2013年10月7日月曜日

財務省、日銀人事に次いで安倍官邸に2度目の"敗戦"―【私の論評】木下に勝利した安倍総理、自民党内でコンセンサスが取れている事柄に関しては安倍内閣は無敵か(゚д゚)!

財務省、日銀人事に次いで安倍官邸に2度目の"敗戦"

iPadで、SNSを縦横無尽に使いこなす安倍総理

「参りました。お説の通りです」---。

財務省はかつて予算編成、景気対策、税制改正をめぐる首相官邸や与党との折衝でこう言って、負けたふりをしながら、その実、己の考え方を7割方通してきた。政治家の自尊心をくすぐり、おだて上げて、財務省の主張の根幹を譲ることはあまりなかった。

だが今回、復興特別法人税を1年前倒しで廃止しようとする首相・安倍晋三や官房長官・菅義偉の強硬姿勢の前に、財務省は膝を屈しざるを得なかった。

安倍政権下で、財務省は今春の日銀総裁人事に次ぐ2度目の「敗戦」。民主党政権下に比べ、財務省の政権内のおけるパワーは弱まったのではないか。

消費増税、財務省は高をくくっていた!?

ひたすら目立たないようにしても、ネットで晒された木下財務事務次官

消費税を来年4月から5%から8%に引き上げることについて、財務省は安倍がどっち道、予定通り引き上げざるを得なくなるを高をくくっていたフシがある。

菅と密接に連絡を取り合う自民党幹事長・石破茂はこう言って、いらだっていた。

野田落ちる(゚д゚)!

「財務省は消費増税を野田さん(佳彦前首相)に決めさせ、安倍さんに上げさせ、それでダメだったら次は石破で、と考えているんじゃないか。政治家を使い捨てにするのは許さない。財務省は消費税を上げざるを得ないと高をくくっている」

石破睨む

石破が不快感を示すほどに、財務省が消費増税実施に自信を持つのも無理はなかった。

景気指標はかなり良くなっているのに加え、8月下旬、消費増税について有識者60人から意見を聴いた「集中点検会合」では約7割の人たちが予定通りの引き上げに賛成した。

消費増税を実施しないなら、見直し法案を秋の臨時国会に提出しなければならないのに、官邸から指示はなく、臨時国会の早期召集を目指す動きもない。

安倍の信任が厚い内閣参与の浜田宏一、本田悦朗が14年から1%ずつ5年間上げていく方法などを唱えた。

浜田参与

それでも、2016年に衆院選、参院選が行われる見通しという政治日程を考えれば、国政選挙が行われる年にも消費税を上げ続けなければならず、政治的にはあり得ない。

財務省の読みは正しかった。しかし---。

その読みは正しかった。

しかし、5兆円規模の景気対策の内容を詰める作業を始めると、状況は暗転した。

公共事業でお茶を濁そうとする財務省案に対し、安倍や菅は経産省が提示した復興特別法人税の1年前倒し廃止案やその後の法人減税に乗ってしまった。

公共事業なら1年限りで終わるが、法人減税に手をつけると先々まで税収減を招くことになる。

それを案じた財務省は自民党税制調査会や公明党税制調査会の幹部に

(1)復興法人税を前倒し廃止しても、給与アップにつながる保証はない
(2)復興所得税がそのままでは不公平感を生み、企業優遇という批判を受ける

などと説明した。

しかし、自民党税調会長の野田毅は早々に降り、表向き反対を唱えていた税調インナーのひとりは菅に電話し、「景気のことを考えるなら、前倒し廃止しかありませんね」と伝え、"抜け駆け"した。

公明党は与党税調でぎりぎりまで財務省の主張に沿った反対論を展開した。

だが、自民党の大勢が官邸になびくのを目の当たりにして矛を収めた。今、公明党内ではこんな反省の声が上がる。

「公明党が官邸のブレーキ役なんて言われるもんだから、財務省をはじめ官僚が次々と説明に来る。ついついそれに乗せられる幹部もいるが、役人に喜ばれても公明党にとっては一文の得にもならない」

財務省お得意の根回しも今回は奏功せず

「お前は主税局長か、総理秘書官か!」

政府与党内の調整の終盤、第1次安倍内閣で総理秘書官だった主税局長・田中一穂は、税調インナーの元官房長官・町村信彦から怒鳴られた。

町村は町村派会長として威厳を示そうとしているのに、官邸になびいてしまった財務省にいらだった。これを聞きつけた菅は田中に電話し、「怒られたんだって?国のためにやっているんだよな」とからかった。

安倍が今月1日に、予定通りの消費増税と景気対策を発表した後、毎日新聞と共同通信がそれぞれ実施した世論調査では消費増税賛成が反対を上回った。

共同調査では賛成53.3%、反対42.9%。内閣支持率は毎日新聞調査で9月比3ポイント減の57%となったが、共同調査では1.5ポイント増の61.8%となった。


消費増税を決定しても、ほとんど影響がなく、「復興特別法人税前倒し廃止で、支持率が5ポイント落ちる」という財務省幹部の「期待」は外れた。

これほど支持率が高い内閣だと、財務省が得意とする根回しは通じない。これに対し、安倍や菅は「財務省は失敗ばかり。財務省の主張と逆のことをやった方が上手くいく」として、勢いの乗る。財務省が次の戦いで勝利するためには発想の転換が必要だろう。(敬称略)

【私の論評】木下に勝利した安倍総理、自民党内でコンセンサスが取れている事柄に関しては安倍内閣は無敵か(゚д゚)!

国民不在の省益優先で増税キャンペーン

さて、消費税に関しては来年4月から8%の増税が決まってしまいました。これに関しては、結局財務省の木下次官が、自民党政権の安倍総理に勝利した形です。

上の記事のように、日銀人事に関しては、安倍総理の勝利は、間違いないですが、その後の増税ということで、結局は一勝一敗ということかと思っていましたら、実際は違っていました。

8%消費税のインパクトがあまりにも強かったため、上の記事にあるように、復興税の廃止、 それに法人減税というのもありました。これらは、いずれも財務省からすれば、減税ということで、勝利か敗北かといえば、敗北です。こんなことが、財務省の敗北になるのかという考えもあるかもしれませんが、木下財務次官は、第二次安倍政権発足直後、当時主計局長(予算編成を司る局の長)だった木下康司氏は、自衛隊に対して徹底的な予算、雇用のための歳出削減を行っています。

・自衛官の補充人員数を10000人から280人に大幅縮小
・防衛費1000億円増加を400億円に削減

このような事実から照らせば、財務省の敗北と言っても良いと思います。

来年4月からの増税以外の、攻防戦の成果を含めれば、安倍総理や自民党に対する見方は変わってきます。

事の是非は全く問わないものとして、新生第二次安倍自民党が金融・財政政策における、財務省との戦いを以下に整理してみます。
4月日銀人事              安倍自民党勝利
平成14年度4月から増税       木下財務省勝利
○5兆円経済対策               安部自民党の勝利
復興税廃止               安倍自民党勝利
法人税減税                安倍自民党勝利

今までの主だった5回の対戦中、安倍自民党の勝利は、4回、木下財務省の勝利は1回のみです。こうしてみてみると、安倍自民党の圧倒的勝利で終わっているではありませんか?しかも、5兆円対策から、この方一度も負けていません。

日銀人事に関しては、自民党内でも金融緩和すべきというマクロ経済的な背景を理解しない人もいました。しかし、自民党内には、いわゆる「上げ潮派」といい、財政再建を日銀が金融緩和をすることにより、経済を良くして、税収を増やして実現させようというグループがあり、このグループが、かねてより、日銀の無能ぶりについて強く指摘していました。また、近年、不況時のアメリカやEUなどの金融緩和が一定の効果を出していることが多くの人々に認識され、自民党内部にも随分浸透し、自民党内でも、金融緩和反対派は少数になっていました。だが、党全体のコンセンサスもあったため、日銀人事は成功したものと思われます。

さて、ここで、復興税に関して、振り返ってみます。これに関しては、下の西田議員の動画をご覧いただくと理解しやすいものと思います。



そもそも、大きな自然災害の復旧や復興においては、古今東西どの国においても、税金で賄うなどという思想はありません。税金で賄おうとしたのは、完璧なマクロ経済音痴の民主党政権(幹部としていおきます。幹部以外には反対した人も大勢いましたが、いかんせん幹部が馬鹿なのでこういう人がいたとしても、政党としては賛成)くらいなものだと思います。

何で賄うかといえば、普通は建設国債などの国債です。実際、関東大震災においても、復興税などではなく、国債で賄いました。しかも、その当時は、日本はまだ豊ではなかったので、国債を売り出しても、国内では消化しきれず、外国にも買ってもらいました。

逆の言い方をすれば、外国に買ってもらっても全額国債で賄ったのです。復興税ということになれば、どういうことになるかといえば、被災を受けた世代にばかり税金が集中して、不公平であるばかりか、ただでさえ、災害で経済が疲弊しているのに、さらに悪影響を及ぼすということで、まずは、絶対に復興税などありえません。

