2012年6月27日水曜日

地球上の20億人が触れたマインドマップシンプルだからこそ最も効果的なツール - マインドマップで 仕事のやり方とビジネス思考を一新する!―【私の論評】ドラゴン桜にも出てくる、マインドマップ、利用しない手はない!!

地球上の20億人が触れたマインドマップシンプルだからこそ最も効果的なツール - マインドマップで 仕事のやり方とビジネス思考を一新する!:

水問題に関するマインドマップ

約40年前に発明されたマインドマップ。コンピュータで使うためのソフトウェアの開発が試みられてきたが、手がきに匹敵する使用感のものはなかなか生まれなかった。初めての公認ソフトiMindMapの開発者クリス・グリフィス氏に、開発プロセスと将来ビジョンを聞いた。

【私の論評】ドラゴン桜にも出てくる、マインドマップ、利用しない手はない!!

マインドマップそのものに関しては、上記の記事をご覧いただくものとして、世の中には、きちんと講習を受けないと、マインドマップが描けないとか、描いたとしても、効果はないようなことをのたまう方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。何から何まで自己流で良いと思います。
ツイッターの使い方を網羅したマインドマップ
私もすべて自己流で作成し、今に至っています。それで、十分です。私自身、あるSNSで、マインドマップというコミュニティーを立ち上げていたこともあります。確か、最盛時で、数百人の会員がいたはずです。今は、残念ながら閉店休業状況です。

何回もやっていれば、自然見についてきます。それに、手書きが良いとか、コンピュータでやると結局身につかないなどという方もいるようですが、そんなことはないです。上記のiMindMapは、どのようなものか少し見てみましたが、有料版は、結構高いようです。これでなくても、無料のものもありますから、それで試してみてはいかがでしょうか。

JAVAプログラミングに関するマインドマップ
私は、現在、パソコンでは、無料のFeeMindというものを使い、iPadでは、Simple mindという、有料のものを使っています。有料とは、いっても確かかなり低価格でした。これで、十分です。バソコンや、iPadによるマインドマップは、書き直しがかなり楽です。だから、とにかく、書き始めて、後から、項目の次元を高めたり、低めたり、分類を根底から変えてしまったりとか、すぐに出来ますから、一度使い始めてしまうと、手書きにはなかなか戻れません。

ジャック・アタリの21世紀の歴史に関するマインドマップ
私が、最初にこのマインドマップに出会ったのは、アニメの「ドラゴン桜」です。こは、三田紀房による日本の漫画作品。2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載された。単行本は全21巻です。これは、2005年にテレビドラマ化されています。後に韓国でも放映されました。


ちなみに、「ドラゴン桜」のあらすじは、以下のようなものです。

ドラゴン桜に出演した「新垣結衣」
元暴走族の駆け出し弁護士・桜木建二(さくらぎ けんじ)は、経営破綻状態となった落ちこぼれ高校、私立龍山高等学校の清算を請け負うこととなる。
破綻を回避し経営状態を良くするためには進学実績、それも東大の合格者数を上げるのが手っ取り早いと考え、5年後に東大合格者100人を出すことを掲げる。そのための第一歩として特進クラスを開設し、スナックのママをやっている母のような生活を見て人生をあきらめかけている水野直美と、裕福な家庭で育つも落ちこぼれてグレている矢島勇介を受け入れ、1年目でも最低1人の合格者を出すことを定め、そこに以前から受験指導に大きな実績を上げつつも、いろいろな事情で表舞台から消えていた個性溢れる教師を集める。
ドラマドラゴン桜のシーン。東大合格
発表「長澤まさみ」と「新垣結衣」が共演
実際、この特設クラスから、本当に東大合格者が何人か生まれます。なかなか、面白いストーリーでした。この中で、いろいろと、受験テクニックが紹介されるのですが、私自身もいわゆる進学校出身なので、たいていのテクニックは、知っていました。しかし、その中に知らないものが出てきて、非常に良いと思ったのが、このマインドマップでした。そうして、これを知っていれば、受験勉強がもっとかなり楽にできただろうと思い。非常に残念に思いました。

ドラゴン桜に出演した「長澤まさみ」
とはいいながら、ドラゴン桜では、「マインドマップ」ではなく、「メモリツリー」と紹介されいてました。そうして、マインドマップは「メモリーツリー」とは似て非なるものとする方もいますが、実体は、両方ともさほど変わりないです。


マインドマップは、一度やりはじめると、誰にでもできるので、それでは、商売にならないということで、マインドマップを教える学校のインストラクターがそのようなことを言うのだと思います。このようなことは、あまり気にすることなく、どんどん書いていくと、誰にでも理解できます。

ただし、以下に手書きの書き方を掲載しておきます。

・A4以上の大きさの無地の紙を、横向きで使います。
・中心に、テーマとなるイメージ(絵)をなるべくたくさんの色を使ってかきます。
・放射状(360度あらゆる方向)に木の枝のように線を伸ばし、その線の上に単語(キーワード)、あるいは絵(イラスト)を描きます。
・さらに線を伸ばし、関連する単語(絵)をどんどん書き足していきます。
・最後に、色を塗ったり、強調したり、絵を描き加えたりして完成です。



ノウハウは、これだけで、十分です。実際に描いてみることが早道です。

マインドマップは、小学生から大人まで、幅広く使える思考ツールです。学校の勉強では、教科書の単元ごとにまとめたり、国や文化など分野別にまとめたりします。また、苦手な分野だけを取り上げてまとめるのも良いでしょう。

以下に歴史に利用したものを掲載しておきます。


例えば、フランス革命(憲法制定議会)なら
-フランス革命<1789年
-三部会<第一身分(-僧侶)、第二身分(-貴族)、第三身分(<農民、市民)
-国民議会<設立宣言、テニスコートの誓い<解散しない!、憲法制定まで≒憲法制定議会
と、関連する語を結んでいきます(画像参照)。

【世界史(フランス革命初期)をまとめたマインドマップの例】



そのとき、なるべくたくさんの色やイラストを使って、覚えやすいように強調しましょう。楽しくかくことがコツです。

【日本史(平安時代)をまとめたマインドマップの例】



こういうのを描いておき、日頃何回か見なおしておくと、いざ、試験のときになると、芋づる式に知識が出てくるそうです。

残念ながら、私は、受験生のときには、このようなマップを使ったことがないので、その効果のほどはしりませんが、かなり有用だと思います。結局、私など、歴史などは、教科書をこれでもか、これでもかと何回も読み、内容を覚えしまうというようなやり方でした。マインドマップを知っていれば、かなり効率的だったと思い、これを知ったときは、本当に残念でなりませんでした。



