢が少なかったというのが実情だったと思います。それをアップルが提供したということです。


このようなこと、ソニーがやるべきではなかったかとも思われますが、ソニーはアメリカの映画会社を買収するというようなことをしていました。これは、一見優れた方法のようにも思われましたが、やはり、アップルのほうが一枚上手のようです。映画会社を所有するには、かなり投資が必要だったと思います。しかし、アップルのようにコンテンツを提供してもらうという方式であれば、さほどの投資は必要なかったと思います。そうし、かなり多くの配給会社と提携しているようです。


それにしても、アップルの戦略すごいです。またまた、iPadを拡張して、すでに構築されていた、ビジネスプラット・フォームを拡張してしまいました。ここには、多くの人達が集うことになるでしょう。そうして、これらの人たちにiAdを提供するようにすれば、さらに大きなプラットフォームに成長することでしょう。


無料の投稿動画は、すでにYouTubeが覇者となりました。優良の動画は、おそらく、アップルが覇者になることでしょう。


それにしても、日本の企業はどうしてしまったのでしょう。このような創造的な事業に取り組んでもらいたいものです。もう、アップルの後追いをしても無駄でしょう。日本には、日本的に、日本の社会に根付いた新たなプラットフォームを構築するような企業が生まれてきて欲しいものです。


さて、このブログを書いているうちに、ダウンロードを終了しました。実際には、40分ほどでダウンロードしてしまったようです。早速見てみましたが、まあ、何とか見られます。しかし、多少カクカクしたところがあるのと、たとえば、バットなど振り回すところは、やはり少しコマがとんでいるような気がします。やはり、ハイスペックマシンでみたいところです。それから、他のプレイャーでも見れるかどうか確認しましたが、やはり、駄目なようです。特に、VLCプレイヤーなどは、iPodの動画は見れるので、見れるかと思いましたが、駄目でした。


今夜は、とりとめもなくいろいろ書いてしまいましたが、皆さんも、是非一度お試しください!!それから、いままで、アップルTVの購入をためらっていましたが、これを機会に購入してみようという気になりました。これも、購入したら近々このブログで掲載しますので、いましばらくお待ちください。


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2010年11月10日水曜日

Appleと電通、iAdの日本展開でパートナーシップを締結-2011年より開始―【私の論評】eコマースの本質はやはり、広告か?

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/11/10/091/index.html


私の論評】eコマースの本質はやはり、広告か?
いよいよ、iAdがはじまりますね。どのような広告になるのか今から楽しみです。それに、アフィリエイトもできるのでしょうか?できるなら、やってみいです。なんですか、アフィリエイトも草創期の頃は相当儲かった人もいたという話があります。今で、もう、ありふれってしまったので、もう、そんなには儲かりませんね。しかし、iAdのような目新しいものならまだ、儲かるかもしれません。

それにしても、あのアップルがいよいよ、広告ですか。多くの人が、少し前までは、アップルが広告に手をだすなどとは思ってはいなかったかもしれません。あくまで、アップルは先進的なパーソナル・コンピュータの会社であると思っていたに違いありません。当然、あの広告が主な収益源の、グーグルとは異なる会社だと思っていたに違いありません。

しかし、アップルはいろいろと新しいビジネスを考えてきた会社でもあります。たとえば、Pod、やiTuneなどその典型です。iPodは要するに、ミュージックプレイヤーですが、他社がただ、ミュージックプレイヤーを販売しているだけなのに、アップルは全く新しいビジネスモデルを構築し、大成功しました。

このビジネスモデルを最近はやりのピクト図法で描いたものが下の図です。ピクト図法の見方なとわからない方、こちらを見てください。

クリックすると大きな図をご覧になることができます
従来のソニーのような会社が発売していた、ミュージックプレイヤー(MP3プレイヤー)は上図の左側のようなものでした。非常にシンプルなものてす。


右は、アップルのビジネスモデルです。ご覧になれば、わかるように、アップルは、iTuneストアというサイトを構築し、パソコンや、iPhone、iPodtouchなどで音楽、映像コンテンツをダウンロードして、見たり聴いたりすことをできるようにしました。


