2014年7月27日日曜日

集団的自衛権の影響 英語教育、パスポート用意する母親も―【私の論評】集団的自衛権が認められない国なんてあるとすれば、黄泉の国くらいなものなのに、一体どこに逃げようというの?西村幸祐氏も「気が狂ったとしか思えません」と評価するAERAの異常報道(゚д゚)!

集団的自衛権の影響 英語教育、パスポート用意する母親も
 
「戦争させるな!」。6月30日夜の首相官邸前。集団的自衛権に反対して1万人(主催者発表)
が声をあげた。閣議決定当日の7月1日も、夕方の首相会見前から多くの人々が集まった

万全の備えが抑止力になる。安倍首相は、こう集団的自衛権を正当化する。でも、その言葉に説得力はない。母親たちの声なき声は、直感的に「危険」を察知している

国の方向性が見えない中で、母親たちが子どもの将来を案じるのは、自然の流れだろう。千葉県に住む理系研究職の女性(44)は閣議決定後、「子どもたちには、自分の頭で考えて選ぶ力をつけさせたい」と、より強く思うようになったと話す。

都内の母親は、閣議決定後も連日、ツイッターなどで情報を集める。
斜め読みだった新聞も「政治面までちゃんと目を通すようになった」という

小学4年になる娘は1歳から英語教室に通わせた。自身の就職活動や働きながらの子育てを通して、この国で女であることの生きにくさを痛感してきたからだ。ただ、憲法改正に前のめりな安倍晋三首相の「妄想狂的なところ」に怖さを感じ、第2次安倍政権が発足した後、5歳の長男にも英語教育をほどこし始めた。いざというときの海外避難に備えて外貨預金をし、家族全員のパスポートも常備している。

閣議決定後、夫婦の会話は娘の中学受験の話から、集団的自衛権に変わった。政治に関する本を読み始め、少子化や高齢化についても考えをめぐらせる。

「特定秘密保護法も集団的自衛権も、来るものが来たなという感じ。自分の家だけで海外に逃げていいのか。ほかのお母さんたちがどんな思いなのかを知りたい」

元弁護士で2歳の娘がいる黒澤いつきさん(33)は昨年1月、30歳前後の弁護士仲間とともに「明日の自由を守る若手弁護士の会」を立ち上げ、共同代表を引き受けた。会員は現在、330人ほど。活発なメンバーは女性、とくに母親たちだ。今年6月には、法律用語を日常的に使う言葉に置き換えて解説した『超訳 特定秘密保護法』(岩波書店)を出版した。

前回総選挙で自民党が圧勝した瞬間、頭をよぎったのは生後8カ月の娘の顔だった。会の目的は、思想やイデオロギーではなく、何が起きているのか簡単な言葉やイラストで伝え、考える材料を提供することだ。カフェやレストランで憲法について学ぶ「憲法カフェ」を催し、じわじわ人気が広がりつつある。超訳本の著者の一人でもあり、この活動を始めた弁護士の太田啓子さん(38)も2児の母。やはり子どもの存在が後押ししていると、太田さんは言う。

「子どもがいなかったらここまでやらなかったと思う。母親になると、子どもの年齢で考える『子ども暦』が自分の中にできて、初めて50年後の社会を想像するようになります。ママたちの行動は、こうした体感に根差しているのです」

※AERA  2014年7月21日号より抜粋

【私の論評】集団的自衛権が認められない国なんてあるとすれば、黄泉の国くらいなものなのに、一体どこに逃げようというの?西村幸祐氏も「気が狂ったとしか思えません」と評価するAERAの異常報道(゚д゚)!

上の記事、あまりに酷すぎます。常軌を逸しているとしか思えません。これは、良くいわれる印象操作など飛び越して、立派なマインドコントロールではないかと思います。

マインドコントロールされる女性
こういう記事に関しては、良くネットでは基地外などと論評されることがあり、確か西村氏もツイッターなどでそのような表現を用いていたこともあったと思います。

その西村氏が、上の記事に関しては、「気が狂ったとしか思えません」という内容のツイートをしています。以下に、そのツイートの内容を掲載します。
私も、全く西村氏のツイートには賛成です。

そもそも、上の記事には著しい矛盾があります。

上の記事で、「安倍晋三首相の「妄想狂的なところ」に怖さを感じ、第2次安倍政権が発足した後、5歳の長男にも英語教育をほどこし始めた。いざというときの海外避難に備えて外貨預金をし、家族全員のパスポートも常備している」としていますが、集団的自衛権を認めない国など、世界中のどこに行ってもほとんどありません。一体どこに逃げるというのでしょうか?

NATO加盟国はそもそも、集団的自衛権を認めているから成り立ちます。国連軍に軍を出していた国すべての国は、無論集団的自衛権を認めています。

小銃を持ってジャングルを捜索しているコスタリカ警察

左翼系の人々から、しばしば軍隊のない国と喧伝されている コスタリカも実体は小数ながら米軍が駐留していますし、警察が軍隊以上の力を持っています。というより、この国では、警察が軍隊も兼ねているとみなすべきです。コスタリカでは、「集団的自衛権」などあまりにあたり前の既成事実であり、問題にも話題にもなりません。

公園ベンチに座って一手に M-16A1小銃を持っているコスタリカ女警察

このような現実があるのに、一体どこの国に逃げるというのでしょう。パスポートは日本政府が邦人が行った先の相手国に邦人の保護を要請するものですが、パスポートを用意して外国に逃げたとして、日本政府は相手国に対して特定の邦人のみに対して「集団的自衛権を行使するな」などと指示をだすわけにはいかないでしょうし、であれば、日本国内にいるのと同じことです。

どこに行っても危険ということになってしまいます。全く理解に苦しみます。この主婦は、こうしたことに疑問を感じないのでしょうか。

そういわれてみれば、集団的自衛権にあまり関係がないのは永世中立国である、スイスだけです。ただし、有事の際は焦土作戦も辞さない毅然とした国家意思を表明しそれに対して準備をしている国です。

こうしたことを本当に実行できるように、国民皆兵を国是としており、徴兵制度を採用しています。20-30歳の男子には、兵役の義務があります。女子は任意です。スイスの男性の大多数は予備役軍人であるため、各家庭に自動小銃(予備役の将校は自動拳銃も含む)が貸与され、予備役の立場を離れるまで各自で保管しています。多数の成人男子が予備役もしくは民間防衛隊(民兵)として有事に備えています。

平和国家であるスイスではありますが、スイス傭兵の精強さは、ヨーロッパの歴史上、殊に有名です。500年ほど前から、ヴァチカンの守備はスイスの傭兵が担っています。彼らは、法王の命を守るためなら、自分の命を賭しても最後まで戦うことでしょう。

ヴァチカンの守備を担うスイス人傭兵部隊

現在でも、スイスでは軍事基地が岩山をくりぬいた地下に建設されるなど高度に要塞化されており、国境地帯の橋やトンネルといったインフラには、有事の際に速やかに国境を封鎖する必要が生じた場合に焦土作戦を行うため、解体処分用の爆薬を差し込む準備が整っています。

