2011年8月16日火曜日

「ひと」欄で大宣伝 朝日新聞 大誤報の赤っ恥―【私の論評】私たちは、ネットなどの、新しいメディアなどを取捨選択して、自分の頭で考えないと、正しい情報に出会えないと覚悟を決めなければならない!!

「ひと」欄で大宣伝 朝日新聞 大誤報の赤っ恥

8月10日付、朝日新聞「人」欄の紙面

<男は姿を消し、宮城県警が調査>
とんだ赤っ恥だ。朝日新聞がニセ医者にだまされ、前代未聞の“大誤報”をやらかした。誤報記事は、8月10日付の「ひと」欄。


米田きよし(42)と名乗る男を、宮城県石巻市で「ボランティアの専属医」をしている人物として大々的に取り上げていた。ところが、本当は医師免許もなく、記事で紹介した「カナダにある大学病院に所属する小児救命救急医」という経歴もすべて嘘だった。


外部からの通報でだまされたと気づいた朝日新聞は、12日付の社会面で「全文を削除する」と異例のおわび記事を掲載。朝日新聞が男に問いただすと「名前は偽名だ」と開き直ったという。完全に一杯食わされた形だ。


自称・米田きよしは、4月から石巻市内に常駐し、体調を崩したボランティアの治療をしていた。しかし、すでに6月には大阪市内の調査会社から「医師ではないのではないか」と問い合わせが石巻市社会福祉協議会に寄せられていた。社会福祉協議会はこう言う。


「大阪のある会社から、『あの男は滋賀県で結婚詐欺をしたモリオカという人物だ』という指摘があったのです。そこで本人に医師である証明を求めた。すると『医師国家資格認定書』と記された顔写真入りのカードの写しを出してきた。報道によると医師を証明するのは『医師免許証』だけで『認定書』は存在しないそうですが、その時は、そんなことは知らなかった。医師として堂々と振る舞っていたし、我々は信用するしかなかった。こちらはキツネにつままれたような感じです。ヨネダではなく、よもや、ですよ」


男はボランティア団体「ワールドフュージョン」の代表も名乗り、日412;財団から100万円の助成金を受けていた。日本財団はこう言う。


「100万円は6月27日に振り込んでいます。職員が石巻市の現地で調査するとちゃんと活動していた。助成金の申請書では、ワールドフュージョンの所在地は兵庫県でした。彼の携帯に電話すると、コールするのですが、出ない状態です」


宮城県警は医師法違反の容疑で捜査に着手したが、男は8月4日に「福島に行く」と言い残したまま、現在、所在不明になっている。


それにしても、なぜ朝日新聞はコロリとだまされてしまったのか。


「記事を書いたのは、仕事のできる本当に優秀な女性記者です。東京の社会部に所属している。たしか父親も朝日新聞OBだったはず。男に何回も会って取材をしている。まさか、ニセ医者だとは考えもしなかったのでしょう」(事情通)


菅政権の震災対策をほとんど批判せず、すべて“美談仕立て”にしてきた大甘報道のツケではないか。

(日刊ゲンダイ2011年8月13日掲載)

【私の論評】私たちは、ネットなどの、新しいメディアなどを取捨選択して、自分の頭で考えないと、正しい情報に出会えないと覚悟を決めなければならない!!

朝日新聞の謝罪の紙面
今回の、朝日新聞の「ヒト」欄などのことなど、私は、さほど問題はないと思います。特に、謝罪広告を出しており、また、扱っている内容が、特定の個人などに限られたことであり、この男、実際には、血圧を測る程度や、包帯を巻く程度の軽いことしかやらなかったようで、これによる社会的影響など、そもそも、微々たるものでしかないからです。

上の記事で、日刊ゲンダイまるで、鬼の首でもとったように、書いていますが、どういうつもりなのでしょうか?すでに、謝罪広告まで出してある内容であり、しかも、最後のほうで、無理やり、菅政権への批判記事にすり替えを行っています。

日刊ゲンダイは、このようなことを掲載できるような立場ではないと思います。実際、このブログでも、日刊ゲンダイに対する批判を掲載したことがあります。日刊ゲンダイは、震災直後に震災地で犯罪が多発したというデマが飛び交いましたが、それを助長するような記事を掲載していました。

詳細は、以下のURLをご覧になってください。


被災地の流言飛語、悪質デマの事例、日刊紙まで加担!!―【私の論評】少なくとも、殺人、強盗事件は必ず報道されるはず!!やはり、海外の見方が正しかった!


この内容を読んでいだければ、いかに、日刊ゲンダイが、デマを助長していたか、良くお分かりになると思います。一言で、いえば、問題外ということです。まあ、週刊誌だから仕方ないといえば、仕方ないのかもしれません。

しかし、だからといって、私は、何も朝日新聞などをはじめとする日本の新聞の報道姿勢が良いなとというつもりは全くありません。

日本の新聞の報道姿勢は、どこか完璧に狂っていると思います。そうして、その狂った部分に関しては、上記のように紙面に謝罪広告を掲載して謝るどころか、どんどん酷くなっていく一方です。日刊ゲンダイも、上記のような些末なことを報道するのではなく、こちらの方をつつくべきだと思います。

日本の新聞の報道ぶりが狂っているのは、何も、最近始まったことではなく、もう、数十年以上も続いています。ここで、あまり、文章を長々と書いても、読むほうも、辛いと思いますので、下にいくつか、それに関する動画を掲載します。





あげれば、きりがなくなるので、上記の3つでやめておきます。

いずれにせよ、朝日新聞をはじめとして、日本の多くの新聞は、本当にかなり偏向しています。私が、そのことに気づきはじめたのは、恥ずかしなが、10数年年ほど前からのことです。この頃、私の知っている人で、アメリカに1年おきに滞在するという人いました。その人がいうことには、何でも、日本にもどってきて、日本の新聞ばかり読んでいると、日本のことがわからなくなる、特に、日本経済がわからなくなるといっていました。

それを聴いた直後は、あまり意識もしておらず、それこそ、「どういうつもりでああいうことをいっていたのか」と怪訝に思う程度した。しかし、その半年後、いろいろ、調べなければならないことがあって、新聞も調べてみましたが、良くわからなくなり、海外の情報や、ネットで国内の情報を仕入れてみたり、各省庁から出されてる資料など、直接見てみました。

そうすると、なんと、日本の新聞の語っていることなど、かなり疑問な点が一気に噴出してきて、そのときに、上記でいわれていた「日本の新聞ばかり読んでいると、日本のことがわからなくなる」の意味が良くわかりました。それは、何も、いわゆる自虐的歴史観ばかりではありません。経済のことでも、根本的におかしげなことを平気で言っていることが良くわかりました。

最近でも、例の、北の拉致、容疑者親族の周辺団体に、菅首相側が6250万円献金というニュース、あれだれの大スクープだというのに、新聞では、最初は、産経新聞だけが、報じました。テレビでも、「たけしのテレビタックル」、青山繁晴さんの、「アンカー」のみでした。しばらくたってから、読売新聞でも報道されましたが、いまだに、他の新聞や、テレビなどもでも報道されていません。

その後、この献金問題は、だんだん大きくなってきていますが、それでも、多くの新聞は報道しません。これを偏向といわずして何を偏向というのでしょうか?ニュースの取得源が、新聞や、テレビなどに限られている人、この大問題を知らない人も大勢いると思います。

それから、ごく最近また、はびこっている新聞による、日本国財政破綻です。これは、嘘です。そもそも、日本国は借金をしていません。逆です、世界に最も多くお金を貸し付けている国です。これは、正しくは、政府の国民に対する借金です。それも、900兆円と大騒ぎしていますが。日本国政府自体が、数百兆もの金融資産をもっていて、それと、差し引きすれば、海外の他の国とくらべて、多すぎということもありません。これに関しても、このブログには、幾度となく掲載してきましたので、ここでは、詳細は述べません。それに、財務省などからでている元の資料をあたれば、誰にでも確認できることです。

それから、新聞のおかしな報道の仕方として、犯罪があたかも、年々増えていっているような報道をするということもあります。実は、日本には、外国人が多くなって、外国人犯罪が増えてはいますが、この外国人犯罪を含めても、全体では、2004年から、年々減っています。にも、かかわらず、新聞などでは、これを報道せず、外国人犯罪が増えたとか、コンビニ強盗が増えたなどという馬鹿な報道をします。こんなの、当たり前ですね、外国人の数は昔より増えていますし、コンビニの数も昔から比べれば、はるかに増えています。これも、警察庁のデータをみれば、すぐにわかります。

それから、公共工事というと、新聞報道などで、「公共工事=悪」というステレオタイプな見方が定着してしまいましたし、新聞報道などでは、あたかも、道路などをはじめとする公共工事は20年の水準以下にまで落ちています。このままでは、そのうち、耐用年数をすぎるものが多くなり、いずれ、落ちるから、使えないトンネルとか、橋とか、陥没する道路など多数でてきます。これも、国の資料などにあたってみれば、すぐにわかることです。