私も、iTuneは良く使います。おかげて、最近あまりCDを購入しなくなりました。他のサイトや、iTuneのサイトを見たり、頭の部分を聞いてみて、気に入ったらすぐに買えるのが良いです。従来はアマゾンで、CDを購入することもあったのですが、どうしてもしばらくたってから届くので、その場で聴けるというのは本当に良いです。ダウンロードの仕方もいろいろあまりますが、前はパソコンでダウンロードしたものをパソコンからiPhoneにダウンロードしていましたが、最近ではポケットwifiなども使っていので、ほんどが、iPhoneでダウンロードして、iPhoneで聴いています。


iAdを説明するジョブス
さて、このようなビジネス・モデルで成功したアップルです。やはり、新たなビジネス・モデルの構築ということで、いよいよiAdの公開が決まったということです。


このビジネス・モデルに関しては、以前「水道の蛇口戦略」ということで、このブログにも掲載したことがあります。「iPhone、iPad、iPodは水道の蛇口のようなもので、水道管を通じて様々な個人や企業が制作したステキなコンテンツがその蛇口に注ぎ込まれていきます。今はまだユーザーはこれらのコンテンツを有料(少額)で購入しているのですが、もし、iPhone、iPad、iPodそのものが広告媒体になったら、広告媒体であるiPhone、iPad、iPodの無料化(低価格化)だけではなく、コンテンツそのものも無料化するかかなり低廉にする戦略」ということで、以前にもこのブログに掲載しました。


この戦略、いわゆるeコマース(電子商取引)で大成功している企業の基本戦略です。それと、eコマースの本質は、このブログにも以前掲載したように「広告」です。Googleは、いろいろなことに手を出していますが、それは、結局自ら運営する検索エンジンなどに多くの人を集めるための手段にすぎないのであって、検索エンジンは、もとより、グーグルマップや、グーグルアース、その他の様々な先進的なアプリなども結局はそのためで、それを通じて集まった人たちに対する広告をすることがグーグルのビジネスモデルの本質です。


これは、他のeコマースでも同じことです。楽天だって、あのバーチャル・ショッピング・センターそのものが大きな広告塔です。アマゾンだって、直営でやっているというだけで、あのサイト自体が広告です。現在成功している、eコマースの本質は煎じ詰めれば、皆広告です。


だからこそ、最近では、iBookでも成功を収めつつあるアップルも広告に打ってでたのです。アップルは過去に成功したビジネスモデルであるiTuneのように、多くの人々を集めることのできる強力なビジネスプラットフォームを築いて、その上で新たなビジネスを展開しようとしているのです。


最近では、このように、人々を多く集められるプラットフォームを構築して、それを活用して、モノやサービスを提供するビジネスが伸びています。


今までになかったような巨大なショッピングセンターも、プラットフォームの一つです。iPhone、iPqd、iPodtouchなども、こうした多くの人を集めるプラットフォームの入り口として、新たなiAdを活用して、そこで広告を打つというのがアップルのビジネスモデルです。


さて、アップルは従来はいわゆる先進的なパソコンメーカーだったのですが、こうした最近のeコマースや、ビジネスプラットフォームの世界に参入して、さらにビジネスを拡大しようとしています。


現在アメリカでも、日本でもあまり景気が良くないのは皆さんご存じでしょう。両国とも、既存の小売業などはモノがあまり売れない状況にあります。製造業もそうです。しかし、その中にあって、eコマースは伸び続けています。アマゾンは、昨年の12月のクリスマスシーズンにおいても、前年と同様、創業以来の高収益でした。他の大手、eコマースも似たようなものです。日本国内でも楽天など業績を伸ばしています。


残念ながら、この不景気の中、業容を拡大しているのは、いわゆるeコマースのみのようです。これらは、まだまだ伸びる可能性があります。


皆さんの会社でも、eコマースなど検討してみるべきと思います。ただし、今更、楽天や、Google、アマゾンの後追いをしても成功はおぼつきません。iAdに関しては、まだ、実際に運用されていませんが、iTuneや、最近のiPad、iPhoneなどでも大成功を収めたアップルです。これも、成功すると思います。


アップルは広告の分野では、新参者です。もともとは、先進的なパソコンのメーカーで、広告などとは縁のない企業でした。こうした、メーカーが広告を打つビジネスモデルをうちだしたのです。


何か、私たちに勇気づけられるようなニュースだと思います。私も、自らの事業の関連の分野でこうしたビジネスモデルを創りたいです。それも、自らの事業にあったもので、今までになかったユニークなものを創ってみようといまいろいろ思いを巡らせているところです。


皆さんも挑戦してみてはいかがですか?それには、ピクト図法などかなり役に立ちます。皆さんも、活用してみてはいかがですか?それから、マインドマップも役に立ちそうです。







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2010年11月9日火曜日

世界バレー:iPadで采配 リアルタイムで情報把握―頼りすぎると落とし穴が?!