しかし、民主党は幹部であっても、一度も政権を担った政府に入っていたことのない人も多く、このあたりの常識には疎い人が多く、財務省などの甘言により、復興のための金はなく、特に建設国債などでは子孫に大きな負債を残してしまうし、かといって、金はないので復興税などにしなくてはならないなどというまったくの頓珍漢な理由で、復興税などをもうけ実施してしまいました。

なお、復興税に関しては、財務省が理由付けのために古今東西の復興税の成功事例を探してみたそうですですが、そのようなものはなかったということです。日本の過去にも、ローマ時代や、古代中国ですらそのような例はありません。

そうして、自民党内では、さすがに、復興税などは非常識というコンセンサスは成り立っていたのだと思います。ただし、西田議員も指摘するように、マクロ経済音痴の民主党に任せておけば、建設国債など発行する気はなく、放置しておけば、金がないから復興しないということになりかねないため、仕方なしに復興税の設置に協力したということだと思います。

しかし、安倍自民党政権になってからは、掌を返したように、復興税廃止に踏み切りました。復興税廃止に関しては、自民党内でも最初からコンセンサスが成り立っていたため、財務省が何を言おうとけんもほろろに、廃止に踏み切ることができたのだと思います。

法人税減税に関しては、マクロ経済的な背景からいえば、減税の根拠は脆弱なのですが、これは、随分前から財界側からの要望もあり、これに応えるという形で、自民党内では、コンセンサスが成り立っており、これも成功ということです。

ただし、来年4月の8%増税に関しては、そもそもマクロ経済的見て、デフレのときやデフレまでいかなくなても、不況期には、まずは経済成長をすべきであるという常識が自民党内にはまだまだ浸透していませんでした。これに関しては、国際的にも、先進国の多くや、IMF、OECDの機関なども、なぜか、不況期には緊縮財政をして財政再建を優先すべきという、根も葉もない理論に従っており、実際このハチャメチャ理論で、失敗した国々が多数でており、最近ではマクロ経済的な見方では当たり前の、不況のときには、経済成長というように考え方が元に戻ってきています。

しかし、この考え方は、残念ながら、まだ自民党では一般的になっていませんでした。だから、デフレというのに増税すれば、税収が増え、増えれば財政再建もできるはずという考え方から一歩も出ていない人が多く、残念ながら、減税見送りは少数派にすぎませんでした。そのため、安倍総理も長期安定政権を狙うという立場じょう、増税に踏み切らざるを得ませんでした。

自民党はこの日の屈辱を忘れるべきではない。この
屈辱が、民主党阿呆政権の誕生につながった(゚д゚)!
このように安倍自民党政権の、木下財務省との戦いにおける、仔細を分析してみると、自民党内でコンセンサスがまとまっている事柄については、いくら木下財務省が反対しようとしても、できず完敗していることが理解できます。

さて、来年4月の8%増税に関して、木下財務省が勝利したわけですが、これに関しては、増税すれば景気は落ち込むということは自体は自民党内部でコンセンサスがとれており、5兆円の経済対策をするということに対しては、反対の声などありません。これが、本当に不思議なところです。

景気が落ち込めば、税収は減るということは、誰にでも予見できます。税収が減れば、当然のことながら、財政再建は滞ります。社会保障につぎ込めるお金も減ります。そんなことが判っていれば、最初から増税しないければ良いということです。全く矛盾しています。しかし、自民党の中には、この矛盾に気付かない人がかなり多かったということです。

しかし、これを逆の側面からみれば、8%増税の危険性を今の時点では、自民党の大部分がさほど理解してはいないといいながら、経済が落ち込み、景気の腰を折ることを理解していて、5兆円の経済対策をするなどとしているということです。しかし、実際に蓋を開けてみれば、5兆円の対策など、焼け石に水であることがすぐにわかることになります。

ミス富士山に囲まれてご満悦の安倍総理

これを理解して、増税8%は間違いであったことを多くの自民党議員が真に理解することになれば、自民党は変わると思います。変わった自民党には、財務官僚も逆らえなくなります。そこから、日本の真の意味での政治主導が始まります。それが、「戦後体制からの脱却」の一里塚となもなります。そうして、私たちは、そのための手助けを世論形成という形でできます。それも、第一次安倍内閣の時と比較すれば、スマホや、SNSが進歩した現在、格段に強力な支援ができます。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年10月6日日曜日

イマドキカップルは「ウチ族」「ウチ充」? 定番化しているウチデートの実態―【私の論評】ちょっと待ってくれ、過去20年間デフレだったことを忘れていないかい!デフレは、本来の「ウチ充」の最大の敵であることを!(◎_◎;)

イマドキカップルは「ウチ族」「ウチ充」? 定番化しているウチデートの実態


近頃急増しているという「ウチ族」「ウチ充」。聞き慣れない言葉ですが、あの「草食男子」の名づけで有名な深澤真紀さんによるネーミングです。

「ウチ族」とは家のなかで恋愛や消費を楽しんでいる人たちで、自宅の生活環境を充実させて、豊かにポジティブに過ごしているのが「ウチ充」なんだそう。

そして20~50代の男女の60%以上が「ウチ族」だというアンケート結果まであります! さらに「ウチ族」の20代は、およそ3人にひとりは「ウチデート派」なんだとか。

ではみんな、ウチデートで何をしているの? アンケートによると、ウチデート派のマストアイテムは、以下の結果の通り。

1位 テレビ(54.8%)
2位 インターネット(45.2%)
3位 スマートフォン(45.2%)
4位 パソコン(38.7%)
5位 ゲーム (32.3%)

YouTubeなどで映像を観たり、情報を共有して楽しめるインターネット関連はイマドキのウチデートの必需品と言えそうですね!



さらに、同じく3人にひとりが、ウチのなかで恋人と会話をするときに「Eメールやショートメール、無料通信アプリを使う」と回答。こちらの結果にはちょっとビックリです。それほど広い家に住んでいるのか、それとも…?

なんにせよ、経済的で肉体的な疲労感もないウチデート。ゆっくり語らって相互の理解を深めるには最適です。

また、将来いい妻になることを彼にアピールできる絶好のチャンスでもあります。音楽やインテリアにこだわったり彼の好物でおもてなしをしたり、賢くオシャレなウチデートを楽しんでみては?

【私の論評】ちょっと待ってくれ、過去20年間デフレだったことを忘れていないかい!デフレは、本来の「ウチ充」の最大の敵であることを!(◎_◎;)


うち属とか、うち充は、現状のものと考えても良さそうです。これについては、他にも別の調査があります。それに関する記事のURLを以下に掲載します。

家デートの「ウチ充」増加で「デートスポット」は死語に

これに関しては、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下に調査結果に関わる部分のみをコピペしておきます。
 マーケティング会社「ネオマーケティング」社の調査(20~50代の男女3831人)によれば、「自分はウチ族だ」と答えた人は全体の63.1%、一方「自分はソト族だ」と答えた人は16.8%と、圧倒的に「ウチ族」が多い結果となっています。 
 ※ウチ族=「ウチ充(家の中の環境の充実)」を優先したい人 
  ソト族=「ソト充(外出先など家以外の環境の充実)」を優先したい人 
 そして、「自分はウチ族だ」と答えた20代男女100人のうち、3人に1人が「恋人とのデートはウチ」(31%)と答えています。 
 ウチ族を自称する割にデートで家にこもる率は低いような気がしなくもないですが、実家暮らしでウチでのデートはしづらい等の事情を勘案すると妥当な数字なのかもしれません。
 さて、この動きカップルだけにとどまりません。主婦にも「うち充」がみられます。その記事のURLを以下に掲載します。
「ウチ充主婦」、ネットスーパーなどの「ウチ消費」に使う金額は年間12万円以上
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に概要だけ掲載しておきます。
マーケティングリサーチを行う株式会社ネオマーケティングは、今注目の「ウチ族」および「ウチ充(家の中の生活環境の充実)」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。30代~50代の「ウチ充」主婦300人の調査結果を中心に結果をまとめた。 
同調査において、30代~50代のウチ充主婦を対象に、プライベートな時間を外出せず、ウチの中で過ごす理由を聞いた。その結果、圧倒的に多かったのは、「ウチが一番くつろげるから」(85.6%)という回答。ほかには、「ウチが好きだから」(40.1%)、「ウチの中でやりたいことがあるから」(38.0%)や、猛暑が続いた今年の夏らしく、「暑いから」(45.5%)といった回答に意見が集中した。一方、かつての巣ごもりをイメージさせるような「お金を使いたくないから」(19.9%)、「人に会うのが嫌だから」(15.4%)と回答した人は、意外にも少ない結果となった。 
休日のウチでの過ごし方について、1日を100%として、それぞれの割合を聞いたところ、割合が大きかったのは順に、「睡眠」(32.0%)、「インターネット」(17.6%)、「テレビ」(13.4%)、「食事」(13.4%)という結果になった。テレビを抜き去り、睡眠の次に大きかったインターネットの割合を時間に換算すると、実に4時間13分26秒となる。
ウチ充主婦
 ウチ充主婦が、ウチの中からインターネットで買い物をする年間消費額の平均は12万3684円 (1か月の消費金額×12か月分?で算出)と、ソト充(外出先など家以外の環境の充実)主婦の年間消費額の平均9万2970円より高く、ウチ充主婦の「ウチ消費」が活発であることがうかがえる。
ウチ充は、カップルのデートだけではなく、主婦にも広がりつつある一つの大きなムーブメントのようでもあります。