仮に、国境の封鎖に失敗して外国の侵略を受けても、主要な一般道路には戦車の侵入を阻止するための障害物や、トーチカが常設してあります。東西冷戦の名残で、2006年までは、家を建てる際には防空壕(核シェルター)の設置が義務づけられていました。その数・収容率と強固な構造は他国の防空壕より群を抜いています。古い防空壕は地下倉庫や商店などとしても再利用されています。

現在でも鉄壁の守りを貫くスイス軍

仮にスイスに逃げたとすば、こうしたスイスの安全保障の枠組みに組み入れられるわけです。スイスに帰化したとすれば、子供たちが一定期間、徴用されるのは当然のことで、その後も予備役や民間防衛隊に組み入れられる可能性がかなり高いです。
こうしたスイスでさえ、10年程前には国連に加盟して、国連に協力して、海外に軍隊を派遣しています。ただし、これは、日本の自衛隊の海外派遣と同じく、後方任務などがほとんです。ただし、国連に加入ていなくても、スイスは、南北朝鮮の国境監視などのことは、行っていました。
しかし、集団的自衛権を否定する人々は、この意味を良く考えいただきたいものです。スイスがなぜこのようなことをするのか?

やはり、スイスといえども、自国だけで防衛するには、限界を感じてきているということです。だからこそ、国連に加盟して、国連にも協力して、軍隊の海外派遣を行ったりしているのは、集団的自衛権を確保するためでもあります。スイスが侵略された場合、他国がスイスを助けるために、参戦する可能性があるということ自体が、抑止力になるからです。

頑なに自国は、自国だけで守るということをつらぬけば、スイスが侵略を受けても、他国は無関心ということもありえます。

日本の特定機密保護法は、ザル法に過ぎませんが、日本以外の国には、はるかに厳しい特定秘密保護法がありますし、日本では未だに存在しない「スパイ防止法」もあります。

世界のこうした情報を報道しない大手マスコミにも問題がありますが、こういう事実を知ろうともしない、人々にも問題があると思います。

マスコミの報道を鵜呑みにして、それを情報源としして、他の情報を調べたとしてしも、正しい情報など得ることはできません。


マインドコントローされる人々

それにしても、日本以外のどの国に行っても、日本よりより厳しい特定秘密保護法はあるし、集団的自衛権の容認は当然のことですし、スイスは未だに徴兵制ですし、どの国でもスパイ防止法はあたり前のことであり、国家を基本単位として、安全保障の確保や、軍事力を確保するのは全くあたり前ですし、最近ではスイスですら、自国のみで自国を防衛は困難であるというふうに変わってきています。

そうすると、この地球に住んでいる限りは、上の記事の「都内のは母親」なる人の、考えは全く通用しないということになります。この母親は、不可能なことを求めているということになります。

そうして、これをAERAは、報道しているわけで、そもそも不可能なことを記事として取り上げ掲載しているということになります。

これに関しては、いわにる「日本国財政破綻論」に近いものがあります。マスコミは、「日本国財政破綻論」再三ぶちあげ、徹底的に国民を洗脳したようにみえました。たとえば、野田元総理大臣や、安住財務大臣は、実際に洗脳されてしまったようです。

民主党政権当時の野田総理大臣と安住財務大臣
しかし、現実には、日本国財政破綻に備えて実行動をしている人などほとんど存在しません。海外に資産を移す人も例外的な人はごく小数いますが、そんな人には滅多にお目にかかりません。無論これは、例外的な人は存在しています。マスコミもそれを取り上げたこともありますが、最近ではほとんど見なくなりました。

日本国財政破綻を本当に信じるならば、大きな資産を持つ人は、ドル建などにして、海外に資産をうつすべきです。それに、個人でも、機関投資家などでも、日本が財政破綻すると本気で信じるなら、それを金儲けにつなけることもできます。

その手段として、クレジット・デフォルト・スワップなる方法で、儲ける手段もあります。しかし、これを本気で実行している機関投資家や個人投資家にお目にかかったこともありませんし、報道もされません。

日本の財政破綻を報道し続けてきた大手新聞

日本国の弱体化を心から待ち望んでいる大手マスコミなど、こんな事実があれば、心踊らせて、連日報道すると思うのですが、そんなことはありません。ということは、事実上無視しうる人が実施しているか、皆無なのだと思います。

結局、大方の国民はそんなことは、信じてはいないのだと思います。たとえ、マスコミなどが騒いで、「そうかもしれない」などとは思いながらも、実行動に移す人はほとんどいないのです。

これと同じく、集団的自衛権が容認されたからといって、それが危険だと思い、実行動に移すような人は稀有な存在なのだと思います。そもそも、厳密な意味での、集団的自衛権を容認しない国などこの世に存在しないわけですから、それを本当に探すというのなら、黄泉の国しかないと思いますが・・・・・・・。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2014年7月26日土曜日

日本が常任理事国拡大を再提案へ、中国で反発の声「日本の野望を阻止しろ」「支持する国とは断交だ!」―【私の論評】もはや戦後体制は崩れた!今や新たな世界秩序を樹立する必要がある。ブラジルは日本の意向をくんで快く動いてくれるだろう(゚д゚)!

日本が常任理事国拡大を再提案へ、中国で反発の声「日本の野望を阻止しろ」「支持する国とは断交だ!」

23日、日本が常任理事国拡大に向けての安保理改革を提案する
方針だと伝えられると、中国版ツイッターにはコメントが相次いだ。

2014年7月23日、安倍首相は8月のブラジル訪問で、同国のルセフ大統領とともに国連安全保障理事会の常任理事国を拡大する安保理改革を提案する方針だ。両国はドイツ、インドを加えた4カ国グループ(G4)主導で、常任理事国を11カ国に拡大する安保理改革案を来年中に国連に提出する。4カ国主導での改革案提出は05年以来となる。

このニュースが中国でも伝えられると、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)にはコメントが相次いだ。

「無理だね」
「日本は米国と肩を並べる夢をまだ見てるの?」
「日本の夢はかなわない」

「ロシアを外して、ドイツを入れれば?」
「ロシアみたいなならず者国家は常任理事国に要らない」
「どんなに頑張っても、敗戦国はダメだね」

「日本を支持する国とは国交断絶すべし!」
「日本の陰謀を阻止せよ!」
「犬は永遠に犬だから」

「日本にはその資格があると思う」
「日本はきっと成功する」

【私の論評】もはや戦後体制は崩れた!今や新たな世界秩序を樹立する必要がある。ブラジルは日本の意向をくんで快く動いてくれるだろう(゚д゚)!

