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2014年6月4日水曜日

天安門事件関連の米公文書を公開、「兵士が笑いながら発砲」―【私の論評】この日を忘れない! この時からほとんど変わっていない中国、このままでは分裂崩壊するのが当然の帰結(゚д゚)!


天安門事件のときに戦車をとめた男の画像として有名になった画像

  中国・北京(Beijing)で1989年に起きた天安門事件で、国内各省から派遣された兵士らが、民主化を求めるデモ隊に対し笑いながら無差別に発砲していたことを示す米政府の文書が、事件からちょうど25年となる3日に機密解除された。

米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)の国家安全保障公文書館(National Security Archive)が「情報自由法(Freedom of Information Act)」に基づき取得して公開したこれらの文書では、89年6月3日夜から4日未明にかけて中国当局が学生運動を武力弾圧する中、中国全土に広がっていった混乱の様子が示されている。

天安門広場を埋め尽くした戦車群


米軍のある機密報告書は、ホテルの一室から天安門広場(Tiananmen Square)の様子を目撃した匿名の人物の話として、武力弾圧が多くの死者を出すことを意図した「残虐」なものだったと記している。

第27集団軍(27th Army)に属する非北京語話者の兵士たちは「人々の集まりに遭遇すると、それが誰であろうとも笑いながら無差別に発砲していた」という。


天安門事件では、兵士らが非武装の市民ら数百人を殺害。死者は1000人を超えるとの推計もある。

戦車をとめた男の画像 遠景 こんなに戦車がいたとは?

【私の論評】この日を忘れない! この時からほとんど変わっていない中国、このままでは分裂崩壊するのが当然の帰結(゚д゚)!

さて、このブログでは、天安門事件については、2011年6月4日にも掲載しています。そのURLを以下に掲載します。
天安門事件22周年、一触即発 「革命の条件はあの時より整っている」―【私の論評】あの頃から中国は何もかわっていないどころか、日増しに悪くなっている!!

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、2011年はジャスミン革命があちこちで起こった翌年でした。中国でもジャスミン革命がおこりかけたのではありますが、結局のところ政府に圧殺されました。

北京之春編集長 胡平氏

この記事では、『北京の春』編集長・胡平氏の、「革命の条件は天安門の時より整っている」とする見解を紹介しました。その部分のみ以下にコピペしておきます。
「中国のジャスミン革命」は不発に終わったが、北京政権が民主運動をいかに恐れているかを目の当たりにしたことには意義がある」と中国民主活動家・魏京生氏は米VOAに語った。『北京の春』編集長・胡平氏もVOAに、中国のジャスミン集会は天安門の民主運動には発展しなかったものの、民衆にウォーミングアップのチャンスと次に繫がる経験を提供したとの見方を示した。 
「89年の民主運動の時も他の多くの革命の時も、指導部の分裂が民間の民主運動を促したのではなく、民間の民主運動が指導部の分裂を促した」。胡平氏は天安門事件当時の趙紫陽・元総書記を例に、体制内で一定の権利を握る人が民主運動に賛同することが成功の重要な条件だと指摘した。現在、「政権内の権力闘争が熾烈だ」ということから、胡氏は、民主運動に同調する指導部メンバーが出現する条件は備わっていると分析する。 
指導部の権力闘争以外に、「民間の怨恨は22年前をはるかに超えている」と魏京生氏は指摘し、革命が起きる条件は天安門事件当時よりも整っていると主張する。 
中国では毎年20数万件の群衆抗議事件が起きている。権力腐敗は、激痛を伴う社会の「癌」と化している、と中国の専門家がかつて語ったことがある。RFIは、腐敗などに対抗する官民抗争は最近、暴力化の様相を呈していると指摘する。権利を主張する者を殺害する事件が頻発し、陳情を絶望視する者の爆破事件や、軍隊出動による少数民族への制圧などが起き、数々の「衝突」が火薬の匂いを帯び始めている。 
上昇する物価、深刻な腐敗、何が安全かわからない食品問題、悪化する一方の生態環境。庶民の生活を脅かすこれらの問題に、「人々は抗議し続けている。その中で経験を積み、規模を大きくしていく。それに対して当局は制圧を強めるが、その制圧が効かなくなる日は必ず来る。その時が『燎原の火』が燃え上がる日なのだ」と魏京生氏は語った。
魏京生