このように、調べてみれば、すぐに判るような、ことで、新聞が、直接ではないにせよ、虚偽の内容を掲載したり、本来報道しなければならないこと、控えるという、報道姿勢は今では、普通のことです。

これは、すでに、今の新聞やテレビなどが、その使命を終えたということではないかと思います。すでに、私たちは、ネットなどの、新しいメディアなどを取捨選択して、自分の頭で考えないと、正しい情報に出会えないと覚悟を決めなければならない時代に入ったと思います。無論、ネットだと、今の新聞や、テレビよりも、とんでもない情報を流している人も大勢います。しかし、そのようなもの、たとえは、政府の公的な資料などをみたり、元をたどって、いわゆる、真偽を確かめることによって、騙されることを防ぐことができます。

日本の公官庁なども、さすがに、自ら出す資料にあからさまな偽情報を出すとか、意図的に隠すようなことはしません。なぜなら、それをして、後から、虚偽あると判明した場合、官僚の生命が絶たれるからです。だから、積極的な嘘は掲載しません。ただし、わかりやすくするとか、必要なデータが一箇所にまとめずに、あちこちに、分散しているということがありますから、やはり、自分で丹念に調べるという姿勢は必要です。しかし、これも、昔と違って、いまなら、かなりの部分が、ネットで観ることができまので、昔のように、購入したり、役所などに出向くような手間もなく、これを利用しない手はないと思います。そういうことができない人でも、やはり、定評あるネットなどは、自分で調べて、納得できるメデイア必要があると思います。

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2011年8月15日月曜日

人命救助2万人、遺体収容1万体 自衛隊の災害派遣の実績―【私の論評】なかなか、報道されない自衛隊の真実!!

人命救助2万人、遺体収容1万体 自衛隊の災害派遣の実績


10万人という史上空前の規模で実施された東日本大震災での自衛隊の災害派遣。任務を終了して被災地からすでに撤収した部隊もある。ここで、これまでの自衛隊の実績を振り返っておこう。
【東日本大震災での自衛隊災害派遣活動実績】(2011年3月11日~7月1日)
〈人員〉 のべ約981万4000名
〈航空機〉 のべ約4万6300機
〈艦艇〉 のべ約4560隻
〈人命救助〉 1万9286名
〈ご遺体収容〉 9500体
〈給水支援〉 3万2984トン
〈給食支援〉 471万5453食
〈入浴支援〉 97万2293名
※SAPIO2011年8月17日・24日号

【私の論評】なかなか、報道されない自衛隊の真実!!


破壊的な地震と津波が起きて数時間以内に、自衛隊は救助・支援活動を開始。総勢10万人以上の隊員が東北沿岸の被災地に入りました。これは、日本の自衛官の40%にあたります。

物­資を運び、がれきを撤去し、被災者を避難させました。また、不明になっている方々の捜索、救出、亡くなられた方々を収容し、埋葬するという任務を遂行しました。自衛隊は、米­軍と連携し、不眠不休で働らきつづけました。

上記の人命救助の数、1万9288名となっていますが、これは、ほとんどが、初動の1週間で救助したもののようです。なぜなら、資料によれば、最初の1週間での救助者の数と一致するからです。これは、当然といえば、当然のことです。時間がたてば、たつほど、救助は困難になるからです。

この初動では、なんと、現場で救助にあたった、自衛隊員の数よりも、救助した人々の人数のほうが、多かったそうです。こんなことは、おそらく、空前絶後のことであり、世界初の快挙といってもよいと思います。

本当に自衛隊の、展開能力の高さ、目標遂行能力の高さなど、自衛隊の実力を世界に向かって、誇ることのできる、出来事だったと思います。それと、同時にいくら任務とはいえ、ここまで、実力を発揮できたのは、普段からの並々ならぬ訓練の賜だと思います。

それにしても、こうした実力が日本では、ほとんど、メディアなどで、報道されない日本という国、どこかおかしいとは思いませんか?私は、この日本の怠惰なメディアになりかわり、自衛隊に関して、自分ができるかぎりのことは、このブログの読者の皆様にも、お知らせしょうと思い、掲載させていただいています。

私の、ブログでは、過去に何度か自衛隊について掲載しましたが、その中には、震災に関するものも、そうでないものもありました。

このブログの最後のほうの、【関連記事】のところに、自衛隊に関するこのブログの過去の記事をコピペしてあります。詳細は、こちらを是非ご覧になってください。

その中でも特に知っていただきたい事実があります。それは、日本の潜水艦の建造技術ならびに、操潜技術が世界一であることです。特に、日本の潜水艦、工作技術が世界一ですので、スクリュー音を補足することはできません。そのため、中国海軍にとっては、かなりの脅威です。

それと、冷戦中に日本が、対ソビエト向けに、対潜哨戒を行ないましたが、これを行っているうち、なんと、日本の自衛隊の対潜哨戒能力は、世界一となってしまいました。

この二つがあることによって、日本の自衛隊の実力は、とても、中国の及びのつくような水準ではなく、もし、日本が本気をだせば、中国の艦艇を中国の港に釘付けにすることができます。もし、中国海軍の艦艇が、港を出て、日本にむかえば、そのほとんどが、戦いもしないうちから、海の藻屑と消え去ることでしょう。

昨年は、尖閣問題などありましたが、今のところ、あの問題が、解決はしないですが、悪化もしない、さらに、日本も落ち着いていられるという背景には、このような自衛隊の存在が大きいです。それに、輪をかけて、アメリカ軍が駐留しているという事実も大きいです。

いずれにせよ、震災であのような輝かしい活躍をした自衛隊です。本来の、任務での実力が上記のように優れているからこそ、震災のときにもあのように活躍できたのだと思います。自衛隊の予算は、日本のGDPのわずか、1%以下程度に過ぎないですが、その制約の中でも、震災の時にも、有事のときにも、世界最高水準の対応可能な、素晴らしい能力を持っていることに私は、誇りを感じます。

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2011年8月14日日曜日

中国が直面する最大の問題、腐敗でも貧富の格差でもなく「水不足」―米誌―【私の論評】中国の最大の敵は、ロシアでも、アメリカでも日本でもなく、中国共産党中央政府だ!!

中国が直面する最大の問題、腐敗でも貧富の格差でもなく「水不足」―米誌
川床の露呈した桂林漓江 2007年
2011年8月9日、米誌ワールド・ポリティクス・レビューは、中国が直面する最大の問題は、腐敗でも貧富の格差でもなく、「水不足」であると指摘した。12日付で環球時報(電子版)が伝えた。

中国の1人当たりの水資源は世界平均の4分の1に過ぎず、しかも水資源の分布が偏っている。中国の人口の40%、耕地の50%は北部に存在しているにもかかわらず、北部の降水量は全国の12%しかなく、降水量の80%は南部に集中している。

深刻な汚染も水資源不足に悪影響を及ぼしている。南部では取水量の90%以上を地表水源に頼っているが、昨年6月の段階で約4分の1が重度の汚染状態にあり、工業用水としても使用できない。また、地表水源の汚染進行に伴い、地下に水源を求めるケースが増加し、過度の地下水汲み上げによって、地盤沈下や塩水の侵入被害も拡大している。

さらに、北部の砂漠化進行も深刻な様相を呈している。中国政府は砂漠化のペースを落とすべく努力を重ねているが、依然として毎年1696平方キロメートルの速度で砂漠が拡大している。

ある政府高官は「中国の3分の2の都市が水不足に直面しており、農村部では3億2000万人が安全な飲料水資源を確保できていない」と語る。中国政府はこうした水不足問題の深刻さを理解し、一連の解決策を打ち出してはいるものの、改善にはまだ時間がかかりそうだ。

【私の論評】中国の最大の敵は、ロシアでも、アメリカでも日本でもなく、中国共産党中央政府だ!!
中国、水不足は、上記のような背景があり、何も今に始まったことではなく、昔から深刻であり、水不足には、昔から何回もみまわれていました。これだけ、水不足が続いているというのに、現中国中央政府は、水不足に対して、抜本的な手は、打ってきませんでした。

水不足になることなど予めわかっていたはずなのに、何も抜本的な手を打たないというのは、怠慢以外のなにものでもないと思います。

国威発揚のための、オリンピックや、万博などは、率先してやるのに、このような人民の生活に直接かかわる水資源の問題などなおざりにしてきました。全く愚かな政府といわざるをえません。それに、水は、産業の基でもあります、これば、世界の工場もまともにできなくなります。

これは、昔から中国に特有なことです。これは、何も水に限りません、産業に直接関わる電気もそうです。中国の深刻な電気不足は、このブログにも以前掲載したことがあります。詳細は、そちらをご覧いただくものとして、下にその要旨を動画も含めてコピペしておきます。
中国では電力不足が慢性化しており、生産活動に影響を与えています。発電量の7割を石炭を中心とした、火力発電に依存していますが、政府が物価抑制のため電力料金を抑えています。資源価格の上昇に伴い、赤字を抑制するために、電力供給に制限を­設けて停電を行っているという背景があります。 
中国では、石炭価格の上昇と電力卸価格の据え置きのはざまに置かれる発電会社が、次々に発電機の稼働を停止させています。それによって起こった深刻な電力不足が、工場の生産を直撃しており、中国の経済成長の勢いにも影を落としています。
最近中国では、空母を訓練のため就航させたということですが、食料品も値上がり、水不足、電力不足の国が軍事力だけ強化してどうなるというのでしょうか?国力というものは、軍事力だけではなく、食料、水、電力などをはじめとするインフラが整っていなければ、形成されないものです。

