2012年12月6日木曜日

【北ミサイル発射予告】PAC3が宮古島に到着 ミサイル日本領域落下で迎撃―【私の論評】ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ!!

【北ミサイル発射予告】PAC3が宮古島に到着 ミサイル日本領域落下で迎撃:


北朝鮮が予告したミサイル発射に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が6日朝、沖縄県・宮古島の港に到着した。ミサイルの一部が日本の領域に落下した場合、迎撃できる態勢を取る。

・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・

また海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載をする海上自衛隊イージス艦「みょうこう」「こんごう」「ちょうかい」も6日朝、展開先の東シナ海や日本海に向け、長崎県佐世保市の佐世保基地を出港した。小雨が降る中、タグボートに引かれ護衛艦とともに基地をゆっくりと離岸した。

このニュースの詳細はこちらから!!

【私の論評】ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ!!

上記で、海上自衛隊イージス監「みょうこう」「こんごう」「ちょうかい」などの名称がでてきたました。これらのイージス艦、迎撃のために、出撃しますが、実際に迎撃できるのでしょうか?私は、かなりの確率で迎撃できると思います。しかし、このことが、日本ではなぜかほとんど報道されません。


それに関しては、このブログの過去の記事にも掲載しました。以下のそのURLを掲載しておきます。それと、この手の話は、軍事オタクっぽくなるのと、どちらかというと無骨な話題なので、本日は、私達の国を守る元気溌剌とした女性自衛官の写真とともに掲載させて頂きます(笑)。

また始まった北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐる‘綱渡り外交’−【私の論評】報道で見え隠れする北朝鮮の日本への恐れ?


詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、以下に要点だけ記載します。
実は、日本の自衛隊は過去に2度、弾道ミサイルの迎撃訓練に成功してまいす。両方ともSM3(下写真は、発射風景)というミサイルによる迎撃に成功しています。SM3とは、イージス艦に搭載して、宇宙空間を慣性飛行中の弾道ミサイルを迎撃するミサイルのことをいいます。
まず第一回目については、海上自衛隊は、SM3の配備・習熟訓練のためアメリカへ行っているイージス艦こんごうが2007年12月18日に公開撃墜実験を行い成功した、と発表しました。ハワイ島のカウワイ島の米軍基地から発射された模擬弾頭を搭載した弾道ミサイルを発射すると、900Km離れた海上に配備されたこんごうが4分後にこのミサイルをレーダーで探知して、1発のSM3を発射し、発射から3分後に高度100Km以上の大気圏外において標的弾道ミサイルを撃墜しました。
ただし、このときは、結局は、ある一定条件の中で行われた訓練であり、大陸間弾道弾を撃ち落せたということであり、実際に北朝鮮の弾道ミサイルをうち落とせるかどうかまでは、判定できないレベルであったので、あまり話題にはなりませんでした。これに関しては、軍事オタクの方が、ご自身のブログでいろいろ分析しているので、詳細は、そちらをご覧ください。
第二回目は、2010年10月26日のことです。全世界を震撼させる、ある事件が起こりました。日本の海上自衛隊の護衛艦「きりしま」が、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を見事成功させたのです。
「きりしま」の放った迎撃ミサイルは、6発の大陸間弾道弾にすべて命中。弾道弾を、宇宙空間で迎撃してしまったのです。これは世界初の快挙です。世界で二番目に大陸間弾道弾がミサイルで撃墜させられたのです。しかも、この時は、軍事上の機密ということで、あまり詳しくは発表されてはいませんが、北朝鮮ミサイルも迎撃できることを十分証明することができたようです。

日本の海上自衛隊は、試験開始前から、「100発100中ですよ」とケロリとしていたといいますが、対する米国のミサイル防衛庁(MDA)は、びっくり仰天したようです。
高速で飛来するミサイルを、宇宙空間で撃ち落とすというのは、飛んでくるピストルの弾を、ピストルの1発の射撃で撃ち落とすよりも尚、難しいといわれています。なぜかといえば、宇宙空間には大気がありません。ですから、迎撃ミサイルの軌道を、途中で羽を使って変えることができないのです。だから、ミサイル自体の噴射角で制御するしかありません。これは、かなり高度な技術がなければ、できることではありません。
米国内では、このニュースは、大々的に報道されました。北朝鮮やロシアや中国から飛んでくる大陸間弾道弾の脅威にさらされずに済むようになるのです。これがビックニュースでなくて何だというのでしょうか。

