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2013年2月23日土曜日

世界標準へのレジームチェンジを目指す安倍政権と、旧来レジームに取り込まれ続ける日本のメディア-【私の論評】そのうち日本にもHuffington Postのようなインターネット新聞ができあがるかも?そうなれば、新聞を読む人の激減は必定!!

世界標準へのレジームチェンジを目指す安倍政権と、旧来レジームに取り込まれ続ける日本のメディア:


[長谷川 幸洋]
日銀総裁選びが大詰めになってきた。新聞やテレビはこの数週間、いろいろ候補者を予想して記事や番組を作ってきたが、はっきり言ってピンぼけ解説ばかりではなかったか。私からすると、ほとんどは財務省や日銀の意向を忖度した提灯記事ばかりだったように見える。とてもじゃないが、独立したジャーナリズムの仕事とは思えないのだ。(左は、読売新聞の日銀人事報道記事の一部)

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ズバリ言えば、御用エコノミストとポチ記者たちの世論誘導作戦である。私はNHKの番組を見ていて、あんまりばかばかしいので、途中でチャンネルを切り替えてしまった。こういうものをいくら見ても、なんの役にも立たない。自分の頭が濁るだけだ。
 私は金融政策について安倍の考え方(人事ではない)を何度も本人から聞いているので、実は日銀総裁人事そのものについては、ほとんど心配していない。
 なにより安倍自身がまったく最初からぶれていない。2%の物価安定目標は日銀に飲ませた。肝心の大胆な金融緩和は次の総裁にかかっているが、万が一、安倍が指名したにもかかわらず、次の総裁が緩和に消極的なら、安倍はためらわず日銀法改正に踏み出すだろう。基本的な路線はもう出来ているのだ。これが大前提である。
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【私の論評】そのうち日本にもHuffington Postのようなインターネット新聞ができあがるかも?そうなれば、新聞を読む人激減は必定!!

さて、上の記事では、日銀人事に関する、新聞テレビの報道をに関して「ほとんどは財務省や日銀の意向を忖度した提灯記事ばかり」と切り捨てています。私も、そう思います。とにかく、日銀に関する報道となると、新聞・テレビの報道はそういうものがほとんどです。どうしてこうなってしまうのか、私も首をひねらざるを得ません。

とくにかく、財務省や日銀の観測気球とおもわれるような記事が大半を占めました。上の記事は、最初の部分でマスコミ非判は終わり、後のほうでは、日銀人事のことを書いているのですが、私はマスコミ非判をもう一歩すすめていきたいと思います。

最近の新聞の変化をみると、産経新聞の左傾化、朝日新聞の右傾化というのがあります。これに関しては、私の説明よりも下の動画をご覧いただければよくお分かりになると思います。


上の動画では、「竹島の日」軽視も甚だしい新聞各紙の姿勢を糾弾しながら、それでも記事にした産経新­聞の見過ごせない左傾化傾向と、「社是」を引っ込めたらしい朝日新聞の、安倍総理への­態度の変化について指摘しています。

朝日新聞に関しては、安倍総理に対する接近の姿勢が明らかになりつつありますが、上の動画では、倉山満氏が、この朝日新聞の体質は昔からのことで、読者が離反しないように従来からこの風見鶏的な態度は変わらないと指摘しています。

うえの動画でも、問題視していた産経新聞のコラム

それにしても、朝日新聞のこのような態度は、やはり読者の離反を招くものだと思います。それから、産経新聞の左傾化したことも指摘しています。これも、一体どうしてしまったのでしょうか。産経新聞といえば、日本では、右的な新聞とうけとめらてれいましが、海外の人はこれくらいが真ん中という感覚のようてでした。

いずれにしても、新聞の論調が変わることはよろくしないことと思います。以前、渡部昇一先生の本を読んでいたら、あるイギリスの歴史学者の話がでていて、その人は、随分と偏った物の見方を刷る人なのですが、しかし、その偏り方か首尾一貫して徹底しているので、彼がこう書いているなら、事実はこうなのだろうと類推ができてかなりわかりやすいという評価をしておられました。