世界バレー:iPadで采配 リアルタイムで情報把握

セルビア戦でiPadを手に選手に指示を出す日本代表の真鍋政義監督
バレーボール世界選手権の女子第16回大会で、日本代表が今大会から使用している多機能情報端末「iPad(アイパッド)」が注目されている。代表の真鍋監督は、スタッフから届けられた現在進行形のデータをiPadで見ながら、采配(さいはい)を振っているのだ。

コートサイドでプレー内容を打ち込んでいる渡辺啓太・分析担当によると、情報収集しているのはサーブ、サーブレシーブ、トス、スパイク、ブロック、ディグ(アタックのレシーブ)の6分野。相手の攻撃パターンや選手の特徴などのビデオ研究は以前から行われてきたが、当日のプレーのデータはセット間に紙に印刷して渡していた。iPadを利用した場合、その日のデータをリアルタイムで把握し、「試合途中での戦術の修正や選手交代に迅速に生かせることが強み」という。

実際のデータ運用はかなり複雑だ。サーブレシーブの成功率が悪い相手をサーブで狙うのは序の口で、サーブを相手の特定のゾーンに打った場合、相手の攻撃パターンが一つに偏る、といった情報も見えてくる。1次ラウンドで20ブロックをマークした井上香織(デンソー)に対しても、1プレーごとにブロックの狙い目をベンチから指示していたという。渡辺分析担当は「選択肢を絞れれば、選手は楽になる。世界で初めての試み」と語る。

もっとも情報を生かすも殺すも選手次第。日本は9日の韓国戦に勝ち、セルビアがロシアに敗れれば、準決勝進出が決まる。情報戦での優位がメダル獲得に結びつくか--。【毎日JPより

【私の論評】頼りすぎると、とんでもない落とし穴が?!

セブンイレブン 発注端末
iPadは、今年の発売ですが、これに似たようなものなら一般には普及していませんでしたが、実は随分前から、私たちの身近なところで、随分前から使われていました。それは、セブンイレブンの発注端末です。セブンイレブンのお店にも、無線LANの導入されたのと、独自の発注端末で容量の大きい情報も閲覧できるようになり、発注もスムーズな作業が可能になっています。

この端末、かなりiPadに似ていると思います。まず、大きさがそうですし、画面だってカラーです。ただし、入力はiPadのように画面から入力するのではなく、上の写真でおわかりのように、横についた入力キーで実施します。まあ、入力するとはいっても商品コードと、発注数量くらいなものですから、これで十分なのだと思います。店の中で、実際に、棚などに陳列される商品を見て回りながら、入力するということになると、従来のノート・パソコンでは困難です。おそらく、試行錯誤して、最終的にこのような今でいうところの、iPad風の形になったのだと思います。これは、全部の店には導入は、されてはいませんが、仮に導入されていなくても、すべての店に端末がありますから、過去や直近のデータを見ながら、発注入力することには変わりありません。

昔は、レストランで使うハンディターミナルも、確か、まともに買うと、数十万もしたのでびっくりしたことがあります。この種の端末は、一般には販売されていないため、セブンイレブンの店が多いとはいっても、どうしても数が限られています。だから、結構高いものだったと記憶しています。いまだと、iPadにして、セブンイレブン独自のアプリを搭載したほうが安上がりかもしれません。

この端末が導入されて以来、発注がかなり便利になったようです。セブンイレブンでは、あのイトーヨーカドー仕込みの商品単品管理が息づいていますから、この端末にもかなりの工夫がなされています。まず、たとえば、お弁当なら、お弁当の単品ごとに、過去のデータも、何年分かは見れますし、直近のデータも見ることができます。さらに、この端末、グラフィックも相当優れものですから、過去の様々のデータをいろいろい比較してグラフ化してみることができます。

お店の発注担当の人は、この端末を見ながら以前よりは、楽に発注できるようになったと思います。セブンイレブンでは、昔から、発注などもバイトの人にまかせています。

なぜ、このような商品単品管理の仕組みや、このような端末が導入されたかといえば、実は、小売業は、皆さんが想像しているよりも、はるかに厳しい商売だからです。

たとえば、皆さんが商売をするとして、スイカを100個仕入れたとします。99個売って1個残ったらどうでしょうか?商売としては、まずまずでしょうか?私は、そうは思いません。スイカ100個なら、この最後の1個を売り切らないと利益はでません。もともと、小売業というのは、粗利が少ないのですから、スイカのたとえだとそういうことになります。