ヨーロッパでも、このニュースは大々的に報じられました。日本は、他国からの侵略の脅威から、かなりの確率で、これで逃れられるのです。それに、もともと、アメリカの艦艇や、ミサイルを使っているわけですから、アメリカは、無論のこと、これらの武器を用いている他の国でも、日本のやりかたを見習えば、できる可能性が高いのです。米国では、このニュースの動画が、作られました。これを、下に転載します
こんなこと信じられますか。これだけ、防衛環境が激変したことをほんど発表しません。もう、従来のように北朝鮮のミサイルの驚異に怯える必要はないのです。むろん、だからといって、すべてが安全というつもりはありません。しかし、従来と事情が大きく異なってきていることは確かです。国内で、もっと、こうした海上自衛隊の実力を認めることが必要ではないかと思います。  

さて、この内容で、十分北朝鮮のミサイルを迎撃できる可能生があることがご理解いただけたものと思います。日本の海上自衛隊は、6発もの各弾道弾のすべてを撃ち落とすことができたのですから、北朝鮮の単発の核弾頭は、かなり落とせる確率が高いと思います。複数のイージス艦から一斉に攻撃すれば、さらにその確率は高まります。それにしても、予定通りに巡航しているミサイルを撃ち落とすのは、比較的容易ですが、故障などによって、日本に落下してくるミサイルを撃ち落とすのは、なかなか難しいです。

そうして、故障することなど、予測するのは、困難です。では、発射されてから、早い時期で、日本の領空に入った時点で迎撃するというのはいかがでしょうか?これだと、かなり撃墜できる可能性が高まります。


もし、撃墜すれば、世界の軍事バランスは大きく変わると思います。特に、日本は、核攻撃をされても、それを回避する手段があることを世界にアピールすることができるわけです。それに、北朝鮮の核の脅威をかなり取り除くこともできます。世界に向かってそれをアピールできます。もし、そんなことにでもなったら、北朝鮮の面目は丸つぶれだし、核による脅しも、従来よりははるかに弱まります。

現在日本は、選挙一色で、何やら北朝鮮のミサイルなど消えてしまったかのごとくです。これは、これで良いことだと思います。北朝鮮がミサイルを発射すると、発表しても、もう日本は驚きもしないということです。


しかし、いざというときの備えはいつでもしておかなければなりません。今回は、日本に向かって落ちてこない限り迎撃はないそうですが、北朝鮮は、これからも発射を繰り返すだろうし、いつの日か、核を搭載することも可能になると思います。そんなときに、備えて、次の発射では、迎撃して、できれば、撃墜すべきです。そうして、日本の核武装も視野にいれて、国内論議をすすめて行くべきと思います。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?







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2012年12月5日水曜日

【きょうの名言】スポーツのいいところ−【私の論評】日本人は、自分の国の「身の丈」を知らなすぎる!!韓国も、中国も!!

【きょうの名言】スポーツのいいところ:


努力をしても望み通りの結果につながるとは限らない。それは、天才や神の領域があるからで、自分の器をはるか遠くに超える領域に達することは難しい。そこで知ることが重要だ。

為末大さんがツイートする。つぶやき主は、日本陸上界を代表するハードル走者の為末さんだ。

ハードル走者の為末氏
「スポーツのいい所は実は、努力して結果を出す事ではなく、本物に会って自分の限界を知る事。どうにもならない差をはっきりと認めた上で、自分には何ができるのかと考えるきっかけをもらえる。社会に出て驚いたのは思ったより自分の範囲を知らない人が多い事。範囲の外まで努力をして鬱になる人も多い」

特にスポーツは大きな差がつく。それは王者は1人しかいないからだ。「勝利」という結果を得ようとする過程では必ず、自身の限界を悟る地点がある。そこから、自分は何を求めるべきか、何を目指していくべきかを考えなければならなくなる。

何にでも普遍的に通用する示唆を含んだツイートだ。

【私の論評】日本人は、自分の国の「身の丈」を知らなすぎる!!韓国も、中国も!!

上の記事、日本では昔からいわれていることで、いわゆる「身の丈を知れ」というのと同じことだと思います。だからこそ、このような名言は、多くの人々に受け入れやすいものと思います。そうして、為末さんのような方が語るからこそ、この名言は、説得力があり、さらに輝きが増すのだと思います。それと、上の記事は、スポーツの話なので、本日は魅力的なアスリートの写真とともに掲載させていただきます(笑)!!


このブログには、過去においては良く「身の丈」ということを掲載しました。最近は、あまり掲載していませんでしたが、このツイートを読み、最近でも「身の丈」を知らないことによる不都合や、不幸など多く見聞きしていたことを思い出しましたので、本日の話題としました。


このブログで「身の丈」について掲載したのは、あの秋葉原通りの犯人について書いたのがはじめだったと思います。

秋葉原通り魔殺人事件の犯人から学べること-その時々で自分の身の丈を知る努力をせよ!

詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、以下に「身の丈」に関する記述のみを掲載しておきます。
人間の身の丈は、その時々できちんと把握しておく必要があると思います。勿論、身の丈が一生そのままというわけではありません。努力すれば、伸びることもあります。人間の身長と違って、ここでいうところの「人の身の丈」は年をとってからでも本人の努力によりかなり伸びる余地があります。特に得意分野に関してはそうだと思います。しかし、自分の得意な分野であろうとなんであろうと、その時々で自分の身の丈を把握しておくことは重要なことだと思います。これは、簡単なようでいて難しいことです。不当に高く評価してもいけませんし、不当に低く評価してもいけません。それに、身の丈を図る評価軸はなるべくたくさん持っておいたほうが良いと思います。いくつたくさんある評価軸で評価した、多くのものを総合したものが「身の丈」というものだと思います。そのためには、ある程度世間を知らなくてはなりません。自分ひとりだけで考えていたとしても、評価はできません。いろいろな人とコミュニケーションを図ったり、情報を集めることも必要になると思います。
このように「身の丈」というものは、誰にとっても重要なことだと思います。特に最近、個人での「身の丈」については、考えるところがあります。特に最近目立つのは、若い世代で、仕事関係でも、何でも、とにかく時間をかけて頑張れば一人で何でもできると思い込んでいるようなところが見受けられます。とにかく、誰にも相談せず、コミュニケーションもとらず、自己完結的に自分のだけでものを考え、他の人を巻き込むこともせずに、大事をなせると勘違いしている人を良くみかけるようになりました。


天才ならいざしらず、普通の人であれば、「身の丈」を知れば、そんなことは土台無理であり他の人に相談したり、コミュニケーションをとったり、まわりの人を巻き込んだりしなければ、結局大事はおろか小事ですら成し得ないのは、当然のことです。それに天才とは、自分が意識しているいないかにかかわらず、周囲の人に多大な影響を与えています。それは、存命中だけではなく、死後にも与え続けています。だからこそ、天才と呼ばれるのです。

このことを認識していいない人々が増えてきたように思います。そうして、上では、ついつて若者の例をあげましたが、良く考えてみれば、いわゆる高齢の部類に入る人たちだって、そのような傾向がみられます。それは、たとえば、民主党の野田総理や閣僚などです。無論、他の政党の政治家もそのようなことが見受けられます。しかし、特に民主党は際立っていたと思います。

民主党が3年前に政権の座についたとき、私は民主党は経験不足なことは明らかなので、最初は、自民党政権のやりかたを引き継ぎそれから、自分たちらしさを出していくべきだと思いましまた。しかし、彼らは、最初からなにやら憑かれたように、飛ばしはじめました。この様子をみて私は、彼らは必ず大失敗すると思いました。それは、今日見事に的中しました。


なぜ、こんなことを言えたかというと、過去の私のブログにも書いたように、イギリスやアメリカなどの二大政党制をみれば、わかりきっていました。 最近では、両国とも結構せっかちになりましたが、かつては、これらの国々では、政権交代しても、すぐに前政権のやってきたことをすぐに改めることはなく、政権をとってから、半年くらいで徐々に変え、1年経過してから本格的に変えるというのが当たり前でした。その間、マスコミも、現政権のことをあまり批判しませんでした。なぜなら、その時の政治が悪くで問題がおこったとしても、それは、現政権に問題があるのではなく、前の政権に問題があったかもしれないかです。

それに、極めつけは、二大政党のこれらの国では、かつては、政権交代したとしても、現政権と前の政権との違いは、わずか、3割から多くても、4割くらいなもので、あとの7割から6割はほぼ同じでした。このようにして、政権が交代したとしても、いきなり政策が180度転換することもなく、政治の継続性を図っていたのです。

民主党は、こんなことを知ってか知らずが、最初から自民党政権との違いを鮮明にうちだし、どんどん突き進んで、失敗を繰り返し、今日に至っています。まさに、「身の丈知らず」の所業だったと思います。政治家といえば、ある程度以上年齢がいっているのが、普通ですから、現在の若者が、「身の丈知らず」であっても、仕方ない面もあると思います。


だからこそ、上の、為末さんのツイートは、多くの人達に受け入れられるのだと思います。ところで、上記は、個々人の「身の丈」についてお話をしましたが、実は、国家にも「身の丈」というものがあります。そうして、人が「自分の身の丈」を推し量るが重要であるのと同じく、国民が自分の属する国家の「身の丈」を推し量るのも重要だと思います。

