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10万人という史上空前の規模で実施された東日本大震災での自衛隊の災害派遣。任務を終了して被災地からすでに撤収した部隊もある。ここで、これまでの自衛隊の実績を振り返っておこう。
【東日本大震災での自衛隊災害派遣活動実績】(2011年3月11日~7月1日)
〈人員〉 のべ約981万4000名
〈航空機〉 のべ約4万6300機
〈艦艇〉 のべ約4560隻
〈人命救助〉 1万9286名
〈ご遺体収容〉 9500体
〈給水支援〉 3万2984トン
〈給食支援〉 471万5453食
〈入浴支援〉 97万2293名
※SAPIO2011年8月17日・24日号
【私の論評】なかなか、報道されない自衛隊の真実!!
破壊的な地震と津波が起きて数時間以内に、自衛隊は救助・支援活動を開始。総勢10万人以上の隊員が東北沿岸の被災地に入りました。これは、日本の自衛官の40%にあたります。
物資を運び、がれきを撤去し、被災者を避難させました。また、不明になっている方々の捜索、救出、亡くなられた方々を収容し、埋葬するという任務を遂行しました。自衛隊は、米軍と連携し、不眠不休で働らきつづけました。
上記の人命救助の数、1万9288名となっていますが、これは、ほとんどが、初動の1週間で救助したもののようです。なぜなら、資料によれば、最初の1週間での救助者の数と一致するからです。これは、当然といえば、当然のことです。時間がたてば、たつほど、救助は困難になるからです。
この初動では、なんと、現場で救助にあたった、自衛隊員の数よりも、救助した人々の人数のほうが、多かったそうです。こんなことは、おそらく、空前絶後のことであり、世界初の快挙といってもよいと思います。
本当に自衛隊の、展開能力の高さ、目標遂行能力の高さなど、自衛隊の実力を世界に向かって、誇ることのできる、出来事だったと思います。それと、同時にいくら任務とはいえ、ここまで、実力を発揮できたのは、普段からの並々ならぬ訓練の賜だと思います。
それにしても、こうした実力が日本では、ほとんど、メディアなどで、報道されない日本という国、どこかおかしいとは思いませんか?私は、この日本の怠惰なメディアになりかわり、自衛隊に関して、自分ができるかぎりのことは、このブログの読者の皆様にも、お知らせしょうと思い、掲載させていただいています。
私の、ブログでは、過去に何度か自衛隊について掲載しましたが、その中には、震災に関するものも、そうでないものもありました。
このブログの最後のほうの、【関連記事】のところに、自衛隊に関するこのブログの過去の記事をコピペしてあります。詳細は、こちらを是非ご覧になってください。
その中でも特に知っていただきたい事実があります。それは、日本の潜水艦の建造技術ならびに、操潜技術が世界一であることです。特に、日本の潜水艦、工作技術が世界一ですので、スクリュー音を補足することはできません。そのため、中国海軍にとっては、かなりの脅威です。
それと、冷戦中に日本が、対ソビエト向けに、対潜哨戒を行ないましたが、これを行っているうち、なんと、日本の自衛隊の対潜哨戒能力は、世界一となってしまいました。
この二つがあることによって、日本の自衛隊の実力は、とても、中国の及びのつくような水準ではなく、もし、日本が本気をだせば、中国の艦艇を中国の港に釘付けにすることができます。もし、中国海軍の艦艇が、港を出て、日本にむかえば、そのほとんどが、戦いもしないうちから、海の藻屑と消え去ることでしょう。
昨年は、尖閣問題などありましたが、今のところ、あの問題が、解決はしないですが、悪化もしない、さらに、日本も落ち着いていられるという背景には、このような自衛隊の存在が大きいです。それに、輪をかけて、アメリカ軍が駐留しているという事実も大きいです。
いずれにせよ、震災であのような輝かしい活躍をした自衛隊です。本来の、任務での実力が上記のように優れているからこそ、震災のときにもあのように活躍できたのだと思います。自衛隊の予算は、日本のGDPのわずか、1%以下程度に過ぎないですが、その制約の中でも、震災の時にも、有事のときにも、世界最高水準の対応可能な、素晴らしい能力を持っていることに私は、誇りを感じます。
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