ただし、消費に関しては「ウチ充」の主婦が、「ソト充」の主婦より少し多いという程度で、あまり活発ではないようです。

私は、「ウチ充」という言葉を最初に見た時には、どちらかというと豊なイメージを想像しました。たとえば、家で本格的な料理をするとか、家のつくりが立派で、200年も持つような住宅とか、家の菜園で出来た野菜を食べるとか、そんなイメージを抱きました。そうして、日本も豊になりつつあるのかもしれないなどと想像しました。

その想像の根拠となったのは、ヨーロッパなどの住宅のイメージや、国内でもたとえばいわゆる昔の喫茶店ブームの終焉に結びついた、日本家屋の充実などです。いわゆる、普通の喫茶店は、昔本当に数が増えて、それこそ、今のコンビニよりもはるかに件数が多かった時期もあります。現在だと考えられないことだと思います。

なぜ、そんなに喫茶店が増えたかというと、その頃は、日本の住居も、オフィスなども狭くて、住居の場合だと、お客様が来ても応接室がないとか、オフイスの場合も狭くて、作業スペースがほとんどで、応接スペースがほとんどわなかったという事情があります。

2~3人のお客でさえも、それをもてなすため専用のスペースがなかったのです。だから、喫茶店は、その役割を果たしていたのです。2~3人以下のお客でも、じっくり話をする場合など、自宅に招くとなかなかゆっくりと話しができないので、喫茶店がその役割を果たしました。

事務所も同じで、たとえば、小さな会社の社長さんや、重役だと、会社ではそのようなスペースがないので、喫茶店で話をするというようなことが行なわれていました。

しかし、高度成長を終えた日本では、さすがに、2~3人くらいまでなら、何とか、応接スペースが、住居でも、オフィスでも持てるようになったということで、喫茶店ブームは去りました。

だから、「ウチ充」といった場合、住居などがさらにスペースが大きくなるとか、応接のための設備が整ったとか、あるいは、日本の住宅のほとんどが30年くらいの寿命だったのが、100年とか、200年とか持つようなものに変わりつつあるというようなイメージを抱いたわけです。

しかし、上のいくつかの記事を見ている限り、「ウチ充」は、まだまだその域にまで達していなかったようです。

特に、「ウチデート」はせっかく家でのデートなのですから、本来なら何か家での充実した時間ということになりそうですが、そうではなくて、一人でもできる、テレビ、ネット関連で占められています。主婦についても、似たような傾向です。多少消費は上向いてはいるようですが、それだけで、たとえば、家で実際に何かの活動を積極的に行うというようでもありません。家にいて、その家ならではというものを活用するというのではなく、どこでもできるスマホなどをしているというのであれば、これは、「充」という言葉を遣う事は本来はできないのではないかと思います。

これは、結局のところ、このブログにも以前紹介した「巣篭もり」消費の延長線上のライフスタイルでしかないように思えます。
危機「最も早く脱するのは日本」 麻生首相、年頭の決意-ピザ宅配業界から見た今年の経済動向は?
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事は、2009年の元旦に書いたものです。この記事では、家篭り、巣篭もりについて記事の一番最後に以下のように結んでいます。
家篭り、巣籠りが時代のキーワードに
最近、家籠り、巣籠りがキーワードになっており、昨年もクリスマスケーキの予約が例年よりもはるねかに多かったことがテレビなどでも報道されました。おそらく、金融危機などで、家籠り、巣籠りなど余儀なくされた人もいるのでしょうが、現状の昔と比較すれば、非常によくなった住環境での、家籠り、巣籠りなどは、見直されると思います。そうして、金融危機が去った後でも、変わらず、ライフスタイルの一つとして、生き残ると考えられます。それは、ピザ宅廃業に限らず、日本の産業構造にも大きな変化をもたらすものと思います。すべての、産業はこれに対応していく必要が出てくると思います。こうした、対応により内需も拡大され良い方向に向かっていくと思います。 
こうした、家籠り、巣籠りは時代のトレンドではなく、キーワードになってくる可能性が大です。このブログでは、このキーワードについても、これからも追いかけていき、掲載していきます。
この頃から年月はたち、麻生政権は、結局崩壊し、民主党政権になり、これも崩壊し、安部自民党政権が成立し、今年の4月には、日銀による異次元の包括的金融緩和が実施されました。しかしながら、この頃から、そうして現在でも、日本はデフレのまっただ中です。多くの人が、デフレ=不景気と考えておられるようですが、デフレと不景気は全く次元が異なります。

デフレは、明らかに不景気よりも悪い状況です。好景気、不景気は、あくまで正常な経済循環の中の事象であり、デフレは、正常な経済循環からは外れた、不景気よりもさらに悪い状態です。こうした、不景気よりも悪い状態が続いているからこそ、現在言われている「ウチ充」も、「ウチデート」も、「家篭り」、「巣篭もり」の延長線上でしかないのです。

これから、比較すると、アメリカの場合確かに、リーマン・ショック時の不景気ぶりは酷いものでしたが、日本のように長期デフレなどになったことは一度もありません。だから、新しい消費の動きも出てきやすかったのだと思います。実際、アメリカでは従来と全く異なる、スペンド・シフトという全く新たな消費潮流が台頭しています。それは、どのようなものかというのは、以前のこのブログでも掲載したことがありますので、その記事のURLを掲載します。
「棚が回る冷蔵庫のCM」に呆れる若者の話−【私の論評】本当の意味でのソーシャルが注目される時代
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では、アメリカの9.11同時多発テロの頃から現れ、リーマン・ショック後に明らかにみられるような、消費の新たな潮流である、スペンド・シフトについて、掲載しました。以下に、その部分だけコピペさせていただきます。
自分を飾るより ⇒ 自分を賢くするためにお金を使う。
ただ安く買うより ⇒ 地域が潤うようにお金を使う。
モノを手に入れるより ⇒ 絆を強めるためにお金を使う。
有名企業でなくても ⇒ 信頼できる企業から買う。
消費するだけでなく ⇒ 自ら創造する人になる。
アメリカは、リーマン・ショックの震源地でもあり、この頃の経済の落ち込みは確かに酷く、人々に大きな絶望感が会ったのは事実です。しかし、そうした絶望感の中にありながら、人々は上記のような全く新たな消費潮流をつくりだす契機となりました。それにしても、こうした潮流ができあがったのも、いくら一時の落ち込みが激しくても、少なくともデフレなどが長期化するということはなかったので、消費潮流の変化も見られたのだと思います。

これに比較すると、日本は、その前からデフレだったのに、、リーマン・ショック後も日銀が金融緩和をしなかったため、さらにデフレ・スパイラルの底に沈み、震源地のアメリカや、直接影響を受けむたEUなど、金融緩和で回復したにもかかわらず、本来あまり影響をうけるはずのなかった日本が一人負けの状態になりました。

こんなことでは、新たな消費潮流が根付く余裕すらなかったということなのだと思います。

しかし、今年に入ってから、市場の好感によるものだけではなく、実際に日銀が、異次元の包括的金融緩和を敢行したため、景気は2年もすれば、浮揚しはじめ、デフレからの脱却の目処もたったかのように見られました。

しかしながら、残念ながら、来年4月からの増税が決まり、デフレの回復時期は間違いなく遅れます。これに関しては、以下の上念司氏の動画をご覧いただければ、ご理解いただけると思います。


この動画では、新宿から渋谷に行くつもりなのに、うっかり山手線外回りに乗ってしまったようなアベノ­ミクス。安倍政権への期待を未だに捨てていない上念司だからこそ、迷走を始めた経済政­策にモノを申すという内容です。

いずれにしても、アベノミクスによる経済の回復、そうしてデフレの回復は遅れることになりました。そうなると、いわゆる「ウチ充」「ウチデート」なども、「家篭り」「巣篭もり」消費の延長線上にすぎないものになり、消費の新たな潮流など生まれないのだと思います。

過去20年間もデフレだったことを考えれば、いわゆる「ウチ充」「ウチデート」などが、新たな消費トレンドとはならず、「巣ごもり消費」の延長線上にすぎないことも無理はないと思います。

本来の「ウチ充」である消費トレンドまで変えてしまうような「ウチ充」やはり、デフレが解消されるか、少なくとも数年で解消される目処がたったときに、生まれてくるのだと思います。

それにしても、少し前まで、日本は、デフレというのに、政府は緊縮財政、日銀は、金融引締めをしていました。しかし、今の日本は、増税により緊縮財政の道を選んだものの、日銀の金融緩和はそのまま継続されています。