これから、大学にかぎらず、何か資格試験を受験する人など、学習項目をマインドマップにすれば、かなり効率的に覚えられると思います。試してみて、損はないと思います。

それから、社会人へのお薦めは、やはり、企画の立案などでしょう。企画を立案するために、大量の情報を取得しても、ある程度体系化されていないと、あまり役に立ちません。そんなときに、マップにおとしておくと、いざというときに、すぐに思い出せたりします。



それに、企画そのものをマップに落としこんでから、企画書を書くと、マップを描くときには、結構時間がかかりますが、企画書そのものは、一気呵成に書きあげることできます。トータルでは、かなり効率的だと思います。

とにかく、マインドマップは、重宝です。受験に、企画に、かなり適用出来る分野も多いです。まだ、使ったことのない人は、是非試してみて下さい。

それから、以下のマインドマップを描く100の理由というものをあるサイトで見つけましたので、そのサイトのURLとともに掲載します。

http://www.dailymedicalinfo.net/2012/04/100-reasons-to-mind-map.html


100 Reasons to Mind Map

1. Explore a subject
2. Study & learn a new topic, culture or country
3. Plan your schedules
4. Innovate & invent
5. Create new ideas
6. Expand existing ideas
7. Tap your unique talents
8. Increase your brain power
9. Consolidate your existing knowledge
10. Summarise your skills
11. Plan your career
12. Plan your life
13. Plan your learning
14. Outline your business or a potential new business
15. Outline your writing
16. Outline your hobbies
17. Study, learn & pass exams
18. Boost your memory
19. Manage your day/week/month/year
20. Unlock your potential
21. Solve problems
22. Increase motivation
23. Take notes & create overviews
24. Develop your creative thinking
25. Plan presentations
26. Plan speeches
27. Fire up your imagination
28. Clarify your thoughts
29. Simplify your life
30. Summarise your budget
31. Create targets
32. Teach others
33. Improve thinking skills
34. Control time management
35. Plan story writing
36. Self-investigation
37. Plan an event
38. Summarise books
39. Plan recipes
40. Explore your past
41. Contemplation & relaxation
42. Researching
43. Planning your retirement
44. Freeing up your mind
45. Planning a party
46. Learn a new language
47. Plan your medications
48. Take meeting minutes
49. Explore existing knowledge
50. Map out your interests
51. Create instruction templates
52. Summarise humour & fun
53. Investigate what makes you happy
54. Investigate what makes you unhappy
55. Devise checklists
56. Analyse your dreams
57. Create acronyms for memorisation
58. Discover what you want to do with your life
59. Plan a blog post
60. Use as a therapy
61. Organise & bring order to daily life
62. Map out a holiday
63. Summarise an event or concert
64. Plan a website
65. Pinpoint your values
66. Unlock associations
67. Delve into your family tree
68. Plan your reading material
69. Organise house or business materials & paint colours/codes
70. Log car improvements
71. Pinpoint your goals
72. Categorise your Music CD’s & DVD’s
73. Discover new combinations
74. Outline daily tasks
75. Create teaching overviews
76. Plan & present your resume
77. Family planning & year summaries
78. Investigate lessons learnt from failures
79. Find your unique personal qualities
80. Research inspiring & successful people
81. Categorise crops, plants & flowers in your garden
82. Summarise content of videos/DVD’s/Films/Talks/Speeches
83. Organise your favourite books
84. Organise your favourite websites
85. Explore potential answers to world problems
86. Stretch imagination & fantasy
87. Log home improvements
88. Plan foods & diets
89. Meal planning
90. Unearth hidden talents
91. Plan exercise regime
92. Explore the lives of geniuses
93. Research your idols
94. Research a business or niche
95. Create a journal of self discovery
96. Create a log of valuables & possessions, antiques & values
97. Log personal challenges
98. Take charge of your emotions & plan positive action
99. Plan Birthday & Christmas gifts
100. Organise your life

かなりいろいろなことに使えそうで、見ているだけで、ワクワクするのは、私だけでしょうか?


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wizliにマインド・マップのコミュニティーを設置しました











2012年6月26日火曜日

小沢氏ら57人反対=増税法案が衆院通過―民主、事実上分裂−【私の論評】衆院を通ったからといって、消費税増税がそのまま実施されるとは限らない!!

小沢氏ら57人反対=増税法案が衆院通過―民主、事実上分裂

本日午後の衆院本会議
野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」とした消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は26日午後の衆院本会議で与党と自民、公明両党などの賛成多数で可決、参院に送付された。しかし、民主党からは消費増税法案の採決で、小沢一郎元代表や鳩山由紀夫元首相ら57人が反対票を投じるなど、大量の造反者が出た。小沢氏は離党、新党結成も視野に入れており、民主党は事実上分裂した。


衆院を通過した関連法案は計8本。現在5%の消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる一方、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた最低保障年金創設や、後期高齢者医療制度の廃止、国民年金と被用者年金の一元化は、有識者らでつくる「社会保障制度改革国民会議」の議論に委ねる内容だ。首相は参院での審議を経て、9月8日までの今国会中の成立を目指す。

首相は26日夕に首相官邸で記者会見し、法案成立に向けた決意を表明する。小沢氏も採決後、自らを支持する衆参両院議員約50人らと会合を開き、今後の政治行動について説明。出席者によると、小沢氏は「今の時点で新党はない」「いろいろな角度を模索し、最善の道を探る」などと語った。



反対した議員のうち、仮に54人が離党すれば民主党は衆院でも半数を割り込み、政権は窮地に陥る。このため、今後の小沢氏の動向や、同調者の規模が焦点となる。ただ、反対者の中には離党は否定している向きもあり、小沢氏が離党すれば追従する意向を固めている議員は40数人とみられる。 

【私の論評】衆院を通ったからといって、消費税増税がそのまま実施されるとは限らない!!
とうとう、消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が衆議院本会議で可決されました。いずれは、そうなるだろうとは、思っていましたが、やはり現実になってしまうとショックです。