どうして、こんなことになってしまうのか・・・・・?しかし、歴史を紐解いてみると、このようなことは、今の中国だけということではありません。社会主義体制旧ソ連邦でも同じでした。共産主義体制の北朝鮮も昔からそうです。共産主義国家体制をとっていたかつての、東欧諸国もそうでした。当時、西ドイツが素晴らしい経済発展を遂げいたにもかかわらず、東ドイツの経済は停滞していました。

これは、何も、社会主義・共産主義体制をとっていた国だけのことではありません。かつての資本主義国でも、終戦直後、国民の面倒は、すべて国家がみると、世界に向けて宣言をした旧ソビエトの台頭に脅威の念をいだき、いわゆる、福祉大国の道を選んだ、かつての、米国、イギリス、フランス、ドイツ、日本などの先進国も同じことでした。福祉大国を実際にはじめてみると、福祉予算が膨大にかさみ、どうしようもなくなり、結局は、やめざるを得なくなってやめて、今日に至っています。

そうして、今日では、日本をのぞくこれらの国々のほとんどが、従来政府がやっていた、福祉的な仕事をNPOに実施させるようにしています。しかし、これは、何も、新たな試みではなく、実は、これらのに国々では、福祉国家を実現する前までは、福祉的なことの大部分をNPOが担っていましたから、現代的な体裁を整えつつも、昔に戻ったということです。

西欧先進国諸国が、日本などとは異なり、戦前まで、社会福祉の大部分をNPOが担っていたという話は、本日は本題などで詳しくは述べません。

旧ソビエトなどの、社会主義、資本主義国による、福祉大国の壮大な実験は、皆失敗して今日に至っているのです。なぜかといえば、国家が福祉などの細かい部分にまで、直接てをかけると、恐ろしく非効率になるためです。これは、いわゆる、人口が数千万以上の国では、すべてそうでした。福祉大国政策に関しては、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランドのような国々では、いまでも、かろうじて、継続できています。

しかし、これらの国々は、どこの国も人口数百万の小国です。だから、福祉大国というより、福祉小国と呼んだ方が良いです。ちなみ、デンマークの人口は、500万であり、これは、日本でいえば、北海道と同程度です。さらに、いってしまうと、イギリス、フランスの人口は、5000万です。現在のロシアは、人口、1億4千万人です。こんなことから、日本が福祉国家政策を実行すれば、まごうかたなく、福祉大国ということになります。

北欧諸国などは、大きな国の、地方自治体クラスの人口しかありません。だから、こそ、役人なども、比較的小さなとこまで、目が届くので、何とか、今までは持続できよたようです。しかし、これらの国々でさえ、今の福祉政策をこれかも、継続させていけるかどうかは、はなはだ心もとない状況にあります。

要するに、体制のいかんを問わず、福祉など、中央集権的に実行すると、おそしく非効率的になってしまうのです。これは、福祉政策に限らず、財政でも、インフラ整備においても同じことです。

だから、中国において、水不足、電力不足などの解消を図るとすれば、中央集権的に何でもやる体制を改めるしかありません。要するに、全体主義国家をやめるしかないのです。なんと、中国最大の敵は、ロシアでも、アメリカでも日本でもなく、中国共産党中央政府だというこしになります。

しかしながら、日本民主党は、結局は、福祉国家を目指そうとしています。体制を問わず、すべての国で失敗した、福祉大国政策や、中国のような体制を目指したとしても、失敗することは、はっきりしています。しかし、これを目指すという民主党には、政権を担う資格はありません。国民の総意で、次の選挙においては、民主党以外の政党に投票して、民主党を政権の座から引きずりおろすべきです。

そうしなければ、どうなるかといえば、日本は、末は、北朝鮮や、中国のようなおそろしく非効率で、水も、電気も、食料もまかえない国になってしまうということです。そうして、将来的には、北朝鮮のように事実上破滅するしかなくなります。民主党が政権についていらい、もうすでに、2年くらいになりますが、もうそのような予兆は十分あります。それに、最近の、短絡的な脱原発路線など、まさに、日本破綻の前兆であるとさえいえます。

最近の献金問題でもあきらかなように、民主党は、北朝鮮と深い関係にあります。こんな、馬鹿な政党がまともに、政権を担えるはずがありません。自民党などにもいわゆる、金権体質というものがありましたが、民主党の場合それどころではありません。外国勢力との深い闇の関係があるということです。これだけでも、万死に値するものです。全国民を裏切る、売国党といっても過言ではありません。もう、民主党政権は、終焉させるべきです。なぜなら、大失敗することが、最初からわかりきっているからです。

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2011年8月13日土曜日

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菅民主また新たな“売国疑惑”!“税金”で総連系歌劇団に広告

2010年の金剛山歌劇団札幌公演のパンフレットに掲載された民主党北海道連の全面広告
民主党北海道総支部連合会(北海道連)が2001~10年にかけ、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の金剛山歌劇団(東京都小平市)の札幌公演パンフレットに、税金が原資の政党交付金を使って広告を出していたことが12日、産経新聞の調べで分かった。民主党が間接的に朝鮮総連を支援してきたことになり、菅直人首相ら複数の民主党議員側が拉致事件容疑者の長男が所属する政治団体の周辺団体に献金していた問題に続き、北朝鮮側との密接な関係が浮上した。

政党交付金使途等報告書や関係者によると、北海道連は01年から10年まで05年をのぞき、歌劇団の札幌公演を主催する「実行委員会」に毎年5万~10万円を広告料として支出。使途等報告書に記載された実行委員会の所在地は朝鮮総連北海道本部と同じ住所だった。

支出総額は計50万円だが、歌劇団の膨大な収益は朝鮮総連の重要な資金源と指摘されており、北海道連が広告を出したことで、他の企業などの広告主にも影響を与えた可能性がある。

10年10月に開かれた札幌公演のパンフレットには、1ページ目に民主党の全面広告が載っており、「歓迎 金剛山歌劇団」という文字の下に、北海道連と道議会の民主党会派の名前が記載されている。パンフレットは非売品で、広告出稿団体などに対してのみ提供されているという。

公安関係者は「当然、広告としての効果はあまりなく、広告費は歌劇団を支援するための支出という側面が強い」と指摘している。

10年のパンフレットには、民主党の有力支持団体の連合北海道や北海道教職員組合(北教組)なども広告を出していた。

民主党北海道連の保村啓二組織局長は政党交付金からの広告費支出について、「優れた海外の芸術を支援する目的で、継続して支出してきた。北朝鮮を支援するという意識はない」としたうえで、「(9月に予定されている)今年の札幌公演への支出については今後、判断する」と話した。朝鮮総連北海道本部と金剛山歌劇団からは、取材への回答は寄せられなかった。


■金剛山歌劇団 朝鮮民族の音楽や舞踊の普及を目的に1955年に在日朝鮮中央芸術団として設立。74年に現在の名称に変わった。北朝鮮は「唯一の海外総合芸術団体」と位置付け、74年に最高の栄誉とされる金日成勲章を授与したとされる。ホームページによると、団員数は70人で、朝鮮学校卒業生らがメンバー。日本や北朝鮮のほか、韓国、中国、ロシアで公演を行っている。


【私の論評】超限戦に負け続けの売国民主党!!
上の記事では、菅民主また新たな“売国疑惑”などと書いてありますが、私はまた別な角度からこの問題を捉えています。私は、特にこの出来事が、菅さんと特に関係があるのではなく、民主党全体のもともとの体質を現しているのだと思います。

以前、このブログに以前超限戦という言葉を掲載しました。この言葉の意味は、以前のブログをみていただくものとして、下に概要をコピペしておきます。
・・・・・・・・現在の戦争は、昔の戦争のように、真正面から軍隊が向きあって戦争するのではなく、テロだとか、ネットだとか、あるいは昔からある諜略をやハニートラップをモダンにしたものによって、戦争目的を遂行するというものです。
要するに、戦闘行為を含む、ありとあらゆる方法を総動員して、戦争目的を遂行しようとするものです。これには、無論スパイ行為のようなものから、国民を互いに仲違いさせるとか、文化的侵略をするとか、現在の日本のように、自国に親和的な政権を応援し、あわよくば、政権の座につけてしまうということも含まれます。

私は、以前のブログにも掲載しましたが、民主党は政権の座につく前から、この超限戦に負けていたのです。もとも、民主党には、左翼関連の人々が多いですが、民主党の母体ともなっている、左翼が、もともと北朝鮮等により仕掛けられた、超限戦により負けてしまった人々なのです。

しかも、北朝鮮などの巧妙な手口により、自分たちは、超限戦によって、操られているにもかかわらず、自分たちの意図で動いていると思い込まされているのです。だから、自らも、罪の意識も、売国行為をしているという意識すらないのです。これは、菅さんの国会での答弁を見てもわかります。