そうして、このブログでは、以下のようなことも掲載しました。
中国では、22年前と比べて、民主化という点では、一歩も進歩してないどころか、後退しているくらい゛てす。このブログでは、中国では建国以来年間平均で毎年2万件の暴動があったことなど掲載したことがあります。しかし、昨年は、暴動が23万件もあったということで、これは、もう暴動のレベルではなく、中国は内乱状態にあるといって良いと思います。 
「決して、してはいけないことは、それを助けることだ」と言う言葉、心にしみます。しかし、この中国を過去に助けた国があります。それが、日本です。しかも、天皇陛下のお力をお借りしてまで・・・・・・。 
中国が、天安門事件をおこしたがため、国際社会は中国に対して厳しい態度で臨んでいました。 
日本も例外ではありませんでした。ところが、中国側による再三の要請があり、平静4,年、時の内閣が、周囲の大反対を押し切って天皇皇后両陛下の中国訪問を実現してしまいました。
中国は、天皇皇后両陛下の訪中をもって、国際社会に復帰することができました。

それにしても、中国はこの時の恩も忘れ、日本に対しては内政干渉をどんどんやっています。尖閣問題は当然そうですし、安部総理の靖国参拝に対する批判もそうです。

下の動画、天安門事件の動画です。かなり残酷なシーンもあり閲覧注意です。体調の悪い方はご覧にならないで下さい。



それに、このブログでも何度か掲載したように、東シナ海・南シナ海への海洋進出なども積極的に行っています。2011年には、すでにそのような動きが活発化しており、安部総理が先日アジアあん安全保障会議で語っていたように、中国が既成事実をつみあげ、領海などの変更をしようとしていいるのは明らかです。

天安門事件のときには、中国はまだまだ経済が発展しておらず、中国内部のことで精一杯でしたが、あれから25年たち、余力のでてきた中国はG2とか、米中二極体制などという途方もない超大国幻想に取り憑かれています。

しかし、現実には経済は崩壊しつつあり、それにともない国体も崩壊しつつあります。さて、この忘れてはいけない天安門事件、他の人たちはどのようなツイートをしているか、以下に掲載しておきます。
以上、いくか掲載してみましたが、日本国内では結構ツイートされています。

やはり、この日は忘れないように、継承していくべきものと思います。それにしても、中国は昔から現在にいたるまで、その本質は全く変わっていません。

はやく、このような国分裂崩壊して欲しいです。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年8月24日土曜日

「トモダチ作戦」救難部隊だった米軍墜落ヘリ 殉職兵士に全国から感謝続々―【私の論評】 いつからこんなに礼儀を知らないマスコミができあがったのか!米兵だって、血の通った人間だ!惻隠の情を欠いたマスコミ報道には忸怩(じくじ)たる思いがする(゚д゚)!

「トモダチ作戦」救難部隊だった米軍墜落ヘリ 殉職兵士に全国から感謝続々

震災の救助のため小学校に着陸する米軍のヘリコプター部隊

沖縄県の米軍基地キャンプ・ハンセン(宜野座村など)敷地内で今月5日、米軍ヘリコプターが墜落し乗員1人が死亡した事故。墜落したのは、東日本大震災の在日米軍の救援活動「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」で被災地を飛び回った救難部隊のヘリだった。殉職した同部隊所属の米軍兵士に対し、全国から哀悼の意を表するメッセージが在日米軍に次々寄せられている。

事故では、米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)の第33救難中隊で救難活動や医療搬送、災害対応に当たってきた救難ヘリ「HH60」が墜落し、マーク・スミス1等軍曹(30)が殉職した。

「あなた方は日本の誇りです。お悔やみ申し上げます」。在日米軍司令部(東京都福生市)などによると、嘉手納基地には125通を超える哀悼のメールが寄せられ、司令部には短文投稿サイトのツイッターを通じて300を超えるメッセージが寄せられた。

沖縄県内を中心に在日米軍に批判的な報道が目立つためか、「さまざまな報道があるが、日本人の中には在日米軍の皆さんに感謝している人もいます」と支援のメッセージもあったという。

スミス1等軍曹が所属していた第33救難中隊は、震災直後から交通が寸断され孤立した地域や離島をヘリで飛び回り、支援の手がなかなか届いていなかった被災地に水や食料などを届けてきた。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】 いつからこんなに礼儀を知らないマスコミができあがったのか!米兵だって、血の通った人間だ!惻隠の情を欠いたマスコミ報道には忸怩(じくじ)たる思いがする(゚д゚)!