私は、日本や韓国、中国などアジアを代表するようなこれらの国々は、「身の丈知らず」だと思っています。ただし、日本の「身の丈知らず」と、韓国、中国のそれとでは、全く方向性が異なります。どのような異なるかといえば、日本は、実際以上に「身の丈をかなり小さい」と捉えており、韓国や、中国などは、実際以上に「身の丈を大きい」と捉えているか、そう見せかけているということです。

中国の「身の丈知らず」とはどういうことかといえば、尖閣問題や、反日デモなどで、「身の丈を大きく」みせていますが、その実は、今年の共産党大会で発表された、中国の長期計画のキーワードの「小康社会」の「小康」と同じように、実は、みせかけよりも、はるかに「身の丈」が小さいということです。


まずは、経済力も、世界第二の経済大国などと虚勢をはっていますが、現実には、一人あたりの
GDPは、日本の1/10未満であるに過ぎません。それに、中国の統計は、そもそも最初から出鱈目ですから、これすら怪しいものです。対外純資産などで比較すると、アメリカは世界一、日本は、世界第二位、三位は、少し前はイギリス(意外でしょう?)だったと思いまずが、最近イギリスは景気が悪いので、今はどうなのかわかりませんが、中国でないことだけは確かです。

それに、最近では、官製反日デモで虚勢をはってみたものの、日本企業が撤退の兆候をみせはじめると、今度は、撤退させないようにと、中国共産党政府が監視をはじめています。なぜ、そんなことをするかといえば、中国現地の日本企業が、中国のGDPの10%以上もつくりだしているからです。これらがなくなれば、ただでさえ今の中国はバブルが崩壊して、経済が落ち込むのは、目に見えているのに、さらに落ち込むことになり、そんなことは、させたくないのです。日本は、中国に対して長年援助をしてきたことをどう思っているのでしょうか?全く身勝手という他ありません。

それに、日本銀行は、中国に多大な貢献をしてきた事実も忘れてはなりません。日本銀行は、過去20年間にわたり、基本的に金融緩和を頑なに拒み、実質上金融引締め政策を実行してきました。これは、中国にとっては、打ち出の小槌でした。中国といえば、固定相場制の国です。固定相場制というただでさえ、安逸な環境のなかで、技術力などが優れた日本が、金融引き締めを堅持するのですから、いくら元を擦り増ししたところで、ハイパーインフレになることもなく、安心して、経済を発展させることができました。そうして、円高の日本からは、中国に多くの企業が進出しました。


そうして、技術移転もかなり行われました。その技術のおかげて、中国は、「世界の工場」を自認できるまでに成長しました。何のことはない、日本は、自らの経済をデフレにして、国内の雇用など犠牲にして、中国に大奉仕をしてきたようなものです。そうして、中国は、そんなことなど、つい忘れ、自分の「身の丈」も推し量ることもできず、とにかく「身の丈」を実体以上のように、思い込んでしまいました。しかし、これも長くは続かないでしょう。安倍総裁が主張しているように、日銀が金融緩和に転じた途端に、ただでさえ停滞している中国経済はズタポロになり、中国人はそのときはじめて、「身の丈」を思い知ることなることでしょう。

これは、韓国も同じことです。韓国は、ご存知のように、李明博の竹島上陸や、天皇陛下に対する傍若無人な発言や、根も葉もない「従軍慰安婦」問題などで、日本に対して居丈高な態度をとっています。そうして、あのサムソンなどの半分国営企業のような企業が、世界トップクラスの企業のようにみせかけていますが、その内実たるや、いつ経済が破綻してもおかしくない状況にあります。これは、このブログにも以前掲載したことですが、韓国は、経済的にも全く先に見込みなく、さらには、物価高騰や、有名大学を出ないと、良い会社には入れないし、入ったとしも、絶対に出世できないなどの、閉鎖的な社会をきらって、毎年、若者を中心として8万人もの人間が、韓国を脱出しています。

これは、北朝鮮の脱北者が2万人程度であるのと対比すると、4倍もの多さです。本来日本が異常な円高で、韓国は異常なウォン安ですから、先の中国と同じよう打ち出の小槌を握っているようなものであり、日本は、中国に対する大奉仕のように、韓国に対しても大奉仕しているはずですが、この有り様です。


こんなことは、戦争をしている国ならいざしらず、そうではない国としては、古今東西に例がなく、韓国が有史以来はじめてではないかと思います。どなたか、そのような事例があるのをご存知のかたは、ぜひご一報下さい。