特に、菅さんくらいの年代の左翼の人々、いわゆる超限戦などという言葉ない時代から存在していた、同様の戦術・戦略にはめられた人々なのです。

彼らは、日本において、階級闘争とか、共産主義革命がすぐにも起こるだろうし、起さなければならないと、とまともに信じていました。これが、そもそも、現代の言葉でいえば、超限戦に負けていたという査証だと思います。

なぜ、そのようなことをいうかといえば、菅さんなどの今60歳台の人々が学生時代だったころ、新左翼をはじめとする左翼系の人々は、北朝鮮や、中国の謀略によって、その当時の日本が、実は北朝鮮や、中国などよりも、共産主義国家としてはるかに大成功してきたことを認識することすらできなかったからです。

日本が共産主義というと、首をかしげる方が多いかもしれませんが、戦後から高度成長をへて、1990年代前半までの日本は、確かに、資本主義国が多く属していた、自由主義陣営に属していたのですが、国家の体制や、社会は、今の尺度でいえば、紛うかたなき共産主義国家ほうが、ふさわしく、とても資本主義と呼べるものではありませんでした。

この当時は、年功序列があたりまえ、終身雇用制が当たり前、賃金の高い低いも少なく、さらには、国中に規制の網の目がめぐらされ、アメリカと同盟関係にあるだとが、経済などは、資本主義の体制をとっていたというだけで、中身は、共産主義それも、理想的な共産主義といっても良い体制でした。皆さんも、この頃の日本は、今の日本とは、全く異なっていたことはご存じでしょう。

実際、ロシアなどの経済学者などが、日本を調査にきて、日本は、共産主義である述べています。それに関しては、このブログにも以前掲載したことがあります。詳細は、当該ブログを読んでいただくものとてして、下にその要点だけを掲載しておきます。
1991年に旧ソビエトが崩壊する少し前に、当時のソビエトである経済学者が論文を発表しました。その内容の冒頭の要旨だけあげておきます。 
「我々の共産主義は、結局失敗した。我々の共産主義は、現状のソビエトのような体制をつくりあげることを目指したわけではない。我々の理想は結局実現されなかったが、世界の中には理想を実現した国もあるはずだ。私は、その国をいろいろ探し求めてみた。そうして、とうとう、ある国が我々が目指した理想の共産主義に近いものを実現していることを発見した」。 
では、この学者の言う、理想の共産主義を実現した国とは一体どの国でしょうか?なんと、それは、「日本」です。このようなことを掲載すると、多くの方が、日本が共産主義なんてそんな馬鹿なと思われるかもしれません。しかし、日本は、特に、いわゆる、金融ビッグバンが行われる前の日本は、まさに、共産主義と呼んでよいような社会でした。 
ちなみに、金融ビッグバンとは、1996(平成8)年11月に第2次橋本内閣が提唱した、金融制度改革のことをいいます。英国のビッグバンと区別する意味で、日本版ビッグバンとも呼ばれています。金融ビッグバンは、2001(平成13)年には東京市場をニューヨークやロンドンのような国際市場にする、ということを目的に行われた改革です。
さて、このような理想的な共産主義体制にあった日本は、共産主義国家としては、本当に特異な存在でした。まずは、その頃、主流であった、ソ連、東欧、中国、北朝鮮などとは全く異なる国でした。

まずは、全体主義国家ではなく、マルクス?レーニン主義も信奉していませんでした。それに、他の共産主義国家が、たいてい経済につまづいてたにもかかわらず、日本だけが、空前絶後の経済成長をとげ、ついに世界第二の経済大国にまで登りつめてしまっのは、皆さんもご存じのことです。

このような、全体主義ではなく、マルクス・レーニン主義を信奉していなかっただけで、驚異の経済性成長をとげつつあり、平等で、文化水準も高かった、他の共産主義国からみれば、理想の共産主義国家日本にいて、階級闘争がおこるとか、共産主義革命がいまにもおこるとか、まともに信じていたのが、菅さん、鳩山さんなどの、新左翼の連中です。これは、完璧に中国や、北朝鮮などの、今の言葉でいれば、超限戦にすっかりとりこまれていたというしかありません。

今の日本の言葉でいえば、カルトといって良いと思います。それに、新左翼などが始末に悪いのは、このような、平等社会で、理想の共産主義に近かった日本を、たとえば、マルクス・レーニン主義を信奉しようと説くくらいならまだしも、完璧に破壊しようと考えていたことです。これを妄想と呼ばずして、何を妄想と呼ぶのでしょうか?

そうして、民主党の核となっている左翼の人々も、ある程度の年齢以上の人はすべてそうです。これは、民主党本部だけではなく、地方の民主党でも同じことです。このような共通点のある人々が、今日の日本民主党の原点をかたちづくっているのです。

ですから、彼らにとって、北朝鮮に活動資金を提供することは当たり前のことであって、何も、菅さんがどうだこうなの前に、ほぼ全員が、超限戦に負けており、これから、中央、地方に限らず、このような事例は一挙に噴出してくると思います。

もう、このような政党には、政権の座から去ってもらう以外にはないと思います。このままでは、超限戦により、いずれ日本は完全に負けて、中国、北朝鮮の人民が、日本の中で、大手を振って歩くようになり、富も、社会も、家族も、兄弟も、職場も、すべて収奪されるようになります。そんな頃になって、気が付き、主権国家日本を取り戻そうとすれば、何がおこるかといえば、あのコソボのような悲劇です。民主党の面々は、日本で、コソボのような大悲劇が起こることなどないと思っているでしょうが、彼らのなすがままにしておき、超限戦に完全に負ければ、戦争で負けなくとも、そうなってしまいます。

そんなことはには、ならないためにも、次の選挙では、民主党以外の党に所属する候補者に投票しましょう。民主党を完璧に社会的に葬り去りましょう。このような、馬鹿げたことがおこらないように、日本でも、他国では当たり前にあるようなスパイ防止法などの法律を定めて、超限戦を阻止できる体制を整えるべきです。

皆さんは、いかがですか、自分が知らない間に、超限戦に操られてはいませんか。いまいちと、自己を振り返ってみてはいががでしょうか?

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市民の党に100万円個人献金 城島・民主政調会長代理が平成19年―【私の論評】そもそも、民主党は、政権の座につく前から、超限戦に負けている!!

2011年8月12日金曜日

オレンジジュースを浄水器に入れるとどうなる?―【私の論評】ペットボトルで水を飲むのはエコではない!!

オレンジジュースを浄水器に入れるとどうなる?


実際に見ると浄水器の効果を実感。オレンジジュースが無色透明に変化!

ペットボトルでミネラルウォーターを買う人も増えているが、実は水道水の品質基準のほうがミネラルウォーターよりキビシイことは、案外知らない人も多いかも。なんでも、ミネラルウォーターの品質基準が18項目(食品衛生法)なのに対して、水道水は50項目(水道法)があり、ミネラルも多く含むのだという。

実はこれ、先月末に東京の科学技術館でおこなわれた「水の展覧会」に出展していた三菱レイヨン・クリンスイ株式会社のブースで説明されていたこと。一般的に、水道水を使う方がペットボトルの利用に比べて、製造・輸送時のコストやエネルギーを削減でき、空きボトルのゴミ減量にもつながることから、地球環境にもやさしいといわれている。そこで、浄水器の販売をおこなう同社では、マイボトルを使って水道水を飲もうと呼びかけ、浄水器を使うと水道水がよりおいしくなることもPRしていた。

ところで、浄水器って、実際にどのくらい効果があるのだろうか。商品のパンフレット等には、“○種類の物質を除去!”といったことが謳われているのが、いまひとつイメージしづらい。同イベントでは、浄水器を使った親子向けワークショップも開催。オレンジジュースを浄水器でろ過してみるという実験もおこなわれた。

気になる実験結果だが、驚くことに、オレンジジュースは無色透明に変化した。しかも、下に溜まった液体は単なる水ではなく、ちゃんとオレンジジュースの味がする。浄水器には活性炭が含まれているので、多少香りは薄くなっているものの、いわば透明のオレンジジュース。これは、浄水器の「中空糸膜フィルター」と呼ばれるフィルターによって、粒子が大きいオレンジの色素だけが除去されたため。通常の生活で、オレンジジュースを浄水器に入れることはまずないが、水道水に置き換えてみると、赤サビや雑菌などを除去しつつも、ミネラルなどはそのまま残してくれるということらしい。

ちなみに、ペットボトルの利用を減らそうという視点からは、マイボトルキャンペーンなども普及しつつあるが、外出先で給水できる場所が少ないのがネック。そこで同社でも、今夏はいくつかの取り組みを実施しているという。

まず、環境省主催のマイボトル・マイカップキャンペーンの一環として、9月末まで横浜赤レンガ倉庫に給水器を設置。また、東京・田町にある三菱ケミカルホールディングスの本社ビル1Fにある「KAITEKI CAFE」にも9月1日まで自由に使える給水器を置いている。

さらに、北青山のカフェレストラン「Royal Garden Cafe」(ロイヤルガーデンカフェ)ともコラボし、7月19日(火)〜8月18日(木)の期間限定で「Cleansui Cafe in Royal Garden Cafe」(クリンスイカフェ イン ロイヤルガーデンカフェ)をオープン。すべてのメニューをクリンスイで浄水した水で提供し、店内の水差しには同社のポット型浄水器を使っているという。

この夏は身近な水の大切さをいろいろな場所で体感できそうです。
(ネタリカより)

【私の論評】ペットボトルで水を飲むのはエコではない!!

