時事通信社が5~8日に実施した11月の世論調査によると、菅内閣の支持率は前月比11.4ポイント減の27.8%に急落、6月の菅内閣発足後最低となった。不支持率は同12.6ポイント増の51.8%だった。政党支持率も、民主党16.2%、自民党16.5%となり、2009年9月の政権交代後、民主党は初めて自民党に逆転された。
内閣や民主党の支持率下落の背景には、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件や、メドベージェフ・ロシア大統領の北方領土訪問をめぐる政府の対応への不満があるとみられる。小沢一郎民主党元代表の国会招致問題で菅直人首相らが指導力を発揮していないことも影響したようだ。
調査は、全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で行った。回収率は65.3%。
内閣を支持する理由は、「他に適当な人がいない」12.2%、「首相を信頼する」6.2%、「だれでも同じ」5.1%などの順。不支持の理由では、「期待が持てない」30.1%が最も多く、「リーダーシップがない」28.7%、「政策が駄目」19.3%が続いた。
【私の論評】こんなに短期間で支持率が下がってしまうということは、無責任な有権者が多いということだ!!
それにしても、菅内閣の支持率の低下は、凄まじいものがありますね。菅内閣、鳩山内閣から変わったばかりですし、それに、つい最近民主党の代表戦をしたばかりではありませんか?それなのに、このざまはどうしたということでしょうか?
このブログにも民主党についてはさんざん批判を書いてきました。それも、政権交代直後から書いてきました。特に、その頃の、かなり手厳しい民主党批判については、かなり奇異に感じたかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、今となっては、私の批判は妥当であったことが、多くの人達にみとめられつつあるという事だと思います。
まず最初に言い出したのは、民主党は何でもやることが拙速すぎるということで批判しました。これは、今なら誰もが納得できることでしょう。政治主導を謳い、国家戦局など設置しましたが、あれはどうなったでしょうか?他にも、いろいろいありましたが、結局何もできていません。それは、そうです、今ですら、政権交代してから1年と少しくらいしかたっていないのですから。
政権交代さえすれば、自民党のやってきたこと、何から何まですぐに変えられると思っていた民主党の面々はっきり言って大馬鹿ですね。頭が軽すぎです。これは、批判されても、誰も二の句を継げないと思います。
第二番目には、主に経済対策についてです。民主党の経済対策はお粗末きわまりますし、酷いマクロ経済音痴であることは、このブログにも再三批判してきました。全く基本がわからないまま、烏合の衆といっても良い有様です。ほとんど、誰もまともなことを言わないし、考えてもいません。特に、あまりに単純な増税論議には、ほとほとあきれ果ててしまいました。
第三番目は、そうです。日本国解体です。上の2点に関しては、政権交代したばかりですから、初めてやることですから、少しは大目に見ることができます。
日本国解体法案に関しては、とうてい許すことはできません。これも、再三にわたって、このブログにいやというほど批判してきました。私たちは、日本国という国民国家の国民です。なのに、そんなことは完全無視で、日本国を解体するなどとんでもありません。世界各国の国家元首と言われる人々の中に、少なくとも国家そのものを解体しようと目論む人は誰もいません。
第四番目は、第三番目とも、大いに関係しますが、特に安全保証に関しては、素人同然だということです。それは、普天間、尖閣列島、竹島、北方領土などの最近の民主党の対応をみれば、一目瞭然です。
そうして、最後ですが、あれだけ、民主党や、鳩山内閣、管内閣を支持しておきながら、たいした時間も経っていないのに、こんなに支持率が下がってしまうということは、どういうことかといえば、最初は支持しておきながら、少し時間がたつと、不支持に回った人が大勢いるということです。
私は、そういう人たちに言いたいです。このようなことでくるくる変化するあなたは菅さんや、鳩山さんと同様無責任です。政党を支持するとか、特定の政権を支持するなどということはそんなに簡単にすべきことではありません。きちんと、自分で情報を集め、自分の頭で考えて実施すべきものと思います。
しかし、なぜこのようになってしまうのかといえば、無論有権者の無責任ということもありますが、マスコミの出鱈目報道も大きな要因となっているものと思います。
たとえば、このブログをテレビを見ながら書いていますが、今WBSで韓国の特集をやっています。韓流パワーなどとして、韓国すごさばかり報道しています。しかし、WBSでは、そうした華やかさばかり報道して真実を報道しません。
韓国って、すごいんですか?私は、そうは思えません。韓国は経済的には非常に特異な位置にあります。最近では、日本の報道では、韓国がアジア通貨危機のときにデフォルをして、一時IMFの管理下に入ったことなど、まるでなかったかのようです。このときの負の側面がいまだ、韓国を蝕んでいることなどまるで、なきがごとくの報道ぶりです。
その時に何が起こったのかが、ほとんど報道されていません。あの時に、韓国が行ったことは、結局韓国銀行の身売りです。アメリカの金融機関に実質上多くの銀行をはじめとする金融機関を身売りしてしまったのです。それで、韓国の金融機関は、救われたのですが、そのため、これらには、今でも、海外特に、米国の金融機関の資本がかなり入っており、韓国企業が儲ければ、儲けるほど、配当などで、米国企業に利益のほとんどがむしりとられ構造になっています。
何のことは、ないこれでは、韓国はアメリカの経済植民地といっても良い程度の状況です。こうしたことから、韓国からは、北朝鮮の脱北者よりも、はるかに多い、約8万人以上もの若者を中心とする人々が、米国や、ヨーロッパに向けて脱南者として脱出しています。こんな国は世界広しといえども、韓国だけです。
こんな韓国の真の姿を報道せずに、日本では、韓国の躍進ばかり報道しています。全くおかしいです。何かの意図があるとしか思えません。
韓国についての記載が長くなってしまいました。しかし、これは、例として出したにすぎません。このように日本の報道は異常に偏っています。
無責任な有権者は、こうした無責任な日本の報道に左右されている面は否めないと思います。だから、私は、こうした無責任な有権者に言いたいです。テレビ、新聞、雑誌などの報道を鵜呑みにすべきではありません。きちんと、自分で情報を集め、自分で物事を考えない限り、いつまでも騙され続けます。そうして、それをそのまま続けていれば、いずれ時がたてば社会の底辺に落ちていかざるを得なく、なります。それは、自己責任ですから、仕方ありませんね。そうならないように、自分でモノを考える習慣をつけるべきです。
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