上の記事の、微博(ウェイボー)のコメントなど、歴史を知らない低級な中国人が書いているのが大部分であり、読む価値もありません。

国連とは、日本人は平和を意図する機関であり、世界平和を目指すものであると考えているようですが、それは全く異なります。国連(United Nation)は、第二次世界大戦の戦勝国のための機関です。これは、もっと多くの人々が知っておくべきことでしょう。



実際、国連憲章には、敵国条項という条項が今だに残っています。以下にその内容をウィキペディアからコピペさせていただきます。

国際連合憲章第2章では主権平等の原則をうたっており、第53条第1項前段では地域安全保障機構の強制行動・武力制裁に対し安保理の許可が必要であるとしている。しかし、第53条第1項後段(安保理の許可の例外規定)は、第二次世界大戦中に「連合国の敵国」だった国が、戦争により確定した事項に反したり、侵略政策を再現する行動等を起こしたりした場合、国際連合加盟国や地域安全保障機構は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できないとしている。 
第107条(連合国の敵国に対する加盟国の行動の例外規定)は、第106条とともに「過渡的安全保障」を定めた憲章第17章を構成している。第107条は旧敵国の行動に対して責任を負う政府が戦争後の過渡的期間の間に行った各措置(休戦・降伏・占領などの戦後措置)は、憲章によって無効化されないというものである。 
第77条は信託統治に関する条文であるが、その対象として「第二次世界戦争の結果として敵国から分離される地域」が挙げられている。「旧敵国」に対する扱いの条文ではないが、「敵国」の語が言及されているために「敵国条項」の一部として扱われている。 
第53条第2項では「本項で用いる敵国という語は、第二次世界大戦中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される」としているが、具体的にどの国がこれに該当するかは明記されていない。また107条の「責任を負う政府」についても同様である。しかしこれらはアメリカ合衆国・グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国・フランス共和国・ソビエト社会主義共和国連邦(継承国はロシア連邦)・中華民国(継承国は中華人民共和国)を含む51の原加盟国、すなわち第二次世界大戦における連合国を指すとする説が有力である。第107条の過渡的期間も明示されておらず、過渡的期間が「責任を負う政府」からの申し立てがない限り永久的に続くという解釈も存在する。 
これらの条文は、敵国が敵国でなくなる状態について言及しておらず、その措置についてもなんら制限を定義していない。このため「旧敵国を永久に無法者と宣言する効果」があるとされ、旧敵国との紛争については「平和的に解決する義務すら負わされていない」と指摘されている。 
日本国政府の見解では日本、ドイツ国(現ドイツ連邦共和国)、イタリア王国(現イタリア共和国)、ブルガリア王国(現ブルガリア共和国)、ハンガリー王国(現ハンガリー)、ルーマニア王国(現ルーマニア)、フィンランド共和国がこれに該当すると解釈している。一方でタイ王国は連合国と交戦した国であるが、この対象に含まれていない。またオーストリアは当時ドイツに(アンシュルス)、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国は日本に(朝鮮)それぞれ併合されていたが、旧敵国には含まれないという見方が一般的である。
未だ日本や、ドイツなど第二次大戦の敗戦国は敵国であり、安保理の許可がなくとも、敗戦国に対して軍事的制裁を課すことが容認されていて、この行為は制止できないとしています。

これは、終戦直後ならまだ理解できますが、戦後70年もたって、日本もドイツも当時とは随分変わりましたし、それにドイツなどとは異なり、日本は防衛戦争を行い、アジア諸国を西欧列強から守り、独立させたのですから、敵国条項が未だに適用されているなど、まったくもって理屈にあわないわけです。


それに、近年の中華人民共和国の状況をみていると、この敵国条項をそのまま捨て置くわけにはいなかないことは、はっきりしています。この敵国条項によれば、現中国は、 安保理の許可がなくとも、日本国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できないということになります。

そもそも、現在の中国である中華人民共和国と日本は、正式戦争をしたこともありません。中華民国「現台湾)とは、戦争したということになっていますが、これとて、日本が侵略したわけではありません。あくまで、防衛戦争です。

日本は、アメリカとイギリスとは戦争をしていますが、これらとは、正式に宣戦布告をして戦っているし、アメリカとイギリスもこの布告を受けて、戦争に突入しています。アメリカ側は、日本のパール・ハーバーは、宣戦布告の前に攻撃されており、日本は卑怯だなどとしていますが、それも、おかしな話で、もともと戦争を開始するときに、宣戦布告を前もって出してから戦争を開始するなどというルールはありません。

多くの国々が第二次世界大戦前にも、宣戦布告をせずに戦争を開始したことなどいくどもあります。何も、日本だけが、そうしたわけではありません。

韓国の23年12月10日、"大韓民国臨時政府対日宣戦声明
日本政府に布告文書は通達されておらず、実効性は皆無
そうして、日本は中華民国に対して戦線布告をしたことはなく、中華民国側も日本に対して戦線布告などしていません。だから、日本で中国との戦争を支那事変と呼び、支那戦争とは呼びません。そもそも軍事衝突と、戦争は同義ではありません。このあたりは、軍事衝突があれば、それを全部戦争と思い込む人たちには、なかなか理解できないことかもしれません。

ましてや、中華人民共和国(現中国)とは、戦争をしたことなどないわけですから、そういう国が、安保理の許可がなくとも、敗戦国に対して軍事的制裁を課すことが容認されていて、この行為は制止できないなどということは、全く理屈にあわないわけです。

こんなことは、アメリカが中華人民共和国と国交を樹立したときに、何らかの形で戦後体制そのものを変更して、新たな世界秩序を構築すべきでした。しかし、その当時から弱体化していた、ソ連をそのまま放置しておいたアメリカには、そのようなことは思いもよらないことだったのかもしれません。

そもそも、第二次世界大戦中の戦勝国のうち、ソビエト連邦は崩壊して存在しません。中華民国は、台湾に逃亡して、中国全土を掌握する状況にありません。それに、アメリカをはじめ、イギリス、フランスなど西欧諸国は経済的にも軍事的にも弱体化しています。

フランスなどは、厳密に言えば、戦勝国ですらありません。

日・独・伊 三国同盟祝賀会にて演説する松岡 洋介 氏
考えてみれは、日独伊三国同盟が調印されてから5年後に国際連合憲章がつくられ、国際連合が設置されました。現代史的な観点からすると、国際連合憲章など、本当に随分昔のままです。あの頃から世界は劇的に変化しています。こんなものが、現在の世の中に通用するはずがありません。全面的に現代にあわせて、つくりなおすべものです。

そうして、安部総理がブラジル訪問のときに、ブラジル訪問で、同国のルセフ大統領とともに国連安全保障理事会の常任理事国を拡大する安保理改革を提案するというのはまさに時宜を得ていると思います。このような安部総理の行動が、いずれ国際連合憲章を全面的に改める契機となるかもしれません。