ペットボトルの水は、エコに良いと思い込み、自らの行為に陶酔する人も多い
上の記事では、「ペットボトルでミネラルウォーターを買う人も増えているが、実は水道水の品質基準のほうがミネラルウォーターよりキビシイことは、案外知らない人も多い」ということがかかれてありましたが、さらに、ペットボトルの水は、環境に大きな負荷をかけるものであり、決してエコではありません。エコだと思い込んでいる人は、認識を改める必要があります。

実際、2009年7月9日の時点で、豪自(オーストラリア)のある自治体では、ペットボトルの販売を禁じています。オーストラリア・ニューサウスウェールズ(New South Wales)州にあるバンダヌーン(Bundanoon)という人口約2000人の町が、環境への影響を考慮して、ペットボトル入り飲料水の販売を禁じることを決めたのです。

こうした措置は世界初とみられていました。地元商店街も、ペットボトル飲料水の取り扱い中止にすでに合意していました。

背景には、豪飲料会社ノーレックス・ホールディングス(Norlex Holdings)が、バンダヌーンでくみ上げた地下水をシドニー(Sydney)でボトル詰めし、再びバンダヌーンに輸送して販売するとの計画を発表したことです。

「この問題がきっかけで、住民たちの目がペットボトル飲料水が環境に及ぼす影響に向いた」と、地元の活動家ジョン・ディー(John Dee)氏。バンダヌーンの決定を知った人びとが、ペットボトル飲料水を買うことについて考え直してくれることを願っていると話した。

ディー氏が所属する団体「Do Something」は以前、タスマニア(Tasmania)のコールスベイ(Coles Bay)でビニール袋の使用禁止に尽力していました。

ペットボトル飲料水をめぐっては、従来から、プラスチックや輸送のための燃料など、本来必要のない資源を無駄に使っていると環境団体などが指摘していました。ニューサウスウェールズ州での研究によると、ペットボトル飲料水業界は2006年、6万トンの温室効果ガスを排出したとされています。


バンダヌーンで同じ年の7月26日、ペットボトル入り飲料水の販売禁止が始まり、記念行事が行われました。

町内のスーパーの棚からボトル飲料水が消え、代わりに給水器数台が通りや小学校に設置された。ポリカーボネート製など、水を持ち歩くための再利用可能な容器の販売も始まりました。

 26日、オーストラリア・シドニー南西のバンダヌーンの
小学校で、新設された給水機から水をくむ子ども(共同)
町内の公会堂前では、町民らがペットボトル「追放」を祝う記念の歌を合唱。小学生が給水器のテープカットを行い、最初の水を容器に満たした。

同町のウェブサイトによると、オーストラリアではペットボトル飲料水に年間5億豪ドル(約390億円)を消費。その生産や流通に伴い排出される温室効果ガスは約6万トンとの試算もあります。

町外からのペットボトル飲料水の持ち込みは禁止対象ではないが、水道水を飲むよう勧めるといいます。

さて、このブログでは、数年前までは、環境問題について良く掲載してきました。とはいっても、地球温暖化について、声高に叫ぶなどという類のものではありません。むしろ、地球温暖化二酸化炭素説、ならびに、地球温暖化災厄説は虚偽であるということを掲載してきました。

これに関しては、もうすでに、数年前から、まともな人は、ほとんど信じていないと判断して、最近ではあまり掲載していません。

その頃掲載した記事の中で、レジ袋もエコではないというのは、間違いでエコである旨を掲載した記事にの中にペットボトルについても掲載しました。その内容を下にコピペします。
どうせ意味はないのだけど、個人的には、ペットボトルをなくす方がいいと思います・・・エコペットボトルってなんで作らないんでしょうね・・・レジ袋は駄目で、ペットボトルはOKの理屈もわかりませんけどね・・・ 
「ペットボトルはリサイクルしているからいいの!」 
コラコラ、リサイクルされているなら、リサイクル商品が世の中にワンサカあふれているはずですよ。 
あなた、実際に自分でペットボトルからリサイクルされた何かをもっていますか?店頭でそんな商品を見たことありますか? 
実態は、そんなもんです。 
「どっかでリサイクルされている」。わけないでしょ・・・
ペットボトルのほとんどは、きちんと焼却炉で燃やされています。(リサイクル率6%程度だとか・・)
それに、リサイクルするにしても、少し考えてみれば、わかることですが、エネルギーが必要なわけで、これは、ますます、 エコなどとはいえません。

私が、地球温暖化二酸化炭素説や、地球温暖化災厄説など、虚偽といっておきながら、環境問題について語るのを不思議に思う方もいるかもしれません。しかし、それこそが間違いです。私は、残り少ない、化石燃料などを大事に使っうこと、すなわち、省エネなどには大賛成ではありますが、それと、地球温暖化二酸化炭素説と、地球温暖化災厄説は直接の関係はありません。

関係ないものをさも、関係あるように語るのが、地球温暖化詐欺師というものです。この手の人たくさんいましたが、最近では、相当減ったようです。そうですね、今更、地球温暖化二酸化炭素説、温暖化災厄説を声高に叫んだとしても、ほんどお金にならないからです。

そもそも、地球温暖化二酸化炭素説とか、地球温暖化災厄説などは、事実ではなく、特定の政治意図を満足させるために言われ出したことです。特に、原発を正当化する背景などにもなっていました。

さて、皆さんここで良く考えてみてください、地球温暖化二酸化炭素説、あるいは、地球温暖化災厄説などを大真面目で、流布してきた人々のうち、それらを生業としてきた人々は、もう、これでは、飯の食い上げになるので、新たな機会を狙っていました。

そこに、起こったのが、3月11日の大震災であり、原発事故です。地球温暖化で一儲けを企んでうまくいかない人々のうち、少なからずの人々が、原発反対運動に参加しています。

原発に関しては、極端な論を唱える人は、要注意です。これは、地球温暖化詐欺師と同じようなものです。彼のほんど、多くの国民のことはなどは考えていません。自分の食い扶持を考えているだけです。私自身は、確かに、原発など廃止して、安全なエネルギーをすべきとは思います。しかし、石油などに変わるエネルギーがみつからない今は、これは、十分に考えていく必要があります。

自然エネルギーがあるではないかと語る、詐欺師もいますが、今回の、特に、東北電力の電力逼迫の原因の一つに、大雨のため、水力発電が使えなくなったこともありました。長年使われてきた、水力発電ですら、こういうことがあるわけですから、風力発電、太陽光発電などは、かなり不安定で、とても、今の段階では、火力発電などの代替エネルギーなどには成り得ません。

さて、皆さん、いかがでしたか。ペット袋をエコだと主張し、レジ袋を非エコ(レジ袋は素晴らしいエコ製品です。これに関しては、以前のブログの記事を読んでください)、であると主張してきたような人の言うようなことは信じられまません。また、そう思い込んで来た人、あなたには、原発を含む、日本国の将来のエネルギー政策を論じる資格があるでしょうか?

とにかく、誰もが、国のエネルギー政策を考えるにあたっては、誰かに扇動されるのではなく、自分で、情報を集め、自分で判断すべきと思います。第三者に操られるのだけはやめていただきたいです。

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地球温暖化二酸化炭素説は事実ではない―最近の事例で



2011年8月11日木曜日

AppleはノートPC市場ですでにシェアトップ? - 製品トレンドのもう1つの見方―【私の論評】iPadは人々のライフスタイルを変えつつある?!