沖縄でなくなったマーク・スミス氏の一家 デズニー・ランドにて

まずは、日本の沖縄にて、軍務にあたられていた最中になくなられた、マーク・スミス一等軍曹の冥福をお祈りさせていただきます。本日は、故マーク・スミス一等軍曹関連の写真とともに掲載させていただきます。

東日本大震災で在日米軍が展開した救援活動「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」。投入された約2万4500人の隊員らはすでに日本を離れ、本国や世界の駐留地にて元の任務に復帰しています。先日沖縄のヘリコプター事故でなくなった、マーク・スミス一等軍曹の部隊もそうでした。マーク・スミス一等軍曹自身は、震災後の配属であったので、トモダチ作戦には参加してはいないが、この部隊は、日本の震災地を救援のために飛び回ったのです。

救援ヘリに搭乗したマーク・スミス一等軍曹

トモダチ作戦救援任務に当たり、1年を日本ですごした空軍兵士らは「日本人ならまた再生し、復興できると信じている」と語っていました。

震災直後に孤立した地域や離島をヘリコプターで回り、救援活動を行った米空軍嘉手納基地(沖縄)第31救難中隊のエリック・ボー曹長(42)は、今も被災者の礼儀正しい姿が忘れられないといます。
娘のビクトリアとともにダンスをしたときのマーク・スミス氏の写真
「SOS」。上空から見えた文字を頼りに学校の校庭に着陸すると、駆け寄った被災者が頭を下げて出迎えてくれた。離島に取り残された漁師3人を救助したときも同じだった。「大変な思いをしていたはずなのに」。「言葉が通じない兵士に感謝の気持ちを伝えようとする姿に心を動かされました」と語っていました。

今回のトモダチ作戦はアメリカの友情を感じると同時にこれからも日米友好は最も大事な政策の一つとして大事にしていくべきものと思います。

それにしても、震災地の日本人の礼儀正さは、トモダチ作戦に従事したアメリカ軍将兵をも感嘆させたようです。しかし、マーク・スミス一等軍曹が任務遂行中になくなったときの、日本のマスコミの報道ぶりは、酷いものでした。惻隠の情も何もなく、ただ事実だけを淡々とつめたく突き放したような報道ばかりでした。

マーク・スミス氏と娘たち、このような日はもうない。
事故そのものだけを報道し、しかも、オスプレイ配備反対運動の最中での報道ということもあって、マーク・スミス氏がなくなったことはおろか、それを悼む報道も全くありませんでした。

どんな事情があるにせよ、マーク・スミス一等軍曹は、日本の領土である沖縄で、しかも、日本を守備するという任務についていて、それに関する事故でなくなっているわけです。本来、日本とは縁もゆかりもないのに、日米安保条約の一環で、日本にまで赴き軍務についていて事故にあってなくなられたのです。要するに、日本のために命を犠牲にしたということです。

こういう背景を全く無視して、ただのヘリコプター事故として扱い、故人に哀悼の意をささげることもなく、単なる事故扱いです。しかも、私たちの日本や、日本人とは全く関係なきがごとくの扱いでした。

マーク・スミス一等軍曹慰霊祭

オスプレイ配備に反対であろうがなかろうが、沖縄の米軍基地に反対であろうがなかろうが、まともな日本人であれば、まずはこの事故を報道するにしても、故人に対して哀悼のを意を表明するのが道理だと思います。それにどんな事情があれ、日本のために軍務につき亡くなっているのは事実なのですから、何らかの形で、正式なものでなくても良いので、日本でも故人を偲ぶ会とか、お別れ会など開催しても良かったのではないでしょうか?

しかし、どこのマスコミもそのようなことは報道しませんでした。これには、本当に忸怩たる思いがしました。いつから、日本のマスコミは、こんなに躾がされていない、日本人の心を忘れた、とんでもない集団になりさがってしまったのでしょうか?本当に忸怩たる思いがします。

沖縄に来ているアメリカ軍人だって、家族もいるし、赤い血の流れている人間です。それも、日本を守るという大義名分でやってきている人たちで、そうしてそのために命をおとされているわけです。一等軍曹は、家族で沖縄に住んでおり、家族で日本の食や文化に慣れ、娘さんは日本語を勉強しているそうです。だから、基地反対派の喧騒も知っていたのでしょう。それを思うと本当に心が痛みます。なお、マーク・スミス一等軍曹は、アーリントン墓地に葬られることが決まっています。

私たち日本人は、マーク・スミス一等軍曹へ哀悼の意を表し、彼が日本のために命を落としたことをいつまでも忘れないで覚えていようではありませんか。それが、昔からある惻隠の情が発達した当たり前の日本人の心情だと思います。だからこそ、上の記事にもあるように、 殉職した同部隊所属の米軍兵士に対し、全国から哀悼の意を表するメッセージが在日米軍に次々寄せられているのだと思います。私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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