上の記事をご覧になって、皆さんどう思われますか?私は、非常に奇異な感じを抱きました。民主党には、増税反対派が大勢いるということが、今回のドタバタ劇で明らかになりましたが、自民党は、そんなことはなく、一糸乱れず増税法案に賛成しました。

自民党の中には、増税反対派もかなりいます。しかし、今回の議決では、造反者が一人も出ませんでした。そのあたりのからくりに関しては、参議院議員の西田氏の話が参考になると思いますので、以下に掲載します。


詳細は、上の動画をご覧いただくものとして、以下に増税に関するところを中心に西田議員の語っていたことを掲載しておきます。
消費税をあげる前に、デフレ対策をしなければいけないという考えに変わりはない。しかし、現在民主党にある予算の執行権をとらなければそれはかなわない。民主党の多数を少数にするためには、解散総選挙に持ち込む必要がある。今回は、増税賛成というわけではなく、解散のための手続きとしてやっている。たとえ、参院も通過して増税法案が通っても、来年の9月の時点で、実際に消費税をあげるかどうかを決定する。自民党が、政権奪還したら、景気判断をしてからにすることになる。今は、民主党が予算の執行権を持っている。現状では、民主党に何も決められず、前に進めない。口では、いろいろ言っているが、まとめることはないし、まとめられない。まとめれば、民主党が割れる。そうして、なるべく早い時期に、解散総選挙に持ち込めるようにもっていく。
実際、自民党の中では、このような合意ができているからこそ、今回の衆議院本会議では、一糸乱れず、賛成したのだと思います。そうでなければ、今回の本会議では、自民党からも造反者が多数出て、民主党と同様の体たらくだったに違いないと思います。


自民党は、谷垣総裁は、根っからの増税派です、一昨年民主党が敗北した、参議院選挙でも、増税に関しては、谷垣さんのほうから言い出し、それに当時の菅総理が自らの政権の座を少しでも伸ばすために、のっかったという形です。

野田さんも、まかりまちがえば、自民党の連立政権ということもあるかもしれないということで、増税を政治生命をかけると公言したという側面も否めないと思います。

無論、、谷垣さんと、野田さん、財務省から、経済のレクチャーを受けて、経済に関する考え方は、全く同じで、増税こそ、日本政府の財政のため、ひいては、日本経済のためにベストであると考えているということでは、全く同じで、増税ツインなどと揶揄されています。


どうせ、谷垣さんは、9月の総裁選がありますから、総裁の座から降りるのは、間違いないと思います。そうなれば、次の総裁選では、増税反対派がなる見込みも十分あり、しかも誰が総理大臣になろうとも、政権を奪還すれば、数値目標は消えたものの、景気弾力条項はいぜんとして残っており、来年の9月まで、なんとか増税実施を中止させることもできると踏んでいるのだと思います。しかし、そんな皮算用をしても仕方ないので、実際に政権を奪還して、自民党から次の総理大臣を出すために、今は、一致協力しているのだと思います。

とにかく、政権の座につかなければ、増税反対派も、自分たちの理想は、絵に描いた餅であることを自覚しているだと思います。それに、自民党も、過去の総理大臣おろしの失敗に懲りていルのだと思います。

日本の総理大臣の任期が短くなったのは、自民党時代からであり、何かといえば、反対反対で、時々の総理を引きずり下ろしてきました。そんなことを繰り返しているうちに、ふと気づけば、野党に下野してしまいました。私は、このブログにも書いたと思いますが、あの安倍総理おろしの頃に、自民党は下野することが決まっていたと思います。内輪もめばかりしていて、国民からの信頼を失い本当は、どうしようもない民主党に政権交代され下野することになってしまったのだと思います。


いずれにせよ、今は政局のゴタゴタで、なかなか真実が見えにくい状況になっていますが、デフレの時の増税は、緊縮財政の一環であるということにはかわりがなく、全くの間違いです。それに、日銀による金融引締めも間違いです。正しくは、政府による財政出動と、日銀による、金融緩和です。実際、バブルが弾けてこのかた、歴代の政府は、この逆のことをやりつづけてきました。民主党になってからは、「コンクリートから人へ」などといいだし、さらに、緊縮方向に向かっています。



次の選挙では、増税を取りやめること、日銀の金融引締め策をやめさせるため、日銀法改正を主張することの両方を主張する政治勢力に一票を投じるべきであり、最低限このことを主張しない、政党にも、個人にも投票すべきではありません。そう考えると、従来の選挙よりは、わかりやすい選挙になると思います。皆さんは、どう思われますか?


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2012年6月25日月曜日

インド人監督がインパール作戦題材にメガホン―【私の論評】正しい歴史観を反映した映画とみた!!


モーヘン・ナオレム氏
インド人の映画監督が今秋、第2次世界大戦で日本軍が大敗を喫したインパール作戦の激戦地、インド北東部マニプール州で、おじの日本兵の足跡をたどる女性を主人公にした映画を制作する。気品にあふれた真の日本兵の姿を伝え、現地の人々の記憶に残るエピソードを紹介したいという。

アサダ演じる、大阪府箕面市のモデル、浅田結有(ゆう)さん(23)
メガホンをとるのは、モーヘン・ナオレム氏(34)。「マイ・ジャパニーズ・ニース」(私の日本人のめい)と題された作品では、インパール作戦で戦った日本兵のめい「アサダ」が戦後、現地を訪れる。すると、おじが夢の中である村を訪ねるようアサダに呼びかける。そこでアサダは、日本兵らが残した数々のメモや日記を発見するというストーリーだ。

インド人の手でこうした映画が制作されるのは初めてで、撮影は9~10月ごろに始めるという。


日本軍は1944年のインパール作戦で、連合国側の中国への補給路を断とうとしたが、無謀な計画のために敗れ、多くの戦死者を出した。

現地で取材中のナオレム氏は産経新聞の取材に「マニプール州の人々には日本人とともに戦った記憶がある。日本は今も多彩な援助をしてくれており、日本人に親愛の情を示したいと思っていた」と答えた。

このニュースの続きは、こちらから ⇒ IZZA

【私の論評】正しい歴史観を反映した映画とみた!!