AppleはノートPC市場ですでにシェアトップ? - 製品トレンドのもう1つの見方

http://journal.mycom.co.jp/news/2011/08/10/063/index.html


【私の論評】iPadは人々のライフスタイルを変えつつある?!
まずは、上の文章では、"グラフの第2四半期における第1の数字(左)は、いわゆる「ノートPC」を純粋に比較したシェアなのに対し、第2の数字(右)では「タブレット」を集計対象にしている"などと書かれていますが、肝心のグラフが掲載されていないので、何のことやらわかりませんが、原文から、そのグラフを持ってきてコピペしたのが、下のグラフです。これは、「第2の数字「タブレット」」を集計対象としているものです。
上の文章で第2の数字(右)としていたもののグラフ
あるときから、アップルが突然伸びていることがわかります。いかに、iPadが売れたのかが良くわかります。上記の記事、私は、正鵠を射たものと思います。本来、デスクトップ型であろすが、ノート型であろうが、iPadも、アンドロイドタブレットも、今やインターネットに接続するデバイスであることには変わりありません。

ただし、多くの人が、インターネトがない時代から、当たり前となっていた、デスクトップ型パソコンや、ノート型パソコンに慣れ親しんでいたため、最初は、これらと決定的に差別化しなければ、売れなかったということだと思います。

だから、アップルは、iPadを既存のデバイスとは、全く異なる売り方をしました。それと、iPadでないとできないようなことも用意しました。それは、例のApp Store(アプリ・ストア)で販売されているアプリや、それを多数の人が作ったり、多くの人が、安心して購入できる仕組みそのものを構築したことです。日本では、まだですが、たとえば、iBookなどの仕組みです。

私は、最初は、iPhoneや、iPadなどの記憶容量が16Gとか、最大でも、64Gということで、既存のパソコンから比較すれば、非常に少ないことに不安感を感じていました。しかし、実際に使ってみると、これで十分であることが良くわかりました。書籍や、アプリなどかなり入れて入れまくっても意外とメモリを使いません。パソコンと比較すると段違いです。

私は、詳しくは仕組み自体は知らないのですが、おそらく、これは、iOSなど本当に単一のデバイスのみ使うことを前提に作られているので、パソコンなどと比較するとOS自体が担う部分がかなり多くて、記憶装置としてのメモリもあまり使用しないからだと思います。このあたり、簡単に説明できる方がいらっしゃったら是非教えて下さい。

これは、実際に、iPhoneや、iPadでいくつものアプリを購入して使ってみたことがある人ならわかると思います。ただし、音楽や、動画などはそのようなことはなく、やはり、かなり記憶容量を喰いますが、音楽に関しては、いくら、iPhoneにたくさん曲を入れたとしても、日々聴く曲はほんとに限られていますから、普段は、少しだけ入れて、頻繁に取り替えればよいだけの話です。さらに、写真や、動画だと、とったものは、片端から、facebookや、Google+、あるいは、エバー?ノートや、ドロップ・ボックスなどの外部ストレージにも入れられますから、あまり気にする必要もなくなりました。

それに、音楽だって、アマゾンは、もうすでにクラウド上に保存できますし、iTuneも、iOS5になれば、クラウドができて、そこに保存できるようになります。そうなれば、音楽など、たくさん保存しているのと何も変わらなくなります。

それと、一つ忘れてはならないのは、このような使い方をするなら、今では、wifiルーターなど必須だと思います。iTuneはもともと、iPhoneなどからは、3G回線ではアクセスできませんから、ルーターが必須だと思います。私は、以前は、URoad7000というwifi.ルーターを使っていましたが、ごく最近URoad8000に買い換えました。理由は簡単なことです、URoad7000のバッテリーが3時間しかもたなかったからです。URoad8000は、9時間持ちます。これで、iPhoneと同程度に持つわけですから、両方もと持ってあるけば、本当にモバイル環境は完璧です。

いつどこでも、インターネットに接続でき、ほんどのことができます。それから、あまり予期していなかった副産物もありました。それは、7000と比較すると、8000は、アップルTVとの相性がかなり良くなったということです。7000は、アップルTVと接続していると、切れることが多く、特に、1時間も継続してつないでいると、切れてしまうことが多かったです。それが嫌なので、映画のレンタルなどは、通常は、パソコンに録画する方式をとっていました。しかし、8000では、そんなことはなく、アップルTVで直接見ていても、今のところ、切れたりすることはありません。7000をお持ちの方で、このような不具合がある方は、変えてみる価値があると思います。

この8000,大きさは、本当に小さくなり、外見は、まるで女性のメイキャップ用のコンパクトのようです。ただし、厚さは、iPhoneの倍ほどになりました。しかし、厚さはほとんど気になりません。おそらく、ルーターは、iPhoneのように手で長時間操作するものではないからだと思います。下にiPhoneとURoad8000を並べた写真を掲載しておきます。


話が脱線したので、もとに戻します。アップルは、iPad、iPhoneなどに関して、この秋リーリースされる、iOS5から路線を変えます。これは、皆さんご存じたと思いますが、iOS5より、iPadも、iPhoneもパソコンに同期をする必要がなくなり、単体で使えるようにします。これによって、販売当初は、既存のパソコンなどと差別化していて、すでにアップルか、ウィンドウズのパソコンなどをすでに持っている人を販売対象として、それでも、かなり売れるような状況でしたから、iOS5以降では、現在パソコンを持っていないか、持っていたとしても、あまり頻繁に買い替えしない人も対象になります。

このことは、前から、このブログでも何度か掲載してきましたが、まさに、そのような状況になると思います。そうなると、人々のデスクトップ型パソコンや、ノートパソコンに対する考え方がかなり変わってくると思います。そうして、ライフスタイルが変わってくると思います。なにせ、iPadや、iPhoneでも、インターネットを用いるということでは、ほとんど変わらないわけですから、会社では、既存のパソコンに似たデバイスを、外出先や、自宅では、iPadのようなデバイスを使うということになると思います。

なにせ、従来のパソコンなどなくても、アップルTVがあれば、iPhoneや、iPadの画面をテレビに写すことができますから。それに、ソフト・キーボードではなく、本当のキーポードが欲しいと思えば、安く
うっていま。それに、アップルTVは無論のこと、最近のキーポードは、無線でつながりますそのう家にパソコンがあっても、ほとんど使わなくなると思います。私自身も、そうなりかけています。それに、従来型のパソコンにもあまり興味がなくなってきました。もう、パソコンなど、数十年も使いましたから、何か、いまとなっては、古いものの代表のようにすら思えてきます。場所は、とるにし、重いし、起動までに時間がかかるし、画面は今のテレビに比較すれば、はるかに小さいし・・・・・・。

そのうち、中身は、ほとんど、iPadや、iPhoneあるいは、アンドロイドタブレットなのに、形は、従来のノートパソコンであるとか、デスクトッフパソコンのようなものもでてきて、売れるようになるかもしれません。それから、インターネットにつかながるデバイスとして、バソコン、スマホ、タブレット以外でも、考えもしなかったようなものが出てくる可能性があります。

いずれにせよ、アップルのiPadの売り方は大成功だったということだと思います。そうして、これからも、しばらく、いずれ、とんでもないデバイスが出てくる前までは、上記の記事のように先頭を走り続けると思います。

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2011年8月10日水曜日

菅首相8月中にも正式退陣表明? 辞めない可能性はゼロなのか―【私の論評】民主党の基本理念である、個人主義の本質は利己主義であり、次の選挙では完敗する!!

菅首相8月中にも正式退陣表明? 辞めない可能性はゼロなのか


   「退陣3条件」の成立にめどがつき、菅直人首相が8月中にも正式に退陣表明する、と新聞各紙が報じている。

   「首相、月内にも退陣表明」(朝日新聞)、「首相、月内退陣強まる」(日本経済新聞)――2011年8月10日付朝刊各紙の見出しには、こんな表現が並んだ。退陣3条件中の最難関とみられていた特例公債法案の可決・成立に自民、公明両党が協力するとの合意ができたことを受けたものだ。

岡田幹事長「思う、ではなく、お辞めになります」
   菅首相は8月9日、「3条件」が整えば退陣するのか、と記者団に聞かれ、「これまで自分が言ってきたことについては、ちゃんと責任を持ちます」と答えた。岡田克也・幹事長に至っては、「(菅首相が辞めると)思う、ではなく、お辞めになります」と断言した。

   しかも、菅首相は8月10日の衆院財務金融委員会で、「(3条件中残る2条件の法案が)成立したときには速やかに次の段階に移る準備に入らなければならない」と述べた。「党内で言えば代表選であり、新しい代表が決まれば私自身が総理大臣として身を処すことが当然必要になる」と述べた。さすがにここまで発言すれば、「近く退陣」は疑いようがない、と思える。

   ただ、これまでの経緯を振り返ると、それでも疑念は残る。

   菅首相は、民主党内からの造反で不信任決議案が可決する恐れも出ていた6月2日、党代議士会で「震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いで頂きたい」と述べた。この発言が「辞任表明」と受け取られ、決議案は何とか否決できた。

鳩山氏「私は信じたい」
   同じ6月2日の記者会見では、菅首相は「一定のめど」について、年越しの可能性もある福島第1原発の「冷温停止」だと発言した。「来年まで続けるつもりか」と批判を浴びた菅首相は6月28日の会見で、今回話題となっている「退陣3条件」を示した。「この三つをもって、この一定のメドと考えるということを申し上げた」と述べている。

   一方、菅首相は7月13日の会見で、「脱原発依存」の方針を打ち上げた。8月の週刊朝日最新号(8月19日号)での単独インタビューでは、「いつ辞任するのか」との質問に対し、「どうにか原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい」と答えている。

   菅首相が「責任を持つ」としている自身の発言が、もし後者の「脱原発依存」の話の方を指す場合、8月中の達成はとても無理そうで、9月以降も首相を続ける理由ともなりかねない。

   小沢一郎・元代表は7月27日、若手議員らとの懇談の場で、退陣3条件が満たされても菅首相は辞めないだろう、との見立てを披露していた。8月9日には、小沢氏と鳩山氏が会談し、小沢氏は「(菅首相は本当に)辞めるのか?」と疑念を示した。鳩山氏は「私は信じたい」と応じたという。