であれは、デフレ回復時期は遅れますが、少し前までの日本とは異なります。ここに、ひよっとすると、いわゆる「ウチ充」がいろいろ変化していく可能性があります。というより、企業が積極的に比較的低価格で、コストパフォーマンスがかなり高い「ウチ充」の仕方など提案していけば、それを取り入れる消費者も増えてくることは十分考えられます。

そのようにして、消費を拡大する方向につなげることができれば、ひよっとすると、デフレからの脱却に民間企業も寄与できるかもしれません。

その意味で、まだまだ本格的な消費の潮流とはなっていない「ウチ充」ですが、今後もこの動きに注目し、様々な手を打っていくことが、新たなビジネスのチャンスになるかもしれません。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年10月5日土曜日

尖閣防衛“マル秘”最新兵器のスゴい実力 地対艦ミサイル、世界最強ヘリも―【私の論評】中国に対する最大の秘密兵器は、日本経済がデフレから脱却することだ!増税しても、デフレから必ず脱却することが対中勝利に直結し中国をまともにする唯一の道だ!(◎_◎;)

尖閣防衛“マル秘”最新兵器のスゴい実力 地対艦ミサイル、世界最強ヘリも

ラストエンペラーになると噂されている習近平

沖縄県・尖閣諸島の国有化から1年以上過ぎたが、中国は軍事的挑発を繰り返し、いまだに島の強奪を狙っている。だが、日本の自衛隊も傍観しているわけではない。強行上陸を阻止する地対艦ミサイルに、世界最強の攻撃ヘリ、最新鋭の戦車など、強固な防衛体制を着々と構築している。国境の島を守る最新兵器の実力とは-。

習近平国家主席率いる中国が、尖閣への野望をあらわにしている。今年夏、海上パトロールを担う新組織「海警局」を発足させ、尖閣の領海や接続水域に矢継ぎ早に公船を侵入させている。

中国事情に詳しい外交関係者は「隊員には今後、警察権の行使や武器携帯の権限が与えられ、軍隊に準ずる武装警察の役割を果たすことになりそうだ。新組織には、尖閣事情に精通した国境警備部隊トップが加わっている。強行上陸を具体的に描き始めた可能性が高い」と解説する。

国境の島の緊張感は高まるが、日本も黙って見ているだけではない。

静岡県の富士山山麓で8月下旬、陸自隊員2400人、戦車・装甲車など約80両、航空機約30機を集結させた「富士総合火力演習」が行われた。

防衛関係者は「演習のメーンテーマは『島嶼(とうしょ)奪還』。尖閣防衛を視野に入れているのは明らかで、作戦遂行のプロセスの一端が披露されたといえる。演習は実戦的で『陸自から中国へのメッセージ』と受け止めていい」という。

火力演習には、尖閣有事で前線投入の可能性が指摘される「第一空挺団」も参加。数々の最新兵器がお目見えした。

最も注目を集めたのは『12(ひとふた)式地対艦誘導弾システム』だ。



「最新型のミサイルシステムで、目標識別能力が飛躍的に向上し、再装填(そうてん)時間も短縮された。ターゲットへの同時多数攻撃を確実に行うことができる」(先の防衛関係者)

防衛筋によると、このミサイルは、内陸部や島嶼部に配備予定で、集中砲火で敵軍の領土侵入を水際で阻止するのが役目という。

ミサイルだけでなく、「第2、第3の壁」も控える。

演習で雄姿を見せた最新型攻撃ヘリ『AH-64Dロングボウ・アパッチ』。装甲車両を破壊する能力が高いことから、別名『タンクキラー』と呼ばれ、このヘリが上空から目を光らせる。

AH-64Dロングボウ・アパッチ

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は、そのスペックをこう解説する。

「メインローター上部などの機体各所に備え付けられたレーダーで敵の動きを察知する。100以上の対象物を瞬時に識別し、より危険度が高い相手に攻撃を仕掛けることができる。対戦車ミサイル『ヘルファイヤー』や30ミリ機関砲、空対空ミサイル『スティンガー』も備える。70ミリロケット弾で敵の拠点をピンポイント攻撃もでき、世界最強との呼び声が高い」

陸自はこの最新鋭ヘリを十数機所有しており、中国軍が尖閣に装甲車両などを展開させた場合、周辺海域にヘリを乗せた護衛艦が急行し、そこから尖閣上空に向かうとみられる。

実際、自衛隊は今年6月、米カリフォルニア州で、米軍と離島奪還を目的にした合同演習「ドーン・ブリッツ」を行った。参加した護衛艦「ひゅうが」には『アパッチ』を搭載。米海兵隊の『MV-22オスプレイ』の着艦訓練も行い、空からの機動的な兵力投入について実戦的な訓練を進めている。イージス護衛艦『あたご』の艦砲射撃訓練も行われ、上陸軍を空と海から追い詰める作戦が展開された。

万が一、中国軍が特殊車両や戦車を尖閣に上陸させれば、陸自の最新戦車が迎え撃つ。2010年に開発された『10(ひとまる)式戦車』だ。

10(ひとまる)式戦車

「現在の陸自の主力である90(きゅうまる)式戦車に比べて、機動性が飛躍的に向上した。特徴はC4I機能を備えている点。C4Iとは指揮(コマンド)、統制(コントロール)、通信(コミュニケーション)、コンピューターの頭文字『C』と、インテリジェンス(情報)のIのことで、通信ネットワークを戦車同士が情報共有できる。歩兵部隊と連携した作戦行動をスムーズに行えるのが特徴だ」(世良氏)
最高時速は70キロ。高速移動をはじめ、変則的な動きをしながらでも目標を捕捉して破壊できる。

「陸自は、この戦車を『おおすみ』などの大型輸送艦で尖閣沖まで輸送し、沖合からエア・クッション型揚陸艇(LCAC)に乗せ換えて上陸させるだろう」(同)

中国は海洋覇権を狙って、あの手この手で軍事的挑発を続けている。だが、どんな野望も、これらの最新兵器と、日本人の「自国の領土、領海を守る」という強い決意の前では通用しない。


【私の論評】中国に対する最大の秘密兵器は、日本経済がデフレから脱却することだ!増税しても、デフレから必ず脱却することが対中勝利に直結し中国をまともにする唯一の道だ!(◎_◎;)



上の記事で、日本の兵器の実力のすごいことは良くわかりました。これだけの実力があれば、確かに中国は、尖閣に人民解放軍を送って領土的野心を満たすことはかなりの冒険であることが良くわかります。それに、上の記事には、でていませんでしたが、日本の対潜哨戒能力は世界一です。また、日本の潜水艦は、工作技術が優れていてスクリュー音が極度に低いため、中国の潜水艦は、海上自衛隊がすぐに捕捉できるにもかかわらず、中国は日本の潜水艦を捕捉することは不可能です。このためでしょうが、中国では、戦争準備せよなどと軍が号令を出したといわれていますが、その実全く準備をした形跡がありません。

確かに、一応世界では正規軍と見られている人民解放軍(一応とは、人民解放軍は国民の軍隊ではなく、共産党の私兵であり、他国の軍隊とは異なることを意味します)あたりが尖閣に上陸したとしても、自衛隊の総力を結集して、これを防御したとすれば、人民解放軍にはほとんど勝ち目はありません。だから、中国側は、人民解放軍を尖閣に上陸させる考えはないと見るべきです。そうなれば、現実には日本の自衛隊にボロ負けして、世界に大恥を晒すことになります。戦う前から、勝敗は決まっています。

中国側では、人民解放軍ではなく、漁船団を上陸させようとの考えがあるようです。しかし、これも現実には、なかなか難しいようで、結局漁船の出動を見合わせています。昨日は以下のようなニュースがありました。
尖閣諸島(沖縄県)の領有権は中国にあると主張する香港の反日団体「保釣行動委員会」の抗議船が4日、香港海事当局の安全検査を受けたが、8月、9月に続き、3度目の不合格となった。同委員会は検査合格後2週間以内に尖閣海域に向けて船を出す予定だった。

また、7日にも中国福建省アモイから抗議船を出す計画だった「世界華人保釣連盟」の幹部は4日、読売新聞に対し、出航を延期することを明らかにした。
(2013年10月4日18時48分  読売新聞)
千隻の中国漁船が尖閣に向かうと言われていたが・・・・・・・

結局漁船であっても、尖閣に上陸などということになれば、軍としても何らかの措置をとらなければならず、その時に全世界に、その能力のお粗末さや、士気の著しい低さなどみせつけてしまうおそれがあるので、なかなか許可に踏み切れないのだと思います。結局現代中国も国内では睨みをきかせても、外に対しては便衣兵を派遣するしかないということです。