補給を無視し兵を全滅させた牟田口の責任は重い。のめのめと
帰国し自己弁護し余生を全うした許せないやつだ。自決して、
死んだ兵隊達にお詫びをするのが最高指揮官のとる道であった。

上の記事の「気品にあふれた真の日本兵の姿を伝え、現地の人々の記憶に残るエピソードを紹介したい」という言葉素晴らしいと思います。 意外とこのような映画、現代日本人が作成するより、中立的な立場のインド人監督などが作成したほうが良いかもしれません。

現在インド映画の興隆はすばらしいです。水準的には、従来は遅れていたとこもありますが、今では、他先進国の水準にと同水準だと思います。とにかく、元気があるところが、素晴らしいです。今回、このような映画が作成される運びとなったことは、誠に喜ばしいとともに、インド人から見た日本兵ということで、非常に興味があります。


インパール作戦そのものに関しては、他のサイトでも掲載されているので、そちらを参照してください。この作戦は、最初から無謀な作戦だったことが指摘されていて、そのため、多くの日本兵が犠牲となりました。それも、戦闘による死亡者よりも、餓死、病死者のほうが多かったと伝えられています。

私は、昔、病院に入院したときに、同じ病室の患者さんで、たまたま、このインパール作戦に従軍した人の話しをうかがったことがあります。当時は、トラックの運転手をしていたそうで、昼間移動すると、必ず連合軍の航空機に爆撃されるので、夜間に走行したことを聴いたことがあります。

上記の記事には、「ニプール州の人々には日本人とともに戦った記憶がある」とししていますが、これは、事実です。このインパール作戦は、当時インド国民軍というインドの部隊とともに、日本軍が戦っています。インド国民軍の概要を以下にインド国民軍の勇姿とともに、掲載しておきます。



インド国民軍(インドこくみんぐん、Indian National Army、略号:INA)は、太平洋戦争(大東亜戦争)中に日本軍の支援によって設けられた、英印軍の捕虜の転向者を中心としたインド人部隊。 
当初は日本軍がマレー作戦を優勢に進めるための補助戦力としてゲリラ部隊的な色彩も強かったが、インド独立運動の英雄の1人であるスバス・チャンドラ・ボースが来日し、イギリス領インド進攻作戦が具体的に検討され始めてから次第に重装備化され、本格的な軍隊となった(現地で工作に当たったF機関はインド独立を本気で考えていたが、大本営の南方作戦には当初はインド攻略が含まれていなかった) 
インド国民軍は元捕虜だけでなく、東南アジア在住インド人からも志願者を募ったため、総兵力は約45,000人に達した。そして1944年にはビルマに移動し、「自由インド」「インド解放」をスローガンに、日本軍とともにインパール作戦に参加した。 
インパール作戦で当初日本軍はアッサム州(現・ナガランド州)のコヒマを占領し、一旦はインパールに迫るなど進軍を続けた。イギリス第14軍は日本軍の攻撃が始まるとアキャブ方面の第15軍団から2個師団をインパール、ディマプールに抽出し、第33軍団からも第2イギリス師団、第50インド戦車旅団、第14軍予備の第254インド戦車旅団の投入を処置した。同時に第4軍団にはインパールへ後退を命じたが、同軍団の第17師団は日本軍第33師団に退路を断たれて動けず、第50降下旅団はサンジャックで第31師団宮崎支隊に包囲された。マウントバッテン総司令官は3月25日には、戦局不利を認め、ロンドンの統合参謀本部に増援部隊の派遣を要請している。 
だが、イギリス軍は当初から日本軍をインパールにひきつけて、補給線が延びきったところを攻撃する計画であり、実際に日本軍は食料や弾薬の補給が続かなかった上に、アメリカから供与された強力な火器を装備するイギリス軍の総反撃を受けて最終的には大敗北を喫した。インパール作戦に参加したインド国民軍は6000人、そのうちチンドウィン川まで到達できたのは2600人(要入院患者2000人)で、その後戦死400人、餓死および戦病死1500人の損害を受けて壊滅している。

この作戦は、制空権もない上に補給・兵站の問題を極端に軽視しており、軍内部でも反対論が続出するほどの完全に無謀な作戦であったが、チャンドラ・ボースは「インド独立の絶好の機会」としてその決定を喜んだ。チャンドラ・ボースは、自らがインド領内に進撃すれば、必ずインド人民が決起すると信じていたのである。実際、かつて日本を厳しく非難してきたマハトマ・ガンディーは、日本軍がビルマへ侵入した辺りから、急に日本寄りの発言を繰り返すようになっていた。
インド国民軍がのっているトラックを先導する、日本軍の装甲車
これについては、非暴力主義者であるガンディー(彼は英仏に対してドイツの侵攻にも非暴力で対応することを求めていた)は、マレーやビルマのようにインドが日英の戦場となりイギリス軍が敗退して日本の占領下となることを恐れて、独立達成後は日本と講和することを考えていたともいわれる。日本軍が、チャンドラ・ボースの主張(1943年7月29日のビルマ方面軍の河辺正三司令官への発言)通りに進攻先を彼の故郷のベンガル地方にするか、インド内での宣伝工作をもっと徹底して実施していれば、インド進攻作戦の結果はまた違ったものになっていたかもしれないという意見もある。 
チャンドラ・ボースの率いるインド国民軍の出現と、彼らがインド解放を目指して実際にインド領内への進撃を開始した事は、インド独立運動の拡大に大きな影響を与え、1857年のインド大反乱(セポイの乱)を第一次インド独立戦争とする立場からは、インド国民軍の戦いは第二次インド独立戦争と呼ばれている。 
インド国民軍は、その後もイラワジ会戦等で日本軍とともにイギリス軍と戦って敗退したが、アウン・サン率いるビルマ国軍が日本軍から離反すると、日本軍と共にビルマからタイに撤退し、そこで第二次世界大戦の終戦を迎え、インド国民軍はイギリス軍に降伏した。チャンドラ・ボースは、次はソビエト連邦の支援によってインド独立を目指そうとしたが、日本経由でソビエト連邦へ向かうべく移動中に台北で飛行機事故にあい死亡。なおビハーリ・ボースも終戦に先立つ1945年1月21日に日本で客死した。
インドのオールドデリー市街、チャンドラ・ボース公園の
「インド独立義勇軍(INA)と日本兵たち」の像(日の丸に注目)。
日本兵はインド兵と共に戦い、それがインド独立の基礎となった。
チャンドラ・ボースは、日本では、なぜかあまり有名ではありませんが、インドでは、ガンジー、ネール、チャンドラ・ポースの三人は、建国の父として、今でも敬われています。そうして、インド国民の中に、日本がインド独立のため、イギリ軍に挑んだことは、今でも、畏敬の念をもって、記憶に留めて多くのインド人に記憶されています。特に、大東亜戦争の、初戦においては、日本が、マレー沖海戦にて、イギリスの旗艦ブリンス・オブ・ウェールズを撃沈したことは、今でも語りぐさになっており、多くのインド人が知るところです。