さて、この二国の「身の丈知らず」は、身の丈をはるかに大きいと思い込んだり、見せかけたりするということです。では、日本はどうかといえば、多くの国民が完璧に「身の丈」を小さく見すぎています。それには、マスコミの日本わい小化報道がかなり影響していると思います。そうして本来はしなくても良い、デフレ・円高を長年続けてきたので、多くの国民が自信を失っているようにみえます。

しかし、そんなことはありません。私は、この三国の「身の丈知らず」を象徴するような写真を本日見つけてしまいしまた。それは、以下の写真です。じっくり御覧ください。記事の内容をあわせてみると、私の言うことが良くお分かりになると思います。


この写真は、以下の記事に掲載されていたものです。

<尖閣問題>日中の経済戦争が勃発か、韓国にとっては大きな商機―韓国紙


詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この写真は、今年の9月12日、陝西省西安市で行われたサムスン電子の新工場の着工式だそうです。この写真良く見て下さい。パワーショベルによる、日本でいえば、鍬入れ式のようなものだと思います。

ずらっと並ぶ、パワーショベルを御覧ください。ざっと20台くらいありますが、写真の解像度が低いので、認識しにくいとは思いますが、Samsungの文字が入っています。これは実は、非常に稀なことです。中国においては、ほとんどがKomatsuなど日本製のパワーショベルを使っています。実は、中国でも日本の小松制作所のような建機をつくることはできず、ほとんど日本から輸入しています。samsungでは、建機もつくるにはつくっていますが、日本のkomatsuのように世界中に輸出されてはいません。中国で、samsungの建機が見られるのは、このような特殊な場合にのみ限られます。小松といえば、全建機に、GPSならびに、コンピュータを設置して、世界中どこに置いてあっても、小松本社が位置を確認できます。そうして、本社でメンテの状況もわかります。無論盗難されても、すぐに位置が割れます。最近では、こうしたことを利用して、建機を売るだけではなく、効率的な配置のコンサルテイングなども行なっています。

そうして、とっておきの素晴らしい機能もあります。もし、建機を納品しても、代金の支払いがない場合など、これらの機能を用いて、機動できないように本社側から操作できます。さすが、小松です。

極端なことをいえば、小松本社では、中国のかなりの部分の建築現場の建設工事を建機が動かないようにして、ストップすることもできるのです。これって、非常に象徴的です。このようなことは、他にもたくさんあります。

中国は、日本の精密な部品を組み立てて、海外に輸出して儲けているだけです。韓国も似たようなものです。samsungの建機の部品にも日本のものも使われています。韓国は、中国よりは、技術的に進んでいるだけで基本構造は同じことです。

実は、中国もそうして、韓国の生殺与奪権も、日本が握っているのです。日本銀行が、金融緩和に転じただけで、両国の打ち出の小槌はなくなり、中国の経済はズタポロ、韓国の経済は破綻します。精密部品や、鉄道のレールや、新素材その他の資源をストップすると、両国ともかなり厳しい状態に追い込まれます。

これを知っていただければ、いかに日本人は、自分の国の「身の丈」を知らなすぎなのかおわかりいただけたと思います。





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2012年12月4日火曜日

【尖閣国有化】中国船2隻、2日ぶりに接続水域に 海保警告に応答なし―【私の論評】選挙で浮かれているうちに中国軍人100人が、尖閣に上陸するかも!!そんな場合は、挙党一致で対応を!!

【尖閣国有化】中国船2隻、2日ぶりに接続水域に 海保警告に応答なし:

海監46
沖縄県・尖閣諸島の日本の領海外側にある接続水域に4日、中国の海洋監視船2隻が入ったのを海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局船の接続水域航行は2日以来2日ぶり。

第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は「海監46」と「海監66」。4日午前8時20分前後に相次いで魚釣島周辺から接続水域に入った。

海保の巡視船が領海内に入らないよう無線などで警告しているが、中国側から応答はない。

海監46の武装

【私の論評】選挙で浮かれているうちに中国軍人100人が、尖閣に上陸するかも!!そんな場合は、挙党一致で対応を!!