朝日新聞は、安倍紙のカツカレーの記事について好意的な報道
をしていたので、私はこのときから朝日が変わっているに気づいた


実際そうなのだと思います。しかし、日本のマスコミはほとんどがそうではありません。なにやら、公正さを装っていながら、実は左寄りだったりしたり、その時々で立場が違っているようです。これでは、先のイギリスの歴史家のように首尾一貫していないので、本当は何を言いたいのか、それとも観測気球にすぎないのか判断するのが難しいです。

マスコミなら、自分の主義主張、立場を明らかにして、その上で報道をすべきと思います。そうして、日銀人事の報道なども、そのようにすべきと思います。最近の新聞などの日銀報道はまさに、上で、長谷川幸洋氏が指摘していたように、財務省や日銀の意向を忖度した提灯記事ばかりでした。かなりの部分か、財務省、日銀の発表をそのまま垂れ流しという感じでした。

こんなことでは、本当に読者が離れていってしまうと思います。アメリカも多くの新聞から、読者が離れつつあります。最近でも、先日、ニューヨーク・タイムズが系列のボストン・グローブを売却する方針でいる事を報じたのは記憶に新しいかと思います。ブログの人気ランキングでも7位に入ってます(解析かけたら、新聞関係者ばっかりでした)。

その後これには、新しい動きがありました。1億ドル以上で買いたいとの申し出があったのだそうです。しかも、NYTの宿敵であるウォールストリート・ジャーナルが報じています。このような動きアメリカでは、ここ1、2年顕著です。

なぜ、そのようなことになったかといえば、新聞の購読者が減ったからです。なぜ減ったかといえば、様々な理由がありましたが、その一つとして、Huffington Post(ハフィントン・ポスト)紙の興隆があげられます。

ちなみにハフィントン・ポスト(英語:Huffington Post)は、アメリカ合衆国のリベラル系インターネット新聞です。様々なコラムニストが執筆する論説ブログおよび各種オンラインメディアからのニュース・アグリゲーター。政治、メディア、ビジネス、エンターテイメント、生活、スタイル、環境運動、世界のニュース、お笑いなど幅広くトピックをカバーしています。なお、iPad版では、自分の読みたい記事を選択して新聞そのものをカスタマイズできます。購読料は無料です。iPad版のアプリも無料です。

ハフィントン・ポスト紙面

この新聞、リベラル系なのですが、リベラル系であることを首尾一貫させているので、そのような立場で書かれていると了解すれば、先ほどの渡部昇一先生の本の中にでてきた首尾一貫したイギリスの歴史学者のようなもので、立場の異なる人が読んでも、十分に役にたちます。

日本の新聞のように立場を明らかにせず、公正を装うということもなく、守備範囲も広いですし、動画や画像も豊富で、わかりやすいです。事実報道については各種ニュースサイトからのアグリゲーターが主であり、それに対してオリジナルなコメントや意見を提供します。報道姿勢はリベラルであり、保守的なニュースアグリゲーターおよびオピニオンブログである『ドラッジ・レポート』とよく対比されます。またアメリカの左翼系政治サイトである『デイリー・コス』や『ZNet』などと比較すると、事実報道と意見報道の両方をカバーしていることが特徴です。伝統的な新聞の中では、リベラルで左寄りである点でニューヨーク・タイムズとの類似が指摘されています。

日本の新聞も変わらなければ読者は離れていく!!
さて、このハフィントン・ポスト紙2013年春頃、朝日新聞と連携して日本版をリリース予定なのですが、何やら朝日新聞と連携ということですから、私としてはあまり期待できないないと思います。

もう、技術的にも、前例もあることですし、日本でもハフィントン・ポスト紙のようなインターネット新聞や、インターネットテレビ報道などが出てきても良いと思います。そうなって、意見報道ではなく、事実報道がかなりなされるようなれば、既存のメディアは、潰れるか、変化してまともになるかいずれかの道をえらばざるををえなくなります。はやくそうなれば良いと思います。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】

朝日新聞 社長の年頭挨拶は消費税増税問題 暗に指摘された“体力のない新聞社”とは―【私の論評】反日新聞は、皆で購読をやめて、息の根を止めよう!!その果てに日本でもまともなメディアが生まれる!!







