パソコンの遠隔操作事件で、19日から連絡が取れなくなっていたインターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告から19日夜、弁護団に連絡があり、関係者によりますと、片山被告は「私が真犯人だ」と認め、先週、報道各社などに届いたメールを自分が送ったと話したということです。
パソコンの遠隔操作事件では、インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告(32)が威力業務妨害などの罪に問われていて、ことし3月に保釈され、裁判では一貫して無罪を主張しています。
この事件について、自分が真犯人と主張するメールが今月16日、片山被告が裁判に出廷中に報道各社などに届き、警視庁などは、片山被告がその前日に、都内の荒川の河川敷に埋めたとみられる携帯電話で送ったとみています。
弁護団によりますと、片山被告は19日の午前10時20分すぎの電話のあと連絡が取れなくなり、午後に予定されていた会見にも姿を見せませんでしたが、関係者によりますと、19日午後9時半ごろ、弁護団に連絡があったということです。
その中で、片山被告は「自分が真犯人だ」と認め、今月16日に届いたメールを自分が送ったと話したということです。
東京地方検察庁は19日、被告に対する保釈の取り消しを請求し、裁判所は早ければ20日中にも保釈を取り消すかどうか判断を示すとみられます。
東京地検は、保釈の取り消しが認められた場合には、被告の身柄を拘束して直ちに勾留することにしています。
【私の論評】今回も頭を使わない取材報道ばかりしていていたメディアの姿勢は変わらず・・・。こんなことばかりしていると存在価値を失うぞ(゚д゚)!
上の記事の続報として、いかのような報道もされています。
片山被告 携帯からDNA型検出 地検、保釈取り消し請求片山被告冤罪説は、いろいろありました。私自身は、この事件に関してはあまり詳しくもないので、何ともいえず、このブログでも、この事件は掲載したことがありません。
パソコン(PC)遠隔操作事件で、「真犯人」を名乗る人物から報道関係者や弁護士に届いたメールを送信したとみられるスマートフォンの付着物から、威力業務妨害罪などに問われ公判中の片山祐輔被告(32)と同じDNA型が検出された、と捜査関係者が明らかにした。東京地検は十九日、片山被告がメールを送った疑いが強まったとして、保釈の取り消しを東京地裁に請求した。請求が認められれば収監される。
Yahoo知恵袋に、片山被告有罪説が掲載されています。以下にそのURLを掲載します。
片山有罪説詳細は、この記事そのものをご覧いただくものとして、この記事の冒頭部分のみを以下に掲載させていただきます。
●片山が江ノ島行きを決めたのは前日。では、犯人は、それをどうやって知るの?検索だけでか?てか、よく考えてみて、その前日って、会社やってたの?そのわずかの時間で首輪とマイクロSDをそろえたのか?(マイクロSDつきの首輪が、猫を「グレイ」と呼んでいる世話しているひとによって目撃されている)。さらに、江ノ島で片山をロックオンして猫に近づいたのみとどけて、そのねこに首輪をつけて、さらに写真をとったのが犯人でしょ。つけた。で、首輪がついていた時間までに「グレイ」に首輪つけるんだから、グレイを逆に防犯カメラデータでおっかけないとだめじゃん。
このことだけでも、虚心坦懐に見れば、片山被告は確かに有罪であるという物証はないものの、有罪ではないとははっきり言い切れないことが良く理解できます。
この有罪説の記事を見ても判るとおり、様々な資料があるわけですから、そこから時系列で被告の発言などを見ていけば、いろいろなところに矛盾が浮かび上がってくると思います。
SDカードがどうした、遠隔操作ソフトがどうのといったところで、それらは道具にすぎないわけで、容疑者などの発言を時系列できちんと丹念に分析すれば、様々な矛盾が浮かびあがってくるはずで、それを報道すべきだったと思います。
そうしたことをきちんとやっておけば、闇雲にネット上で、片山冤罪説など出てこなかったと思います。
会見など後で動画をみればわかることであり、取材報道ばかりするのではなく、分析調査すべきだったと思います。
マスコミのこの体質は、ずっと前から続いています。それについては、以前もこのブログに掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
