2010年9月20日月曜日

【日本で報道されない激レアニュース】台湾訪問中の中共高官2人、相次ぎ刑事告訴される―【私の論評】及び腰日本はなぜこのようなことをしないのか?

【日本で報道されない激レアニュース】台湾訪問中の中共高官2人、相次ぎ刑事告訴される(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)

   スペインの国家裁判所に、ジェノサイドと拷問の罪で刑事
   告訴された江沢民・元国家主席を含む5人の中共高官

【大紀元日本9月20日】中国宗教事務局の王作安・局長は、先週15日に台湾を訪問した際、台湾法輪大法学会に、法輪功への集団弾圧を陣頭指揮した罪で告訴された。前日の14日、台湾を訪問中の陝西省趙正永・代理省長が同団体に刑事告訴されたばかり。

台湾法輪大法学会は、台湾の高等裁判所の検察署にジェノサイドと民権公約違反の罪状で二人をそれぞれ刑事告訴し、身柄拘束を要求した。同検察署は訴状を受理した。

原告側弁護団の朱婉琪・弁護士は検察署に対し、被告人の法輪功弾圧を陣頭指揮した事実をそれぞれ陳述した。それによると、王作安・局長は国内では宗教界、教育界、メディアを通して、法輪功に犯罪の濡れ衣を着せて、悪魔に仕立てる詐欺宣伝を繰り広げ、国民に法輪功への怨恨感情を煽ぎたてたこと、国外では米国や他国との宗教交流活動を通して、同様な宣伝を行ってきたという。

また、趙正永・省長について、同弁護士は同被告人は所轄地区で法輪功愛好者への拷問を命じたり、法輪功への怨恨感情を煽ぎたてる宣伝を行ったりして、積極的に弾圧の陣頭指揮を取ったなどと陳述した。

豪州に在住する中国の元外交官・陳用林氏は、中国宗教局は宗教団体を制圧し、国民にマインドコントロールを講じるための組織であり、法輪功への弾圧について、王作安・局長は主要な責任を負うべきだと指摘した。「台湾の法輪功愛好者だけでなく、台湾全国民はそのような人権弾圧の首謀者にノーと告げるべきだ」と語った。

「法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)」アジア調査団の団長で、立法院(国会にあたる)議員・頼清徳氏は、二人の台湾訪問について、「中共高官の訪問に関して、わが政府はその人権問題に関する前歴を把握した上で訪問を受け入れるかどうかを判断すべき。そうしないと、社会の正義良識を誤って誘導する恐れがある」と述べた。

台湾の民間団体「司法改革基金会」の代表・林峰正氏は本案について、「検察署には真に国内法に基いた対応を望む」などと述べた。

【私の論評】及びごし日本は、なぜこのようなことをしないのか?

このニュース日本国内では、全く報道されていませんが、台湾ではかなり大きな扱いです。日本のマスコミはなぜこのようなことを報道しないのでしょうか?やはり、基本的には親中派だからでしょうか?

日本でも、似た様なことはいくらもあったと思いす。しかし、拉致事件にかかわったといわれる、北朝鮮のシンガンスなどの問題をみてもわかるように、日本ではとても、このようなことができるような状況にはないし、実際やらないでしょう。やるとすれば、明らかに殺人などの犯罪者で、中国や北朝鮮を逃げ出したような人間に対してしか行うことしかできないでしょう。

それは、最近の尖閣諸島問題でも良く理解できます。尖閣諸島沖で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした事件におていては、船長は未だ拘留されているものの、他の乗組員は早々と返してしました。これなど、もっと長期にわたって拘留すべきだったと思います。全員を一度に返すのでなく、一人ひとり徹底的に厳しい取調べをするため、少なくとも、一ヶ月くらいは拘留して、乗組員相互の話をきいて、確認すべきだったと思います。複数の人間から、同じことを聞けば、より真実に迫ることができ、裏をとることも容易だったと思います。

返すにしても、取調べの順番に、2~3週間おきに一人づつ返すなどのことをしてしかるべきだったと思います。

過去に、これに似たようなことがありました。2001年に、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記の長男、金正男氏とみられる人物が不法入国容疑で東京入国管理局に拘束されていた事件です。金正男とみられる、この男性らは同年5月4日午前、成田発北京行きの全日空機で国外退去処分になりました。同機は日本時間同日午後2時30分過ぎ、北京に到着しまた。

この男性は、2001年5月1日、シンガポール発の日本航空便で女性2人、男児1人と成田空港に到着。ドミニカ共和国の偽造旅券を所持していたため、東京入国管理局が出入国管理及び難民認定法違反の疑いで身柄を拘束、茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容していました。取り調べに対し「東京ディズニーランドへ行く予定だった」と供述した、という情報もありました。

胴4日朝、同センターからこの男性らを乗せたマイクロバスが出発。同8時30分前、成田空港に到着した。男性らが乗り込んだ全日空機は同午前10時54分、離陸しました。

国外退去について、当時の森山真弓法務大臣はコメントを発表しました。男性ら4人が「いずれも送還先として中国を希望した」ことを明かし、男性が金正男氏かどうかは確認できなかった、としました。

当時の政府は、結局たいした取調べもせず、公式には確認もせずに、本人の希望通りに、返してしまったということです。当時、これに関して、総理大臣はもとより、外務大臣からも、このことに関するコメントなどは、一切だされませんでした。

この入国は、完全に不法入国です。不法入国したのですから、正式に手続きをとり、裁判などして、罰金をとるなりなんなりすべきだったと思います。そうして、裁判の最中などは拘留すべきだったと思います。そうして、拘留していることや、裁判の結果などを発表すべきだったと思います。

台湾ですら、一市民の告訴で、正式に動き、中国の高官を拘束し、正式に裁判をしようとしているのです。

日本も、今回の尖閣問題は、はっきり決着をつけるべきでしょう。例の船長、必要があれば、何年でも拘留すべきでしょう。それに、このことに関して、日本から中国にも捜査官など派遣して、はっきり決着をつけるべきでしょう。毒ギョーザ事件のように、うやむやにされてはたまったものではありません。

それに、今後、北朝鮮でも、中国でも、要人などでも、犯罪などの疑いがあれば、拘束して取調べをするなどのことやっていくべきでしょう?スパイ防止法がなくても、いろいろやりようは沢山あると思います。このようなまともな処置をすることが、日本がまともな国になるための第一歩となることでしょう。


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