だからこそ、こうした端末が導入され、誰にでも、発注することができるようにしたのです。しかし、このような端末を導入したからといって、いつも正確無比な発注が誰にでもできるかといえば、そんなことはありません。

もう、5年近く前の夏でしょうか。そのときは、7月初旬だというのに、何と最高気温が18度という日が続いていました。東京でも、低温の状況で、何でも鍋物などが大人気というような有様でした。あるセブンイレブンの店の前には、バイクで来た人が何と、ダウンジャケットを着ていました。バイクだと寒いからでしょう。

ところが、この店に入って驚いたことがありました。何と、その店の麺売り場(カップ麺ではない)には、冷麺ばかりがところ狭しと並んでいました。その頃、私は、自宅でも冷やしラーメンなど食べずに、暖かいラーメンばかり食べていたので、非常に違和感を覚えました。

飲み物も、全部冷たいもので温かいものは一つもありませんでした。まあ、7月ですから、お客様の心理を考えれば、売り場構成の基本としてはこれでも良いのでしょうが、それにしても、直近の気温のことや、お客様のことを考えれば、当然暖かいものも置いておくべきではないかと思いました。そうして、様子をみて量を調節するなどのことが必要だったと思います。

それから、しばらくそのことは忘れていたのですが、次の年にセブン&ワイ会長の鈴木敏文氏が本を出したので、購入して読んでみると、何と、私と同じようなことを体験して同じようなことを考えていたことがわかりました。その前の7月に鈴木氏がやはり、セブンイレブンに入って買い物をしたときのことを書いておられて、「夏とはいってもこれだけ気温が低いなら、やはり、暖かいものもお客様が欲しがるので置いておくべきだったろう」と述懐されていました。

セブンイレブンといえば、今でも日本最大のコンビニチェーンです。あのiPad風の端末で情報武装していても、このようなことがおこるのです。

なぜ、こうしたことがおこるかといえば、セブンイレブンなどでは、いわゆるPOSとか、この上の端末などで、実施すべきは、仮説の検証であり、このような端末などは、あくまで仮説を検証するための道具にすぎないとしています。あくまで、人間が検証するための手助けという考え方なのです。要するにこの種の端末に蓄積されているのは、過去のデータに過ぎないということです。だから、今の原現実に対処するには、本来発注する人間が考えて、仮説を立案しなければならないということです。無論、そのために過去のデータも活用するということです。そうして、その結果、商品が予想どおり売れれば、その仮説は正しかったということになります。

でも、失敗してしまったのは、過去のデータに頼りすぎたということです。確かに、7月ですから、昨年のデータを見れば、冷たい緬や、冷たい飲み物が売れているのが当たり前です、しかし、冷夏であれば、当然それに対処しなければならないわけで、こうした対処ができなかったとうことです。

セブンイレブンですら、こうした失敗をすることもあるわけですから、私たちも、気をつけなければならないと思います。

上のiPadの使用例は、直近のデータを見られるようにすることで使っているようですから、セブンイレブンのような間違いはおこらないかもしれません。しかし、所詮バレーボールをプレイしているのは人間です。人が、モノを購入するときにも、人の心理が大きな影響を及ぼします。

バレーボールだって、大勢の人の心理や、体調その他が絡んでくるわけですから、やはり、使い方としては、監督は、直近のデータをみながら、仮説をたてて指示を出し、試合の趨勢をみながら、さらに仮説をたてて、試合の趨勢をみるという具合に活用し、そうして、最終的に試合が終わったときには、すべての仮説の検証を行い次の試合にフィードバックしていくというのが妥当だと思います。

そうして、監督は無論そのような使い方をしていると思います。頼りすぎると、セブンイレブンの上の事例のように落とし穴にはまることもあると思います。

いずれにせよ、商売ではどんなに情報武装しようとも、結局は売上をあげられなければ全く意味がないということです。スポーツでも、どんなに情報武装しようとも、結局は試合にかたなければ、全く意味がないということです。

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池袋に「おばあちゃんのメードカフェ」-フェスティバル/トーキョーの一環で―そのうち、高齢者の奪い合いになるとドラッカーが仰天予測?!