それに現在中国では、尖閣がどうのこうのと言う前に、直近で対処しなければならない重大に問題があります。

現在、中国経済の先行きに懸念が強まるなか、欧米有力銀行や中国富裕層らの資金が一斉に“脱中国”の動きを強めています。破裂寸前ともいわれる不動産バブルや国家債務の急増、習近平政権の左傾・対外強硬路線などのリスクが、この流れに拍車をかけています。「大地震を予知した動物さながら」との声も聞かれています。この記事は昨日のものですが、以下に概要を掲載します。
“脱中国”強める欧米有力銀と中国富裕層 「大地震予知した動物のよう…」 
 先月初め、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)による中国建設銀行の持ち株の全面売却が明らかになった。20億株で約15億ドル(約1460億円)に上る。
建設銀行は中国の4大国有銀行の一つ。バンカメは8年前に同行株約10%を30億ドルで取得し、買い増しを続けて一時は120億ドルを投入していた。2011年から持ち株売却を本格化し、今回で完全撤退となる。 
 これに先立ち米投資銀行ゴールドマン・サックスが中国工商銀行株を、クレディ・スイス銀行と英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドが中国銀行株を、それぞれ全て売却した。 
 今回のバンカメの株売却で、欧米大手行は4大国有銀行からほぼ全面撤退となる。国有銀行は「すでに20兆元(約320兆円)を超えた」(項懐誠・元財政相)地方政府債務の貸し手だけに、今後の経営難を見越した動きとみられる。 
 一方で国内資金の流出も昨年来、一段と加速している。共産党中央規律検査委員会が昨年末、関連機関に発した通達によると、中国から不法に海外に流出した資金は11年の6千億ドルから12年には1兆ドルを突破。今年は1兆5千億ドルに達するとみている。 
 習政権が腐敗撲滅の号令をかけたことで、腐敗官僚一族らの富裕層が財産の海外移転を加速するとの読みからだ。現に米国やカナダからの報道によると、中国の機関投資家による住宅開発や、富裕層の豪邸購入が各地で大盛況という。 
・・・・・・・・・・・・・・・<;中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  “脱中国”に動く内外資本に共通するのは、盛りを過ぎた中国経済や習近平政権への不安感だ。独裁政権下で経済的な離陸を果たした韓国や台湾は、民主化と法治化を通じて経済の高度化や社会の安定を進めた。 
 腐敗や格差矛盾が“沸点”に達した中国に必要なのはこうした政治、経済、社会の一体改革だ。 
 しかし習政権は毛沢東時代に回帰するように思想・言論統制を強め、改革には消極的だ。 
 政権の前途を危ぶむ内外資本の一斉流出は、今後の米国の金融緩和縮小と相まって人民元急落や不動産バブルの大崩壊を招く恐れがある。来年にかけての中国経済は要注意だ。
各地にそびえ立つ中国の高給マンション

中国の最近の有り様、本当に酷いです。しかし、この酷さはもともと中国の経済が単なる水ぶくれ経済であったことが原因です。なぜ、水ぶくれであったかといえば、それは、中国の将来の市場に期待して、華僑はもちろんのこと、世界各国から巨大なマネーが流れこんでいたということです。そうして、日本は、過去のデフレ・円高政策で、中国の経済発展に大きく寄与してきました。

さて、これはどういうことかといえば、過去のブログに説明を掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
中国は世界で最もストレスの大きい国に―【私の論評】日本の円高・デフレを終わらせ、中国麻薬漬け政策を終わらせ、中国に新社会秩序を打ちたてよ!!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では経済評論家の上念司氏の説明を掲載しました。その部分のみ以下に掲載させていただきます。
中国を支えているのは為替操作によるキャッチアップ型の経済成長であり、円高とデフレを放置する日本銀行によるものだ。からくりはこうだ。  
慢性的な円高に苦しむ日本企業は、過度な「元安」政策をとる中国に生産拠点を移し、出来上がった製品の一部を逆輸入している。国内で一貫生産するより、わざわざ中国を経由した方がもうかる構造になっているのだ。つまり日銀は、「デフレ政策で日本の産業空洞化を促進し、雇用と技術を中国に貢ぎ続けた」ことになる。 

これ以上、日本経済が中国に振り回されないで済むにはどうしたらいいか。答えは簡単だ。日銀にデフレ政策をいますぐやめさせることである。
そうして、実際にこの4月から、日銀は異次元の包括的金融緩和を実施し、デフレ政策を中止しました。その途端、中国の経済はおかしくなりはじめ、今日に至り、上の記事のように、「大地震予知した動物のよう…」 に、海外資本や、富裕層、裸官などの資産が海外に逃避しています。

それにしても、中国のバブルは酷いものでした。不動産バブルなどは、たとえば、日本円に換算すると年収200万円の人が、億単位のマンションを購入するということも良くありました。こんな馬鹿なこと日本では、絶対にしませんが、年収200万あれば、それを担保に誰もが銀行からお金を借りて、億単位のマンションを購入できました。

返済はどうするかといえば、本当にの簡単でした。不動産バブルだったので、たとえば、1億円のマンションを銀行から金を借りて購入すれば、半年から1年、長くても2年もすれば、不動産価格があがり、1億円のマンションは、2億円になりますから、今度はそれを転売すれば差し引き1億円の儲けということになり、銀行にも簡単に利子を返すことができたのです。

こんな馬鹿なことで中国は金儲けができました。他の事業なども似たようなもので、海外から潤沢にお金が回ってきていたので、銀行からお金を借りて、何か商売をすれば、確実に儲かったので、すぐに返済も可能で、すぐに財をなすことができました。だから、中国では、本当の意味で起業家精神など育たなかったと思います。それに一つ付け加えておくと、中国の場合銀行から金を借りる場合なども、人脈が多いにものをいうので、政府につてがある人などは本当に簡単に商売ができ、余程の馬鹿でないと失敗することはありませんでした。ただ、不安要素としてし、人脈が失脚するとなにもかも駄目になるということはありました。

しかし、それは、確率が低いし、ほとんどの資産家は、ここ10年くらいで濡れ手に粟で財をなした人がほとんどです。だから、中国の資産家のごく一部を除いた大多数は、起業家精神など持ち合わせていないし、商売の才覚などほとんどありません。消費者ニーズも、ウォンツも関係なく、濡れ手に粟で設けた、ただの薄馬鹿集団です。

こうした、中国に日本は、日銀のデフレ政策によって、自国の不景気、雇用の悪化と引き換えに、中国に対して多大な貢献をしてきました。

特に、中国の輸出先として日本は多大な貢献をしました。なにせ、中国のGDPに占める輸出の割合は、50%近いです。このあたりが日本とは根本的に違います。日本は、GDPに占める輸出の割合は、15%に過ぎないです。

そのためか、日本はあれほどまでに、中国に大貢献したにもかかわらず、日本にとって中国を相手するメリットはほとんどありませんでした。それに関しては、このブログでも以前掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
中国、強気姿勢から一転、対日制裁の撤回求める声「こちらの打撃の方が大きい」―【私の論評】撤回を求める声は、胡錦濤派の反撃か?!はたまた、習近平の完全勝利を意味するのか?いずれにせよ、中国首脳陣も予想だにしなかったことが、間近に迫っている!!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、いかに中国の経済などが日本に占める割合が低いかを示す、数字の部分のみを以下に掲載します。

日本の対中輸出は日本のGDPの2.79%に過ぎない 

中国からの輸入は2.44%、しかも代替が効く品が多い 

日本の対中投資はGDPの1%強

日本のGDPは、一時よりは少ないものの500兆円くらいはありますから、そのうちの数%とはいっても、実際にはかなりの数字にはなりますが、それにしても日本全体からみれば、微々たるものです。

こうして、見返りは少ないものの、日本は、中国に対してはデフレ・円高政策によって多大な貢献をして、中国を世界第ニの経済大国に押し上げる原動力となりました。(本当は、違います。今でも日本は世界第ニの経済大国なのですが、それに関しては、その話は本日は本筋ではないのでまた日を改めて、何かの機会に掲載します)

日本にとって、見返りの少ない中国ですが、日本がいかに中国に貢献してきたかを示す数字を以下に掲載します。

中国GDPの十数パーセントが、日本との合弁企業などによるもの

このような多大な貢献をして、日本は、国内のデフレ、円高と、国内産業の空洞化という最悪の事態を招きながら、中国の古い社会構造をそのまま残し、中国政府の幹部や、いわゆる資産家などが頭を使わないで、経済発展することに寄与してきました。こんなことでは、人民はたまったものではありません。

それなのに、中国は、尖閣問題をはじめとする日本に対する厚顔無恥ともいえる、所業を繰り返してきました。

しかし、この中国は、先に述べたように、4月からの日本銀行による異次元の包括的金融緩和によって、混乱状態に陥っています。その混乱の原因は、中国中央政府の中央委員など幹部が、自分の蓄財を優先して、中国経済発展させることにだけ力を注ぎ、社会構造の変革を怠ってきたためです。彼らは、自己中心の権化で単なる人非人にすぎません。

これから、中国がまともな国になるためにには、西欧が数百年かけて、日本がわずか数十年で実施したように、社会構造を変えて、中間層を育てて、経済発展させることが絶対に必要です。そのために、中国共産党中央政府が抵抗勢力となるというのなら、これを潰すまで経済的に追い込むべぎです。そうすれば、彼らは、全員国外に逃亡します。