このような背景から、インド人はかなり親日的です。勝者が、敗者を一方的に裁くという、とんでもない、今からすれば、間違いなく、国際法に違反した犯罪行為である、極東軍事裁判においては、被告人全員の無罪を主張した「意見書」(通称「パール判決書」で知られています。

日本が、大東亜戦争をしたことによって、日本は負けましたしたが、日本が理想とする、独立するアジアという理念は、達成され、そうした面では、私は、日本は大東亜戦争の理想を完遂したものと、信じて疑いません。

南インドの爆裂ダイナマイトセクシー女優「Namitha(ナミータ)」さんの警官コスプレ

これを査証するものとして、以下に"APECに受け継がれる「大東亜共同宣言」の理想"を掲載します。
昭和18(1943)年11月に発せられた大東亜共同宣言には、
「大東亜各国は相提携して大東亜戦争を完遂し大東亜を英米の桎梏(しっこく)より解放して其の自存自衛を全(まっと)うし左(ここでは下の事です。)の綱領に基づき大東亜を建設し以って世界平和の確立に寄与せんことを期す」
とあります。
すなわちアジア全体が植民地から解放され、自存自衛を果たすことによって世界平和に寄与することを目指したのです。
そのために次のような綱領が掲げられましたた。(ここでは5つの綱領の内3つを掲げる)
一、大東亜各国は協同して大東亜の安定を確保し道義に基づく共存共栄の秩序を建設す
一、大東亜各国は相互に自主独立を尊重し互助敦睦(ごじょとんぼく)の実を挙げ大東亜の親和を確立す
一、大東亜各国は互恵の下緊密に提携し其の経済発展を図り大東亜の繁栄を増進す
このような日本の理想の基に大東亜の戦いを遂行したのですが、平成5(1993)年秋のAPECのシアトル会議で採択された「アジア・太平洋経済協力貿易・投資枠組み宣言」の中には次のことが明記されました。
一、アジア・太平洋地域の開かれた地域主義と市場経済に基づく相互依存関係の一層の発展に努力する。
一、各国の発展的段階や社会政治体制の相違を認識するとともに、途上国の要望にも十分配慮する。
一、世界の貿易・投資に関し、APECが活力ある相互依存のビジョンを示し、域内の相互利益を代表することを、世界に示す。
これらの内容は、まさに我が国が大東亜共同宣言において示した、アジア諸国がお互いの自主独立を尊重しながら、かつ互恵の精神で緊密な協力の下に経済的発展を実現し世界に寄与するとの理想をそのまま受け継いでいると言えます。 
大東亜戦争において掲げられた理想は半世紀を経て実現化の大きな一歩を踏み出し始めようとしていると言っても過言ではありません。 
大東亜戦争における英霊の輝かしい行為がアジアを世界の中心舞台に登場させ、21世紀を主導する力を与えようとしているのです。 
大東亜戦争を侵略戦争として断罪し、他国に謝罪することによって国際協力を果たそうとするのか、あるいは大東亜戦争の果たした役割と意味に誇りを持ち、歴史の継承から世界に貢献しようとするかは、同じ世界への寄与でも全く違ってきます。 
未だ世界には、大国によって植民地化されている国や地域、また大国によって圧政をうけ、事実上植民地主義の犠牲となっている国や地域が数多くあります。 
それらを解決する為に国力を傾けることこそ、世界平和に貢献する道ですが、そのことを遂行する力の源泉は前者からは決して生まれず、後者によって初めて生まれることを私達は知らなければなりません。 
その誓いこそが、大東亜戦争の終結から70年を経ようとしている今日において重要なことではないでしょうか。
セクシーすぎるインドのトップ女優マライカ・アローラさん
戦後、日本は、アメリカの日本弱体化政策、さらに、そこに乗りかかった、いわゆる特亜3国(中国、北朝鮮、韓国)によっと、貶められ、先日は、韓国の日本国大使館前に設置された従軍慰安婦なる、歴史を歪めた、像に関して、掲載して、論評したばかりです。

中国だって、韓国、北朝鮮にしても、日本が戦争をしロシア、アメリカなどの圧力を跳ね返したため、独立できたという経緯があるにもかかわらず、こうした恩も忘れ、日本が、これらの国に対して侵略戦争をしたなどと、馬鹿な妄想をまき散らしています。韓国、北朝鮮は、ロシアの属国になるところを、当時の朝鮮王朝が自ら望んで、日本国の保護国になったという経緯をすっかり歴史の闇に葬って、あたかも、日本がこれらの国に対して、侵略戦争をしかけて、蹂躙したかのような、出来の悪い、空想科学小説以下の筋書きで、自国民などを扇動しています。

扇動の実態として、以下に動画を掲載しましたが、掲載されている写真が、あまりにグロいので、グロ写真を見たくない人は見ないでください。また、食直前、食直後の方も控えたほうが、よろしいと思います。しかし、ここまでして、捏造したいという中国の意図は感じていただきたいものと思い、敢えて掲載させていただきました。世の中、奇麗事だけですめば、非常に良いのですが、そうはいかない現実世界を認識していただきたいものです。


中国など、たとえば、南京虐殺などという馬鹿げた話を捏造して、自国民を扇動しています。これによって、建国以来毎年平均2万件もの暴動を発生させている、国民の憤怒のマグマをそらそうとしてますが、未だ暴動の数は減りません。このマグマは、いつどこで大噴火するかわからないほどに、煮えたぎっています。

このインド映画が放映されることを期に私達日本人自身が、これらの、愚かな国々の悪い政府が、自国人民からの、非難や、暴動、革命などを恐れるあまり、その矛先を日本に向けるために、体系的に反日教育をしていることを理解すべきです。

私は、このような負け戦であっても、なお上記のような「「気品にあふれた真の日本兵の姿」と記述されたように、無能な牟田口 廉也中将などにより、多数餓死者、病死者で人員を失ったにも関わらず、最期まで、「気品にあふれた」態度をとられた、英霊の皆様に誇りを感じるとともに、後世に伝承していくべきと考えていますので、今回のこの映画の放映は、誠に慶賀に耐えない、素晴らしいことだと思います。日本で、放映されるなら、是非みたいです。皆さんは、どう思われますか?