STAP細胞報道、ブロガーに完敗したメディアは「取材を尽くした」と言えるのか―【私の論評】全聾の作曲家佐村河内守報道から結局何も変わらなかった、マスコミの報道姿勢を糾弾する(゚д゚)!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、小保方報道でもマスコミのほとんどは取材報道ばかりして、分析などせず、結局あるブロガーらによるブログ報道にも内容的に劣っていることを掲載しました。しかも、その姿勢は佐村河内守報道にも見られるようにずっと変わっていません。
以下に、この記事から一部のみ以下にコピペさせていただきます。
結局、マスコミは佐村河内守の正体を見抜くことができず、それを最初に行ったのは、音楽関係者であったということです。小保方報道も同じことです。結局マスコミは取材報道ばかりで、小保方さんの真実に近づくことはできていません。
佐村河内氏の事件に関しては、本人の告白により、彼の作品は自らのものでなく、ゴーストライターいたということで、一応の決着がついています。
小保方さんの事件に関しては、まだ決着はついていませんが、未だマスコミはまともな調査報道をしていません。
結局、マスコミは佐村内報道の反省もなく何にも体質は変わっていません。佐村内疑惑、小保方疑惑は立て続けに起こったことなので、マスコミが反省したとしても、すぐに小保方報道に対応できなかったかったかもしれません。
しかし、それにしても、何かやりようは会ったと思います。たとえば、この問題に関して専門家に取材するだけではなく、もっと専門的な立場から意見をあつめて、自らも様々な資料にあたって、自ら判断して記事を掲載するとか、佐村河内報道から一歩進んだ姿勢を見せて欲しかったです。
取材報道だけでは限界がある(゚д゚)! |
それに今後、報道をするにしても、これらのようにある程度専門性が必要な報道に関しては、上の記事のように専門性のある記者を育てるとか、そこまでいかなくても、普段から専門家をブレーンとしてまともな報道ができる体制を構築すべきだと思います。
マスコミに関しては、そもそも反日報道が問題です。歴史的事実を無視して、反日報道を続けるマスコミに対して、まともな報道をしなさいというほうが無理なのかもしれません。
おそらく、マスコミはここ数十年で頭をつかわない、検証もしない、調査もしない反日報道を続けたきたため、コメンテーターや新聞記者等の頭、新聞社、テレビ局そのものが劣化してしまったのだと思います。特に、マクロ経報道は劣化しました。新聞の経済記事を読むと、一切まともなことが書かれていないので、頭が悪くなりそうです。全く、読むに値しない記事が横行しています。
調査報道のできない既存マスコミが今のまま劣化した報道を継続すれば、購読者・視聴者が離れていくのは当然だと思います。
また、こうしたマスコミを尻目に、あくまで読者の視点にたった、まともな専門家を含めたネットーワークにより報道をしていく新たな媒体が生まれてくるものと思います。その日は間近です。その時、既存マスコミは敗退せざるをえなくなることでしょう。
このような事件、いくらマスコミの報道が良くなくても、良く事実を確かめもせず、「冤罪だ、マスコミは情報操作している!」などし、書き込むのは全くおかしいと思います。ただし、それにしても、やはりまともな報道をしないマスコミにも責任があると思います。
単純化したネットのいくつかの記事だけで、真相に迫ることなどできません。今回、片山被告の冤罪説をぶちあげた人たちには猛省を促したいです。
しかも、今回は佐村河内報道のように芸術関係の報道でもなく、小保方報道のように専門性の絡む問題でもありません。
この事件一見ITが絡んでいるようにもみえますが、遠隔操作ソフトなど使う事自体は誰にでもできるものであり、片山被告のITに関する知識は、高度ではありません。一般人に毛の生えた程度です。だから、あまりITに専門性がなくてもマスコミも調査報道など十分できたものと思います。
ろくに調査もしないで、取材報道して、それに若干のコメントをつけることなど、素人にでもできる報道です。反日報道をして、それ以外の報道でも、この程度の報道しかできくなったマスコミは、いずれ他のメディアにとって変わられるものと思います。
また、ネットを流れる大部分の情報は、素性も明らかでもなく、体系的でもありません。ネットだから正しいなどということは絶対にありません。マスコミよりはるかに偏ったおかしなものもたくさんあると理解して自分の頭で取捨選択するしかありません。ネットに流れる情報の大部分は、もともとそういうものであり、これからもそうだということを前提とすべきです。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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