こうした、地道な苦労もせずに、経済発展だけできて、一部の富裕層だけが極端に潤ったことが中国を全く駄目な国ではなく、強欲者・利己主義者の金儲け装置にしてしまいました。そうして、ダメさ加減も度を超して、中国は自らの覇権を強めるべく、海洋進出をして、ベトナム、フイリピンなどの領海を侵害しています。日本の尖閣問題もその一環です。

中国のこうした侵害から身を守るために、本日のブログの冒頭にも示したように、日本は軍事力を強化し、特にハイテク兵器を導入しすることも必要です。しかし、長期的にみて、中国をまともにするためには、中国の遅れた社会構造を変化せざるを得ない環境に追い込むことが必須です。

そのために、日本銀行が、金融引締めによるデフレ・円高政策から、異次元の包括的金融緩和によるデフレ回避・円安政策に舵を切ったことは、長期的にみれば自衛隊が最新兵器を配備するよりもさらに大きな効果があります。

米紙は、中国ではブランド物欲しさに身体を売る女子大生が増えていると報じた。金持ちの「愛人」として囲われることが新たな金儲けの手段になっているというものだ。写真は09年12月、モデルなどの養成コースがある芸術系大学の推薦入学をかけたコンクール。

ただし、ここしばらく、包括的金融緩和で成功し、中国に対しても一定の打撃を加えることに成功してきた日本の経済政策にも最近、暗雲がたちこめてきました。

それは、無論、増税です。増税せずに、金融緩和を続ければ、デフレ回避は近く、円安もさらに更新したものと思います。そうして、中国は大打撃を蒙ります。そうして、社会構造の変革に迫られます。しかし、日本が増税を決めて、風向きは変わりました。もし、増税による景気の悪化を放置しておけば、またぞろ日本は、デフレ・スパイラルの深みにはまり、円高傾向になります。そうなれば、また、中国を利して、またまた、かつての状況である、社会構造の変革なしでも経済発展できる中国に逆戻りさせてしまうことにもなりかねません。



もう、増税の決断は、されてしまいしまた。しかし、増税による経済の腰折れだけは、絶対に防ぐべきです。日本経済がまともになるということは、日本がデフレから脱却し、円安政策により、中国に対して、社会構造の変革なくして、経済発展もないという選択肢のない状態に追い込み、日本の安全保障にも大きく貢献するということです。社会構造を変化させずに、経済を拡張させようとすれば、現代中国のように、海洋進出して、他国の領土を侵略するしかありません。

しかし、中国自身が、社会構造変革の重要性に目覚めて、それによって経済成長をすることに目覚めれば、国内でやるべきことが山積していることに気づき、海洋進出どころではなくなります。社会構造の変化としては、民主化、経済と政治の分離、法治国家化は必要不可欠です。まともな、社会でなければ、まともな経済は育ちません。まともにならなければ、人民が苦しむだけです。中国人民の憤怒のマグマは久しく前から、大爆発寸前です。中国では、建国以来毎年平均2万件の暴動が発生しているといわれきましたが、最近では毎年8万件ともいわれるようになりました。これは、放置できない問題です。

日本の安全保障のためにも、今回の増税によって、日本経済の回復の腰折れをさせるわけにはいきません。だからこそ、安倍政権は、さらなる金融緩和をすみやかに実施することと、50兆円などというみみっちい、経済対策ではなく、もっと大規模な財政出動を行っていく責務があります。増税などの経済問題は、日本国内のことばかりではなく、中国への対抗などの安全保障の問題とも大きく関わっていることを認識すべきです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年10月4日金曜日

アベノミクスの反対は「竦みのベア」 西日本新聞の皮肉コラムに「下品」「陰湿」と批判集中―【私の論評】マスコミはアベノミクスの本質を理解できないし理解しようともしない。「戦後体制からの脱却」は、マスコミ崩壊から始める(゚д゚)!

アベノミクスの反対は「竦みのベア」 西日本新聞の皮肉コラムに「下品」「陰湿」と批判集中

すくむシロクマ?

  「アベノミクスを倒語にすると『竦(すく)みのベア』になる」――。消費税引き上げが決定した翌日の2013年10月2日、西日本新聞が安倍晋三首相に皮肉たっぷりのコラムを贈った。

「竦みのベア」はベースアップ(賃金基準の引き上げ)が竦んでいる日本経済と重なる、と説明する。安倍首相が断行した大型経済対策の出鼻を折る言葉遊びに、インターネット上では「陰湿なイジメ発言」「下品にも程がある」と批判が渦巻いている。
「2chの方がまだ気の利いたこと書く」と呆れ声

記事は10月2日付朝刊のコラム欄「春秋」に掲載された。「アベノミクス」が流行語大賞の有力候補だとして、7年前には第1次安倍内閣が掲げた「美しい国」も候補になったと続けるが、唐突に言葉の順序を逆さから読む「倒語」の話題となる。倒語にすると「美しい国」は「憎いし、苦痛」、「アベノミクス」は「竦みのベア」と読めるというのだ。いずれも元西日本短大特任教授の奥秋義信氏から聞いたとし、「経済で最も大切なのは生産力でも株価上昇でもない。作ったものを消費する力です。原点は所得、ベアなのに、竦みのベア、ではねえ」という奥秋氏のコメントを紹介した。

全体としては今回の経済対策が本来の目的と逸れずに進むよう釘を刺す内容になっているものの、皮肉のこもった「倒語」中心の構成が物議を醸している。インターネット上には「下品にも程が有る」「子供でも、アホな言いがかりって分かるだろ」「恥ずかしいなぁ、こんなもん売るなよ」「便所の落書きこと2chの方がまだ気の利いたこと書くぞ」「完全にヘイトスピーチだろww」と批判的な意見が相次いだ。なお同紙は、今年3月に「アベノミクス」のネーミングセンスについて言及した塩田芳久デスクのコラムを掲載。「古い自分のセンスを疑うべきか。(略)それでもなお、アベノミクスは『チョベリバ(最低)・最悪』と思うのだが」と書いて、同様の非難を集めた背景もある。

一体どんな記者が書いたのか。西日本新聞社に取材したところ、春秋のコラムは、今回に関しては確認が必要だが、通常は論説委員の1人が書いているという。コラムの真意や批判に対してのコメントなども尋ねてみたが、「この件について特にお答えすることはありません」(広報部)として話は聞けなかった。ホームページによると、「春秋」は60年以上も続くコラムコーナーで、「文章力をアップするエッセンスがギュッと詰まっている」と説明している。

批判の原因となった2つの倒語だが、西日本新聞が紹介する前にも指摘は複数あった。そもそも「憎いし、苦痛」は、時事回文作りが趣味の大山勇一弁護士による「作品」だ。7年前の06年には中日新聞も特集記事で紹介したほか、山口壮衆議院議員も衆院本会議で引用していた。山口議員は得意げに回文を披露し、「一見立派な政策構想が現実には格差を広げ、国民の負担は増える一方。ダ・ヴィンチ・コード顔負けのさしずめ安倍コードですか」と糾弾した。

また、金融投資情報紙「日経ヴェリタス」のポッドキャスト「曽根純恵のナルホドそーね」第1回(4月9日公開)では、越中秀史編集長が「面白い発見をした」と「竦みのベア」を取り上げている。越中氏は「ベースアップ」を意味するベアではなく、「弱気の市場」を意味するマーケット用語の「ベア(マーケット)」として捉え、「ベアが一切身動きをとれない。実はこれがアベノミクスの本質」と解説していた。

この記事の詳細はこちらから(゚д゚)!

【私の論評】マスコミはアベノミクスの本質を理解できないし理解しようともしない。「戦後体制からの脱却」は、新聞崩壊から始める(゚д゚)!

