2012年12月30日日曜日

Amazonの年末売上は過去最高、でも利益は激減、なぜ?―【私の論評】大躍進する企業とはすべからくこんなもの、アベノミクスが功を奏すればやがて日本の企業もこうなる!!?

Amazonの年末売上は過去最高、でも利益は激減、なぜ?:

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拡大しすぎてほころびが?

今年のクリスマスまでの年末商戦、米Amazonはもっとも多い日には1日で2650万個もの商品を販売、これは1秒あたり約306個です。ちなみにそれは11月26日、感謝祭明けの「サイバー・マンデー」でした。まさに飛ぶような売れ行きです。


そしてその中でもっとも多く売れ、ギフトとして贈られ、「ほしいもの」に指定されたのはAmazonのKindle Fire HDでした。そして12月25日のクリスマス当日には2300万本のデジタルコンテンツがダウンロードされました...など、Amazonからの発表は輝かしい数字にあふれています。

でも、現実は良いことばかりじゃありません。次の画像は、Amazonの2007年から今年9月までの利益の四半期ごとのグラフです。


 


【私の論評】大躍進する企業とはすべからくこんなもの、アベノミクスが功を奏すればやがて日本の企業もこうなる!!?


上の記事を書いた方、長年のデフレで考え方が少しずれていますね。しかし、それも仕方のないことなのかもしません。日本では、デフレが続き、40歳台以下の人では、そもそも、デフレでなかった時期などものごころついてから記憶がないという有様ですから。しかし、デフレで利益が減っていくのと、そうではなくて利益が減っていくのとでは全くわけが違います。日本は、過去20年もの間、デフレだったので、とにかく利益さえたくさんでていれば問題なし、利益が減っていくようであれば問題という考え方が定着してしまったようです。

アマゾンCEO ベゾス氏

確かに、デフレ期であれば、利益を確実に毎年確保して、減益になっても、わずかという企業が素晴らしいということになります。そうして、デフレ期には、多くの企業が設備投資も必要最低限しかしないし、人材投資も必要最低限ということになります。そうして、銀行などからも、ほとんど借金をしなくなります。それはデフレで国内では、モノやサービスがあまり売れない、円高で輸出もふるわないどころか、日本で生産などしていては、生産コストが割高になため、海外に生産拠点や販売拠点を移すということになります。そうして、このようなにしてデフレを克服したか、最小限の影響にとどめた企業が優秀ということになってしまいます。

amazonの書籍ピッキング・センター
しかし、デフレ・円高が是正され、インフレ気味、円安気味ということになれば、今度は、上記のアマゾンのように、将来に向けて、技術のある会社を買収したり、技術のある人をヘッドハンティングしたり、次世代を担う人を雇用(アメリカでは日本のような新卒の定期採用はありません)したり、あるいは、既存の設備で古くなったものを買い替えたり、さらに、効率の良くなるものを新規導入します。

なぜなら、デフレのときには時がたてば、お金の価値があがるので、なるべくお金を手元においておくのが賢い選択ですが、インフレ気味あるいは、インフレと いうことになれば、手元にお金を長い間おいておけば、お金の価値は減るので、どんどん投資したほうが良いということになるからです。場合によっては、手元 にお金がなくても、借金をしても投資ということになります。これは、規模は小さいですが、個人の消費でも同じことです。だから、少なくとも日本のようなデ フレでない、アメリカの企業のamazonが、減益をしているということは、ネガティブなことではなく、ポジティブなことなのです。だから、amzonは これからも、発展していくのです。


こうして、amazonのように、どんどん投資をする会社が増えてくれば、日本のデフレも解消されるわけです。何やら、借金するとか、利益が減少などというと、悪いことと決めつける愚かな人もいるようですが、確かに返済不能なほどの借金をしたり、単なるミスで利益が減少というのであれば、悪いことですが、そうではなくて、現在のアマゾンのように将来のために借金をしたり、利益を減らしているというのであれば、何も悪いことではなく、むしろ良いことです。

そもそも、バブル崩壊後から、これだけ、デフレが続いたのは、多くの企業が不良債権の解消や、銀行への借金を返済することばかりして、あまりにも借金をしない、あまりにも減益しない企業が増えたからです。このことによって生じる不況をそれまで日本に例がなかったということで、野村総研のリチャード・クー氏はバランスシート不況と名づけました。とにかく、企業が新しいことに挑戦するため適切な時期に適切な借金をしたり、減益にするというのが、本来の正しい姿です。企業がこうなれば、市中にもお金がたくさん出回り、デフレも解消されます。

ドル86円前半、アベノミクス期待で2年4カ月ぶり高値
 そうして、こういうことを狙っているのが、他でもない、安部総理の経済対策である、アベノミクスなのです。しかし、世の中には、この流れを理解せずアベノ ミクスを批判して、何とか骨抜きにしてやろうという連中がうようよしています。しかし、このままデフレで良いはずがありません。私たちは、こんな馬鹿な連 中の世迷い言になどつきあっている暇などありません。このような連中は、手段を選ばす捻り潰して前に進むべきです。

来年はアベノミクス反対派を徹底的に捻り潰す!!?
私たちは、このアベノミクスを理解して、支持して、日本にもamzonのように、減収する会社が多数になること、また、amazonのようになるため、借金をする会社が多数でてくることを支持すべきです。そうして、アベノミクスがが奏功したとしても、デフレのときのように借金もせず、減益もしない会社というのは、駄目な会社であるとみなすべきです。これは、会社だけでなく、政府だって同じことです。政府が、借金をしてでも、インフラ整備などを熱心にする国は発展し、税収も増えていきますが、そうではないような国は、たとえ借金がゼロでも発展せず、税収も減少し将来はしぼんていきます。実際関東大震災のときの政府は、外国から多額の借金をしてまで、復興を急ぎました。先の民主党政権とは随分違います。


これからは、考え方を変えなければなりません。借金駄目とか、減益駄目という方は、これからの企業ではやっていげません。民主党の方々と同じように、表舞台からは姿を消すべきです。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

もう少しで、新年です。皆さん、良い年の瀬と、良い新年をお迎え下さい!!

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