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2012年6月4日月曜日

2chまとめブログに「転載禁止」の警告―【私の論評】2chは、時代の変化に追いついていない?

2chまとめブログに「転載禁止」の警告

日本語圏で最大の巨大掲示板『2ちゃんねる』の記事をまとめている、いわゆる“まとめブログ”と呼ばれるブログが存在する。『2ちゃんねる』の書き込みを抜粋し面白くまとめて取り上げる個人ブログだ。閲覧は無料で主に広告収入で運営されている。

アクセス数は1日数十万PVから数百万PVとも言われており、アフィリエイト収入はものすごい額になっているという。そんなまとめブログに対して『2ちゃんねる』が、名指しで警告をしたのだ。警告を受けたブログは下記の5つのブログ。

やらおん:http://yaraon.blog109.fc2.com/

ハムスター速報:http://hamusoku.com/

はちま起稿:http://blog.esuteru.com/

オレ的ゲーム速報@刃:http://jin115.com/
ニュー速VIPブログ:http://blog.livedoor.jp/insidears/


「2ちゃんねるのデータの利用に関して」から参照できる「面倒なことになりそうな会社さんへ」をクリックすると「warn.txt」が開かれる。そこには該当する5つのブログのURLが記載されており、「第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します」としている。

いわゆる迷惑をかけ続ける場合は著作物(『2ちゃんねる』の書き込み)の利用を禁止するという。

このほかにも該当するブログは存在するのだが、とくにこの5つのブログに対して警告を促しているようだ。警告された側のブログはこの件を取り上げてブログを更新したり、『2ちゃんねる』ではなく『Twitter』での発言や反応をソースにした記事などを公開している。

今回の処置は“はちま寄稿と真っ黒悪質ステマ企業たち★210”というアンチスレッドにて皆の意見を集め決められた模様。そりゃ『はちま起稿』や『オレ的ゲーム速報』のメジャーどころの名前がすぐ挙がるはずだ。スレッドでは第三者に迷惑をかけた場合への対応、発言を捏造(ねつぞう)したかどうか、悪意の有無などによって転載禁止の判断が下されていた。

『2ちゃんねる』側もこれ以上余計な問題を抱えたくないのだろう。ただゲームブログも最近はネガキャンが少なくなってきたと言われているが、どうなのだろうか?

2ちゃんねるのデータの利用に関して( http://j.mp/LeUKgE )

【私の論評】2chは、時代の変化に追いついていない?

昨日、たまたま、『はちま起稿』のサイトから、このブログの内容を掲載しました。

女の子の股間と太ももの間に現れる奇跡の領域を『股下デルタ』と呼ぶそうだ。 : はちま起稿:

昨日の記事に関しては、特に、2chからの引用ではないようでした。しかし、以前見たときには、確かに、2chのスレッドの丸写しという内容でした。だから、上で指摘するように、このようなことは頻繁に行われているのだと思います。




 国内最大手の個人による(とは言っていますが)のゲハ(ゲーム・ハードの略)ブログを運営、主にゲハのスレッドを紹介し、近年は、ニュース速報から転載も多くなり、ゲーム、アニメ、時事をとり扱いう総合まとめサイトのようになりしまた。

ちなみに、私自身は、2chをはじめとして、上で指摘されているサイトなども滅多にみないので、あまり知りませんが、「はちま起稿」は、上の対立を煽る、その争いを晒す、世論を誘導するの3セットの記事で構成されており、様々な問題を抱えいるサイトだそうです。上で紹介されている他のサイトも似たりよったりのものだと思います。