池袋に「おばあちゃんのメードカフェ」-フェスティバル/トーキョーの一環で
おばあちゃんメードカフェ「カフェ・ロッテンマイヤー」のロゴ


おばあちゃんのメードカフェ「カフェ・ロッテンマイヤー」が先月10月30日より、東京芸術劇場前に設けられるフェスティバルセンター「F/Tステーション」内に期間限定でオープンした。舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー」の一環。

「フェスティバル/トウキョー」の舞台の数々
写真や映像作品で知られる美術作家のやなぎみわさんがプロデュースするカフェ・ロッテンマイヤー。公募で選んだ「おばあちゃんメード」が、給仕と料理のパフォーマンスで利用客をもてなす。

Elevator Girl のシリーズ©Miwa Yanagi
席数は40~50席。参加する「おばあちゃんメード」は29人を予定。最高齢は77歳で、最年少は24歳。演劇経験者が多いが、中には一般企業に務める女性や主婦もいる。

メニューは現在考案中で、ドリンクメニューを中心に予定する。店内では、演劇公演「カフェ・ロッテンマイヤー」や、やなぎみわさんのアーティスト・トークなどのイベントも行う。


やなぎみわさんは「日常の中で、虚構を演じることを楽しんで」と話す。

「お帰りなさいませ、お嬢様」。そう言って客を迎えるのは、そろいのグレーの服にエプロン、白髪にメガネのおばあちゃんたち。公募で集まった劇団員や主婦、学生ら20代から70代の女性30人が交代で演じる。

カフェ・ロツテンマイヤーのメイドさん
上品な物腰だが、笑顔は見せない。「アルプスの少女ハイジ」に出てくる謹厳な「ロッテンマイヤーさん」をイメージしているのだ。「優しく癒やしてくれるお年寄りではなく、あえて少し意地悪にした」とやなぎさんは話す。


フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局担当者は「おばあちゃんメードになるためのドレス、かつら、メークはすべて特別仕様。仮設のテントで実施するため限界はあるが、テーブルクロスや食器など、できる限り19世紀のヨーロッパの食卓の再現を目指している」と話す。

営業は土曜・日曜・祝日の12時~22時。営業期間は10月30日~11月28日。(池袋新聞より)【一部改変】

【私の論評】ドラッカーも提唱する、中高年層パワーを活かせ!?
このカフェー、なかなか面白そうです。お客様から一体どのような評価を受けるのでしょうか?興味のつきないところです。皆さん、ロッテンマイヤーさんを演じているのでしょうか・

私は、上の記事をみたときに思い出したのは、「おばぁちゃんカフェ」ということで、やはり高齢者を活かすということでした。日本では、珍しいですが、イタリアなどでは、結構お年寄りの方が本当にカフエで働いているのをみかけたりします。

2年程前に、五反田駅東口前にある緑モスの「五反田東口店」で、アルバイトが集まらないので年齢制限を60歳までにし、応募してきた59歳の方を試しに採用したところ、接客態度が素晴らしかったことから、高齢者を採用していました。その後、その店の1/5以上の10名以上が高齢者だったはずです。あの店は、今はどうなっているのでしょうか、今もあいかわらず、高齢者の方々が働いているのでしょうか?ご存じの方がいらっしったら、是非教えていただきたいです。

まあ、あの頃は、どちらかというと景気は、「実体なき好景気」などといわれてましたが、とにかく、好況であったことには変わりがないので、人で不足状況になっていましたから、なかなか、人が集まらず、上のようなことも起こったのだと思います。

日本だとなかなか見られない光景ですが、海外などで見慣れると何でもなくなります。それに、変な若いお兄ちゃんや、お姉ちゃんよりは、余程気がきいているし、そつがないです。日本で、こうしたカフェが期間限定で出店され、それがニュースソースになるということは、やはり日本ではまだまだ、高齢者がカフェで働くということは稀なことなのだと思います。

しかし、本来であれば、日本でもこのようなことが当たり前になり、高齢者がカフエやレストランなどで働いて、そこに若者がお客さんとして行って、高齢者から給仕してもらうなんていうことがあっても良いと思います。最近では、高齢者でも、金銭面から働く人も多いですが、社会との関わりを絶ちたくないという考えから、元気な人は働きたがる人が多いです。そうして、実際、昔からみとるはるかに多くの高齢者が、働いています。