臨時閣議で消費増税を正式決定し、会見で発表
する安倍晋三首相=1日午後6時1分、首相官邸

本当に、マスコミ特にに新聞は身勝手です。新聞は、安倍総理が政局を考え、長期安定政権目指すため、将来日本がまともな経済対策ができる国へ、最終的には「戦後体制」の呪縛から日本を解き放つために、苦渋の決断である「増税」を決めたときに、さも最初から増税に決まりであるかのように報道をしてきたことは記憶に新しいところです。その酷さは、このブログでも紹介しました。そのURLを以下に掲載します。
甘利大臣と茂木大臣に冷戦勃発!? 新聞記者が見た官邸の”ウラ側”―【私の論評】これからも新たな攻撃パターンの変化にのせられないように、戦後体制維持派のキャンペーンが、個人攻撃型から、古典的手法でもある空気醸成型に変わったことに注目せよ!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、安倍総理が増税の決断をしたのは、本人のFacebookの記載からもわかるように、10月1日の一回だけなのですが、マスコミ特に新聞メディアは、その前から決断をしたかのように何回も執拗に報道しました。その内容を以下に掲載します。
まず、主要メディアの報道をざっと振り返っておこう。報道に間違いがなければ、安倍首相は11日から20日にかけて、少なくとも4度(11日、12日、18日、20日)にわたり「決断」を繰り返したことになる。
安倍首相は11日、消費税率を来年4月に現行の5%から8%に予定通り引き上げる意向を固めた。(読売新聞9月12日付朝刊1面「消費税 来年4月8% 首相、意向固める 経済対策に5兆円」) 
安倍晋三首相が、来年4月に消費税率を5%から8%へ予定通り引き上げる方針を固めたことが12日分かった。(共同通信9月12日「消費増税 来年4月8%に 首相、10月1日表明へ」) 
安倍晋三首相は12日、現行5%の消費税率を、消費増税関連法に沿って2014年4月に8%に引き上げる意向を固めた。(時事通信9月12日「消費税、来年4月に8%=経済対策5兆円で下支え=安倍首相、来月1日にも表明」) 
安倍晋三首相は、現行5%の消費税率を、来年4月に8%へ予定通り引き上げる方針を固めた。(毎日新聞9月12日付夕刊1面「消費増税 来年4月8% 安倍首相『環境整う』判断 経済対策、5兆円規模検討」) 
安倍晋三首相は18日、現在5%の消費税率について、来年4月に8%に引き上げることを決断した。(産経新聞9月19日付朝刊1面「消費税来春8%、首相決断 法人減税の具体策検討指示」) 
安倍晋三首相は来年4月に消費税率を8%に引き上げる方針を固めた。(…)複数の政府関係者が19日、明らかにした。(日本経済新聞9月19日付夕刊1面「消費税来春8% 首相決断 法人減税が決着、復興税廃止前倒し 来月1日表明」) 
安倍晋三首相は20日、来年4月に消費税率を現在の5%から8%に予定通り引き上げることを決断した。(朝日新聞9月21日付朝刊1面「首相、消費税引き上げを決断 来年4月から8%に」)
これは、非常に陰湿です。これだけ、散々ぱら、アベノミクスの腰を折るようなことを平気でしておきながら、実際に安倍総理が増税のための苦渋の決断をすると、自分たちの思い通りになったにもかかわらず、すぐに批判です。普通の感覚であれば、安倍総理が増税を決断したというのであれば、まずは「安倍首相英断」などの見出しで、賛辞の論評で新聞紙面が賑わうのが当たり前ではありませんか?

なのに、各新聞はそんなこともせず、上記のような記事や、増税のネガティブな面を強調する記事が掲載されています。

それにこれだけ、安倍総理個人の行動をピックアップしておきながら、今回の増税の首謀者ともみられる、木下財務次官に関しては、ほとんど報道がなされませんでした。これでは、全くバランスを欠きます。

木下次官と財務省にとってはハッピーな増税?

さて、この木下財務次官については、経済学者の田中秀臣氏のブログに詳しく記載されています。その内容をコピペさせていただきます。
[経済]増税をすすめて日本経済を破綻の危機に陥れる代表的人物:財務事務次官 木下康司  
 日本経済が悪化するのは「自然現象」ではない。多くは財務省の経済政策のミスが引き金だ。そして日銀が時には共犯に時には主犯となり、不況をしっかりサポートしてきたのがつい最近までの状況だ。 
 今回もまだ、デフレが十分に脱出していないのにもかかわらず、消費税増税を企てている。その中心人物が財務事務次官の木下康司氏だ。 
 多くの国民は事務次官の名前も顔も知らないだろう。しかし彼は安倍首相さえも抗しにくい実権をもっている。その目的は財務省の権益の継続、そして自身の名誉と天下りの報酬だ。後者は今後、かならず阻止すべきだ。 
 ここでは多少、刺激的ではあるが、経済政策の成功も失敗も自然現象ではなく、個人の意思決定に依ることが大きいという意味でこの木下氏の写真を掲載する。読者は以上のことをぜひ頭にいれてほしい。 
 なお財務省についてのそのメカニズム、歴史などについての参考文献も付した。ぜひ今後、この人物の動静を批判的にみてほしい。 


それにもして、こういうことをほとんど報道せず、ひたすら安倍総理が増税を早期に意思決定をしたかのような報道を繰り広げてきた、新聞。本当に問題です。

それに新聞は、増税を煽りながら、自分たちだけは、軽減税率の適用を得ようと、財務省のいいなり記事、すなわち、最近では木下次官の言いなり記事を書いていた可能性も高いです。この軽減税率に関しては、何も最近てはなく、随分前からそのことは指摘されていました。無論このブログにも掲載したことがあります。この記事のURLを以下に掲載します。
さあ増税、新聞だけ特別扱い?大新聞が「野田歓迎」の理由−【私の論評】確実に滅ぶ民主党政権のご機嫌伺いをしていては、裏目にでる確率のほうが高いかも?
これも、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、軽減税率に関する部分のみ以下に掲載します。
それに、これは前にも、このブログに掲載しましたが、大手新聞は、消費税増税されると、新聞代が、5000円超えするので、そうなると、購読者がかなり減ることが予想されるため、一般に消費税課税されても、自分の新聞だけは、課税されないように、財務省に働きかけているという話もあります。もし、そうなら、自分の利益のためだけに、政府や、財務省のいいなりなって、インチキキャンペーンをはっているということになります。もう、こんな新聞は先がないです。皆さんも購読はやめるべきです。
これに関しては、新聞業界は軽減税率の適用を受けようと画策しているのは間違いないです。とんでもない奴らです。もともと、これだけ酷い新聞なのに、さらに、「すくみのベア」ですと(゚д゚)!

開いた口が塞がりません。正しい報道をしない新聞には価値がありません。日本がまともな経済対策の国するためにも、その後「戦後体制から脱却」をはかるためにも、新聞業界を徹底的に弱らせる必要があります。

テレビは犬が見ると丁度良い?

そのためには、たとえ新聞が軽減税率を適用されたとしても、読者そのものが減れば、新聞業界の息の根を止め崩壊に追いやることができます。

消費税が上がってしまうのでもう新聞をとっている余裕がありません。新聞をとるのをやめましょう。新聞をやめても、いくらでも、それを補いしかも、正しい情報が得られるメディアはいくらでもあります。私自身は、もう新聞はとっていません。

新聞は犬が読むと丁度良い?
税金があがると、テレビの電気代も払えないのでコンセントを抜いておきます。テレビ捨ててしまえば、NHKの受信料も払わなくて済みます。私は、テレビのコンセントは抜いていませんが、テレビにはAppleTVを接続していて、最近はもっぱらHuluを見ていて、気がついてみれば、テレビを見る時間は激減しました。娯楽は、Hulu、ニュースは動画という感じで、テレビ視聴時間は激減です。そのほうが、日本経済が良く見えるようになりました。新聞・テレビでは全く日本や、日本経済がわからなくなります。

増税の影響が特定業界だけに及ぶように頑張りましょう。そうして、マスコミの息の根を止め、崩壊に追い込みましょう。そうして、今のマスコミが完全崩壊して、新たなマスメディアが生まれたときに、日本の「戦後体制からの脱却」の第一歩が始まります。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年10月3日木曜日

【高橋洋一の俗説を撃つ!】消費税増税決定の過去そして未来―【私の論評】安倍総理は、平成15年度予定10%増税をしない!なぜなら、安倍長期政権を樹立して、最終的には「戦後体制からの脱却」を目指しているからだ(゚д゚)!

【高橋洋一の俗説を撃つ!】消費税増税決定の過去そして未来


安倍首相は、来年4月からの消費税増税を明言した。ツイッターでは、
「増税を行えば、消費は落ち込み、日本経済は、デフレと景気低迷の「深い谷」へと逆戻りしてしまうのではないか。最後の最後まで、考え抜きました。

日本経済の「縮みマインド」が変化しつつある。大胆な経済対策を果断に実行し、この景気回復のチャンスをさらに確実なものとするならば、経済の再生と財政健全化は両立しうる。

国の信認を維持し、社会保障制度を次世代にしっかり引き渡す。経済再生と財政再建を同時に進めていく。これが私の内閣に与えられた責任です。……。

大胆な経済対策と消費税の引き上げ。本日決定した経済パッケージは、この両立のベストシナリオである。これが、熟慮を重ねた上での、私の結論です。」

と書かれている。
つまり、経済成長、財政再建と社会保障の三つを満足させる解として、消費税増税と経済対策を実行するとしたわけだ。

民主党政権の誕生が
消費税増税の伏線

鳩山氏の地元の地方紙室蘭民報が伝えた民主党の圧勝

この論評は後述するが、最近の消費税増税の動きを整理してみよう。

ことの始まりは、麻生政権だ。増税派の与謝野馨氏が、財務大臣、金融担当大臣、経済財政担当大臣の三閣僚を兼務するなど、重要閣僚だったが、2009年3月に成立した税制改正法の付則104条に「消費税を含めた法制上の措置を2011年度までに講じる」という時限爆弾を潜り込ませた。