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2012年6月24日日曜日

野田総理 シロアリを退治して働きアリの政治を実現―【私の論評】ポピュリストにはマインドコントロールされないよう気をつけろ!!

野田総理 シロアリを退治して働きアリの政治を実現


私どもは、マニフェストみなさまにお配りをしております。魂を込めて今回はマニフェスト作りました。私たちの、このマニフェストの一丁目の一番地は、税金の無駄遣いは許さないということであります。徹底して天下りをなくす、そして渡りは認めない。

こうした税金の無駄遣いを徹底することによって、お金を生み出していき、16兆8千億円、民主党のマニフェストを実現するには新たな予算が必要になります。私たちは、財源は見つけることができるんです。一般会計は80兆円ほど、特別会計合わせると207兆円この特別会計には無駄がいっぱいあります。

たかじんに出て、自民党に解散総選挙をすべきと主張していた、野田総理
私はこの特別会計改革の責任者をやってまいりました。一般会計は黒い皮の財布です。1万円やカードが入っている。そのほかに21の特別な財布が、お尻のポケットや靴裏にいっぱい入っているんです。でも、21の特別会計、21の離れでは、私たちが調べた限りでは、すき焼き食べ放題、焼肉食べ放題、ビール飲み放題、焼酎飲み放題無駄遣いはいっぱいやってます。

TPPでは、さんざんぱら、オバマ大統領に踊らされた野田総理
ここから16兆8千億円財源を作ることは十分可能であります。無駄な事業をやめて、本当に必要なところにお金を回していくこれが政権交代です。政策の優先順位を決めて、本当に必要なところにお金を流していく、予算をつけていくこれが民主党の考え方であります。財源はいっぱいあります。天下り法人に12兆円もお金を使ってる国です。シロアリを退治して働きアリの政治をたまには実現しようではありませんか。

【私の論評】ポピュリストにはマインドコントロールされないよう気をつけろ!!
上の動画など今みると、本当にとんでもないということが良くわかると思います。今なら、誰もがそれを理解できると思います。しかし、この動画がリリースされたばかりの頃は、どうだったでしょうか?かなり、多くの人がこの内容を全面的とはいわなくても、ある程度は信じたのではないでしょうか?だからこそ、あの政権交代が成就したのです。


この動画のように、そのときどきで、大衆受けするようなことを言う政府家のことをポピュリストといいます。では、ポピュリストとは、何なのか?その定義を以下に掲載しておきます。

「ポピュリズム」は19世紀末にアメリカで存在した「人民党」が元になっている言葉です。

アメリカの典型的なポピュリスト政党だった、Peples's Partyのポスター当然ながら、この党は今は
存在しない。ホピュリスト政党は政権担当能力がないのが常なので、結局は排除されてしまう。
現在、日本のマスコミ等で使用されている「ポピュリズム」は、「大衆迎合主義」といった意味で、批判的に使われていると思います。もう少し噛み砕いていうと、「むやみに大衆の人気取りをする」という感じでしょうか。

従って「ポピュリスト」は、大衆迎合主義の政治家、むやみに大衆の人気取りばかりする政治家、というような意味になります。

また、日本語への直訳としては、「人民党の」という形容詞の意味と「人民党員」という名詞の意味があります。ちなみに「人民党」は、populist party と言います。また、take a populist line と言えば「大衆路線を取る」という意味になります。


最近はあまりに総理大臣がコロコロ変わるので、外国の新聞なども、日本で新しい総理大臣が生まれても、ほとんど報道しなくなりました。まだ、小泉さんまでの頃は、そんなに頻繁には変わらなかったので、小泉さんあたりまでは、外国のメディアにも取り上げていました。



私が、記憶残っているのは、イギリスのタイムズ紙が、小泉さんについて報道していたことです。タイムズ紙は、小泉さんが、総理大臣になったときに、「この紺色スーツのlion hairの男は、ポピュリストである」との旨を報道していました。"lion hair"とは、小泉さんのあの独特の髪型をさしたものです。


確かに、小泉さんは、ポピュリストでした。現在では、例の構造改革に失敗して、あまり評価されていないようですが、それにしても、景気は良くなりました。特に、日銀などが、金融緩和をしたので、顕著に景気は上向きました。あの頃は、丁度、堀江貴文のライブドア事件がおこったり、村上ファンドなどが暗躍していました。確かに、これは、犯罪ではありましたが、景気がよくなったことの証でもありました。しかし、景気が上がりきって、デフレの解消にまではつながりませんでした。だからこそ、あまり評価されないのだと思います。小泉政権が長く続くか、その後の政権が特に金融政策において、小泉政権と似たような政策を撮り続けていたら、デフレから脱却ができて、小泉さんも実質的な成果を残すことができ、ポピュリストから脱していたかもしれません。

郵政民営化について演説をする小泉首相です 。

しかし、その後総理大臣になった人も、全員小泉さんよりも、ポピュリストだったと思います。麻生さんもそうした面があったことは否めないと思います。その後の民主党の総理大臣は、さらに、きわめつけのポビュリスト揃いだったと思います。ここ20年以内に、自民党の総裁をふりかえってみると、デフレの最中に正しい対策をしたのは、積極財政を行ったのは、小渕氏と、麻生氏だけです。結果として、金融緩和を行ったのは、小泉さんだけです。この三人の任期がもっと長ければ、日本はデフレから脱却したかもしれません。

しかし、民主党になってからは、デフレのときに打つべき手の、逆ばかりやっています。そうです、緊縮財政と、金融引き締めです。挙句の果てに、デフレの最中に増税することに、政治生命をかけるとんでもない、野田さんの登場です。これに関しては、自民党の総裁も同じです。こんな、常識はずれが、与党の代表、最大野党の自民党の総裁という有様です。これらは、ポピュリストであることはいうまでもなく、それ以下だと思います。