アメリカなどでは、もうすでに、20年ほど前から、定年は70歳になっています。そのため、面接のときでも、高齢者だからという理由だけで、採用しないなどということはできません。まあ、これに関しては、日本でもある年金問題がアメリカでもその当時深刻だったのと、アメリカの場合は、日本に先駆けて、高齢者の体力が上昇していたという背景があります。日本でも、年金は破綻しかけていますから、おおかれはやかれ、アメリカの後を追うようになるかもしれません。

それに、体育の日などに発表されるのですが、65歳以上の高齢者の体力が過去10年間伸び続けています。だから、昔のような考えで、高齢者のことを考えていては、雇用の面でも、マーケティングの面でも、真実を見失う可能性が大です。

高齢者の体力測定(実施:2009年5~10月)
これに関しては、このブログでもしばしば引き合いにだす、経営学の大家のドラッカー氏の著書にも、繰り返し興味深い見識が述べられています。まず、先程のアメリカの70歳定年に関しては、ドラッカー氏はアメリカで実現される10年前の30年も前から、そうなるであることを予測して、著書にも書かれていました。

この先見の明のある、ドラッカー氏、いろいろな著書において、知識労働者としての高齢者について書いていました。最後の著書となった「ネクスト・ソサエティー」にも繰り返し書かれていました。

以下に私が記憶しているその要旨を掲載しておきます。詳しく知りたい方は、是非「ネクスト?ソサエティー」などを参照してください。

一昔前の肉体労働者(実際ほとんどの労働者がこの範疇で、これらの多くは、モノ運んだり、つくったり、農業、漁業などの労働者であり、それが大勢を占めていた)であれば、55歳にもなればもう十分働いたという感覚であり、そこから働きたいなどというものはほとんどいませんでした。多くの人が、50歳にもなれば、定年して引退生活することを心待ちにしていました。

しかし、知識労働者は違います。彼らは、まだまだ、健康で頑丈であるばかりではなく、まだまだ働く能力が十分にあり、また、定年した後でもそうしたいと願っています。ただし、ここでいう知識とは仕事に適用できる知識を意味します。本や百科事典に書かれてあるようなものは、仕事に直接適用することはできず、単なる情報にすぎません。

年金が破綻すると思われる日本でも、おそらく、アメリカの後を追い、いずれ定年が70歳まで、引き上げられるか、今アメリカで検討されている、実質上の定年撤廃(働けるまで働く)という時代がやってくるかもれしません。

ドラッカーは、これに続けて、若年層は、少子高齢化で数が少なくなっているため、雇うのが困難になりつつあること、さらには、若年層は、企業で再教育が必要ですが、高齢者、特に高学歴の知識労働者については、その必要もないことを説いています。ただし、若年層はフル・タイムで働くことを前提とした人事・労務管理が行われてしかるべきだが、高齢者に関しては、臨時とか、契約、コンサルタントなど、多様な就労形態による人事・労務管理が重要であることを説いています。

それと、いずれ、高学歴の高齢な知識労働者の奪いあいになるとなどとも語っています。これに関して、実際には、アメリカでも、日本でもそのような状況にはないようですが、それは、今は、金融危機・リーマンショックの余波の最中にあり、若者や中年層まで、職がないありさまです。

しかし、今後、景気が上向いた場合、そのころには、さらに少子高齢化が進んでいることが予想されるため、上記のようなこと記憶にとどめておいて、手をうつべきと思います。なにせ、ドラッカーの予想は、ソビエト崩壊をはじめ、ほとんどが当たっています。ただし、これは、未来を予測したのではなく、ドラッカーがいうところの「すでに起こった未来」を真摯に見つめた結果だと思います。それに関して、ここで書くとまだ長くなってしまいますので、また別の機会に改めて書きます。

「おばあちゃんメードカフェ」の話から、ここまで、話が発展してしまいました。ここまで、読んでいただき誠に有難うございます。


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2010年11月7日日曜日

Amazonが日本に上陸して10年。この度、初の新卒採用を実施します ―【私の論評】Amazon.co.jpはまだ中小企業?だが、魅力溢れる中小企企業だ!!