その後、国民は、「増税しない。シロアリ(天下り官僚)の退治が先」との民主党マニフェストを信じて、民主党に政権交代させた。

ところが、菅政権では、2010年6月突如として消費税10%宣言が飛び出す。その後、2011年1月にはなんと与謝野氏が入閣する。野田政権で、昨年8月とうとう増税法案を成立させた。その因果なのか、昨年12月の総選挙で民主党は大敗し、あっさりと政権からすべり落ちてしまった。

今回の消費税増税は、2009年の政権交代がなければ、起こらなかったかもしれない。というのは、政権交代がなければ、与謝野氏が民主党政権に荷担して増税路線にもっていくこともなかっただろう。また、自民党政権であれば、与謝野氏の増税一本槍の経済政策とは対極になっていた中川秀直氏の経済重視の上げ潮派がいて、両者は競っていたからだ。

上げ潮派不在が
今回の増税を許した


上げ潮派の面々

両者は、ともに財政再建を重視している点は同じであるが、その手法は全く違う。与謝野氏は、経済成長を重視せず、デフレ脱却消極姿勢も容認し、増税による財政再建を目指すが、中川氏は、金融政策を使ってデフレ脱却を図り、経済成長を重視し、その結果として財政再建を達成しようとする。

今の自民党には、中川氏のような経済政策観の政治家はいない。強いていえば、安倍首相の経済成長重視の考え方は中川氏に似ている。さらに、アベノミクスのキモを金融政策に据えたのも、上げ潮と同じだ。それなのに、ここに来て、なぜ与謝野氏の路線になったのだろうか。
その答えは、自民党内に中川氏のような政治家がいないからだろう。もしいれば、安倍首相は、自民党内の与謝野氏のような増税派と中川氏のような経済重視派を競わせて、経済重視の結論を出していただろう。
いくら首相が権限があるといっても、自民党という党を運営していかなければいけない。もし、本当に首相が権限を見せつけるなら、衆院解散・総選挙も辞さない、内閣も党の人事も行うという覚悟でなければいけない。
しかし、衆院が違憲状態になっていてまだ区割り法案も成立していないので、総選挙はやりにくい。内閣改造をやろうにしても、麻生氏を切る覚悟がないとできないが、そこまでの党内基盤は安倍首相にはできていない。というわけで、安倍首相は、政治的に消費税増税を避けられなかったのだろう。増税を止めるためには、法改正をこの秋の国会に提出しなければいけないが、政治的にできなかったというわけだ。

首相の本質がわかるのは
再引き上げ決断のとき

今回の消費税増税が、安倍首相にとっては政治的な解がなく、苦渋の決断としても、経済成長、財政再建と社会保障の三つを満足させる解は、消費税増税と経済対策ではない。
しかも、経済対策では、企業へのてこ入れをそのコアにしているのは、財務省の財政再建至上主義に対抗するためとはいえ、「まずは企業が潤えば、その後に社員の賃金も……」とのいわゆるトリクルダウン説を根拠としており、説得力に欠ける。おそらく財務省に対抗するために経産省に頼ったのだろうが、トリクルダウン説で格差が拡大した韓国の例もあり、一抹の不安を感じざるを得ない。
本コラムで再三指摘しているように、金融政策によって2年後にはデフレ脱却、経済成長が達成できる。その1年後には、基礎的財政収支が改善して、財政再建への道も開ける。と同時に、番号制、歳入庁や消費税インボイスを導入すれば、財政再建を確実にして、社会保障制度の運営も万全にできる(シリーズ日本のアジェンダ第5回も参照)。
今回の消費税増税への表明で、安倍首相の経済政策観が、与謝野氏のような増税派だと決めつけないほうがいい。増税の経済へのマイナス効果を理解しているからこそ、最善の策とは言いがたいが、経済対策を打つのだろう。さらに、本質がわかるのは、2015年10月の8%から10%への再引き上げの時だ。

1日の記者会見では、それを質問されて、安倍首相は「改めて付則第18条にのっとって、経済状況等を総合的に勘案して、判断時期も含めて適切に判断していきたい、決断していきたいと考えています」と述べている。

自民党総裁の任期は3年である。安倍首相は2012年9月に総裁になったので、2015年9月に任期が切れる。総裁選の争点として、消費税増税が浮かぶだろうが、安倍首相が経済成長重視であれば、増税阻止の立場を明確にするだろう。2016年7月に参院選、12月に衆院任期切れになることを考えると、7月にダブル選挙になるだろう。その時には、安倍首相は経済成長重視派の真骨頂がでているだろう。

期待を込めていえば、2014年4月と2015年10月の消費税増税について、①2回ともパス、②2014年4月だけ上げる、③2015年10月だけ上げる、④2回とも上げるという選択肢がある中で、安倍首相は政治的かつ冷静に②を選んだのだと思う。

それまでは、景気の腰を折らないために、財政政策と金融政策をフル稼働させるだろう。先々週の本コラムで述べたように、追加財政政策のための財源はまだ残っている。さらに、3、4日の日銀金融政策決定会合でも、追加金融緩和を行うべきだ。金融政策の効果はすぐには出ずに、本格的な効果発揮までは2年もかかる。その一部はその前に効果が出るが、それでも遅い。その効果ラグを考えると、日銀はすぐに行動すべきである。

【私の論評】安倍総理は、平成15年度予定10%増税をしない!なぜなら、安倍長期政権を樹立して、最終的には「戦後体制からの脱却」を目指しているからだ(゚д゚)!

安倍総理のツイート。

昨日も、増税で、高橋洋一氏の記事を掲載させていただいたのですが、本日も増税関連、そうしてまたまた高橋洋一氏の記事を掲載させていただくことにしました。そうして、いつもなら一部のみ掲載させていただくのですが、本日の記事は重要であり、歴史的にも大きな意味を持つものと判断したことと、このような記事は意外と短期間で削除されしまうことあるので、保存の意味もこめて、全文掲載させていただきました。じっくりご覧になってください。

冒頭の安倍総理のtwitterの内容でもわかるように、やはり、今回の増税は本当はやりたくなかった苦渋の選択だったということです。

もし、今回増税に踏み切れば何が起こったかといえば、国民からの支持は絶大なものになったかもしれませんが、自民党内部は分列することとなり、完璧に反安倍派が台頭することになったことでしょう。そうなれば、次の総裁選では、安部総理が勝てる見込みがなくなります。

増税が見送りになっても、安部長期政権は成立しなかったものと思います。おそらく、今期限りで安部総裁、総理は終わったと思います。

安倍総理は、増税しても、長期政権を狙うか、増税を見送り、短期政権で終わるのか、いずれかの道の選択を迫られたのです。

そうして、結局今回は苦渋の決断で、増税しても、安部長期政権を選んだということです。皆さんは、どう思われたかわかりませんが、私は、あの増税の発表の時に安倍総理は、心の中では泣いていたと思います。国民に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったと思います。

長期政権を狙うためとはいえ、国民に対して増税という形で負担を強いること、さらには、一方では金融緩和を行い、もう一方では、緊縮財政(増税は緊縮の一環です)を行うことの矛盾は安倍総理が一番理解していると思います。



上の記事には、いわゆる上げ潮派のこともでていましたが、残念ながら上げ潮派もマクロ経済を理解していないと思います。不況、ましてやデフレのときには、財政再建などよりも、経済成長のほうがはるかに重要であるというマクロ経済上の常識を、上げ潮派も理解していません。だからこそ、確かに自民党内にいわゆる上げ潮派がいても、今回は結局増税という事にならざるを得な勝ったのだと思います。上げ潮派自体は、増税阻止の勢力とはなり得ないと思います。

安倍総理は、今回は増税して、そのかわりに経済対策を行い、増税の影響を打ち消すという政策で乗り切ろうと考えています。そうして、15年度の10%増税はインフレ期待が、プラスに変化しなければ、阻止という腹です。これをもって、少し遅れても、経済を成長させつつ、安部長期政権を樹立させ、これをもって、まともな経済対策ができる国にすること。そうして、その次には、憲法改正などを実施して、長期政権末期には、「戦後体制からの脱却」もしくは、これに対する道筋をはっきりつけようとしているからです。

私たち日本人は、いつ戦後体制の呪縛から解き放たれるのか(゚д゚)!

そういう意味では、今回の増税もこうした長い道のりへの最初の一里塚という位置づけで考えて、なるべく、経済が落ち込まないようにすることが、安倍総理の考えです。

私たちは、この安倍総理の考えを理解し、まずは、15年度の10%増税は絶対阻止という考えで、またまた、SNS上でも、徹底的に財務省や、マクロ経済音痴の政治家を徹底的に糾弾していこうではありませんか。

私は、そうすべきと思います。皆さんは、どう思われますか?

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患者はいるのに病院が潰れる異常――財務省緊縮が地域医療を追い詰める

  まとめ 病院は患者がいないから潰れるのではない。診療報酬を国が抑え、人件費・光熱費・医療材料費だけが上がるため、患者がいても赤字になる構造に追い込まれている。 消費税の「非課税」扱いも病院を苦しめている。患者は消費税を払わないが、病院は仕入れで消費税を負担し、控除もできない。...