ところでブラジルは、日本は大きな借りがあります。

それに関しては、このブログにも掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
クロマグロ禁輸否決、欧米主導に漁業国反発 EUは採択断念―中国が世界第二の経済大国になれない今、超巨大金満国家日本に期待が高まったか??
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に一部分のみコピペさせていただきます。
おそらく、世界中の国が、こうした日本を頼りにするとともに、脅威にも感じているかもしれません。たとえば、ブラジルなどは、日本からかなり金を借りていますから、その金を全部日本に返しただけで、国は財政破綻です。そのような国、それに近い国、あるいは、その予備軍など世界にはたくさんあります。そんなことはありえませんが、アメリカだって、日本が貸している金を一度に全部返したら破綻するでしょう。ロシアも日本のお金が欲しくて、欲しくてしょうがありません。中国もそうです。これからしばらく、ロシアや、中国の傍若無人な態度はなくなるかもしれません(管理人注記:日本が経済援助を外交カードとして用いた場合を想定しています)。
それに、脅威だけではなく、大きな期待もあることでしょう。何しろ、日本は国民やマスコミが思ったり報道したりするのとは裏腹に巨大金満国家ですから、今後かなり期待できます。それは、日本の大方のマスコミな政府がなぜか、ひた隠しにして、国民にも外国にも知られないように努力しているようですが(笑)、他国も馬鹿の集まりではなく、それなりに優秀な情報網を持っていますから、もう、すでに知っていることです。日本国民の多くはこれを知らされていません。
ブラジルは、新興国として伸びてはきましたが、脆弱な経済基盤あるには違いありません。しかし、大方のブラジル人は日本から借金をしているなどの感覚はありません。連中は、金を返すということなど眼中にないようです。しかし、ブラジルに対する援助などは、すべて日本国民の税金などから賄われています。

ブラジルの熱いサッカーファン?

日本のブラジルに対する、経済協力については以下の記事を参照して下さい。

日本の対ブラジル経済協力

この記事自体は古いものですが、昔からこのようなことをやってきたということで掲載しました。

この事実を全く気にしない、ラテン系特有の馬鹿の壁を彼らは築いているわけです。であれば、たまには、このような国にもノータッチの外交カードを切ったり、金をむりやり返させるように圧力をかけることなども有効です。ここしばらく、日本はデフレで、多くの国民が、雇用減・賃金低下で苦しんているわけですから、いずれ、日本国民からブラジルのような国に対しても怨嗟の眼差しが向けられることも十分考えられます。ブラジルは、反日ではないし、どちらかといえば、親日的だと思いますが、それにしても、全く返す気も何もないというのでは、いずれそのようなことにもなりかねません。

ブラジル リオ・カーニバルのダンサー

こういうブラジルでも、日本が常任理事国になれるように努力すれば、借金返済は後回しにしてやっても良いと思います。そうして、ブラジルはそれを期待して、日本の意向に従い、快く動いてくれる可能性が大です。

こういうところに、目をつける安部総理もしくは、総理のブレーンは大したものだと思います。それにしても、日本の外交もだんだんと力をつけてきたと思います。政府・総理主導の外交もしっかりしてきましたが、外務省もまともになってきました。政府がまともなことを言えば、外務省もやりやすくなるということです。

それにしても、反日マスコミは、安部総理のこうした行動も分析せず、するつもりもなく、中国様の意図を反映した記事を掲載し続けるのだと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか。

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【西村幸祐氏ツイート】これを報道しなくて、どこに同行記者団の意義があるのか?歴史的に意義深い安倍首相の豪州訪問!!―【私の論評】安部総理のオーストラリア訪問は、ただの親善訪問にあらず、総理の深謀遠慮によるもの(゚д゚)!これを報道しない日本のメディアは中華の下僕か?



中国 国際包囲網で日本に圧力か―【私の論評】中国は、年末・新年にかけて安倍総理のモノマネ・コピー外交始動!理念なき外交は効を奏するはずもなく、ますます世界で孤立感を高めるだけか(゚д゚)!


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2014年7月25日金曜日

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 増税路線を遮二無二進める財務省 ついに「消費税10%超」が動き出した―【私の論評】このままでは、いずれ財務省は解体される、組織として本当は何をどうすれば良いのかよく考えて立ち直っていただきたい(゚д゚)!

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 増税路線を遮二無二進める財務省 ついに「消費税10%超」が動き出した

高橋洋一氏
   先日ツイッターで、「Z省の暗黒史は小泉時代。増税はストップで、特殊法人民営化で天下り先はなくなるから、踏んだり蹴られたり。民営化は株式売却収入だけではなく、補助金機関が納税法人に転化するので、財政収支好転で増税勢力には不都合。民営化反対勢力と増税勢力に親和性があるのは意外と知られていない」と書いた。

   もちろん、Z省は財務省のことで、いろいろなコメントが来た。

小泉政権時代と「増税なしで財政再建」
   その中で、面白かったのは、私の見立てとは逆に、「マスコミでは、小泉首相が財務省の『後ろ盾』として予算を削減して、小泉政権時代は財務省にとっては財政改革が進んだ『よき時代』と思っている」というものだった。

  しかし、 この「増税なしで財政再建」という事実は、財務省にとって不都合だ。多くのマスコミはこの事実を忘れ、財政再建のためには増税やむなしというが、それを根底から覆す話だ。また、小泉政権時代、筆者は特殊法人民営化とともに特別会計の埋蔵金発掘もやらせてもらい、大いに財政改革をやりながら「増税なし」に貢献したはずだが、財務省の諸先輩からは「それを行ったから財務省を裏切ったと言われるのだ」と再三にわたって注意を受けた。

「財務省が財政改革をするはず」?
   マスコミ諸氏のいうように、財務省にとって小泉時代が「よき時代」なら、当時の政府資産売却反対、埋蔵金取崩反対は何だったのだろうか。マスコミは、財務省が財政改革をするはず、というか財務省にそうしたレクを受けて信じ込んでいるにすぎない。
 
   現在財務省は増税路線を遮二無二進めている。政権運営に不慣れな民主党時代に消費税増税法案を成立させ、安倍政権で8%への増税をまず実現させ、さらに10%への再増税(2015年10月)について、今年(14年)12月には、最終判断が予定されている。さらに、次の10%超への消費税増税に向けて動き出したらしいという噂がある。そこでは、経済成長、資産売却や埋蔵金の話などは、再増税、再々増税に不都合なので一切出ない。ひょっとしたら、消費税増税後の今の景気の落ち込みさえ、再増税の口実にするのかもしれない、という予感さえする。

   今と小泉時代のどちらを財務省がいいと考えているのか、答えは明らかだろう。

上記は、要約記事です。この記事の詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】このままでは、いずれ財務省は解体される、組織として本当は何をどうすれば良いのかよく考えて立ち直っていただきたい(゚д゚)!