ここ数年の中国による、尖閣列島問題や、レアアースの不当な輸出制限、官製反日デモなどにより、多くの日本人が、異質中国の実体や本日を知ることになり、そのことは私自身は、喜ばしいことだと思っています。このブログでは、過去においては「中国分裂の筋書き」というシリーズを掲載し、かなりの反響があったこともありました。

尖閣諸島
しかし、あの頃は、マスコミでは、中国の異形の姿といってもいい、ネガティブな姿は、ほとんど報道されることなく、私のブログの論評などに賛同していただける方は、どちらかという少数派でした。中国に対して批判的な意見を述べたり、中国がいわゆるまともな国家ではく、民主化、政治と経済の分離、法治国家化がなされていないことなどを主張すると怪訝な顔をされるかたもいました。

しかし、中国のあの蛮行で、多くの人々の考えが変わりました。だから、過去の私の主張・論評などがいまでは、抵抗なく多くの人々に受け入れられるようになりました。また、先日の自民党の総裁選でも、尖閣問題には、すべての候補が厳しい措置をとることを主張していましたし、安部総裁は、寸土の土地も譲らないと主張するしています。これは、素晴らしいことです。

中国人民解放軍女性兵士
しかし、マスコミはあいかわらずで、中国に関しては肝心なことは、報道しません。今回の人民大会では、習近平が国家主席にはなりましたが、これは、習の中国共産党内ですべての権力を手中におさめたわけではなく、まだまだ、胡錦濤の配下にある人間が要職を占め、胡錦濤はだからこそ、すべての公職から退いたことなど報道しません。これは、実は日本にとっては、危険な状況です。ただし、危険とはいっても、中国が日本領土に侵攻してくるとか、攻撃を加えるなどということであありません。

尖閣に上陸するのがこんな兵士ばかりだったら良いのだが!!
そのような実力は、まだ中国にはありません。しかし、たとえば、尖閣列島に軍人100人程度を上陸させるようなことくらいはできます。このくらいのことは、やるかもしれないと、前からいわれています。そうして、そのようなことは近いうちにおこりそうです。なぜなら、習は、まだ権力を手中におさめ切れていないため、他派閥を牽制するため、あるいは示威のために行う可能性が高まっているからです。これに関しては、以下の動画をご覧いただければ、良くご理解いただけるものと思います。


上の動画では、中国情勢にお詳しい宮崎正弘氏が、マスコミによる中国共産党のトップに立った習近平とも近い上海派が政権の主流を占めているという見方に対し、政治局や中央軍事委員会の顔ぶれに胡錦濤派が多数見られる点について指摘されているとともに、軍の近代化への動きや、中国国民が見る警察や軍隊の実相、そして、この度の選挙においても喫緊の課題として声高に叫ぶべき尖閣諸島をめぐる対中戦略の重要性などについても示唆に富むお話をされています。

人民解放軍女性パイロット
この動画でも、やはり、中国軍人の尖閣上陸は十分あり得ると語っておられます。私のとしては、本日公示された、選挙で今の日本は、選挙一色になっているとろを習によって虚をつかれることを最も危惧しています。一番は、選挙戦真っ只中で、余裕も何もないし、次では惨敗することがわかりきっていて、浮き足立っている民主党が、全く何の対応もしないうちに、中国が行動をおこして、有利に立ち回ることです。

尖閣に上陸した中国軍人は抵抗するなら殲滅するしかない!!

そんなことには、ならないように、特に安部自民党には、まさかのときの備えを固めておいて欲しいです。それに、今から準備することにより、将来政権をとったときに、迅速に行動できると思います。そう思うのは、わたしだけでしょうか?




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2012年12月3日月曜日

中央道トンネル内崩落 事故原因は? 鋼鉄製金具腐食か −【私の論評】この事故は私の過去のブログで予言したとおり、起こるべくして起こった可能性がが大きい!!今こそ、人からコンクリートへ!!

中央道トンネル内崩落 事故原因は? 鋼鉄製金具腐食か

中央自動車道の笹子トンネル 昨日
山梨県の中央自動車道の笹子トンネルで発生した事故は、天井板の崩落という国内で初めてのケースで、複数の死者を出す惨事となった。なぜ崩落は起きたのか。専門家は東日本大震災の影響でひずみが発生した可能性を指摘。天井をつっていた鋼鉄製の金具の腐食が原因につながったとの見方を強めている。

・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・

トンネル工学に詳しい大阪大の谷本親伯名誉教授は、「しみ出した地下水などによって金具が腐食し、天井の重みに耐えられなくなった恐れがある」と指摘。車の排ガスに含まれる窒素や亜硫酸ガスなどには金属の腐食を促す作用もあり、天井裏の金具にダメージを与えた可能性のほか、「固定するボルトが緩んでいた可能性も否定できない」と説明する。

平成8年2月に北海道の豊浜トンネルで崩落した岩盤が路線バスを直撃、乗客ら20人が死亡した事故では、地震で緩んだ岩盤の隙間に地下水が浸透。凍結して亀裂を押し広げたことで崩落が起きた。

防災システム研究所の山村武彦所長は、「東日本大震災や翌日に発生した長野県北部地震で生じたひずみが、事故に影響した恐れもある」と指摘。「トンネル事故で火災が発生し、煙が充満すると、救助は非常に困難になる。全国的なトンネルの調査が必要だ」と指摘した。

この記事の詳細はは、こちらから!!

