2007年9月14日金曜日

グーグル、環境問題に総額1千万ドルを拠出-エコな交通を目指す企業が対象



上は、トヨタのプラグイン・ハイブリッド・カーの動画です。

Googleは、環境により優しい自動車を実現するために、さらなる投資を行います。

以前、グーグル本社で、1,000枚ものピザボックス入りのピザを消費する動画を掲載したりしましたが、Google自体は、知識産業ですから、もともとエネルギーの消費は少ない企業ですし、環境問題にも熱心に取組んでいる企業です。

大手ウェブ検索サイトGoogleの非営利部門であるGoogle.orgは米国時間9月12日、プラグインハイブリッド車(家庭用電源で充電可能なハイブリッド車)など、(環境を破壊せずに)持続可能な交通の実現に関わる企業に総額1000万ドルを拠出すると発表し、公募を開始しました。

Google.orgによると、今回の公募(手続きはすべてオンライン上で行われる)は、よりクリーンな交通手段の開発を大規模に促進し温室効果ガスの排出を削減するために行われるといいます。審査に合格した応募企業には50万~200万ドルを投資しますが、役員は派遣しないそうです。

要項によると、「プラグインハイブリッド車、電気自動車、Vehicle-to-Gridソリューションの広範な商用化を可能にする革新的な取り組み、チーム、技術を持つ営利企業」を対象とする。テーマは電池に関する技術からサービスに至るまで、プラグインハイブリッド車の開発普及を促すものであれば何でもよい。審査はGoogleの従業員とその分野の専門家により行われます。

Googleは2007年6月、社用車をプラグインハイブリッド車に転換する計画である「RechargeIT」を立ち上げました。対象は、電力網か ら充電し、電力需要の多い時間帯には電力の供給も可能なプラグインハイブリッド車です。さらに同社は、発電量1.6メガWという巨大な太陽光発電装置を導入 したほか、地球温暖化対策に取り組む複数の非営利団体に100万ドルを提供してもいます。

Googleは声明で、「交通セクターの変革に要する全費用を考えたとき、1000万ドルはいかにも僅少だが、今回の公募が大きな反響を呼び起こ すことを期待しています。プラグインハイブリッド車の普及には、自動車会社による商用化が必要なだけでなく、企業社会全体が積極的に取り組む必要があるの です」と述べています。

プラグインハイブリッド車に対するこうしたGoogleの思い入れにもかかわらず、一般消費者にとって、プラグインハイブリッド車が現実的な選択 肢になることはほとんどありません。一部の自動車会社がプラグインハイブリッド車に取り組んではいますが、利用するには膨大な費用を掛けて改造する必要があるから です。

Electric Power Research InstituteとNatural Resources Defense Councilの最近の研究では、一部でも電力網を利用する自動車は従来の自動車よりも環境汚染の発生が少ないとされています。

 応募期限は、2007年10月22日までとなっています。

この試み、プラグインハイブリッド車の開発普及を促すものなら何でも良いそうですが、ピザテンフォーの車両を全部プラグインハイブリッド車に変更し、さらにはピザを紙のピザボックスなしで運ぶようにするなどという、技術的変革ではなく社会的な変革にも資金を拠出していただけるのでしょうか?少し調査をしてみようと思っています。

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