デフレの最中に消費税増税をすると、消費がさらに冷え込み、税収の源泉である国民所得が減り、課税対象そのもが大幅に減ることが予想されます。消費税増税によって、消費税による税収は増えますが、国民所得を源泉とする所得税・法人税などが大幅に減少し、結局それが消費税増加分より上回り、全体として税収が減るおそれが十分にあります。

もしそうなれば、税収そのものが減ってしまうわけで、そうなれば、財政再建などできなくなるおそれが十分にあります。昨年辺りでは、イギリス、イタリア、スペイン、ポルトガルなどのEU諸国が、財政再建を目指すという目的で、日本でいうところの消費税増税をしましたが、これらの国々すべてにおいて、税収総額が減り、増税は、結局財政再建にはマイナスの効果しかありませんでした。

日本においても、過去の2回の消費税増税のときは、結局消費の冷え込みにより、国民所得が小さくなり、所得税収などが減少し、それが消費税増税分を上回り、全体の税収ではマイナスになりました。

ただし、前二回の増税時には、日本はまだデフレではなく、賃金が下がっている状況ではなく、わずかながらも上昇している最中での増税でした。今年5月には、消費などの景気指標が一気にかなり悪化しています。

日銀は小泉内閣の時期にだけ例外的に、金融緩和をシましが、その後第一次安倍内閣になってから、金融引締めに転じましたが、それでも、日本はまだデフレではありませんでした。

しかし、今回は日銀は金融緩和をしているものの、まだ日本はデフレから脱却しきっていない時期の増税ですから、今回の消費税増税はかなり大きな悪影響を及ぼすことは明らかてす。

もともと、デフレ期の消費税増税は、財政再建には役立ちません。逆の効果を及ぼします。そうして、増税などとは全く関係なく、財政再建の方法はあります。それに関しては、私が解説するより、これも、高橋洋一氏が解説したいた記事がありましたので、そのURLと一部を以下に掲載します。
消費税増税せずとも財政再建はできる――嘉悦大学教授 高橋洋一
増税なしの財政再建策は、アベノミクスによるデフレ脱却すなわち名目GDP成長率アップと、歳入庁創設や消費税のインボイス制度導入による不公平是正かつ増収策である。
これによって財政再建が可能なのは、一部を行った小泉政権でさえ財政再建の実績があることから明らかだろうが、これまでの連載コラムに書いたものからも数量的に確認できる。5月30日付け連載コラム『経済財政諮問会議が放ったとんでもない“矢” 「財政健全化を第4の矢に」は正しいか』では、アベノミクスの数量分析をしている。同コラムのグラフ3から、今のアベノミクスの金融緩和によって2年後は名目GDP成長率は4%程度超になる。となると、同コラムのグラフ2から、その時の基礎的財政収支対名目GDP比は悪くても▲1.2%程度である。
そこで、歳入庁創設で10兆円(名目GDP比2%)や消費税インボイスで3兆円(名目GDP比0.6%)の増収があることを考えると、基礎的財政収支対名目GDP比は、▲1.2+2.6=1.4%以上もプラスになる。これで財政再建は終了だ。
社会保障費が毎年1兆円増えて大変という話も基礎的財政収支の中に含まれている。債務残高がGDPの2倍になっていて大変という話も、5月30日付けラムで数式で説明しているように、基礎的財政収支対名目GDP比がプラスになれば何の心配もいらない。
歳入庁創設や消費税インボイスは、公平な社会保障政策を実施したり、公正な税執行を行うために必要な社会インフラだ。これらはどのような社会保障政策、税制をとるにしても必須なので、これらは増税派でも否定できないものだ。それらをやらずに、消費税増税をするのでは、官僚の歳出権を増やすだけで、経済成長にも財政再建にもつながらない。
 私は、実はこの記事のタイトルには賛成しかねます。この記事のタイトルは、「消費税増税せずとも財政再建できる」とありますが、これでは、あたかも消費税増税をすれば、財政再建ができるが、消費税増税しなくても、財政再建ができる方法があるという意味に受け取れます。

高橋洋一しも、無論そんなことはなく、増税すれば、財政再建はますます困難になることを知って折られると思います。

であれば、上の記事のタイトルは本来、「消費税増税をすれば、ますます財政再建は遠のく、本来の財政再建のあり方」などというようなタイトルにすべきだったと思います。

私は、皆さんが、この記事を読む際には、本来は、私が提案したタイトルのほうが、相応しいということを念頭に置いて読んでいただけたら幸いです。

仮に、来年から10%増税をした場合、今年の5月でも経済指標がかなり、落ち込んでいるので今年も経済が悪化することが十分予想できるのですが、来年になるとさらに悪化することが懸念されます。懸念というより、経済の落ち込みは確定したようなものです。

そうなると、デフレはさらに深化して、昨年あたりの景気の良さなど帳消しになると思います。そうなると、また財務省は15%増税を打ち出すことでしょう。

15%にすれば、景気はまた落ち込み、税収が減り、今度は20%増税を打ち出すことになります。

これでは、きりがありません。50%増税にしても、ますます景気は冷え込むばかりです。

しかし、そうなると、国民も馬鹿ではないので、政府や財務省に対して批判的になります。その時に、昔の大蔵省解体のようなことがおこるかもしれません。これは、単なる空想にも過ぎないようにもみえますが、このまま増税を幾度なく繰り返すとなれば、そうなります。

財務省としては、大蔵省が解体されたように、財務省も解体されることを望んでいるのでしょうか。国民の憤怒のマグマが財務省や政府に向けられ大変なことになっても良いのでしょうか。

そんなはずはないと思います。財務省は、常識的な道を歩むべぎてす。それはどういう道かといえば、公共工事の供給制約がある現在においては、公共工事が経済に及ぼす影響も少ないため、所得税減税、給付金政策、それも再配分的にこれらを行うことです。

これで、直近の貧困問題など緩和しつつ、日銀には金融緩和政策を継続してもらい、こんごなるべくデフレから一刻も早く脱却して、マイルドなインフレになるようにします。

そのままにしておけば、いずれ、インフレが亢進するようになります。インフレが亢進したときには、財務省は、増税を実施して、過度のインフレを是正すれば良いのです。

そうすれば、まともな政策を実施している財務官僚の評価も高まり、財務省も国民から感謝され、官庁のなかの官庁として、君臨することができるようになります。こうなれば、国民も財務省を信頼し、官庁の中で君臨しても、当然のこととして受け止めるようになると思います。

今のままでは、過去の大蔵省がそうであったように、財務省もこのまま増税路線に突っ走れば、いずれとんでもない破局の憂き目に合うと思います。もし、そうなったら、財務省など5つくらいに分割され、分割された部署などは、官庁の中でも、小さく非力な存在となり、他省の後塵を拝する、あまり重要でない役所に成り下がると思います。

財務省解体論
以前は『大蔵省解体論』という書籍があったが、実際に解体
されたため、現在てはこのような書籍が販売されている

エリートが行くところではなく、一応お役人という立場に甘んずるしかなくなる可能性も大です。現在の財務省のトップクラスにある人々はそれでも良い天下り先に行ける可能性があるので、良いかもしれませんが、もっと若い層の人々かそうした憂き目にあうかもしれません。

財務省の有能な若手官僚の方々、それで良いのですか?大蔵省がなぜ解体されたか、今一度思い起こすべきです。

私はそんなことは、国民にとっても、財務省にとっても良いことでは無いと思います。

財務省、組織として、本当は何をどうすれば良いのかよく考えて立ち直っていただきたいものと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2014年7月24日木曜日

他社製、詰め替え販売…期限切れ肉で中国報道―【私の論評】中国様の報道に熱心な日本マスコミは、まるで真夏のミステリーのよう。自ら中国の工作に加担していることをみせつけてくれて有難う、手間が省けた(゚д゚)!(゚д゚)!

