2007年6月18日月曜日

ブログマーケティングの大きな可能性

上は、『現役女子大生プロダクション社長の日記』http://blog.livedoor.jp/riddler/を書いている、ブロガー(クロミホさん)の写真。ブログが立派にマーケティングに役立っている事例か?

以前2回にわたってブログマーケティングに関して掲載しましたが、これらは全体像をあらわしたものとは言えませんでした。そのため、本日は再度まとめなおして、掲載させていただきます。皆さん参考になさってください。

◆ブログマーケティングとは何か?
ブログマーケティングとは、その名の通り、ブログを使用して行うマーケティングのことである。
「ブログ」とは、一般には「簡単に日記を更新できるシステム」などと紹介されることが多いが、もう少しだけ正確にいうと、「トラックバックやコメントの投稿機能、RSS(Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマット。主にサイトの更新情報を公開するのに使われている)の自動作成機能を持つ、簡単に多くの記事を更新したり管理したりできるシステム」のことである。
「マーケティング」とは、「市場(顧客)を創造する行為」ことである。つまり、「ブログマーケティング」とは、「ブログシステムを使って市場(顧客)を創造する」ということである。もっとわかりやすくいうと、「ブログサイトを使って売上を上げたり、利益を増やしたり、知名度を上げたりすること」という意味である。
◆なぜ、今、ブログマーケティングに注目が集まっているのか?
なぜ、今、ブログを使うことに、これほど大きな注目が集まっているのだろうか?

利点1.ブログの件数が非常に多くなったことと、もともとブログは日記的な性格が強く、さりげなく消費者の本音などが書かれているため

これだけ実数が増えたこととブログをつくること自体が誰にでもできる簡単なものになったため、ごく普通の消費者が使うようになり、従来のように「ITオタクの日記」というような性格は消えうせ、様々な社会現象や、予兆を読み解くための参照資料としての価値があがってきた。ということがある。
だからこそ、最近では多くのボータルサイト(入り口のサイト)で、ブログ分析が大流行である。今後消費者の実態を探るには避けて通れない通常のツールとなると考えられる。

以下に無料で使用可能な、ブログ分析・解析サイトのURLを掲載する。








ブログ解析の内容を説明すると大幅な紙面を要することと、その内容を伝えきれないことから、上記のURLには、自らアクセスされることをお勧めします。

その他ブログを使ったほうが、これまでのホームページ作成ソフトで作った普通のHTML(ホームページの記述言語)で作られたホームページよりも、はるかに多くの利点があるからである。だからこそ、今、ブログを使ったマーケティングに重大な関心が集まっているのだ。

利点2.ブログで作ったサイトは「SEO効果」が高い
ブログで作ったサイトはSEO効果が非常に高い、という特徴がある。SEOとは、「サーチエンジン最適化、googleで検索をすると上位に表示される」という意味。
例えば、「犬」「イタリア料理」と二語を入れて検索すると、私の「Funny Retaurant 犬とレストランとイタリア料理」というブログの記事が検索1画面目に出てくるが、このように、検索エンジンにあるキーワードを入れて検索したときに、自分のサイトが出来るだけ上位に表示されるようにすることをSEOという。
「寒天がダイエットに効果的!」とテレビで紹介されると、その番組を見ていた人は、検索サイトで「寒天」といれて寒天関連の商品を探すことが多いが、そのとき、検索1画面目でしかも最初か5番目ぐらいまでに入っている寒天商品を扱うオンラインショップは、当然、検索結果の10画面目に表示されるオンラインショップに比べて、圧倒的に商品が売れる確率が高くなる。
つまり、オンラインショップなど、ホームページを使ってビジネスを行おうとしている人にとっては、SEOは売上の額を左右する非常に重要なポイントなのである。
ブログは、このSEOを自動的に行い、検索結果の上位に自分のサイトを持ってくる効果があるので、非常に効果的だといえるのだ。

利点3.「記事の管理・更新がきわめて簡単」
これまでのHTMLで作られたホームページは記事を更新したり、修正したりする手間がかかり、更新することが大変だった。100ページの記事を書いた時点で、サイトのデザインを変えたいと思ったら、いちいち1ページずつ手作業で修正していく必要があるなど、とても管理が大変だった。
ところが、コンテンツ・マネジメント・システムでもあるブログシステムは、デザインテプレートを変えれば、全ページのデザインを一瞬で全部変えてくれる。サイトタイトルの変更や、文章の訂正も極めて簡単に出来る。
これまでホームページは一度作ったら放ったらかし、という人が少なくなかったが、ブログシステムなら更新を頻繁にすることも出来る、という利点がある。
 
利点4.「コミュニティを創出しやすい」
ブログはこれまでのホームページと違い、外部につなげることが簡単にできる非常に出来やという特徴がある。
記事にコメントを投稿できるシステムや、トラックバックという相手に自分のサイトへのリンクを張ってもらう機能、そしてPingと呼ばれる信号やRSSの配信によって新しい記事を投稿したことを知らせる機能など、外部の人とつながりを実に作りやすくなっている。
ホームページや掲示板で情報を配信しているときは全く反応がなかったのに、ブログで記事を書くようになったら、たちまち反応や被リンク数が増えた、という話がよくあるが、これはこういった機能によって外部の人から注目されやすい、という性質をブログシステムが持っているためにおこっていることだといえる。

以上のように、ブログマーケティングにはこれまでのホームページマーケティング・WEBマーケティングにはない利点がある。だからこそ、今、ブログマーケティングには暑い視線が集まっている。
 
◆では、どのように活用していけばいいのか?
では、ブログをどのように活用していけば、より大きな成果を上げることが出来るのか?
これは、ブログをつくる人が何をしたいかによって、大きく変わってくる。逆に言うと、それが決まらない限り、方法も決まらない。

例えば、「広報ブログ」として使う、という方法
記事を簡単に更新できて、しかもRSSなどによって外部へ情報を知らせることも簡単なブログはプレスリリースの配信などにも効果的な役割を果たすことが出来る。これまで通常のホームページで情報を発信していたときは全く反応名がなかったのに、広報ブログを使って情報を配信するようになったら取材の依頼が入ったり、商品の問い合わせが増えたり、という話があります。

また、「ECブログ」として使う、という方法もある。
早い話が、オンラインショップをブログを使って作る、というのが「ECブログ」である。オンラインショップはいかに検索の上位に表示されるか、ということが重要なポイントでもあるし、多数の商品を掲載するのもブログなら簡単に出来る。

その他、「トラックバックセンター」として使い、知名度を上げるという使い方をしている企業もある。
「トラックバックセンター」とは、あるお題を出し、それに関して記事を自分のブログで書いた人からトラックバックを集める場所のこと。

例えば、パソコンメーカーが自社の商品についての投稿を集めるために、トラックバックセンターを作ると、様々なブログでその商品に関しての記事を書き、トラックバックを送ってまる。すると、当然、その商品に関する記事が方々で見られるので、当然、その商品の知名度が上がるし、その商品の使い勝手に対する意見や、感想なども集めることが出来るようになる。
また、「社長ブログ」を作って、会社への親近感を高めるのに使うのに使ったりするなど、ブログの使い方はさまざまある。
従業員だけが見られるブログをつくって価値観を共有するなどのことも考えられる。

ブログを使って様々なマーケティングを実行していくことは、これからマーケティングに重要なポイントとなる。

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