いわゆるCAPTCHAのかわりにFacebookが「ソーシャル認証」を導入しようとしているらしいですね。
これ、なにかというと「ここから先は認証が必要です。さて、この写真に写っているのはあなたの友達の誰さんでしょう?」というものだ。
↑ この写真の人は誰でしょう?という認証方式です。
これ、わりといいな、と思うのは、こういう方式が普及することで「顔も知らない人を登録しないようになる」ということですかね(いろいろ賛否両論やら抜け道やらあるだろうけど)。
よりリアルなソーシャルグラフを認証アルゴリズムを通じて実現してくれるのではないか、と。いろいろすごいなぁ、Facebook。
» Nevermind CAPTCHA, Facebook Asks If You Know Your Friends
IDEA*IDEA 百式管理人のライフハックブログより引用
【私の論評】極度の匿名性は、社会を破壊する!?
フェイスブックの創始者の話が、映画「ソーシャル・ネットワーク」になり、この映画がアカデミー賞の候補になりました。日本は、別として、世界で最大となったSNSである、フェイスブックです。いろいろと、話題も豊富です。
フェイスブックに関しては、実名でないと登録できないということが、日本で会員数が増えないことの要因にもなっているようですが、私は、フェイスブックが世界最大のSNSになったことの理由の一つが匿名性の排除だと思います。無論、実名で登録とはいっても、抜け道はいくらでもあるでしょうが、それでも、ある程度の付き合いをすれば、すぐにそんなことは分かってしまいます。
フェイスブックの上の認識機能が取り入れられれば、さらに、匿名性は低くくなると思います。私自身、世の中にいろいろなSNSがあって良いと思うので、このような機能がつくことは歓迎です。
私は、以前日本のネットの世界における極度の匿名性について、このブログでも掲載したことがありすま。その時の結論を下にコピペしておきます。
どんな世界でも、それが、現実世界であろうと、バーチャルの世界であろうと、まともな付き合いをするのであれば、自分の素性や、考えや、嗜好など表にださなければ、できない事だと思います。それが、表に出ると困るというのなら、ソーシャルメディアは一切使うべきではありません。人とと関わっていく中で、自分と他の人との考えや趣味・嗜好が異なったり、相反するのは当たり前であって、それを避けて通っていては、もともと人間関係など構築できません。その違いを乗り越えて、妥協点を見出すというのが、人間関係というものです。どうしても、自己を偽らないと他者との付き合いが出来ない人は、すでに自分の精神が崩壊しているとみなすべきです。そうして、インターネットの匿名性が、日本で新たな社会的イノベーションが起こらないことの背景にあるのではないかということも掲載しました。その内容を以下にコピペします。
日本のように、あまりに匿名性ばかりにこだわっていては、まともな付き合いもできないし、有用な情報も入ってこないということになります。それに、Facebookの中で行われているようなビジネスチャンスをつかむこともできないと思います。ビジネスチャンスまでいかなくても、SNSのなかにいろいろと転がっているべき機会など、受けることも提供することもできなくなります。そうして、ただのバーチャルワールドの中で時間つぶしにすぎなくなると思います。
日本では、いわゆる技術的なイノベーションは世界トップクラスですが、社会的イノベーションについては今一歩というところがあります。だからこそ、最近では、日本ではアップルがひきおこしたようなな社会的イノベーションもあまり見かけなくなったのだと思います。私は、その原因の一つとして、上記のような匿名性による弊害もあるのではないかと危惧しています。
匿名に関しては、相手が良くわからないうちとか、安全を危惧してのことであれば、問題はないですが、どこまでも、自己を偽ってでないとインターネットを使えないような人は、すくなくとも、twitterやその他のSNSなどのソーシャル・メデアは使うべきではありませんね。そういう人は、ソーシャル・メディアの中では、この女子大生と変わらず、他の人に迷惑をかけるだけの存在だからです。極度の匿名性に関しては、上記でも述べたように、社会の破壊につながると思います。精神が崩壊した人同士が、SNSで共倒れになるのはいた仕方ないにしても、まだ精神的に幼い子どもやそうではない人まで巻き込むことには問題があると思います。日本でもこのような認識機能などが、多くのSNSに取り入れられ、匿名性が低いSNSも出てくることを期待します。
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