他社製、詰め替え販売…期限切れ肉で中国報道


期限切れ肉を納入してた上海の工場の取引先


上海にある米食肉大手OSIグループの子会社「上海福喜食品」が品質保持期限を過ぎた肉製品をマクドナルドなどに出荷していた問題で、上海のテレビ局「東方衛視」は24日までに、同社が、他社製の冷凍鶏肉を自社の箱に詰め替えて販売していたと報じた。

期限切れ肉の使用以外にも、同社の管理体制に問題があった可能性が高まっている。

同テレビの報道などによると、同社の従業員は、数百メートル離れた場所にある物流会社の倉庫内で、別の食品会社製の冷凍手羽先ともも肉を「上海福喜」と書かれた箱に詰め替えていた。この食品会社は、上海福喜から鶏肉生産の委託を受けていたという。

また、冷凍保存しなければならない商品にもかかわらず、この倉庫に冷凍設備はなく、常温状態の中に数十箱が置かれていたという。

この記事の続きは、こちらから(゚д゚)!

【私の論評】中国様の報道に熱心な日本マスコミは、まるで真夏のミステリーのよう。自ら中国の工作に加担していることをみせつけてくれて有難う、手間が省けた(゚д゚)!


今回の事件を何回も報道し続けた日本のマスコミ

この事件中国の報道機関が暴露し、報道しました。そうして、日本国内でもかなり報道されています。中国では、このような食品に関する安全性にかかわる問題など、日常茶飯事なので、これは一体どうしたものかと、この背後にあるものは何なのかと、この報道された直後からかんがえていました。

そうして、いくつかの考えがありましたが、中国問題に詳しい石平氏が以下のようなツイートをしていたので、確信を深めることができました。
そもそも、中国の食品の安全性は、あの毒餃子事件や、メラミン入り牛乳事件などで、日本人には周知されていることです。それに、中国内の食用油のかなりの部分には、地溝油(下水の油を回収して生成したもの)が混入していることも明らかにされています。

このような事件があったにも関わらず、中国には食品の安全性を守る公的機関が未だに存在しません。いくつかの機関による無責任な監視体制があるだけです。

だから、このような事故が起こるのは当然のことであり、日本や米国などの外国企業は自分で監視するしか信頼できる監督方法はありません。だから、日本の企業も現地向上の監視をしていたところもありますが、それでも今回のことは発見できなかったところもあります。

中国の食品は危険であるとの認識は前からあった

しかし、この事件考えれば考えるほど、不自然です。まずは、あれだけ中国国内で食品の偽装や、危険なことが繰り返し行なわれていて、そのことは中国でも、日本国内でも報道されているにもかかわらず、なぜか今回の事件だけが、群を抜いて中国のテレビ局の報道が、長期的で執拗であったことがあげられます。

それに、日本国内でも連日のように報道されました。日本国内で実際に被害を受けた企業は、数社であり、それも、すぐに原材料の仕入先を変更しています。この程度のことなら、普通なら、一日一回から数回報道するくらいで今までは終わってきたはずです。

しかし、日本のマスコミは異例ともいえるほど、長期にわたってこの報道を繰り返しました。

私はかねてから、日本のマスコミは中国の意図を反映しているということがいわれ、実際そのような報道がなされている事例も様々な人に指摘されていますが、自分自身でもなにかそのようなことを探すことはできないかと考えていましたが、それが成就されたかたちになったと思います。

日本のテレビ局などでは、中国の報道をそのまま報道したり、様々なコメンテーターが様々なコメントをしています。

しかし、皆さんもお気づきになっているとは思いますが、中国の側の意図は脆くも崩れています。これら一連の、中国や日本の報道機関による「期限切れ肉」の報道は、米国を虐めることで、中国批判を強める米国政府に圧力をかけるどころか、中国の食品に対する安全対策の杜撰さをさらに強く印象付ける結果となりました。

中国の報道官

これでは、逆効果です。特に、日本のマスコミによる報道は、中国様の意図に反して、アメリカを虐めることにはならず、さらに日本国民の中国不信をさらに加速する結果となりました。

今後、中国が今までの態度を改めない限り、日本に対する官製主導の反日活動も国内では展開できなくなった今日、日本に対して、米国に対しても、何らかのキャンペーンを実施しようにも、このようにすぐにボロがでてしまうだけになると思います。

中国側も、米国を貶めるというのなら、中国内報道でも、日本国内報道でも、もっと注文をつけるべきでした。もっと米国を中傷するような筋立てや、この会社の米国側の管理体制の杜撰さを報道すへきでした。今回の報道は、結果として、米国よりも中国の威信を貶めてしいました。

もう、中国のプロパガンダは効き目がなくなりつつあります。効き目のない中国のプロパガンダを報道し続ける日本のマスコミも、これを行えば、行うほどボロが出て、日本のマスコミは、日本のために存在するのではなくて、中国様のためにあることを表面化させるだけの結果なります。それにしても、マスコミ、これから10年以内に崩壊するかもしれない現在の中国の体制に、奉仕して一体どうするというのでしょうか。本当に真夏のミステリーです。

そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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2014年7月23日水曜日

【主張】教組ツアー 教育の場にふさわしいか―【私の論評】時局という言葉を理解できない大分県教職員組合は、新たなタイプの機能的非識字者か?

【主張】教組ツアー 教育の場にふさわしいか

新聞に掲載された大分県教職員組合の広告

夏休みに子供を連れて行く場所なのか。大分県教職員組合が、中学生と保護者を対象に、韓国の慰安婦関連施設などを見学するツアーを募集していた。

旅行業者ではない教職員の組合が旅行業法に反する違法な募集を行っていたことに驚く。同時に慰安婦の「強制連行」など根拠のない主張による反日的な施設に連れて行くツアー内容も看過できない。

問題のツアーは今月25日から2泊3日の予定で、大分県内の中学生と保護者を対象に、大分県教組が企画した。今年5月に地元紙に「親子で学ぶ韓国平和の旅」として募集広告が出された。

ツアーでは韓国の中学校での交流のほか、見学場所として「日本軍『慰安婦』歴史館」などがあげられていた。旅行代金は県教組が一部助成しているといい、2万5千円と、かなり安い。

今回の問題では教組が直接申し込みを受け付ける募集形態などが旅行業法違反とされ、観光庁から改善するよう指導を受けた。教組は「旅行内容については問題ないと考える」としているが、ツアー内容こそ教育上不適切である。

見学先の「日本軍『慰安婦』歴史館」は、日本が慰安婦を強制連行したなどとする韓国側の一方的な主張に沿う象徴的な施設だ。見学場所では現地ガイドらからの偏向した説明も懸念される。

慰安婦問題では、平成5年の河野洋平官房長官談話に対する政府の検証が行われ、強制連行を直接示す証拠はないことが確認されている。事実を歪(ゆが)める反日教育はやめてもらいたい。

大分県教組は平和事業の一環として、こうした旅行を企画し、12回目になるという。教育委員会は見過ごしてきたのか。希望者だけが参加する旅行だからといって放置できない問題だ。戦争の写真や展示など見学の機会は、教科書だけでは分からない時代の様子などを伝えてくれる。しかしやり方や使い方を誤ると弊害が大きい。

特に中学生という義務教育段階では、年齢段階に合ったバランスの取れた教育内容が一層求められる。日本を不当に貶(おとし)め、歴史の陰ばかり強調しては、学ぼうとする気持ちも起こらない。

今回の問題では教組の助成金の使い方などもチェックすべきだ。文部科学省も事態を把握し、是正してほしい。

この記事、短いですし、短期間で削除されてしまうことも想定されるので全文掲載させていただきました。
【私の論評】時局という言葉を理解できない大分県教職員組合は、新たなタイプの機能的非識字者か?