政権交代前の野田氏のいうことは、ある程度信用されたのでしょうが、今やその信用は地に墜ちているのは、皆さんも重々承知だと思いますから、ここでは、詳細を述べるようなことはしません。下に、動画を掲載しましたので、かわりにこれをご覧になってください。


さて、野田首相をはじめ、民主党の主な面々は、一部を除いて全部ポピュリストであったことは、今や明々白々だと思いますし。それに、次の選挙のときには、民主党は確実に敗退することから、あまり気にする必要はないと思います。それに、自民党も今や野党で、下野した身ですから、いくらポピュリスト的なことを言っても、幻惑される人は少なく、あまり問題はないと思います。

しかし、いわゆる従来からある、既存政党は、さほどでもないですが、たとえば、維新の会とか、みんなの党など、新しいくできた政治グループや政党など、いわゆる第三極と呼ばれている勢力が、まともなのか、単なるポピュリストであるのかを見分けることは結構難しいと思います。

維新の党は、どうかといえば、橋下大阪市長を含め、次の選挙に出てしまえば、確実に単なるポピュリスト政党になってしまうと思います。橋下氏自身も、それを理解しているのか、「自分は国政にはでない」ということを明言しています。全く正しい判断だと思います。

これについては、橋下市長が未だ政治・経済には疎いことを掲載したことがあります。それについては、以前このブログにも、掲載したことがあります。ここでは、本題ではないので、詳細を説明することはここではしません。それについて、知りたい方は、以下のURLを参照願います。

橋下バブルに踊る懲りない“シロアリ”たち―【私の論評】潰し屋に惑わされることなく、今は国家についての認識を高めて自分自身を信じるべき!!


とにかく、橋下氏が、国政に出るには、まだまだ、政治・経済に疎すぎことと、維新の会も準備が整っていないということで、次の選挙あたりに、出馬すれば、確実にに橋下さんも、維新の会も民主党と大差なく、ポピュリスト政党となることは、明らかです。ただし、維新の会から国政に参加する人が出るということは、やぶさではありませんが、橋本さんが出て、党首となれば、今の段階では、ポピュリストにならざるを得ないと思います。

しかし、現実には、大阪維新の会も、第三極の構図の中に含まれてしまうのは、間違いないと思います。




 では、私たちは、どうすれば、ポピュリストとそうではない政治家を見分けたら良いのでしょうか?私自身は、出来ないことは、やらない、するつもりがないことをはっきり名言する政治家は、ポピュリストではないと思います。まずは、政治には、限界があります。ポピュリストは、自分たちが多くのことを実現することができ、それを成就させれば、皆が幸せになれるかのような、幻想をアピールします。

しかし、本来政治は、このようなことを実現するために存在するわけではありません。個々人の幸せは、個々人が努力して獲得すべきものであり、他者から与えられるものではありません。ただし、政治は、個々人が平等に幸福を追求するための基盤(インフラ)を作り出すことはできます。その基盤で、企業や、個々人が努力して、人が幸福になれるように、整備するのが、政治の役割です。まずは、これをはっきり言う政治家でなければ、それは、すべてポピュリストであると判断すべきです。

たとえば、最近増税論議が盛んですが、この増税論議に関しても、ここしばらくは、増税せずに、景気対策をおこなえば、どういうことができるのか。日本の課題として、10くらいのことをあげて、そのうち、5から6くらいは、景気対策ができれば、可能になることをあげ、そうして、その中で自分は、これこれを実施すると、2~3くらいをあげるような政治家がまともであり、少なくともポピュリストではないといえると思います。2~3をあげるということは、逆にいうと、他は当面は、出来ないと明言していることになります。

そうして、その説明がまともで理路整然としていて、明確であれば、ポピュリストではないと信じても良いと思います。

いずれにせよ、次の選挙では、ポピュリストには警戒するべきです。ポピュリストは、言葉巧みに私達をマインドコントロールしようとします。このような、コントロールは断固退けて、当選させるべきではありません。そうでなければ、結局第二、第三の民主党を選び、混乱するだけです。そうするべきではないと思うのは、私だけでしょうか?


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2012年6月23日土曜日

「いっぷく」50円の「有料喫煙所」 スモーカーの「駆け込み寺」になるか―【私の論評】認識の変化を確実に掴めば事業になり得る!!

「いっぷく」50円の「有料喫煙所」 スモーカーの「駆け込み寺」になるか:

有料喫煙所"ippku"の入り口
   不動産関連事業を手がけるゼネラルファンデックスは2012年7月2日から、東京・御茶ノ水などで「有料喫煙所」をオープンする。1回の使用料は、50円だそうだ。
続きは「J-CASTニュース」へ

ippukuの内部
【私の論評】認識の変化を確実に掴めば事業になり得る!!
詳細は、上の記事を読んでいただくものとして、最近の喫煙事情など以下にまとめておきます。喫煙所というと、私は、駅のものを思い浮かべてしまうので、駅の事情を掲載します。私の実家は、札幌なので、函館から札幌には、年数回JRで行くことがあります。そのため、何となく、函館駅と、札幌駅の喫煙事情については知っているので、これをまず掲載させていただきます。


函館駅には、まずは、駅の向かって正面左側に、小さな喫煙室があります。5~6人も入れば一杯になるようなところで、無論座ることはできません。ガラスて覆われています。函館駅では、さらに、改札口を出て、少し歩いたホームの入り口付近にもう一つ駅舎と似たような喫煙所があります。

列車に乗ると、タバコは一切吸うことができません。札幌駅につけば、まずは、各プラットフォームの、下り方向に近いほうのホームの端に、これも、ガラスで覆われた小さな喫煙室があります。これは、規模的に函館のものと同程度です。

札幌駅
そうして、喫煙所以外の喫煙できる場所としては、JRで前面禁煙になってから、最初はほとんどなかったと思います。ただし、しばらくしてから、函館駅の2階で吸える店ができたと思います。札幌では、北口の喫茶店がタバコがすえるようになりました。中が、喫煙区画と禁煙区画に分かれていて、店の奥のほうが、喫煙できます。ここでは、無線ランもできるようで、喫煙しながら、パソコンを覗いている人も複数いました。喫煙区画はいつもかなり混んでいます。非喫煙区画もそこそこ混んでいます。私は、ここには、数回行きましたが、いつ行ってもこの状況で、混みあっています。


