2007年7月6日金曜日

次世代IT(3)

上は、「函館花いっぱい道づくりの会」の活動を示した画像。都市を文明化する活動の一環。次世代ITを理解するためには、コミュニティーとコミュニケーションの理解を深めなくてはならない。

前回の次世代IT(2)で述べたように、現代ITの潮流が情報処理からコミュニケーションに比重が移りつつあります。では、この潮流に適合するために、次世代ITには何が求められるのでしょうか?

次世代のITは、結論からいうと、これもまたドラッカーが言っている通り、『認知』の問題です。次世代IT(1)でも述べたように認知科学が重要視されるようになるということです。
さらに、web2.0の興隆に伴い「所有から利用へのITマネジメント」に移るということで、特に個人ユーザーに対してweb2.0によるサービスを多様化・深耕して惹きつけ多数のユーザーを集めることに成功する企業が興隆するということです。集客のためにはいかにうまくサイバーコミュニティーを構築するかが重要になります。あらゆる方法を駆使して巨大なサイバーコミュニティーを作り出すか、多数の小さなサイバーコミュニティーを束ねるかが最重要課題となります。

ドラッカーが言っていたようにかつての活版印刷技術における印刷から出版への流れと同じく、既存のITから認知科学(特に言語学、心理学)や社会学を応用し都市を文明化させるコミュニティーの構築が主な課題となります。都市の文明化については、http://yutakarlson.blogspot.com/2007/04/web20.html参照。ITはようやっと人間復権の時代へと向かいます。人間を知ることが原動力となります。従来のITは基盤づくりの役割として残り、現代でいう鉄道事業や電気・水道事業と同じような存在となります。

現状ではたとえば、ブログをつくったりするにしても、タグをどう付与するかに頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか?インターネットの世界を飛び回る言葉を主成分分析やクラスター分析などの多変量解析はできます。でも、これらの分析を実際に役に立たせるためには、人間を知らなければなりません。インターネットの中の言葉が必ずしもユーザーの本音を表しているわけではありません。今後ますます認知科学の応用分野が広まっていきます。コミュニケーションの前提のなかに「コミュニケーションは、私たちの中の一人から私たちの中のもう一人に伝わる」というのがありました。私はいかに、ユーザーや顧客と経験を共有することができるかが今後のITの本質になると考えます。

この分野奥が深いので、これからも機会を見つけてこのテーマで掲載させていただきます。

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