そのため、2ch側の言いたいことは良くわかります。ただし、2ch側の意見を全部認められるかといえば、そうでもないと思います。それにしても、上の記事を読んでいて思ったことは、ドラッカーが語っていた「コンシューマリズムは、マーケティングの敗亡を示すものである」というものでした。
これは、生活者にとっての利益を優先させる理念のことです。生活者がより充実した暮らしを送ることを求める理念であり、一般的には値上げに反対するなど経済面における充実を求める消費者運動とは区別されています。 
この理念が消費者に広く浸透していった背景には、製品区別化や計画的陳腐化、あるいは誇大広告などによる組織の消費者操作や、企業と消費者間にある情報のギャップ、公害などの環境問題があげられます。 
1960年代初頭に起こったとされ、この理念を明確にした人物としては1962年に消費者の4つの権利宣言をしたアメリカ大統領のジョンFケネディが有名です。彼は、消費者には安全である権利、知らされる権利、選択する権利、意見を反映させる権利の4つの権利があるとしました。これらの権利を侵害する組織への告発や主張がコンシューマリズムから起こる運動です。具体的には訴訟や不買運動などが行われます。 
また、アメリカの弁護士ラルフネーダーは1960年代後半にGM社のブレーキ欠陥による欠陥車問題を深く追及して、コンシューマリズムが発展する契機を作ったとされています。 
このコンシューマリズムの高まりに対して、企業では消費者への窓口設置やPRの充実、国においては消費者を守る法律の制定や消費者センターの設置などの対策が行われています。
ラルフ・ネーダー氏
2chは、サービスが開始されてから、現在の形に出来上がってから、ほとんど改定などされず、そのまま運営されてきました。私自身は、ほとんど見ませんが、たまに見ることがあります。しかし、少なくとも、ここ5年とか、へたをすると10年くらい、サイトとしてのシステムはもとより、運営方針その他もほとんど変わっていないのではないかと思います。

Google Waveの画面(実はつい最近まで使えた。クローズしたのは今年)
そうして、上記のような事件など、起こるべくして起こったのではないかと思います。特に広くユーザーを集めるサイトなどみていると、たとえば、Google関連のものにしても、他のものにしても年々変化しています。たとえば、Googleなど、SNSもずいぶん変えてきています。最初、Google Waveをやっていましたが、先進的な機能を持っていたにもかかわらず、ほとんど理由されず、失敗しました。

Google buzzのiPhoneの画面
その後、Google Buzzなど運営しましたが、これは、あまり特徴がなく、結局使われておらず、廃止されました。そうして、三度目の正直ということで、現在では、Google+をたちあげ、現在に至っています。このようなことから比較すると、2chはほとんど変化しておらず、原型のままであると言っても過言ではないと思います。最近では、薬物の売買がされていたということもありました。

現在、これらの「まとめサイト」が炎上したり、さまざまな問題がネット上で指摘されているのは、上記でいうところの、コンシューマリズムのようなものではないかと思います。そうして、責任の一端は、間違いなく2ch自身にもあると思います。

まずは、上記のようなサイト、多くのユーザーが利用しているという事実があるわけですから、このようなサイトが乱立することを避けるためにも、2ch自身が工夫をすべきだったと思います。

たとえば、NAVERのまとめ記事のように、2ch自体がまとめ記事を運営するなどのこを考えても良かったのではないかと思います。デザインなども、自由に設定でき、スレッドの引用もかなり楽にできるようなものを用意するとか、いくらでもやり方があったと思います。

NAVERまとめ記事
まあ、今となっては、2ch古いものの代表のようになったと思います。もう、オールド・メディアと呼んでも差し支えないと思います。このブログでも、紹介しましたが、ユーザーも、高齢化氏、さらに、低学歴化も進んでいるようです。


ドラッカーは、変化をコントロールする最善の方法は自ら変化をつくりだすことであるとして、以下のように述べています。
変化はコントロールできない。できるのは、変化の先頭に立つことだけである。今日のような乱気流の時代にあたっては、変化が常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、変化の先頭に立たないかぎり、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代を生き残れるのは、チェンジ・リーダーとなる者だけである。(P.F.ドラッカー)

「まとめサイト」の問題は、2ch自身が全く変化しなかったことから、派生していると見るべきと思います。

そうして、私にとっては、2chなど存在してもしなくても、どうでも良い存在です。問題のある「まとめサイト」も、なぜ、あのように今でも人気があるのか良く理解できません。

どちらも、今のままで、変化しない限り、変化をコントロールできなくなり、消え去るのみだと思います。


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