   永田町では、米国の国債格下げに端を発した世界同時株安という「経済危機」への対処を理由に、首相交代による「政治空白」をつくらない、という名目での居座りを警戒する声もある。

   小沢氏が「僕の常識では理解できない」と嘆く菅首相が、密かに「平成の死んだふり解散」を考えている可能性もゼロではないかもしれない。
(Jcastニュースより)

【私の論評】民主党の基本理念である、個人主義の本質は利己主義であり、次の選挙では完敗する!!
上の記事での「平成の死んだふり解散」の「死んだふり解散」とは、1986年(昭和61年)6月2日の衆議院解散の通称です。別名「寝たふり解散」ともいいます。

当時の中曽根さんについては、以下の動画など見ていただければ良くわかります。


1986年(昭和61年)当時、中曽根康弘内閣総理大臣は在任4年目に突入していました。中曽根内閣は党内基盤が磐石ではないものの、世論調査では高い内閣支持率を保っており、中曽根は前回総選挙で失った党勢の回復のために衆参同日選挙を目論んでいました。

しかし、前年の1985年(昭和60年)7月17日、最高裁判所が衆議院の議員定数の不均衡(一票の格差)に対して違憲判決を出しており、この問題が解散総選挙の障害となっていました。

そこで政府・与党は議員定数不均衡を是正するために公職選挙法改正案を提出。1986年5月22日に参議院本会議で可決・成立して議員定数不均衡問題は解決しました。しかし、同日選に反対する野党との妥協により、改正法には新定数に関する30日の「周知期間」が設けられたことや、後藤田正晴内閣官房長官らが「この法改正で首相の解散権は制限される」旨の発言をおこなったことなどで、中曽根は同日選実施を断念したと思われていました。

ところが、中曽根内閣は臨時国会を6月2日に開会し、冒頭で衆議院解散することを閣議で決定しました。本会議を開かずに議長応接室に各会派の代表を集め、坂田道太衆議院議長が解散詔書を朗読して衆議院解散となりました(議長応接室における衆議院解散は、この年を最後に途絶えている)。政府は7月6日に参院選と同時に衆院選を行うことを決定し、史上2度目の衆参同日選挙となりました。

この総選挙では、高い内閣支持率や十分な選挙対策などにより、与党自由民主党が圧勝しました。自民党は任期満了間近だった党総裁の任期を1年延長する党則の改正をおこない、中曽根の「功績」に報いました。

後に中曽根が「正月からやろうと考えていた。定数是正の周知期間があるから解散は無理だと思わせました。死んだふりをした」と述べ、早期解散はできないと思わせたことを「死んだふり」と表現したことから、「死んだふり解散」という解散名が定着しました。

さて、菅さんには、「死んだふり解散」は、できるでしょうか?やるだけならできますね。ただし、中曽根さんのように選挙に圧勝して、再度総理大臣の座を射止めることはできないと思います。だいいち、菅さんは、オバマとも、ロン・ヤス関係のような、親密な関係はありません。また、当時の金丸さんのような協力者も存在していません。まさに、孤立無援という感じです。

しかし、それはともかくとして、菅さんの腹の中には、間違いなく、今年の3月11日に地震があった直後から、選択肢として、解散も考えていたのは間違いないと思います。しかし、現状では、衆院の解散選挙をしたとしても、惨敗することはあれ、勝つことはあり得ないです。

しかし、菅さんの権力志向は、すさまじいものがあります。これは、ひよっとすると、あの小沢氏を越えているかもしれません。

私は、このことは、過去のブログにも何回か掲載してきました。以前も、永田町に駆けめぐる首相「原発解散」の噂に関して以下の内容を掲載しました。
上の噂の真偽のほどはわかりませんが、ありそうな話ではあります。菅さんというと、マスコミも「空き缶」など揶揄していますが、私は、菅さんは、確かに政治、経済、社会、安全保障、そうして現在脚光を浴びているエネルギー政策など、およそ国を統治する上で重要な事に関する知識という点では確かに劣っていますが、こと権力掌握ということにかけては、左翼政治家では最高峰だと思っています。  
権力掌握型の政治家は、右寄りの政治家では普通ですが、菅さんは、生粋の左翼系では数少ないうちの一人だと思います。菅さんは、総理大臣の席を温めるためには、どのような姑息な手でも使うと思います。それどころか、権力掌握に関しては、誰も想像にも及ばないような深慮遠謀を巡らしているかもしれません。だから、今回の内閣不信任案に対しても、うまくすり抜けることができたのであり、この点では菅さんをあなどってはいけないと思います。
だから、菅さんは、何が何でも、首相の座を死守したいと考えているとは、思います。しかし、これが、なぜ、中曽根さんのようにうまくいかないのかといえば、それは、ある程度はっきりしていると思います。

中曽根さんに関しては、「政界の風見鶏」などといわれたり、いろいろな批判もありますが、私は、中曽根さん、年齢も年齢ですし、やはり、古い日本人の精神が息づいていたと思います。少なくとも、この世代の日本人の多くの人がそうであるように、個人があり、家族があり、地域があり、国家があり、社会があるという考え方には、揺るぎ無い信念があったと思います。

しかし、菅さんは、そうではありません。この人は、戦後の世代の多くがそうであるように、生粋の個人主義者でもあります。しかも、それもまともな個人主義ではなく、誤った個人主義の信奉者です。

個人主義と利己主義は当然ながらその意味が違います。しかし、現代社会の人々の生き方を見ていると、近頃の日本人はその意味の違いを理解していないように私には思われます。あるいは、これらの二つの言葉を、各人が自分の都合のよいように勝手に解釈しているのかもしれません。

個人主義は、個々の人間の主体性を重んじて、一人一人の個人が自由に生きることの権利が保障されている代わりに、個々の人間が集合して成立する社会に対して個人としての自覚と責任を負うものだと思います。

一方、利己主義は、自分が益することだけを行為の基準として、他者のことや個々の人間で成り立つ社会の利益を全く考慮することなしに、自己本位な生き方を推し進める考え方でしょう。個人主義と利己主義という、これら二つの言葉に対するおおまかな定義からも、その違いが明らかだろうと思います。この定義に当てはめて、近頃の日本人が個人主義というよりも非常に利己的であることが理解できるのではないでしょうか。日本人は個人主義と利己主義をはき違えてしまっているように私には思えます。このはき違えの権化ともいうべき存在が、菅さんのような、戦後の左翼系市民運動家の基本的な考えです。

だから、菅さんは、中曽根さんのように、アメリカの大統領と気脈を通じて、ロン・ヤスと呼び合うような関係を構築することはできないのです。また、金丸さんのような、強力な協力者にも恵まれないのです。やることといえば、その都度、いろいろな人の言うことのイイトコどりくらいしかできないのです。しかも、根本的には利己主義ですから、いろいろな人を利用できるだけ利用して、役にたたなくなれば、ポイポイ捨てるわけで

私は、この誤った個人主義というか、利己主義は、民主党の基本的な理念だと思います。だからこそ、夫婦別姓とか、外国人参政権とか、人権擁護法案などのおかしげな日本解体法案などを推進しようとするのです。

しかし、個人の力とは、弱いものです。私は、この個人主義の弱さについて、海江田さんが、福島原発の作業員が線量計つけず作業していたことを、日本人の誇りとして称賛したことに関する記事の中でも掲載しました。その部分を下にコピペしておきます。
どんな動機であれ、社会の機関である組織の顧客に貢献する人、組織そのものに貢献する人、組織の使命を遂行する人には、等しく賞賛します。それが、個人主義を旨とはしない、日本の伝統文化です。また、亡くなった人に対しては、どんな悪いことをした人でさえ、決して鞭打つようなことをせず、仏様になったとするのも、日本の伝統文化です。 
このようなこと理解できないからこそ、海江田さんの発言は脈絡がなくなるのだと思います。それに、多くの民主党の閣僚なども、もこのようなことを理解できないから、軽率だし、頭が悪く見えるのだと思います。
これは、菅さんも、無論当てはまることです。こうした日本人の古からの美意識すら理解できない、民主党には、もう先がないです。菅さんも、いくら頑張っても、中曽根さんのような事はできないと思います。今回の菅さんによるものであろうが、また、新しい総理大臣の元での選挙になったとしても、古い日本人の心を失った民主党には最早勝ち目はないと思います。

現在の政権など、歴史の悠久の流れの中に咲いた一時の徒花に過ぎません。1,000年に一度の震災も、悠久の歴史を持つ我が国の歴史からみれば、ほんの一時のことに過ぎません。朝廷をはじめとする私たち日本人の日本の伝統文化、それに勤勉で実直な国民性は、古から今に至るまで、継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。そうして、こうした勤勉と実直さを強く継承してきた東日本の人々も近いうちに、復興をなしとげ、悠久の歴史の中で共に燦然と輝くことになることでしょう。

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2011年8月9日火曜日

市民の党に100万円個人献金 城島・民主政調会長代理が平成19年―【私の論評】そもそも、民主党は、政権の座につく前から、超限戦に負けている!!