大分県教職員組合のHPに日が蹴られているマーク


上の記事を見ている限り、大分県職員組合は、「時局」という言葉をほとんど理解していないようです。

ちなみに、「時局」の言葉の意味を下に掲載しておきます。
国家・社会などの、その時の情勢。世の中の成り行き。使用例:「重大な時局に直面する」
ここ日本でいえば、日本国家・社会などの、その時の情勢をいいます。

「日本という国家・社会」を主語とした、その時の情勢ということです。

まあ、教職員組合には、日の丸掲揚や国歌斉唱に反対していますから、一般に「日本という国家・社会」 とい観念は最初からないのかもしれません。

それにしても、あのセウォル号があったり、これに関連したヘリコプターの墜落事故があったり、地下鉄事故がありましたし、これに対する韓国政府の対応策がはっきりもしていない今日、イデオロギーなど抜きに、安全面からも時局をわきまえれば、このような旅行は見合わせるべきです。

それに、あの河野談話が、韓国政府の思惑かなり取り入れた、河野談合であったことが明るみ出た今日、「日本軍『慰安婦』歴史館」を含めたツアーなど、時局が許さないはすです。

一体彼らは、「時局」をわきまえることがこれからもできるのでしょうか。

たとえば、「時局」の中の一部でもある韓国の経済状況は一体どうなっているのか、彼らはほんのすこしでも理解しているのでしょうか。

このブログでも、韓国経済はかなり危険な水準であることを何度か掲載させていただきました。

現在の韓国経済を理解するのに、以下の記事は最新の情報が、コンパクトにまとまっていて、大変役に立ちます。
経済評論家・上念司が"韓国経済の今"を分かりやすく解説

経済民主化は夢のまた夢!?韓国崩壊の危機!?韓国経済を巡る情報は嘘か真か!韓国経済の崩壊が叫ばれているが、実際にどのような危機に直面しているのか。そしてもし韓国経済が崩壊したら日本はどのような影響を受けるのか。"韓国経済の今"を解き明かす!経済評論家 上念司崩壊寸前と言われ続ける韓国経済はデフレの危機に直面!韓国政府が採っている経済政策の是非を判断する際には、政府が目標として設定しているインフレタ…
詳細は、この記事をご覧になってください。でも、このような記事をみても、教職員組合には通じないのだと思います。経済が駄目になるということは、それだけ犯罪が増えるということです。それに反日活動も未だに盛んな韓国に行くということは何を意味するのか?まともに識字力のある人なら、これは容易に理解できるものと思います。

ところで、最近は新たなタイプの非識字者が増えいるそうです。以下にそれを説明する記事のURLを掲載します。
新たな「非識字者」が増えている:Facebookを読めても、現実は理解できない人たち
以下にこの記事の要約を掲載します。詳細は、是非この記事をご覧になって下さい。

新たな「非識字者」が増えている:Facebookを読めても、現実は理解できない人たち
機能的非識字者とは、自分の名前は書けるし、Facebookで近況をアップロードできるけれど、「社会の中で能動的に活動するため、自身の目的を達成するため、自身の知識や能力を発展させるために、文章を理解し、評価し、利用し、関与していく能力をもたない人」のことでもある。
「非識字者」とは、読み書きのできない人だけを指すのではない。読み書きはできるけれど、新聞記事の内容を理解できないなど、満足に使いこなすことのできない「機能的非識字」が存在する。
「機能的識字能力」とは、興味深い本を選ぶ能力、読書に没頭する能力、新聞を購入する選択、経済的・政治的提案をその(非常に大きな)総体において評価する能力のような、ひとりの人間を機能的非識字者ではなく能動的な市民にする能力のことだ。 
彼らもまた、私たちの学校からしばしば落第していく若者たちと同様にガス料金が値上げされてようやくウクライナの紛争を問題と思う、あの大勢の人々の一部となる危険がある。(ブログ管理人注: この記事はイタリアで書かれたもので、イタリアもロシアからパイプラインで、ガスを輸入しているので、ウクライナ問題はガス料金に直結しています)
 「時局」とは、まさに、新聞報道などの文字情報などを「機能的識字能力」を駆使して、理解するものです。大分県教職員組合は、「時局」という文字を「じきょく」と読むことはできても、その機能的な意味は理解できないのだと思います。

韓国の大学生には漢字非識字者が多い

「時局」に関しては、詳細までは知っている必要はありませんが、少なくとも大括りで知っているのが、大人というものであり、それを知らないものはそもそも「教育」にかかわるべきではありません。

そもそも、「機能的非識字」者が、教育などにかかわるべきではありません。機能的非識字者は、もう一度まともな教育をうけるべき存在であり、こういう人たちに子どもを教育されてはたまったものではありません。

こういう「時局」を全く解せぬ連中が、子どもたちの教育に関わるなどもっての他です。教職員組合など、解体すべき思います。

そう思うのは、私だけでしょうか?

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2014年7月22日火曜日

日本株を見誤る、2つの「曇ったレンズ」日経平均は今後も上昇?日本株の正しい見方とは―【私の論評】増税の悪影響を小さく見積もったり、成長戦略に過度の期待を寄せるのは間違い(゚д゚)!

日本株を見誤る、2つの「曇ったレンズ」日経平均は今後も上昇?日本株の正しい見方とは

東洋経済ONLINE(村上 尚己 :アライアンス・バーンスタイン マーケット・ストラテジスト兼エコノミスト)


東京証券取引所は本日、売買が多い一部銘柄の株価の刻み
幅を現在の1円から、10銭や50銭に変更して取引を始めた


まずは、時計の針を3か月ほど前に戻そう。筆者は、日経平均株価が1万4000円台半の水準でこう着状態だった4月28日のコラム「日本株は、もう上昇しないのか?」で、「日本株が投資対象として魅力的である」と述べた。次に停滞が続いた5月26日のコラム「日経平均1万4000円台は、魅力的な水準」でも、同様の相場観を強調した。その後、6月初旬に日経平均は1万5000円台を回復し、現時点では1万5000円台半ばと、上昇トレンドを保っている。

幸い、私の予測は正しかったわけだが、それとは別に、7月半ば現在、年初からのTOPIXのリターンはまだ2%前後のマイナスだ。一方、米欧株は年初から6~7%プラスのリターンとなっており、日本株のリターンが10%ポイント程度アンダーパフォームしている。5月半ばには、約15%日本株がアンダーパフォームしていたので、それが6月以降やや縮小している状況だ。