Amazonが日本に上陸して10年。この度、初の新卒採用を実施します

アマゾンで最安値を発見する方法の動画です

あのアマゾンが、今回はじめて、新卒を募集します。詳しくは下のリクナビをご覧になれば募集要領などわかります。
http://job.rikunabi.com/2012/company/top/r258420034/

人の募集の情報など、その性質上すぐにリンク切れになってしまいます。そのため、リクナビから一部だけコピペして以下に貼りつけておきます。もし、上がリンク切れになっていましたら、是非下の内容をご覧になってください。
アマゾンジャパン株式会社
 地球上で最も豊富な品揃えを提供する事、そして、地球上で最もお客様を大切にする企業である事、それが私達の究極の目標。 
多様な個性が集いイノベーションを起こしながら、品揃え、低価格、利便性の向上を常に追求し続けています。 
Amazonが日本に上陸して10年。 
この度、初の新卒採用を実施します。 
近い将来、皆さんがリーダーとなり、過去にとらわれない先進的なサービスを実現していく。未来を共に作る仲間を募集します。
企業理念 Every day is still Day One
Amazonは1995年、小さなオフィスで産声を上げました。world wide webの限りない可能性を信じた創業者兼CEO、ジェフ・ベソス(Jeffrey Preston Bezos)が、ゼロから立ち上げた会社です。当時「インターネット専門の小売店」が成功すると思っていた人など稀であった中での、極めてアグレッシブなチャレンジだったと言えます。Amazonでは、毎日が常に「Day One」であると考えています。最初の一歩を踏み出す日。新たな挑戦を心待ちにする日。そして今日が、皆様にとっての「Day One」です。素晴らしいビジネス拡大に向け、あなたのアイディアが形になり始める日。毎日が常に「Day One」であることがAmazonを支える力となり、刺激となっています。
事業・商品の特徴 現状に満足することなく、常に今よりも上を目指す
世界最大の河川アマゾンから名づけられたAmazon.comは、その名の通り、あらゆるものが流通する場へと挑戦を続けています。ロングテールやレコメンデーションに代表される、ネット専業の優位性を活かし、書籍・音楽・映像・ゲーム・家電・家庭用品・アパレル・ベビー用品・食品・飲料など、圧倒的なスピードで品揃えを拡張し続けています。また、Amazonが提供する商品のほか、一般の事業主等がAmazonに出品して商品を販売できるマーチャント@amazon.co.jpの開始に伴い品揃えがより拡大しています。更にはAWS(Amazon Web Service)に代表されるクラウドサービス、Amazonモバイルサービスの強化など、新たな事業領域へも積極的に進出しています。
社風・風土 Amazonを進化させ続ける、新しい視点を求めています
初めて新卒採用を行い、未来のAmazonを支えるリーダーを育成したい、それが私達が新卒採用実施を決めた理由です。新しい仲間に期待するのは、お客様としてのフラットな視点。お客様の気持ちになり「もっとこうだったら」「こんなサービスがあったら」という点をどんどん見出し、Amazonを進化させ続ける力になって欲しいと考えています。特に日本のお客様のサービスレベル要望水準は高く、高水準のサービスが求められます。目の前のお客様の要望に応えていく事で新しいサービスが生まれる。情熱を持って模索し続けることが大切です。あなたのアイディアが流通・小売業を大きく変えていくかもしれない。またその扉は世界へと大きく開かれています。 
「リテール領域」 
Amazonが取り扱う様々な商品のマーチャンダイジング及び販売をする仕事 
「オペレーション領域」 
Amazonの強みである精緻な物流システム、ロジスティクスの仕組みを開発、構築、改善する仕事 
「サービス領域」 
Amazonという「場」を使ってeコマースを展開する、日本の通販事業を開拓、支援する仕事 
「コーポレート領域」 
総務、法務、財務、広報、人事など、専門知識を活かしてAmazonを運営する仕事
事業内容 インターネットオンラインストア【Amazon.co.jp】の企画・運営サポート。2000万タイトルを超える和書、洋書、CD、DVD、PCソフトウェア、ゲーム、エレクトロニクス、文房具・オフィス関連用品、ホーム&キッチン、おもちゃ&ホビー、スポーツ、ヘルス&ビューティー、コスメ、時計、ベビー&マタニティ、アパレル&シューズ、ジュエリー、食品&飲料などの商品を取り扱うオンライストア。 
設立 2000年11月(創業)
資本金 非公開
従業員数 グループ総数1万人
売上高 Amazon.comグループ総売上  245億1000万ドル(2009年12月期実績)
代表者 代表取締役社長 ジャスパー チャン
事業所 本社:東京都渋谷区 
フルフィルメントセンター:千葉県市川市・千葉県八千代市・大阪府堺市・埼玉県川越市 
カスタマーサービスセンター:北海道札幌市
URL http://www.amazon.co.jp/
Amazon.co.jPは未だ中小企業?だが、魅力溢れる中小企企業だ!!
アマゾンが上陸してから10年を経過していますが、来年の採用から始めて新卒を採用するということです。何やら、親会社が大企業で、昨年のクリスマスシーズンも創業以来の最大収益をあげているどの快進撃を続けているものですから、日本のAmazon.co.jpも無条件で大企業であるかのような、印象をうけてしまいますが、考えてみれば、日本のアマゾンはまだまだ、中小企業なのですね。