市民の党に100万円個人献金 城島・民主政調会長代理が平成19年


 菅直人首相の資金管理団体が、日本人拉致事件の容疑者の長男が所属する政治団体「市民の党」から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」に巨額の政治献金をしていた問題で、民主党の城島光力(こうりき)政調会長代理が平成19年に市民の党へ100万円を個人献金していたことが8日、産経新聞の調べで分かった。国会議員個人から市民の党への献金が判明したのは初めて。

 政治資金収支報告書などによると、城島氏は19年11月に本名である「城島正光」名義で市民の党に100万円を寄付。収支報告書に記載された住所は、城島氏の川崎市の事務所となっていた。献金当時は17年の衆院選で落選した後だったため、献金者の職業欄は「無職」となっている。

城島氏は味の素労働組合委員長などを経て、8年に初当選。落選から返り咲いた後の21年9月~22年6月にかけ、衆院拉致問題特別委員会の委員長を務めた。現在は政調会長代理や、東日本大震災の復興財源確保を検討する党特別チーム座長の立場にある。

 これまでの産経新聞の調べによると、菅首相の資金管理団体「草志会」は、めざす会に計6250万円を献金。鷲尾英一郎衆院議員の政治団体も市民の党とめざす会に計3276万円を提供するなど、民主党側から市民の党とめざす会への資金提供総額は、判明分だけで計1億5千万円を超えている。

 菅首相は政府の拉致問題対策本部長、鷲尾氏は衆院拉致問題特別委理事をそれぞれ務めている。城島氏も含め、拉致問題解決に向けてかじを取る立場にある民主党議員側が、市民の党側に相次いで資金提供していたことになる。

 献金について、城島氏の事務所からは期限までに回答がなかった。

 一方、自民党の古屋圭司議員は8日の衆院予算委員会で、菅首相と市民の党の関係を追及、「この問題のキーマンである」として、市民の党の酒井剛代表の証人喚問を求めた。

 今後、理事会で実施の是非を協議する。
(産経ニュース)


【私の論評】そもそも、民主党は、政権の座につく前から、超限戦に負けている!!
これで、民主党関係者から、8人もの人間がこの市民の党に献金していることが明らかになりました。民主党の北朝鮮や、韓国との関係は、以前からいわれていたことで、私自身は驚くに値せず、最初からわかっていることだったので、このブログにもあまり積極的には掲載してきませんでしたが、最近いろいろ話題になつているので、私のブログでも掲載させていただくことにしました。


上の動画では、「実感無きブーム」である「韓流」について、外国資本のメディア支配の現実と宣伝戦としての側面について語られています。また、極めてブルジョワ的な「市民の党」の実態­について告発しています。なお先日、大高未貴が用いた「市民の党関連図」に関して、『財界にいがた』の組織図を参考にさせていただいた旨の説明が抜けておりましたので­、改めてその出典について明示させて頂きます。また、これら超限戦が繰り広げられている中で、「頑張れ日本!」が対抗手段として企画しているシンポジウムやデモ、「菅首相­辞職要求署名活動」についても案内をしています。

ちなみに、『超限戦』(ちょうげんせん、英:Unrestricted Warfare)とは1999年に発表された中国軍大佐の喬良と王湘穂による戦略研究の共著です。中国の軍事思想の一つでもあります。

中国空軍の喬良、王湘穂はこれからの戦争をあらゆる手段を以って戦うものとして捉え、その戦争の性質や戦略について論考しています。

構成は第1部新しい戦争について、第2部作戦の新しい方法についての議論から成り立っていました。その中で喬良、王湘穂は25種類にも及ぶ戦闘方法を提案し、通常戦、外交戦、国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦などを列挙しています。

そしてそのような戦争の原理として総合方向性、共時性、制限目標、無制限手段、非対称、最小消費、多元的協調、そして全ての過程の調整と支配を挙げています。このような戦争はグローバリゼーションの時代の戦争に特徴的なものであり、軍人と非軍人の境界もまたあいまい化するとしています。超限戦は単に戦争手段の多様化を示すだけではなく、それに対応した安全保障政策や戦略の研究の必要を主張しています。

なお、『超限戦』に書かれていた内容そのものは、特に目新しいものではなく、昔からあるものであり、特に、湾岸戦争直後にあの『第三の波』で有名な、アルビン・トフラーの著書である『戦争と平和』(日本では、1993年1月にフジテレビ出版より出版)の域を超えたものではないと思います。というより、私は、彼らは、『戦争と平和』に触発を受けて、『超限戦』を中国の立場から書いたものと思っています。しかし、中国の軍人が書いたということで、新しい中国の軍事思想として、注目に値するものではあります。

ちなみに、『戦争と平和』では、トフラーは、20世紀後半からの情報革命を、農業革命、産業革命に続く「第3の波」であるとし、21世紀の安全保障問題について未来学者としての観点からの持論を展開しています。また、「テロの台頭」、「中国の経済成長」など、湾岸戦争直後に書かれたとは思えないほどの正確さで現在の世界情勢を予測しています。本書は、安全保障にかかわる人々に限らず、経済や外交など明日の世界と日本を読み解こうと望む人々にとっての指針となるでしょう。21世紀のリーダーもしくはリーダーになろうとする人々にとって必読の書ともいえます。

さて、トフラーは平和を希求するとの観点から警鐘を鳴らす意味で書いた『戦争と平和』ですが、この思想を逆に戦争に利用しようというのが、『超限戦』でもあります。簡単に言ってしまえば、現在の戦争は、昔の戦争のように、真正面から軍隊が向きあって戦争するのではなく、テロだとか、ネットだとか、あるいは昔からある諜略をやハニートラップをモダンにしたものによって、戦争目的を遂行するというものです。


超限戦では、軍事小国であっても、軍事大国に勝てるチャンスはあります。場合によっては、超限戦によって、本来の戦争の目的を達成することもできるかもしれません。そうして、中国、韓国、北朝鮮がこれをすでに日本に仕掛けてきていることは、いうまでもありません。もう、中国や、北朝鮮ですら、サイバーテロを主任務とする、サイバー軍が創設されています。

私は、民主党は、政権交代するはるか以前から、この超限戦に負けていたと思います。だから、こそ、今、このような問題が噴出しているわけです。これは、下の西田議員が語っていることを見ても明らかです。


西田議員の言っていることは、ことごとく当たっています。そうして『超限戦』などと考えあわせると、特に尖閣事件以来浮き彫りになった民主党のやりかたがら良く理解できます。人材と経験がないから政権交代以後の多くの恥策、愚作を多くの国民は甘受していたのでしょうが、地震、津波、原発問題が起こったしまった今はもうこれ以上彼らを政権の座につかせておいてはいけません。

韓流ブームも、韓国による超限戦の一つです。これについては、以下の動画を御覧ください。最近日本では、高岡蒼甫のことが話題になっていますが、その真相は、下の動画を見ていただければわかります。



超限戦は、本当に私たちの身近にまで迫っています。マッコリを飲んで、韓流ドラマなど見ている場合ではありません。日本は、すでに、超限戦に負けた、民主党が政権を担っており、日本国自体が、負けています。民主党は、おそらく、自分たちが、超限戦にすでに負けているということに気づいていないのだと思います。それだけ、中国、韓国、北朝鮮の超限戦は、巧妙だということです。

民主党の人間は、誰もが自分が、自分の考えで動いていると思っているようですが、実は、半分、中国、韓国、北朝鮮の操り人形のようなものです。  だから、自分たちの行動は少しもおかくしないと思っているに違いありません。これは、夫婦揃って、韓流大好きの、鳩山さんを見ても良く理解できることです。愚かなことです。  このまま放置しておけば、それこそ、傀儡政権のようになってしまうことでしょう。しかし、これからも、負けっぱなしでいるようでは、それこそ日本は、解体の憂き目にあってしまいます。

民主党が超限戦に負けていることを端的に示した鳩山前首相の発言

熱烈韓流ファン鳩山幸夫人・・・『竹島の一つくらい、あげちゃう!』と言いかねない?
そんなことは、日本国民であるからには、絶対にさせてはなりません。皆さん、どうも、民主党の行動が解せないと思われている方、かなり多いのでないかと思います。それも、そのはずです、実は、民主党は、政権の座につく前から、超限戦に負けているのです。そう考えると、彼らの行動が理解できます。次の、選挙では、何が何でも、民主党を政権の座からひきずりおろし、超限戦に負けていないどころか、これに勝利を収める政党や、候補者に投票しましょう!!



上のウィジェトを作るにあたって、トフラーの「戦争と平和」が、絶版になっていることを知り驚きました、英語の原書は今だに出版されています。アマゾンでもいわゆる古本では販売しています。まだ、読まれていない方は、是非読んでください。英語で読める方は、是非原書にあたってください。ちなみに、「戦争と平和」の英題は、"War and anti-War"です。"War and Peace"では、トルストイの『戦争と平和』になってしまいます。それにしても、この本が日本で絶版になっているとは・・・・・・・。これも、 出版会にも超限戦が及んでいるという査証かもしれません。

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