それから、最近気がついたのですが、改札口を入り、何番ホームか忘れましたが、ホーム下に飲食店があります。ここでは、食事、お酒も飲むことができます。そうして、久しぶりにここに入りましたが、以前は確か禁煙だったのが、喫煙可能でした。ここは、喫煙と非喫煙区画も区分していませんでした。結構混みあっており、私が、座って、コーヒーを飲んでいると、左には、女性が座り、コーヒーを飲みながら、タバコを吸っていました。右側には、男性が座って、テレビを見ながら日本酒を飲んでいました。ここも、かなり混んでいて、喫煙、非喫煙の区別がないにもかかわらず、多くの人が利用していました。


さて、最近タバコの吸える飲食店や、喫茶店などたくさんあるようになりましたから、喫煙者の方もあまり不自由はしなくなったと思います。

それにしても、タバコの害、特に肺がんの危険が指摘されてきましたが、この説は、実は怪しいということをこのブログに掲載したことがあります。しかし、このような店に入っている人で、タバコを吸わない人も結構います。しかし、これらの人たち、タバコの煙などほとんど気にしていないようです。特に、情報として知らなくても、あまり害はないのだと思っているのだと思います。私も、そうです。きちんと、換気扇が回っていて、タバコの煙が充満していない限り、さほど危険だなどと思ったことはありません。


しかし、このような店に入ると、飲食したり、コーヒーを飲まないわけにはいきません。これが、その日コーヒーを飲んでいなくて、はじめて飲むというのなら良いですが、朝飲んで、昼飲んで、午後にどこかに出かけて飲んでなどの後に、飲んだり食べたりというのは、あまりできないと思います。

それに、たかだか、タバコを一二本吸うのに、コーヒーを飲んだり、飲食するとなると、本当に勿体ないです。であれば、上の記事のような、喫煙所は、便利だと思います。


タバコを吸う人は、年々減ってきてはいます。しかし、そうはいいながら、上記のようなサービスを求める人は、必ず存在します。上記のような喫煙所を利用する人は必ずいるものと思います。人通りの多い場所など選べば、これだけで十分事業になると思います。

これは、どんな小さなニーズでも、確実に掴めば事業になり得ることができるという格好の事例だと思います。私たちの身の回りを見回せばまだまだこのようなことはあると思います。


本日は、この喫煙所は、どのような機会を利用したかということを説明するために、下にドラッカーが提唱する7つのイノベーションの機会を掲載します。
(1)予期せぬことの生起。予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事。
最もリスクが少なく、最も容易にイノベーションの機会となるものだが、往々にして無視される。IBMは当初、科学計算用にコンピュータを作ったが、企業が給与計算などの世俗的な仕事にコンピュータを使い始めた。IBMにとっては予想外の出来事で戸惑いを感じずにはいられなかったが、すぐにこのニーズに応じた。 
(2)ギャップの存在。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップ。
ギャップには業績ギャップ、認識ギャップ、価値観ギャップ、プロセス・ギャップの4種類がある。
a.業績ギャップ=製品やサービスに対する需要が順調に伸びているにもかかわらず業績が芳しくない場合。
b.認識ギャップ=ある産業の内部にいる人たちがものごとを見誤り、現実について誤った認識を持っている場合。
c.価値観ギャップ=生産者や供給者が提供していると思っている価値と、顧客が真に必要としている価値との間に違いが存在する場合。 
d.プロセス・ギャップ=何か1つの作業を行う一連のプロセスの中で、不安に感じたり困ったりする部分がある場合。
(3)ニーズの存在。
漠然とした一般的なニーズではなく、具体的なニーズでなければならない。
a.プロセス・ニーズ=プロセス・ギャップから生じるニーズ。
b.労働力ニーズ=労働力不足の懸念から生じるニーズ。製造業においてロボットが半熟練労働に取って代わるようになったのは、労働力ニーズの圧力があったためである。
c.知識ニーズ=新しい知識を必要とする場合。それらの新しい知識は開発研究によって生み出される。 
(4)産業構造の変化。
自動車産業がよい例である。第一の波は20世紀の初頭に訪れた。自動車はかつてのような金持ちの贅沢品ではなくなり、大衆に広まりつつあった。フォードの「Tフォード」はこの産業構造の変化を利用したものである。
第二の波は1960年代から80年代にかけてやってきた。自動車メーカーはそれまでの自国市場独占型の戦略を捨て、グローバル戦略に切り替える必要があった。この動きに真っ先に乗じたのが日本の自動車メーカーであった。GMは日本のメーカーに後れを取ったものの、グローバル企業になる決意をした。クライスラーは完全に乗り遅れた。 
(5)人口構造の変化。
人口の増減や年齢構成、雇用や教育水準、所得などの人口構造の変化は明白である。人口構造の変化は突然訪れるものであるかのように認識されている。しかし、20年後に労働力人口に加わる人々は既に生まれている。人口構造の変化が生じるまでには、予測可能なリードタイムが存在する。 
(6)認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化。
コップに「半分入っている」と捉えるか「半分空である」と捉えるかは全く違う。従って、取るべき行動も違う。かつて食事の仕方は所得階層によって決まっていた。一般人は質素な食事をし、金持ちは豪華な食事をした。しかし現在は、一般人が質素な食事もすれば豪華な食事もする。 
(7)新しい知識の出現。
一般にイノベーションと呼ばれるものである。起業家精神のスーパースターと言える。成功すれば有名になれるし、金持ちにもなれる。しかし、最も成功が難しいのもこのイノベーションである。 
知識によるイノベーションは、実を結ぶまでのリードタイムの長さ、失敗の確率、不確実性、付随する問題が他のイノベーションとは全く異なる。知識によるイノベーションのリードタイムはおおよそ30年である。
(1)から(4)は、企業や社会的機関の組織の内部、あるいは産業や社会的部門の内部の事象であり、内部にいる人にはよく見えるものです。他方(5)から(7)は、企業や産業の外部における事象です。この7つの順番には意味があり、信頼性と確実性の大きい順に並んでいます。


上の喫煙所の例は、「(6)認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化」をイノベーションの機会として捉えたものといえます。従来は、喫煙所がどこにでもあったものが、今では、なくなり、だからこそ、有料でも使いたいというように認識が変化していることを利用したものです。


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