日本株の復調をもたらした、第一の要因は、海外において米中の景気下振れや地政学リスクなどの不確実要因が和らいだことである。それゆえ、基本的には、1万5000円台半ばから日本株の上昇が続くかどうかは、海外経済・米欧株市場の方向次第と考えるのが妥当だろう。

具体的には、米国経済が巡航速度に戻り堅調な雇用回復が続くか、足元で回復モメンタムが弱まっている欧州経済が再び復調するか、そして新興国経済停滞の元凶だった中国経済の持ち直しが続くか、である。現状、欧州経済の回復が鈍っていることを除けば、世界経済の状況はおおむね良好である。

また、日本株の復調をもたらした第2の要因としては、消費増税による日本経済の落ち込みが和らいでいると認識され始め、2014年度の企業業績悪化懸念が和らいだことが挙げられる。実際に、消費増税が実現した4月以降の消費関連データの中には、4月半ばから戻りつつある指標がある。

ただ、実際に、消費増税後の日本経済の落ち込みが軽微だったかというと、決してそうではない。個人消費の駆け込み需要と、その後の5月までの大きな反動減は、前回増税が実現した1997年とほぼ同じある。事前の想定どおりに日本経済は大きく落ち込んだと筆者は判断している。

そして、2014年度は増税の足かせで個人消費回復は期待できないが、春先からの設備投資や輸出の回復で日本経済は復調すると予想している。ただ、こうした筆者が描くストーリーの蓋然性が高まっていると判断できるほど、明確に強い経済指標は今のところない。多くが大きな落ち込みから少し戻っているという、当然の経路をたどっているに過ぎない。こうした意味で、日本経済の状況は、日本株の見通しにとってニュートラルと筆者は判断している。

以下の2つの「曇ったレンズ」を通じて、日本株市場を見てしまうと、今後投資判断を誤りかねない。「思わぬ損失」を被るリスクが高まろう。

第一の曇ったレンズとして、仮に6月以降の日本株の戻りが、この第2の要因、増税後の景気動向への見通しの変化がもたらしているとすればやや心配である。日本経済については、良い、悪い経済指標も混在しているのに、景気動向に対して楽観方向に傾いていることになるためだ。

第二の曇ったレンズとして、安倍政権の成長戦略が6月末に固まり、これが日本株高をもたらしたとの見方もあるようだ。ただ、これまでも説明してきたが、政府が掲げる「成長戦略」には期待するのはまだ時期尚早だし、そして成長戦略のプランの中には、成長阻害につながる危ういメニューも混在している。外国人投資家のアベノミクスに対する期待が戻ったという解釈なのかもしれないが、これも、先に述べたのと同様、「曇ったレンズ」を通じて株式市場を見ているのと同じだろう。

以上の記事は要約記事です。詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】増税の悪影響を小さく見積もったり、成長戦略に過度の期待を寄せるのは間違い(゚д゚)!

以上の村上氏の記事と同じようなことを私は、このブログに何度か掲載してきました。ただし、私は政局のからみで掲載してきましたが、村上氏は上の記事で、ストラテジスト兼エコノミストとしての見解を述べているということです。そうして、私はこの村上氏の見方は、正しいと思います。

村上 尚己


村上氏が語っているように、増税の悪影響を小さく見積もったり、成長戦略に過度の期待を寄せるのは間違いです。村上氏は、他の多くの民間エコノミストが経済のことをあまり咀嚼しないで、頓珍漢なことを語っていて記事を読むと何やら消化不良をおこした気分になるのとは対照的に、経済・金融に関する知識も豊富で、まともな論理展開をするので、信頼がおけます。

村上氏の上の記事で述べている、第一の曇ったレンズである、増税の影響を小さく見積もることのリスクについては、このブログにも何度か掲載してきていますので、その一番新しいもの(昨日)の記事のURLを以下に掲載します。
政府月例経済報告に異議あり!消費税増税の悪影響を認めたくない政府に騙される政治家とマスコミ―【私の論評】財務省はジレンマに陥っている。安部総理と、そのブレーンは肉を切らせて骨を断つ戦略を実行している(゚д゚)!これこそが隠し球かも?
消費者物価指数は明らかに、前2回の増税直後より、悪化している

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事で、私は消費税増税後に明らかにいくつかの経済指標がかなり悪化していることを政局のからみで掲載しました。

経済指標が悪化しているにもかかわらず、このまま経済対策、特に財政政策を実施しなければ、9月か、10月になれば、景気は明らかに悪化して、それを判断材料として、来年の10%増税を判断することになれば、見送られる可能性が高まるであろうとの予測ををしました。

いずれにせよ、直近で、減税・給付などの対策を行なわなければ、上の記事で村上氏が懸念しているように、経済は落ち込み、それに呼応して株価も下がる可能性が大ということです。

第二の曇ったレンズに関しては、まずは、成長戦略なるもののうち、規制緩和以外の成長戦略は、もともと、長期にわたって実現されるものであり、ここ数年以内の経済にとっては、あまり関係ありません。

国レベルで、一つの新たな産業を起こしたり、既存の産業を変えたりすることは、たとえうまくいっても、少なくとも10年くらいはかかるものです。ここ、3年から5年以内に経済に大きく影響を及ぼすことはありません。だから、数年のスパンでは株価などの面からは無視しても良いくらいです。

実施して、すぐに効果が現れるものとしては、規制緩和がありますが、これが曲者で、上の記事で、村上氏が述べていたように、成長阻害につながる危ういメニューも混在しています。規制緩和が実施された場合、それがどのように株価に反映されるのか、見極める必要があります。

それともともと、政府主導の経済成長戦略など成功する見込みはほとんどないということを前提とすべきです。もし、これが成功するというのなら、共産主義も成功していたはずです。

これも、このブログに何回か掲載しています。その代表的もののURLを以下に掲載します。
「成長戦略」には、幻想を抱くな―【私の論評】政府主導の成長戦略は必ず失敗する。もし成功するというのなら、共産主義も成功していたはず! 経済成長はバストの成長を参照すべし、余計なことはするな(゚д゚)!
ノキアはiPhonやiPadと同様なもののプロトタイプをアップルにさきがけて開発していた
が、市場に投入する時期を間違えアップルに先を越された。成長戦略はかなり難しい。

この記事も、村上氏のツイートを論評する形で掲載しました。この記事では、政府主導の成長戦略はあてにならないこを掲載しました。所詮役人の作文にすぎない、政府主導の成長戦略は成功するはずもなく、過去においても全部失敗しました。官僚がやって成功したのは、先送り戦略だけです。要するに、何もしないという戦略のみです。

政府がすべきは、インフラを整えることであり、そのインフラの上で政府が実際に何かをしても、うまくはいきません。インフラで活動すべきは民間企業であり、インフラ上で、企業がしのぎあい、競争することにより、より良いサービスや製品が生まれます。

増税の悪影響を小さく見積もったり、成長戦略に過度の期待を寄せるのは、根本的な間違いです。

市場の動向を推し量るためには、これらを捨て去り、正しいデータと正しい経済情勢の把握による判断をすべきです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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