なにせ、まだ、日本のどこの市場に上場していません。それに、来年はじめて新卒採用です。常識的にいえば、間違いなく中小企業ですね。しかし、中小企業とはいえ、本社は世界的大企業ですし、これからも発展を続けていくことができるし、いずれ上場すると思います。これは、隠れた優良企業ですね。おそらく、就職でも人気企業の仲間入りができると思います。何より、全く新たなビジネスモデルに挑戦できるということが魅力だと思います。

おそらくは、いままでは、開業のための役員や、スタッフとその時々で必要な人員を募集して来たのだと思います。全く新しいタイプの事業ですから、それを根付けるためにそのような採用の仕方でも良かったのだと思います。

要するに、営業と出来上がったビジネスモデルを具体化する作成スタッフと、その延長線上のスタッフがいればそれで成り立って来たのだと思います。

思い返すと、アマゾンが日本にきたばかりの頃は、扱い商品は書籍だけでした。それも、無論電子書籍ではなく、物理的な本当の書籍だけでした。それが、どんどん、カテゴリーを広げてきて、最近では、豊富なペットのカテゴリーまで開設しました。

私も、アマゾンで最初に購入したのは、書籍です。最初に購入した書籍はドラッカーの『マネジメント』でした。それから、CDや、DVDを購入するようになり、それにパソコンや、パソコンのアクセサリーなど購入するようになりました。バソコンなど、前のと今のパソコンもアマゾンで購入しました。

一番最近のものは、ハイビジョンです。特に、最近の購入したものについては、いつも最安値に近く、かなり重宝しています。ずっと前から、私はeコマースでは、アマゾンを最も多く遣います。

アマゾンに関しては、このブログにも掲載してきましたが、顧客のとのリレーションシップ(関係)を構築するためになみなみならぬ努力をしています。これは、皆さんご存じだと思いますが、アマゾンでは各商品に、説明をつけるだけではなく、実際にそれらを使った人のレビューも掲載しています。

これを体系的に掲載しだしたのは、日本ではアマゾンが始めてかもしれません。それ以外にも、多数のユーザーサイドにたった機能が満載のサイトではありますが、これらに関しては、過去のブログに掲載しましたので、ここで改めて掲載することはしません。下の【関連記事】のところに掲載しておきますので、まだご覧になっていない方は、是非ご覧になってください。

さて、このように次々と新たな機能を搭載して、顧客リレーションシップを拡張してきたアマゾン・ジャパンですが、ここにきて、いろいな懸案事項も出てきたのだと思います。

それは、たとえば、アマゾンの電子書籍のKindleです。このkindleやiPadで読める書籍など、アメリカでは販売されていますが、日本ではまだ販売されていません。アメリカでは、コンテンツという意味では先頭を走るアマゾンですが、日本で、日本の書籍はまだ販売していません。

これを日本で、広めるにはいろいろとアメリカにはない日本独自の障害があるようです。こうしたことに、戦略的に長期に取り組むためにも、そろそろ、新卒が必要になってきたのではないかと思います。

それに、いままで、アマゾン本体がアメリカで成功してきたビジネス・モデルを日本でも再現することで良かったのでしょうが、これからは、日本独自のビジネスモデルを打ち立てなければならないこと、さらには、社員の人数も増えてきて、長期的な視野にたった人事戦略や、いままでとは異なる、体系的なイノベーションの実施など社内の統括機能も必要になってきたのだと思います。

さて、いずれにせよ、いままで、日本でも顧客とのリレーションシップの強化に成功してきたアマゾン、新卒採用を機に、ますます、これを強化していただき、より一層優れたeコマースを実現していただきいものです。



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