【私の論評】この事故は私の過去のブログで予言したとおり、起こるべくして起こった可能性がが大きい!!今こそ、人からコンクリートへ!!

日本では、誰もがいつ自然災害に巻き込まれるかわからない!!

この事故の原因に関して、上の記事で背景があまり説明されていないません。無論鋼鉄製金具腐食が直接の原因であるようですが、しかし、テレビなどでみていると、まだ詳しい調査結果はでていないものの、どうも点検不足の面があるようで、その点検不足の要因は、予算不足のようです。

詳細は、詳しい調査結果を待つべきですが、このブログでは以前にこのような事故が起こり得る可能性が十分あることを掲載したことがあります。以下にその記事のURLを掲載しておきます。この記事は比較的新しい記事なのですが、データなどかなりふんだんに使っていますし、比較的まとまっているので、ここに掲載します。ただし、私の自身は、このような事故がおこること、10年以上前から予期していました。その当時は、今すぐにトンネル崩落事故や、橋が落ちたり、道路が陥没したりするような事故が、10年後くらいから始まり、その後どんどん増えていくことを予想していました。

なぜこのようなことを確信を持っていえたかといえば、やはり、10年前から以下のブログ記事の内容に近いことを知っていたからです。

渋谷は「大人の街」に変身中 第一弾ヒカリエは大盛況―【私の論評】コンクリートがなければ始まらない!!これは民間主導の構造改革だ!!

詳細は、上のURLをご覧いただくものとして、以下の今日の話題と関係のある部分だけコピペしておきます。
・・・・・・・・ハードとソフトは、互いに補いあうものであり、両方そろって、はじめて、意味があるのです。ハードを否定していては、いくら、ソフトを充実させても人をおろそかにします。
しかし、このような愚かなことが、ずっと行われているところがあります。それは、どこかといえば、日本そのものです。日本では、いわゆるバブル期の頃に、あまりに意味のない箱物がたくさん作られたため、公共工事=箱物=利権=悪という固定概念が形成され、いわゆる公共工事は必要もないのに、無駄におこなわれているかのイメージが定着してしまいました。そのためでしょうか、公共工事は年々削られていきました。
それが、どの程度なのか、掲載します。 
まずは、数字的に表示すると以下の表のようになります。

GDP比でみると、現状は、1980年あたりの、半分以下に落ち込んでいることがわかります。下のグラフでみると、公共投資総額でも、おそらくバブルの頃である、最盛期と比較すると、半分にまで減っています。


バブル期と比較する必要はないと思いますが、GDP比で比較しても、過去と比較すると相当減っていることがよくわかります。
以上は、日本国内の過去との比較ですが、これを諸外国と比較したのが、下のグラフです。これは、1996年のGDP対公共工事総額を100とした場合の推移を諸外国と比較したものです。2009年には、麻生内閣のときに大々的に財政出動をしたので、あがっています。グラフにはでていませんが、その後は、また緊縮財政のため減っています。昨年度および今年度は、震災の復興のため、また若干上がることになると思います。


諸外国と比較しても、日本の公共投資は減っていることが良くわかります。他国はどちらかいうと、どんどん増えています。ドイツも一時減りましたが、その後増えていっています。日本だけが、減っています。
あまりにも、公共工事をやらなさ過ぎたため、最近では、さまざまなインフラの老朽化が目立っています。それに、公共工事をやらないということは、政府が緊縮財政を行ってきたことでもあります。緊縮財政を続けてきたことと日銀の金融引き締めのおかけで、今日本は、デフレ状況にあります。このデフレに原因に関して、世界の趨勢と結びつける人もいますが、これはあまり関係ありません。主たる原因は、緊縮財政と、金融引き締めです。
現在、多少景気が上向いてきていますが、それは、震災復興のため一時的に公共工事を増やさざるをえず、そのために、一時的に回復しているということです。これで、復興を中途半端にしてやめてしまえば、またもとに戻る可能性もあるということです。

上の記事は、下の記事でも引用したものです。

日本の橋や道路が傷んできた 補修財源「30兆円」足りない―【私の論評】何が必要なインフラか、選別をするのは、結構だが、今は、人からコンクリートへが緊急の課題である!!

