2011年3月30日水曜日

米Amazonがオンラインストレージ - 5GB無料、音楽ストリーミング対応―【私の論評】Napsterのサービスはやらないのですか?

http://journal.mycom.co.jp/news/2011/03/30/010/index.html


【私の論評】Napsterのサービスはやらないのですか?
このアマゾンのサービスもなかなか良いですね。クラウドに保存すれば、現状のiTuneのように、フアイルを破損しても心配ありませんね。そういう意味では、iTuneより一歩進んだサービスだと思います。

しかし、私は、これらよりもあの、Napsterが提供していた音楽配信サービスのほうがはるかに進んでいたと思います。

私は、昨年サービスが中止になるまで、Napsterのサービスを利用していました。このサービスは、Napsterがストリーミング方式と、フアイルダウンロード方式の両方で、提供していました。ストリーミング方式は、月980円、フアイルダウンロード方式は、月1980円の会費を支払って使うことができました。

ストリーミング方式は、インターネットを介して、Napsterの提供している音楽を聴き放題できるサービスでした。それじゃ、インターネットラジオと変わらないではないかという人もいるかもしれませんが、そこき、根本的に異なります。

インターネット・ラジオの場合は、ラジオ局のほうが、勝手に流す音楽を聴くことがてきるということですが、Napsterのストリーミング・サービスでは、自分の聴きたい局や、アルバムなどをオンデマンドで聴くことができます。さらに、iTuneのように、保存することもできます。ただし、保存とはいっても、曲名、アルバム名、アルバムのアートワークが保存できるだけで、音楽そのもののファイルを保存できるわけではありません。

一方、フアイルダウンロード方式もあり。これは、Napsterのサイトから、自分の欲しい、好きなだけダウンロードできるサービスです。ただし、再生できるのは、自分のパソコン、確か3台まで使用可能でした。もしくは、Napsterと提携した携帯電話のみということでした。ただし、ダウンロードをしたファイルは、会費を支払っていないと、自動的に聴くことができなくなるようになっていました。要する、会員である間は、ダウンロードし放題、聴き放題ということでした。

しかし、曲名や、アルバムをクリックすれば、音楽が再生されるので、インターネットを介しているというだけで、使いがつてとしては、インターネットとつながってさえいれば、iTuneのような感じでした。

また、iTuneのように、音楽情報も流していました。このサービス、日本に上陸したとき、画期的だと思ったので早速導入しました。そのころは、有線のLANを使っていたので、ストリーミング方式の場合は、聴く場所が制限されてしまうので、フアイルダウンロード方式のサービスを導入しました。

その当時は、KOJINSHAの小さなパソコンを使っていたので、それをほとんどNapster専用機のように使っていました。これは、小さいので、どこにでも持ち運びができます。今て、いえば、それこそ、iPadのような使い方をしていたと思います。

しかし、このサービスも2年くらいで、中止になってしまいました。とにかく、このサービスをやっていた間は、良く音楽を聴きました。ジャズ、ロック、ラテン、クラシック、映画音楽、Jpopとにかく何でもです。思い立ったらすぐダウンロードです。それまで、これかも、おそらくあれほど音楽を聴くことはなかったし、これかもないかもしれません。とにかく、1980円さえ、払っていれば、古今東西のほとんど、思いたった曲は何でも聴けるというのは魅力でした。

さて、これと似たようなサービス、Appleも目論んでいるようで、ときおりニュースなどででてくるのですが、未だに、提供される気配はありません。

最近では、CDはおろか、音楽のダウンロード件数も激減しているようです。今こそ、Napsterがかつて、やっていたような、音楽ストリーミンコグサービスをすれば、かなり普及するような気がします。

いまであれば、wifiなども進んできましたし。私自身も、今はiPhoneや、ポケットWifiを所有しています。今なら、フアイルダウンロードではなく、ストリーミングサービスを使っていたかもしれません。980円で聴きたいときに、聴き放題は魅力ですね。きっと、今なら、多くの人がそう考えると思います。

Napsterのサービスは、日本では、まだ時期尚早だったのだと思います。980円で、ストリーミングで、きき放題ということになれば、今ならかなり受けると思います。サービスをはじめたころは、まだ、wifi環境も整っていませんでしたが、今なら、随分進化しました。ちなみに、フアイルダウンロードサービスの場合は、1980円というこもあり、割高感があったのだと思います。

音楽配信サービスなど、日本の企業など、すっかり外国の企業にお株を奪われた形ですが、もし、今の時点で、このようなストリーミング・サービスをすれば、挽回できるかもしれません。しかし、なかなか難しいでしょうね。しかし、その難しさを何とか克服することが成功秘訣だと思います。仮に、著作権など厳しい日本で成功できたら、それこそ、世界のどの国でも対応できるし、鬼に金棒だと思います。

いずれにせよ、Appleも、Amazonもいろいろ工夫はしているようですが、もう一皮向けたような、音楽配信サービスがあれば良いと思います。

【関連記事】

米AmazonがAndroidアプリストア「Appstore」オープン、その仕組みは?―【私の論評】いよいよ、Googleの反撃が本格化か?

もしや謎の新発表はこれか? iPadをApple TVに変えてしまう「Lowtide」に超期待...―アップルTVは既存のテレビを消滅させる??
タッチスクリーンを搭載したAppleのネットブックは新たな音楽フォーマットに対応か―この新たなサービスは根付くか?そうして端末は?

0 件のコメント:

【中国の南シナ海軍事要塞の価値は500億ドル超】ハワイの米軍施設を超えるか、米シンクタンクが試算―【私の論評】米国の南シナ海戦略:ルトワック氏の爆弾発言と軍事的優位性の維持の意思

  【中国の南シナ海軍事要塞の価値は500億ドル超】ハワイの米軍施設を超えるか、米シンクタンクが試算 岡崎研究所 まとめ 中国の軍事施設の価値増加 : 海南島や南シナ海の軍事インフラの価値は20年以上で3倍以上に増加し、2022年には500億ドルを超える。 楡林海軍基地の重要性 ...