2007年7月29日日曜日

参議院議員選挙-自民党の惨敗

安部総理大臣の必死の選挙応援にもかかわらず、自民党は惨敗した。

参議院議員選挙、予想通り自民党が惨敗しました。当たり前ですが、本日はこの話題一色です。参議院選挙に関しては以前「兵庫のおじさん」で掲載しました。http://yutakarlson.blogspot.com/2007/07/blog-post_15.htmlこの中で、私は政治は基盤整備はできるが、その基盤の上で何かをするということはできないと、述べました。その考えは今でも変わっていませんし、これからも変わりません。なぜならこれが本質だからです。


今回の自民党の惨敗に関して、やはり年金問題がかなり影響したと思います。年金制度は基盤整備の一環であることから、多くのひとが本能的にこれは、政府のやることであり、それを怠ってきたこと、その怠りに対する自民党の対応に疑問を感じたということが、今回の惨敗につながったものと考えます。


年金制度に関して、私は最終管理部署は厚生労働省が担当するのは無論のことですが、管理運用する部門はNPOにすべきと考えます。それも、一つ二つのNPOではなく、数百程度のNPOにやらせるべきです。


NPOが年金を集めて運用し、運用益とともに年金を国にもどす、運用益の一部はNPOの収入とする、という形式が良いと思います。運用の仕方など各NPOに任せるべきと思います。規定の運用益と年金そのものを政府に提供できないようなNPOに関してはすぐに廃止する。運用益に関しても大きな運用益をあげれば、あげるほどNPOの利益が増える形式にすべきと考えます。


国民の方も数百あるNPOから、自分の好きなNPOを選ぶことができるようにすべきと考えます。資格を失ったNPOを利用していた利用者には不利益が生じないようにあらかじめ全NPOが掛け金を払う、保険制度で対応させるようにするなどの対処を行えは十分自由競争で利用者も納得の仕組みが構築することができると思います。


ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンなど利用者が自分の意図により自由に選べる年金関連NPOを多く構築すべきであると考えます。こうしたことをすることにより、年金制度は見違えるように変貌するものと考えます。社会保険庁のような古い体質の役所では、利用者から集めたせっかくのお金をすり減らすだけです。でも、私自身は社会保険庁だけが悪いとは思っていません。年金制度そのものに欠陥があったのだと思っています。


年金は、広く多くの国民からお金をたくさん集められるということ自体が非常に魅力的な制度です。この直接お金が絡む事柄に関して、本来政府が直接介入すべきではありません。銀行や保険会社、あるいは民間企業などが直接ではなく、あくまでNPO法人をつくるか、最初からそのようなNPOをつくりだすなどして実施していくべきだと考えます。社会保険庁の古い体質のまま、トップを民間人などにしても何も変わりません。お金をたくさん集められるということは、それをただおかしげな施設に投資したりなどというお役所的なおかしげな行動を誘発しますが、自由に動きまわれるNPOが自由競争を繰り広げる体制を築き、しかも世の中のため利用者のために役に立たないNPOはすぐに取り消すというシステムを導入すれば、NPOも常に自己変革を迫られ、日本経済の活性化の起爆剤にもなるものと考えます。


みなさんは、ご存知かどうかは知りません、小泉政権の時代に小泉さん自身もNPOに対する活動をしたり、新しい法律をつくらせたりし、新たな動きも見せていました。このような動きマスコミなど全く無視して、近視眼的に国民の関心を得そうな事だけ報道しているようでずが、このあたりの動きにも注目し少なくともアメリカやイギリスなみに報道してほしいものです。

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