この記事には、無論トンネルの崩壊などにも触れています。詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下に一部のみコピペさせていただきます。
これけだけ、はっきりしているのに、上の記事を書いた人は、「コンクリートから人へ」などという、民主党の馬鹿なキャッチフレーズや、緊縮財政をするため、公共工事をどんどん減らしてきた、自民党などの屁理屈にだまされていると思います。 
そうして、政府があまりにも公共工事を減らして結果として、緊縮財政をしてしまったことと、日銀による金融引き締めの両方が、日本のデフレの最大の原因です。これに関しては、あまり、国外のことは関係ありません。 
デフレから短期間で抜け出すためには、今は、変に選択などせずに、必要と思われる公共工事はどんどん実施すべきです。 
今は、「人からコンクリート」へをキャッチフレーズにすべきです。この20年で、社会は随分変わってしまったということを認識すべきです。 
水道管第破裂。老朽化により、このようなことが全国各地でみられるようになった!!
こういうことを言うと、「財源はどうする」などという人もいますが、財源など、それこそ、建築国債をあてて、60年くらいかけて、償還するということで良いです。こういうと、子孫につけを払わせるなどとして、否定する人もいます。しかし、大規模なインフラなど、複数の世代間で負担することなど、当たり前のことです。実際、私たちも、昔やった大工事のつけを税金で払って、そのインフラを利用して日々生活しているのです。 
関東大震災のときの復興でも、帝都を復興するのに、巨額の国債を発行し、それを国内で引き受け手があまりいなかったため、外国で販売して買ってもらい、外国に借金をして、復興財源にあてています。そうして、このときには、政府は、増税ではなく減税をしたという事実もあります。こうした、ケーススタディもまともにしないのが、今の民主党政権です。 
大規模な災害があったときの増税など、古今東西例をみません。今増税(ブログ管理人注釈:当時は、復興税と消費税の両方)が絶対に必要などと思い込む人は、政府や日銀などのプロパガンダに踊らされているだけです。もう、時代が違うのです、バブルなど随分前に終わったことです。今は、バブルどころか、デフレなのです。 
今こそ、「人からコンクリート」をキャッチフレーズとして、コンクリートによる大公共工事が必要なのです。今の状況は、それこそが、本当に人を大事にすることになります。そうして、そのようなことは、過去にも何度も行われてきたことで、珍しくも何ともないことです。日本では、上にあげた、関東大震災の復興、戦後の復興、60年代の高度成長で当たり前に行われてきたことです。 
民主党は馬鹿なことを考える政党

ただし、田中角栄政権、三木政権のあたりでは、やりすぎて、政府の借金がかさむようになり、それどころか、バブル崩壊にまで突き進んだということであり、このような不手際は、日本では、例外といっても良いくらいの、事柄です。

今、公共工事をせずに、日本の国土を荒廃させてしまい、さらには、デフレから脱却できなければ、それこそ、私たちの子孫に大きな禍根を残すことになります。そんなことにだけは、したくないと思うのは、私だけでしょうか?

現在の公共工事の水準が、30年度ほど前より古い時代と同じということは、恐るべきことです。特にある程度年齢がいかれて、50歳以上の方なら、30年以上前といえば、それこそ、隔世の感があると思います。それにしても、なぜ1990年代くらいから、公共投資が減ったかといえば、バブル崩壊だけが原因とはいえません。要するに、日本では他国と比較すると、終戦後にインフラを整備したということと、バブル崩壊にともなう、公共工事批判、それに緊縮財政ということがらが重なってこのようなことになってしまったという側面もあります。

Tsunami でググったら、たまたまこんな絵が!! どうやら水着らしい。こんな津波なら可愛いもんだが?
しかし、それにしても、ここ15年間くらいは、明らか減らしすぎです。それに、上の記事では、掲載しませんでしたが、日本は、他国と比較すると、気温の寒暖の差が著しくただでさえ、インフラなどが痛みやすく、その上台風、地震津波などの自然災害が極端に多い国です。そんな国が、これらの極端に少ない他国などと比較して、公共工事が少なくて良いはずは、ありません。

台風の取材でもこの程度であれば、笑顔で中継できる?
私は、多くの人に、今や時代が変わり、大昔のように、「コンクリートから人へ」という垢じみた考えは、捨て去るべきで、今こそ「人からコンクリート」という新しい考え方にシフトすべきと思います。無論未来永劫わたって、これを続けよなどと、主張するつもりはありません。その時々でバランスとるべきです。しかし、今は間違いなくコンクリートに力をいれる時期だと思います。わたしは、そう思います。




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